ガンダムビルドダイバーズRe:RISEとは、Youtubeのガンダムチャンネル他で配信中のサンライズ制作のwebアニメである。2019年10月10日から2019年12月26日まで1stシーズン全13話、2020年4月9日から8月27日まで2ndシーズン全13話が配信された。
概要
『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG』、『ガンダムビルドファイターズ』、『ガンダムビルドファイターズトライ』、『ガンダムビルドダイバーズ』に続くガンプラバトルアニメ第5作。
世界観は前回のビルドダイバーズから引継ぎ、2年後の電脳空間が舞台となり、この作品から観ても十分楽しめるようになっているが、物語を深く楽しむために前作のビルドダイバーズを視聴することを強く推奨する。
いままでの作品は「明るく楽しいガンプラバトルアニメ」というバラエティー色の強い作風であったが、今作は大人の視点を混ぜていくイメージということで登場人物の年齢を全体的に上げており、ひとりひとりのエピソードやキャラクターをじっくり描いていく形となっており、『機動戦士ガンダムダイバーズ』や『最早アナザーガンダム』とも評される。
本作では上記のとおり、ガンダムシリーズとしては初めて本放送をネット配信と位置付けられており、テレビ放送では視聴できない場所でも全世界が同時に視聴できるという強みを持っている。Youtubeのガンダムチャンネルで1、2話は無料視聴可能。
あらすじ
ELダイバーをめぐる第2次有志連合戦で伝説的フォースとなったビルドダイバーズの活躍から2年後。ガンプラバトル・ネクサスオンライン (GBN)では、ログイン中のダイバーの感覚をディメンション上でフィードバックする新技術により、さらに臨場感のあるプレイが楽しめるよう進化していた。
高校生の少年クガ・ヒロトは、正式なフォースに所属することなく、ほかのフォースやダイバーに雇われて活動する傭兵ダイバー。とある人物の捜索という目的でひとりディメンション内をさまようヒロトは、さまざまな事情で単独活動するダイバーたちと出会い、彼らとともにもうひとつの「ビルドダイバーズ」を結成することになる。
主なキャラクター
ダイバーネームは青字、本名は赤字で表記する。
ビルドダイバーズ
1話で主人公たちが結成した寄せ集めフォース。フォース名は前作の主人公たちのフォースと同じ名前であるが、これはストーリーミッションでフォースを組む必要があり、デフォルトネームがビルドダイバーズであったため。
登録に際し、伝説的なフォースと同じ名前であったためメンバーは混乱したが、制限時間ギリギリにメイの機転で「BUILD DIVERS」のIを小文字にすることで「BUILD DiVERS」となった。
なお、よく見るとタイトルのダイバーズも「DiVERS」となっている。
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- 主人公。17歳の高校生。ファイター、ビルダー両方で卓越した能力を持っており、フォースでの主軸として行動する。何かを探しているようで、傭兵のソロダイバーとして活動し、報酬の代わりにフィールドの探索をしている。かつてイヴというGBNダイバーと親交があったが、彼女との過去、出来事を限定ミッションの中で直面していくことになる。
また一期前半では唯一現実世界での姿も見せており、家族や幼馴染との関わりを見せている。横浜が舞台となっており、赤レンガ倉庫のような場所に現実にはない実物大エールストライクガンダムの立体像がある。
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- ビルドダイバーズの自称リーダー。動画共通サービス「G-TUBE」で配信活動をしているダイバーで、その中で同じく配信者の「キャプテン・ジオン」の熱狂的なファン。ヒロトの実力を見て、称号報酬目的で限定ミッションに誘ったことから物語が始まる。様々なパーティを渡ってきているが、ビルダーとしての腕はともかく、実力や連携力などが低く、自身のせいでピンチになっても反省をしないなどファイターとしての腕は低い。しかしフォース内ではそのお気楽さや主体性のないメンバーを引っ張る行動力などなくてはならない存在であり、彼自身も限定ミッションに参加していく中で自分の考え方、守るべきものを見つけることとなる。スタッフによると彼が視聴者にもっと近い存在であると発言している。一期最終版で現実世界での姿も登場。ヒロトと同い年だが、背丈はアバターとは正反対で大人びたヒロトと対照の年相応の少年という趣。発言や行動姿勢から漁業関係者と思われる。
各話の最後には「ジャスティス・カザミのRe:RISE NEWS」として作中に出てきたガンプラの紹介動画が放送されている。
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- ビルドダイバーズのメンバー。ソロ活動を信条としており、バトル以外に興味がなく、各バトルを渡り歩いていた。バトルではヒロトとともに中心メンバーとして活躍している。しかし限定ミッションに参加した目的や、とある人物との関りなど謎の多い人物である。
- (以下ネタバレ)
- その正体は、一種の電子生命体であるELダイバー(エルダイバー)。下記のマギーの他、前作の登場人物であるサラやモモ、そしてコーイチ、シバ・ツカサとも知己である。
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- ビルドダイバーズのメンバー。獣人のアバターで初心者ダイバー。愛称は「パル」。尊敬する兄の影響でGBNを始め、仲間とのパーティプレイやフォース結成に憧れているが、引っ込み思案な性格のために一歩を踏み出せないでいる。また空にあこがれを持っているが飛行することになにかしらのトラウマを持っている。
- 当初からビルダーとして優れた腕前を持つも、様々な要因でバトルでは力を発揮できずにいた。しかし高難度の限定ミッションをこなしていく中で、転機が訪れる。
- ・・・実は前作登場のとある人物との関係がある。カザミ同様一期終盤で現実世界で顔見せがあり、佇まいからやんごとなき家柄の人物である事が明かされている。
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- GBNダイバー
- ヒロトとかつて親交のあったGBNダイバー。彼女と過ごした日々はヒロトにとって忘れられないものとなっており、劇中でも時折フラッシュバックで思い出されている。
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- ヒーロースーツを身にまとい、GBNのマナー改善に全力を尽くす動画配信者「G-Tuber」として活動しているダイバー。元ネタは「MS ERA 0001〜0080 ガンダム戦場写真集」という画集で紹介されていたジオンのプロパガンダアニメのキャラクター。明言はされなかったが正体はほぼ間違いなくロンメル。
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- 一期では、前作から引き続き登場している唯一のキャラクター。メイと顔見知りであり、酒場で情報提供をしていた。メイの保護者でもある。
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- 山の民
ビルドダイバーズが挑戦している限定ミッションに登場するNPD。全員が犬の獣人種族で、ヒトツメとよばれる敵によって危機に陥っている。いわゆるNPCなのだが全員が妙に感情豊かで、世界観がしっかり定められているため、GBNのゲームとして参加しているダイバーたちとの認識にズレがある。
- (以下ネタバレ)実は地球から遠く離れた惑星エルドラの住人たちで、ゲーム内のNPCではなく、実際の生命をもつ異星人であった。大昔に侵略者との戦いを終え、当時の住民である古き民が皆星を離れたあとに誕生した種族「新しき民」とも呼ばれる存在である。
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- ヒロトたちを導く水先案内人。好奇心旺盛で早とちりが多い性格。彼が遺跡に祈ったことで創造主様(ダイバー)たちがやってきたと思っており、ヒロトたち4人を遺跡の中の映像で目撃した「ビルドダイバーズ」であると確信している。5人目のビルドダイバーズのメンバー。
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- フレディの姉であり、正義感の強く、冗談の通じない性格。ビルドダイバーズのことを懐疑的にみており、ゲーム内のミッションと思って村に被害が出るような作戦を言ったビルドダイバーズを非難していたが、すこしずつ彼らを信頼していく。後半でのカザミとのやり取りはほぼ夫婦。
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- ヒトツメ
山の民を襲う謎の敵。ヒトツメとは山の民たちが名付けた通称ですべての機体が一つ目であることに由来している。限定ミッションの敵であり、高難易度のこともあり、それぞれの機体が非常に強力な存在となっている。
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- ヒトツメに所属している仮面のダイバー。寡黙な男でガンダムゼルトザームに乗る。その正体はGBNダイバーのシドであり、現在リアルであるシドー・マサキは昏睡状態となっている。
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- 謎の人物であり、ホログラフィーでヒロトたちの前に現れる。
- (以下ネタバレ)その正体は古き民が外敵要因からエルドラを守護するために造られた人工生命体で、エルドラで新たに生まれた新しき民を敵と認識して攻撃している。ヒロトたちと同じようにGBNへアクセスでき、そこから得たデータでエルドラシリーズ、アルスコアガンダムなどを作り上げた。
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- 現実世界
- ヒロトの幼馴染でクガ家の隣に住み、家族ぐるみでの付き合いがある。学校では弓道部に所属しており、その傍ら「G-CAFÉ」のスタッフとして働き始める。ガンダム知識はまだ覚え始めの段階であり、過去に何かあったヒロトを心配している。6人目のビルドダイバーズメンバー。
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- ヒロトの両親でフリーの脚本家の父とフリーの翻訳家の母。筆の進みに波のある夫をしっかり理解し、見守る母と夫婦仲は良好。
主なメカ
- コアガンダム → コアガンダムⅡ
- ヒロトが作成したオリジナルガンプラ。
GBN開始前の原体験、そしてイヴとの交流の中で完成に至った経緯のある機体。
コアガンダムは通常の機体よりも一回り小さいが、それを生かした機動力やサポートメカとの連携、ヒロトの操縦技術によって非常に高い戦闘力を持っている。さらに手足を折り畳み、サポートメカのアーマーと合体する「プラネッツシステム」によってさまざまな形態になることが出来る。
「プラネッツシステム」は各惑星に由来する名前が付けられており、コアガンダムからドッキングする際は「コアチェンジ、ドッキング・ゴー」、ある形態から別形態へ換装する際は「コアチェンジ、A トゥ B」。換装せず一部のパーツのみ装着する場合は「リミテッドチェンジ、A トゥ B」となる。
- コンセプトはガンダムAGE-1、AGE-2、AGE-3のAGEシステム(コア+換装ユニット)に近いが、フレームを変えるのではなくコアガンダムを内蔵フレームとして全身にアーマーを装着し、形態を変更する。後述のビルダーズパーツの存在からもパッケージングとしてAGEシリーズとガンダムF90のミッションパックの折衷と云える。
- アニメ2期からはコアガンダムⅡに改良。
激化する戦闘に合わせて各部の強化が加えられて体格が良くなっている他、尾部に機首パーツを備え、単独での変形飛行が可能になっており、純粋な強化型機体といえる。
初期のコアガンダムと同様のアーマーと合体することが可能だが、細部のデザインが異なるため便宜上「~Ⅱ」という呼称で呼び分けられる。
立体化に当たっては色違いのコアガンダムと同梱するアーマー本体でのキット構成に加えて、ビルダーズパーツの各種アーマーの追加武装により劇中の姿を再現する
(アースリィ・ジュピターヴ・ユーラヴェンはキット単体で完結。メルクワン・サタニクス・ネプテイトはアーマーのみでの販売であり、再現するには別キットからコアガンダムかⅡを持って来るか単品売りのコアガンダムⅡ(単品版はG3、ティターンズカラーのみのため、劇中再現のためには要塗装)が必要となる。)
◆アースリィガンダム
由来:太陽系第三番惑星地球→Earth+Three→アースリィ
本作の顔でもある青色主体のアーマー。
単純に体格が他のモビルスーツ並みに大きくなることによる白兵戦での運動・出力面での強化は勿論、コアガンダム時に使用していたビームガンに追加の銃身を装着することに伴う射撃戦の強化も施されるオールラウンダータイプ。
◆マーズフォーガンダム
由来:太陽系第四惑星火星→Mars+Four→マーズフォー
格闘戦を主体とした赤色主体のアーマー。
背部にマウントされた大型剣と、それを合体させての超大型剣を使用してのパワフルな格闘戦を旨とする。
大型剣は加熱機構を備えており、ヒート剣として敵装甲を溶断する。
◆ヴィートルーガンダム
由来:太陽系第二惑星金星→Venus+Two(”Ⅱ”)→ヴィートルー
制圧射撃を主体とした緑色主体のアーマー。
背面マウントにビームキャノン、ミサイルポッドを備え、腕部のビームライフルなど、豊富な射撃武装による対多数戦が主体。
重装だが、ホバー移動を主体として平面機動力は全く損なわれていない。一方、飛行能力はサポートユニットの援助が必要となる。
◆メルクワンガンダム
由来:太陽系第一惑星水星→Mercurius(ラテン語の水星)+One→メルクワン
水中戦闘を目的とした藍色主体のアーマー。
水中用での推進ポッド、銛や魚雷の発射機構、水中用ビットといった複合武器を搭載した深海戦闘用アーマー。
特に水中用ながら、ビットを射出したオールレンジ攻撃や、ビットを他の機体に付着させ、推進機能によって操縦を乱したり、補助したりなど、小技も豊富な機体。
◆ジュピターヴガンダム
由来:太陽系第五惑星木星→Jupiter+Five→ジュピターヴ
宇宙空間を志向した白色主体のアーマー。
背部に2つのGP-01フルバーニアンのような配置になったポッドは合体時の高い推進力を生むほか、分離してのビームシールド、ビームによる攻撃能力を持つビットであり、必要に応じて能力を選択可能。
ビームライフルもガトリング型アタッチメントを搭載したり、分離可能な前腕部のマニファービット等、手数を主体としたセッティングとなっている。
◆ユーラヴェンガンダム
由来:太陽系第七惑星天王星→ūranos+Seven→ユーラヴェン
砲戦・狙撃のための装備が揃った紺色主体のアーマー。
背部に3つのセンサービット、2つの有線センサーにより敵を索敵し、アースリィよりも絞りの効いた狙撃用アタッチメントによる遠距離射撃を可能とする。
ヒロトとしては、とある事件に立ち会った”いわくつき”のアーマーであり、虎の子として使用を制限していたが、必要に迫られ、再度持ち出した。
◆サタニクスガンダム
由来:太陽系第六惑星土星→Saturn+Six→サタニクス
強力な敵機体の無力化のために新造された橙色主体のアーマー。
各部関節を増強することによるマッシブ化とドリルやクローアームによるトルクでの破壊力を追求した特化武装が特徴であり、尋常ならぬ火力を持つ敵機を武装ごと粉砕し、無力化するという目的のためにヒロトが新造する。
◆ネプテイトガンダム
由来:太陽系第八惑星海王星→Neptune+Eight→ネプテイト
イヴの『(GBNの転送機能によらず)GBNを旅したい』という夢を叶えるべくこのアーマーを構想していたが、完成していなかった翠色主体のアーマー。
戦闘用ではなく、特殊巡航のために作成され、ネプテイトユニットを展開させることで、光推進システムのヴォワチュール・リュミエールを稼動することが可能。
紆余曲折あり、決戦のために仲間と共に完成させた。
(以下ネタバレ)
◆リライジングガンダム
由来:太陽系恒星→ サンライズ 日の出 → Rerising
最終決戦において敵の主砲を沈黙させるためにメンバー全員の協力の下完成した“合体マシン”
コアガンダムⅡの中心にイージスナイトのフレーム部が上半身、ウォドムポット+が下半身、エクスヴァルキランダ―のアンテナ、翼、武器が推力システムとして合体した機体。その姿はいびつなところがあるが、本来バラバラだった4人の力が一つとなった姿といえる。
エネルギーの奔流によって金色に輝き、超戦略級の必殺技「グランドクロスキャノン」を放つことが出来る。
◆エクストラリミテッドチェンジ
GBNでの決戦において、アルスに奪われたアースリィアーマーと破棄されたネプテイトアーマー以外のアーマーを装着したミキシング形態。
それぞれ頭、左肩:ジュピター、胴体、背中:ウラヌス、右肩:サターン、左腕:マーキュリー、右腕:ヴィーナス、両足:マーズが装着されている。
ほぼ1カットのみの登場であるが、これまでのアーマーの総決算及びプラネッツシステムの拡張性を表す形態である。
- ガンダムジャスティスナイト
- カザミが使用するインフィニットジャスティスガンダムの改造機。
正義の騎士をコンセプトにしており、武装の数は減らされて簡素化されている他、ビームを放てるショットランスやシールド、マント状のリフターユニットを装備するなど防御力、近接戦闘力を高められている。
名前の由来はインフィニットジャスティスガンダムの機体名の初期案。
- ガンダムイージスナイト
- 2期でカザミが使用するイージスガンダムの改造機・・・なんだが、実際はデザインモチーフに過ぎず、ベースはインフィニットジャスティスガンダムで後述のMA形態への変形機構や特徴的な武装は全て追加装備という形でビルドされている。
- 上記ジャスティスナイト同様騎士スタイルがコンセプトなのは変わらないが、攻撃と突撃特化だったジャスティスナイトと対照的に防御面の強化が顕著で特に激化する戦闘に対応すべく、シールドを中心に強度面に入念な強化が施されており、タンク役としての運用がより先鋭化する形となった。機動性の高さも「仲間の元へ迅速に到達して対応する」という真っ当な運用でありタンク役と云っても所謂「攻勢防御」担当と云える。
- MA形態も方錐状の巡航形態(背面部が機首になり脚部は推進機のため構造的にはウイングガンダムに近い)と強襲形態(上記の通り原型機に似せた構造である)となっている。また、腰部スラスターとバックパックをコアファイターとして分離するコアガンダムを参考にした構造も設けられている。
- また、高出力武装であるハイパービームソード(ショットランサーとシールドの結合により放出される巨大なビームソード)を展開する際に最大出力を出すための「キングモード」が存在する(こちらのモチーフはSDガンダムのキングガンダム)
- ウォドムポッド
- メイが使用する「∀ガンダム」が出典であるMAウォドムの改造機。
40mもあるウォドムを30mほどに小型化しているが、頭部左右のランチャーによる原型と変わらない火力と、強靭な構造を利用したキックを武器としている。チームメイトの他の機体と比べ立体化(HGキット)が2020年6月と遅れたが、ウォドムポッド+として改修バージョンも製作できるようになっている。
- (以下ネタバレ)
- モビルドール・メイ
- ウォドムポット内部に隠された機体で、緊急時に外部装甲をパージして登場する。つまり、“ポッド”の名前の由来は本機の格納ユニットとしての意味合いでもあった。
痩身の女性であるメイの造形が再現された機体であり、二丁拳銃と体術よるトリッキーな戦闘、そして身軽さゆえに大型武器を振るう敵機を格闘戦で凌駕することも可能。
残念ながら実際のガンプラでモビルドール・メイをウォドムポットに内蔵することは不可能。
- ヴァルキランダー
- パルヴィーズが使用するガンプラとは思えない龍、恐竜をモチーフにした機体。口から炎を吐くなどの攻撃手段を持つ。恐竜モチーフとネームから第一期SDガンダムブームで興った「ガンドランダー」シリーズの系譜を受け継ぐ機体。パルヴィーズは「モルジアーナ」の愛称で呼んでいる。恐竜形態は「ガンドラゴン」と呼ばれ、変形する事で人型形態「ドラゴンフュージョンモード」になり、強化パーツ「アヴァランチレックスバスター」を装着することで「アヴァランチヴァルキランダー」となる。
ベースモチーフはガンダムアストレアTYPE-F(正確には近代改修機であるF2)で強化形態であるアヴァランチヴァルキランダーはガンダムアヴァランチアストレアTYPE-Fダッシュである。
- エクスヴァルキランダー
- 2期でパルヴィーズが使用するヴァルキランダーの改修機。モチーフはガンダムアストレア(赤に塗り替えられる前のアストレア)でカザミの機体同様先祖返りを起こしている。ヴァルキランダー同様、ガンドラゴンモードへの変形機構を持つ。
パルヴィーズの技量の向上も相まって、トランザムシステムと同様の強化機能『ガンドランザム』による高速戦闘もこなせるようになっている。
- ν-ジオンガンダム
- キャプテン・ジオンが使用するνガンダムの改造機。νガンダムにジオンの意匠(主にライバル機であるサザビー)を加えた機体であり、ファンネルとしても使えるケープスラスターやボウガン、巨大な剣に変形するジオニックソードでマナー違反者を断罪する。
- ガンダムゼルトザーム
- 仮面の男が使用するガンダムMk-Ⅲの改造機。悪魔のような外装と異形の右腕の左右非対称の姿が特徴的な機体で、マシンガン内蔵の巨大な槍とバスターランチャーがメイン武器でそれらを伸縮自在な右腕と組み合わせることで攻撃範囲を拡大させ、単機でビルドダイバーズ全機と渡り合えるほど強大な機体・・・なお、現実世界において、この機体のベースと思われるガンプラもまた存在する・・・
- エルドラシリーズ
- ストーリーミッションに登場するモビルスーツであり、デスアーミー、ドートレス、ウィンダム、ダナジンの改造機。ミッション難易度が高いこともあり、どれも非常に強力な機体となっている。
- エルドラコアガンダム → フェイクνガンダム、デュビアスアルケーガンダム、リバースターンX
- アルスコアガンダム → アルスアースリィガンダム
- コアガンダムに酷似したガンダム。頭部が紫色に発光しているのがエルドラコアガンダム、赤く発光しているのがアルスコアガンダムである。コアガンダムと同規格のプラネッツシステムを搭載しており、各アーマーを装着することでアルスアースリィガンダム、フェイクνガンダム、デュビアスアルケーガンダム、リバースターンXになることが出来る。
コアガンダムとは違い、輸送ユニットが存在しないため、アーマーが直接飛んできて装着する形となる。実際のガンプラでは他のプラネッツシステムを装着することもでき、コアガンダムもそれぞれのアルスコアガンダムのアーマーを装着することが出来る。最終回ではそれ活かしてヒロトのアースリィアーマーを強奪し、襲い掛かってきた。
用語
- ELダイバー(エルダイバー)
- GBNダイバーたちのほんのわずかなデータの残滓や、想いのかけらなどが積み重なって誕生したGBN内部での一種の電子生命体。2年前の第2次有志連合戦での事件で存在が明らかになった。
現在では依り代としてのガンプラ(モビルドール)にプログラムをサルベージすることにより、現実世界に転移し、普通のダイバーと同じ活動ができる技術が確立されている。この物語現在で87名のELダイバーが存在している。
スタッフ
主題歌
- 一期オープニングテーマ【リライズ】
- 歌:スピラ・スピカ / 作詞 - 幹葉 / 作曲 - 鈴木静那 / 編曲 - If I
- 一期エンディングテーマ【MAGIC TIME】
- 歌:スダンナユズスリー / 作詞 - 須田アンナ、武部柚那、YURINO / 作曲 - KENTZ、MARIA MARCUS / 編曲 - KENTZ
- 二期オープニングテーマ【HATENA】
- 歌:PENGUIN RESEARCH / 作詞 - 堀江晶太 / 作曲 - 堀江晶太 / 編曲 - 堀江晶太、PENGUIN RESEARCH
- 二期エンディングテーマ【Twinkle】
- 歌:スピラ・スピカ / 作詞 - 幹葉、樹 / 作曲 - 渡辺翔 / 編曲 - If I
関連動画
外部リンク
関連項目