1998年クラシック世代とは、競馬において1995年に生まれ1998年にクラシック競走を走った(旧4歳、現3歳を迎えた)競走馬の世代である。
長期欧州遠征でサンクルー大賞(仏G1)を勝ち、凱旋門賞でモンジューの2着に敗れ、1999年の年度代表馬、JRA顕彰馬に輝いたエルコンドルパサーを代表とする世代。あるいはダービー馬として春秋天皇賞勝利を含む古馬王道全連対を成し絶大な人気を誇った「日本総大将」スペシャルウィーク、そのスペを宝塚記念と有馬記念で下したグランプリ3連覇の「怪物」グラスワンダーを代表とする人もいるかもしれない。
その他、菊花賞で世界レコードを叩き出したクラシック2冠の芦毛の逃亡者セイウンスカイ、11度のGⅠ挑戦で栄冠を得た不屈の良血馬キングヘイロー、春秋マイル連覇のエアジハード、国外の直線でG1を2勝した直線番長アグネスワールド、1998年スプリンターズSでタイキシャトルとシーキングザパールをまとめて破ったマイネルラヴなどがいる。
他の実力馬としては皇帝シンボリルドルフの最後の大物ツルマルツヨシ、2001年有馬記念で人気薄で2着に突っ込んだアメリカンボス、芝中長距離重賞の常連スエヒロコマンダー、阪神2000巧者でマイルでも活躍し毎日王冠でグラスワンダーを追いつめたメイショウオウドウなどがいた。
牝馬では牝馬二冠に2000年エリザベス女王杯を勝ったファレノプシスとオークス馬エリモエクセルが代表。他に古川吉洋にGⅠを贈った抽籤馬の3歳女王アインブライド、牝馬三冠で3着・2着・3着に敗れたエアメサイアの母エアデジャヴー、繁殖牝馬としてダイワエルシエーロを生み孫世代ではキセキを輩出した桜花賞2着馬ロンドンブリッジ、オレハマッテルゼの姉で悲運の最期で知られるエガオヲミセテもこの世代。
ダートにおいては、2000年のフェブラリーSと第1回JCダートを勝ったウイングアローが代表。南部杯を勝ったあとに故障で予後不良になってしまったニホンピロジュピタ、東京大賞典を勝ったスマートファルコンの兄ワールドクリークもこの世代。スマートボーイやスナークレイアース、マイターンなどもダート重賞戦線で活躍した。
地方競馬には、中央から南関に移籍後に活躍し川崎記念を勝ったインテリパワー、帝王賞を勝った21世紀唯一のボワルセル系GⅠ馬マキバスナイパーのほか、史上初の高知三冠馬カイヨウジパングや佐賀と荒尾で15戦15勝の成績を残したツルマルサンデー、北関東ダービーなど40勝を挙げた栃木の名馬イヴニングスキー、「ファストフレンドはとどかにゃい!」の立役者ハカタビッグワンなどがいた。
その他、ビワハヤヒデとナリタブライアンの弟ビワタケヒデや、メジロマックイーンの初年度産駒エイダイクイン、人気薄でダービー2着に突っ込んだボールドエンペラー、珍名馬ロバノパンヤなど。2位入線ながら負担重量不足で失格となった事件で知られるシンコウシングラーもこの世代。
特筆すべきは、この世代は当時存在したJRAの平地GⅠを完全制覇したことである。そうした特徴的な記録や印象的なレコードによる勝利に加えエルコンドルパサーとアグネスワールドの海外での活躍もあって最強世代に推す人も多い。
しかし障害やダートはともかく芝の平地部門では2000年に入ると有力馬の引退や故障などもありあまり活躍ができず、台頭してきた1歳下のテイエムオペラオー・メイショウドトウら1999年クラシック世代に古馬王道で上位を独占されてしまうことになった。他に最強世代として名前があがることの多い1988, 1999, 2002, 2012, 2018年クラシック世代などが5歳・6歳と勝利を積み重ねていったのとは対照的である。
| 競走名 | 1999年 (旧5歳) |
2000年 (旧6歳) |
2001年 (現6歳) |
2002年 (現7歳) |
2003年 (現8歳) |
2003年 (現9歳) |
2004年 (現10歳) |
2005年 (現11歳) |
2006年 (現12歳) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 阪神スプリングジャンプ | ファイブポインター | ダンシングターナー | カネトシガバナー | ||||||
| 中山グランドジャンプ | [豪]karasi | [豪]karasi | [豪]karasi | ||||||
| 京都ジャンプステークス | |||||||||
| 東京ハイジャンプ | レガシーロック | カネトシガバナー | |||||||
| 新潟ジャンプステークス | エイシンワンサイド | チアズニューパワー | |||||||
| 小倉サマージャンプ | ロングイカロス | レガシーロック | |||||||
| 阪神ジャンプステークス | |||||||||
| 東京オータムジャンプ | マキハタコンコルド | ||||||||
| 京都ハイジャンプ | ロードアトラス | ||||||||
| 中山大障害 | ランドパワー |
| 競走名 | 1998年(旧4歳) |
|---|---|
| 1000ギニーステークス | Cape Verdi |
| 2000ギニーステークス | *King of Kings |
| オークスステークス | Shahtoush |
| ダービーステークス | *High-Rise |
| セントレジャーステークス | Nedawi |
| 競走名 | 1998年 (3歳) |
1999年 (4歳) |
2000年 (5歳) |
2001年 (6歳) |
2002年 (7歳) |
(8歳) |
(9歳) |
2005年 (10歳) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
クイーンエリザベス2世カップ |
||||||||
ガネー賞 |
Dark Moondancer | |||||||
シンガポール航空インターナショナルカップ |
2000年新設 | |||||||
タタソールズゴールドカップ |
Shiva | |||||||
コロネーションカップ |
||||||||
アスコット・ゴールドカップ |
Enzeli | |||||||
サンクルー大賞 |
エルコンドルパサー | |||||||
エクリプスステークス |
||||||||
キングジョージVI世&クイーンエリザベスステークス |
||||||||
アーリントンミリオンステークス |
非開催 | 非開催 | Chester House | |||||
インターナショナルステークス |
Royal Anthem | |||||||
バーデン大賞 |
Tiger Hill | Tiger Hill | ||||||
アイリッシュチャンピオンステークス |
||||||||
マンノウォーステークス |
With Anticipation | With Anticipation | ||||||
アイリッシュセントレジャー |
||||||||
ターフクラシック招待ステークス |
||||||||
カドラン賞 |
||||||||
凱旋門賞 |
Sagamix | |||||||
チャンピオンステークス |
Alborada | Alborada | ||||||
カナディアンインターナショナルステークス |
Royal Anthem | |||||||
ジョッキークラブ大賞 |
||||||||
コーフィールドカップ |
Sky Heights | |||||||
ロワイヤルオーク賞 |
Alcazar | |||||||
コックスプレート |
Sunline | Sunline | ||||||
メルボルンカップ |
||||||||
ブリーダーズカップターフ |
||||||||
香港カップ |
||||||||
香港ヴァーズ |
| JRA賞 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 表彰部門 | (現2歳/旧3歳) |
(現3歳/旧4歳) |
(現4歳/旧5歳) |
(現5歳/旧6歳) |
| 最優秀3歳牡馬 | グラスワンダー | 3歳限定部門 | ||
| 最優秀3歳牝馬 | アインブライド | 3歳限定部門 | ||
| 最優秀4歳牡馬 | エルコンドルパサー | 4歳限定部門 | ||
| 最優秀4歳牝馬 | ファレノプシス | 4歳限定部門 | ||
| 最優秀5歳以上牡馬 | エルコンドルパサー | |||
| 最優秀5歳以上牝馬 | ファレノプシス | |||
| 最優秀父内国産馬 | エアジハード | |||
| 最優秀短距離馬 | エアジハード | |||
| 最優秀ダートホース | ウイングアロー | ウイングアロー | ||
| 最優秀障害馬 | ||||
| 年度代表馬 | エルコンドルパサー | |||
| 特別賞 | スペシャルウィーク | |||
| グラスワンダー | ||||
| 表彰部門 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 最優秀2歳牡馬 | Favorite Trick | 2歳限定部門 | |||
| 最優秀2歳牝馬 | Countess Diana | 2歳限定部門 | |||
| 最優秀3歳牡馬 | Real Quiet | 3歳限定部門 | |||
| 最優秀3歳牝馬 | Banshee Breeze | 3歳限定部門 | |||
| 最優秀4歳以上牡馬 | 4歳以上限定部門 | Victory Gallop | |||
| 最優秀4歳以上牝馬 | 4歳以上限定部門 | Beautiful Pleasure | Riboletta | Gourmet Girl | |
| 最優秀芝牡馬 | |||||
| 最優秀芝牝馬 | Soaring Softly | ||||
| 最優秀スプリンター | Reraise | Artax | |||
| 年度代表馬 | Favorite Trick |
| 前世代 | 当記事 | 後世代 |
|---|---|---|
| 1997年クラシック世代 | 1998年クラシック世代 | 1999年クラシック世代 |
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掲示板
32 コンドル
2025/08/08(金) 20:12:04 ID: q5f/XUZCCW
グラスワンダー逝ってしまったか…。
まだ存命なのはツルマルツヨシだけか?
33 ななしのよっしん
2025/08/08(金) 20:49:15 ID: FbH4SV9DXW
34 ななしのよっしん
2025/08/08(金) 20:50:18 ID: B1zWrzksnf
G1馬はグラスに勝ったエア爺たった一頭になってしまった。
重賞馬ならツヨシの他にも、ロンドンブリッジ(ダイワエルシエーロ・グレーターロンドンの母)などが健在、それ以外ならアドマイヤジャパンに好かれているスカーレットレディ(ヴァーミリアンの母)もこの世代。エモシオンも先月亡くなっていたのか・・・
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最終更新:2026/01/22(木) 10:00
最終更新:2026/01/22(木) 10:00
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