「えへへ?♪ お兄ちゃんがほめてくれるなら、カレン、がんばるね」
カレンチャン(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「カレンチャン」をモチーフとするウマ娘である。 CV:篠原侑
概要
誕生日:3月31日 身長:155cm 体重:ひ・み・つ スリーサイズ:B83・W55・H79
カワイイの権化。ウマスタグラムで、300万フォロワーを誇る自撮りの天使。生まれてから秒で自分のカワイさに気づき、その魅力で両親や先輩を屈服させ、人生のピラミッドを登ってきた。自分がいかにカワイイかを示すため、トゥインクルシリーズの頂点を目指す。
とってもおしゃまなイマドキの女の子。無邪気で気分屋だが、おだてられてやる気になれば信じられない実力を発揮する。トレーナーのことを「お兄ちゃん」と呼んで懐いている。
(リニューアル前)
甘え上手な小悪魔妹系ウマ娘。表の顔は「Curren」という超有名ウマスタグラマーである。
リニューアル後プロフィールでは何か異様な文面になっている通り、「カワイイ」という概念に関して尋常でないこだわりを持ち、その計算され尽くした「カワイイ」は対面した常人の精神を狂わせてしまうほどの魔力を持つ。
実際には生まれてから秒ではなく3歳で「カワイイ」を目指すと決めたらしい彼女にとっては、レースで死力を尽くすウマ娘も一つの「カワイイ」存在であり、その「カワイイ」を手に入れるためにレースを走ることにした。
一見では媚びを売るばかりで不真面目に見えるかもしれないが、理想の「カワイイカレンチャン」の姿を保つために努力を怠らず、かつそんな努力や素の姿を決して他人には見せようとしない(素の姿という概念があるのか疑わしいほど)、極めてストイックなウマ娘である。
一人称は「カレン」。モチーフ馬の「カレン」は人名に由来する冠名であり、馬名から架空の人物名に先祖返りしている。他のウマ娘からは「カレンチャン」と省略せずに呼ばれることも多い。
トレーナーのことを「お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と呼び、デートをねだるなど非常に近い距離感で接してくる。ゲームのウマ娘ストーリーでは幼い頃に一度会っていたことが回想され(存在しない記憶ではない)、トレセン学園で偶然再会したことで見初められた。
その一方で実の兄もいるようで、そちらのことは「兄さん」と呼ぶ。ただ、「兄さん」について語る時は決まって過去形であり、おそらくは……?
勝負服はそんなカワイイイメージからはちょっと意外な白黒縞模様のドレス。実際の勝負服のカラーリングそのままである。ゲームでの実装版もほぼ同じ。
アニメにおいては長いこと登場していなかったが、2023年配信の「ROAD TO THE TOP」にて遂に登場。
同室であるアドマイヤベガを心配する役回りであったが、メインキャラのウマ娘の中では唯一名前が一切呼ばれていない。
その後はアニメ3期の第10話にて本編初出演。エアグルーヴ、マヤノトップガンと共に下記ゲーム内での「朔月のマ・シェリ」(花嫁衣裳)でステージに立っていた。
ゲームでの扱い
育成ウマ娘:フィーユ・エクレール
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育成ウマ娘:朔月のマ・シェリ
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育成目標
- ジュニア級6月:メイクデビューに出走
- ジュニア級12月後半:ファンを3000人集める
- クラシック級3月前半:フィリーズレビュー(G2)で5着以内
- クラシック級5月後半:葵S(G3)で5着以内
- クラシック級6月後半:函館スプリントS(G3)で3着以内
- クラシック級9月後半:スプリンターズS(G1)で3着以内
- シニア級3月前半:オーシャンS(G3)で3着以内
- シニア級3月後半:高松宮記念(G1)で1着
- シニア級9月後半:スプリンターズS(G1)で1着
概要
サービス開始時はマヤノトップガンのSR、ダイワスカーレットの育成イベントの一部で登場するのみであったが、2021年4月15日に育成ウマ娘として実装。
このしばらく前からレジェンドレース・スプリンターズSが予告されており、スプリンターズSに縁のある実装済みウマ娘が少ないことから、レジェンドレースの開催に合わせて新しい短距離ウマ娘が追加されるのではないかという予測が前々からあった。唯一レースライバルで登場しているニシノフラワーが有力視されていたのだが、正式なイベント予告で公表された「4人目の対戦相手」の部分が、汎用シルエットながら背景色がカレンチャンのものと一致していたことでこちらを有力視する声も強くなっていた。
史実のレース傾向(後述)から考えれば妥当とはいえ、短距離A・マイルD・中長距離Gという現状他に類を見ない極端な距離適性を持つ。
スピード10%にパワー20%。脚質適性Aは先行のみと、先行型での育成を重視した要素が揃うほか、2つあるレアスキル枠がどちらも前方から後方へのデバフとなっているのも特徴。
固有スキル「#LookatCurren」はレース中間にて好位置から追い抜くと発動、続けて好位置を取りつつ追い抜き、というもの。条件に関してはかなり絶妙な位置取りが求められる扱いにくいものだが、発動すると強烈な加速でゴボウ抜きを始めるため、そのスキル名通りに注目を集めることは間違いない。
ジューンブライド衣装版[朔月のマ・シェリ]は2022年5月末に追加。黒一色のウェディングドレスとなっている。
クセの強い部分を削って扱いやすくしたような感じで、運用は大きく変わらない。
固有スキル「One True Color」は350mという指定がミソ。1200mだと加速中の距離なのだ。「抜け出しやすくなる」=速度・加速力両面の効果であり、短距離のための強力なスキルである。400mにしてくれれば1200にて最強なのだが限度があるということか。
一応ほとんどの距離帯で速度スキルとしては機能するが、それをありがたがれるのは生粋のお兄ちゃんお姉ちゃんくらいであろう。
ストーリーにおいては、史実をちゃんとなぞるというのは状況上不可能なので、方向性を(注目度の低い)短距離路線に定め、その舞台を如何にして盛り上げるかというインフルエンサーとしての活躍が主となっている。目標レースは全て短距離になっているのでバクシン教本家にすら勝るシンプルな攻略となるが、最終目標のレースは意外な縁で集結した複数名のシナリオライバル全員にURAファイナルズ相当のスピードとパワーが備わっている。育成に甘えがあれば拮抗勝負の末バ群に埋もれたり逃げ切れず差されたりで容易くふるい落とされる事となるだろう。
史実・ifネタとして3年目に目標外のサマースプリントシリーズに挑戦(任意参加)といったイベントが発生する。史実にちなんだ指定3レースをすべて勝利すれば「スプリントギア」スキルヒント等ボーナスを獲得できるが、夏合宿が1ターン潰れることや、終盤でレースにターンを費やすことが育成システム的に不利に働きやすいため積極的には狙い難い。
その狭すぎる適性ゆえ、通常のシナリオでは固有スキルのレベルアップのためのファン数確保が辛く、レースに出まくることを求められる「クライマックス」ではどうしようもなく不利(マイル適性を仕込んでやっと普通の短距離ウマ娘相当に。マイル用の育成ならマイル適性を上げることに無駄がないのでマシ)。この時期は不遇と言わざるを得ない立場であった。一方で目標レース数は少なめなので他のシナリオなら特段育てにくくはない。
ライスシャワー同様、「お兄ちゃん」or「お姉ちゃん」を含むボイスはそれぞれ聴かないとボイスリストに追加されないので、ボイス収集時には要注意である。
サポートカード
SSR[かなし君、うつくし君]
2022年10月末に登場。ストイベ「晩秋、囃子響きたる」合わせの賢さタイプSSR。
所持スキルは当然短距離特化で、デバフの「差しためらい」「かく乱」だけ例外。
レアスキルの「準備万全!」はハッキリ言って微妙だが、1回目の下選択肢で中断の代わりに体力+30&汎用性の高い「遊びはおしまいっ!」が取れるため、こっちを前提とすると非常に便利。
トレーニング効率はそれなり程度だが、得意率65・初期絆ゲージ30は環境上位とされる賢さSSRと比べても一段高く、総合的には見劣りしない。レースボーナスも10%。
SR[ほっと♪きゅーとメモリー]
サポート効果に関してはちょうど[かなし君、うつくし君]と似たような傾向で、スピードSRとしては上位を争える性能。ただしスピードボーナス寄りなので、パワーを副次的に上げるのは苦手。
同様の所持スキルに加えて、連続イベントで(直線コースの場合を除けば)非常に使いやすい「短距離コーナー○」を回収できるので、短距離育成でスキルが不足しがちな時にはありがたい性能。
関連ウマ娘
- アドマイヤベガ
- 「妹」に大きな地雷があるウマ娘。『うまよん』では不用意に彼女を「お姉ちゃん」と呼んで睨まれたが、怯まずグイグイ踏み込んでいつの間にか妹分のポジションになっていた。ゲームにて同室であることが判明し、主にカレンからグイグイ行く親密な関係として継続的に描かれている。なお、カレンも家族を亡くしている共通点がある(と思われる)が、そこは話題に上らない。『うまよん』時点では「お兄ちゃん」だけで「兄さん」の設定は表に出ていないため、その点も意識していたのかは不明。
- スマートファルコン
- ウマドル。理想像を演じる在り方自体は似ているが、カワイイで在ることに一切の隙がないカレンにファル子が恐れをなしがち。
- マルゼンスキー
- 『うまよん』ではセンスが古いと言われることを気にして「イマドキ」のカレンに相談にやってきた。モチーフ馬は曾祖父(母母父)。
- アストンマーチャン
- 人々に知られたいウマ娘で、レース抜きでも有名人なカレンはある種の理想像とも言える。カレンのもとに辻映りしにいくと即バレしつつ神対応されているらしい。「カレンチャンさん」という禁断の呼び方をされている。モチーフ馬は同じ純スプリンター牝馬(あちらはマイルも多少経験しているが)で、実在人物の愛称からの名前というピンポイントな共通点もある。
史実
自信、ゆるぎなく
桜。海風。色づく葉。
めぐる季節と自身の成長を無邪気に楽しみながら彼女は
名馬への階段を一気に駆け上がっていった。
2011年の最優秀スプリンター。短距離路線の整備が進んだ時代の競走馬なのもあり、5歳までの現役を通して1200mか1400mのレースしか走っていない純然たるスプリンターである。
2007年生まれの牝馬。父クロフネ、母スプリングチケット、母父トニービン。馬名は馬主の娘の名前に由来する冠名に愛称の「ちゃん」をつけたもの。つまりその名は娘さんご本人のようなものと言えなくもなく、ウマ娘カレンチャンは言わば人間→馬→人間(ウマ娘)という二度手間擬人化……。
武豊・国分恭介が各1戦、鮫島良太が2戦騎乗した後、2010年5月以降は、川田将雅が騎乗した2011年2月の山城ステークスを除き、池添謙一が全ての手綱を握った。
2歳の12月にデビューするも、新馬戦を2着に敗れる。3歳初戦で未勝利戦を突破し、5戦3勝の成績で半年間の休養に入る。明けて4歳の2月に山城ステークスを勝利すると、G2阪神牝馬ステークス、G3函館スプリントステークス、G3キーンランドカップと重賞を3連勝。4歳秋にしてG1初挑戦となるスプリンターズステークスも快勝し、怒涛の5連勝でG1ウィナーとなる。年末には香港スプリントに招待を受けて出走。これまで多くの強豪日本馬が現地勢に大敗していたレースだったが、当時としては過去最高の5着に健闘する。
5歳初戦のG3オーシャンステークスを4着に敗れた後、高松宮記念では同じ厩舎の1歳後輩ロードカナロアを3着に破り、国内スプリントG1連覇を達成する。しかし、秋のスプリンターズステークスでは本格化したロードカナロアに差し切られ2着に敗戦。引退レースとなった香港スプリントでは、スタートで致命的な出遅れをしながらも7着まで追いすがり、ロードカナロアの歴史的快挙となる優勝を見送った。
引退後は繁殖入りし現在も活動中。ロードカナロアとの間に生まれた娘のカレンモエはオープンまで勝ち上がり、G3で勝利こそ成らなかったが2着3回の戦績を残した。
競走馬としては遅咲きだったことや1歳下の名僚馬の存在から、どちらかと言えば「姉キャラ」に見られることが多い。
ただし、著名な半兄(04年生まれ)としてスプリングソングという馬がいた。サクラバクシンオー産駒であり、同じく池添騎手が主戦を務めた彼も一角のスプリンターで、1年半の長い休養から復帰してG3で1勝を挙げたものの、翌年――妹が大成することとなる2011年の春に疝痛を発症し、現役中に安楽死という最期を迎えてしまっている。
詳細は当該記事へ→カレンチャン
関連動画
関連静画
トレーナーの呼び方繋がりで、ライスシャワーとセットで描かれることも多い。
関連立体
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- キングヘイロー(ウマ娘)
- スペシャルウィーク(ウマ娘)
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- ダイタクヘリオス(ウマ娘)
- モブウマ娘
- シリウスシンボリ(ウマ娘)
- ヤエノムテキ(ウマ娘)
- サクラチヨノオー(ウマ娘)
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- メジロブライト(ウマ娘)
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- サクラローレル(ウマ娘)
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- ヤマニンゼファー(ウマ娘)
- ツルマルツヨシ(ウマ娘)
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- ワンダーアキュート(ウマ娘)
- ホッコータルマエ(ウマ娘)
- デアリングタクト(ウマ娘)
- ケイエスミラクル(ウマ娘)
- ダイイチルビー(ウマ娘)
- メジロラモーヌ(ウマ娘)
- シュヴァルグラン(ウマ娘)
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- タップダンスシチー(ウマ娘)
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- ノースフライト(ウマ娘)
- ドゥラメンテ(ウマ娘)
- ヴィルシーナ(ウマ娘)
- ヴィブロス(ウマ娘)
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- デアリングハート(ウマ娘)
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