サッカー(英:Soccer)とは、足を使いボールを相手チームのゴールに入れることを目的としたスポーツである。
サッカーは、身体の手以外の部位を使って、ボールをゴールと呼ばれる場所に入れることを目指す、2チームによる対戦形式のチーム競技である。19世紀イングランドで生まれ、世界中にもっとも広まっている球技の一つであり、200カ国以上の国でサッカー協会があるといわれる。
とりわけ盛んな地区として南米、ヨーロッパが知られるが、近年は後進地域といわれたアフリカ、アジア、オセアニア、更には不毛の地とまで言われたアメリカにまでサッカー人気は浸透しており、多くの国で人気No.1スポーツとなっている。
ブラジル、アルゼンチン、イタリア、ドイツ、イングランド、フランス、スペインなどがW杯優勝を経験している強豪国である。その他、過去3回W杯準優勝の実績を持つオランダも強豪として知られ、数多くの名選手を輩出している。
尚、サッカーは、主にアメリカでの呼び名Soccerをカタカナ表記にしたもの。この名の由来やその他の国での呼び名については後述。
手を使わずにボールをゴールへ入れるというシンプルなルール。1チームは11人で構成され、1人のゴールキーパーをゴール前に配置すれば10人のフィールドプレーヤーの配置は自由。戦術やまた選手の持つ特性に合わせてフォーメーションを決める。
主に足を使ってボールを操り、パス、ドリブル、シュートなどプレーの大部分は足で行う。空中に浮きあがったボールの処理は頭を使って行う。手を使うと反則となるが、ゴールキーパーのみ相手の蹴ったボールを手で触ることが許される。
オフサイドのルールが独特で、このルールがよくも悪くもサッカーというスポーツの特異性を決定づけている。
かつては全員がボールをやみくもに追いかけていたが、長い歴史の中でルールと共に戦術も洗練され、現在ではそれぞれに役割が振り当てられるシステマティックなスポーツとなっている。
とはいえ手を使わないという特性から他のスポーツに比べると不確実性が目立ち、ボール奪取による攻守の入れ替わりが激しい。また90分の戦いの中で挙げられる得点は両チーム合計3点程度と非常に少ない。主導権を握れていないチームがラッキーな形で得点したり、誤審で取り返しがつかなくなると言うのもよくある。
ボールを使ったゲームは世界中に古くからあり、中国から日本へ伝わった蹴鞠もその一つである。
サッカーのもとになったのは、イギリスで行われていたハーリングやドリブリング・ゲームなどである。これらが学校で行われるようになり、他学校との試合が増えると統一したルールを定める必要性が生まれた。
1863年に、イングランドでフットボール協会(Football Association)がフットボール(サッカー)の規則を制定。この際にボールを手で使うこととすねを蹴ることを禁じ、それを許すフットボールの規則と区別するため、アソシエーション・フットボールと呼ばれるようになった。
日本においては「サッカー」(Soccer)という呼称が一般的であるが、これは協会式フットボール(Association Football)に由来し、アソシエーションの略形アソック(Assoc.)に俗語語尾~アー(-a/-er)が付いたものが更に略され Socca, Socker 等を経て Soccer となったもの。元々は19世紀後半に、英国で文化の最先端にあって社会的影響力の強い大学生の間で話されていた学生語であり、同様の略語にはラグビー・フットボール(Rugby Football)の略称であるラガー(Rugger, アメリカや日本では専ら選手 Rugby Player のこと)などがある。ちなみにここでいうAssociationとは世界で初めて設立されたサッカー協会であるイングランドサッカー協会(Football Association)のことである。
サッカーという呼び名を使っているのは日本以外だと、北米やオセアニアやアイルランドなどの独自のフットボール文化が浸透または混在している旧英国領地域ぐらいで、イギリス本国では現在では Association Football または単に Football と呼ばれている。
世界の他の地域では協会の影響下で、綴りや発音を変えながらも英語の Football に由来した名称で呼ばれる。たとえばドイツ語圏ではフースバル(Fußball)、カナダ以外のフランス語圏ではフットボール(Football, 外来語として例外的に英語に倣った綴りと発音)、スペイン語圏ではフットボル(Fútbol)または翻訳語のバロンピエ(Balompié/Balón-pie)、ポルトガル語圏ではフーテボウ/フッチボウ(Futebol)。中国語圏では足球(標準語でツーチォ zúqiú)で一見 Football 系なのだが、広東語ではツォッカウ(zuk1kau4)であり、Soccer の音写でもあることが判る(なお香港サッカー協会は東アジア最古のサッカー協会である)。
イタリアでは伝統的蹴球技にちなみカルチョ(Calcio)と呼ぶ。サッカー等の競技スポーツの勝敗をネタにした賭博を指すトトカルチョ(totocalcio)もこれにちなむ。
日本に伝わった際、アソシエーション(式)フットボールなどと呼ばれていたこともあり、大学サッカーではいまだにこの呼称を用いる団体もある(例 早稲田大学ア式蹴球部)。また、韓国語では日本語の蹴球が輸入され、チュック(축구 chuk-gu)と呼ぶ。
サッカーの競技はFIFA(国際サッカー連盟)が統括しており、その下に6つの大陸連盟があって、大陸連盟の下に各国・地域のサッカー協会が所属している。「FIFA」の項目も参照。
その加盟国は国際連合より多い。基本的に一国について一つの協会であるが、歴史的経緯により国内の地域で協会が分かれている場合がある。イギリスにおけるイングランド、スコットランド、北アイルランド、ウェールズの各協会が代表的。
サッカーのチームは主に、スポーツクラブに所属する選手によるチーム(クラブチーム)と、各国・地域に所属する選手からなるチーム(代表チーム)に分けられる。
また、様々な理由でFIFAに加盟していない国・地域があり、それらを統括するNF-BoardやconIFAという組織がある。
クラブチームのリーグは、FIFAの方針により加盟国ごとに一協会一体系でトップリーグからアマチュアまでを統括することになっている。
昨今ほとんどの国で、トップのリーグがプロ化されてきている。イングランドのプレミアリーグ、スペインのラ・リーガ(旧名:リーガ・エスパニョーラ)、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アンが特に有名であり、海外や雑誌などでもこれらをヨーロッパ5大リーグと呼ぶ。これに準ずるのがオランダのエールディヴィジ、ベルギーのディビジョンA(ジュピラー・プロ・リーグ)、スコットランドリーグなどである。
ヨーロッパ以外ではアメリカのMLS(メジャーリーグサッカー)、ブラジルのカンピオナート・ブラジレイロ、アルゼンチンのプリメーラ・ディヴィシオンなどがある。
日本では1993年にプロリーグとして日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が発足している。
各国・地域を代表するチーム(代表チーム)も、各協会によって選出される。国籍主義を採っている。複数の国籍を持つものは、どの代表チームに入るか選択する権利がある。
ただし、一度ある代表チームに選出された後では、それを変更することはできない。
上で述べたように国内地域ごとに協会がある場合には、その地域ごとに代表チームを組むが、明確な一国一代表団制のオリンピック等ではその原則が崩れる場合がある(例:イングランド代表やスコットランド代表ではなく、イギリス代表として出場することになる)。
クラブチームの国際大会は6つの大陸連盟ごとにあり、ヨーロッパのクラブチームで行われるUEFAチャンピオンズリーグと、南米のクラブチームで行われるコパ・リベルタドーレスが名高い。アジアではAFCチャンピオンズリーグ(ACL)が行われ、日本からはJリーグ上位チーム・天皇杯優勝チームが出場する。また、各大陸の覇者がFIFAクラブワールドカップでクラブ世界一の座を争う。
代表チームの国際大会といえば、なんといってもFIFAワールドカップである。サッカー界に限らずスポーツ界でもっとも大きな大会であるとされ、視聴者数や放映規模、経済効果はオリンピックを遥かに上回るほどの規模である。また6つの大陸連盟別にも代表チームによる大会が行われており、アジアのアジアカップ、ヨーロッパのEURO、他大陸からも参加国を招待する南米のコパ・アメリカなどのものもある。
また、大陸連盟の傘下となる地域を細分化した連盟も代表チームによる大会を行っているところが多い(北米サッカー連合のように現在は実施していない連盟もある)。東アジアではE-1サッカー選手権が開催されている。
女子サッカーについては、代表チームについては男子同様に国際大会が開催されているものの(FIFA女子ワールドカップなど)、クラブチームによる各国から選出されたチームによる国際大会を開催しているのは、6つの大陸連盟のうちヨーロッパと南米のみである。ただ、日本などではその前段階として招待参加の国際大会をいくつか開いており、今後も増えていく可能性はある。
オリンピックのサッカー競技も非常に注目される。ただし歴史的経緯やFIFAワールドカップとの競合を避けることから、現在では男子についてはユース(U-23)の大会となっている。
競技は縦90~120m、横45~90mの長方形のフィールド(ピッチともいう)で行われる。標準規格は105m×68mで、主要な大会ではこのサイズに統一されている。プロや代表が使うフィールドは、天然芝か人工芝で覆われているのが一般的である(大会によっては人工芝は認められていない)。フィールドの長辺をタッチライン、短辺をゴールラインと呼び、タッチラインの中点同士を結んだ線をハーフウェイラインと呼ぶ。四隅にはコーナーフラッグと呼ばれる旗が立てられる。
ゴールラインの中央に高さ2.44m、幅7.32mのゴールが置かれる。ゴールの支柱をポストといい、梁をクロスバーという。
ゴールを囲う方形の領域をゴールエリアと呼び、その外をさらに囲う方形の領域をペナルティーエリアと呼ぶ。
サッカーは1チーム11人の2チームが対戦する。プレイヤー11人のうち特別に1人だけペナルティエリア内に限りボールを手で扱えるゴールキーパーと呼ばれるポジションにつく。これ以外の10人はフィールドプレイヤーと呼ばれプレー中は手や腕でボールを扱えない。
試合中には、ベンチ入りした選手との交代が3人まで認められる(親善試合の場合はもっと多いこともある)。一度交代して試合から外れた選手が再び交代することはできない。
ベンチ入りできる人数も3人から7人まで(大会による)。
フィールドプレイヤーは、自軍のゴールから近い方から大まかにディフェンダー(DF)、ミッドフィルダー(MF)、フォワード(FW)の三つのポジションに分けられる。さらにその中での位置や役割の性格によって各国でいろいろな名前がつけられている。
フィールドプレイヤーを各ポジションにどの割合で配分するかを4-4-2などと数字で表す。これはディフェンスに4人、ミッドフィルダーに4人、フォワードに2人を配置するという意味である。
また、ミッドフィルダーが攻撃的なポジションと守備的なポジションに分けられている場合、4-2-3-1などとさらに細かく数字で表すことがある。これはディフェンダーに4人、守備的ミッドフィルダーに2人、攻撃的ミッドフィルダーに3人、フォワードに1人を配置するという意味である。
チームとしてどう攻め、どう守るかということを戦術やシステムという。もちろん各チームによって異なり、また時代によって変化する。
ボールは球形で外周は68~70cm、重さは410~450グラム。材質は皮革が一般的。白と黒に塗った正六角形と正五角形を縫製したボールが有名である。
同時に使うボールは1つだけだが、試合では複数のボールを用意してボールがフィールドの外に大きく出た場合には近くに用意したものを使うのが一般的(1つのボールを使っていたときは大きく蹴り出して時間稼ぎ、ということがよくあった)。
選手はシャツ(またはジャージの上着)、ショーツ、ストッキング、すね当て、シューズを身につけなければならない。ゴールキーパーに限り、日よけのために帽子をかぶることが許可されている。
シャツは、無地一色もしくは2色の縦のボーダーが多い。色は白、黒、赤、青が多い。区別のために両チームのフィールドプレイヤーとゴールキーパーが類似の色にならないようにする必要があるため、ホーム用の1stユニフォームとアウェーで色が似通った時のための2ndユニフォームがある。
代表的な用具メーカーは、アディダス、ナイキ、モルテン、アンブロ、カッパ、ヒンメル、プーマ、ミズノ、ディアドラ、ウールシュポルトなど。
1人の主審と、2人の副審(線審)から構成される。さらに大会によっては第4の審判(予備審判)がつく。それに加え2人の追加副審がつくことがあるほか、ビデオ判定を用いるビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されることがある。
主審はルールを守らせること、タイムキーピング、ロスタイムの設定、アドバンテージの判断、ゲームの停止、中止の判断、再開の指示、イエローカード、レッドカードの提示などが主な役割である。
副審(線審)はタッチライン際にいてオフサイドの判断、ボールがフィールドの外へ出たか否かの判断、ゴールとなったか否かの判断、主審のサポートを行う。
第4の審判(予備審判)は基本的に審判席に座っており、主審や選手交代のサポート、主審や副審が怪我などでジャッジ続行不可能と判断された場合の代役を務める。
追加副審は両ゴール裏に配置され、ペナルティエリア周辺のジャッジを担当する。
オフサイド、ペナルティーキック、フリーキックについてはそれぞれの記事を参照。
選手が、反スポーツ的行為やルール違反を繰り返し行う場合には主審は警告を与え、イエローカードを提示する。ネット上ではイエローカードはカレー券などという。
選手が乱暴な行為や著しく不正な行為を犯す、決定的な得点機会をファウルで防ぐ、イエローカードを二枚提示された場合などには主審は退場を宣告し、レッドカードを提示する。ネット上ではキムチ、赤紙などという。
試合時間は成人向けの公式ルールでは前後半45分、ハーフタイム15分である。時間内に勝負が付かない場合は、引き分けとするか、延長戦かペナルティーキック戦で勝敗を決める。若い世代の場合は40分ハーフなどもっと短い場合がある(基本的に5分刻みで短くなる)。
サッカーのリーグでは、秋に始まり春に終わるもの(秋春制)と、春に始まり秋に終わるもの(春秋制)がある。
主要なサッカーの国際大会は、北半球の秋春制で夏のオフにあたる6-7月に開かれることが多い(「国際Aマッチ」の項も参照)。
サッカーにおける主な経済主体は、サッカー選手と代理人、クラブチームと各サッカー協会と連盟である。
サッカー選手はクラブチームから年俸やスポンサー料なども受け取り、代理人はサッカー選手の移籍金を調整し、そのマージンを受取るのが一般的である。移籍金とは、あるクラブチームと契約期間にある選手が別のチームへ移るときの違約金である。EU域内の他クラブへの移籍の自由化が認められたボスマン判決以来、一部のスター選手の移籍金の高騰が甚だしい。
クラブチームの主な収入は一般的に放映権料、入場料、移籍金、グッズ販売などである。とくにUEFAチャンピオンズリーグなどのメジャーな大会(とくに決勝トーナメント)の放映権料は大きく、クラブチームが大会への参加を目指す大きな理由となっている。
日本も欧州サッカー界のように、プロ・社会人・学生・・・などといったカテゴリやコミュニティが形成されている。それぞれについて解説していく。
この2つの世界は直接の繋がりがある。それは、Jリーグがそもそも社会人リーグのトップカテゴリであった日本サッカーリーグ(JSL)を改組して誕生したリーグの一つであることに尽きる。もう一つがノンプロリーグであるジャパンフットボールリーグ(旧JFL)であり、更にこの旧JFLから発展解消の形でJリーグ2部(J2)と現行のJFLである日本フットボールリーグが誕生している。
以降、日本の社会人リーグはJFLのみならず、地域リーグも都道府県リーグも、「社会人だけのリーグ」という形態をほぼ維持しなくなっていく。その上、プロ契約選手や学生選手の参加に関する制限はほとんどのリーグで一切明確にされることもなく、自然と「ノンプロリーグ」の立場へと移行していっている(※制限の例として、都道府県リーグの一つである東京都リーグは2011年度まで学生チームの参加を禁止にしていた。ただし、各々の学生選手が社会人チームに在籍することは認めていた)。ここでいう『ノンプロリーグ』とは、端的には「プロリーグの下にあるプロリーグではないリーグ」、具体的には「プロ契約者も居るがプロだけのリーグではないリーグ」または「アマチュアが多いがプロ契約者も居るリーグ」という意味だと捉えていただきたい。結果、今日もスペイン・イングランド・ドイツ・イタリア・フランスといった欧州の主要サッカー国と同様に、プロリーグ直下のリーグとして位置づけられている。
これが日本において一番根付いている団体球技の業界である野球界との主な違いとなる。野球界はプロ野球界のみならずそれ以外の野球界までもが各々独立した立場である。これは各々の成り立ちが全く異なって以降、それらを纏める組織が設立されることもなく現在に至るため。故にその流れをサッカー界の流れと同一視することはあってはならない。よって、野球界ではプロリーグ入りをするのに「ノンプロの大会で所定の成績を残す」なんてことをしなくてもよいのである。
なお、日本のノンプロリーグでは、日本サッカー協会(JFA)チーム登録種別において第1種に区分されるチームに参加資格が与えられる。その中でも、所謂「JFA準加盟チーム」と言われる実質的な外国人チーム(=外国籍の選手の在籍が6名以上のチーム)はJFLまで昇格出来るようになっている。一方、元Jリーガーを始めとする元プロ選手に対するリーグへの在籍制限はないので、スムーズにプロリーグからノンプロリーグへと活動の場を移行することが出来たりする。逆も然りである。
ただ、欧州サッカー主要各国との大きな違いは、プロリーグとノンプロリーグの間に入替制度を設けていないことである。
その要因として、一番はJリーグがまだエクスパンションを行っており、J3の下(J3とJFLの間)に新しいカテゴリが設けられる可能性があること。二番は縦に繋がっていて全てJFAの傘下になっているとはいえ、各リーグ運営ともに専用の団体組織が担っている影響もある関係で(※公益社団法人日本プロサッカーリーグ・一般社団法人日本フットボールリーグ・・・等)、Jリーグのエクスパンションが仮に終わりを告げるにしても、JFAが直々に「入替制度を設けなさい」と命令を下すことはなく、JFL・各地域リーグ・各都道府県リーグとの話し合いを経ていく必要がある可能性が高いこと。以上の2点である。
ただし、2012年の1年限りではあるがJ2・JFL間の入替制度が導入され、実際に町田ゼルビアが降格したことから、J3のチーム数が一定以上になったら入れ替えを行うこと自体は不可能ではないと思われる。弊害となるとすれば、JFLが名目上はJ3と横並びの3部扱いであるということかもしれない。
ここでいう育成世代は、プロやノンプロと同じ第1種に区分する大学や専門学校などの学生サッカー、並びに第2種や第3種などに区分される高校サッカーや中学サッカー、クラブユースサッカーのことを指す。
第1種に区分する学生サッカーの代表的存在が大学サッカーである。大学サッカーではプロやノンプロとは異なる独自のリーグ、つまり大学リーグが形成されている(※立場上は高校・ユース(U-18)世代のU-18リーグや中学・ジュニアユース(U-15)世代のU-15リーグと同様の目的を持ったリーグだと捉えて構わない)。このリーグには、将来の日本サッカー界を牽引していくであろう有望株(即戦力とも言う)が集まるので、プロチームやノンプロチームにとっては最重要視される選手供給源となっている。
各大学サッカー部(※以下、大学クラブ)は、この有望株が集まる大学リーグにトップチームを送り込んでいる。特に9地域の大学リーグの1つである関東大学サッカーリーグは最も有望株が集まり、また東京都を本拠地とする各大手メディアの目にも留まりやすいこともあって、大学リーグ、引いては学生サッカー全体における最高峰リーグであると言っても過言ではなかろう。その他トップチームの選考から漏れた選手についてはサテライトと言われる下部組織チームを創設してそこに所属させ、ノンプロリーグなどで修行させている。下部組織チームが無い場合は関係あるOBチームに所属させている場合もある。
全国レベルの大学クラブは特に関東と関西に集中しているが、その他の地域にも存在する。また、こういった大学クラブは私立だけでなく国公立にも存在する。
中でも流通経済大学は2000年以降に台頭してきた大学クラブとしては成功を収めている方であり、大学リーグに所属するトップチームのみならず、ノンプロリーグに所属するセカンドチームの流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎とサードチームの流通経済大学FCも強豪として知られ、2チームともJFL在籍経験がある。
特に前者の流通経済大学ドラゴンズ龍ケ崎は、2016年の同リーグにてファーストステージ優勝を果たし、学生チームとしては最高順位となる初の年間成績2位を果たす。また、2018年度の天皇杯では、前年度大会本選でベスト16入りを果たした筑波大学蹴球部を相手に予選決勝で競り勝って茨城県代表の座を手にし、本選2回戦では当時Jリーグ1部所属で年間成績暫定2位に付けていたFC東京(トップチーム)相手に2点先制されながら追いつくなど健闘した(※結果は2-4で敗退)。
大学サッカーと違い登録チーム数が少ないため注目されないことがしばしある。専門学校リーグ自体は無いので、ノンプロリーグや大学リーグに所属しているチームもある。また、専門学校サッカーの連盟自体があるものの、JAPANサッカーカレッジのように加盟していない専門学校もあったりする。
現役の1年生から3年生までの範囲でなるチームは後述する高校・ユース(U-18)世代と同じ大会に出られる他、大学リーグに所属しているところも見受けられる。
基本的に高校サッカー部が中心の高校サッカーとサッカークラブのユース(U-18)チームの2つに分類される。前者は冬の大会が大手メディアを通して全国的に知られるために目立つが、逆に後者はそういうことはないので注目度は低い。
この2者が激突する年間通したリーグ戦も開催されている。ちなみにユースチームは、同じクラブに所属している中学・ジュニアユース(U-15)世代にあたる選手の起用が可能である。
ニコニコ動画には、笑ってしまうプレー集、すごいプレー集、試合のハイライト、特定のサッカー選手のまとめ、などがある。
選手、国内・海外、チーム、さらには別のスポーツ(とくに野球)との不毛な比較などの動画は概して荒れやすい。
選手についてはサッカー選手を参照。
掲示板
618 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 12:02:39 ID: jSiuZghI7b
野球で例えるなら90キロくらいのスローボールを頻繁に毎回商売道具の腕に受けるって考えたら毎回痛がっとく気持ちも分かるんじゃないかー
619 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 15:54:17 ID: lVK6jg7Llq
鍛え上げられたスポーツ選手から不意打ちで食らう衝突って一般人が一生経験することのないレベルの暴力だからな
大げさに痛がってると思うならいっぺん自分でやられてみるとよろしい
俺も高校んときたまたまよそ見しながら廊下歩いてたら陸上部の同級生にぶつかったことあるんだけど、マジで壁に当たったくらいの衝撃だった
620 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 16:02:49 ID: xv2lXrkdXZ
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/27(金) 04:00
最終更新:2024/12/27(金) 04:00
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