本記事では、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するレース
「東京優駿(日本ダービー)」について解説する。
なお、当記事のタイトルはゲーム内のレースタイトルに準じ「東京優駿(ウマ娘)」としているが、
記事内では、現実やゲーム内で一般的な呼称としている「日本ダービー」と表記して解説する。
概要
- 格付:G1
- 開催時期:5月後半
- クラス:クラシック級
- 施行場所:東京レース場
- バ場:芝
- 距離:2400m 中距離
- 方向:左
- フルゲート:18人
- 出走条件:6,000人以上
- 獲得ファン数:約20,000人
- ウイニングライブ:winning the soul
G1レースの中でも特に格の高いレースとされているクラシック競走。その中で一番格が高く、挑戦権がある選ばれし18人のクラシック級のウマ娘のみが一生に一度のみ挑戦できる「ウマ娘の祭典」が、日本ダービーである。
また、クラシック競走以外にも、春秋の天皇賞、有
記念と合わせて八大競走を形成している。これらのレースはトゥインクル・シリーズが現在の形に整備される以前から、ウマ娘にとって最高の競技レースとしてその地位を確立しており、後世に創設された他のG1とは別格として扱う関係者やウマ娘が現在でも多い。
「ダービーウマ娘のトレーナーになるのは、一国の宰相になるよりも難しい」とも言われており、1着でゴールするには、クラシック級でありながらもかなりのスピード・スタミナ・パワーが要求される。
レースは正面の直線コースからスタート。1コーナーにかけて各ウマ娘が位置取り争いを演出し、2コーナーから向正面にかけて位置取りが定まっていく。向正面の途中から坂を登って3コーナーで下っていき、大ケヤキを通過して4コーナーに差しかかり、ここから各ウマ娘がスパートを仕掛けていく。直線距離は約526mで、約460mから300mにかけて高低差200m2mの通称「だんだら坂」が待ち受ける。そして登りきって300m走り抜いた先には栄光のゴールが待っている。
先述の通り直線距離は約526mと国内の芝コースの中では最長。それ故、差し・追込が有利とされているが、クラシック級且つ2400m戦なのでスタミナが切れてしまいラストスパートの伸びが今一つのまま差し届かない事がある。
また、逃げ・先行育成でも、ラストスパートでスタミナが切れてしまい後退してしまう可能性も少なくないので、ある程度スタミナを鍛えるか、回復スキルを取得するなどして心して挑もう。
また、本レースは共通シナリオ「Reach for the stars プロジェクトL'Arc」の育成目標3の対象レースとして指定され「3着以内」という課題が与えられている。
L'Arc代表交流戦第1戦を終えたトレーナーと担当ウマ娘は、凱旋門賞を目指す想いを伝えるも日本の人々から信頼を勝ち得ていない状況を顧みて、「日本で高みに登ろう」と日本ダービーを目指す。
なお、BGMは他のG1とは違い「日本ダービー 有
記念 URA決勝」を使用している。
シナリオ
中距離・長距離適性がある多くのウマ娘が目標とされている。クラシック三冠レースに出走するレースとして組み込まれているウマ娘が多い。
また、育成目標は共通して「5着以内」という課題が与えられているため、目標着順は省略する。
目標レースに設定
スペシャルウィーク
『日本一のウマ娘』を目指すべく、デビュー戦を終えたスペシャルウィークは早くも『ダービーウマ娘』の称号を取りたいと宣言。大目標として設定したものの、経験値からしてダービー本番というわけにはいかないと思い、G3・きさらぎ賞を前哨戦として経験を積ませていった。
そしてダービーを近日に迫って来た時の記者会見では、勝ちたい理由として「育ててくれたお母ちゃんにの日本一の誇りをあげたい」「トレーナーを『ダービートレーナー』にしたいと宣言。
府中で夢を掴むべく、最高の状態にして日本ダービーに臨もう。
史実と同様、このレースに勝利すると特殊実況が流れるが、この実況の元ネタの通り鞍上の武豊騎手はスペシャルウィークに騎乗し初の日本ダービー制覇となった。
トウカイテイオー
一番尊敬している「カイチョー」ことシンボリルドルフに追いつくため、デビュー直後から「無敗でクラシック三冠制覇」を宣言。
若駒ステークス、そして一冠目の皐月賞を経て、一生に一度しか出れない大舞台、日本ダービーに二冠目として挑む。三冠目となる菊花賞に、最高の形で繋げることが出来るかが鍵となってくるので心して挑もう。
史実では、8枠として単枠指定された最後の年度で、「大外から出走する馬はダービー」を勝てないというジンクスが風流されていたが、それを見事に乗り越えダービー馬の栄光へと輝いた。
マルゼンスキー
- 史実:なし
フジキセキ
ウオッカ
グラスワンダー
- 史実:なし
エルコンドルパサー
- 史実:なし
テイエムオペラオー
ナリタブライアン
シンボリルドルフ
セイウンスカイ
ビワハヤヒデ
ミホノブルボン
メジロライアン
ライスシャワー
アイネスフウジン
アグネスタキオン
- 史実:なし
アドマイヤベガ
ウイニングチケット
エアシャカール
エイシンフラッシュ
ゴールドシチー
ゼンノロブロイ
ナカヤマフェスタ
ナリタタイシン
マチカネフクキタル
ミスターシービー
キングヘイロー
マチカネタンホイザ
サトノダイヤモンド
サクラチヨノオー
シリウスシンボリ
メジロアルダン
ヤエノムテキ
メジロブライト
ナリタトップロード
シンボリクリスエス
タニノギムレット
サトノクラウン
カツラギエース
ネオユニヴァース
目標外・特殊シナリオあり
- ダイワスカーレット(ウマ娘)※日本ダービー出走を選択した場合
- タマモクロス(ウマ娘)
- スーパークリーク(ウマ娘)
- メイショウドトウ(ウマ娘)
- ナイスネイチャ(ウマ娘)
- メジロパーマー(ウマ娘)
- ツインターボ(ウマ娘)
- キタサンブラック(ウマ娘)
- サクラローレル(ウマ娘)
- コパノリッキー(ウマ娘)
- ヒシミラクル(ウマ娘)
ダイワスカーレット
タマモクロス
- 史実:なし
スーパークリーク
- 史実:なし
メイショウドトウ
- 史実:なし
ナイスネイチャ
- 史実:なし
メジロパーマー
- 史実:なし
ツインターボ
- 史実:なし
キタサンブラック
サクラローレル
- 史実:なし
コパノリッキー
- 史実:なし
ヒシミラクル
- 史実:なし
目標外・史実で出走経験あり
サイレンススズカ
トライアル・プリンシパルステークスを制したサイレンススズカ。
しかし、皐月賞馬でスズカと同じく逃げ馬であるサニーブライアン陣営が「何が来ても逃げる」と挑戦状を叩き込み、結局サイレンススズカ陣営は潰し合いを恐れて控える競馬をすることになった。
その上、ダービー当日ではレース間隔が短い影響から終始イレ込んでいた状態であり、結局サニブに皐月賞はフロックではない事を証明され9着に終わった。
ゴールドシップ
中山競馬場、芝の内側が荒れていたせいで各馬が外を回る中、ただ1頭ショートカットの如く内側から仕掛けていって「ゴルシワープ」を魅せた皐月賞馬ゴールドシップ。
その成績を期待してか日本ダービーでは1番人気に推されていた。
しかし、ダービー当日の東京競馬場・芝コースは"超・高速馬場"。先行できなければ勝利するのは容易ではない程の前残りで決着するレースが多かった。
そんな事も関係ないの如く、ゴールドシップは内田騎手の手綱のしごきにも全く動じないズブい競馬で後方から。結局最後の直線になるまで本気にならず、前のディープブリランテを捉えきれずに5着に終わった。
未実装・史実で出走経験あり
出走不可能
オークスと重複
- ダイワスカーレット(ウマ娘)※オークス出走を選んだ場合
- ヒシアマゾン(ウマ娘)
- エアグルーヴ(ウマ娘)
- ファインモーション(ウマ娘)
- ユキノビジン(ウマ娘)
- カワカミプリンセス(ウマ娘)
- スイープトウショウ(ウマ娘)
- ニシノフラワー(ウマ娘)
- メジロドーベル(ウマ娘)
- ダイイチルビー(ウマ娘)
葵ステークスと重複
チャンピオンズミーティング -CLASSIC-
2021年5月、2022年5月に「タウラス杯」として開催。
いずれも天候:晴れ、バ場:良として開催された。
なお、レース名について、今後同条件で開催される場合は「チャンピオンズミーティング CLASSIC」として開催される事となっている。(CLASSICは2023年10月にパリロンシャンレース場・芝2400mで開催した経緯があるため)
レジェンドレース
2021年5月
2021年5月19日〜28日に第3弾として開催。天候は晴れ、バ場状態は良となっている。
なお、上記レジェンドレースは2022年3月18日の2周年記念アップデートにて「デイリーレジェンドレース」として追加され、1日1回出走できるようになった。
ルームマッチ
東京レース場、芝・2400m、春開催のモデルのレースを選択するならばこちら。
中距離レースでも、2400mと長距離に匹敵するようなスタミナが必要なため、中距離適正でもスタミナ勝負に最適なモデルレースとなっている。
なお、日本ダービーとオークスは同じ季節・同じ距離で開催されているので、どちらのレースをモデルにして開催したい場合はお好みでどうぞ。
ゲームその他
メインストーリーの第2章、第3章、第4章、最終章と多数取り上げられており、特に第3章ではウイニングチケットが日本ダービーに対する強い想いを、最終章前編ではスペシャルウィークが”日本一のウマ娘”になるべくセイウンスカイ、キングヘイローとの対決に挑むストーリーが描かれている。
アニメ
第1期、第1期OVA、第2期、ROAD TO THE TOP(RTTT)、第3期とほぼ全作品に登場しており、
第1期では98年ベースでスペシャルウィークとエルコンドルパサーでの直接対決、
第1期OVAではBNW揃い踏みの直接対決(93年)、
第2期ではトウカイテイオーの皐月賞に続いての無敗のダービー制覇(93年)、
RTTTはアドマイヤベガ、ナリタトップロード、テイエムオペラオーでの三つ巴の対決2戦目(99年)、
第3期では皐月賞ウマ娘のドゥラメンテの二冠目としてキタサンブラック、サトノクラウンとの対決(2015年)が描かれている。
また第1期では、福永祐一顔面蒼白事件もキングヘイローの暴走として描かれる形で蒸し返されたが、これが放送後の第85回ダービーで福永祐一の心に火をつけたのは、また別の話。
ウマ娘公式G1イラスト
2018年5月27日(第85回東京優駿)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/uma_musu/status/1000572319876595717
2019年5月26日(第86回東京優駿)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/uma_musu/status/1132481502992670720
2020年5月31日(第87回東京優駿)
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2021年5月30日(第88回東京優駿)
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https://twitter.com/uma_musu/status/1398836594501554178
2022年5月29日(第89回東京優駿)
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2023年5月28日(第90回東京優駿)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/uma_musu/status/1662658703424729089
現実
現実における本競走は、1932年にイギリスの「ダービーステークス」に相当する3歳馬の大レースとして、東京競馬倶楽部により「東京優駿大競走」の名を冠して創設、目黒競馬場にて開催された。1934年から府中の東京競馬場に舞台を移して行われ、以降は距離・競馬場とも一度も変更することなく継続している。
クラシック三冠レースについて、“皐月賞は最も速い馬”が、“日本ダービーは最も幸運に恵まれた馬”が、“菊花賞は最も強い馬”が勝つと言われている。また、“競馬の祭典”とも呼ばれる日本ダービーの栄冠を勝ち取ることは、日本の全てのホースマンが憧れる最高の栄誉とされている。
1780年、第12代ダービー卿たちにより、英エプソム競馬場で彼の名を称した「ダービーステークス」が創設され、現在では3歳馬の頂点を決める競走として、揺るぎない地位を確立している。 この長い歴史を持つイギリスダービーに範をとって、現在は一般的に3歳馬の頂点を決める競走として世界各国の競馬場でダービーが行われ、日本でも”競馬の最大の祭典”として、競馬ファン以外にもその名が広く知れ渡るレースとなっている。
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関連項目
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