「今日のレースは任せてくンなさい。都会の娘には負けませんよぉ〜」
ユキノビジン(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「ユキノビジン」をモチーフとするウマ娘である。 CV:山本希望
概要
誕生日:3月10日 身長:156cm 体重:増減なし スリーサイズ:B79・W55・H80
岩手の田舎出身の純朴な娘。実家は農家で、よく手伝いをするいい子だった。
その一方、都会に憧れ、いつかトゥインクル・シリーズに出て、キラキラな自分になりたいと望んでいた。
素直だがひ弱ではなく、北国育ちのド根性持ち。
憧れのウマ娘はゴールドシチー。
都会に憧れ、田舎から上京してきた純朴ウマ娘。芯が強く、なんでも根気よくやり遂げるがんばり屋。
標準語をしゃべっているつもりだが、地元の方言が抜けきらない。故郷に錦を飾るため、デビュー目指してがんばっぺぇ!
岩手からやってきたウマ娘。憧れの「シチーガール」を目指して頑張っているが、都会に染まらず、等身大の魅力を持ち続けている。
髪の編み込みはモチーフになった競走馬もやっていたもの。
原案勝負服はダッフルコートにマフラー、ミトンという冬場の女子高生スタイル。それでもミニスカートを貫くのが雪国女子の心意気。しかしシューズはまさかのスケート靴であり、ちょくちょくツッコミどころのある勝負服まわりの中でも群を抜いた異様さを誇る。
ゲームでの実装時には、雪をモチーフにした白基調のアイドル衣装風と全くの別物にリニューアルされた。もちろん靴はマトモなものになった。
原案 | ゲーム版 |
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アニメでの活躍
Blu-ray第4コーナー収録の新規エピソード「BNWの誓い」に登場。ファン感謝祭で岩手のご当地物産展を開いていた。
ゲームでの扱い
育成ウマ娘:めんこいめんこいむつのはな
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
95 | 86 | 83 | 95 | 91 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
A | B | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
D | A | A | E | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
C | A | F | G | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『ゆきあかり、おいかけて』 | |||||||||||||||||||
残り300mを切って先頭もしくは前の方で先頭のウマ娘との距離が近いと速度を上げる | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
概要
同じく地方時代に一応ダートを走っていたオグリキャップと同様に、何気に初期実装組以来となる芝A・ダートBの適性を持つ二刀流。
距離適性も全て継承で補正可能な範囲で、特別な強みはないが汎用性の高い速度固有スキル、自身のサポカで猛威を振るった「ノンストップガール」の所持により、幅広いレースに対応可能。
ウマ娘ストーリー~育成シナリオでは(史実がそうであるように)まだ実績のないうちからアイドル視されて注目を集めるウマ娘という扱いであり、走りによって評価されないアイドルホース(もといウマ娘)のマイナス面との戦いがフィーチャーされている。ただしユキノの持ち前の純朴さが良い方向に作用し、重い空気にはあまりならない。
史実で対戦経験のあるウマ娘が現状存在しないのもあり、「ハープアルファ」というモブウマ娘がライバルとして登場している。詳細は後述。
史実では出走が叶わなかったシニア級は現代の牝馬王道路線を進み、エリザベス女王杯では唯一の史実時系列準拠ライバルとしてヒシアマゾンが登場、そして最後はジャパンカップにて憧れの人・ゴールドシチーと対決することに。
なお、王道路線を進む都合上目標には含まれなかったが、先月にレース場ごと実装されたばかりの盛岡のビッグレース・マイルチャンピオンシップ南部杯には出走時イベントが用意されている。
サポートカード
デフォルトの所持スキルに「冬ウマ娘○」があることや、共通イベントでは「コーナー加速〇」が入手できるのが特徴。
SR[シチーガール入門♯]
得意率アップ最大60やパワーボーナスで根性育成要員として悪くはないが、レースボーナスを持たないのもあって現状日の目を見る場面は乏しい。
SSR[ふるさと直送エール!]
最初期のガチャ追加である賢さタイプ。イラストでは原案勝負服姿が見られる。
当時数少なかった賢さSSRだが、サポート効果は4凸しても実質的にSRと大差ない程度の悲惨な性能で、レアスキルの「ノンストップガール」は確定で貰えるが使いにくいスキルだったために外れサポカとの呼び声が高かったが、1周年にて「ノンストップガール」が超強化されて最高峰の万能加速スキルになったことで評価が激変。
レースボーナスは固有ボーナスの5%のみとクライマックスシナリオとの相性も褒められたものではないのだが、いくら弱いと言っても構成としては組み込みやすい賢さタイプなのもあり、多少育成効率が下がってでもスキルのために積む価値のあるカードとして主流サポカの一角に躍り出た。
SSR[宵照らす奉納舞]
ストーリーイベント「晩秋、囃子響きたる」の報酬である根性タイプ。
イベント配布ゆえに性能はパッとせず、レアスキルが実装当時は全く使い物にならなかった「曲線のソムリエ」なのもあって当時はせいぜい緑スキル供給源として見られる程度だったのだが、根性サポカではやや希少なレースボーナス10%を持っていたこと、1周年で「曲線のソムリエ」がそこそこ使えるスキルに昇格したことが幸いし、こちらもクライマックスシナリオの根性育成の台頭と共に一転して有用なサポカとして見直されることとなった。
また、連続イベントを2段階目で打ち切る選択肢では汎用性の高い「遊びはおしまいっ!」を貰うことも可能なので、「曲線のソムリエ」がそんなに欲しくない時にも助かる。
楽曲
関連ウマ娘
- ゴールドシチー
- ユキノが憧れている「シチーガール」。彼女の方もユキノにピュアな魅力と底力を感じており、お互いに意識し合っている。史実では直接的には何の接点もないが、レース以外の面で注目された馬という共通点はある。また、モチーフ馬(1984年生)と同名のゴールドシチー(2014年生)が中央から岩手競馬に移籍しており、一応岩手に縁のある名前でもある。
- マンハッタンカフェ
- ルームメイト。「あれ? この2人だっけ?」となりやすい異色の取り合わせだが、ユキノに気を遣うイケメンムーブなどが見られる。史実での繋がりとしては2頭の間に産駒があるが、命名されることもなく未出走に終わっている。
- ハルウララ
- 「BNWの誓い」では、高知代表としてご当地物産展を開いた彼女に岩手代表として対抗心を燃やすことに。モチーフ馬は地方競馬の高知競馬場に所属した馬。
- スペシャルウィーク
- 北海道から上京したウマ娘としてユキノと共感しあう。なお、日本の馬産の中心は北海道なので北海道生まれの競走馬は多いのだが、リリース初期のウマ娘たちの中では彼女だけが道産子キャラとして登場していた。
- カレンチャン
- クラスメイトでありシチー同様ユキノが憧れる存在。カレンの方もユキノの飾らない姿に好感を抱いており、ユキノの頼みは二つ返事で承諾している。21年秋のイベント「晩秋、囃子響きたる」でシチーと共に共演。同イベント報酬である[宵照らす奉納舞]ではその後の展開も描かれている。
- サクラバクシンオー
- モチーフ馬が共にサクラユタカオーを父に持つという繋がりがあり、ゲーム内での交流も多い。気後れしがちなユキノに対しバクシンオーが学級委員長的アプローチで背中を押すという関係は、彼女がユキノのひとつ上の世代として走っていたことが理由だろう。
- 美冬
- ゲームにて登場したユキノの幼馴染。フィギュアスケーターを目指しており、育成シナリオを通して、お互いに影響を与え合いながら夢に向かっていく様が描かれる。こういった立場で人間のネームドキャラクターが登場するのは異例だが、モチーフの如何は判然としない。ユキノビジンの現役当時=92~93年頃は伊藤みどりの活躍でにわかにフィギュアブームが起こった時期であり、その時勢も影響しているだろうか。原案勝負服要素という可能性もあるが
- ハープアルファ
- 育成シナリオに登場するウマ娘。ティアラ路線の有力株としてクラシック級のライバルとなり、レース限定で3Dモデルを用意されて出走するというブリュスクマン系列。寡黙でクールな性格。
モチーフは明らかに、その名を「こと座のアルファ星」に由来するベガであろう。言動は息子のウマ娘となんとなく似ている。
史実
岩手競馬から中央競馬に移籍し、牝馬クラシック戦線で奮闘したアイドルホース。
1990年生まれ。父サクラユタカオー、母ファティマ、母父ロイヤルスキー。
元は中央競馬でデビューする予定だったが、入厩予定だった久保田敏夫厩舎に空きが無かったため、中央移籍を前提に水沢競馬場の阿部時男厩舎からデビューした。岩手競馬ではメイセイオペラで知られる菅原勲の騎乗で2勝を挙げるなど、4戦3勝で2歳シーズンを終える。
3歳時は当初の予定通り中央競馬に移籍。緒戦のクロッカスステークスでは前走を水沢で5着に敗れていたこともあって9番人気の低評価だったが、これを覆して勝利する。牝馬クラシックでは本命のベガに食い下がり、桜花賞、優駿牝馬(オークス)を続けて2着。
オグリキャップ以来の競馬ブームの当時、オグリと同じく地方出身という経緯と雪国代表らしい名前、可愛い容姿に純白のリボン風の鬣などのビジュアルの良さなどで多くのファンを集め、まだ中央の重賞を勝っていない頃にぬいぐるみが発売されたという逸話を持つ。中央での主戦騎手は岡部幸雄が想定されていたが、移籍4戦目までは安田富男が鞍上を務め、「脇役」を自称するシブいベテランの騎乗でさらにキャラが立ったとも言われる。
秋は当時3歳(旧4歳)戦のG3クイーンステークスを勝って中央の重賞を初制覇。鞍上が岡部に乗り替わって迎えたG1エリザベス女王杯(当時3歳戦)は10着に大敗するものの、ターコイズステークスではエリ女を勝ったホクトベガより重い斤量を背負わされながらも勝利する。
4歳時も現役を続けたが、右前脚の怪我から復帰できずに引退した。繁殖入り後はウマ娘のモチーフ馬で言うとマンハッタンカフェや同期のウイニングチケットと交配したが、直仔に重賞勝ち馬はいない。2016年7月22日、急性心不全により死亡。26歳没。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- ウマ娘 プリティーダービー
- ウマ娘 プリティーダービー(アニメ)
- オグリキャップ(ウマ娘)、イナリワン(ウマ娘) - その他、地方競馬から中央競馬に移籍した馬がモチーフのウマ娘
- アドマイヤベガ(ウマ娘) - ライバルの名前を受け継いだ息子がモチーフのウマ娘
- 岩手競馬
- 安田富男
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