妄想の海に浮かぶ街、秋葉原。
そこに、「痛さは強さだ!」と信じ、
脳内だけで戦う3人の戦士がいた。
彼らこそ……
非公認戦隊アキバレンジャー!!
概要
非公認戦隊アキバレンジャー(ヒコウニンセンタイアキバレンジャー)とは、BS朝日とTOKYO MXTVで2012年4月から放送された、37番目のスーパー戦隊作品東映制作の特撮アクションドラマである。
全13話を放送(ただし、第13話は12話までを振返るといった特殊な内容である)。
タイトルに「〜戦隊」と付いているが、本家の「スーパー戦隊シリーズ」非公認作品である。
2013年4月から、第2期である非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛が放送予定。
随所に歴代戦隊シリーズのパロディやギャグ、お色気ネタやオタネタ、メタな展開などの際どいネタが散りばめられている事から「良い子は見ちゃダメ!!」のキャッチフレーズが付いている。また、このキャッチフレーズにはスーパー戦隊が実在のヒーローだと信じているような良い子の夢を壊すから見ちゃダメとの意味も込められている。
タイトルに「非公認戦隊」と銘打ってはいるものの、スタッフは(太字は大百科があるもの)
と、本家のスーパー戦隊シリーズをこれまで手がけた大物スタッフが集結している。詳しくはスタッフの項目を参照。
※川井憲次は東映特撮作品では初参加。
またサブライターとして、若手注目株の香村純子がゴーカイジャーに引き続いて起用されている。
ちなみに何気にハイビジョン制作である。
メンバーは赤・青・黄の3人編成だが、男性はレッドのみで、後の二人は女性メンバーとなる。
またメンバーは、フィギュアや痛車といった「萌え要素」満載のアイテムを駆使して戦う。
この他、痛車が変形するアキバレンジャー専用ロボ「イタッシャーロボ」も登場する(詳細は後述を参照)。
主題歌は「桃井はるこfeat. 山形ユキオ」が担当(作詞・作曲も桃井はるこが担当)、音楽プロデュース、音楽制作は本家のスーパー戦隊シリーズ同様、Project.Rと日本コロムビアが担当する(ただし非公認戦隊ゆえか、「Project.R(プロジェクトドットアール)」は「Project,R(プロジェクト・カンマ・アール)」名義になっている)。
「S.H.Figuarts」販促番組でもあるため、「特命戦隊ゴーバスターズ」(別名「公認様」)よりも先に、バンダイ・コレクターズ事業部から発売が決定(アキバレッドは2012年6月、アキバブルーは7月、アキバイエローは8月)、さらに8月には本作の「デフォルマイスタープチ」の発売、9月には「MMZ-01」の発売も決定し、グッズ展開も積極的である。ちなみに、本編に登場した公認レッドの各フィギュアにはそれぞれ、対応した大それた力のパーツが付属する。またMMZ-01のCMナレーションには、公認様の玩具CM同様に玄田哲章が起用されている。
タイトルにもある「アキバ」こと秋葉原では多くのスポットがロケ地に使用されているほか、2012年3月31日・4月1日には第1話先行試写会が秋葉原で開催され(ネットからの事前応募制)、4月1日の試写会にはメインキャストも登場。同時に制作発表記者会見も行われ大盛況だった。ある意味では超神ネイガーや琉神マブヤーと言った「ローカルヒーロー」と言えるかもしれない。
非公認戦隊アキバレンジャー
葉加瀬博世(はかせ・ひろよ)が経営する「戦隊カフェ・ひみつきち」に本拠を置く非公認戦隊。ただし、活動範囲は狭く変身できるのは秋葉原圏内のみ。
「痛さは~~!強さ!!」
- 赤木信夫(あかぎ・のぶお)/アキバレッド(演:和田正人)「安い…高いが安い!」
- アキバレッドに変身する「佐々木ポンポコデリバリー(略してS.P.D.)」で働く29歳のおじさん青年。実家住まい。
赤いジャケットに黒いグローブ(+軍手)、白いマフラーがトレードマーク。 - バリバリの戦隊オタクで戦隊一筋29年だったが、29年目にして人気アニメ「にじよめ学園ズキューーン葵」にも本人曰く「絶賛ブヒ萌え中。」なくらいハマってしまっている。
- 仕事中でも戦隊ヒーローのように振る舞うなどの重度の妄想癖を買われ葉加瀬にスカウトされる。
- 名乗りの際に一推しの戦隊ヒーローなどを挙げる。
忘れられがちだが、本作ではエンディングテーマを歌唱している人物。 - 青柳美月(あおやぎ・みつき)/アキバブルー(演:日南響子)「私のパンツを見た罰よ!」
- アキバブルーに変身する18歳の学生。
- クールで気が強く、総合格闘技に長けており新聞にも載るなどその筋では有名人なのだが、どうも何らかの試合で負けてしまったようであり強くなる秘訣があると葉加瀬に言いくるめられてアキバレンジャーに参加する。
- オタク的な要素はまったくと言っていい程ないのだが、唯一「ズキューーン葵」には信夫と同様ハマっている。
- 変身前後を問わず何故かお色気的な被害を受ける事が多く、特に変身後は白いクマさんがプリントされたパンツを盛大に晒しながら戦ったりスパンキングされるわ、パイタッチされるわとヤラレ放題である。
- 上記のようにオタク要素ほぼ皆無の為、信夫やゆめりあの言う「お約束」についていけない部分があったが、3話あたりから自主トレと称し戦隊のDVDを借りて鑑賞などを行って勉強する辺り根は真面目である。6話にて伝説のスーツアクター新堀和男から直々にアドバイスを受けて以来、順調にスーツアクターオタへの道を進みつつある。
ちなみに「戦隊カフェ・ひみつきち」にいる間は、何かしらのストレッチをしている場面が多く見られる。
近接格闘においては、プロレス系の技を多く使う(相手に飛びついて投げたり、飛び付きからの腕十字等)。 - 変身後の名乗りはなんとなく行っていたが、6話以降はくどすぎるくらいに派手なアクションの後に名乗りを上げるようになる。
- 萌黄ゆめりあ(もえき・ゆめりあ)/アキバイエロー(演:荻野可鈴)「続きは同人で描くからキーーック!」
- アキバイエローに変身するコスプレイヤー。名前はコスプレネーム(CN)で、
本名は『山田優子。山梨から上京して現在は一人暮らし。』 - たまたま葉加瀬と会った為にスカウトされた。
- コスプレによって性格や言葉(言動を含める)がコロコロ変わる「なりきり系」のレイヤー。さらに自分で同人誌を描いてコミケに参加する事もある。しかも腐女子で特に”鬼畜攻め萌え”である。
- 実は23歳で平日はOLをやっており普段はバレないように隠し通しているようである。
信夫ほどではないが戦隊にも詳しく、「特撮のお約束」が分からない美月への説明などをよくしている。
好きな特撮キャラは緑川光が声を担当したキャラで、後述する係長の一人である歌舞伎町メスグロヒョウモンチョウのことを「歌舞伎町様」と呼んで萌えていた。
第5話で誕生日を迎え、24歳となった。ちなみに、演じている荻野可鈴は1995年生まれの16歳。 - 余談だが変身する際に乳が揺れる。
- 名乗りの際、近況報告やオタク用語の説明などをするも、長過ぎるためいつも強制的にカットされる。
- 都築タクマ(つづき・たくま)/新アキバレッド(演:高木心平)「よろしくベイビー!!」
- 葉加瀬の腹違いの弟(異母姉弟)で、モエモエズキューーンが葉加瀬に与える影響を知らせに来たインターポールの特命刑事。
突然アメリカ国防総省(ペンタゴン)にスカウトされた信夫に代わり、アキバレッドを引き継いだ。 - 剥き出しのトランペットを背中に担ぎバイクで移動する。登場の際、そのトランペットで自らBGMを演奏するキザ男。
- その姿に女性陣はメロメロの様子。その昔、公認様である獣拳戦隊ゲキレンジャーに兄のバーターで出演したことがある。
しかし、実際はテコ入れの為の登場であり、 モエモエズキューーンが葉加瀬に与える影響も一瞬で解決された。伏線はうっちゃるためにある。
信夫によって世界線が戻された後、早々にインターポールから帰還命令が下され、秋葉を去った。
- 葉加瀬博世(はかせ・ひろよ)(演:内田真礼)
「戦隊カフェ・ひみつきち」を経営する博士。
アキバレンジャーの指揮官兼科学者で、後述のMMZ-01(モエモエズキューン)など一連の装備を三人に与えた。
両親は離婚しており、元ロボット工学の研究者だった父がアキバレンジャーやマルシーナの誕生に関係している。 - 三田こずこず(みた・こずこず)(演:愛川こずえ)
「戦隊カフェ・ひみつきち」のメイドさんで葉加瀬の助手も務める。特技はダンス。
過去の戦隊ヒロインの衣装を着て「任務ご苦労様です!」と出迎える姿が大人気だとか。
第7話では「戦隊カフェ・ひみつきち」に乗りこんできたマルシーナに対し、レーザーマグナム(光戦隊マスクマンの武器)で応戦した。 カフェの留守を任される等、葉加瀬からの信頼も厚い。初期は台詞が少なったが、だんだん話すようになってきた。
※愛川こずえの愛称でもある「こずこず」という役名は、田崎監督が彼女のファンだった為に付けられた
非公認戦隊アキバレンジャー[番組の中]の世界(第11話)
OPナレーションに公認様で有名な宮田浩徳を起用し、テコ入れシリアス展開に。
この展開は、実は10話から伏線が張られており、タクマ役に影響を受けたメタゲキレンジャー展開となる。
葉加瀬を長官と呼び、アキバレンジャーの3人は色違いでお揃いのジャケットを身につけ行動する、王道のスーパー戦隊風にイメチェンし、口調も変わった。
最後はマルシーナとの接触で違和感を覚えた信夫がテロップチャンスを作ったことによって世界線が戻された。
各々にキャッチフレーズが設けられ、名乗り口上が与えられた。必殺技にも関わる心技体の役割も付加された。
◆[心] 「柔よく剛で、真っ赤に燃える!インテリジェンス! アキバレッド!」
◆[技] 「盲亀の浮木、奇跡に感謝!プラクティショナー! アキバイエロー!」
◆[体] 「滄海の遺珠、仰げば高し!パストマスター! アキバブルー!」
※この口上には言葉遊びが2点入っているが、ここでの説明は省く
敵組織・邪団法人ステマ乙(すてまおつ)
アキバレンジャーの敵組織で、アキバの文化を否定し、アキバを別の街に造り変えようと目論む悪の秘密結社。
幹部や戦闘員、毎回の怪人に相当する「係長」がおり、首領は長らく不在だったが、第9話にて初登場した。
第7話から、マルシーナとシャチークがアイキャッチに採用された。
敵方がアイキャッチとなるのは公認様も含めても極めて異例。
- ドクターZ(どくたー・ぜっと)(第9話〜、演:矢尾一樹)
ステマ乙の昭和っぽいラスボス首領にして代表(代表取締役)。「おつ」ではなく「ゼット」である。
第8話で登場した浮浪者風な男の正体。左目と左腕が機械化されている。
ちなみに慌てん坊の青忍者や何処かのサイボーグ船大工とは一切関係ない。 - デリューナイト(第10話~、声:平田広明)
ステマ乙の専務(専務取締役)。
ステマ乙らしからぬカッコよさに加え、大それたキャノンファイヤーを弾き返すなど、戦闘力も高い。
専務出現により、成城ゴリラクジラをはじめ、待機していた係長約40名がリストラされることになった。
ちなみに、ゴリラ+クジラの造語はゴジラの元ネタである。
何やら新レッドとはライバル関係であるらしい発言をしたのにテコ入れが中止されて伏線がうっちゃられた。
最期は歴史上類を見ない大量の死亡フラグを抱え盛大に散った。最初から最期までテコ入れに振り回された存在だったのかもしれない。 - マルシーナ(演:穂花)
ステマ乙の幹部(再開発部長)。
秋葉原征服の陣頭指揮をとり、アキバレンジャーと戦うお色気ムンムンの女性幹部。
信夫曰く、彼の理想の女幹部像そのものらしい。ドジっこ属性持ち。声真似が得意。
第6話で現実世界に現れ、なぜか亀有までタクシーで移動した。ちなみに「亀有まで」というのはアドリブらしい。
前述の通り、信夫の女幹部イメージが実体化したものと思われたが、実はズキューーン葵の敵キャラの没デザインであった。 - シャチーク
ステマ乙の戦闘員(平社員つまり社畜)。マルシーナのもとでひた向きにアキバレンジャーと戦う。
マルシーナにいいように使われており、戦いの最中も「ノルマ!」とか「ザンギョウ!」とか叫びながら戦っている。 - 係長
いわゆる毎回の怪人ポジション。ただし公認様のように倒されたら巨大化するわけではない。
名前は「渋谷」「歌舞伎町」といった東京都の地名が入る。
3話までは地名+昆虫類の組み合わせだったが、
4話で地名+鳥類の組み合わせになり、「虫縛りじゃないのかよ」とツッコミが入った。
無駄に豪華な声優を起用しているうえに、公認様で敵幹部や味方レギュラーを経験した声優だらけである。
係長の声として起用された声優と役名一覧など
- 第01話:浜田賢二(渋谷セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ)
- 第02話:浜田賢二(渋谷コウゾリナヒゲナガアブラムシ/上記係長との違いは一ヶ所で、金歯がある点)
- 第03話:緑川光(歌舞伎町メスグロヒョウモンチョウ/別名グリリバことグリーンリバーライト)
- 第04話:黒田崇矢(門前仲町ハシビロコウ)
- 第05話:緑川光(歌舞伎町メスグロヒョウモンチョウ/マルシーナによって復活し、パワーアップもしている)
- 第06話:松野太紀(下北沢ホヤ/別名グレーゾーン、ちなみに松野太紀の師匠は三ツ矢雄二である)
- 第07話:二又一成(代々木スジボケハシリグモ/巨大化というほど大きくはないが、大グモの姿になって戦う)
- 第08話:関智一(月島アルパカ/ほぼキグルミ)
- 第09話:関智一(浅草アルパカ/8話で倒された月島の兄で、戦闘力はかなり高い)
デリュージョン帝国
第11話でステマ乙が解散して誕生した新組織。現実世界の実質的支配をもくろむ。
幹部は同じくドクターZとデリューナイトだが、マルシーナは生みの親であるドクターZが変わってしまったことに不信感を覚え、路頭に迷う。この組織はアキバレンジャー[番組の中]の世界が終っても存続している。
ちなみにDELUSIONの意味は『惑わし、欺き、だまし、妄想、惑わされた状態、間違った信念、思い違い』など。
マルシーナによって本来の自分を取り戻しかけたドクターZが、再び何かの意思で操られている状態=だまし、惑わされた状態であることと、元々妄想 から始まったことに由来すると思われる。
- モウソボーグ
係長に替わり、怪人役を担う敵の総称。名前は、使用武器+神話に出てくる神の組み合わせで構成されている。
・ドリルサイクロプス(第11話)
・ブーメランタイタン(第12話、デリューナイトが搭乗して操縦する巨大ロボタイプで、飛行形態にも変形する)
その他の人々(ゲスト含む)
- 本位田さやか(演:森田美位子)
信夫が勤める「佐々木ポンポコデリバリー」の配達先「ナインワット出版」に勤めているOL。信夫が密かに想いを寄せている相手であるが、名前を覚えていないらしく、信夫を「ポンポコさん」と呼ぶ。彼氏はいないらしい。 - たづ子(演:植田ゆう希)
SPDの信夫の女上司。妄想とオタクが嫌いらしく
日常的に妄想して仕事をさぼる信夫をよくパワハラまがいの行為で叱っている。 - 山田雅子(第5話、演:松本梨香)
ゲットだぜ!山梨からやって来たゆめりあの母。かつては伝説のコスプレイヤー「雅(ミヤビ)」としてブイブイいわせた程の有名人で、またゆめりあにヲタクの英才教育を施しており、彼女の腐女子要素も実はこの人仕込みである。
ちなみに、ゆめりあを演じている荻野可鈴の出身地が山梨県である。
以下ネタバレ『実は5年前に他界している。』 - 新堀和男(第6話、演:新堀和男)
「秘密戦隊ゴレンジャー」のアカレンジャー、「バトルフィーバーJ」のバトルジャパンから「鳥人戦隊ジェットマン」のレッドホークまでの歴代レッドを演じた伝説のスーツアクター(詳細は項目を参照)。東映大泉撮影所で後輩達の指導にあたっていた所で信夫・美月と出会い、下北沢ホヤに苦戦した美月を鍛え、様々なアクションを伝授した。
その結果、6話にして初めてブルーが「痛さは~~!強さ!!」 の口上を担当した(他は全てレッドが担当)。 - いとくとら(第6話/第7話、演:いとくとら)
こずこず役、愛川こずえの所属する”DANCEROID”のリーダー。”いとくとら”と書いて”いくら”と読む。
初登場時には、信夫に「いとくとらさん?」と言われ、「いくらです。」と返答するシーンがあった。 - 警備員(第8話、演:関智一)
同話で月島アルパカのCVを担当した関が、東映本社正面玄関の警備員を演じた。 - 塚田P(第8-10話、声:高戸靖広)
東映で数々の戦隊シリーズや仮面ライダーシリーズを手がけた凄腕プロデューサーで、ファンからは「塚P」の愛称で親しまれている(詳細は後述の塚田英明の項目を参照)。第7話でアキバレンジャーの活躍を目撃して、ひみつきちに電話を入れた…かと思いきや、実はマルシーナの声マネだった。
ちなみにその際手に持っていた人形(通称「塚P人形」)は塚田Pの私物であり、第8話と第9話のエンディングクレジットに「人形提供:塚田英明」と出ている。 - 都築丈博/ドクターZ(第8話~演:矢尾一樹)
第8話で明らかになった葉加瀬の父。
元ロボット工学の研究者。アニメにハマり研究所を辞めたらしい。
「ズキューーン葵」の制作会社に出入りしており、企画に参加していたが、絵の傾向が怪奇や暴力に傾いていたことや、人間的に問題があった為に職を失い、行方を晦ましたようだ。
葉加瀬が持っているマルシーナに似たデザイン画は、彼が描いたズキューーン葵の敵キャラのボツデザインだそうだ。
娘と苗字が違うのは、離婚している為。 - 浅草アルパカの被害者たち(第9話、演:桃井はるこ、山形ユキオ)
現実世界に侵攻した浅草アルパカは熱々もんじゃ攻撃で人々を苦しめるが、その中で異様に目立っていた人たち。
秋葉原の路上で被害を目の当たりにしたアキバレンジャーと葉加瀬の前で、延々ともんじゃの熱さに悶え苦しんでいた。 - 八手三郎(第12話、演:???)
歴代スーパー戦隊原作者であり、この世界の神。
テコ入れに失敗し「非公認戦隊アキバレンジャー」という番組を強制的に終わらせる。なお本編に登場したのは手のみ。 - ナレーション(第13話、声の出演:宮田浩徳)
第13話(という名の総集編)のナレーター。第13話の進行を行うと同時に、非公認戦力ファイルとしてアキバレンジャーの関連商品装備を解説した。また八手三郎の指示で今後S.H.Figuartsの発売が予定されているデカブルーとブラックコンドルをプッシュした。なお宮田浩徳は、過去の公認様において「ダイレンジャー」「ハリケンジャー」「シンケンジャー」のナレーションを担当している。
歴代スーパー戦隊(公認様)
アキバレンジャーでは「歴代スーパー戦隊はあくまでフィクション扱い」となっているが、第2話から、彼らの妄想世界に本物のスーパー戦隊が参戦して、彼らに力を貸すようになった(後述の「大それた力」も参照)。
- 赤座伴番(あかざ・ばんばん/バン)/デカレッド(第2話、演:載寧龍二)
「パワーレンジャー・S.P.D.(海外版デカレンジャー)」のイベントで秋葉原を訪れ、その際は「載寧龍二」として信夫に対して大人の対応であしらったが、妄想世界ではバンとなって信夫を励ましている。その後の戦闘ではデカレッドとして登場し、苦戦するアキバレッドに「デカレンジャーの大それた力」を授けた。 - ボウケンレッド(第3話、声:高橋光臣)
「轟轟戦隊ボウケンジャー」のリーダー。酔っ払った状態で戦闘中のアキバレッドに呼び出されて登場したが、この時は本編第27話でも披露した「開運フォーム」だった。 その後の戦いで、マルシーナを相手に果敢に孤軍奮闘するアキバブルーを見て「グッジョブだ!」と認め、アキバブルーに「ボウケンジャーの大それた力」を授けた。 - レッドホーク(第6話)
「鳥人戦隊ジェットマン」のメンバー。妄想撮影所での戦いで颯爽と登場し、下北沢ホヤを圧倒。その後逃げようとする下北沢ホヤを追いかける所でも登場し、その際「ジェットマンの大それた力」を授けた。
アキバレンジャーの装備
- MMZ-01(モエモエズキューーン)
アキバレンジャーの変身用アイテム兼武器。
通常は美少女フィギュアの形をしているが、「重妄想(ジューモーソー)!」の変身コードと「ズッキューーン!!」のシステムボイスでアキバレンジャーに変身、戦闘時は銃に変形する。
必殺技は「萌えマグナム」で発射の際に「いくぜぇい!」という萌え系電子音(?)が鳴る。
何気に通信機能も搭載。ちなみに、重妄想中の音声通信機能はあるが、その映像を送る機能はない。
設計者は、 葉加瀬のパパである都築丈博。 - マシンイタッシャー(第2話〜)
アキバレンジャー用のマシンで、その名の通りズキューーン葵をあしらった「痛車」である。
運転席には免許を持っていないブルー以外のメンバーが乗り込む。
ベース車両はトヨタ・プリウス。ナンバープレートは、非公認をもじった「152」。
後述の「イタッシャーロボ」にも変形する。 - イタッシャーロボ(第2話〜)
マシンイタッシャーが変形して完成するアキバレンジャー専用ロボで、「ズキューーン葵」のOP曲のCDを挿入、フルボリュームで流し「非公認変形!」のコードで変形する。
オタ芸で敵の攻撃を避ける事もできるが制御するにはロボで相手をカッコよく倒しきるまでの妄想力が必要な為、力が足りない場合は途中で勝手に動き出したあげく急に逃げ出してしまうなど制御が難しい。
第7話では妄想の壁を突き破り現実世界に現れ、同じく現われた代々木スジボケハシリグモを、KANBANBAN(表記不明) なる看板から変形する銃で倒した。おそらく必殺技の一つなのだろう。
最痛話(第12話)では色々な設定を無視し、勝手に50メートル級の巨大ロボに変形した。
13話で明らかになった武器に、ツンデレソードがある(二刀流)。
必殺技
- 萌えマグナム(第1話〜)
MMZ-01(モエモエズキューーン)にエネルギーを充填し、赤・青・黄の光弾を放つ。 - 萌えマグナム・激萌ファイヤー(第5話)
メンバーの一人が宙に舞い、他の二人がバズーカのように抱える形でセット。萌えマグナムよりも膨大なエネルギーを充填し、ハート型の巨大光弾を放つ。第5話ではアキバイエローをセットし、とどめの必殺技として使用した。 - ダイソレタキャノンファイヤー(第8話)
後述の合体必殺武器「大それたキャノン」から赤・青・黄のらせん状エネルギー波を放つ、第8話時点でのアキバレンジャー最大の必殺技。 - 秋葉原アンダーグラウンドカルチャーアタック(第9話)
現実世界に現れた浅草アルパカを倒した技。
ボウケンスコッパーに跨がり、高速回転しながら敵を貫く、いわゆるドリルキック/ファイナルベント。 - 心技体アタック(第11話)
新アキバレッドが伸ばした腕にブルーが右腕、イエローが左腕に乗り、コマの様な形で高速回転しながら敵に体当たりをする技。テコ入れの産物。
「大それた力」
第2話から、本物のスーパー戦隊(別名「公認様」)と共に戦う事によって、その戦隊の力を使えるようになった。
元ネタは「海賊戦隊ゴーカイジャー」の「大いなる力」。
なお「大それた力」はメンバー全員に与えられるものであり、一例としてブルーがデカワッパーを使うことも可能である(公式HPより)。
- デカワッパー(第2話〜)
デカレンジャーの大それた力。二つに分離して打撃武器として使ったり、敵を拘束して動きを封じる事もできる。元ネタはデカレンジャーの手錠「ディーワッパー」。 - ボウケンスコッパー(第3話〜)
ボウケンジャーの大それた力で、スコップや打撃攻撃以外にもスコッパーと共に回転する事で地中を潜る事もできる。元ネタはボウケンジャーの1号ロボ・ダイボウケンの武器「ゴースコッパー」。 - ジェットウインガー(第6話〜)
ジェットマンの大それた力。背中に装着され空を飛ぶだけでなく、超音速で体当たりを繰り出す事で敵を撃破する事も可能。元ネタはジェットマンの装備「ジェットウイング」。 - ダイソレタキャノン(第8話)
前述のデカワッパー、ボウケンスコッパー、ジェットウインガーの3つの大それた力を非公認合体させた巨大キャノン砲で、必殺技「ダイソレタキャノンファイヤー」を放つ。
にじよめ学園 ズキューーン葵
アキバレンジャーの世界で昨年放送され大人気を博し、映画化も決まった程の大人気アニメ。実はアキバレンジャーが変身に使う「モエモエズキューーン」もこのフィギュアであり、マシンイタッシャーにもこのキャラクターが描かれている。
登場人物の苗字は、市川、船橋、津田沼など総武線の駅名が使われている。
- アオイ-市川葵(声:十夜月朱里 内田真礼)
「ズキューーン葵」の主人公で、親友のサトミを守って戦うクールな女子高生。
キャラクターボイスを担当するのは謎の美人声優「十夜月朱里」とされていたが、その正体は葉加瀬博世(つまりは本業が声優であり葉加瀬を演じている内田真礼)であった。なお十夜月朱里とは、都築博世をローマ字表記にして並び替えたアナグラムである。
第7話で美月が人生初のコスプレをしたキャラクター。 - サトミ-船橋サトミ(声:滝津あゆら MAKO)
葵の幼馴染み。「シード」と呼ばれる物質の研究をしていた父親の意志を受け継ぎ、葵に戦う力を与える。
「○○的に××だと思う」が口癖。
第7話でゆめりあがコスプレをしたキャラクター。葵コスの美月と、いわゆる「合わせ」をした。
スタッフ
- 原作:八手三郎
- プロデューサー:日笠淳・石川啓(東映)、矢田晃一(東映エージェンシー)
- 脚本:荒川稔久、香村純子
- 監督:田崎竜太、鈴村展弘
- アクション監督:大橋明(AAC STUNTS)
- キャラクター&クリーチャーデザイン:さとうけいいち
- 造形:レインボー造型企画
- 「にじよめ学園ズキューーン葵」設定協力&アニメーション制作:ベルズンウィッスル
- CG・特殊視覚効果:ツークン研究所
- 音楽:川井憲次
- 主題歌
- 挿入歌
- 音楽プロデュース:Project.R(クレジットでは「Project,R」名義)
- 音楽制作:日本コロムビア
- 制作:東映エージェンシー、東映
関連動画
関連生放送とアーカイブ
ドクターZ(謎の男)を演じる矢尾一樹と葉加瀬を演じる内田真礼がゲスト出演。
内田真礼は別の作品絡みでゲストに呼ばれていたが、偶然にも?同じ番組内でアキバレンジャーの特集を組んでいた為、矢尾に招かれる形で共演。
ウェブラジオ
おじさん和田正人(赤木信夫/アキバレッド役)をメインパーソナリティに迎え、WEBラジオが配信される。
その名も「非公認戦隊アキバレンジャー公認ラジオ(仮)」 !
WEBサイト「アニメイトTV」のラジオページから全国にて視聴可能。外部リンクからどうぞ。
第1回は、2012年7月6日(金)配信開始。月2回更新で、バックナンバー配信は最新回を含めて2回まで。
ちなみに、毎回ゲストも登場。11月23日の更新を以って最終回となる。
第1回/第2回ゲスト:日南響子(青柳美月/アキバブルー役)、荻野可鈴(萌黄ゆめりあ/アキバイエロー役)
第3回/第4回ゲスト:関智一(月島アルパカ役/浅草アルパカ役)、沖佳苗(戦隊ヒーロー好き声優)
第5回/第6回ゲスト:内田真礼(葉加瀬博世/ズキューーン葵役)、愛川こずえ(三田こずこず役)
第7回/第8回ゲスト:桃井はるこ(主題歌作成及び歌唱)、高橋秀幸(公認様歌手)
第9回/最終回ゲスト:緑川光(歌舞伎町メスグロヒョウモンチョウ役)、荻野可鈴(萌黄ゆめりあ/アキバイエロー役)
良い子は聴いちゃダメだぞっ!
関連商品
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さやかさん・・・
関連コミュニティ
関連項目
- スーパー戦隊シリーズ
- 特命戦隊ゴーバスターズ(アキバレンジャーで言う所の「公認様」)
- 特撮作品一覧
- 公式が病気シリーズ
- 東映の本気
- 八手三郎
- 非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛
外部リンク
- 非公認戦隊アキバレンジャー公式サイト
- オトナ戦隊魂(バンダイ・TAMASHII NATIONS内)
- 日本コロムビア・アキバレンジャー特設サイト
- 非公認戦隊アキバレンジャー公認WEBラジオ(仮)
- バンダイチャンネル(アキバレンジャー頁)
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