博麗神社でアルシャードガイアとは、シルバ氏が投稿している東方卓遊戯動画のシリーズである。
幻想郷でのTRPGブーム、その流れが人里の人間達にも浸透していると見た射命丸文。彼女は新聞にリプレイを掲載することで、文々。新聞の新規読者層を開拓しようと考えた。そして後日、早苗の協力の元、集められた霊夢、聖、神子、映姫の四名を相手に、射命丸GMによるキャンペーンが始まった。
なお、動画の正式タイトルは『博麗神社でアルシャードガイア!』であるが、ここでは登録タグでの表記をしている。
アルシャードガイアRPGルールブックおよび同上級ルールブックを使用。関連商品を参照のこと。
また、ハウスルールとして『基本能力値上昇の必要経験点の軽減』や『新規コネクションの取得』などが追加されている。詳細はセッション1のエンディングを参照のこと。
シリーズ上のネタバレを多く含んでいる可能性があります。ご了承ください。
・射命丸文
当卓のGM。外伝ではPC1を務めた。
・東風谷早苗
当卓のSM。外の世界に関する知識の補佐を文に頼まれての参加。外伝ではGMを担当。
・上白沢慧音
うp主と共に裏話回を担当する。
・鍵山雛
外伝にてSMを担当。
「通りすがりのクエスターだ……覚えとけ!」
クラス構成 ファイター/ソードマスター/ルーンナイト
ライフパス 資産家/大病/喪失/主人(折田志緒理) 中流家庭/個室 15歳 男性
シャード 赤/三角柱/ベルト
今年高校に進学する、ぱっと見何処にでもいる普通の未成年。幼い頃は裕福な両親に育てられたが、十数年前に事故で他界。その後は後見人となった伯父の蓮司に育てられた。そして3月。新しい生活のため、伯父である蓮司の元に居候しに来たところ、突如として連続殺人事件の犯人である奈落の結界に迷い込んでしまい、生死の境を彷徨いながらもクエスターに覚醒。以降、G市に巻き起こる様々な事件に『正義の味方』として立ち向かって行く。
データ的には、ルーンアームによる素手攻撃特化型。継戦維持を主眼に置いた戦闘スタイルで、宣言特技をほとんど取得していない。それでもPC中最高クラスの攻撃力を有するメインアタッカー。ちなみに、ルーンヴィークルのデザインはどう見てもゴッドスクランダーである。ヴィークル要素何処行った。
自身の参加(と賽銭という名の場所代)を条件にPLとして参加。神社ではゆっくりやすくすくが戯れているらしい。
「そして、受けた恩はきっちりと耳を揃えて返す主義でもあるのさ」
クラス構成 スカウト/オーヴァーランダー/ガンスリンガー
ライフパス 異世界生まれ/逃亡者/反逆/同志(ブラックロータス) 風来坊/隠れ家 23歳 男性
シャード 緑/直方体/ペンダント
異世界のクエスター。かつて戦っていた世界は奈落によって崩壊してしまったが、仲間たちが命がけで逃がしてくれたこの世界にも奈落の脅威が迫っていることを知り、破滅を防ぐために戦っている。フリーのエージェントであり、様々な組織からの依頼を受けている。
なお、異世界から着の身着のままやってきたため先立つものがなく、組織から前借りして衣食住を確保し、仕事の報酬でその借金を返済する日々を送っている。平たく言うとド貧乏。エージェント系ヒモと人は呼ぶ。寮のお隣さんである美子によく食事をタカり融通してもらっており、惚れた弱みもあってか彼女には頭が上がらない。
その貧乏っぷりは周知のことで、羽振りが良くなり知人との飲み食いの機会が増えたたけで偽者扱いされる始末。ただし、アイデンティティ故たとえ収入が増えても飯タカリはやめない。割とダメな大人の見本状態なビャクだが、年長者として(PC達の間では)若者達を支えるべく振る舞う「大人」としての一面もある。
PLが興味を惹かれたため、銃を用いての戦闘を行う。拳銃やマシンガン、ショットガンやアサルトライフルなど状況に応じで銃を使い分けて戦う。その様はまさに歩く弾薬庫。
門前の掃除をしていたところを誘われての参加。寺の皆が泣き出すようなRPをノリノリでやりだすお方。
「あいつはいい加減で飯集りで大馬鹿だけど、こういうことでは決して嘘はつかないよ」
未来からやってきたクエスター。名前以外の記憶を失っていた自分を優しく迎え入れてくれた世界を守るため、奈落と戦っている。わけありのクエスターを受け入れる寮に住んでおり、ビャクは美子のお隣さんである。
彼女のビャクへの認識は「隣に住む飯タカリ」だが、駄目な所は多くとも信用に足る人物であることと、行き倒れられると目覚めが悪いということで、何だかんだ言いつつ食事を用意してくれている(ツンデレ乙)。口ではやや邪険に扱いつつも、彼の良いところも悪いところもちゃんと理解している。まさに嫁。PCもPLも胸の小ささを気にしており、うp主も女性キャラの胸囲を美子基準で比較するなどよくそのネタでいぢられる。
実は「未来世界の内閣総理大臣、豊里布太郎の娘」である。
基本的には後衛・支援役だが、自衛と浪漫のため光刃剣を所持している。が、演出場面では割と積極的に剣で斬りかかっている。というか成長するにつれ前衛張れる特技構成になりつつある。この娘は一体何処へ行こうとしているのか。そして出目の問題もあるにせよ《スロウ》さんに厳しい。
ラジオ体操をしていたところを誘われての参加。ALGは初参加ということで、初日前夜は楽しみで一睡もできなかったとか。
・PC4 山沢 四季 PL:四季映姫・ヤマザナドゥ
「嬉しかったよ。玲が僕のことを守ってくれて、生きてくれたことに」
クラス構成 ブラックマジシャン/ブラックマジシャン/サイキック
ライフパス 天涯孤独/悩み多き人生/孤独/殺意(レイスナイト) 中流家庭/個室 15歳 女性
シャード 白黒/八面体/リング
天涯孤独のクエスター。物心ついた時には超能力者を兵器・兵士として利用するための施設にいたが、ある時施設何者かの襲撃を受け、四季はリーダー格の男(CV:大塚明夫)によって施設より連れ出される。その後は日本のとある教会に預けられ、見よう見真似のエセシスターとして生活している。
玲には過去何度か助けられており、彼に好意を抱いている(玲も彼女の気持ちを感じてはいる)。そのためか、玲に好意的な女性(特に遙夢)には露骨に対抗意識を剥き出しにする。その様は一部に「ヒロインとは何だったのか」と言わしめるほどにツッコミどころ満載だったが、四季の玲に対する想い、その在り方そのものは正しく恋する少女、ヒロインと呼ぶに足るものである。
魔法攻撃を主体としたデータ構成となっている。《アイスブリット》や《サンダーフィスト》など、複数の属性攻撃を行うことで様々な状況に対応できる。
言動や設定が中々に『濃い』。1/100MGガ○ダム試作3号機発売を心待ちにしているとのこと。おまえは何を言ってるんだ。
・厄神 雛菊
「うんまあ、あいつは一人に首っ丈だからねぇ」
フォーチュンG市南地区第一支店の店長にして、G市のフォーチュンのまとめ役を務める女性。スタイルの良い美人。かつてはテレビアニメ『いつも正面から忍び寄る秋神さま』のED曲『厄神☆だいなまいつ』でデビューし、その後も多くのアニメやドラマで活躍した(という設定が生えた)アイドル声優だったが、現在は引退している。苦手なものはお化け屋敷。
5年前に起きた奈落事件に巻き込まれており、その際恩人を亡くしている。彼女がフォーチュンのまとめ役をしているのもその影響があるらしい。砂時計作成の趣味もその人から受け継いだもの。
PLによる設定捏造の影響を最も受けた人物(上記の約半分はPL、と言うか霊夢のネタ振りをGM側が受けた結果である)。ちなみに、胸が豊満。美子を±0とした場合、その差およそ23とのこと。
「さあ、お前の罪を……数えろ」
私立探偵を営む男性。ある時謎の依頼人から厄神雛菊の身辺警護を依頼され、とある事件へと関わっていくこととなる。その事件にて雛菊を救うも死亡してしまうが、最終話にて意識体として玲の前に現れ、蓮司と共に玲を激励した。
本編の5年前を描いた外伝のPC1。ルーンナイトであり、状況に応じた弾丸をシュートルーンに装填して戦う、ビャクとは異なるタイプの銃使いである。
「絶対に許せないね…」
影からクエスターを支援するとある家の現当主。友人である雛菊に危機が迫っていることを知り、とある事件へと関わっていくこととなる。
外伝のPC2で、前のめりなメンバーを支援する傍ら、ミスティックによる対奈落攻撃を行う。ちなみに、25歳(本編の5年前の時点)で身長140センチという小柄な女性。銀幕版にもPCとして出演している。
フォーチュンG市南地区第一支店の受付兼門番。彼もクエスターであり、雛菊からもあてにされているかなりの古参。フォーチュンの副店長兼店長の補佐と護衛を任されている。
異世界「エターナルコロッセオ」出身であり、単体攻撃に徹底特化した戦闘スタイルが持ち味。外伝でのPC3であり、本編に登場した際は映姫がRPを担当した。銀幕版にもPCとして出演している。
「その薄汚い面をえぐり取ってやる!」
フォーチュンに所属するマシンヘッド。普段はミニバンに偽装しており、雛菊の足と護衛を担っている。有事の際には変形しスラッシュブレイド、ライジングソードなどを用いた二刀流で闘う。
元々は風間の協力者であり、外伝でのPC4。本編に初登場した際は霊夢がRPを担当した。銀幕版にもPCとして出演している。
・葉隠静麻
フォーチュンと専属契約を結ぶクエスター。ホムンクルスであり、ミノリーの兄でもある。《なぎ払い》による近接広範囲攻撃を得意としており、範囲攻撃持ちのビャクと組んだ際は並み居る雑魚達を一瞬で殲滅した。初登場時のRPは神子が担当。銀幕版にもPCとして出演している。
・ミノリー
静麻の妹であり、姉と同じくフォーチュンと専属契約を結んだクエスター。奈落の群れに囲まれても全く困った様子を見せないポジティブさが持ち味。
近接戦闘型のアルケミスト兼ホワイトメイジで、攻撃と支援を使い分けて戦う。初登場時のRPは白蓮が担当。大人のお姉さんかつ年下好きであり、同行することになった玲をいぢる(そして四季がパルパルする)。銀幕版にもPCとして出演している。
雛菊やモミタロスの同僚。基本的に地下室に籠っており、名前だけは1話から出ているが、未だにその姿を作中で見せたことはない。うp主曰く刑事コロンボにおける「うちのかみさん」的ポジションとして、今後も顔出しされることはない予定とのこと。
「例えどんなことが起きようと、常に己の心と向き合い素直な思いを持ち続けるんだ」
玲の伯父。かつてはアイギスに所属するクエスターだったが、現在は引退し喫茶店「キャッツ・ルーン」を営んでいる。こちら側の世界に玲を関わらせてしまったことを悔やみつつも、人生、そしてクエスターの先輩として助言を送り、彼を見守っている。
そして同時に、フェニックスに指示を与えG市で様々な事件を起こさせていた『大将』でもある。
15年前の事件で奥さんと、事件当日に一歳の誕生日を迎えるはずだった娘を亡くしており、それをきっかけに奈落へと堕ちた。しかしある時自分の現状に疑問を抱き、それをきっかけに己の害悪性を認識。人と奈落の立ち位置を持つ者として、『悪』としてG市のクエスターと戦い、後身を育てるべく活動していた。※ただし、玲の覚醒に関しては彼の想定外、完全な偶発的事故であった。
9話エンディングにてフェニックスとの決着をつけた玲の前から姿を消し、後に奈落を率いてエイトクラウド社を占拠。全てを喪った元凶の地、最深部にて玲達との決戦に至る。ただ平和に暮らしてほしかった玲が戦わざるを得なくなったことへの憤りを叫び、全力で戦った果てに敗北。玲達に自らの想いを託し、地下の崩落の中へと姿を消した。
・神父
「これが若さか」
四季が世話になっている教会の神父。家庭菜園などを営みつつ、敬虔なる神父として四季に助言を送り、雛菊らフォーチュンにも協力している。血の繋がりこそないが、四季には親のような情を抱いている。
一時期出番がさっぱりなくなったり顔がやたら強面だったりするのはご愛嬌。ビーフやチキンカツなど6段重ねのハンバーガーも難なく食せるし、気合と信仰の力で結界の中でも活動することができるすげーお方。かつて少佐と共にテロリスト相手に暴れ回っていた時期もあったらしい。
・鼠見
「ハハッ。何格好つけてやがる。ヒモにはあんまり似合わねえぞ」
G市の警察。奈落に関する知識を有しており、ビャクに情報を提供している。ビャクも彼を「とっつぁん」と呼び、頼りにしている。「山彦」と「唐傘」と呼ばれる刑事を部下に持っている。警視庁でも屈指の投げ技の達人であり、『投げの鬼』という異名を持つ。鼠なのに
・猪狩
「俺は凄い奴、出来る奴だってことをこの街の連中に知らしめたい」
テンプレ的な不良、というかチンピラ。自分の思い通りにならないことを嫌い、取り巻きを従えて自身は安全なところから相手を見下している。意玖を虐めの対象としたり、玲を舎弟にしてパシらせようとしたりとやりたい放題している。
虐めの一件が尾を引き、後に警察に逮捕されたが……?
「私直々に招待したお客に粗相の無いようにね」
街の大地主兼農家兼花屋兼パン屋を営む女性。雛菊とは中学時代からの付き合いで、彼女を「ひなちー」と呼ぶ。所謂「ヤの付く自由業」の組長であり、その力でもって雛菊とは今でも時折助け合ったりしているらしい。裏から圧りょkゲフンゲフン。
本人の戦闘能力も高く、握力だけで相手の頭蓋骨を軋ませ水平に投げ飛ばすという怪物じみた腕力を誇る。
・女将
「あんたたち、やっちまいな!」
温泉宿「地霊殿」を取り仕切る女将。非常に剛毅な女性で、奈落を相手にしても一歩も引かない肝っ玉の強さや、女将の経験に裏打ちされた高い状況推察力などを備えている。PC達に情報や助言を送り、裏から支えてくれる頼もしい存在。
「だから違いますって。ていうかもうその話題はいいですから!?」
玲達と同じ高校に通う少女で、没落した元華族「久遠家」の末娘。足に病を抱えており、車椅子での生活をしている。両親はおらず、親の残した遺産や株・土地の収入で、お手伝いの結々香と二人で暮らしている。何故か何者かによって命を狙われているようだが……?
顔つきは兄や姉とは違うものの、DNA鑑定で血縁関係であることは判明している。兄妹仲は悪い方で、他人をあまり嫌わない彼女が積極的な会話を避けるほど、と周囲は見ている。事実兄達は遙夢の屋敷―その地下に眠るマナクリスタル精製装置―を求めて、交渉という名の一方的要求や刺客を送るなどしている(遙夢は誰が刺客を送っているかなどを知らなかったが)。
真面目で純真、騙されやすい性格をしており、玲のぶっ飛んだ噂(一部事実が混じっていたが)をそのまま信じていたり、「玲に惚れた」と結々香が言い出したせいで度々いぢられたりしている。ただし、一連の事件を経てからは本当に玲に好意を抱いたようで、四季に「負けませんから」と宣言している。玲もげろ。
最終的に玲は四季を選び、彼女と蜜柑は身を引くことに……なると思いきや『正妻の座は諦める』というだけで彼へのアタックを諦める気はない様子。やはり玲もげろ。
伊達や酔狂で十数年車椅子生活を送ってきたわけではなく、ドリフトカーブすらやってのける。そういう乗り物じゃねぇからコレ!?
・西郷 結々香
「もしかして惚れました?」
遙夢の世話係を務める女性。遙夢のことを常に第一に考える聡明な女性。遙夢の父と意気投合し、彼女が生まれてから久遠家に雇われたと言われているが、それが事実なのか、それ以前に何をしていたのかは不明。
その正体は遙夢の母親その人であり、半年前に銀髪の男(フェニックス)から奈落の力を与えられ、訓練の末に『自分の肉体から魂を分離させ、遠隔操作する』能力を得た(この時、魂は物理的接触が不可能になる)。その能力を用いて遙夢を狙う刺客を退け、娘である彼女を守っていた。最終的にはフェニックスによって奈落の力を抜かれ、再び一般人に戻っている。
主従がみょんとゆゆ様で入れ替わっているが、相変わらずこちらがいぢる側である。妖夢故致し方なし。
久遠家の子供達で、遙夢の兄姉にあたる。全員に該当する特徴として「自分達三名以外を信用していない」という点が挙げられる。それは遙夢やその父すらも例外ではなく、むしろ遙夢に関しては、血縁関係に関しては納得しているものの露骨に疎ましく思っている。
最終的にはビャク達の活躍で暗躍が露見してしまい、奈落の力で口封じを図るも失敗。全員お縄頂戴となった。
・久遠 政臣
30歳。自他共に認める有能さを持つが、ねちっこくて陰険。爬虫類を思わせる神経質そうな顔をしている。
「どうするんだ兄貴」
「異論はありませぬ、兄上」
26歳。きつい性格らしく、美人ながら人を寄り付けさせないカミソリのような雰囲気を漂わせている。
流しの演奏家を名乗る三人組。奈落の犠牲になった友人の墓参りに来た四季と遭遇する。死者があの世に行けるよう、道しるべとして音楽を凄絶に奏でることを目的としている。三名ともダンピールであり、クエスターと奈落両方の気配を有している(三者ともダンピールとアーティストのクラスを保有する)。
久遠家の事件を経てからは、屋敷の手伝いを条件に住居を得た模様。それからも奈落関連の事案が発生すると、奈落専門家として意見を求められるようになった。
「この事件、私たちも関わらせて貰う」
虹川三姉妹の長女で三味線担当。「凄絶に」が口癖で、若干中二病の気があるらしい。占いを得意とし、四季に意味深な未来を示唆した。ケバブはヨーグルトソース派。ブラックマジシャンのクラスを有する。
「あいあーい。任せてちょんまげー」
虹川三姉妹の次女でフルート担当。時折姉の暴走を煽ったりしているが、基本的には姉の決定には素直に従う。ホワイトメイジのクラスを有する。
・虹川理香
「だよねぇ。奈落の血が入ってるったって結局あたし達は人間だもんね」
虹川三姉妹の三女でアコーディオン担当。姉二人に対するツッコミ役。スカウトのクラスを有する。
「……なるほど、あなたがたは彼が希望した条件に当てはまるようですな」
60歳前半~後半に差し掛かる男性で、遙夢の父の友人。弁護士であり、彼の遺言状を預かっていた人物。虹川月とも過去に親交がある。
遙夢父からマナクリスタルや手紙を預かっており、『自分の死後、真実を探求する者が現れたらこれを託して欲しい』と言われていた。
エイトクラウド株式会社代表取締役CEOを務める女性。クエスターなどに関する知識を有しており、車に科学的・魔術的防御処置を施すなど、対策に余念がない。
もうすぐ齢40になる独身らしく、仕事の激務も合わせて企業改革を進めているが、求める人材へのレベルが高すぎるのか中々上手くはいっていない様子。5年ほど前から雛菊とも交友があり、徹カラするほどの仲だとか。
雛菊達と協力し、「例の場所」と呼ばれる何かを管理・監視しているようだが……?
「ええ、私自慢の一人娘です」
エイトクラウド株式会社の副社長で、由香里の妹。時折社長の突然の思い付きで雑事や使いっぱしりをやらされるなど、元の妖怪関係を彷彿とさせる。初登場時はリムジンの運転手をやっていた。副社長なのに。
世間では「何でもできるクールビューティーで通ってる」と本人は語るが、学校にヘリで乱入し(しかも授業中に)、玲を拡声器で呼び出すという世の少年少女の憧れを粉砕する行為に及んだことも。何やってるんだあの人は……。
蜜柑=エイトクラウドという、今年中学生になる娘がいる。蘭香は蜜柑を溺愛しているようで、彼女が友人と(エイトクラウド社が出資する遊園地に)遊びに行くと聞いた時にはビャクや玲にこっそりと見守るよう頼み込んだりしている(しかも「何もなかった場合でも報酬は支払う」とまで言う始末。『依頼』ではなく『頼み』である辺り、ギリギリ自制心が働いたのだろうとはビャクの談)。
蘭香=エイトクラウドの娘。由香里には子供がおらず、現時点では彼女が唯一の後継者候補とされている。母親からも後継者として教育を受けているようで、若いながらも現場の事を考えられるできた娘。だが、友人と遊びに行くと決まるや蘭香に頼んでチケットを入手したりする面も。さすがVIPきたない。その立場故か、時々セッション時に誘拐される。友人となった美子よりやや胸が小さい(言及されている中では)数少ない人物だが、当人の年齢を考えると……。
とある事件を通じ玲に憧憬を抱く。また夢川か。彼を巡る女の戦いでは妙なオーラを出すことに定評がある。
・ザ・フェニックス
自らを「中間管理職」と称し、『大将』と呼ぶ何者かの指示で動く謎の奈落。様々な属性のアビスシード―「大切な者を殺された怒りに満ちた」、「身の丈に合わない欲望の」といった形で形容される―を回収することを目的とし、暗躍している。理由は不明ながら玲に興味を持っており、様々な場所で邂逅する。炎を自在に操る力を持ち、戦闘時には炎を大剣に変えて戦う。また、灰となってからも時間を置けば再生する専用加護《ザ・フェニックス》を所持している。
彼もまたシャードを所持する者であり、同時に玲のものに似たベルトの所有者。本気で闘う際にはこれを開放するらしく、二度目の戦いの際に披露している。
その正体は、かつて奈落に取り込まれた聖獣の力の一部が独自の人格を得た存在。9話にて玲と激闘を繰り広げ敗北し、奈落を浄化され元の聖獣(の一端)へと戻った。その後は久遠家に新たな家族として迎え入れられている。
力の意味すら解さぬ者を軽蔑する一方、決意と信念をもって力を得ようとする者には彼なりの敬意を払い、命令に反しない範囲でサポートを行う一面もある(前者は猪狩、後者は結々香が該当する)。
PC達の前に立ちはだかる強大なライバル……という立ち位置ではあるが、クシャミした拍子に煙草を口の中に入れてしまい舌を火傷したり、とある事情で海まで流された際には平泳ぎで陸地を目指そうとする、といった残念枠な描写もされている(余談だが、彼はセッション1の裏話にて既にうp主より(残念な)イケメン扱いされていたりする)。
・エヌ/闇法師
「また僕を殺すのかい? ビャク」
かつてビャクの仲間であり、親友だった男。奈落の血を宿しており、それが原因で父を失っている。アンカー使いムライガー、魔法使いイッチリーン、その従者にして自らの師ウンタン、兄弟子である剣使いトラマルガー・ショウ、そしてビャク。多くの仲間達に囲まれ次代のホープとさえ目されていたが、自身の奈落の血が暴走し、ビャクの銃によって死亡してしまう(撃った、というか撃たせたのはエヌだが・・・)。
エヌは確かに死亡したが、その容姿と記憶を模した奈落「闇法師」としてビャクの前に現れ、彼を精神的に追い詰めてゆく。さらに、トラウマを刺激することで負の感情を引き出し、そのエネルギーを元にブルースフィア出身者からの攻撃を無効にする「無敵シールド」を展開し、PC達を苦しめた。だが、エヌの意識の残滓は未だ残っており、覚悟を決めて立ち上がったビャクに自身をもう一度討つことを願い、彼の「彼の意志で撃った」銃弾に貫かれ消えていった。
なお、地霊殿6人衆に返り討ちにあったのは秘密。
・サーナ=東谷
外伝のNPCにして黒幕。雛菊の「みんなに希望を与えたい」という願いを逆転させ、人々を絶望に陥れるために彼女を誘拐した。
エイトクラウド社初代社長。由香里曰く「親としては失格」な男だが、エイトクラウド社を巨大企業に発展させた商才は間違いなく本物といえる。ただし経営面では由香里の方が優秀だったらしい。
本シリーズのラスボスとして物語の裏で暗躍し、11話にてアビスシードを育てるために猪狩を唆し学校を襲撃させ、エンディングにて遂に表舞台に姿を現す。最初は初老の男性として登場したが、猪狩の集めたアビスシードを取り込んだことで15年ほど若返った姿――かつて自らが引き起こした奈落事件当時の姿――になった。
かつて失敗した奈落門の開放を今度こそ成し遂げるべく玲のシャードを簒奪するが、自身のうっかり玲の抵抗により失敗。怒りに任せて玲の腹を貫き一度は殺害寸前まで追い込んだが、復活した玲とその仲間達の絆の力の前に敗れ去った。
玲の両親を事故を装って殺害し、奈落門による事故を引き起こし、蓮司が奈落へ堕ちる原因を生んだ作中における全ての元凶。
・折田 志緒里
「幼馴染みに向かってげぇっ!? とはいい度胸しているわね。まあいいわ」
公式NPCの一人。オリタ財団の令嬢にして、ルーンナイト達を纏める組織「アイギス」のトップを務める女性。幼馴染である玲がクエスターとして覚醒したため、彼を(形式上ではあるが)アイギスへ招き入れた。
なお、前述のとおり志緒理は公式NPCなのだが、当卓でのアバターは蓬莱山輝夜のモノになっている。
・永居 意玖
「この世から死んでいなくなれ」
智香の妹。幼少から身体が弱く、引っ込み思案で大人しめの性格。慕っていた姉を失いショックを受けていたところ、『命を代償に仇を討つ力を与える』と取引を持ち掛けられ、自殺することで奈落の力を得た。Dカップである。
彼女は猪狩達から虐めを受けており、姉の死も彼女を庇ってのものだった。奈落の力を得た意玖は「姉は仇討ちを望んでいる」と思い込み、虐めに加担した不良達を殺害して回っていた。最終的には玲達によって奈落から解放され、姉と共にあの世で新たな人生を生きることとなった。
・永居 智香
通りすがりのしがない幽霊を自称する少女で、意玖の姉。生前は家族思いで快活な少女であり、虐めに遭っていた妹を庇っていた。奈落に利用されている妹を止めるべく、四季の精神に直接語りかけてきた。Aカップである。
前述の通り彼女は幽霊であり、既に死亡している。そのため、一日一回、深夜の10分間しか現世で活動することができない。ちなみに、この制限はあの世で神に交渉した際賭け勝負をすることになり、結果ボロ負けしたかららしい(ついでに全財産も取られた)。これは酷い。というかこちらのあの世もタダで生活できる訳ではないようで、空いている時間は労働に勤しんでいるらしい。
久遠家先代当主にして遙夢の父。享年55歳。親馬鹿レベルで遙夢を可愛がる一方、他の子供達とは不仲だったと言われている。基本的にフランクな性格で、部下の相談にもしっかりとアドバイスを送るため、人望はあったらしい。うp主曰く「ナデシコのミスマル提督のような雰囲気とか顔」とのこと。
半年前に事故死したが、前後の状況から本当に事故だったのかは疑問視されている。また、本人も自身の死を予見していた節があり、金銭を上の兄姉に、屋敷や土地、株を遙夢に受け継がせる旨の遺言状、そしてマナクリスタルや手紙などを鵜川という弁護士に残していた。
・教授
「何故なら! それは我が輩がこのセッションの敵役なのだから!」
未来の文部省に所属する、誰もが認める天才として名を馳せる変人。ハイテンションで奇天烈な性格や思考、因果関係をも超越した物品を数多く制作するなど、完全に省内では持て余されているらしい変人。名声ばかりを求め自分にスカウトを持ちかけてくる日々に不満を積らせていたところを布太郎に見いだされ、文部省に誘われた。その際のやり取りから総理に深く恩義を感じており、美子が受け取ったとある箱を回収すべく一行の前に(間違った礼儀でもって)立ちはだかる変人。クライマックスで美子の説得を受け和解し、未来へと帰って行った。
美子回のシリアス要素をなかったことにした原因の八割(うp主談)。どうしてこうなった。キャラ造形の参考にしたのはドクター・ウェストとのこと。
・チューリッヒ
教授の部下で、共に未来から渡ってきた人物。美子が受け取った箱を取り戻すため、蜜柑を人質に取る。……が、その行為が仇となりG市の人外精鋭オールスターによってご自慢の戦力を一方的にフルボッコされてしまった。誰がここまでやれと言った。
教授が緊急修理したバイオロイドを率いて足止めを買って出た玲と手助けに来たフェニックスとの戦闘の末敗北。教授と共に未来へと帰って行った。(なお、その際また玲がフラグを建築していたが、GMサイド曰く「今後出番はない」とのこと。)
・豊里 布太郎
「何故なら、私が内閣総理大臣だからだ」
未来世界における内閣総理大臣。無駄に説得力溢れる自信に満ちたドヤ顔が特徴。酒場で出会った教授を文部省にスカウトした。なお、他の議員の発言にも結構ツッコミどころが多い。そんな議会で大丈夫か?
・真智子
四季が精神世界の中で出会った少女。彼女は普段眠っており、四季も彼女を忘れていた(正確には「忘れさせられていた」らしい)が、フェニックスによって埋め込まれたアビスシードの影響で目覚めた。
とある実験と事故によって四季の内側に宿った一歳年下の妹。四季を侵蝕する奈落を内側から留めていた。生きる意思を固めた彼女と共に戦い、サイキッカーだけを殺す特技チート特技《真のサイキッカー》でベス&テレサを圧倒した。必殺技はサイキック延髄ぶっこ抜き。(サイキックとは一体……うごごごご!?)
・少佐
「話は理解した。まさか彼女がこのような目に遭っているとはな」
かつて四季を施設から連れ出した人物。元は軍に所属していたようで、初老の域に達しているとは思えないほど筋肉質の肉体を持つ。現在は軍を離れ、世界に害をなす存在を討つために行動している。世間一般的にはテロリストとか言っちゃいけない。
在軍時に行ったソロモン海域での作戦(どう見ても星の屑作戦です本当にありがとうございました)で罪なき民間人を死なせてしまった過去を持つ。それ以降軍を抜け、己の理想を原点にテロリストと蔑まれようとも生きる覚悟を持って世界を放浪している。
「昔からその澄ました顔が気に入らなかったのよ」
「だからここで嬲り殺しにしてやるぜぇぇぇぇっと!」
四季(と真智子)と同じ施設にいたサイキッカー。四季に個人的な恨みを抱いており、奈落の力を取り込んで四季を襲った。が、真のサイキッカーに目覚めた四季&真智子の敵ではなく、あっさりと返り討ちになった。
その後、最終話にてまさかの復活怪人枠として再度四季&真智子に襲いかかる。互いが一般・特殊の《属性無効》を持ちつつかばう事で疑似的な無敵の連携を発揮したが・・・?
・ウドゲイン
「議長! 我ら天空人の未来のためにあなたには倒れてもらいます!」
突如発見された謎の浮遊物ー空に浮かぶ大陸ーで出会った“天空人”の少女。住民に襲われる一行を助け、テイオーと共に玲達を支援する。奈落の力に魅入られ暴走する天空人の議長を玲と協力して倒し、現れた巨大龍に苦戦する一行へ伝承に伝わるシャードを託した。
銀幕版のヒロインであり、玲にフラグを建てられていると思しき描写がある。ライバルが増える一方な四季の心境は推して知るべしである。
・G市
PC達が暮らす、日本のどこかにあるといわれる都市。元々は温泉街と海があるだけの街だったが、二十年ほど前に「エイトクラウド株式会社」がこの地に起業。それ以降、人が段々と集まり今では観光地街以外の性格も表し始めている。
・エイトクラウド株式会社
新世代のエネルギー開発を主軸に、軍事・宇宙関連以外の分野も手掛けるマルチ企業。現在は二代目社長の由香里が運営を取り仕切っている。総資産は兆にも迫る勢いとされており、街の象徴企業として君臨している。
・15年前の事件
エイトクラウド株式会社が保有する施設で起こった爆発事故。これを起点とするゴタゴタはあったものの、現在はおおよそ落ち着いている。
この事件の真相は、エイトクラウド社の先代社長だった間隙が新世代エネルギーとして神秘、それも奈落エネルギーに着目したことに端を発する。当時副社長であった由香里の制止を無視し奈落をエネルギー化する機械「奈落門」を試運転した際、大爆発が起こしたとされる。作業員は先代社長も含め死体も残らぬほどの惨事であったという。同時に重度の奈落汚染が引き起こされたため、現在まで続く封印と監視が行われている。
また、この事件で偶然蓮司の奥さんと娘が巻き込まれ死亡している。
・5年前の事件
雛菊が巻き込まれたとある奈落事件。彼女がフォーチュンのまとめ役になったきっかけ、それが断片的に外伝にて語られている。ただし、この事件は本編の内容に直接は関わらない。
・温泉宿『地霊殿』
ブラックロータスがビャクへの報酬としてタダ券を用意した温泉宿。ビャクは美子との楽しい温泉ライフをエンジョイしようとしていたが、ブラックロータスが空気読まずに一人用のチケットを送ったため断念している。ちなみに混浴は来月から。ガーンだな・・・。
また、若女将を除く従業員達は『地霊殿6人衆』と呼ばれており、奈落の群れを返り討ちにできるだけの戦闘力を有している。うp主曰く「くろがね屋」を参考にしているとのこと。
ちなみに内約は、『番頭』鬼頭勇星、『送迎係』火焔燐々、『料理長』人呼んで先生、『浴場係』美空霊羽、『売店係』キスネちゃん、『仲居』おヤマさんの六名。
・久遠家の屋敷
久遠家が暮らす屋敷。現在は遙夢が受け継ぎ暮らしている。
屋敷の地下には極めて初期のマナクリスタル精製装置があり、それを利用しようと企む久遠家三兄姉と遙夢父との間で対立が発生。悪用されることを阻止すべく、遙夢父は遙夢に屋敷を託す遺言状を残していた。その後は遙夢が施設を手放し、サジッタ社へと引き取られた。
・箱
ある日美子の家に突如送られてきた謎の箱。未来の技術で作られており、加護を用いて開封しなければ開けられない強固な封が施されている。中には何らかの機械が入っているらしいのだが……?
その正体は美子の誕生日祝いのため布太郎が用意したオルゴールの入った箱。うっかり美子の元に送ってしまったようである。
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最終更新:2025/12/19(金) 08:00
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