空母(艦これ)単語

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※この項では、『艦隊これくしょん~艦これ~』における「空母」及び「水上機母艦」について、史実解説を中心に記述しています。

 概要

 『艦これ』には2022年1月現在太平洋戦争に参加した日本海軍空母ほぼすべて(回航中に撃沈された「信濃」は今後投入予定とされている)と水上機母艦3隻(+陸軍揚陸艦1隻、特殊な水上機母艦1隻、特殊な補給艦2隻)と、ドイツ海軍の未成空母1隻、イタリア海軍の未成空母1隻、アメリカ海軍空母3隻と軽空母(護衛空母)1隻、フランス海軍水上機母艦1隻が実装されている。

 『艦これ』において空母が期待されている役割は、戦闘開始直後の航空攻撃によって、戦前に敵艦隊の数を減らすことである。敵がそこまで強力な部隊編成でない場合、航空攻撃だけで全滅させてしまうこともある。
 ……というのは過去の話であり、時間経過と共に『艦これ』の戦闘システがブラッシュアップされ続けた結果、空母の役割も大きく変わり、現は艦載機による攻撃よりもまず「空戦で打ち勝つことによって、相手の弾着観測攻撃を防ぐ」ことが空母の最大の役割とされ、結果として烈風キャリアーと揶揄されることもある。
 ……というのも過去の話となった。というのも、2015に艦載機熟練度が導入され、この熟練度による補正値はこれまでの艦載の常識を大きく変えるほどのものだったからである。詳細は各自で調べられたしだが、対人戦となる演習はともかく、今のところ艦載機熟練度を導入していない深海棲艦相手であれば、これまでより少ない艦戦で空戦をモノにすることが能となり、その空いたスロットをどう使うか、提督が腕を振るう余地が広がったといえる。
 空の戦闘力は当然ながら艦載機の種類と能・搭載数に左右され、初期値で96、改で112の搭載数を持つ正規空母イントレピッド」が、今のところ『艦これ』内では最強空母とされている。

 一方欠点は、中破・大破の損を受けると戦でも艦載機を飛ばせなくなること(装甲空母である「大鳳」、「翔鶴改二甲」、「瑞鶴改二甲」、「Saratoga Mk. mod.2」は中破しても戦闘)、そして夜戦では全く何もできない点[1]夜戦で棒立ちになった「赤城」に敵の攻撃集中→大破など、安定の食っちゃ寝コースまっしぐらだ。なお夜戦での戦闘力は仮に参加可だとしても計算式の都合上極めて限定的な攻撃力しか発揮できない。ただ、上述のサラトガMk.間作戦航空要員を搭載した空間戦闘機また間攻撃機を搭載すると、夜戦でも安定した攻撃力を発揮できる。
  また、『艦これ』では、正規空は潜水艦への攻撃ができない(2020年8月、条件次第だが加賀改二護が攻撃可になった)。潜水艦実装当初は、正規空母も軽空母も艦上爆撃機潜水艦への攻撃が可だったが、ゲームバランスを考慮して正規空母に関しては外された。軽空母にその機が残されているのは、大戦中にアメリカ軍イギリス軍が小の「護衛空母」を使って、ドイツ軍潜水艦による通商破壊戦から輸送団を守った戦訓を踏まえているものとされる。帝国海軍の護衛空母?いえ、知らない子ですね……逆に、演習において敵に軽空母がいる場合は、潜水艦を自軍に加えておけば撃戦において敵の攻撃を吸収させることができる。

 『艦これ』において、空母は大きく分けて正規空母と軽空母に分類される(「大鳳」は前述の通り分類は装甲空母だが、実際の使用時には正規空母の扱いをされることが多い)。史実上の分類とは事なり、『艦これ』ではあくまでも搭載機数で分けているらしく、史実では正規空母だった「鳳翔」「龍驤」が軽空母に分類されている。

 正規空母に対する軽空母メリットといえば、なんといっても燃費の良さであろう。飛鷹千歳(航改二)は正規空母蒼龍」「飛龍」に近い搭載数を持ちながらローコストとあって、好んで使われる。
 「瑞鳳」(改まで)などは搭載数で劣るがその分更にローコストであり、3-2-1へのレベリング出撃のお供・空母を必要とする長時間遠征での運用に最適。特に「鳳翔」は改でも燃費が軽巡洋艦並で、コストダウンのためにレベリング・遠征でいつも「鳳翔」を使っていたら、いつの間にかレベルが上がりまくっていたということも少なくない。
 対潜攻撃能という点はメリットにもデメリットにもなる。敵が潜水艦隊ならデメリットは特にないのだが、敵艦隊に1隻だけ潜水艦が混じっているような場合、潜水艦に攻撃が吸われてしまうことになる。潜水艦を撃沈させるか対潜値の高い艦載機を装備させるかしない限り砲撃戦で完全に戦力外となってしまうのである。
 軽空母には2017年から登場した2つ派生した艦種がある。1つは「攻軽空母」(鈴谷航改、熊野航改二)で、こちらは水上艦と潜水艦の混成艦隊に対して水上艦を優先して攻撃する。そのため、上で挙げたデメリッ完全に解消されている。もう1つが「護衛空母」派生する軽空(大鷹・同改・同改、ガンビア・ベイ、瑞鳳改二、神鷹)で、こちらは対潜先制攻撃が能だったり輸送連合艦隊に編成能だったりするなど様々な特性がある。

 要するに『艦これ』の空母は一艦一艦に特性があるので、これを使いこなす提督揮力が試されていると言える。

 その一方、水上機を運用する専用艦である水上機母艦は、これまで実装されていた「千歳」「千代田」は改造することで最終的に軽空母となるところから、水上機母艦のまま運用されることはあまりなかった。しかし、2015年になり、「秋津洲」「瑞穂」、2016年には「コマンダン・テスト」、2017年には「神威」、2018年に「日進」と"空母にならない水上機母艦"が実装された。事実上の「飛行艇母艦」で毛色の違う「秋津洲」はともかく、「瑞穂」「コマンダン・テスト」「日進」は立な戦力になり得る水上機母艦であり、今後その運用方法が提督達によって開発されていくと思われる。また、「神威」は補給艦水上機母艦補給艦と艦種が変遷する独特の仕様をもって登場した。


※ここから、日本海軍空母水上機母艦の史実での所属航空戦隊ごとでの解説等(太字は改二実装)

 一航戦 (第一航空戦隊)

→  赤城(艦これ) 加賀(艦これ) 一航戦 航空戦隊 も参照

 「一航戦赤城、出ます!」の出撃セリフ、そして帰投してからの補給・修理で要してくる膨大な資(特にボーキサイト)のエピソードで、一躍『艦これ』の役的存在となった正規空母赤城」の所属した航空戦隊相方は正規空母加賀」。

 両艦とも元は八八艦隊計画で、巡洋戦艦赤城)と戦艦加賀)として建造されるはずだったものが、ワシントン海軍軍縮条約の成立によって計画が中止され、空母へ転用となったもの。特に「加賀」は、軍縮で建造中止→標的艦として処分される予定が、関東大震災空母改装中の「天城」(赤城姉妹艦)が修復不能の損傷を受けたため、代わりに空母へ改装されることになったという、なかなか波乱な生い立ちを持っている。

 『艦これ』では「加賀」が「赤城」と似たようなキャラ造形(2Pカラー)となっているので2人を姉妹艦と思っている提督も少なくないが、上記のように別艦である。

 第一航空戦隊が初めて編成されたのは昭和3年だが、もちろんその当時は「鳳翔」と、空母(三段式甲)として完成したばかりの「赤城」がいるだけ。昭和4年に「加賀」が就役して3隻をローテーションで編成できるようになるが、何分にも“空母”という新しい艦種を扱うため、運用は試行錯誤の連続だった。
 昭和8年に「龍驤」が就役してからは、一航戦が「龍驤」「鳳翔」で、二航戦が「赤城」「加賀」だった時代もある。

 太平洋戦争では開戦初期、世界最強を謳われた【南雲機動部隊】の戦隊として各戦場。日事変における実戦と猛訓練を重ねた一航戦パイロットの技量は人外レベルとも言われ、実際に真珠湾攻撃セイロン沖海戦で大戦果を叩き出した。しかし、その戦果と評判が慢心を生み、ミッドウェー海戦の惨劇に繋がったことは巷間よく知られている。
 『艦これ』では、「赤城」にその慢戒めるセリフを、「加賀」には史実象徴するセリフを言わせている(※田中謙介プロデューサーは、「加賀」のセリフに関しては「やりすぎたかな」とコメント

 ミッドウェー海戦は開戦からわずか半年後に起こり、その後の第一航空戦隊は、ミッドウェー作戦に参加していなかった第五航空戦隊の「翔鶴」「瑞鶴」および軽空母の「瑞鳳」で再編されたため、実のところ太平洋戦争の期間においては、「赤城」「加賀」より姉妹一航戦だった期間の方が長い。また短期間ではあるが「大鳳」が所属していた時期もある。
 しかし「赤城」「加賀」黎明期から日本海軍空母部主力を担っていた艦であり、“一航、赤城”のイメージは今後も変わること無いだろう。

 ※ちなみに空母部隊が壊滅した戦争末期一航戦艦載機を持てない残存空母雲龍の「天城」「葛城」)の寄り合い所帯に成り果て、挙句の果てには戦艦の「大和」が配属された上に戦隊官は任命されないという、残な状態となってしまった。

なお、太平洋開戦時のトンボ釣り=不時着機の救助役の駆逐艦としては、第七駆逐隊綾波駆逐艦」「」「潮」が所属していた。ただし、真珠湾には航続距離の関係で綾波は参加出来ず、代わりに一水戦第一七駆逐隊(「浦風」「浜風」「磯風」「谷風」)がその任務にあたっている。

後輩の二航戦・五航戦、同期ライバルえるサラトガが先に改二(Mk.Ⅱ)を実装されて遅れを取っていたが、満を持して2019年5月21日に「赤城改二」、2020年8月27日に「加賀改二」が実揃って5スロットを持ち(2020年現状空母では彼女たちのみ)加えて『航空攻撃』が可な(『航空運用員』を必要としない)「」へのコンバート改装も可であり、多様な機種運用が出来る。

更に「加賀」には第三兵装ともうべき「護」も実装。搭載機数は大幅に下がるが、正規空母一の対潜攻撃+先制対潜が可ジェット爆撃機+航空戦前先制攻撃の運用が可とさらに多な運用が出来るようになっている。

 二航戦 (第二航空戦隊)

蒼龍(艦これ) 飛龍(艦これ) 飛鷹(艦これ) 隼鷹(艦これ) 龍驤(艦これ) 龍鳳(艦これ) も参照

 南雲機動部隊のもう一つの力を担った、正規空母蒼龍」「飛龍」の所属する航空戦隊ミッドウェー海戦で両艦が戦した後は、商改造空母の「飛鷹」「隼鷹」および四航戦から移ってきた軽空母龍驤」で再編された。

 一航戦とともに歴史のある航空戦隊で、昭和8年に「龍驤」が就役して空母が「鳳翔」「赤城」「加賀」「龍驤」の4隻体制となったので、これを第一艦隊・第二艦隊・予備のローテーションで運用するために、第二艦隊所属の戦隊で編成されたのが最初。

 昭和13年に「蒼龍」、14年に「飛龍」が就役すると、この準姉妹艦どうしでの編成となり、昭和16年4月に第一航空艦隊(南雲機動部隊)が組織されて配属。開戦劈頭の真珠湾攻撃を戦う。なお、太平洋開戦時のトンボ釣り=不時着機の救助役の駆逐艦としては、第二三駆逐隊睦月型駆逐艦卯月」「長月」「夕月」(艦これ実装)が所属していたが、こちらも一航戦同様に航続距離の問題で真珠湾には同行せず、代わりに朝潮型陽炎型からなる第一八駆逐隊(「」「」「陽炎」「不知火」)を二戦から借用して同行させている。
戦後山口多聞官の下で各地を転戦。一航戦パイロットに劣らぬ驚異的な技量を発揮し続けてきたが、ミッドウェー海戦で両艦とも戦山口官も「飛龍」と運命を共にする。

 空母機動部隊が第三艦隊として再建されると、二航戦には改造空母の「飛鷹」と「隼鷹」、そして開戦時は第四航空戦隊にいた軽空母龍驤」が配属される。
 「飛鷹」が機関故障で本土へ後退したため、ソロモン諸島をめぐる第二次ソロモン海戦は「隼鷹」と「龍驤」で出撃。ここで「龍驤」は没する。続く南太平洋海戦には「隼鷹」のみで出撃し、日暮れ時まで攻撃隊を発進させ続ける猛攻ぶりを発揮した。

 失われた「龍驤」に代えて、潜水空母大鯨」からの改装がようやく了した軽空母龍鳳」を加え、昭和19年マリアナ沖海戦は「飛鷹」「隼鷹」「龍鳳」の3隻編成で出撃したが、「飛鷹」は戦、「隼鷹」も発着艦不能となる損を受け、おまけ戦全体では400機近い航空機とそのパイロットを失う大敗となったため、二航戦へは配属できる艦載機くなってしまい、レイテ沖海戦を前に戦隊は解隊となってしまった。

 残された「隼鷹」と「龍鳳」は輸送任務に使われた後、それぞれ佐世保で、太平洋戦争の終幕を見届けることになる(「隼鷹」は潜水艦の雷撃を受け大破、なんとか佐世保まで戻ったものの、機関修理が出来なかったため、外洋に出られなくなった。「龍鳳」は襲により大破し、防台として係留された状態で終戦を迎える)。

 『艦これ』では一航戦の「赤城」や五航戦の姉妹のように、所属航空戦隊セリフで言う艦娘がいるが、二航戦の場合は「飛龍」の持ちセリフとなっていて、大戦後期の二航戦だった「隼鷹」たちにはい。
 その代わり、「隼鷹」「飛鷹」と「龍驤」は姉妹艦でないにもかかわらず、同じ絵(声優は別)による作画かつ、艦載機を式神として操る空母というキャラクターで設定されており、これで3人が二航戦の同僚だったことを表していると思われる。
 なお、後日実装された「龍鳳」は二航戦所属だが、武器が式神ではなく日弓である。これは二航戦としてはマリアナ沖海戦の一度しか戦ってないことと、型が「瑞型航空母艦」でひとくくりにされることから、スタイを祥&瑞鳳と合わせたためだろうと思われる。

 三航戦 (第三航空戦隊)

→  鳳翔(艦これ) 瑞鳳(艦これ) 千歳(艦これ) 千代田(艦これ) も参照

 開戦時と最終時で、所属空母が大きく変化した航空戦隊
 開戦時は「瑞鳳」と「鳳翔」が所属し、いったん解隊して再編成された時は、水上機母艦から空母へ改装された「千歳」「千代」姉妹が所属。その後、一航戦へ転属していた「瑞鳳」が復帰し、マリアナ沖海戦後は「瑞鶴」も転属してきて、事実上最期の空母戦隊としてレイテ沖海戦を戦った。

 昭和11年から13年にかけては「神威」「香久丸」「神丸」などの特設水上機母艦によって編成と解隊が繰り返され、日開戦の機運が高まりつつあった昭和15年末、二線級扱いとなっていた「龍驤」「鳳翔」の受け入れ場所のような形で再編。まもなく「龍驤」は新編成の第四航空戦隊へ異動し、新たに潜水母艦から空母へ改装された「瑞鳳」が所属して、この2艦で太平洋戦争を迎える。(※トンボ釣り=不時着機の救助役の駆逐艦として「三日月」と「夕」(峯駆逐艦)が所属)

 特に戦力に数えられている訳ではなかった三航戦は、昭和17年4月の編成で解隊。「鳳翔」「瑞鳳」ともにミッドウェー海戦へ出撃しているが、所属艦隊は別だった。戦後、機動部隊の再建で「瑞鳳」は一航戦所属となり、「鳳翔」は内地で訓練艦とされる。

 水上機母艦の「千歳」と「千代田」の空母改造了すると、この姉妹で第三航空戦隊を再編成。正規空母大鳳」が就役して一航戦に配属されると、「瑞鳳」が再び三航戦所属に異動。マリアナ沖海戦では、「大和」「武蔵」らの戦艦重巡部隊行動を共にした。

 マリアナ沖海戦で「大鳳」と「翔鶴」が戦し、一航戦が「瑞鶴」単独となったため、一航戦は新鋭の空母雲龍」「天城」で再編し、「瑞鶴」は三航戦へ移る。一航戦空母こそ新鋭だが搭載する航空機く、かろうじて戦力を残していた三航戦が、事実上最後の日本海軍空母部隊だった。
 昭和19年10月、三航戦は最期の機動部隊としてレイテ沖海戦へ出撃。栗田艦隊のレイテ湾突入を援護する囮艦隊として戦い、「瑞鶴」以下4隻は任務を全うして全滅した。

 所属空母の変化がしいためか、『艦これ』の艦娘セリフで“三航戦”を使っている者はいない。設定するなら千歳姉妹か。しかし最期の三航戦で戦った「瑞鶴」「瑞鳳」「千歳」「千代田」の改の衣装(及び瑞鶴改二瑞鳳改二)は、レイテ沖海戦時の迷彩色でられている。セリフにはなくともこの色で、悲運の三航戦を表しているということだろう。

2018年2月17日開始のイベント捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」はタイトル通り三航戦役(特に瑞鶴)のイベントであり、同日に「瑞鳳」に改二及び『改二』が実装された。改二は純な強化に対して、改二は先に実装していた「大鷹」と同種の『護衛空母』に種別変更され、輸送連合艦隊に組み込める空母として重な存在になっている。

 四航戦 (第四航空戦隊)

祥鳳(艦これ) 伊勢(艦これ) 日向(艦これ) も参照

 大戦末期航空戦艦改造された「伊勢」「日向」が所属した航空戦隊。開戦時の編成は「龍驤」と、後に特設空母大鷹」へ改造される商春日丸」。開戦後に「祥鳳」加入。

 開戦直前の昭和16年9月に新編成。所属は南雲機動部隊こと第一航空艦隊だったが、軽空母ゆえに真珠湾までの進軍は不可能とされ、東南アジア方面の攻略部隊に配置。正規空母が全てハワイ攻撃に出払っている間、南方攻略航空支援を行う。
 昭和17年1月に潜水母艦からの改完了した「祥鳳」が配属されるが、「龍驤」はすでに前線へ出撃しており、5月に「祥鳳」はソロモン諸島方面の珊瑚海海戦で没してしまったので、最後まで統一行動をとることはなかった。

 『艦これ』で、「祥鳳」と「瑞鳳」、さらに「龍鳳」が姉妹艦であるのに絵師声優ともに異なっているのは、所属航空戦隊が異なって接点に乏しかったこと、更に建造過程が異なる[2]ことが反映しているものと思われる。

 ミッドウェー海戦の後、「龍驤」は再編成された二航戦へ配属となったので、この時点で四航戦はいったん解隊。次に編成されたのは、ミッドウェーの損失の埋めとして航空戦艦改造された戦艦伊勢」「日向」を配属した昭和19年5月

 しかし航空戦艦として運用するにはそれ用の航空機開発しなければならなかったが、戦局の悪化で遅々として進まず、マリアナ沖海戦には不参加。レイテ沖海戦では三航戦とともに機動部隊へ配属されたものの搭載機はゼロで、代わりに噴進などの対兵器を満載して、航空戦艦ならぬ“防戦艦”のような形で戦った。
 艦齢30年を数える低速・旧式戦艦ながら、戦令官・松田千秋少指揮によって米空空襲をほとんど害なくかわし切った逸話が有名(『艦これ』での伊型戦艦の空・回避・運の高さはここから)。

 昭和20年2月には、その航空機格納スペースへ資物資を詰め込んで、本土まで強行突破する北号作戦を敢行。奇跡的に成功をおさめ、に帰投する。しかし内地の資枯渇をまかなえるようなものではなく、まもなく燃料不足で戦艦は浮き台化されることとなり、3月1日付けで四航戦は解隊となった。そしてその後、「伊勢」「日向」は軍港襲によって大破着底し、軍艦としての生涯を終える。

 『艦これ』では、航空戦艦となってからの「日向」に“四航戦”、「伊勢」に“小沢囮艦隊”のセリフがある。「祥鳳」にはこの関係のセリフいが、戦隊を転々としていた「龍驤」との兼ね合いもあるので、セリフ設定は難しかったか。

2018年6月に「伊勢」に、2019年3月に「日向改二実装、『改装航空戦艦』として装いを新たにしており、正規空母に近い全通甲を装備するイメージになっている。更に日向改二は先制対潜も可になるなどマルチロール性が高い。

 五航戦 (第五航空戦隊)

翔鶴(艦これ) 瑞鶴(艦これ) も参照

 開戦時の最新鋭大空母翔鶴」「瑞鶴」による航空戦隊。初期編成時は、トンボ釣り駆逐艦として「」と「秋雲」も所属していた。ちなみに最初期(「瑞鶴」就役まで)は「翔鶴」と「春日丸」、「」で構成されていた。

 開戦直前の昭和16年8月に「翔鶴」、9月に「瑞鶴」が就役。ただちに南雲機動部隊(第一航空艦隊)へ配属され、12月真珠湾攻撃に間に合わせるべく急ピッチで訓練を課される。このころ作戦導部では、ハワイまでの航続距離の問題から「加賀」と五航戦のみによる出撃が検討されていて、なおさらの猛訓練となった。
 結局は「赤城」「飛龍」「蒼龍」を含む6空母での全力出撃となったが、一航戦・二航戦のベテランからはヒヨッ子扱いされ、真珠湾では魚雷攻撃をせず爆撃のみを担当(それでも命中率は凄まじかったが)することになり、ベテランからは「五航戦の連中と一緒にするな」のも聞かれた。
 なお、開戦時の五航戦のトンボ釣り部は綾型駆逐艦の朧」と陽炎型駆逐艦の「秋雲」だったが、このうち朧」は真珠湾には航続距離の関係で未参加となり、「秋雲」のみが同行していた。

 インド洋のセイロン沖海戦の後、南太平洋方面へ転戦して珊瑚海海戦を戦う。ここで「翔鶴」が中破したので五航戦は内地へ後退してミッドウェー海戦には不参加。そのミッドウェーで母艦を失った一航戦ベテランたちが、再編一航戦へ横滑りした五航戦の空母母艦にして戦うことになるのは、皮としか言い様がない。
 「翔鶴」「瑞鶴」とも一航戦へ転属となったので、五航戦はこれをもって解隊。実のところ五航戦が存在したのは、昭和16年9月から17年7月までの10月間にすぎず鶴姉は一航戦所属の方がはるかに長い。

 「瑞鳳」も加えた新生一航戦姉妹第二次ソロモン海戦南太平洋海戦を戦ったが、戦のたびに戦力を消耗。「い号作戦」と「ろ号作戦」では艦載機パイロット基地航空隊へ転用され、特に後者は投入した航空隊の機体7割・パイロット5割を失うという惨憺たる結果に終わり、機動部隊再建失敗の致命傷となった。

 昭和19年、新鋭空母大鳳」が加入して機動部隊は表面上、形を整えたが、日本軍航空機の長い航続力を活用してのアウトレンジ戦法は、初期一航戦ベテランパイロットでもなければこなせない技量と疲労を強いるもので、フラフラになりながらたどり着いた先の米軍機動部隊から浴びせられる猛対空砲火の前では、“七面撃ち”されるのも当然といえば当然だった。
 そして「翔鶴」と「大鳳」は、潜水の魚雷攻撃によって唯一の残存艦となった「瑞鶴」は三航戦へ移籍し、迷彩を施されてレイテ沖海戦の囮任務へ出撃する。

 『艦これ』での姉妹は、初期所属の五航戦として登場。「瑞鶴」は改になると、レイテ時の迷彩衣装に変化する。“被害担当艦”と言われた「翔鶴」にはその関係のセリフがあり、二次創作の方面では、史実一航戦慢心セリフを放つ「加賀」との絡みを描いたものが多数ある。
 2015秋に、「翔鶴」「瑞鶴」に相次いで"改二"および"改二甲"が実装された。特に"改二甲"は後発の「大鳳」の仕様に準じる装甲空母化に加え噴進機運用(ジェット機)が出来る一の艦種であり(20年8月加賀改二護」も使用可)、また「瑞鶴」がレイ仕様迷彩柄から元の紅白に戻っているところからも、「マリアナ・レイテを生き延びて最新技術による近代化改装を受けた翔鶴空母」という仮想戦記めいた仕様といえる。

2018年の「捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)」では「瑞鶴」に決戦衣装ともうべき具足姿が実装改二改二甲のみ)。正に同作戦役ともうべき装いになった。

 十一航戦 (第十一航空戦隊)

千歳(艦これ) 瑞穂(艦これ) も参照

 第十一航空戦隊は、いわゆる空母ではなく、水上機母艦によって編成された航空戦隊である。
 なお、航空戦のナンバリングは、一桁が空母、十番が水上機母艦、二十番が海の航空基地隊によるもの、五十番台が訓練部隊となっており、十一航戦より前に10の航空戦隊があるわけではない。
 ただし、そうなったのは太平洋戦争に入ってからであり、実際にこの水上機母艦による戦隊も、開戦前は第七航空戦隊で、開戦にあたっての再編に伴って第十一航空戦隊に改称した。(同様に六航戦も十二航戦に改称している)

 体となった七航戦は、その時最新鋭だった水上機母艦の「千歳」と「瑞穂」によって編成された。直後に日中戦争に出撃したが、各千歳水上機母艦への関心が高く、中国では「千歳」も「瑞穂」も写真を撮られまくった、という逸話が残っている。
 なお、「千歳」の型艦である「千代田」は、水上機母艦時代は特の戦隊に所属はしていない。

 太平洋戦争の開戦後、七航戦から改称した十一航戦は四航戦と共に東南アジア方面の攻略部隊に配置されていたが、42年5月修理を終わり回航中だった「瑞穂」が敵潜水艦による雷撃で沈、太平洋戦争における"軍艦"としては初の喪失となる。そして残された「千歳」は同年6月ミッドウェー海戦に参加したが、これが十一航戦の最後の活動となった。同戦で正規空母4隻を失った海軍は、「千歳」と「千代田」の空母への改装を決定。そして両艦は三航戦に異動となり、所属艦のいなくなった十一航戦は解隊となった。

 『艦これ』において、「千歳」は「千代田」と共に甲標的母艦空母となってからの活躍の方がクローズアップされる傾向が長く続き、「千歳」だけが所属していた十一航戦のことはほとんど触れられることがなかったが、2015年イベント水上機母艦瑞穂」が実装され、その時報セリフに「千歳」と十一航戦について触れているものがある。 

 二四航戦 (第二四航空戦隊)

神威(艦これ) も参照

 第二四航空戦隊は、千歳に配属された基地航空隊である。千歳と呼ばれていたこの部隊は、中国大陸で活動していた航空機乗りを軸としており、航空戦闘には長けていたが空母の着艦経験には乏しかった。太平洋戦争前の1941年1月に、第十一航空艦隊所属の第二四航空戦隊に改称し、開戦後ウェーク島攻撃やラバウル方面の戦闘に参加する。

 そんな第二四航空戦隊に所属していたのが、水上機母艦に改装後の「神威」であった。
神威」は前述の通り初期の三航戦に所属していたが、その後の再編や「神威」の飛行艇母艦への改装によって、所属が変わっていたのである。
 とは言っても、飛行艇母艦とし能力を発揮すること無く、ほぼ輸船団の護衛任務や、時としては輸船としての任務に明け暮れ、そして1944年、輸送任務の途中、香空襲に遭って大破着底、そのまま終戦を迎えることになる。「神威」にとって、航空戦隊の名は、あるいはお飾りに過ぎなかったのかも知れない。 

 海上護衛総隊

大鷹(艦これ)   雲鷹(艦これ)   冲鷹(未実装 神鷹(艦これ)  海鷹(未実装) も参照

 日本郵船で建造されていた3隻の貨客春日丸」「新田丸」「八幡丸」、大坂郵船の「あるぜんちな丸」は、建造中に軍に徴用され、空母へと改装された。同様の経緯を辿った「出雲丸」「橿原丸」(「飛鷹」「隼鷹」)とは異なり、艦体が小だったことと機関が客のままで速度が出せなかったことから、空母に改装されたとはいえ力として機動艦隊を率いることもなく、に輸送任務に就くことになる(「春日丸」は一時「翔鶴」と共に五航戦に、次いで「龍驤」と共に四航戦に所属していたが、あくまでも名簿上のみで実際の戦闘には参加していない)。
 後にそれぞれ「大鷹」「雲鷹」「冲鷹」「海鷹」と名を変えても、やはり輸送任務に就くことが多かった3隻は、最終的に少しとはいえ艦載機を載せられることから海上護衛総隊に編成され、輸船団の護衛任務を果たすことになり、そして「大鷹」「雲鷹」「冲鷹」米潜水艦の雷撃によっ海に沈んでいき、「海鷹」呉大空襲で大破着底することになる。

 一方、ドイツ籍の客シャルンホルスト」は欧州戦線が開戦し帰できなくなったため、神戸港係留されていたが、ミッドウェーで空母を失った日本海軍が購入(一説ではドイツで建造中だったグラーフ・ツェッペリンを購入しようとしたが、それを断る代わりにシャルンホルストを売りつけられたとも)し、空母神鷹」に改装したが、こちらも空母として使うには物足りない性で、結局上護衛総隊へ配属されることになるが、やはりこちらも潜水艦の餌食となってしまった。 

 艦これではまず「春日丸」(「大鷹」)が2017年5月イベントにて実装され、続いて2018年9月イベントで「神鷹」が実装された。「春日丸」は最初の改造名前のみならず艦種も分類上は「軽空母」だがその中でも特殊な「対潜護衛空母」に変化し、史実通りに連合艦隊の輸送護衛部隊で第一艦隊に編成できるようになる、という特殊力を持つようになる。なお、「神鷹」は当初からこの仕様となっている。
 2021年末となる12月28日には、「八幡丸」(「雲鷹」)が近年では非常珍しいことにイベント外の新艦実装として登場した。運用上はほぼ「春日丸」(「大鷹」)と同じである。

 間に合わなかった空母たち

大鳳(艦これ)  信濃(未実装 雲龍(艦これ) 天城(艦これ) 葛城(艦これ) 日進(艦これ) 伊吹(未実装) [3]も参照

 大和戦艦翔鶴空母を建造したマル三計画に続き、昭和14年以降の軍備充実としてマル四計画・マル五計画を立て続けに策定した海軍だったが、昭和16年太平洋戦争が開戦すると、現有戦力の維持整備・大艦巨砲主義から航空義への戦術の大転換・急速に拡大していく戦線維持のための中小艦の需要増大で、ただでさえ少ない物資・資と港湾工力はたちまちパンク状態に陥る。
 これによって、建造夢見・大型戦艦などの型艦計画はことごとく御破算。「信濃」は、その巨大ドックを他艦の建造・整備に使うため船体を急造して追い出したという記録がある。さらにミッドウェー海戦での四空母喪失で新規の正規空母建造が急務だったが、前は飛・千型などの改造空でなんとかしのぐという有り様だった。

 「大鳳」は、そうした中で一、最後の決戦へ間に合わせられた正規空母だった。日本空母の欠点とされた、飛行甲の防御力の弱さをカバーする装甲を施した「大鳳」は、次世代の日本空母モデルとも言うべき艦となった。
 モデルという点では、実際の海軍が量産を図った正規空は雲型だったが、改・飛型である雲は翔型以前の空母並みの防御力しか持っておらず、さらに機体が型化した「烈風」や「流星」などの型機を運用出来なかったのではないかと言われており、実戦投入ということを考えれば、やはり「大鳳」が量産できれば最も望ましかっただろう。

 しかし「大鳳」は艦こそ会戦に間に合わせられたものの、その艦載機パイロットは間に合ったと言い難かった。「ろ号作戦」に基地航空隊として投入された一航戦・二航戦航空隊の大消耗は致命的で、数字上は南雲機動部隊をも上回る戦力を持ちながら、その実態はべるべくもかった。
 加えて「大鳳」は、「翔鶴」(3年8月)並みの艦体を持ちながら「蒼龍」「飛龍」(3年)より短い工期で就役(2年8月)に漕ぎ着けており、どこかで急造無理が隠れていたというのは想像に難くない。

 そしてマリアナ沖海戦に出撃した「大鳳」は、たった一本の魚雷でその短い生涯を閉じることになる。

 『艦これ』では、2013年12月からシステム開始となった“大型艦建造”によって建造が可。史実に準じて、プレイヤー側では新艦種となる“装甲空母”として登場する。
 この手のゲームでしばしば問題となる「大鳳」の搭載機数の少なさだが、一般的に大鳳の搭載機数として知られている数値は大戦後期の型機で換算されたものである。艦これにおける搭載機数は基本的に大戦初期の型機を元に換算されているためこれより増加し、更に本人がゲー内セリフで言及している通り天駐機を活用した結果改では翔鶴並の搭載機数を得た。正規空でトップクラスに強い艦ではあるが、搭載数や火力など個々能力で見れば大鳳を上回能力を持つ既存空母は他にもいるため一長一短である。大鳳自身も装甲空母だけあって装甲が厚い代わりに回避が格段に低いという弱点を抱えており、敵の火がインフレしてくるイベン海域後半などでは使いにくくなるという欠点もある。

 日本海軍の大空母の最終進化が「大鳳」だとすると、中空母のそれは雲龍と言えよう。設計時点では「中途半端」と言われており、実験的に一隻のみ建造する予定だったが、ミッドウェーで正規空母一気に四隻失う惨事に、急遽大量建造が決まったが、やはり理は出来ないもので、結局完成したのは「雲龍」「天城」「葛城」の3隻のみとなった。そしてその3隻すらも、マリアナ沖海戦にもレイテ沖海戦にも間に合わなかった。
 結局、「雲龍」は特攻兵「桜花」の輸送任務に駆り出され、そしてそれす完遂できずに敵潜水艦の雷撃で短い生涯を閉じる。「天城」「葛城」は、所属こそ一航戦であったが、戦場に出ることす叶わず、敵に対して艦載機を発艦させることも経験しないまま、最後呉軍港に繋がれたまま、「天城」空襲によって横、沈没と、空母としては余りに寂しい最後を迎えることになる。
 終戦後、まだ動くことは出来た「葛城」は、最大規模の復船として、5万人近くを日本へと帰還させるという最初で最後の大仕完遂させ、この戦争の後始末を付けた。

 このように戦うことすら出来なかった雲龍だが、『艦これ』では2014年イベントで「雲龍」、同年イベントで「天城」、2015年イベントで「葛城」と、順番に三隻全てが実装された。いずれも「改」にするには改装設計図が要されるが、改造時に持ってくる艦載機は高性な「六〇一」のネームド機である。ただ、的な存在である「蒼龍」「飛龍」の改二勢と較すると流石非力が否めない。利点としては、姉妹共々正規空母では最も燃費が良い点で、現状では「硬い軽空母」のような扱いが多い模様である。また、「実戦を体験できなかった空母を、今度こそ戦わせてあげられる」ことに浪漫を感じるのも良いかも知れない。

 帝国陸軍 揚陸艦

あきつ丸(艦これ)  神州丸(艦これ)  山汐丸(艦これ)

 揚陸艦というのは兵員やその活動に伴う物資を、などの港湾施設に頼らず自力で揚陸させる力を持つ艦である。その所属は各戦略によるところが大きいが、その性質上、運用する兵員や物資は対陸上のものであるため、大日本帝国においては陸軍に所属していた。なお、当時の呼称は「陸軍特殊」である。

 「あきつ丸」はその陸軍特殊の中でも、航空機の運用力も持ち、護衛空母的な働きも出来るようにされた特殊)である。
 「神州丸」は、あきつ丸に先んじて陸軍で建造された揚陸艦で、あきつ丸のような航空機運能力は持っていなかった(水上機は運用能だった)。

 一方、戦時標準船(戦時の輸送力維持のため、短期間で建造できるよう設計された輸送)の中でも最大規模の1万t級タンカーのうち数隻が、陸軍依頼によって簡易的な空母として再設計、建造された。そのうちの一隻が、特2TL山汐丸」である。あくまでもタンカーが元なので、海軍の正規空母とはくらべるべくもなく、完成したときは既に制権も失い、タンカーが活動できる状況ではなくなっており、「山汐丸」も貨物に再改造しようとした最中に襲に遭って大破着底となってしまっている。

 艦これにおいては、どちらかといえば対陸上力が重要視され、航空戦力についてはおまけ程度なものであるが、特に戦闘機が運用出来るあきつ丸については「空母」のカテゴリ外である故に、艦種が限定されている域で航空戦力を使いたい際に重宝されることになった(通称、あきつ烈風拳)。
 なお、史実での登場順は神州丸→あきつ丸なのだが、艦この実装順はあきつ丸→神州丸である。

 海外艦

2022年1月現在、以下の海外空母水上機母艦実装されている。海外空母水上機母艦については、艦の運用的や艦隊編成がによって大きく異なり、その解説からしているときりがいことを鑑みて、以下の各艦の解説ページをもって替えさせていただきたい。(太字改二相当の実装済)

 ドイツ海軍

 イタリア王国海軍

 アメリカ合衆国海軍

 英国海軍

 フランス海軍

 補遺-着艦識別文字

ぶっちゃけから空母を見ると、に棒が浮かんでいるようにしか見えないわけで、現代のように電子機器が発達しているわけでもない当時は、その空母が何なのかはで確かめるしかない状態である。
そのため、空母の甲には、「着艦識別文字」と呼ばれる、その空母を表す文字が大きく書かれていた艦もあった。
艦娘デザインにもその文字は取り込まれている。
艦これ登場の空母の着艦識別文字は以下の通り。

空母 着艦識別文字 艦娘デザイン上の表示位置
赤城 前垂れ、飛行甲
加賀 前垂れ、飛行甲
蒼龍 なし
飛龍 前垂れ、飛行甲
翔鶴 胴着、飛行甲
瑞鶴 胴着、飛行甲
大鳳 なし
飛鷹 なし
隼鷹 なし
瑞鳳 づほ の裾。改のみ
千歳 ちと からくりボックス。航以降
千代田 ちよ からくりボックス。航以降

鳳翔龍驤祥鳳龍鳳雲龍天城葛城には着艦識別文字は史実/艦娘共になし。
 艦の蒼龍に「サ」の文字がないのは、現代では史実の蒼龍には板に着艦識別文字が書かれなかったという説が有力なため。他の「なし」の艦も同様。if改装である伊勢改二日向改二の甲にも「いせ」(「せ」の文字は小さい)「ひうが」(「う」「が」が小さい)の文字が付いた

 またこれ以外にも、誤って敵空母に着艦しかけてしまう事件が起こって以来、識別のために飛行甲に大きな日の丸を描いていたのだが、ミッドウェーでは逆にこれが立ちすぎて敵艦爆の的になってしまった、という反省から、その後は描かれなくなった。

 海外を転じると、空母を量産していたアメリカ海軍も同じような悩みを抱えていたようで、同艦のレキシントンには「LEX」、サラトガには「SARA」と甲に書いていた。ただ、これは初期の頃だけで、後には綺麗に塗りつぶしてしまい、またそれ以降に建造されたヨークタウン級、エセックス級では最初から書いていない。

 関連動画


 関連コミュニティ

 関連項目

脚注

  1. *演習攻略において、敵方の空母中大破状態でも撃戦に参加してくる。12月11日アップデートで味方の空母と同じになるように修正された。)また、攻略において「空母ヲ級Flagship」(通称:フラ)及びそれよりも格上の深海棲艦のみが夜戦でも撃可だったが、2015年11月になって待望の夜戦空母であるグラーフ・ツェッペリンが、2016年11月には同じく夜戦空母サラトガ実装され、2020年8月加賀改二護」が追加された(ただし、サラトガは改装すると夜戦不可。しかし、Mk. まで改造すれば再び夜戦となる)。
  2. *祥鳳は潜水母艦「埼」として工したのちに空母に改装され、瑞鳳給油艦として建造中に計画が変更されて潜水母艦→更に変更され、空母として工した。龍鳳は潜水母艦「大鯨」として工した後に空母に改装された。
  3. *2017年4月5日実装された「鈴谷航改二」は、史実の伊吹が「改鈴谷重巡洋艦」の改装空母であったことを元ネタ実装された。伊吹自体は現在も未実装であるが、実紹介公式ツイート読み方次第では実装の可性も否定できなくなってきた。

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空母(艦これ)

88 ななしのよっしん
2016/03/26(土) 01:34:52 ID: oSJVr3I82F
0353 名無しさん@お腹いっぱい。 2016/03/21 14:44:35
1飛龍(遊)
2蒼龍(三)
3翔鶴(左)
4大鳳(一)
5瑞鶴(右)
6瑞鳳(二)
7加賀(中)
8鳳翔(捕)
9赤城(投)
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89 ななしのよっしん
2016/08/30(火) 18:06:07 ID: GjfTLWgF+Y
概要に(装甲空母大鳳」のみは中破しても戦闘)という文章が有るけど、翔鶴改二甲も装甲空母だから付け加えたほうが良いと思うな。
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90 ななしのよっしん
2016/12/10(土) 12:40:18 ID: +tpSPAK4ii
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91 ななしのよっしん
2017/08/09(水) 23:16:30 ID: fCXrIS3Wva
でいっちばーん!可愛いのは龍鳳だよな
空母だと葛城かな
瑞鶴は好きだけど可愛いってよりは気のおけない、って感じでむしろ友達になって軽口を叩き合いたい
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92 ななしのよっしん
2018/02/26(月) 20:48:19 ID: /wRbhhqU5L
>>86
通常域と通常建造で出る艦は、「入手難易度高い」の内に入らんぜ?
今となっては大鳳出すまでにぽろぽろ出るレベルだし。
今の「入手難易度高い」って、大型艦建造限定の艦ですら怪しい。
本当に入手難易度高い艦は、今でもイベドロップ限定な艦だしね
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93 ななしのよっしん
2019/11/02(土) 12:07:28 ID: nunLNcfd9Z
アクィラやグラーフなんかはここ最近イベでもドロップしないし
新規着任組には手の届かない存在だよな
どうせ性自体は大して強いわけじゃないんだから
いっそ独艦を秘書艦にして大型建造で入手できるようにしてもいいのに
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94 ななしのよっしん
2019/11/02(土) 18:12:53 ID: GjfTLWgF+Y
>>93
ラーフはともかく、アクィラ欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」ドロップしたんですが、もしかして掘っても出ないという意味ですか?
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95 ななしのよっしん
2019/11/05(火) 01:49:45 ID: nunLNcfd9Z
>>94
そのイベでアクィラドロップ入手できた事は知らなかった
でももうウチんとこには既にアクィラが居るんだわ
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96 ななしのよっしん
2020/07/12(日) 14:33:39 ID: PAfIH3ZEFW
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97 ななしのよっしん
2022/11/20(日) 21:49:47 ID: 4gTQN4z/F7
このゲームだと軽空母、護衛空母は対潜力が高いけど、史実だと決戦用には力不足だから対潜がメインだっただけじゃないか、と思ったが、もしかしたらパイロット員も、対潜任務を繰り返した結果、対潜の力が高くなったりしたのかもしれないな。そう考えると、対潜が強いのは正しいのかも。
でもやっぱり、正規空母で対潜攻撃ができないのは違和感ある…。ゲームバランス的に不味いのだろうか?
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