もしかして→核熱造神ヒソウテンソク
さもなければ→東方非想天則
どちらでもない?なら、下へどうぞ。
- 注意!この記事は核熱で増進された妄想やパロディに満ち溢れています!
この記事は東方projectの二次創作分を多量に含みます。また原作のイメージ・設定などと大きく異なる記述も存在しますので、その手の冗談が許せない・見たくもない・存在すら認めないという方はブラウザの「戻る」を押すことをオススメします。それでもおkという方はそのまま下へお進み下さい。
なお、この記事は某空想兵器による仮想戦記に多大な影響を受けているかもしれません。
説明しよう!
核熱造神非想天則とは、地上に訪れる危機から人々を守る為に守矢研究所によって開発された、核融合エネルギーを動力源とする
とても安全でクリーンな
スーパーロボットである!
プロローグ
永きに渡って平穏を保っていた幻想郷に突如として危機が訪れた。月帝国の地上征服計画が始動したのである。
月帝国は地上に前線基地「永遠亭」を築き、非常に高度な科学力を背景に見る見るうちに幻想郷を占領していった。無論地上の妖怪たちも必死の抵抗を試みたが、Dr.エーリンが開発した機動兵器「メカ妖怪」の圧倒的な力の前にそのことごとくが無慈悲に叩き潰されていった。また、妖怪の中に月帝国への同調者までもが出始め、月帝国はそれらの妖怪を取り込んでさらに勢力を強めていった。もはや幻想郷の人々は月帝国に支配されてゆくのをただ黙って見守る他は無いように思われた。
しかし、希望はまだ残されていた。月帝国の地上侵攻を予見していた八雲紫は、月帝国に対する切り札となる巨大兵器の開発を守矢研究所に依頼していたのだ。そこで守矢研究所は地上の技術の粋を集め、さらには八百万の神の力をも取り込んだ偉大なる魔神を創造した。
その名は、核熱造神非想天則!
主要登場人物
人妖同盟
守矢研究所
- 東風谷早苗
- 守矢研究所に在籍する非想天則のパイロット。主に火器管制を担当する。
- 人間の身でありながら神の力を行使できる現人神であり非常に高い神力を持つ。それに裏打ちされた強い自信も持っているが、時に自身の能力を過信してしまった結果に窮地に陥ることもある。
- 普段は真面目な性格をしているが、時折常識に囚われない発言や行動を繰り出して周囲を唖然とさせることも。幻想郷では常識に囚われてはいけないのですね!
- 紅美鈴
- 守矢研究所に在籍する非想天則のパイロット。主に地上での機動及び格闘戦を担当する。
- 元々は紅魔館にて門番をしていたが、月帝国につくという主人と意見が対立し紅魔館から離脱した。当てもなくさまよった挙句に行き倒れかけた所で守矢研究所に保護された。その後、類稀な格闘能力を買われてパイロットとなる。助けてもらった恩義を返す為に守矢研究所で日々働いているが少々怠け癖があり、たまに仕事をサボって昼寝に勤しんでしまうこともある。その度に八坂所長のぶっといお仕置きが飛ぶのは言うまでもない。
- チルノ
- 守矢研究所に在籍する非想天則のパイロット。主に空中での機動を担当する。
- 妖精の中では飛び抜けて力が強いものの、決して他の妖怪に比べて能力が高いわけではない彼女だが、洩矢諏訪子にその潜在能力を見込まれてパイロットとなった。しかし性格的にまだ未熟で思慮に欠けるために、敵の罠に容易に引っ掛かったりして度々非想天則を窮地に追い込んでしまう。普段は操縦技術も今一つだが、ピンチになると光るものを見せる。この状態のことを一部ではEX化と呼んでいる。
- 霊烏路空
- 守矢研究所に在籍する非想天則のサポーター。非想天則の動力源である核融合炉の出力制御を担当している。
- 搭乗時は核融合炉と一体化する。非想天則の核融合炉は彼女の持つ「核融合を操る程度の能力」を得ることでその真価を発揮する。彼女がいなくても一応駆動させることはできるが、その際の出力は最大時の三分の一にも満たない。普段の彼女は明るく単純な性格をしているが、非想天則に搭乗している最中は打って変わって実務一辺倒な言動をとる。
- 洩矢諏訪子
- 守矢研究所に在籍する非想天則のオペレーター、及び守矢研究所の影の所長。
- 守矢研究所内より非想天則に指示を下すブレインである。また非想天則に付加されている八百万の神の力の管理・制御も行っている。守矢研究所では表向きには八坂神奈子が所長ということになっているが、実際は所長の仕事のおよそ半分(主に研究所内の実務)は諏訪子が受け持っている。なので諏訪子は守矢研究所の影の所長を自称している。非想天則開発業務の実質的な責任者も彼女。
- 八坂神奈子
- 守矢研究所所長。また非想天則の戦闘作戦立案も彼女の仕事である。
- 守矢研究所所長を名乗っているものの、実際は所長職は諏訪子と二人でこなしている。神奈子は主に対外的な仕事(守矢研究所の出資者との交渉等)を受け持っている。また、開発業務にはさほど関わっておらず、諏訪子から上がってくる報告書に目を通す程度である。しかしながら非想天則の造形には大いに口を出したらしく、頭部の形状や一部武装などは彼女の希望によるものである。
- 河城にとり
- 守矢研究所の開発主任。非想天則の大部分を設計した。
- 非想天則の建造は彼女と仲間の河童たちを中心に行われた。完成した今もさらなる強化に余念がなく、非想天則の戦闘時は基本的には守矢研究所から、時には戦闘場所まで赴いて戦闘データを収集している。開発のためなら危険もいとわない根っからのエンジニアである。彼女は人間のことを盟友と思っているので人妖同盟に所属してはいるが、メカ妖怪の技術にも強い興味を抱いている。寝返りフラグ。
人間の里
- 上白沢慧音
- 人間の里の守護者。普段は寺子屋で教鞭を執る。
- 自身の持つ能力で幾度も人間の里を敵の目から逃してきた。また人間の里のまとめ役でもある。満月の夜になると白沢に変身するワーハクタクであり、その際は外見も能力も変化する。その為満月の夜は人間の里を隠すことができなくなり妖怪軍団の襲撃に備えなくてはならない。
- 藤原妹紅
- 上白沢慧音の協力者。
- 強力な妖術を扱い、量産型メカ妖怪レベルなら互角に渡り合うことができる数少ない人物。人間の里を妖怪軍団から守ったり、里の人間が他所へ移動する際の護衛をしたりしている。噂では月帝国のとある人物と深い因縁があるらしいが、真相は頑として語らない。
- 稗田阿求
- 幻想郷の歴史をまとめ上げてきた稗田家の当主。守矢研究所の協力者。
- その豊富な知識と一度見聞きしたことは決して忘れない求聞持の能力は解析に作戦立案にと大いに活用されている。幼い見た目とは裏腹に普段は大人びた態度を見せるが、紅茶やケーキと共に大好きな幺樂團の音楽を聴いている時は年相応の無邪気な態度を見せる。
その他の協力者
- 八雲紫
- 幻想郷の賢者とも呼ばれる大妖怪。
- 境界を操る程度の能力を持っており、博麗大結界の維持において大きな役割を担っている。また、能力を使って湖面に映った月と本物の月の境界を操ることで月と自由に行き来できる唯一の妖怪である。その能力を用いて月の情勢を常に監視していたため、前もって月帝国の地上侵攻を知ることができた。しかしそのことが月帝国にばれてしまい、現在は能力を封じられて永遠亭に幽閉されている。
- 八雲藍
- 八雲紫の式神。素体となっているのは九尾の狐。
- 囚われてしまった主人を助け出すために人妖同盟を創設した張本人である。主に中立勢力を人妖同盟へ勧誘したり、人妖同盟の組織維持をしたり、或いは式神の橙を使って敵情を偵察したりと主人がいなくとも仕事は多い。
何やら主人の命令により極秘で進めている計画があるとかないとか。
- 博麗霊夢
- 博麗大結界の管理者である博麗の巫女。
- いつもなら幻想郷の危機に際し真っ先に動く彼女であるが、八雲紫が囚われてしまった為に不安定になった博麗大結界の維持に全力を傾けなければならず、思うように動けないでいる。博麗大結界が破れるということは外の世界への侵略が可能になるということと同義である為、月帝国から標的にされている。月帝国に襲撃された時に博麗神社がまたもや倒壊してしまったので現在は人間の里の厄介になっている。
- 霧雨魔理沙
- 霧雨魔法店店主。本業は泥棒。
- 霊夢が動けないので代わりにと異変解決に張り切っていたが、火力に定評がある彼女でも生身ではメカ妖怪に歯が立たないので今回は蚊帳の外である。・・・かと思われたが、友人である河城にとりに専用機「メカマリ」を作らせて存分に暴れまわっている。コメディ要員。
- 森近霖之助
- 古道具屋「香霖堂」の店主。守矢研究所の協力者。
- 持ち前の「未知の道具の名称と用途が分かる程度の能力」を活用してメカ妖怪の解析を行っている。また、守矢研究所で得た技術で以ってメカマリに改造を施すこともある。
妖怪軍団
月帝国
永遠亭に本拠地を置く地上の侵略者。
- Dr.エーリン
- 月帝国一の天才科学者かつヤクザ医師薬剤師。本名は不詳。
- メカ妖怪を開発した張本人である。月帝国の前線基地「永遠亭」にて妖怪軍団の地上征服計画の指揮を執る傍ら日々新しいメカ妖怪の開発に勤しんでいる。表向きは永遠亭の最高権力者であるが実はある高貴な人物の指示で動いているらしい。普段は理知的で穏やかな性格だが、任務に失敗した者には冷酷非情な罰を与える。具体的に挙げると、得体の知れない薬を飲まされたり、彼女が考案した健康体操を踊らされたりなど。特に、ウドンゲ将軍に対しては異様なまでに厳しく、三日寝込まなければいけない程痛めつけることもザラ。
- ???
- Dr.エーリンに指示を下しているとされる人物。
- その姿や能力の一切が謎に包まれているが、藤原妹紅と非常に深い因縁があるらしい。
- ウドンゲ将軍
- 永遠亭の地上侵攻軍指揮官。
- 地上で行われる侵攻作戦を総轄し、侵攻部隊に命令を下す立場にあるが今一つ求心力が低く、直属の部下であるコマンダーてゐにもしばしば命令を無視される。しかも部下が作戦に失敗する度にDr.エーリンから激しいお仕置きを受ける。上司と部下の板挟みに遭う不遇の中間管理職である。戦場に出るときはメカ妖怪「ウドンゲイナー」を駆ってその意外にも高い戦闘能力を披露する。
- コマンダーてゐ
- 地上侵攻軍実動部隊長。
- ウドンゲ将軍の直属の部下である。しかしウドンゲのことを完全に舐めきっており、上司を上司とも思わないような発言がしょっちゅう出る。命令無視も常習。しかし、実動部隊長としての能力は高く、敵を騙したり陥れたりする作戦を得意とする。その狡猾な作戦で非想天則を幾度となく窮地に追いやったが、詰めが甘く結局最後には逆転勝利されてしまう。戦闘時はメカ妖怪「イナバTE-Ⅰ」を操る。
- ウサギ兵
- 永遠亭の下っ端兵士。その総数は多く、全員を把握しているのはてゐだけである。実動部隊長のてゐに率いられ、メカ妖怪イナバシリーズに乗り込んで様々な任務を行う。ちなみに兵員の一割ほどはツキウサギ兵というエリートであり、リーダーとなって小隊を率いて作戦を行ったりもする。制服も違う。
スカーレットクルセイダー(紅十字軍)
幹部は全員レミリアによってコードネームが付けられているが、そのセンスは全世界ナイトメア級である。
- レミリア伯爵
- 紅魔城城主。何故か伯爵を名乗るようになった。
- 人間の吸血鬼に対する絶対隷属を目論んで妖怪軍団に参加。その身から溢れ出るカリスマで多くの配下(ほとんど妖精メイド)を従える夜の王(歌舞伎町的な意味ではない)。月帝国からの支援を受け、「スカーレットクルセイダー」を組織。主にフェアリシリーズを用いて幻想郷の支配を目指している。しかし、肝心の侵攻計画は面倒なので咲夜に任せっきりである。普段は紅魔城内で咲夜からの報告を待っているが、稀に外に出て作戦に参加することもある。その際はメカ妖怪「ドラクレア」を駆って人々に吸血鬼の力を知らしめる。
- パーフェクトメイド(十六夜咲夜)
- レミリア伯爵の腹心。
- レミリアに代わりスカーレットクルセイダーの指揮をとっている。主人が望むことなので全力で取り組んではいるが、彼女自身は支配などにはまるで興味がない。むしろ侵略の為にやるべき仕事が増えたせいで流石の彼女もうんざりしており、内心どちらの陣営が勝ってもいいから終わって欲しいとさえ思っている。普段は主に紅魔城にて膨大な雑務片づける傍ら侵攻作戦の立案、部下への指示を行っている。戦場に出るときはメカ妖怪「マーダードール」にて瀟洒に敵を殲滅する。
- 現在は敵対してしまっているが、美鈴の無事をやや心配している。
- フランドール・スカーレット
- レミリア伯爵の妹。姉のやっていることに興味はないらしく普段通りに地下に引きこもっている。
- サヴァン・ド・ウィーク(パチュリー・ノーレッジ)
- 七曜の魔女。レミリアの友人にして紅魔城の食客である。
- 彼女もまた支配活動には興味がない。しかし、月帝国の妖怪メカには痛く好奇心を刺激されたようで、紅魔城地下図書館にて妖怪メカに七曜の力を付与させる実験に明け暮れている。彼女の実験によって紅魔城の戦力は日に日に増している。ちなみに紅魔館が紅魔城に改造されたことで図書館に白黒のネズミが侵入してこなくなったことに安心すると同時にどこか寂しく思っている。
- コア・クマー(小悪魔)
- パチュリーに使役される名もなき小悪魔。
- その身に流れる悪魔の血のせいか、幻想郷支配には乗り気である。仕事はパチュリーの補佐の他、妖精部隊を指揮することもある。乗機はフェアリの改造機「グレムリン」にパチュリーの強化を施した物。ハンドルを握ると性格が変わるタイプ。
- ルーミア
- 面白そうなので特に考えもなくスカーレットクルセイダーに参加した奴その一。
- K-DAM.αの発展機「ダークボール」に乗って非想天則に挑んでいくが、いつもあっという間にけちょんけちょんにされる。お約束なのかー。
- 大妖精
- 面白そうなので特に考えもなくスカーレットクルセイダーに参加した奴その二。
- 妖精の中では割と強い方なので、ビッグフェアリに乗って妖精小隊を率いている。が、いつも非想天則に小隊員もろともけちょんけちょんにされている。
人形兵団
- ドールマスターアリス
- 人形兵団の団長。
- 完全自立人形の作成を目指しており、メカ妖怪の製造技術を求めて月帝国に協力しているが、やはり支配云々には興味がない。というより人間そのものにあまり興味がない。
- 彼女の考案・設計によって製作された量産型メカ妖怪「アリスドールズ」を意のままに操ることができる。完全自立人形を作りだす為に様々なドールズを作成し、遂にはある程度の意思を持ち、喋ることすらできる「ゴリアテ」を創り出すに至る。
- メディ・ポイズン
- 人形兵団の副団長。
- かつては人間に捨てられた人形だったが、強い恨みから最近妖怪化した。自分のことを捨てた人間を未だに恨んでおり、人間を人形のように操れるような世界を夢見ている。そのためにアリスドールズを率いて人間に牙を剥く。人形から妖怪になったという来歴を持つ為にアリスに興味を持たれている。メディも人形に敬意を払うアリスのことを気に入っているため、二人は仲良しなコンビである
少数勢力
- ミス・パピヨンマスク
- 常にその素顔を蝶の仮面で隠している、蝶・幽雅なお嬢様。正体はもちろん幽々子。
- 何を思って妖怪軍団に加担するのか、その目的はは一切不明。いつも仮面の奥に底の知れない笑みを浮かべ、飄々とした態度をとる彼女の真意は最も近しい従者の魂魄妖夢ですら分からない。幽々子自身は滅多に動かず、専ら妖夢に指示を出して諸活動を行う。戦闘も積極的には行わないが、一度始まれば乗機「幽玄妖蝶」を駆って幽雅に敵を葬り去る。
- 魂魄妖夢
- 西行寺家の庭師兼剣術指南役。実際の所は幽々子ミス・パピヨンマスクの世話係。
- いつものように何を考えているのかさっぱり分からない主人に命じられるまま、訳も分からず人間を襲ったりしている。主人の命令なので黙々と仕事をこなしているものの、命令の意図が全く掴めずに当惑気味。ただし、襲撃自体は剣の修行にもなるので、本人は案外まんざらでもない。
戦闘時にはメカ妖怪「ミョンガー」に乗り、多彩な剣術を武器に戦う。
- 比那名居天子
- 謙虚な天人。天界に住む天人の娘。
- 天界に住む彼女は地上の征服などあまり興味はないが、単純に面白そうという理由で妖怪軍団の一員となる。特に理由もなく非想天則の前に現れてはちょっかいを出してくる典型的なかまってちゃん。大地を操る程度の能力を活用し、守矢研究所にピンポイントで地震を起こして被害を与えてくることもあり、厄介。
Dr.エーリンに無理を言って作らせたメカ妖怪「テンカイザー」を自在に操り、遊び感覚で人里や守矢研究所を襲撃したりする。襲撃する場所や時刻はその時の気分で気まぐれに決める為、対策が立て難く非常に厄介。
- 永江衣玖
- 雲海に住む龍宮の遣い。
- 天子の護衛兼お目付け役として付き添い参加。あくまで付き添いなので彼女から積極的に何らかの行動を起こすことは少ない。しかし、自身或いは天子の身に危険が迫った時には容赦なく実力行使に打って出る。
戦闘時はメカ妖怪「IK-u3」に乗り、宙を舞うような変則的な動きと強力な専用武器「U.A.ランチャー」で非想天則を苦しめる。
用語集
- 守矢研究所
- 核熱造神ヒソウテンソクを開発した人類の希望の砦。責任者は八坂神奈子。
- 河城にとりを筆頭に多数の優秀なエンジニアを抱えており、現在唯一月帝国に対抗し得る科学力を誇っている。研究所は妖怪の山のふもとにあり、地下には非想天則用の広大なドックを備えている。
- 非想天則が発進する際にはドックの天井が開き、間欠泉の力を利用して非想天則を地上へ押し上げる。
- 人妖同盟
- 月帝国に対抗するために結成された人間と妖怪の同盟。主催者は八雲藍。
- 本拠地を人間の里に置き、日々月帝国への抵抗運動や侵攻防衛を行っている。しかし、月帝国の兵器と互角に渡り合える正規戦力は今の所非想天則のみである。
- 人間の里
- 幻想郷の人間のほとんどが住んでいる集落。少数の妖怪も住んでいる。
- 上白沢慧音の能力によって隠されている為にあまり妖怪軍団の攻撃を受けていない。しかし、満月の夜は上白沢慧音の能力が使えないので妖怪軍団の襲撃に晒されてしまう。力を持った妖怪や一部の人間がなんとか防衛し続けているが、襲撃のたびに戦力が削られており、もはや防衛するのも限界に近い。
- 妖怪軍団
- 幻想郷、引いては世界征服を目論む集団。
- 月帝国、紅十字軍、人形兵団の三軍を中核に人間を敵視する妖怪たちによって構成されている。メカ妖怪を主戦力とし、さらに強力な妖機神という兵器を保有している。人妖同盟より数段上の戦力を以って日々征服活動を続けている。
- 月帝国
- 月より襲来した恐るべき科学力を持つ集団。
- 本拠地は月面にあり、地上侵略は前線基地の永遠亭を拠点に行う。地上の人間を下等な存在と思っており、地上を征服し、地上人を全て隷属させるのが目的である。ある程度の力を持つ者たちには、月帝国の目的に賛同するという条件で配下として迎え入れている。
- 永遠亭
- 地上に築かれた月帝国の前線基地。
- 基地としての機能の他に大規模なメカ妖怪生産工場としての機能を持ち、メカ妖怪の大半はここで製造されている。月帝国にとって地上侵略の要であるため、外敵からの襲撃を防ぐために「高草郡」という防衛機構を備えている。これは永遠亭に近づく者に竹林の幻影を見せ、正しい道順を進まない限り決して永遠亭に辿り付けなくするというものである。例え相手が非想天則のような巨大ロボットであっても例外なく作動する。
- スカーレットクルセイダー(紅十字軍)
- 月帝国に同調する紅魔館の勢力。
- 組織名の考案者はもちろんレミリアである。流石のネーミングセンス。彼女曰く「昔から人間は私ら吸血鬼にやれ十字架だとかやれニンニクだとか勝手にレッテル貼りまくってくれちゃったじゃない。そういった妄想で吸血鬼が貶められるのは不愉快だから人間が吸血鬼の弱点だと思い込んでる十字架を掲げて度肝を抜いてやるのよ。鬼が炒り豆食べながら闊歩してたら驚くでしょ?」とのことである。本拠地は紅魔館を月帝国の協力で要塞化した紅魔城。主戦力はフェアリシリーズ。
- 紅魔城
- 要塞と化した紅魔館のなれの果て。
- 常に紅い霧に覆われており、日光はほとんど遮られてしまうので周囲は暗くまさに悪魔の住む城に相応しい不気味さを備えている。小規模ながらフェアリシリーズの生産工場も増設されており、地下実験室ではパチュリーによるフェアリの強化実験が行われている。鉄壁の対空防衛システムを持ち、非想天則ですら迂闊には近寄れない。
- 人形兵団
- ドールマスターアリスとポイズンメディの二人が運用する兵団。
- 構成員はたったの二人だが、大量の無人型メカ妖怪「アリスドールズ」を持ち、集団戦ならば右に出る者はいない。また二人だけなので本拠地を持たず、神出鬼没な戦法がとれるのも強み。主戦力であるアリスドールズは永遠亭で製造・補給している。
- メカ妖怪
- Dr.エーリンが開発した機動兵器。月帝国の戦力の要である。
- 今までに多くの種類が開発されており、機体によって特徴や能力は様々。だが大半の種類は並の妖怪では歯が立たないほどの強さを持つ。これによって月帝国は幻想郷の妖怪を次々と撃破し、支配してきた。大量生産されている「量産型」と、強力だが一機、或いは数機のみ作られる「ワンオフモデル」がある。
- 妖機神
- メカ妖怪から得られた稼働データと、某人物から提供された技術を元にDr.エーリンが開発した巨大ロボ。
- 非想天則と同等かそれ以上の巨体を持ち、メカ妖怪とは比べ物にならない凄まじい戦闘能力を誇る月帝国の切り札。ゆえにその数は少なく、滅多にその姿を見せることはない。しかしそのどれもが非想天則でさえ苦戦を強いられる程の機体性能と特殊能力を持っているという。
少数勢力
登場機体
人妖同盟
核熱造神非想天則
守矢研究所が開発したスーパーロボット。主に河童たちによって製作された。幻想郷のありとあらゆる技術の他、八雲紫によってもたらされた外の世界の技術も使用されている。また八坂神奈子・洩矢諏訪子二柱の他、数柱の神様の加護が宿っているため、科学では説明がつかないような能力を行使できる。
全長約25.6m、重量約655.36トン。最大出力は3600マスパ。1マスパは霧雨魔理沙が放つマスタースパーク一回分の熱量という意味である。
戦闘能力は八雲紫が評して曰く、アメリカ海軍第七艦隊に匹敵するらしいがその第七艦隊が何なのかは幻想郷の住民にとって永遠の謎である。
装甲は妖怪の山から産出する鉱石カパニウム(命名河城にとり)を河童独自の方法で精製して作られる超合金Nに諏訪子が坤の加護を与えた物でできている。
動力源は言わずと知れた核融合炉である。核融合炉は胸部に搭載されており、霊烏路空が合体することでその真価を発揮する。一応空がいなくても稼働するようにはなっておりその場合でも理論上は2400マスパ程度の出力は出るが、炉の制御者がいない状態で出力を上げてしまうと暴走の危険性がある為に、リミッターによって1200マスパ以下まで抑えられてしまう。
非想天則は神の力を行使するために「ネイティブフェイス」という独自の装置を搭載している。諏訪子が河童に全面協力して作られたこの装置は、通常目にも見えず触れることもできない筈の神力を蓄え、またそれを顕現させるという能力を持っている。非想天則は核融合炉や装甲を初めとする各所に神の力が用いられている為、この装置がないと動かすこともままならなくなる。ちなみに「ネイティブフェイス」には未だ隠された能力があるらしいが、その存在を知るのは八坂神奈子を初めとするごく少数で、パイロット達でさえ知らされていない。
背部には飛行ユニットであるヤサカスクランダーが装備されている。材質は超合金Nに神奈子が乾の加護を与えた物である。幻想郷最速の天狗をも上回るスピードで飛行できる他、スクランダーで空飛ぶ敵を切り付けるという芸当も可能である。
武装一覧
- 原子力ビーム
- 非想天則の目から放たれる破壊光線。威力はさほどでもないが下っ端メカ妖怪程度なら一撃で倒すことができる。
- ノビールパンチ
- 腕を長ーく伸ばして敵を殴り付ける。伸び方は無限パンチの要領である。月までは流石に届かない。派生技に両腕をねじり合わせるように放つトルネード・ノビールパンチがある。
- アイシクルミサイル
- 腹部から発射するつらら状のミサイル。着弾と同時に冷気で相手を凍らせる。真正面安地は無い。
- ウィングカッター
- ヤサカスクランダーで切り付ける。神奈子はヤサカッターと名付けたかったらしい。
- ブレストフレア
- 胸部の放熱板から放つ超絶熱線。シンプルで扱い易い為しばしばとどめに用いられる。
- ヤサカハリケーン
- 口部から発生させる竜巻。強風で相手を攻撃し風に混じった神奈子の神力で装甲を朽ちさせる。神奈子の要望による武装である。
- グレイソーマタージ
- 星の形に印を結び、その頂点から光弾を発射する。全方位を攻撃出来るので対集団戦に重宝する。
- マスタースパーク
- 非想天則の全エネルギーを両手に集めて放つ必殺の魔砲。強力で貫通力も高いが発射前に溜めがが必要という弱点がある。
パイロットデータ
メカマリ
- 霧雨魔理沙がにとりに頼み込んで作ってもらった戦闘メカ。材料は主にメカ妖怪の残骸や使えなくなった非想天則の部品などの所謂スクラップである。片手間で作られた上に急造品である為色々と雑な作りになっているが魔理沙本人は喜んで乗り回している。ボロット的なポジション。形状は頭身の低い人型をしており、魔理沙たっての希望により帽子が装備されている。機体色はもちろん白黒。出力重視の設計になっており、理論上はごく短時間ならば非想天則に匹敵する出力が出せるようになっている。しかし、出力と機体の耐久性が釣り合っておらず全力を出そうものなら機体がバラバラになってしまう。その為出力が一定値を超えると自動で機能を停止しパイロットを脱出させる安全装置が付けられている。脱出といってもいきなり箒といっしょに外へ放り出されるという極めて乱暴なもので、メカマリでの戦闘時に調子に乗った魔理沙が出力を上げてマスタースパークを撃とうとした途端に操縦席から遥か遠くへ射出されて星になるのがお約束である。
- 全長12.3m、重量は乙女の秘密らしい。最大出力はおよそ2500マスパだが1500マスパ以上になると安全装置が起動してしまう。大きさの割に非常に高い出力が出せるのは河童の技術とメカ妖怪の技術が奇跡的にうまくかみ合った結果。
- 装甲の材質は超合金Nのほか色々。スクラップから作られたので統一性はない。また特に装甲の強化はされていないので非想天則に比べると非常に脆弱である。
- 動力源は非想天則の実験段階において使用されていた小型の核融合炉に加え魔理沙自身の魔力を増幅させて運用する装置が付いている。
- 当然空なんて飛べない。急造品にそこまで求めてはいけない。
武装一覧
- マジックミサイル
- 魔力を推進力にして飛ぶ緑色のミサイル。魔理沙の定番武器。
- ナロースパーク
- 省出力な魔砲。威力は大体非想天則の原子力ビームと同程度。
- ヒップアタック
- 所謂6Aである。敵を押しつぶす鋼の尻。
- マスタースパーク
- メカマリの全エネルギーを使用して放つ恋の魔砲・・・なのだが前述の理由で使えないため単なる飾り。
- ウルトラスーパーダイナミックエコロジカルボムDX
- 追加開発された一発限りの最終兵器。命名は魔理沙。魔力をしこたま詰め込んだ巨大なカプセルを相手に投げつける。その威力たるや机上計算では非想天則でさえまともに食らえば半壊するほどである。カプセルは帽子の中に収納されているが、万が一被弾したらとんでもないことになるので帽子はメカマリ本体よりも余程頑丈に改造された。
妖怪軍団
メカ妖怪
Dr.エーリンが開発した機動兵器。月帝国の戦力の要である。今までに多くの種類が開発されており、機体によって特徴や能力は様々。だが大半の種類は並の妖怪では歯が立たないほどの強さを持つ。これによって月帝国は幻想郷の妖怪を次々と撃破し、支配してきた。しかし、非想天則が現れてからは専らやられ役であることが多い。
量産型
- イナバシリーズ
- Dr.エーリンが最初に開発したメカ妖怪「イナバ」の発展機たち。
相当数が存在し、ウサギ兵が乗り込んで運用する。開発順にナンバリングがされており、現在はイナバ9まで出来ている。外見は擬人化したウサギのような造形をしており、ウサギの耳のような物が頭部についている。これは通信装置と各種センサーが集約されたものでこれを破壊されると戦闘能力のほとんどを失う。しかしイナバ7などの一部の上位種ではこの弱点は克服されている。機体の大きさはバリエーションによってまちまちだが、大体全長8~10mである。現行しているのはイナバ1~7であり、イナバ8・9は試験段階の為にあまり使用されていない。
- 並の妖怪を圧倒できるほどの戦闘力を有しているが、非想天則相手だと単機では全く歯が立たない。いつも前哨戦で次々倒されていく宿命である。
- K-DAM.α
- 球状の小型メカ妖怪。
白い球状のボディに毛髪状のセンサーがびっしり生えている。どうみても毛玉。索敵能力に特化しており戦闘は苦手な為、主な運用方法は偵察だが数に物を言わせて戦闘もできないこともない。大型・戦闘特化型のバリエーション「ダークボール」も少数存在する。こちらは黒色。
- フェアリシリーズ
- 空中戦用の量産型メカ妖怪。
主にスカーレットクルセイダーに配備されており、妖精が乗り込んで運用する。外見は翼が生えた、ずんぐりとした人型である。イナバシリーズに比べて小さく、全長は5~8mで、隊長機のビッグフェアリでさえも10m程である。バリエーションも5種程しかない。しかし飛行速度は速く、数機で一組となって敵を撹乱させるような戦い方を得意とする。序盤、未だ空中戦に慣れていなかった非想天則を苦しめたが、パイロットが十分な経験を積んでいくと同時にやられ役に成り下がった。
- アリスドールズ
- ドールマスターアリスが操作する無人機のメカ妖怪。アリスが考案・設計した。
大きさは通常機は一律8m。外見は精巧な人形のようである。素体は同じだが武器や能力は非常に多彩である。剣を持つ者、槍を持つ者、弓を持つ者、光線を放つ者、自爆する者など挙げればきりがない。それらの人形たちがアリスの複雑精緻な操作によって連携を組んで襲いかかるので、その戦闘能力は大きさは同じくらいなイナバやフェアリとは比べ物にならない。
- しかも特殊発展機が複数存在する。超高出力レーザーを発射するシャンハイや半自立型のセミオートマトン、大型機のティターニアなどである。
- そして、そしてそれらの究極発展型がゴリアテである。
ワンオフモデル
- イナバTE-Ⅰ
- Dr.エーリンによって最初に作られたメカ妖怪「イナバ」を改造したもの。
TE-Ⅰは「てぃーいーわん」と読み、「Tactics Edition Ⅰ」の略である。まあホントはてゐって言いたいだけなんだけど。最初期に作られた物であるが、そのスペックは高い。また量産機に比べてかなり大きく、全長は20m程もある。様々な改造が施されており、その戦闘力は量産機とは一線を画す。
- ウドンゲイナー
- メダイユ侯爵家の地下に収蔵されていた高性能オーバーマン。ウドンゲ将軍専用のメカ妖怪。
メカ妖怪「イナバ」の実験データを元に一から開発された。全長24m、造形は元となったイナバに似ているが、よりスマートになっている。ウドンゲ将軍が搭乗することによって「波長を操る程度の能力」を行使できるようになり、機体そのものの高性能と相まって非常に高い戦闘能力を誇る。
- グレムリン
- コア・クマーの専用機。ビッグフェアリを素体に魔改造を施した物。というかほとんど別物。
全長は15mとかなり大型化しており、外装は悪魔チックになっている。具体的には頭部に巻き角がついていたり、翼が蝙蝠翼になっていたり、ボディラインが女性的なものになっていたり等々。イメージはカオス・カペル。パチュリーによる魔力付与がなされており、パチュリーの下級魔法のいくつかを行使できる。ちなみに、この機体に搭乗している際の小悪魔はなぜか異様に嗜虐的な態度を見せる。力を持つと悪魔の血が騒ぐのかもしれない。
- マーダードール
- 十六夜咲夜が使用するメカ妖怪。
全長21m、造形はシャープな人型。主武装は近接戦闘用の大型ナイフと、着弾と同時に起爆する仕組みの投擲用ナイフ。また、火力不足を補う為に、パチュリーが開発したふいごに似た形状の手持ち式火炎放射機「アグニブレイズ」を使用する。さらに、搭乗者の十六夜咲夜の「時間を操る程度の能力」を増幅し、使用することができる。ただし、増幅するとはいえど巨大ロボットレベルの大きさの物体の時を止めるには大量の力が必要な為、時を操れるのは数秒で、過度の連続使用もできない。
- ドラクレア
- レミリア伯爵が使用するメカ妖怪。
変形機構を備えた初めてのメカ妖怪で、スカーレットクルセイダーのシンボル的存在。通常モードから余剰装甲などの部品をパージし、各部装甲を展開することで高機動モードへ変形することができる。この変形は一方的なもので、高機動モードから通常モードへ戻ることはできない。
- 通常モードは全長28m。鎧武者を彷彿とさせる重厚な造形だが、非常に高出力な動力を搭載している為、その外見からは想像できない程の高い機動性を誇る。また、漆黒のマントの様な外見の防御装置を装備している。これはミサイルなどの遠距離攻撃を感知し、自動で着弾地点をカバーするという物で、非想天則のアイシクルミサイルや原子力ビーム程度の攻撃ををほぼ無効化してしまう。さらに、口部にはエネルギー吸収兵器「ヴァンパイアキス」を持ち、組み付いた相手からエネルギーを奪うことができる。
- 高機動モードは全長27mと一回り小さくなる。最低限の装甲を残して余剰装甲を全てパージすることで軽量化する。さらに、装甲を展開して補助ブースターが露出し、より柔軟な機動が可能になる。マントは蝙蝠羽状に変形し、推力を高める補助パーツとなる。このように極めて高い機動力を持つ反面、装甲を失ったことにより耐久性は極端に下がってしまうというまさに諸刃の刃。しかし、異常なまでの素早さを誇るこの機体に攻撃を命中させることは至難の技である。ちなみに、変形後「ヴァンパイアキス」は全身どこからでも触れるだけでエネルギーを吸収できる「ヴァンパイアハグ」に進化する。
- ミョンガー
- 魂魄妖夢が駆るメカ妖怪。
全長20m。剣を用いた近接戦闘に特化した機体。機動性と瞬発力が高く、猛烈な速度で相手に接近し、両手に持つ刀で以って切り捨てる強襲戦法を得意とする。地上での近接戦闘において、右に出るものはあんまりいない。
しかし、遠距離攻撃手段はほとんど無く、空も飛べないという弱点がある。みょん。
- 幽玄妖蝶
- 西行寺幽…もとい、ミス・パピヨンマスクの蝶・最高な専用機。読み方は「ユウゲンヨウチョウ」。
全長25m。蝶の羽のような飛行装置を持つ美しい機体。しかし、その外見とは裏腹に凶悪な性能を誇る。
背部のウェポンラックに、敵目掛けて自動で飛び、ビーム状の羽で切り裂く兵器『クルーエルバタフライ』を大量に保有している他、全身に多数のレーザー砲を装備している。その圧倒的な火力で、距離を問わずあらゆる敵をねじ伏せることができる上、万が一両方の兵装が使えないほどの近距離まで接近された時のために近接戦闘用の扇まで装備しており、隙が無い。
- テンカイザー
- 比那名居天子が乗り回すメカ妖怪。正式名称は「無双天人テンカイザー」。
非想天則を見て羨ましく思った天子がDr.エーリンに無理を言って作ってもらったメカ妖怪。外見は天子の希望を取り入れた結果、いかにもスーパーロボット然としているが、気乗りしないDr.エーリンに作らせた機体なので、実際はかなり適当な作りになっている。と言うより、始末に困っていた半端なパーツを思いつきで組み合わせてちょいちょいと調整して何とか形にした素体に装飾を施しただけだったりする。一応パワーは量産型イナバをちょっと上回るくらいあるが、非想天則の相手ではない。
武装は非実体剣の「緋想剣」と、「カナメ・ロックシュター」。
- IK-u3
- 永江衣玖の専用メカ妖怪。読み方は「アイケーユースリー」と書いてイクサンと読む。
全長19mと、やや小柄ながらその戦闘能力はかなり高い。独自の重力制御式飛行装置が搭載されており、まるで空を舞い踊るかのように滑らかで柔軟な機動がとれる。しかし、反面飛行速度はさほど高くないので、直線的な飛行能力なら非想天則の方が上。
主武装は専用武器の「U.A.ランチャー」。二つの銃口がついており、それぞれから実弾とレーザーを撃てる優れ物。しかし、この武器は『発射した弾やレーザーの軌道を歪曲させる』という恐ろしい特性を持っている。複雑な軌道を描いて殺到する銃撃を回避するのは至難の業。この武器の前に何人もの新聞記者が犠牲になったとか。
- ゴリアテ(ダイシャンハイ)
- 最強のアリスドール。現段階ではアリスの目指す完全自立人形に最も近い存在。
ある程度の自我を持っており、主の命令がなくとも動き、喋ることさえ可能である。さらに表情まで多彩に変化する。しかし、意思を込める段階で何らかの事故か手違いがあったのか、当初予定していた性格とは似ても似つかない武人肌な性格になってしまった。ちなみに初起動後の第一声は「我が名は武神人形ダイシャンハイ!我が主アリスの剣なり!」である。親分が幻想入り。
- 全長は30mと非想天則をも上回る巨躯に、身の丈ほどもある巨大剣『糸断剣』を二振り携えている。武装は剣だけだが、その剣の一撃はあらゆるものを一刀両断する。
しかし、まだ実験段階の機体なので問題も多い。その中でも最たるものが、活動可能時間の短さである。ゴリアテには意思を封入する為の巨大な装置が組み込まれており、それのせいで十分な冷却機構を搭載できなかった。なので、機体内部に熱が溜まってもそれを外へ逃がすことができず、最悪機能停止してしまう。活動可能時間は、通常機動でおよそ十分、最大戦闘機動では僅か一分程度しか保障されていない。それ以上は機体に何らかの支障が出ると予想されている。
and more...
妖機人
未だ存在は確認されていないが、登場した暁にはその強大な力で非想天則を大いに苦しめるだろう…
劇中曲
- オープニングテーマ1
- 『ぼくらの非想天則』
- 作詞:ニコニコの有志 作曲:あきやまうに 歌:うたのおにいさん
- オープニングテーマ2
- 『全人類ノ非想天則』
- 作詞:Blue E 作曲:あきやまうに 編曲:panoman 歌:匠眞&Nana Takahashi
- エンディングテーマ
- 『Dr.エーリンの月面式健康体操』
- 作詞・作曲:八意永琳 歌・踊り:Dr.エーリン(八意永琳)
と、こんな設定でどうでしょうか!?
ある日の守矢神社、そこでは一人の現人神と天狗が話し合っていた。いや、話し合いと言っても片方が一方的に喋るのに合わせてもう片方が気のない相槌を打っているだけであったが。天狗の射命丸文はいい加減うんざりしていた。もうかれこれ一時間はこの状態が続いている。そんな彼女にはお構いなしに早苗はさらに続ける。
「今まで説明した設定は飽くまで暫定的なものです!細部はこれからさらに充実させていきますから!」
「いやぁもう十分充実していると思いますよ?・・・・・・無駄に。」
「ありがとうございます!ではこの設定で進めて行きましょう!『非想天則アニメ化プロジェクト』を!」
「というか何故私にそのような話をするのですか?」
「実は天狗さん達が漫画を描いていると聞きまして。つきましてはアニメの原画と彩色をお願いしようかと。」
「いやいや、確かに私たち天狗の中には漫画を描いている者もいますが、それとこれとは話が違うでしょう。」
「アニメーターも漫画家も絵を描くことには変わりありません!なんとかなりますよ!」
「ならないと思うけどねぇ・・・。」
「機材はにとりさんと香霖堂でなんとか賄えるそうです!声優は幻想郷の皆さんに一応根回ししましたし、ストーリーは私が考えます!あと足りないのはアニメーターだけなんです!どうか天狗の皆さんのお力を貸して頂けませんか!?」
「その話では色々と足りないように聞こえます。とりあえず貴女は常識が足りていません。」
「大丈夫です!ここは幻想郷、あり得ないことが日常としてまかり通る世界。ならば道理が引っ込んで無理を通せる筈!」
「その理屈はおかしいでしょう。どう考えても上手くいくか疑わしいです。」
「疑問がお有りのようですね。ならばもう一度説明しましょう!」
そう言うと早苗はまた最初から説明し始めた。しかも先ほどよりも丁寧かつ熱心に、である。文は相槌すらも面倒になり、遠くを見ながら明日の取材場所を検討することにした。
結局早苗は日が暮れるまで文に『非想天則アニメ化プロジェクト』の説明を続けた。しかも、やっと解放された文に、口利きを了承して貰うまで何度でも説明すると釘を刺していった。文は早苗の目に満ちる異常なまでの熱意に、久しく忘れていた恐怖のような感覚を感じた。
核熱造神非想天則、近日アニメ化予定!
・・・って、てゐがいってた。
関連動画
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