『UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~』(ゆーきゅーほるだー まほうせんせい - )とは、赤松健による漫画作品である。
*この記事はネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。
2013年8月(39号)から週刊少年マガジンで連載開始。
これまで赤松健が描いてきたハーレム系ラブコメ作品とは異なり、前作の『魔法先生ネギま!』と同じ世界観の未来(前作の物語と同時間軸であるかは不明)を舞台に描かれるバトルファンタジー漫画である。
本作の目立った特徴として作者が考案した「同人マーク」がつけられていることと、作者の作品において初のデジタル作画によって描かれたものであることがあげられる。同人マークは作者が作品の二次創作の同人誌作成と同人誌即売会での無断配布を有償・無償問わずに許可する意思表示を示すもので、本作品が同人マークの使用第一号作品である。
2016年30号でアニメ化と別冊少年マガジンへの移籍が発表された。別マガ2016年11月号から連載再開。
その際に副題を付け、『UQ HOLDER!』から表題の『UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~』へと作品名が変更されたが、アニメ終了に伴い副題は外され元の『UQ HOLDER!』に戻されている(単行本は全て副題がない)。2022年3月号まで連載された。単行本は最終28巻が2022年3月9日に発売。
2017年10月2日から、TVアニメ『UQ HOLDER! ~魔法先生ネギま!2~』が、TOKYO_MX、tvk、サンテレビ、KBS京都、BS11で放送された。
「魔法」が世に知られてから10年…物語は2086年より始まる。
とある田舎の村に住む少年、近衛刀太と友人たちは都へ上京することを夢見ており、村長からその許可を得るために条件である「雪姫を倒す」を達成するため悪戦苦闘していた。そんな折、実は賞金首の吸血鬼であった雪姫と彼女を倒そうと教師になりすましていた賞金稼ぎの策略と戦いに関わり、致命傷を受けた刀太は雪姫の血を飲む事で不死者となる。
そして一連の事件の後、刀太は素性がばれ村にいられなくなった雪姫とともに都を目指し村を出る。
熊本県阿蘇地方の田舎の村に住む、都へ上京することを夢見る少年。「ネギ・スプリングフィールドの孫」とされる。あらすじの事件によって不死者となり、雪姫とともに都を目指し村を出る。
両親は2年前の交通事故で既に亡く、一人助かった刀太は事故の相手だった雪姫と一緒に暮らしていたが、事故以前の記憶をなくしていた。だが、後にこの事故はフェイト・アーウェルンクスの謀略であり、両親も別人であったことが分かる。
雪姫いわく「武には天賦の才がある」らしい。
軌道エレベーター「アマノミハシラ」を昇り「何かを成し遂げたあといい感じのオッサンになって故郷の親友とバーで酒を飲むこと」が夢だったが、不老不死になったためにこれ以上成長できず夢が叶えられなくなったことを嘆いている。
器用で見た目以上に欠点が少ないが、親友や九郎丸を含めスペシャリスト相手には才能と実力で敵わない。しかしそんな境遇にもひねくれず、実力を認めた相手にはリスペクトを欠かさない謙虚さを持ち合わせる。
後述するUQホルダーの不死隊ナンバーズのNo7。不死性は吸血鬼、ということになっているが、実際の不死の力の根源は「金星の黒」(前作『ネギま』の「闇の魔法」)と呼ばれる能力で、金星に眠る莫大な魔力を無意識に引き出すことで不死を実現している。魔術的な回復・蘇生性能があるが、死なない程度に本体から切断されて切り離されるとその部位が帰ってこれなくなるという弱点も併せ持つ(終盤になるとそれを逆手にとって、自分の身体の一部がどこにあるのかを検知することも出来るようになったり、一滴の血から分身を生み出したりできるようになった)。
前作の登場人物であるアルビレオ・イマが作った、重さを自在に変えられる漆黒の魔法剣、通称「黒棒」を武器とする。
ネギの孫と明言され、その血による能力をネギのかつての盟友・フェイトに狙われている。雪姫が開発し、ネギが完成させた闇の魔法(金星の黒)を宿しているが、それについての具体的な知識はない。物語終盤ではニキティスとの特訓で、自らの意志で金星の魔力を引き出して鎧化、攻撃に転化することを可能とした。
それに加えて『ネギま』の神楽坂明日菜が身につけていた「魔法無効化能力」通称「火星の白」を宿しており、こちらはなかなか発動に苦戦していたが、物語最終盤のダーナとの特訓で自在に操れるようになった。「火星の白」が覚醒したことで、作品のラスボスであるヨルダ=バオトを打倒することが可能となり、ヨルダの待つ冥王星への決戦に赴く途中でバアルに遭遇。42年後に記憶喪失となってアフリカへと流れつくが……?
物語中では断片的に語られており、不明瞭な点も多いが、刀太はネギの孫ではなく、ネギが遺したデータを素にして生まれたクローンであることが明言されている。
おそらく三太のデータ通り、4年前(2082年)に生み出されたクローンなのだと思われる。帆乃香たちから兄と呼ばれているが、彼女たちの本当の兄はオリジナルの刀太と思われる、この辺りの関係は不明。刀太を連れ出して事故死した「両親」はクローン生産に携わっていた科学者たちかと思われるが、これについても詳細は不明。
田舎の村で刀太と一緒に暮らす女教師。「雪姫を倒せば上京を許す」と村長によって都へ上がるための条件にされてしまっている。
その正体は6億の賞金がかけられた「吸血鬼の真祖(ハイ・デイライトウォーカー)」で、前作『ネギま』に登場したエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルその人である。通称「闇の福音」。理由は不明ながら本編開始数年前より阿蘇で教師をしていたが、2年前にフェイトの刺客に襲われた刀太の「両親」の願いを受け、重体の刀太を不死身(仮免許)にして救った。
不死者と人間以外の存在による人の世外れた者たちの互助組織「UQホルダー」の創始者の一人で女主人(ミストレス)。ナンバーズNo1。氷系の魔法を操り、その実力は作中屈指。
ヨルダ=バオトの子として中世に人間として生まれ、魔術的改造実験で不死身の吸血鬼となった過去を持つ。その為、実は真祖ではない、人工的な吸血鬼である。甚兵衛や夏凛とは早くから出会っており、行動を共にしていた。
当時、魔法世界(裏火星)から現実世界(地球)に渡って悪事を働く魔法使いが多数おり、その黒幕である吸血鬼の真祖・バアルと対決を繰り返し、悪い魔法使いのほとんどを魔法世界に追い返すことに成功するが、これにより魔王と怖れられるようになった。
刀太の火星の白が完成し、最終決戦に向かう途中でバアルの襲撃を受けて刀太を失うと、かつてネギも用いた太古の魔法である「ヨルダの御手」でネギ=ヨルダを打倒するため冥王星へと向かう。そしてヨルダを倒すが身体を乗っ取られ「エヴァ=ヨルダ」と化し、44年後の再決戦で刀太の前に立ちふさがる。
不死狩りを行う退魔の一族「八咫の烏」族の一人で、前作(ネギま)および前々作(ラブひな)で登場した剣術「神鳴流」の使い手。不死身であることを一族から疎まわれており、兄からエヴァンジェリン討伐を命じられ地上へ送られるが、刀太との決闘に敗れ、刀太と友人になり行動を共にするようになる。一方でその不死身の力を利用しようとする一派もおり、実際はそれを察した兄が九郎丸を旧知の雪姫に託すための行為だった。
体を貫かれる程の致命傷を受けても傷が回復し復活する能力を持つ不死者で、刀太とともに加入試験を受け、UQホルダーの不死隊ナンバーズとしてNo11の番号を与えられた。不死身の能力は、一族の御神刀に宿る神体が病弱だった九郎丸に憑依したことによるもの。
八咫の烏族としての特性を持っていて、16歳までは男でも女でもない身体の持ち主である。成人の儀式を受けることで性別が決まるが、儀式を受けなくても勝手にどちらかになるとされる。初登場時14歳で、その後時間経過で16歳以上になっているはずであるが、結局最後まで性別は確定しなかった(終盤には自分の意志で男女の度合いを調整できるようになっていた)。不死身になって成長が止まった事が理由かと思われるが詳細不明。
作中では男湯にも女湯にも入るシーンがあり、その際の周囲の反応から男性器はない模様。中盤以降は夏凛・キリヱらと刀太を巡る奇妙な共闘関係が築かれる。
刀太とは年齢も近く、アジトでは同室で、幾度となき共闘から刀太からは心強い相棒だと思われている。一方九郎丸は自分の中の女性的な部分が刀太に恋愛感情を抱くようになり、男として相棒となるか、女として恋人となるかの狭間で思い悩んでおり、なかなか自分の身体の秘密を刀太に言い出せなかったが、作中中盤で告白する。
天之御柱学園(麻帆良学園)の制服に身を包むショートカットの女性。不死隊ナンバーズNo4。性格はクール。「神の呪い」によって不老不死となり、痛みは感じるが身体には一切傷がつかないという体質となっている。宇宙空間に生身で投げ出されても生きていられるほどで、雪姫曰く不死身度は刀太と同レベルのS級と評されている。ただし拘束攻撃や精神攻撃は有効。
「結城夏凛」は偽名で、中世では「イシュト・カリン・オーデ」を名乗っていた。その正体は 「イスカリオテのユダ」(イシュト~はイスカリオテをもじった名乗り)。師を銀貨で売った事から死ねない罰を神に下された人物である。
中世期には魔女狩りの対象となり、一切傷つかない事から「鋼鉄の聖女」の異名をとる。拷問を受けていたところエヴァンジェリンと出会い、以後彼女を敬愛して行動を共にする。しかしバアルの襲撃で世界樹の中に閉じ込められ、再会したのはUQホルダー設立の頃であった。
呪いの為、他者とキスをして仮契約しようとすると雷撃がふりかかり、雪姫との仮契約は諦めていた。だが刀太は神に抵抗して仮契約を成し遂げる。以後、刀太に対する恋愛感情を見せるようになる。
外見年齢12歳くらいの少女。不死隊ナンバーズNo9。FXで財を成しており、UQホルダー最大の出資者でもある。眼鏡とベレー帽が特徴的。
不死身能力は「リセットOKな人生」。あらかじめ「セーブポイント」を作っておくと、死んだときにその時点に記憶を保持して戻ってこられるという能力。そのため、あらかじめ自殺用のナイフや歯に毒入りカプセルを仕込んでいる。子供の頃に育児放棄され、孤独死するところで能力に目覚めた。死亡時に手を結ぶなど接触していれば、その相手も一緒に時間を遡ることが可能。
刀太のことは「むのー」(無能)と呼んでいるが、表裏の無い素直な刀太に徐々に惹かれていく。また、ひょんなことから刀太とキスすると時間を止めることができる事が分かる(だがその為にキスによる仮契約ができず、別の方法で刀太と仮契約している)。他、多少ながら魔法が使え、ほうきで空を飛んだり、セーブポイント用の炎を魔法で作り出したりすることが出来る。
能力は不死身だが不老ではない。不老能力は「仙桃」を食べたことによるもの。だが最終盤で並行世界(=現実、読者側の世界)に飛ばされてしまう。この時、自力でダーナの下へと辿り着き、元の世界へ戻してもらうが代償として「仙桃」を差し出し、普通の人間になる(不死身の能力が失われたかは不明)。仙台で大学生になって暮らしていたが、刀太によって見つけ出された。以後はサポートに回る。
以上のヒロイン3名、九郎丸・夏凛・キリヱは最終盤で刀太と肉体関係になっている(あらかじめ協定も結んでいた)。
真の「吸血鬼の真祖」で「貴族」「狭間の魔女」とも称される。見た目は縦にも横にもデカいゴージャスなおばさんといったところ。
エヴァンジェリンの師であり、吸血鬼にされたエヴァ(キティ)を鍛え上げた過去を持つ。作中で刀太に興味を示して登場すると、次元の狭間にある居城へと連れ去り、同じく連れてこられた九郎丸・キリヱ・三太を含めた4人の師匠となって、不死者として相応しい実力をつけるため徹底的に修行させる。
「狭間の魔女」の異名の通り、並行世界を時間を無視して渡り歩く能力を持つ。その戦闘能力はおそらく作中最強クラスだが、個人的に興味を持った者に対して干渉するにとどまり、世界の行く末などについては傍観するのみで関与しない。
のちにバアルに洗脳されてUQホルダーを襲撃するが、自力で洗脳を解くと、はるか離れたバアルに対し遠近法を無視して指先で押し潰すという荒業をやってのけた。
「吸血鬼の真祖」。中世に魔法世界から魔法使いを送り込んで悪さを行わせていた黒幕。エヴァ、夏凛、甚兵衛の活躍により撃退されるが、120年後に復活、夏凛を封印する。ヨルダによって生み出されたエヴァに興味を持ち、何度となく交戦してきた天敵。
作品後半で現代のUQホルダーの前に姿を現し、不死隊ナンバーズであるニキティス、七重楼、十蔵、そして同じ真祖であるダーナを従えて登場するが、寝返ったニキティスと洗脳を解いたダーナの前に敗れた。だがその後もしつこく復活し襲撃してくる。現在は裏金星の魔族たちを配下に従えている。
ヨルダに対しては一方的に協力しており、終盤ではインターネット上に「完全なる世界」の不完全版である魔素ウィルス、通称「ネット風邪」をばらまくテロ行為を行ってインターネットを使用不可能にし、世界中に多数の死者を出す。
『ネギま』『UQ』を通じてのラスボス。別名「始まりの魔法使い」「造物主(ライフメイカー)」。魔法世界(裏火星)を作り出した張本人で、ネギの遠い遠い祖先にあたる。本来は女性。
「死亡時に殺した相手の精神を乗っ取る」特殊能力を有し、『ネギま』時点ではネギの父ナギ・スプリングフィールドに、本作開始時点ではネギ・スプリングフィールドに憑りついていた。このため、倒すには魔法無効化能力(火星の白)で憑りつきを防ぐことが必須となる。
魔法「完全なる世界」を発動させ、今の世界を滅ぼし、精神体による望んだ理想の世界を作る事を目的としている。「共鳴り」という能力によって憑りついた相手に世界中の不幸や怨嗟をぶつけ、精神を屈服させて身体を乗っ取る。だがネギは(ともに取り込まれたのどか達が枷となって食い止めたこともあり)数十年の長きに渡って「完全なる世界」発動を阻止していた。
やがて2090年、冥王星に魔力が著しく集まっていることを知ったUQホルダーが、「完全なる世界」発動が近いと判断し世界各国の協力のもと討伐に向かうが、その途中で乗っ取り能力を無効化できる刀太が戦線離脱してしまう。その為、雪姫がネギ=ヨルダを倒すが、雪姫の身体を乗っ取り「エヴァ=ヨルダ」として新たに生まれ変わる。
雪姫が仲間と創設した人の世外れた者達の互助組織で、大きく分けて幹部および幹部候補の不死人衆と、そうでないメイン構成員の百鬼夜行衆がいる。都の沖合にある旅館「仙境館」(せんきょうかん)をアジトとしている。
不死隊ナンバーズ一覧(※死亡したメンバーの番号は一時欠番となるため、番号と加入順とは必ずしも一致しない)
前作で登場した「ネギま部(仮)」ことネギの仲間たちの組織名。しかしネギを始めとした当時のメンバーはもういない。現在は世界救世軍を名乗っている。
第1話の最初のページがまるまるエヴァンジェリンの独白から始まるため、『ネギま』の続編あるいは関連作品であることは読者にもすぐ分かる。だが魔法が世間に公開される時期が『ネギま』では2013年の予定だったのが『UQ』では2076年だったりと、細かな違いがあった。そして『ネギま』のエピローグではヨルダに乗っ取られていたナギが救出され復活していたのに対し、『UQ』ではネギがヨルダに乗っ取られて登場したことで2作品の時間軸が異なることは明白となる。
『ネギま』最終38巻のエピローグの前には以下のような記述がある。
今一度
それはおそらく
もっとも幸福な世界――
『ネギま』の連載終盤は作者の体力が週刊連載についていけなくなり、だいたい月1回ペースで休載するような状況だった。そのため、フェイトとの決着がついた後は展開が非常に速くなり、ラスボスであるヨルダとの決着は描かれなかった。また、卒業式でネギは明日菜にだけこっそりと自分の想い人が誰なのかを伝えており、これについても様々な推測がなされる中で連載が終了している。
そして『UQ』15巻で『ネギま』のエピローグへ繋がる世界線は並行世界であることがダーナから明言され、『UQ』15巻を一冊まるまる使って、『ネギま』で描き切れなかった卒業式~エピローグに至るまでのストーリーが描かれた。
話が前後するが『ネギま』の終盤のストーリーを解説すると、あと数年で崩壊する可能性がある魔法世界(裏火星)を消滅させようとするフェイトに対し、ネギが代替策を提示したことで決着がついた。それを実現させるまで魔法世界が崩壊しないようにヒロイン・神楽坂明日菜が人柱として封印され100年の眠りにつくが、未来で目覚めた明日菜の前に超鈴音(チャオ・リンシェン)が現れ、タイムマシンを使って2004年に戻ってくる、というものであった。
『UQ』で語られるのはその5年後・小惑星アガルタでの戦いで、16歳になったネギと、魔法無効化能力(火星の白)をもつ「黄昏の姫巫女」こと明日菜によってヨルダは消滅する。ナギは死んだかと思われたが奇跡的に生存し、やがて意識不明の状態から目覚めて『ネギま』エピローグへと繋がっている。
更にこの回想中で、不明だったネギの想い人が長谷川千雨だったことが明らかになり、当初は拒絶されていたが、熱烈なアプローチが実ったのか、ヨルダ打倒の5年後に結婚したことが語られている。またナギもエヴァと結婚している。皆が幸せになった(カモ曰く)ハッピーエンドルートである。明日菜を未来から呼び戻すという荒業はダーナや刀太から「チート」「超裏技」と評されている。
これに対して『UQ』の世界は明日菜が帰還していない。このため「火星の白」の能力なしでヨルダと戦う事を強いられることになり、魔法の公開も延期され一部の大国軍部や富裕層のみが知るものとなる。やがて世界は荒廃して多くの紛争が発生。そうした影響のためか『UQ』世界では日本の首都圏は水没しており、新東京・天之御柱市(旧麻帆良)が都となっている。貧富の格差は拡大し、都にも多くのスラム街が形成されるようになっていく。
この明日菜不在での戦いの経緯は17~18巻で描かれており、2025年にアガルタにて一度対決するも夕映・のどか・アル・ラカンが取り込まれ、ネギをかばった千雨も死亡して取り込まれてしまう。失意のネギを受け入れたのはエヴァンジェリンで、ネギはしばしその庇護下で休息の日々を送った。このため『ネギま』よりもネギとエヴァの距離が縮まっている。その後ネギは世界各地の弱者たちを救う旅に出たのち、2065年の土星での戦い(※17巻では土星リングに潜むヨルダと戦ったとされるが、3巻では火星に追い詰めたヨルダと戦ったとされている)でヨルダと刺し違え、その身を乗っ取られたのであった。
こうして「金星の黒」と「火星の白」を併せ持つことで、ヨルダを倒せる可能性を持った刀太が生み出されることになる。対して『ネギま』の世界線では「刀太を生み出す必要がなかった」のであった。
10話辺りから話に追いつけず、「??」となった視聴者も多いだろうが、それもそのはず。原作を端折りまくって(細かい説明抜きに)・圧縮する形で急ピッチに制作されているため、原作を読まなければ(さらに言えば一期原作ネギま!を読まなければ)深い話には追い付けないという事態に陥っている。
原作UQ HOLDER!自体がネギま!の続編のような作品の為、そう考えれば致し方ないことかもしれない。
上記からもわかる通り、話の内容の濃さで言えば当然原作漫画が一番に上がる、気になる人は読んでみるのもいいかもしれない。これは、原作を買えという暗示なのか・・・
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 動画 |
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第01話 | 美女と少年 | ヤスカワショウゴ | 鈴木洋平 | 冷水由紀絵/山口杏奈 上田みねこ/森七奈 |
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第02話 | 裸で出会えば友達(ダチ)になる | きみやしげる | 野田智弘 陣内美帆 |
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第03話 | 不死人たちの城 | 名取孝治 | 玉田博 | をがわいちろを/川口弘明 服部憲知/吉田肇/野口智弘 |
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第04話 | 刺客襲来 | 竹田裕一郎 | 片貝慎 | 南伸一郎/Shin Hyung Sik 桜井木ノ実/木村なづき 西村理恵/小渕陽介 |
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第05話 | 闇の魔法(マギア・エレベア) | 山本靖貴 | 川奈可奈 | 熊谷哲矢/関崎高明 野口智弘 |
||
第06話 | 九郎丸は苦労する | ヤスカワショウゴ | 於地紘仁 | 飯村正之 | 桜井このみ をがわいちろを/清原寮 |
|
第07話 | リセット&リスタート | きみやしげる | 西村理恵/小林利充 陣内美帆 |
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第08話 | フェイト捕獲作戦 | 竹田裕一郎 | 於地紘仁 | 森田静二 | 前原薫/吉岡勝 吉田肇/和田賢人 |
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第09話 | 恋とお風呂の反復運動 | ヤスカワショウゴ | 川奈可奈 青柳隆平 |
川奈可奈 | Hwang Sungwon Seo Sunyeong Seo Jeongha Lee Seongjin Kang Hyeonguk |
|
第10話 | 麻帆良学園へようこそ | 山本靖貴 | 津田義三 | をがわいちろを しまだひであき 服部憲知/吉田肇 |
||
第11話 | 彼女の恋の物語 | 片貝慎 | 野田智弘/陣内美帆 Lee Seogyun |
|||
第12話 | 来れ(アデアット)! 尽きせぬ想い | 檜川伸夫 山本靖貴 鈴木洋平 |
鈴木洋平 | 冷水由紀絵/森七奈 小渕陽介/中西愛 上田みねこ/山口杏奈 吉岡幸恵 |
掲示板
541 ななしのよっしん
2024/02/23(金) 13:41:58 ID: sWxHCHbxri
回数が多いから一番好かれてたってマジ?
542 ななしのよっしん
2024/03/21(木) 23:18:22 ID: kSUdLg4aD1
設定は盛り盛りでインフレ超次元バトルハーレム物なんだろうけど何であんな薄っぺらく見えるんだろうな…
なろう物の嫌われるパターンまんまやん
543 ななしのよっしん
2024/03/22(金) 10:40:09 ID: WXGFqNZPff
シナリオもキャラもいらんことしいと付和雷同で構成されてるからとしか言いようがないな薄さに関しては
そもそもネギま時代のケツ拭くために作られた作品のハズなのに次から次へと余計なクソが排出されるからキリがない
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/11(土) 18:00
最終更新:2024/05/11(土) 18:00
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