『暗殺教室』(あんさつきょうしつ)とは、週刊少年ジャンプで2012年31号から2016年16号まで連載されていた学園触手漫画である。
作者は、『魔人探偵脳噛ネウロ』の松井優征。単行本は全21巻。
概要
松井優征3年ぶりの連載作品。私立椚ヶ丘中学校・3年E組の担任になったタコ型の謎生物「殺せんせー」と、3年E組の生徒達が織りなす、暗殺と教育をテーマとした奇妙な物語。
作者曰く、第1話2,3ページ目の「教室で生徒全員が先生に銃を突きつけている」映像を思いつき、それを描くための設定を考えた結果として本作が出来上がったらしい。
『暗殺教室』というインパクト絶大なタイトルと設定、少年漫画で到底人気が出るとは思えない名前と見た目だが、その性格や言動は「こんな先生がいたらいいな」と思わせてくれる魅力的なキャラクターの「殺せんせー」、前作では漫画の手本とも言うべき終わらせ方を実現した松井優征が、とにかく謎の多いストーリーをどのように畳むのかという期待から、連載開始から一躍話題となり、コミックス第1巻だけで累計発行部数100万部突破、連載半年で「このマンガがすごい!」1位を記録するなど、熱狂的な盛り上がりを見せた。
前作『ネウロ』とは「圧倒的戦闘能力と奇妙な目的を持った人外」「その人外を取り囲む人間たちの成長物語」という点が共通しているが、前作のグロテスクな表現や風刺的・ブラックな笑いは抑え気味に、本作は学園ものとしての面白さを追求した、小学生でも親しみやすい作風となっている。
あらすじ
その犯人と称し、しかも来年三月には地球をも爆破するという超生物がやってきたのは、何故か中学校の教室。なんとここで教師をすると言うのだ。人知を超えた能力を持ち、軍隊でも殺せないその怪物の暗殺を、各国首脳はやむをえずそのクラス…椚ヶ丘中学校三年E組の生徒に委ねる事になる。成功報酬は百億円! 落ちこぼれクラス「エンドのE組」の生徒達は、卒業までにこの暗殺対象の教師「殺せんせー」を殺せるのか…!?
私立椚ヶ丘中学校・校風
理事長・浅野學峯の経営手腕により近年めざましく頭角を現し、世間では超・名門の私立進学校として名が知れている。…A組~D組までは。
この学校、全試験項目の1つでも足切りに引っかかると3年次に「特別強化クラス:3年E組」へ強制クラス替えが実施される。通称「エンドのE組」。まあ習熟度別クラス分け程度ならどこにでもありそうなものだが、この学校では理事長の主導で、教員・生徒全員に対し学校ぐるみでのスクールカースト制度が徹底されている。
それも入学前から保護者・本人の同意が必要であり、校則にまで明記されている。例を挙げると、
- A~D組までは同じ学舎だが、E組だけ立入禁止で、通学まで1km離れた山中に隔離されたボロの旧校舎
- 旧校舎はトイレ激汚、グラウンド荒れ放題。その他学食や体育館や図書館などと気の利いたものは存在せず
- 学業をおろそかにした結果成績が落ちたのだからという理由で部活動は一切禁止。というかそもそも設備が無い
- E組行きの生徒を1人でも出すと、教員の方も内申が下がり指導力を問われるため必死。
一方で、E組行きが決定した生徒をゴミクズ扱いして罵倒しようとも当然のことと見なされ、特に誰も咎めない - 同級生徒間でもE組の存在は蔑視されており、進学校の落ちこぼれとして嘲笑する。教師もそれを咎めない
という具合である。また、成績だけでなく素行不良者の島流し先にもなっており、要するに「特別強化クラス」という名目は名ばかりで、進学校から追放された末に辿り着く学校制度の暗部・掃き溜めで存在自体が徹底的に差別されている。が、理事長に言わせれば、この差別もまた「大人社会の予習」であり、働きアリの法則で怠惰になってしまう『80:20』の怠け組20を『95:5』の比率にまで圧縮することが出来る、「合理的な教育システム」なのだという。
一応「定期テストで5教科合計が学年50位以上に入る」かつ、「元担任の承認を得る」ことで元いたクラスに復帰出来るという救済措置は用意されているが、劣悪極まりない学習環境と、被差別による心労、救済の手すら掴めないという負い目から勝ち上がって学年上位に返り咲くことは非常に難しく、大多数が非人道的なエグい差別をも徐々に受け入れるようになってしまうのだという。
「末端の者を切り離して激しく差別することで、『自分はああなりたくない』と適度な緊張感を持たせ、私立校にありがちな『入学さえすればステータス』といった安堵を抱かせず、一方で見下す対象というストレスの捌け口を与え、優越感を持たせつつ効率的に学力を伸ばす、合理的なやり方」と烏間は冷静に分析しているが、同時に「切り離されたE組(エンド)達はたまったものではないだろうな」と、担当するE組生徒たちを案じている。
通常なら気が触れるか病むか即退学しそうな内容だが、殺せんせーが意外にも教師としては至って人格者であったため、落第と差別で傷付いた思春期のE組生徒たちにとっては思いのほか心の拠り所となっている。クラス内目標が『先生の暗殺』とぶっちぎりで狂気に満ちていること以外は、危ういバランスながらも非常に心温まる良い学級である。
3-E組座席表
黒板 | |||||
★片岡メグ | 前原陽斗 | 岡野ひなた | ★磯貝悠馬 | 倉橋陽菜乃 | 木村正義 |
茅野カエデ | 潮田渚 | 中村莉桜 | 三村航輝 | 矢田桃花 | 竹林考太郎 |
不破優月 | 杉野友人 | 速水凛香 | 岡島大河 | 神崎有希子 | 吉田大成 |
原寿美鈴 | 菅谷創介 | 奥田愛美 | 千葉龍之介 | 狭間綺羅々 | 村松拓也 |
自律思考固定砲台 | 堀部糸成 | - | 赤羽業 | - | 寺坂竜馬 |
★はクラス委員長。緑は個人主義、水色はサポート、ピンクは暗殺に比較的積極的なタイプ。
灰は転校生暗殺者。
登場人物
担当声優はVOMIC版 / OVA版 / TVアニメ版でのキャスト。1人のみの記載はTVアニメ版でのキャスト。
※『括弧』内は、第89話「名簿の時間」で全員に名付けられた、1日限定・E組内コードネーム。
先生
- 殺せんせー(ころせんせー) 『永遠なる疾風の運命の皇子→バカなるエロのチキンのタコ』
- 声:小野坂昌也 / 関智一 / 福山潤 / 二宮和也(実写映画版)
タコの形をした謎の生物。月を破壊した張本人。マッハ20で空を飛び、触手で攻撃を薙ぎ払う。対先生用物質でのみ殺すことが可能だが、誰にも殺せないから「殺せんせー」。 - 「来年には地球を破壊する」「人間には自分を殺せない」「でも椚ヶ丘中3年E組の生徒になら殺されてもいい」など、とにかく謎すぎる理由でE組の担任となる。
- 地球破壊を目論んでいるはずだが、E組の生徒のことを何よりも考えて行動する人格者で、生徒一人一人の夢や悩みに全力で向き合う。当初は百億円目当てで暗殺に乗り気だった生徒も、殺せんせーの教育を経て不思議な絆を紡ぐようになる。
- 笑い声は「ヌルフフフ」、驚くときは「にゅやっ」と言う。また、感情に併せて顔の模様が変わる。
-
- 烏間惟臣(からすま ただおみ) 『堅物』
- 声:鳥海浩輔 / 諏訪部順一 / 杉田智和 / 演 - 椎名桔平
防衛省特務部の人間。E組に殺せんせー暗殺依頼を伝えに来た男で、その流れでE組の副担任&体育教師となる。 - 第一空挺団上がりの元軍人で、フィジカルにおいては最強。E組の先生としては厳しい教育を施すが、殺せんせー同様彼も生徒のことを考え行動している。
- クールな性格と容姿で女子からの人気は高いが、殺せんせーに煽られ取り乱し、ブチギレることも多い。
- イリーナ・イェラビッチ 『ビッチビチ』
- 声:浅野真澄 / 堀江由衣 / 伊藤静 / 演:知英
政府から殺せんせーを暗殺するために送り込まれた刺客。 - 殺し屋として房中術を叩き込まれており、殺せんせーをハニートラップで仕留めようとするも失敗。そのままE組の英語教師となる。
- その後は意外とガサツだったり子供っぽい性格を見抜かれ、セクシーさは関係なく生徒から親しまれるようになる。
男子生徒
- 潮田渚(しおた なぎさ) 『性別』
- 声:山本希望 / 東山奈央 / 渕上舞 / 演:山田涼介
椚ヶ丘中学校3年E組の生徒。成績不良によりE組へと落とされた。生徒視点で一歩引いたところから殺せんせーとクラスメイトを見守ることが多い。観察能力に長けており、殺せんせーの特徴や弱点を探っている。 - かわいい。今でも「やっぱ胸あるよねあの絵」とか言われる。だが男だ。
-
- 杉野友人(すぎの ともひと) 『野球バカ』
- 声:なし / 本城雄太郎 / 山谷祥生 / 演:市川理矩
E組に流された元野球部の生徒で渚の親友。球速は早くはないが、カーブ・スライダー・チェンジアップが得意。野球以外の特技にイラストを描くのが得意。E組に落とされる前後の経験から投手としての自分に自信が持てなかったが、殺せんせーの指導のお陰で再び野球に前向きになり、野球を続けるようになっている。
- 赤羽業(あかばね カルマ) 『中二半』
- 声:島﨑信長 / 岡本信彦 / 同左 / 演:菅田将暉
DQNネーム。 暴力沙汰を起こして停学になり、3年E組へ島流しされてきた生徒。今もなお粗暴な点はあるが、それは彼なりの正義感の表れでもある。頭の回転は非常に速く、成績も至って優秀で、ただその能力を「何かと人とぶつかるために使ってしまう」問題児。初めて殺せんせーにダメージを与えるなど、騙し討ちのスキルと学業の両面においてE組の誰よりも抜きん出た才能を持つ。
- 磯貝悠馬(いそがい ゆうま) 『貧乏委員』
- 声:本橋大輔 / 上村祐翔 / 逢坂良太 / 演:加藤雄飛
E組の学級委員の1人。頭頂部の触覚アホ毛がトレードマーク。 - 成績優秀、嫌味のないイケメンでクラスのリーダーだが、中1時点で父の急逝により母子家庭となり、少しでも家計を支えようと学校に無断でアルバイトしていたところ、校則違反の処罰でE組に落とされた。
-
- 寺坂竜馬(てらさか りょうま) 『鷹岡もどき』
- 声:小池謙一 / なし / 木村昴 / 演:菅原健
乱暴な性格の不良生徒。地頭は悪い方ではなかったが、授業態度は不真面目で、自分を磨かず声とガタイの大きさに任せて気弱そうなクラスメイトを標的にしては、パシらせたり宿題解答させたりと、お山の大将作戦で小学校までは上手く世渡りしてきた。が、成績至上主義の椚ヶ丘中学校で安っぽい脅し文句は通用せず、順当に落ちこぼれてE組行きに。 - 典型的な原作版ジャイアンのち映画版ジャイアン。(キャラ的にも中の人的にも)。
-
- 村松拓也(むらまつ たくや) 『へちま』
- 声:なし / 宮本誉之 / はらさわ晃綺 / 演:高尾勇次
ヘチマ顔をした寺坂の取り巻きの1人。実家は個人経営の弱小ラーメン屋で、父の無計画なサイドメニュー開発に幼少時から付き合わされ続けた結果、小悪党面に似合わずE組男子一の料理上手であり家庭科が大得意。 -
- 吉田大成(よしだ たいせい) 『ホームベース』
- 声:下妻由幸 / 演:長谷川ティティ
ドレッドヘアをした寺坂の取り巻きの1人。実家がバイク屋で、バイク弄りも乗るのも大好き(※敷地内のみ)。 - 実は髪型をはじめとしたヤンキースタイルは中学デビューであり、高校進学時はキッチリ中分けに戻す予定。クラスの女子相手には案外ツッパりきれない。
-
- 岡島大河(おかじま たいが) 『変態終末期』
- 声:なし / 中務貴幸 / 内藤玲 / 演:長村航希
坊主頭の生徒。クラス一のエロ好きで、クラスメイトの女子からは普通に顰蹙を買っていたが、同志であるイトナがクラスに馴染んでからはより責められるようになる。 - 保健体育の授業目当てに勉強し続けた成果か、運動能力もこう見えてクラス上位であり、「撮影」のために磨き続けたエロの刃…もとい、AV機器全般への造詣の深さは他の追随を許さない。その知見は思わぬところでクラスの暗殺計画に貢献することも。将来の夢はAV男優→プロカメラマン。
-
- 木村正義(きむら まさよし) 『ジャスティス』
- 声:なし / 橋田旭弘 / 川辺俊介 / 演:荒井祥太
本名の正しい読みは「ジャスティス」。舞い上がった警察官夫婦の両親に名付けられたキラキラネーム。頻繁に風邪を引くためよく病院のお世話になるのだが、名前を呼ばれるという理由で病院は苦手。 - E組一の俊足で、中学生にして100m走を10秒フラットで走り抜ける、E組一の風のような快足の持ち主。
- 寺坂の下手な歌に付き合わされるなど、某のび太の如き扱いを受ける。
-
- 菅谷創介(すがや そうすけ) 『美術ノッポ』
- 声:宮下栄治 / 演:小澤顧亜
ロン毛で長身の三白眼。カルマと1、2を争う中二病。そして寺坂と1、2を争う学業成績。 - 美術のセンスが突出しており美大への進学を希望していたが、受験勉強主体の本校の授業に意義を見い出せずに成績は下がり、解けないテストの残り時間で答えの見直しどころか答案用紙裏に達者なデッサンの落書きを提出するといった態度が担任の不興を買い、素行不良扱いでE組に落とされた。
-
- 竹林考太郎(たけばやし こうたろう) 『メガネ(爆)』
- 声:水島大宙 / 演:吉原拓弥
丸眼鏡に公然猥褻ヘアという見た目の、典型的なガリ勉オタク。寺坂を「萌え」の道に引き込んだ張本人。 - 元々勉学への意欲は高かったが、分からない箇所の理解のために塾を掛け持ちしすぎるなど、詰め込み一辺倒の要領の悪さが祟って実力を発揮できずにいた。
プライベートではメイド喫茶と二次元(アニメ方面)をこよなく愛するヲタだが、漫画派の不破とは棲み分けている。 -
- 千葉龍之介(ちば りゅうのすけ) 『ギャルゲーの主人公』
- 声:間島淳司 / 演:大岡拓海
寡黙で口数の少ないメカクレ生徒。見た目故に「ギャルゲーの主人公」というあだ名をつけられる。 - 空間図形把握に優れ、その才能が暗殺教室という特異な環境で磨かれた結果、プロ暗殺者が舌を巻くほどの遠距離射撃の名手として開花した。目を隠す長髪スタイルは、眼力が鋭すぎて人を警戒させてしまうからと自主的に空気を読んだ結果行き着いたもの。だが周りの空気を読み過ぎ、勉強について行けなくなった悩みを誰にも相談できなかった事が裏目に出て、E組行きになった。
-
- 前原陽斗(まえはら ひろと) 『女たらしクソ野郎』
- 声:なし / KENN / 浅沼晋太郎 / 演:岡田隆之介
サッカー部出身の文武両道マンで、この齢にしてプレイボーイなイケメン。とある理由で3-E女子生徒陣からの評価が絶賛下降中。 - 他校の女子ナンパまで手を出すほど女遊びには余念がない。が、遊び続けた結果か成績が落ち、やがて規程成績に届かなくなりE組に落とされた。
- クラス委員の磯貝と幼馴染で仲の良く、彼のために3-E女子生徒のうち1人だけを口説かなかった。
-
- 三村航輝(みむら こうき) 『キノコディレクター』
- 声:なし / 山口智大 / 高橋伸也 / 演:三河悠冴
マッシュルームカットの生徒。生粋のテレビっ子でディレクター体質のため、映像作品や番組、動画製作が得意。将来の夢は映像作家。美術に造詣のある菅谷や、エロい映像編集目当てで擦り寄ってくる岡島、目立たない「地味村同盟」同志の木村などとつるんでいることが多い。 - クラスメイトにも隠している秘密の趣味は「壮絶なエアギター」。
-
- 堀部糸成(ほりべ イトナ) 『コロコロ上がり』
- 声:緒方恵美 / 演:加藤清史郎
自律思考固定砲台と対を成すはずであった、もう一人の転校生暗殺者。ある理由から圧倒的戦闘力を誇り、ツーマンセルで挑むはずだった相方の自律思考固定砲台をして「力不足でタッグは勤まらない」と言わしめるほど。万物に対し「俺より強いか弱いか」「俺より強そうな奴だけを殺す」「俺が一番強い」という行動原理のみで動いており、やや情緒不安定のため、保護者『シロ』同伴のもと3年E組に参入することに。何故か殺せんせーのことを「兄さん」と呼ぶ。
女子生徒
- 茅野カエデ(かやの カエデ) 『永遠の0』
- 声:大地葉 / 竹達彩奈 / 洲崎綾 / 演:山本舞香
椚ヶ丘中学校3年E組の生徒。渚とはE組転籍当時から仲の良い女の子。猫耳に見える独特の髪型が特徴。「殺せんせー」というニックネームを思いつき、先生に付けたのは彼女。ちょっと自分のバストサイズにコンプレックスがあるお年頃の、脱巨乳派。
- 神崎有希子(かんざき ゆきこ) 『神崎名人』
- 声:なし / 佐藤利奈 / 佐藤聡美 / 演:優希美青
おしとやかなE組のマドンナ。残念なイケメンに迫られたり男の暴力教師に暴力を振るわれたりスケベな子供達にセクハラ&「俺の嫁」認定されたりと、とにかく男運がない薄幸美女。殺せんせーによって、断りたい時にはきちんと断る勇気を身につけた。 - 実は『神崎名人』や『有鬼子』とあだ名されるほどのSTGやFPSの達人で、厳格すぎる弁護士の父に反抗して、隠れてゲーセン遊びを続けていたことで成績が落ち、E組落ちになった。
-
- 奥田愛美(おくだ まなみ) 『毒メガネ』
- 声:なし / 荒川美穂 / 矢作紗友里 / 演:上原実矩
眼鏡に三つ編みの生徒。クラスメイトにも常に敬語で話す。 - 化学特化のリケジョだが、その他の科目(特に国語、情緒の理解)が苦手でE組に落とされた。毒薬が作れる。
- 至って温厚で人畜無害な性格だが、理科好きを極めた結果、毒物の精製に長けており、カルマのイタズラが激化する恐れがあるため、E組男子からは「絶対にカルマとくっつかせたくない」と言われている。
-
- 片岡メグ(かたおか メグ) 『凛として説教』
- 声:福原綾香 / 後藤香織 / 松浦チエ / 演:宮原華音
E組の学級委員の一人。男子並みの体格とイケメンな性格から通称「イケメグ」。磯貝が和を重んずる出張らないリーダーとすると、こちらはカリスマでクラス全体を引っ張っていくタイプのリーダー。本来ならE組に落ちるような成績ではなかったが、責任感が強すぎて、とある事件を切っ掛けに過剰な共依存をしてくるようになったクラスメイト女子に足を引っ張られてE組落ち。 - E組に落とされた今でも本校舎の女子からラブレターを貰っている。お姫様抱っこをされるのが夢だが、周囲からはする方だと思われている。
-
- 岡野ひなた(おかの ひなた) 『すごいサル』
- 声:内村史子 / 飛野かなこ / 田中美海 / 演:高橋紗妃
ショートカットの生徒。体操部出身で、細かいことを考えるより体を動かす方が好きな体育会系アクロバティック女子。 - 学級委員の片岡や、Aカップ同士・女子力向上したい仲間の茅野、羨望の胸囲を誇る矢田と仲良し。
男子では前原と幼馴染であり、彼に対しては色々と思うところがあるらしい…。 -
- 倉橋陽菜乃(くらはし ひなの) 『ゆるふわクワガタ』
- 声:なし / 福山綾夏 / 金元寿子 / 演:志村玲那
男女別け隔てなく「ちゃん」付けで呼ぶ、明るい性格の天真爛漫ゆるふわ女子。 - 生き物が「愛でるのも食べるのも」好きで、昆虫食もイケるクチ。烏間は好みの男性のタイプ(どんな猛獣でも捕まえてくれそうな人だから)。
-
- 中村莉桜(なかむら りお) 『ギャル英語』
- 声:なし / 田端美保 / 沼倉愛美 / 演:竹富聖花
金髪ロングの生徒。オヤジ中学生。しかもやや腐り気味。下ネタと渚へのセクハラが趣味で、カルマと組んで渚女装愛好会を築くほど。 - かつてはテレビ取材が来るほどの天才小学生だったが、それゆえクラスメイトと話が合わない疎外感と寂しさを感じており、「みんな目線で一緒にバカなことをやりたかった」と非行に走っていた。結果、進学校の下位という中途半端な位置に甘んじてE組行きとなった。
-
- 速水凛香(はやみ りんか) 『ツンデレスナイパー』
- 声:優木かな / 森嵜美穂 / 河原木志穂 / 演:田中日南乃
ウェーブにセミロング(※ビッチ先生との髪型カブりを気にして、後に二つ結びに変更)、キリっと吊り目が特徴の生徒。派手目な顔とツンデレ成分、ハイスペックな射撃能力と、属性てんこ盛りに恵まれながらも地味ポジション。 - 弱音を吐いたり、言い訳をしたりで目立つのを嫌う性格で、クラス内のグループワーク課題を一手に押し付けられても文句ひとつ言わず取り組み続けたが、無理がたたって自分の成績が悪化し、E組落ちすることに。
-
- 狭間綺羅々(はざま きらら) 『E組の闇』
- 声:なし / 坂本あすみ / 斎藤楓子 / 演:大熊杏実
黒髪ウェーブで痩身体型の、魔女のような生徒。幼いころのあだ名は「ミス肝試し日本代表」だが、キャラ立ちするからいいわと達観する太い神経の持ち主で、アクの強い不良軍団・寺坂組の中でもひときわ異彩を放つ紅一点。 - 奥田さんとは真逆、国語力特化な小説本の虫で、心の闇を愛する皮肉屋。カルマが人を怒らせる悪口を得意とする一方、こちらは人を凹ませる罵倒を得意とする。
-
- 原寿美鈴(はら すみれ) 『椚ヶ丘の母』
- 声:なし / 山根希美 / 日野未歩 / 演:金子海音
カーチャンオーラ溢れるぽっちゃり系。見た目に違わず料理裁縫、家事全般はマスタークラスで家庭科特化。 - 何気にその手先の繊細さが生かされ、射撃成績は速水に次いで女子2位の腕前の自称「動けるデブ」。
- 「飲み物よ パンは」は名言。
-
- 不破優月(ふわ ゆづき) 『このマンガがすごい!』
- 声:植田佳奈 / 演:武田玲奈
ぱっちり目のボブカット。父兄から三代続く生粋のジャンプっ子であり、少年漫画愛に溢れる少女。
漫画世界を夢想し続けるがゆえの想像力を武器に、異様な状況への素早い反応や、鋭い観察眼から導かれる推理が光る。CVも某女子高校探偵と一緒。 - 作者のメタ発言窓口担当であり、読者に何か言っておきたいことがある場合、「とりあえず不破に喋らせる→渚や茅野がツッコミ」という流れになる。「え ジャンプの探偵物?よく知らないけど文庫版が出てるらしいから買うといいと思う」
-
- 矢田桃花(やだ とうか) 『ポニーテールと乳』
- 声:なし / 戸田めぐみ / 諏訪彩花 / 演:佐藤ありさ
ポニーテールをシュシュで束ねた生徒。そろそろFカップに突入しようかというEカップ。百合気味。 - 幼少期から女子のたしなみとして数多くのお稽古事を習わされており、それゆえ事情は違えど生きるため・仕事のために女磨きをしてきたビッチ先生の生き様を最も尊敬し、熱心に接待交渉術を学ぶ一番弟子。
病弱な弟がおり、その看病のために学校の定期テストを一度すっぽかしたのがE組落ちの原因。 -
- 自律思考固定砲台(じりつしこうこていほうだい) 『萌え箱』
- 声:藤田咲 / 演:橋本環奈
ノルウェーより3年E組に転校してきた北欧女生徒…という設定の、進化する人工知能を搭載した転校生暗殺者。女子要素はモニター画面に映される顔部分のアバターのみで、本体はモノリス。もはや人間ですらないが戸籍を持ち、3年E組の生徒として迎え入れられた。赤羽業に次ぎ、不意打ちでなく正攻法の射撃で殺せんせーにダメージを与えた初めての生徒(?)である。
その他
- 浅野學峯(あさの がくほう)
- 声:石川英郎 / なし / 速水奨
学校法人椚ヶ丘学園・理事長。経営手腕を遺憾なく発揮し、前身はただの個人経営私塾であった椚ヶ丘を創立十年という短期間で全国指折りの進学校へと作り変えた立役者であり、この学園の真の意味での支配者である。また、政府関係者やE組生徒以外で唯一、殺せんせーの出自に関する何かを知っている人物でもある。個々の生徒の素質を見抜き、磨き、育てる教育者としての腕は本物であり、殺せんせーにも引けをとらない。が、その方針はひたすら支配的な「冷徹なまでの合理主義者」で、紳士的で人当たりの良さそうな優男の容姿とは裏腹に、人徳・倫理・教養要素を徹底的に排した、極めて合理的かつ非人道的なE組制度を策定した張本人。差別対象の5%が上位95%に楯突くことを決して許さず、理想比達成のためならばどんな非道な手段も厭わない。今もなお己の理想とするE組制度を維持すべく、殺せんせーとE組生徒の前に立ちはだかる。 -
- シロ
- 声:竹内良太
全身白装束に身を包んだ謎多き人物。烏間の上司である防衛省長官よりも更に格上か対等以上の権威者であり、堀部イトナの頭部に触手を移植したのもこの人。殺せんせーの出生および月を破壊した経緯を知る数少ない関係者であり、殺せんせーに対して強い憎悪を示す。「できれば自分の手で殺したいが、殺せさえすれば手段はどうでもいい」と豪語するも、言葉の割に自らは手を汚さず、他人や部下は全て捨て駒という冷酷な態度でE組生徒の生命すら考慮しない外道暗殺作戦を立案、黒子の如く裏から糸を引くことに徹する。 -
- 浅野学秀
- 声:宮野真守
浅野學峯の息子にして椚ヶ丘中学校生徒会長、A組生徒トップ5の成績を誇る五英傑のリーダー。クラスの中でも人気は高く、国内外問わず交友関係は広いものの、他者を自身の支配対象とみなしている。しかしE組との数々の対決を経て父の教育方針を疑問視していく。 -
- 死神
- 声:島崎信長
地球上で最高の殺し屋で、神出鬼没かつ同業者を手にかけている事から「殺し屋殺し」「『死』そのもの」と称される人物。
VOMIC
2013年1月より、ジャンプ専門情報番組「サキよみ ジャンBANG!」にて放送。
2月からインターネットでも配信されたが、アニメ化に際し公開が終了された。
TVアニメ
第1期は2015年1月から毎週金曜日深夜アニメ放送枠にフジテレビ系列で放送された。
第2期は2016年1月から深夜アニメ放送枠にフジテレビ系列で放送された。
アニメ放送に先駆け、お台場新大陸(フジテレビ)では「暗殺教室 殺せんせーSHOP」が開設されている。
主題歌
第1期
- オープニングテーマ
- 「青春サツバツ論」 (第1話~第11話)
- 歌 - 3年E組うた担(潮田渚・茅野カエデ・赤羽業・磯貝悠馬・前原陽斗)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 田中公平 / 編曲 - 中村博 - 「自力本願レボリューション」 (第12話~)
- 歌 - 3年E組うた担(潮田渚・茅野カエデ・赤羽業・磯貝悠馬・前原陽斗)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲・編曲 - 鳴瀬シュウヘイ - エンディングテーマ
- 「Hello, shooting-star」 (第1話~)
- 歌 - moumoon
作詞 - YUKA / 作曲・編曲 - K.MASAKI
第2期
- オープニングテーマ
- 「QUESTION」 (第1話~第14話)
- 歌 - 3年E組うた担(潮田渚・茅野カエデ・赤羽業・磯貝悠馬・前原陽斗)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 本間昭光 / 編曲 - 本間昭光 - 「バイバイ YESTERDAY」 (第15話~)
- 歌 - 3年E組うた担(潮田渚・茅野カエデ・赤羽業・磯貝悠馬・前原陽斗)
作詞 - 藤林聖子 / 作曲 - 三原康司 / 編曲 - フレデリック・本間昭光 - エンディングテーマ
- 「欠けた月」 (第1話~第14話)
- 歌 - 宮脇詩音
作詞 - 宮脇詩音 / 作曲 - ArmySlick,Emyli / 編曲 - ArmySlick - 「また君に会える日」 (第15話~)
- 歌 - 宮脇詩音
作詞 - 宮脇詩音 / 作曲 - ArmySlick,Lauren Kaori / 編曲 - ArmySlick
実写映画
第一作は2015年3月21日に公開。第二作「卒業編」は2016年3月25日に公開された。
お絵カキコ
関連動画
関連静画
関連生放送
関連項目
- 週刊少年ジャンプ
- 漫画作品一覧
- 松井優征
- 殺せんせーQ!(公式スピンオフ)
- 魔人探偵脳噛ネウロ
- 手描き暗殺教室
- アニメ作品一覧
- テレビアニメ
- 2015年冬アニメ
- 2016年冬アニメ
- ニコニコ動画公式配信アニメ作品一覧
公式サイト
- 『暗殺教室』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト
- 『暗殺教室』公式 (@ansatsu_k) - Twitter
- アニメ公式サイト
- TVアニメ『暗殺教室』公式 (@ansatsu_anime) - Twitter
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 28
- 0pt
- ページ番号: 4918107
- リビジョン番号: 3242176
- 編集内容についての説明/コメント: