キタサンブラック(ウマ娘) とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「キタサンブラック」をモチーフとするウマ娘である。 CV:矢野妃菜喜
明朗快活で元気いっぱいな女の子。
無邪気でどんなことにも積極的にチャレンジする行動力も魅力の一つ。
トウカイテイオーに憧れの感情を抱いている。
サトノダイヤモンドとは幼馴染ともいえる仲。
アニメ2期「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」にて初登場したウマ娘。アニメ作中では、トレセン学園には未入学である年少のウマ娘となっている。
Tシャツにショートパンツ、黒に赤と黄の線が入ったジャージという活動的な出で立ち。これはあくまで私服なので、史実の勝負服との関連性は特にない。髪型はショートヘアだが後ろ髪はポニーテールにしている。テールの長さは違うがトウカイテイオーに近い。
1話で初登場。サトノダイヤモンドとトレセン学園のオープンキャンパスに訪れ、憧れのトウカイテイオーと遭遇。学園を案内してもらい、憧れの気持ちも伝えることができた。また、日本ダービーを観戦し、テイオーの圧勝に歓喜してサトノダイヤモンドに抱きついていた。
テイオーから見た彼女は、シンボリルドルフに憧れるかつての自分の鏡のような存在である。
2話以降もだいたいトウカイテイオーとメジロマックイーンのレースを観戦し、勝てば大歓喜、負ければ凹むというのが一連の流れ。テイオーとマックイーンが直接対決する天皇賞(春)の前には入場列の最前でレジャーシートを広げ、テイオーの距離適性を不安視する周りの競馬ファンにむくれるなどなかなかのテイオーオタクファンぶりを見せている。
余談だが、アニメ1期の最終話で登場した黒髪のウマ娘がキタサンブラックだったのでは?との声もある。そのウマ娘は服装がモチーフ馬の勝負服の金と黒で構成されていたこと、髪の流星がアニメ2期で登場したキタサンブラックと似た形であることからだと思われる。
ただ1期と2期で時系列だったり1期でキタサンブラックだとされたウマ娘と2期のキタサンブラックでは背格好や年齢が明確に違ったり、食い違う部分もあるのでパラレルワールドとして捉えることもできるが…。その為か一部トレーナーからはキタサンの父であり、ディープインパクトの全兄であるブラックタイドではないかとの推測もある(没ウマ娘のディープインパクトと思われる娘と同じ黒髪・ストレートヘアから推測)
この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
テイオー、三度目の骨折。
世論は急速に引退待ったなしの方向へと傾く中、復活を信じる彼女はせめてもの励ましにと手作りのお守りをテイオーに手渡そうとした。
しかし、その願いとは裏腹に、テイオーの心は折れていた。すでに仲間内では引退の意思を表明し、街で一日中遊び倒してみるも虚無感に襲われながら帰宅する夕暮れ。待ち伏せていた彼女がテイオーに会えたのはその時のことだった。
「ありがと。でもごめん、それ受け取れないや。……じゃあね」
「……あ、あのっ、あたし、テイオーさんみたいになりたくって! 夢なんです!」
「え…………」
テイオーが立ち去った後には、変わり果てた憧れの人に願いも憧れも否定され、立ち尽くして涙を拭う彼女の姿があった。キタちゃんを泣かせたらサブちゃんが黙ってないぞテイオー。
その後、ファン感謝祭でステージに立ったテイオーは予定通り引退を表明しようとするも、その言葉を思わず言い淀んでしまう。そこに客席最前列から声をかけたのは、その先にある言葉をもう知っているがゆえに泣きじゃくる彼女だった。
「テイオーさん! 私、待ってます!」
「ずっと待ってます! また走ってくれる日を!」
これをきっかけに次々と同意の声が上がり、困り果てるテイオー。そこへ最後の一押しの如く、とあるウマ娘とその仲間の計画が発動し――テイオーはもう一度立ち上がることを決意するのであった。
2023年10月スタートした「ウマ娘 プリティーダービー Season 3」では遂に主人公としてテイオーと並び立つことになった。初のGⅠレース(史実における2015年皐月賞)後、周囲のレベルの高さから自信を失いかけるも「それでも勝ちたい」と強い願いから所属するチームスピカの先輩に指導を仰ぐ。
誕生日:3月10日 身長:162cm 体重:もりもり成長中! スリーサイズ:B85・W56・H88
お祭り大好き!元気で明るい人情派ウマ娘。
困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き……たくさんの人に慕われる優しい子だが、たまにべらんめぇ口調が飛び出す。
そんな彼女は夢をいまだ知らない。だからまっさらなまま笑顔で走る。眩い光に溢れる未来へ向かって!
こちらはトレセン学園入学後の状態。ゲームでの実装に合わせて公式ポータルサイトに追加された。
父親は演歌歌手で、町の人々に慕われる立派な人物であるらしく、本人も「歌うと演歌っぽくなる」といったネタが見られる。さらに法被のような勝負服など、アニメでは見られなかった、ウマ娘らしく史実を意識した要素がかなり加わっていることがわかるが、アニメで描かれた人間関係もちゃんと引き継がれている。
育成ウマ娘:錦上・大判御輿
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育成ウマ娘:真打・慶鶴ノ志
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育成ウマ娘:結願のしまい華
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Season2最終話の最速放映翌日となる2021/3/30のガチャ更新にて、サトノダイヤモンドと共にサポートカードとして共通R[トレセン学園]とSSR[迫る熱に押されて]が追加。
同時に開催された、TVアニメコラボと銘打たれたストーリーイベント「Brand-new Friend」は入学直後の2人が主役になっている。
2021年8月30日には新シナリオ「アオハル杯」が実装され、シナリオ内に限ってレースに出走可能となった。専用勝負服は未実装。距離適性は該当キャラが多く激戦区になりがちな中長距離だが、後述のサポートカードが優秀であるためチームにいることが多く、トレーニングを踏む価値が高い=アオハル特訓が出て成長できる確率が高く、所持スキルも良好なので、長距離戦でリトルココンに挑むエースになることも多いだろう。
2022年2月24日のアプリ稼働1周年に伴ったガチャ更新で☆3『錦上・大判神輿』として育成実装。同時に新しいキービジュアルが公開、サトノダイヤモンドと共にセンターを飾る等、アニバーサリー最大の目玉として登場した。
能力はやはり、逃げ特化の中・長距離タイプ。固有スキルは中距離以下では第3コーナーで速度アップ、長距離だと最終直線での加速・速度アップという可変式スキルで、長大レースを悉く制した彼女らしい構成。過去の逃げ・先行特化の固有スキルが概ね中距離~長距離でも短め(有馬記念の2500m程度)で頭打ちになる傾向が強かったのに対して、長距離でこそ光るデザインになっている。
一方で、マイル重賞(GⅡ・フジTVスプリングステークス)を制している為か、短距離~マイル適性も比較的高めの設定であり、継承でどの距離にも対応しうる。バクシンブラックにもなれる。
保有スキルはSSRサポートで所持していた「弧線のプロフェッサー」が無く、代わって長距離の速度アップである新スキル「烈風一閃」、逃げスキルの「先手必勝」がレアスキル。一方、長距離重視なわりに回復スキルが一切無いので回復スキル持ちのサポートカードは欲しいところである。
総じて隙は少ないが、「サポートにキタちゃんが使えないのが弱点」と言われることはやはりある。
2022年12月29日から始まった年末年始のガチャ更新でサトノダイヤモンドと共に衣装違い(お正月.ver)が実装。逃げウマ娘に必須ともいえる「先手必勝」や「地固め」を所持しており非常に強力。
2023年12月29日には、主役として登場したアニメ三期最終回でのラストランに向けて作られた勝負服による新衣装が実装。
長距離逃げウマ娘として強力な固有スキルを始めとするスキルを持つ。
育成シナリオではやはりサトノダイヤモンドの存在がフィーチャーされはするが、史実に準じ1年デビューが遅れる彼女との対戦は形式上終盤までお預けであり、前半では同年クラシック戦線の筆頭格となるオリジナル(モブ)ウマ娘「ブリュスクマン」の存在が壁として描かれる。(恐らく元ネタは、あの競走馬)
他、シナリオ上では憧れの先輩トウカイテイオー(シニア級有馬記念で隠しライバルとして対戦可能)、これまで特段フィーチャーされなかったが史実の血縁であるサクラバクシンオーの存在感が大きい。
キタサンブラックの物語としては、現在ではともすると忘れられがちな「生まれついてのスターではなく、地道にスターダムをのし上がった」という部分を重視した内容となっている。
固有二つ名『お祭り娘』は「菊花賞、天皇賞(春)、宝塚記念、天皇賞(秋)(シニア級)、有馬記念(シニア級)を含むGⅠを7勝以上し、ファン数が480000人以上」という史実再現+α。該当レースは全て目標なので確実に勝つだけだが、ネックなのは獲得ファン数のかなりの多さで、達成する過程で残りのGⅠ2勝はほぼ確実である。サポートデッキにファン数ボーナスを充実させるか、あるいは同日実装された新シナリオ「Make a new track!! ~クライマックス開幕~」でなら自然な形で達成しやすい。
加えて、クラシック三冠(目標である菊花賞と皐月賞・日本ダービー)及び春シニア三冠を獲ると双方大幅なステータスアップ+スキルヒントが得られるイベントが発生。これまたトウカイテイオーと同様で、立場が逆転しての採用である。クラシック春ではブリュスクマンが強敵だったりして難易度は高いが、狙っていきたい。
普通の恒常追加ながら(2021年12月時点では期間限定はそもそも存在しない)、サポート効果・貰えるスキル・発生イベントなど全てにおいて現状の評価基準で非の打ち所がなく、数の多いスピード得意サポカの中でも突出した強さを持つ。強いて弱点となりうるところを挙げれば、スキル面の利点はどこにでも使える汎用性込みの評価なので特定の戦術・距離特化の構成に対しては遅れを取りうること、得意率が高すぎるのがスピード以外のトレーニングを中心とした育成では逆にデメリットになることもある、というくらいか。
しかし、
と、全体的に過酷な仕様が目立っており、最大限の性能を発揮させようと思えば修羅の道が待つこととなる。もっとも、2凸以下の段階でも得意率(非固有)以外の特徴は概ね発揮されるので、同じレベルで比較して優秀なことは間違いないのだが。
2021年11月には毎月定例の復刻ピックアップに選ばれ、キタちゃん難民が殺到した。ただし復刻も通例としてSSR2枚PUなので、あげません!された者も多い。
イラストは、同時ピックアップのサトノダイヤモンドと対になるレースシーン。
遠くに見えるゴール板のデザインや、エピソード文章で「僅かな差で負けた、今度は勝つ」と言っていることから、2回目の(最後の)対決である2017年の天皇賞(春)がモチーフと思われる。
闘いを重ねるたびに、人々の心の中へ。
威風堂々、新たなる王者の旅は続く。
幾多の想いとともに。
2012年生まれ。父ブラックタイド、母シュガーハート、母父サクラバクシンオーという血統。父は一介のGⅡ馬だが全弟がディープインパクトだったことで種牡馬入り。母は未出走で繁殖入り。母父は言わずと知れた短距離王である。
そしてその冠名が示す馬主は、言わずと知れた演歌の大御所・北島三郎(名義は個人マネージメント事務所の有限会社大野商事)。
主戦騎手は3歳時まで北村宏司、4歳以降は武豊。
詳細はキタサンブラックの記事に譲り記録のみ簡潔に記すと、3歳1月のデビュー(後藤浩輝騎乗)から3連勝でGⅡスプリングSを勝ち、皐月賞も3着。ダービーは惨敗するが秋はセントライト記念を勝ち、菊花賞もダービーの結果や母父のイメージから来る距離不安を打ち破って勝利。父ブラックタイドと馬主サブちゃんに初GⅠタイトルを、鞍上の北村宏司に初クラシックタイトルを届ける。この年有馬記念も3着(北村騎手が落馬による負傷療養中の為、横山典弘が騎乗)。
4歳春から療養中の北村騎手から武豊に手綱が引き継がれ、大阪杯2着から天皇賞(春)を制覇。宝塚記念も3着に好走。秋は京都大賞典の勝利をステップにジャパンカップを勝利。有馬記念はサトノダイヤモンドの2着。年度代表馬に輝く。
5歳初戦はGⅠ昇格初戦の大阪杯でこれを勝利。続く天皇賞(春)は日本レコードを1秒も更新する圧勝で連覇を果たすが宝塚記念でよもやの大敗。海外遠征プランも中止されてしまう。
しかし秋は立て直し、天皇賞(秋)は不良馬場も出遅れも跳ね返す圧勝。JCは3着に惜敗するがラストランの有馬記念で堂々の勝利。当時の獲得賞金の日本記録を更新すると共にGⅠ7勝を達成、年間代表馬2年連続受賞・JRA獲得賞金王の輝かしい成績を残し引退した。2020年には史上34頭目の顕彰馬に選出。
現在は種牡馬。2021年に産駒デビューし、現代の潮流にそぐわない晩成ステイヤーということから前評判は高くなかったが、11月にはイクイノックスが重賞初勝利、さらには翌2022年は皐月賞と日本ダービーで2着入線、ガイアフォースがセントライト記念を勝利、そしてイクイノックスが天皇賞(秋)と有馬記念を制して、早くも親子制覇を挙げるなど種牡馬としても好調な滑り出しを見せている。
その後も2023年皐月賞を勝利したソールオリエンス、ウィルソンテソーロによるかきつばた記念勝利でダート重賞も獲り(後に2024年佐賀でのJBCクラシックを制して芝ダートでGⅠ馬を送り出した)、イクイノックスは驚異のGⅠ6連勝(天皇賞秋→有馬記念→ドバイシーマクラシック→宝塚記念→天皇賞秋→ジャパンカップ)と芝2000mのワールドレコードを更新(2023年天皇賞秋で1:55.2)文句なしの世代最強の称号を得て引退。翌年にはレーティング世界一になる等圧倒的な活躍を見せている。ちなみに社台SSでの彼の種牡馬房はキタサンブラックの向かい側であるという。余談だがキタサンブラックは2017年の天皇賞秋で勝利するもそのタイムは歴代最遅の2:08.3で、親子で天皇賞最速と最遅の両レコードを持つという変わり種の勲章も手にする事になった。
なお、有馬後の引退セレモニーではサブちゃんがキタサンブラックのための新曲を映像で公開。その後、自身の代表曲「まつり」も生歌唱し、ファンもそれに合唱するという一幕があった。実質ウイニングライブでは?
上記の通り、ウマ娘ではトウカイテイオーに憧れるという役回りだが、本命視されていない中での菊花賞勝利・古馬まで安定した活躍・天皇賞(春)連覇を果たした大型ステイヤーと、総じてむしろメジロマックイーンの方に近かったりする。そもそもどちらも4歳時に武豊騎手に乗り替わっているし・・・トウカイテイオーに近い要素はどこ?
また、アニメでは都合上小さい子供として描かれていたが、実際には菊花賞を馬体重530kg、ラストランの有馬記念では540kgで勝利し、2023年度現在でも両レースの最重量勝利記録であるなど、そうそういないほどの大型馬である(誰が名付けたか「リアル黒王号」)。そのわりにはウマ娘として成長後の姿でもそこまで大きくはなっていない……が、体重の項からすると「将来的にはもっと大きくなる」という扱いか。史実でも「1歳になってから恐ろしい勢いで大きくなっていったので逆に大きくなりすぎを心配された」という話があった。
また、出走レースを絞る事が多い近年のトップホースには珍しく3歳以降は毎年6戦以上しており、5歳時には大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念の春古馬三冠と天皇賞(秋)・ジャパンカップ・有馬記念の秋古馬三冠の両方をすべて走っている。
メジロマックイーンの繋靭帯炎を始め、馬体が大きい馬は脚部不安と隣合わせになる事が多い中、タフなローテーションを現役中一度も故障せず走り抜いたその強靭な馬体も評価が高い。
調教では通常の馬なら1日1本こなすのがやっとの坂路調教を1日3回行うなど、ミホノブルボンのようなスパルタ調教をしてなお平然としていたエピソードがある。
父ブラックタイドが屈腱炎で長期休養からの凡走引退や、その父の全弟でGⅠ7勝の大種牡馬ディープインパクトも蹄の弱さが泣き所だったのに対して、陣営の弛まぬケアの賜物であるが、同時に何処からこれ程の強靭さを受け継いだのか今もファンの間では語り草になっている。
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最終更新:2024/12/23(月) 02:00
最終更新:2024/12/23(月) 02:00
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