「トキメキ☆ウマドル、スマートファルコンです!ファル子って呼んでね♪」
スマートファルコン(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「スマートファルコン」をモチーフとするウマ娘である。 CV:大和田仁美
概要
誕生日:4月4日 身長:156cm 体重:微減(生活ちょっとキツい)
スリーサイズ:B78・W55・H80ウマ娘のアイドル、略してウマドルな女の子。
ウマドルとはウイニングライブにも重きを置き、かわいく勝ち、センターで歌い踊ることを目指す存在。ファンとの交流や宣伝など、草の根的活動にも余念がない。
ダートの方が得意だが、泥臭いイメージを少し気にしている。
キラキラ栗毛がキュートな自称ウマ娘アイドル。略して「ウマドル」
ウイニングライブのセンターを狙っており、夢に向かってまっすぐ生きている。自分のかわいさに絶対の自信があり、かわいさをアピールする努力を惜しまない。(リニューアル前)
アスリート兼アイドルとでも言うべき「トゥインクル・シリーズ」の出場ウマ娘の中でも、アイドル活動に熱心なウマ娘。ちやほやされるのが大好きで、いつか大観衆の前でワンマンライブをすることを夢見て地道な努力を続けている。愛称は「ファル子」。某そうめんではない。
ゲームでは、圧倒的なダート適性を持ちながら、本人が適性のない芝にこだわっていたためになかなか選抜レースで結果を出せず、トレーナーがつかないままでいたところに主人公トレーナーと出会う。全生徒の模範としてあらゆるレースに精通せねばならないと言うサクラバクシンオーにも完全にスルーされるほど 注目度が低いダートでは、センターにはなれたとしても、芝で活躍するウマ娘のようなトップウマドルにはなれない。だから自分の適性を理由に妥協したくない――と言うファル子に、主人公がダートを走るウマ娘の輝きを教えたことで、自分の憧れの原点を思い出し、主人公とともに「ダートを芝以上に盛り上げるトップウマドル」を目指すことになる。
モチーフ馬は特別アイドルホースとして特筆されるほどではなかったのにアイドルキャラになったのは、史実の「ドサ回り」(後述)を下積みアイドルの地方巡業に見立てたものと思われる。
ホーム画面での会話によると、親は転勤族だった模様。これも同様に「ドサ回り」が由来だろうか。
勝負服はピンクと紫の菱形模様のアイドル衣裳風だが、下積み中のイメージか装飾が少ない素朴なデザインになっている。ゲームの3Dモデルでは菱形模様がスカートの飾りとリボンのみになり、白いフリフリが目立つ衣裳に変更された。アイドルのような格好に反し履き物はスニーカーであり、勝負に対する本気度が窺える。
原案 | ゲーム版 |
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アニメでの活躍
Blu-ray第4コーナー収録の新規エピソード「BNWの誓い」に登場。「BNW駅伝」の現地リポーターを務めた。
『うまよん』ではオペラオー回の第4話と逃げシス回の第9話に登場。
第4話ではオペラオーのオペラ(ミュージカル?)にフジキセキの妹役で出演。登場したと思ったら速攻でフジキセキを裏切ってオペラオーの側につき、オペラオーを巡ってマルゼンスキーと張り合った。
第9話では夢のお告げとフクキタルの占いを元に逃げ切りシスターズに新メンバー2人を追加することを企て、アイネスフウジンを勧誘する。
ゲームでの扱い
ステータス(☆3) | |||||||||||||||||||
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スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ | |||||||||||||||
94 | 85 | 85 | 100 | 86 | |||||||||||||||
バ場適性 | |||||||||||||||||||
芝 | ダート | ||||||||||||||||||
E | A | ||||||||||||||||||
距離適性 | |||||||||||||||||||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | ||||||||||||||||
B | A | A | E | ||||||||||||||||
脚質適性 | |||||||||||||||||||
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | ||||||||||||||||
A | D | G | G | ||||||||||||||||
成長率 | |||||||||||||||||||
固有スキル『キラキラ☆STARDOM』 | |||||||||||||||||||
レース中盤の直線で先頭を奪われそうになると譲らない想いが力になる | |||||||||||||||||||
ウマ娘テンプレートボックス |
育成目標
- ジュニア級6月:メイクデビューに出走
- クラシック級1月前半:Pre-OP以上で2回1着を取る
- クラシック級4月前半:皐月賞(G1 )に出走
- クラシック級7月前半:ジャパンダートダービー(G1 )で5着以内
- クラシック級11月前半:JBCクラシック(G1 )で3着以内
- クラシック級12月後半:東京大賞典(G1 )で3着以内
- シニア級2月後半:フェブラリーステークス(G1 )で1着
- シニア級6月後半:帝王賞(G1 )で1着
- シニア級11月前半:JBCクラシック(G1 )で1着
- シニア級12月前半:チャンピオンズカップ(G1 )で1着
- シニア級12月後半:東京大賞典(G1 )で1着
概要
2021年5月6日に☆3[あぶそりゅーと☆LOVE]として育成実装。ハルウララに次ぐ2人目のダート適性Aウマ娘である。史実で芝のレースを勝ったことがあるためか、芝適性もEと継承次第で戦えるレベルに引き上げやすい設定になっている。
ダートウマ娘である都合上継承相性はやや低めで、その中で相性の良いウマ娘は逃げかつ距離適性も近い初期逃げシス仲間のミホノブルボン。その他逃げウマ全般や、脚質以外の適性が近いからかウオッカやオグリが比較的好相性。
距離適性は短距離~中距離までなら何でもこなせる万能型。ダートの長距離レースはゲーム中に存在しないため、ダートレースなら距離を問わず全て対応できる。脚質はやはり逃げ特化(ただしサイレンススズカ(先行C)同様、後年から逃げ戦法を確立した点を踏まえてか、マルゼンスキーやミホノブルボン(先行E)より少し先行適性が高い設定)。スキルも逃げ特化であり、他に真っ当なダート適性持ちに逃げウマ娘はいないこともあり(マルゼンスキーが使われる場合もあるが)、逃げ以外の作戦で育成する理由はほぼ全くない。
固有スキルは文章だけ見ると効果がイメージしにくいが、実際にレースで使ってみると、他に逃げウマ娘(攻略時のダート戦では主にマルゼンスキー)が出走していればほぼ確実に発動し、レース中盤の先頭争いをリードできるスキルである。逃げウマ娘は先頭を確保できるかどうかが非常に重要なため、見た目以上に強力なスキルであり、道中は先頭で悠々と逃げて、最終直線で一気に突き放して圧勝という史実通りのレース運びが容易に再現できる。
もちろん他の逃げウマ娘への継承スキルとしても有力な選択肢となり、とりわけ「先頭で終盤を迎える」ことが強力な固有スキル発動のキーとなるセイウンスカイには継承スキルとして非常に有用である。
前述の通り、ダートウマ故にミホノブルボン以外との継承相性はそれほど良くないという難はあるが……。
目標は史実通りに芝の皐月賞に挑戦したあとはダート一本となり、頑なに中央のレースに出なかった史実と異なり、中央開催も含めた当時実装されていたダートのG1レースが片っ端から設定されている。史実の勝ち鞍である川崎記念はまだ実装されてなかったから……。ちなみに2022年8月19日に川崎記念が実装されたが、ここを勝つと今後の育成目標に絡んだイベントが発生する。
なんといってもシニア級のG1レース5回連続1着指定 が目を惹くが、実際にはナリタブライアンと違って 固定の強力なライバルがいないのもあり意外と難しくない。シニア級11月前半~12月後半が4ターン中3ターンで目標レースという過密なローテで、終わるとすぐURAファイナルズに突入するため、直前にバッドコンディションや練習失敗などのアクシデントがあるとリカバリーが難しく、URAファイナルズまで影響を受ける点だけ注意したい。4ターン連続出走ボイスをデメリットなしで回収できるという利点もある。
また他のウマ娘では非常に獲りにくいジャパンダートダービー、帝王賞、東京大賞典が目標に入っているため、ダートのトロフィー埋めの問題を一挙に解決できる。ただしダートG1のうち、JBCスプリントとJBCレディスクラシックは目標に2年ともJBCクラシックがあるため出走不可。もっともJBCスプリントはハルウララの目標に入っているし、JBCレディスクラシックもウララのクラシック級や他のダート適性Bウマ娘で比較的簡単に穫れるレースなので、極論彼女がいるなら後はウララと手分けすればダート重賞のトロフィーは完全制覇できる。
というわけでバクシン教育成がしやすい短距離~中距離型の逃げウマ娘、発動しやすく強力な固有スキル、逃げなら絶対に腐らない自前スキル、スピード+20%・パワー+10%という非長距離の逃げウマ娘として完璧な成長率補正と、ほぼパーフェクトな構成であり、攻略難易度は非常に簡単な部類に入る。モデル馬が「砂のサイレンススズカ」と称されたこともあり(この件はシナリオ内でも取り沙汰され、スズカとの絡みも多い)、スズカとは固有スキルの継承、サポートカードの相性がともに抜群。
シナリオを攻略するだけならスピードとパワーを重点強化しているだけでも悠々と勝てるが、チームレースのダート要員として育てる際はスタミナを意識的に鍛えるようにするといいだろう。
特徴的なランダムイベントとして、特定の地方との「ファンとの約束」がコンディションとして付与されるというものがある。
「北海道」「北東」「中山」「関西」「小倉」「川崎」の6種類があり、付与後にその地方のレースに勝利すると「(そのレース場)○」のLv5ヒント、やる気・能力・スキルptのボーナスが発生する(1回限り)。このためにあえて格の低いレースに出る選択肢が生まれ、史実の「ドサ回り」を再現させる形になっている。ダートレースがゲーム中にOP1つしかない小倉のファンとの約束をする場合もあるのはご愛嬌。
なお「北海道」は札幌・函館のどちらでも、「関西」は阪神・京都のどちらでもOK。また「中山」は船橋も対象となる。字面だとパッとどこを指すのかわかりにくい「北東」は新潟・福島・盛岡が対象(ただし福島もダートレースはOP1つのみ)。
弱点としては、育成シナリオのテーマにもなっているダート適性ゆえのファン人数の稼ぎにくさがある。ダートの重賞は数自体が少なく、G1でも獲得ファン数が芝に比べてだいぶ少ない。中距離を走れるぶんハルウララよりはマシとはいえ、普通にプレイしているとファン人数・スキルptともに稼ぎにくく、せっかくヒントを得たスキルを取り切れないということになりがち。この仕様上の問題のため、シニア級の固有スキルレベルアップイベントのファン人数条件が、バレンタイン:6万→4万、ファン感謝祭:7万→6万、クリスマス:12万→8万と若干緩和されている(併せてウララも同様の仕様になった)。またファン人数が12万人に達すると隠しイベントが発生し、自前スキルの「レコメンド」のヒントLv3が貰える。
芝適性を継承で3段階(EからBまで)くらいまで上げれば芝の長距離以外の全てのG1を荒らし回れるようになるので、スキルを充実させたい場合は芝因子の確保が重要になる。ただ、芝適性を上げられたからと調子に乗って芝のレースにたくさん出ているとURAファイナルズが芝になってしまうので、3年目の継承を終えても芝適性がB止まりだったりした場合は注意したい。可能なら芝因子を☆10個集めて最初から芝Aで臨みたいところ(運が良ければ継承で芝Sになる)。あと目標の都合で有馬記念チャレンジは不可能。
また、覚醒レベル上げによりにもよってジャパンダートダービーや東京大賞典、帝王賞の優勝レイが要求されるのもネック。ほとんどの場合はファル子自身で周回して集める必要に迫られるだろう。
固有二つ名「砂のハヤブサ」の取得条件は「JBCクラシック、帝王賞、東京大賞典を含むダート重賞を作戦「逃げ」で9連勝以上する」というシンプルな史実再現系。指定は「重賞」なのでダートであればG2・G3でもOKであり、普通にプレイしているだけでも取得は難しくない(目標レースだけでは8勝止まりなので目標外のダート重賞に最低ひとつは出る必要あるが、クラシック級のチャンピオンズカップが使えるので無駄にG2以下のレースに出たくないという人も安心。2022年8月19日には先述の川崎記念に加え全日本ジュニア優駿、かしわ記念、マイルチャンピオンシップ南部杯も実装されたので、ますますG1だけで取得しやすくなった)。なお、芝で負けても連勝が途切れた扱いになるので注意。
また、クラシック級のJBCクラシックに勝利したうえで、シニア級のJBCクラシックにて最終直線で大きくリードしていると特殊実況が聞ける。これも普通にプレイしているだけで聞くのは難しくない。
余談だが、皐月賞を経てジャパンダートダービーに臨むレース前イベントで、「ファル子と同じように芝G1に3番人気で挑んだが最下位に終わり、『ダートでも負けるわけにはいかない』と燃える青鹿毛のモブウマ娘」が登場する。一体何者なんだ……!!!!!![1]
今のところゲーム内では海外レースを取り扱っていないが、グッドエンドでは世界的なアイドルイベント「DOKIDOL☆WORLD☆CONCERT」、略してDWCに招待される。
また、固有スキルの演出でもファル子の視線の先にドバイを連想させる砂丘の果ての大都市が映る。
2022年8月24日追加の新シナリオ「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ」ではアオハル杯にもあったシナリオリンク担当であり、同時にメイン主人公と云える立場としてグランドライブ成功の為、奮戦していく事になる。
芝のサイレンススズカ
なお芝因子は比較的確保しやすいこともあり、実装直後から芝適性AやSに進化して芝のG1を荒らしまくるどこぞの変態じみたファル子が各地で量産された。そんな芝で無双するファル子の姿に、自然発生的についた異名が「芝のサイレンススズカ」……あれ? ???「うそでしょ……」
実際のところ、芝適性の有無で勝てる+ファン数が多いG1レース数に雲泥の差があるため、強いファル子を育てる場合たとえダート用でもシナリオガン無視で芝適性を上げざるを得ない面もあり、反面芝因子に占有されて肝心のダートや距離適性のSを狙いにくくなるのが難しいところとなる。
チャンピオンズミーティングにおいても、2021年7月のキャンサー杯(東京1600)ではハナを切ることが勝利に直結するセイウンスカイが幅をきかせたため、対策として中盤の先頭争いに特化した固有スキルによって「先頭争いに特化した妨害役」「自分がスカイの固有を借りてそのまま勝ちに行くエース」の両方で「芝のサイレンススズカ」がガチで流行することとなった。が、役割の被る水着マルゼンスキーが登場したことで翌月のレオ杯(阪神2200)では一転して主流からは外れ、選択肢の一つに収まっている。
…そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。チャンミの逃げウマと言えばマルゼンさんかセイちゃんという認識が浸透した年が変わり2022年。現実の1月にはG1レースが存在しない為前後の月のレースがモチーフになるのではという大方の予想を振り切り、1月カプリコーン杯のモチーフに選ばれたのはまさかの3月開催短距離G1高松宮記念。中京芝1200雪重という条件によりセイウンスカイ・マルゼンスキーの固有スキルの価値が低下(もしくは消滅)したのに対して、終盤直前に速度加速複合固有が発動する可能性がある、短距離適性高め(初期B)、初期状態で逃げのコツ○覚醒で道悪○取得可能(地固めを発動させやすい)、育成が簡単なので魔改造も容易(というか上記の様に芝因子を盛るのはファル子育成の定番)、等といった要素が重なり、『単独で逃げ、最終直線で更に差して後続を突き放す』姿はまさに芝のサイレンススズカそのものであり、再ブレイクを果たす事となった。
その翌月(2022年2月)のアクエリアス杯は満を持してG1フェブラリーS条件のダート1600m戦。ようやくファル子も「砂のサイレンスズカ」として活躍することとなった。
なお、2022年2月にバレンタインミホノブルボン(通称チョコボン)が実装されたことにより、以降はチャンミ用逃げウマ娘の主流はチョコボン(長距離ではキタサン)となっている。
サポートカード
SSR[これが私のウマドル道☆]
共通のR[トレセン学園]とともに初期実装。友情トレーニング対象はパワー。
サポート性能については一通り必要なものを所持しており優秀。スキルに関しては逃げスキル中心だが、逃げ用スキルなのに発動条件がレース中盤に後ろにいることである「二の矢」や、レース序盤に逃げに失敗したときという条件のデバフスキル「リスタート」、緑スキルの「道悪○」「曇りの日○」「外枠得意○」「大井レース場○」といった条件的に使い勝手の悪い 癖のあるスキルが多め。「コーナー回復○」「逃げのコツ○」「押し切り準備」といった使い勝手のいいスキルもちゃんと持っている。
SSRではさらに「集中力」か、位置取り系のレアスキル「注目の踊り子」(他に所持しているのはSSRカワカミプリンセスのみ)のどちらかを入手できる。連続イベント1の選択肢で下を選ぶとそこでイベントが打ち切りになり体力+25と「集中力」のヒントを入手、上を選ぶと連続イベント3で「注目の踊り子」を入手できる(たまに下位スキルの「ポジションセンス」しかくれない場合あり)→2022年2月24日のアップデートでイベント1で上の選択肢を選ぶことで「地固め」が確定入手出来るようになった。踊り子目当てでデッキに編成しているときは必ず上の選択肢(「勉強も手を抜かないで」の方)を選ぼう。
逆に未編成でこのイベントが起きたときは連続イベント3まで進むことはまずありえないので、下の選択肢(「夢に向かって頑張れ!」の方)を選んで体力回復と「集中力」をゲットしておくと良い。また、パワー強化目当てで踊り子が不要の場合も、他のSSRサポートの連続イベント発生可能性を高めるために打ち切って体力回復を貰っておくのが無難。
……だったのだが、上記の通りアップデートで上の選択肢で「地固め」の確定入手が付いた事で「集中力」と比較しても序盤のスキル発動のトリガーとして有用な「地固め」を選ばないデメリットの方が大きいので、余程体力が無い時か因子継承で高確率で「地固め」を覚えられる環境でもない限りは上を選ぶのが推奨される。
また1周年アプデでは連続イベント2で「レコメンド」も貰えるようになった。ダート用中盤速度スキルなので、ダート改造したマルゼンスキーなどに有用。
「注目の踊り子」は「ポジションセンス」の上位スキルで、効果は「レース序盤にコース取りがうまくなる」。レース画面で発動するところを見ると、自分のウマ娘がすーっと内に入っていくのが確認できるはず。特に逃げのウマ娘にとっては最短コースを進めるという利点があるスキルとなる。しかし逆に序盤で後方に控える差し・追込の場合は密集したバ群の方に自分から突っ込んでしまう罠になる可能性もあり、そのあたりは注意した方がいいだろう。
みんなでトップウマドルプロジェクト
4月4日のファル子の誕生日に合わせ、2022年4月1日~4月4日にかけて開催されたイベント。期間内の全トレーナーの総獲得ファン人数で目標数値達成を目指す。報酬は新サポートカードのSRスマートファルコンのほか、ファル子のキャラソンのジュークボックス追加、SSR確定ガチャチケットなど。
要はウマ娘なりのレイドイベであるわけだが、要求された目標ファン人数にどよめきが起きた。
2 兆 人
である。2億人の間違いではない。2兆人 である。2,000,000,000,000人 である。
2021年の世界人口が78億7500万人なので、世界人口の約254倍である。トップウマドルとか超時空シンデレラとかもうそういうレベルではない。
ウマ娘のファン人数は現実の競馬における獲得賞金に相当する(1人=1万円)ので、賞金換算すると2京円 となる。これはキタサンブラック1065万6210頭分に相当する。
イベント期間が僅か3日間ということもあり、わりとみんな「こんなん達成できるんか?」と半信半疑でスタートしたが、1日経たずに1兆人突破。そして4月3日の午前5時32分、期間を丸1日以上残して2兆人を達成した。 所要時間は41時間32分。
なお、最終的な総獲得ファン数は3,364,231,669,265人 (3兆3642億3166万9265人 )。そして運営が報酬として10万サポートPtと間違えて10万サークルPtを誤配布、緊急メンテによる回収騒ぎが発生するというオチがついたのは余談である。
楽曲
- 全速!前進!ウマドルパワー☆
- 作詞:Apis(TRYTONELABO) 作曲:no_my 編曲:岡野裕次郎(TRYTONELABO)
- CD「STARTING GATE 09」収録。レース要素とアイドル要素を両立させ、コーナリングが得意などモチーフ馬の特徴をさりげなく組み込んだ、ウマ娘のコンセプトに忠実なアイドルソング。応援したくなるような歌声もポイント。ゲームではファル子のシナリオ内でオフボーカルが時々流れる。
- 逃げ切りっ!Fallin' Love
- 作詞・作曲・編曲:lull
- 「逃げシス」(元々のファル子・スズカ・ブルボンの3人+アイネスフウジン・マルゼンスキーの逃げウマ娘5人)で歌唱する、アニメ版『うまよん』の9月(9~12話)ED曲。初披露となった『うまよん』9話が「逃げシス」にアイネス・マルゼンが加わるエピソードであった。
- UNLIMITED IMPACT
- ダートG1のウイニングライブ曲。CD音源には未参加だがゲーム内で歌唱に対応しており、ハルウララ、アグネスデジタルとともにゲーム内MVデモも担当している。また育成シナリオ内でも事実上の持ち歌として言及されている。
関連ウマ娘
- エイシンフラッシュ
- ルームメイトで良き友人。ファル子のウマドル活動を応援しており、ときどきファル子のマネージャーめいたことをしてくれるが、フラッシュのあまりの几帳面さにファル子が辟易させられることも。モチーフ馬はスマートファルコンと共にドバイワールドカップに出走した馬(フラッシュが2歳下)。また引退後は同じ種牡馬繋養牧場・レックススタッドの同じ厩舎に繋養されている。つまりモチーフ馬もルームメイト。
- サイレンススズカ
ミホノブルボン - 『うまよん』にてファル子に押し切られ、アイドルユニット「逃げ切り☆シスターズ(逃げシス)」として活動することになる。ゲームでも設定は健在であり(史実のライバルが2022年8月まで不在だったこともあって)絡みが多い。モチーフ馬はスマートファルコンより前の時代の逃げ馬たちで、特にサイレンススズカはファルコンがそう例えられたことがある。ファル子の方がスズカより学年が上となっており年齢関係は史実と逆転しているが、ゲームでは後輩のスズカの方が先にデビューして活躍している設定。事ある毎に押しが強いファル子とマイペースなブルボンに思い切り巻き込まれるスズカの構図が基本である(アプリ版のエントランスでも巻き込まれている)
- 2022年8月追加シナリオ「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ」では双方シナリオリンク担当になっており、「うまよん」とは違った経緯でウマドル活動に携わることになる。
- アグネスデジタル
- ウマドルと限界ウマ娘オタクというわけで、ゲームのホーム画面ではファル子からいつもライブ会場を盛り上げてくれる感謝を伝えられて尊死していた。ちなみにサポートカードはどっちもパワータイプなため友情トレーニングの同時発生が可能で、絵面がアイドルのライブ会場図になる。デジタルのストーリーでもオールラウンダーとして発つきっかけがファル子(とテイエムオペラオー)の言葉であり、21年8月末実装のアオハル杯でも互いに貴重かつ優秀なダート担当でありそちら側でも縁が深い。モチーフ馬は特に直接の関係はないが、共にダートG1を勝利しているウマ娘(正確にはデジタルは「ダートG1『も』」だが)。ただしデジタルの勝ったマイルCS南部杯とフェブラリーステークスにはスマートファルコンは出走していない。
- ダイワスカーレット
- モチーフ馬はスマートファルコンの一年歳上だが、ウマ娘としてはファル子が学年が上。ティアラ路線でウマドルの王道をひた走るスカーレットはファル子から見ても憧れの存在であり、彼女の有馬記念ライブでは積極的に前に出て応援するほど。ゲームでもスカーレットとファル子のSSRサポートは非常に相性が良く(トレーニングボーナス及び固有スキルが逃げ特化でも発動しやすくかつ、取得スキルがスカーレットの育成に噛み合う)デッキに入れる候補として名が上がる。
- コパノリッキー
ワンダーアキュート - ホッコータルマエ
- ファル子待望の後輩ダートウマ娘にして、史実のダート戦線のスターホース。ウマ娘としてもファル子が学年がもっとも上ですぐ下にアキュート、少し離れてタルマエ→リッキーとなっている。三者三様で先輩として憧れや敬意を持たれており、特にタルマエにはウマドルの先輩としてインスピレーションを与えている。史実においては対戦歴があるのはワンダーアキュートのみ(2011年の東京大賞典)。他の共通項として、全員JBCクラシック及び帝王賞の勝ち鞍あり。またリッキーとアキュートはともにそれまでの主戦からの乗り替わりで武豊が主戦を務めた時期がある。
史実
道中逃げからさらに突き放して圧勝という戦法でダート競走を勝ちまくり、「砂のサイレンススズカ」と称された馬。
2005年生まれの牡馬。父ゴールドアリュール、母ケイシュウハーブ、母父ミシシッピアン。父はサンデーサイレンス産駒唯一のダートG1馬にしてダートの大種牡馬、半兄(異父兄)にもダートG1馬ワールドクリークがいるダート血統である。
2歳時にダートで3戦2勝を挙げた後、3歳時には芝のOP特別ジュニアカップを勝ってクラシックに挑戦したが、皐月賞を最下位に敗れて以降はダートに専念する。
Jpn1(国際格付けの無いG1級競走)ジャパンダートダービーこそサクセスブロッケンに敗れたものの、Jpn3白山大賞典で重賞初制覇。続くJpn1のJBCスプリントで2着となって以降は、門別から佐賀まで全国のダート交流重賞を転戦し、5歳(2010年)の春までに重賞を実に10勝する。しかしそれらは全てJpn2かJpn3であり、G1/Jpn1には出走すらしなかったため、一部では「ドサ回り」「地方荒らし」と揶揄された。
2010年6月、1年半ぶりに出走したJpn1の帝王賞を6着に敗れ、鞍上が落馬負傷した岩田康誠騎手から武豊騎手に乗り替わると一転。初戦の日本テレビ盃(Jpn2)こそフリオーソの3着に敗れたが、続くJBCクラシックを圧勝すると、以降はダート界に敵無しの連戦連勝。JBCクラシック(連覇)、東京大賞典(連覇)、帝王賞、川崎記念と地方開催のG1/Jpn1を次々と制覇し、逃げの戦法による圧倒的な強さと鞍上の武豊を重ねて「砂のサイレンススズカ」と称されるようになった(ちなみに武豊公認)。
どのくらい圧倒的だったかというと、鞍上が武豊となって3戦目のJpn2浦和記念以降、4戦目の2010年東京大賞典以外の国内全レースで単勝が1.2倍以下だったほどであり、うち3回は単勝1.0倍の元返しである。しかも決して相手が弱かったわけではなく、ダートG1/Jpn1を9勝した当時のダート最強格エスポワールシチー、ドバイワールドカップ2着のトランセンド、地方所属馬の史上最高獲得賞金額記録を持つフリオーソといった強敵たちを相手にして、2010年JBCクラシックでは2着フリオーソに7馬身差、2011年帝王賞では2着エスポワールシチーに9馬身差をつけたりしているのだからすさまじい。
2010年東京大賞典の2:00.4、2011年帝王賞の2:01.1、2012年川崎記念の2:10.7はいずれも2022年現在も破られていないレースレコード。東京大賞典のタイムに至っては(地方ゆえJRAでは参考記録扱いだが)タイムの出にくい良馬場にも関わらずダート2000mの日本レコードである。[2]ちなみにスマートファルコン以降、東京大賞典と帝王賞で2分2秒を切った馬は2023年帝王賞のメイショウハリオ以外おらず、中央競馬のダート2000mレコードでも2分1秒0である。
一方で、これほど強くなっても相変わらず中央開催のレースには一切出走しなかったことが取りざたされることもある。これについては公に理由は語られておらず、諸説分かれている。
かくして武豊騎乗では最初に1敗したのみで以降はJpn2以上で9戦9勝ともはや敵なしであった7歳時、ダートの世界最高峰[3]ドバイワールドカップの招待を受けるも、ゲートが開く前に突進して顔をぶつけ、スタート直後に足を滑らせた上に他馬に不利を受けるなど、逃げ馬には致命的なスタート不発で後方からの競馬となり10着に大敗した。
帰国後は体調が戻らず、復帰を目指して調整中に飛節の腱鞘炎を発症し引退。通算34戦23勝。平地競走での重賞19勝(全て地方のダート交流重賞で、G1/Jpn1を6勝、Jpn2を5勝、Jpn3を8勝。ちなみに重賞以外の残り4勝は全て中央)は2021年にカツゲキキトキトに更新されるまで最多記録であり、中央所属馬およびダート交流重賞では現在も最多記録である。
引退後は種牡馬入り。地方ではそこそこ走っているもののなかなか中央・交流重賞勝ち馬が出なかったが、2021年にオーヴェルニュが東海ステークスを制して産駒中央重賞初制覇(父の為しえなかった中央重賞勝利でもある)。2022年にはシャマル(母父アグネスデジタル)が東京スプリントを勝ち交流重賞初制覇を飾り、その後2024年のかしわ記念を勝利し待望の産駒初のGⅠ級の勲章を届けた。2023年度現在の種付け料は受胎条件50万円、出生条件80万円と決して高くはないが、ここからの巻き返しに期待したい。
詳細は当該記事へ→スマートファルコン
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関連項目
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https://twitter.com/uma_musu/status/1200972804683747328
2019年チャンピオンズカップ・ウマ娘公式G1イラスト
※父ゴールドアリュールが2002年にチャンピオンズカップの前身ジャパンカップダートに出走している為(結果は5着)。
偶然だが、当日の勝ち馬クリソベリル(鞍上・川田将雅)の父もゴールドアリュール(母父エルコンドルパサー)。
脚注
- *ちなみに、モブウマ娘は発言の最後に「!!!!」とつけており、直後にファル子が「!!」と発しているため、合わせれば「!!!!!!」になる。果たして狙ったものか……
- *同年の皐月賞(芝2000m、稍重)よりも勝ちタイムが早かった。
- *ただしこの頃は「オールウェザー」という芝でもダートでもない特殊な馬場を採用していた。
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