山梨県とは、かつては甲斐国として栄えていたが・・・・・・今ではただのど田舎である。
“山があるのに山梨(山無し)県、海がないのに甲斐(貝)の国” これが同県の合言葉。
北は八ヶ岳、南は富士山、東は奥秩父山地、西は南アルプスと、四方を海抜2,000m超の山々に囲まれている。なので、県内外の往来の際には、大抵長い(または多くの)トンネルか、九十九折りの山道かを通ることになる。・・・・・・なんという天然要塞。
一方で、県の中心部は広域な盆地なので、県域全体の標高差たるやエラいことになっている。
県の地域区分は、御坂山地を境に国中地方(中西部)と郡内地方(東部富士五湖)との二つに分けることができる。地形的な面だけではなく、地域文化や産業形態、気候的な面でもこの両地方には大きな違いがある。
山地を挟んでいるために、古くから国中地方と郡内地方との交流はあまり多くない。古の交通網は国中地方が長野・静岡、郡内地方が東京・神奈川に開けており、その名残が地域文化の違いでもある。
標高差の大きい地形のため、気候においては地域差が激しい。甲府盆地を中心とした国中地方の大半は、夏はとても暑く、冬は八ヶ岳おろし(季節風)が強く吹くなど、寒い。降水量も少なく、冬の季節風を除けば典型的な盆地の内陸性気候である。
県境周辺、八ヶ岳や富士山麓の高原地帯は避暑地になるくらいの涼しい夏になるが、冬の寒さはたいへん厳しい。そういった地域を除く郡内地方の大半は、国中地方に比べて気温が平均2・3℃低く、若干雨が多い傾向がある。
山梨県内の人口規模はおよそ88万人。東京都世田谷区(約86万人)と同じくらいの人口レベルである。また、県庁所在地である甲府市の人口規模は約20万人。北海道の釧路市(約19万人)と同じくらいである。
しかも山梨の面積の8割は山や森林なので、人が住める場所は思ったよりも少ない\(^o^)/
そんな山梨県だが、なんと首都圏に属するが、関東ではないという特殊な分類がされている。(Yahoo!地図では関東に含まれる)。NHKでは、わざわざ山梨県を省いた首都圏番組『一都六県』が存在する\(^o^)/
一般的には中部地方に属しており、首都圏にも属すが、関東地方に属してはいない。なので日本を道州制にした場合、どの地域に帰属させるのか・・・・・・よく議論の話題になる。同じ中部地方に属しており、やはりどこに帰属させるべきかははっきりしていない長野県・新潟県とセットで「甲信越」、あるいは静岡県・長野県とのセットで「甲信静」と呼ばれることもある。
また、全国で最も自殺者が多い都道府県として、警察庁の発表(自殺地基準)では長く1位をキープし続けているが、まあ、およそ樹海のせい。実際、その数の中には、自殺の名所である「樹海」を求めて県外から訪れた人の数がかなり多い。ちなみに出身地別で統計を取っている総務省の発表だと15位前後である。
夏は暑く、冬は寒い・・・・・・この気候を活かした果樹栽培が国中地方を中心に盛んで、観光農園も多い。ぶどう・もも・すももの生産量は日本一。ワイン工場も多くあり、山梨県産ぶどうで作られたワインは国際的に高い評価をされている。
ミネラルウォーターの生産量もまた、ダントツの日本一。これは、四方の山々から良質の湧き水が多く採れること、および主な消費地である都市圏に近いという、二つの意味での地理的優位性が大きい。サントリー『サントリー天然水 南アルプス』、アサヒ飲料『富士山のバナジウム天然水』などが発売されている。
一方で、明治初期以降に見られた製糸産業以来、工業もそこそこ盛ん。サントリーを始めとする飲料メーカーの工場の他、ファナックや東京エレクトロンなど、上記のような良質で豊富な水源を活かした精密機械産業が多くある。
労働人口におけるこれら第二次産業従事者の比率は全国的にも高い方。・・・・・・しかし、実際には東京・埼玉・神奈川にて就職する人が多く、その数値を鵜呑みにするのは怪しいかも知れない。
その反面、第三次産業の従事比率は全国最低水準である。
郡内地方、特に富士山・富士五湖の周辺は一年を通じて観光客が多く、富士急ハイランドなど有名な遊園地もある。
鉄道・バスの公共の交通機関があまり発達してないので、山梨県全域は車社会となっている。
自家用車を持たずに生活すると、かなりの不便を強いられることになる(;´・ω・)
自動車普及率は全国で3位・・・・・・ちなみに渋滞状況も全国ワースト3位らしい。
【国中地方】
甲府盆地では慢性的な渋滞が起こっている。片側一車線の狭い道が多いことに加え 、甲府から放射線に伸びる道ばかり。つまり、交通の流れが一箇所に集中してしまうことが原因とされている。
現在は甲府近辺をぐる~っと囲む「新山梨環状道路」という高規格の道路を計画・建設中であり、2011年現在、一部(双葉JCT~南アルプスIC~西下条ランプ)が供用されている。しかし、北部区間では環状道路への反対が多く、全線開通までの目途はまだ立ってない\(^o^)/
東城通りに変わる片側2車線の東城バイパスも絶賛建設中。こちらも早急な全線供用が待ち望まれている・・・・・・。
【郡内地方】
観光シーズンは山中湖・河口湖周辺などで頻繁に渋滞がおこる。
また富士みち(国道139号)などでも渋滞が起こりやすい。大月~富士吉田を結ぶ主要道路が片側一車線のこの道路しかなく、地元住民以外がこの道を使うとキャパシティをオーバーしてしまう。どうなってんだ。
またこの富士みちは急カーブも多く、スピードが出せないような状態になっている。都留市の中心部では直角90度に曲がる区間もあり、低速運転を余儀なくされる(;´・ω・)どうなってるの・・・・・・。
なお、現在139号というバイパスを計画中である。
又、こういった道路・渋滞事情のせいか、県内には「山梨ルール」と呼ばれる独特の交通ルールが存在する。右折車には気をつけろ。
山梨県の鉄道路線図は・・・・・・と言われれば、ベンツのマークを左に30度くらい傾ければだいたいあってる。
(注) これらの鉄道のご利用の際は、あらかじめの時刻表の確認をオススメします (特に小海線)。
又、県内にはリニアモーターカーの実験線があり、走行テストを通じての研究・ 開発が進められている。
2025年を目途に、実用化が計画されている。また開通時には山梨県のどこかに駅ができる見込み。
・・・・・・現時点では、甲府盆地の南側(甲府市南部、中央市南部、西八代郡市川三郷町北部あたり)が有力とのこと。
ちなみに、1929年から1962年までの間、甲府市から現南アルプス市を経由し現富士川町を結ぶ、山梨交通電車線という私鉄の路線が存在していた。
山梨県関連の動画がアップされることがあるが、ドライブだったり景色だったりと・・・・・・基本的に自然の動画が多い。山梨県出身のロックバンド、 レミオロメンやTHE BOOMの楽曲を使った動画が人気だったりもする。最近では「ゆるキャン△」絡みの動画が増えている。
国中地方には、古くから峡中・峡北・峡西・峡南・峡東の5つの地域区分がある。
この地域区分は当該県民にとって馴染みの深いもので、地域振興局もおよそこの地域区分に基づき置かれている。
これを現在の自治体に当てはめると・・・・・・
峡中・・・・・・甲府市、甲斐市、中央市、中巨摩郡昭和町
峡北・・・・・・韮崎市、北杜市
峡西・・・・・・南アルプス市
峡南・・・・・・南巨摩郡早川町、身延町、南部町、富士川町、西八代郡市川三郷町
峡東・・・・・・笛吹市、山梨市、甲州市
・・・・・・と、大体こんな感じになるそうだ。平成の大合併の折、この中から新市名として採られる市が一つくらい出て来るだろうと思ったものだが・・・・・・。
かつては市制を敷く自治体は4つしかなかった国中地方 2020年現在では9市6町(3郡)が存在する。
成立時は富士川西岸地域=西八代郡だったのだが・・・・・・。
2006年に上九一色村が甲府市・南都留郡富士河口湖町に分割編入、遂にたった1自治体のみになってしまった。
釜無川と笛吹川とが合流して富士川と名前を変える地点、およそそこから南側の河岸地域に当たる。
西八代郡に属していた自治体を少しずつ編入しながら、その範囲をかなり拡げた。
今でこそ、郡内町村は昭和町たった一つになってしまったが・・・・・・。
かつては南アルプス市全域と甲斐市竜王町・敷島町、中央市玉穂町・田富町を包含する程の大規模なものだった。
郡内地方もまた、平成の大合併を受けて・・・・・・あまり変化はしなかった・・・・・・。
地域的にはおよそ山梨県東部一帯にあたり、元々はこの範囲全体が一つの「郡」だった(都留郡)。
2011年現在、4市2郡(2町6村)が存在する。
富士山の裾野に広がって、富士吉田市をぐるっと囲い込むように位置する2町4村。
富士山の息吹が深く根付いた雄大な自然が、地域全体に溢れている。
山梨県の北東に位置する2村。なんと2村共、基本的に国中地方及び上野原市・大月市などに直結する定期交通路線を持ち合わせていない。
東京都西多摩郡奥多摩町と隣接し、そちらと連絡する定期バスはあるため、生活圏は寧ろ東京都にあるとも言える。
使われている固定電話の市外局番(0428)も、青梅エリアのものである。
(ちなみに、東京都の西多摩地域とこの2村とを包括して「大多摩」と呼ぶこともあるらしい)
山梨を代表するチームとしてJリーグに所属する「ヴァンフォーレ甲府」がある。Jリーグ参入当初は経営難でチームの存続が危ぶまれていたがその後立て直し、現在はJ1とJ2を行ったり来たりのチームとなっている。その他女子バスレットチーム「山梨クィーンビーズ」がある。この2チームは「親会社がない(山梨クィーンビーズは元々親会社はあったが)」「地元支援による身の丈経営」「経営危機から再建された」など色々と共通点がある。尤も山梨県に大企業がほとんどなく(唯一大企業といえるファナックはスポーツに興味なし)、こういう状況になることはやむを得ない状況である。
大学スポーツでは山梨学院大学の駅伝部がある。1990年代は箱根駅伝に3度優勝し、山梨県民は「元旦に初詣を済ませ、2日と3日は家で箱根駅伝を見る」というのが慣例であったほどである。しかしケニア人依存が脱却できないまま2000年代より弱体化し、県民はそそくさとイオンやユニーへ買い物に行くようになり、2019年には出場すらできなくなっている。
一方で野球はというと絶滅危惧種に近い状況となっており、北陸甲信越で唯一ベースボール・チャレンジ・リーグに参加しておらず(作る構想はあったが立ち消えとなった)、NPBの山梨出身選手も2020年現在わずか1人(当然全国ワースト)となっている。昔は堀内恒夫や田辺徳雄など山梨出身の名選手はいたが、2000年から2005年にかけて中学生の野球人口が40%という全国でも類を見ない減少を記録(一方サッカー人口は30%も増加。どう見ても原因は上述のチーム)。小学校も野球チームからサッカーチームに転換するということをやった結果、野球をする環境が大幅に減ってしまっている。
全体的に山梨県を舞台にした作品は少ないうえ、少子高齢化が際立っている地域のため、NHKの大河ドラマや朝の連続ドラマ小説に偏向している。特に大河ドラマは「武田信玄」や「風林火山」をはじめ、戦国時代系は必ずといっていいほど山梨県がロケ地だったりする。これは山梨県が大河ドラマの誘致に熱心で、特に山梨県が舞台になると博覧会やイベント列車まで運行するほどであった。
一方でアニメについては2010年代前半まで山梨県とコラボレーションを行なったアニメが皆無であり、「ご当地アニメ不毛の地山梨」とされていた(詳細は「ゆるキャン△前の山梨」を参照)。しかし2018年に「ゆるキャン△」のアニメ化を契機に各種イベントの開催や商品の販売、さらにはイベント列車の運行が行なわれている。
余談であるが、ハローキティ生誕の地でもある(サンリオは元々山梨県の外郭団体)。
山梨が舞台かつ作者や制作サイド公認の「公式」、原作の舞台は異なるがメディアや続編によっては山梨が舞台となり作者や制作サイドが公認している「準公式」、山梨が舞台と思われるが作者や制作サイドが公認していない「非公式」に細分化する。
(注:これら甲州弁は、主に国中地方で使われている方言であり、郡内地方ではあまり使われていない)
上記内容により「不細工な方言」の代表格して扱われることが多く、ランキングで常に最下位の常連となっている。
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最終更新:2024/05/02(木) 10:00
最終更新:2024/05/02(木) 10:00
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