現代には信仰と胡瓜が足りない!(げんだいにはしんこうときゅうりがたりない!)とは、東風谷早苗と河城にとりが現代入りする現代入りシリーズの一作品である。作者は森の民やむぅ氏。
概要
本シリーズは同作者が製作・完結した、ジョジョ第2部に登場するシュトロハイムが幻想入りする【東方科学将妖】シリーズの最終回から数か月後の設定と位置づけられている。しかしあくまでも一応であり、前作の内容が今作に繋がる事はほぼないと作者自身が動画の最後でコメントしている。
しかし前述したように一部だけは繋がっている。その一部とは前作で起きた異変により結界が崩壊し、現代日本にまで多大な影響を及ぼした事である。日本政府は多大な人員・資金・時間を費やし損害を揉み消したが、八雲紫からは損害に対しての補償はなく踏み倒されてしまう。その額は隠蔽工作に使った資金の穴埋めとして消費税を8%に増税、さらに贅沢品にはプラス2%の消費税をかけねばならない程であった。これ以前に幻想郷の異変で1995年8月28日に鳥帽子岳大噴火、2004年に姫川大洪水が発生しており、鳥帽子岳大噴火では約3000人が犠牲になっている事が判明している。当然日本政府はこの暴挙を快く思う筈がなく、紫及び幻想郷に対して反感を抱くようになる。 更に日本と幻想郷は不可侵・不干渉であるにも関わらず、紫はその取り決めを密かに破り、日本に対して数々の違反行為を行っているという事も後に明らかになった。
また幻想郷が実在しながらも東方Projectが発表されていたり、日本の軍事組織が自衛隊ではなく国防軍であったり、中国が東西に分裂・対立、消費税増税の原因は幻想郷の起こした異変の被害、リニア中央新幹線計画が2003年に着工しもうすぐ完成、グアムが日本領、史実では2両しか造られなかった超重戦車マウスが10両実戦配備されている等、我々の世界とは違う歴史を歩んでいる描写が時折見られる。
このような背景から話は始まる。構想としては、2部構成(1期+2期)の予定らしい。
現在第1期は終わり第二十五話から第2期が始まった。
ストーリー
2014年4月2日某時刻、東京都・某所で行われていた謎の実験。一時機器が暴走するも一人の指揮官の手腕によって収まる。密閉され異物の入り込む余地のない筈の実験隔離部屋の内部には僅かな砂があった。
その頃幻想郷ではにとりが自分の作った二足歩行ロボットを早苗に披露していた。それを見て自分も乗ってみたいと希望する早苗。にとりの了承を得てロボットに乗り込んだ所、突如地面に吸い込まれ始める。二人は抵抗するもロボットと一緒に吸い込まれてしまう。
吸い込まれた二人が目を覚ました場所は妖怪の山ではない別の山の山腹。下界には星空よりも明々と光を放つ現代日本の街並みがあった。二人はロボットを隠し食料調達の為に麓の街へと下りて行く事にする。
一方北九州市、とある一軒家ではこの話の主人公である一人の少年が家族との電話を終えた後、夕食の買い出しの為にコンビニへ行こうとしていた。近道の為に近所の公園を通り過ぎようとしている最中、街に下りて来た東風谷早苗、河城にとりの人影を見かける。
全ては、ここから始まった。
登場キャラクター
- 芥川優一 (初登場第一話)
物語の主人公で北九州市内の築方高校に通う二年生。様々なエロハプニングに巻き込まれやすく一言で纏めるとラッキースケベ。主に早苗の風呂上がりの裸を見たり、裸のにとりにベッドに潜り込まれたり等々。ちなみに変態グループでの変態ランキングは5位との事。本人曰くどこにでもいる東方好きの少年で両親が出張中の為一人暮らし。父は京都でリニア敷設技術者として働いている。母は東京で国土交通省に勤めている。ちなみに好きな食べ物はチキンステーキ。実は河童のクォーターであり、固有の能力は「あらゆる感覚を加速させる程度の能力」。
- 東風谷早苗 (初登場第一話)
守矢神社の巫女、ロボ好きで巨乳な現人神。 すらりと透き通った肌と、たわわに実った二つの果実の持ち主(優一談) 。現代日本に住んでいたのでにとりに幻想郷と日本での通貨の価値の違いを教えたりしている。得意の料理で優一の大好物であるチキンステーキをご馳走したり、にとりが優一に抱きついた時に嫉妬する等、優一に友情以上の感情を持っているようだ。下着選びの時にも「どうせなら優一さんの好きな下着を買いましょう」と無意識に誘っているような言動が見られる。特技は水泳で故郷の諏訪湖ではよく泳いでいた。両親を姫川大洪水で失っている。守矢の二柱が幻想郷に戦争を仕掛ける恐れがあった為、交通事故死としか知らされていなかった。
- 河城にとり (初登場第一話)
妖怪の山の河童。 光学迷彩、ロボット製造等優秀な技術者であるが、なによりキュウリに目がない。キュウリの絵のタンクトップを一目で気に入るほどのキュウリ好きである。ベッド派であり寝る時は全裸で寝るタイプで、小柄ながらも発育はいい。幻想郷出身でありながら現代への適応が早くすぐにネットを使いこなせるようになった。またよく優一にツッコミされる言動をする。優一に料理を教えたりする等、彼女も優一に対して特別な想いを抱いている。優一の父仁之介とは幻想郷にいた頃に知り合っていた。
- 内閣総理大臣 (初登場第一話・姿絵初登場第三十話)
日本国の指導者、本名「大泉零」。1期ではどのような姿をしているのかわからなかったが、2期の第三十話でついに外見はキング・ブラッドレイで眼帯もしている事が判明した。どこぞやの政治屋と違い、日本という国の国益の事を真剣に考えている政治家。とても部下思いでもあり、疲弊した部下を案じて休暇を勧めたりしている。幻想郷の異変がもたらした日本国土に対しての被害を抑えたのもこの人。あれだけの損害にも関わらず、誠意ある謝罪も補償もしない八雲紫に対して良い感情を持っておらず、それが冒頭の実験に繋がった。実験の件で紫に抗議されてもまったく動じずに冷静に反論し言い負かしている。現代入りした早苗とにとりに対しては呉名居由江、京乃海翔、白鳥青葉による監視の目をつけた。現在は紫の式神、隠れ家等の情報を入手し、着々と紫に対抗する為の足場固めをしている。妻と子供がいたが、1995年8月28日に幻想郷が引き起こした異変である鳥帽子岳大噴火により失っており、彼自身も片目に重傷を負うだけでなく、心にも深い傷を負い今もその時の記憶に苦しめられている。
- 大泉華美由 (初登場第三十話)
総理の妻であり背中に黒い翼を生やしている。気配り上手なよい奥さんだったが鳥帽子岳大噴火の際に発生した火砕流による高温の瓦礫の下敷きになり死んでしまった。この時彼女のお腹の中には二人目の子供がいたが、母親と同じ運命を辿った。
- 大泉邦子 (初登場第三十話)
総理の娘で母、華美由譲りの黒い翼を生やしている。新たに生まれるであろう二人目の子供のお姉さんになる筈だったが、学校にいる時に鳥帽子岳大噴火が発生。火砕流に巻き込まれなんとか一命を取り留めるも肺と目をやられてしまい、数日後には呼吸もままならなくなりそのまま息を引き取った。
- 仁道流津根彦 (初登場第三十一話)
1995年頃の日本国総理大臣。角が生え、多腕である事から幻想の存在。鳥帽子岳大噴火の際に軍・警察・消防を指揮して被災地の救助にあたっていた時、幻想郷からの難民の集団と接触、彼らを保護する。難民の引き渡しを要求してきた紫に対してキッパリと拒否の意思を突きつけつつ警告をする事も忘れなかった。第二次世界大戦に新兵として参戦しており、顔をはじめ身体中に傷を負い四本ある腕の内一本の腕を失っている。身寄りのないみとりの後見人も務めている。
- 八雲紫 (初登場第一話)
幻想郷の妖怪の賢者。前作の異変で外界の日本にまで、政府が消費税を増税しなければいけない程の被害(その額は四捨五入して約100兆)をもたらしてしまう。その際の対応の不手際により日本政府から反感を持たれている。政府の行った実験が幻想郷にまで影響を及ぼした事に抗議するも総理に軽くあしらわれてしまう。異変が日本全土に被害を与える以前から、日本と幻想郷間における不可侵・不干渉の取り決めを破っており、日本政府に無断で外界に拠点を構える、式神を送り込む、挙句の果てに日本国民を拉致し続ける等々、数々の違反行為を犯している。
一見、歴代の二次創作物の中でも最悪レベルというべき残虐非道の限りを尽くすが、公式ゲームや関連書籍でもかなりあくどい面があるため、あながち原作設定から剥離した存在とはいえない。寧ろ幻想郷という世界も含めてこれが本当の彼女の姿なのかもしれない・・・・・
- 呉名居由江 (初登場第一話)
日本政府のエージェントで見た目は十六夜咲夜と酷似。 現代入りした早苗とにとりを真っ先に発見、イレギュラーと総理へ報告、彼女たちの監視を行う。変態グループには紅の名で参加しているがその変態っぷりに疲れ気味。また、変態用語を近くで言われると言った奴に即刻制裁する(特に政夫)。
- 京乃海翔 (初登場第五話)
変態グループに太陽の名で参加した男性。日本政府エージェントで総理の付き人の一人。呉名居由江の部下でもある。怒ると言葉遣いが千葉方言と化す他、無類のガンダム好きである。
- 白鳥青葉 (初登場第二十二話)
呉名居を先輩と慕う日本政府エージェントで、優一達の調査・護衛の為に築方高校に転校してくる生徒という立場で優一達に接触してくるが、やがて本気で優一に惚れ込んでしまう。作中1、2を争う巨乳の持ち主であり猫妖怪の血を引いている。現在は優一の家に居候しており、彼に武術を教えたりしている。
- 芥川美鳥 (初登場第一話)
謎の実験を指揮していた人物。 正体は優一の母親で家族の下を離れて日本政府直属の研究者として働いている。外見は河城みとり似で現在は空間転移の実験中。多くの部下を持ち、部下達は彼女に絶対的な信頼を置いている。新素粒子ミットリウムの発見者でノーベル科学賞受賞者でもある。河城みとり本人でありにとりとは義理姉妹の関係。幻想郷に住んでいた頃は河童と人間のハーフとして迫害され、その過程で両親を心労による衰弱で失っている。両親の死後は遺言に従い遠い親戚であるにとりと同居するが、迫害は止まず離れ離れになってしまう。大破界異変後に日本に亡命、仁之介と同じ大学に通い素粒子を学ぶ。
- 芥川仁之介 (初登場第十五話)
優一の父親。NR東海研究開発顧問。リニア敷設技術者で新自動採掘技術を開発、開通予定を今年中に前倒しにする快挙を成し遂げている。デッドスペースのアイザック・クラークが使っているマスクを装着しているが二十一話でマスクを外す。素顔は堂島遼太郎そっくりである。実は過去に幻想郷に迷い込んだ事がある。その際ににとりとみとりと出会い、日本に帰った後大学でみとりと再会して結婚、二人の間に優一が生まれる。
- 宇佐見夢美 (初登場第三十六話)
みとりの職場の同僚。魔法についての研究を行っている。蓮子の母親であり結婚前の旧姓は岡崎。優一の家とは昔から家族ぐるみの付き合いの関係。根は良い人だがかなり酒癖が悪く少しのアルコールが入っただけで問題発言が飛び出す程。最近は自分の部署の研究予算が他所の部署へ振り分けられている事についてみとりに愚痴っている。
- 大神早太郎 (初登場第十八話)
国防軍元帥。頭部が犬の姿をしている。彼の口から異変の被害額が明らかに。
- 屋島太三郎 (初登場第十八話)
情報省大将。屋島の禿狸。第一次世界大戦では満州に出征し大活躍を収めた戦歴を持つ。幻想郷に対して早急に策を打たねばならないと考えている。白髪が頭部の照りに見えたことから禿狸と呼ばれるようになったという裏設定が存在する。
- 後藤喜一 (初登場第十八話)
日本警察警視庁警視総監。指揮下に公安0課という組織が存在している。
- 九条散音 (初登場第十九話)
後藤の部下らしき女性。アドベントチルノによく似た容姿をしている。腐乱政夫の妻であるが彼が言うには10年以上前に行方不明になっていた。ナインボールのパイロットを務めている。
- 内田景助 (初登場第二十三話)
大蔵大臣。幻想郷で妖怪としての力が皆無な事から虐げられていた幻想郷出身の妖怪。異質な外見とは裏腹に争いを好まない非常に温和な性格の持ち主。幻想郷の被害金額に悩まされており胃薬の欠かせない日々を送っている。
- 瑠瀬ティア (初登場第二十三話)
総理補佐官。現代に生きる妖精で、自然が幻想郷の被害によって破壊される度に影響を受けており、頭痛薬が欠かせない日々を送っている。祖母が山形で温泉宿を経営している。
- 伊邪那岐 (初登場第二十六話)
日本最高神。守矢神社が幻想郷へと転移して以来、八坂神奈子、洩矢諏訪子の埋め合わせをしている。
- 先代巫女 (初登場第二十六話)
元博麗の巫女で現在は神祇院に所属する幻想郷対策オブザーバー。1995年8月28日の鳥帽子岳大噴火の際、外の世界へ逃げ出した幻想郷住民を連れ戻す為紫と共に現代入りする。その後紫や幻想郷のやり方に耐えきれなくなり、当時の総理である仁道流津根彦に日本への亡命を希望し現在に至る。
- 飛竜 (初登場二十八話)
ストライダー飛竜に酷似した外見の男性で、日本政府特殊部隊ストライダーズに所属。
- 柳井万里 (初登場第三十一話)
国防軍参謀長。階級は准将。両親を鳥帽子岳大噴火で亡くしている。
- 企鵝金翅 (初登場第三十四話)
警視庁公安0課課長。外見はトレンチコートとソフト帽を着用したペンギン。八雲紫・幻想郷による拉致事件の調査を行っている。
- 出亭遊良夫 (初登場第三十四話)
国防軍大尉。みとりの護衛を担当しているが本人曰く最近は専属ドライバー色が強いとの事。見た目はどう見てもでっていう。
- 大安寺道 (初登場第三十七話)
生物学者。特殊細胞研究部門に所属。彼の所属する部署は目覚ましい実績の下、夢美の部署を始めとした他の部署の予算を掠め取っている事から評判はよくない。
- 日向六道 (初登場第三十七話)
外務大臣。幻想郷対外政策の一環としてルイズ魔界大使を通じ魔界政府の協力を取り付けている。
- ルイズ・バートン (初登場第三十七話)
魔界大使。日本と同じく魔界も幻想郷の被害を受けている事から日本政府の案への賛同を表明した。
- 菅原道真 (初登場第三十八話)
学問の神。過去に先代巫女によって幻想郷に招かれ教育により幻想郷の抱える諸問題の解決を試みたが、その活動は信仰目当ての類と見なされ、試験が幻想郷にないのもあり失敗する。後に優一達に靖国神社で外の世界の幻想の歩んできた歴史を教える。
- 白鳥虎太郎 (初登場第三十八話)
警視庁公安0課所属の猫の獣人。青葉の父親である。
- 斉藤始 (初登場第三十八話)
警視庁公安0課所属の日本刀を帯刀している警察官。
- 天之狭霧 (初登場第三十八話)
境界を司る神の一柱であり黒子の装束を身に纏った男性。自身が祀られている埼玉の柳瀬神社を異変による異常気象で破壊されている。
- 国之狭霧 (初登場第三十八話)
境界を司る神の一柱であり黒子の装束を身に纏った女性。同じ境界を操る者として紫の狼藉を許す訳にはいかないと考えている。
- 風間細之介 (初登場第四十一話)
総理の護衛を務める人物。階級は大佐でアカムらしき装備を装着している。
- 奥逗和銅 (初登場第四十一話)
内務大臣。赤い眼鏡にスーツ姿の人物。
- 斑目十兵衛 (初登場第四十一話)
法務大臣。猫の姿をした獣人。
- 與都穂露 (初登場第四十一話)
経産大臣。廓詞(くるわことば)を使った独特の口調で喋る狼の耳が生えた女性。
- 黄龍 (初登場第四十一話)
四神の長的な存在である龍。伊邪那岐と共に龍神へ請願の為に訪れている。
- 青龍 (初登場第四十一話)
東方を守護する四神の龍。龍神に幻想郷の行いに対しての奥州の白龍の憤慨を伝える。
- 大豪寺明雄 (初登場第四十二話)
日本政府の保有するロボットの整備班長。大のロボット好きで優一にロボット開発の歴史講座をする程。
- 西郷樫継 (初登場第四十二話)
東封高校の体育教師兼ストライダーズ育成機関の教官。和真の祖父である東郷源三郎と旧友であり"東の西郷、西の東郷"と並び称される程の実力者。青葉の師匠でもある。
- 変態グループ (初登場第二話)
優一がスカイポで交流している方々。 変態さの度合いによってランキングがついている。 メンバーは優一、腐乱政夫、sin、ヤタガラス、Mr.D、キングカズマ、紅、太陽。
- 火威和真 (スカイポ登場第二話・実際初登場第四話)
優一の友人で小学校からの幼馴染。変態グループのキングカズマでもある。変態グループに所属しているのもあり無類のオッパイ好き。爺さんと呼ぶ人物との稽古の賜物か自転車と長時間並走できる等桁外れの体力を誇り武術の達人。エッチな事を考えると顔が総統閣下になる。
- 宮嶋慎一 (スカイポ登場第二話・実際初登場第六話)
東京の東封高校から築方高校へ転校してきた男子学生。変態グループのsinの中の人。外見はジョナサン・ジョースターで彼女持ち。いくらボッコボコにされてもすぐに復活する不死身っぷりでオチ担当。
- Mr.D (スカイポ登場第二話・実際初登場第十八話)
変態グループの一人でアンパンマンのマスクを被っている。様々な所にコネを持っている。
- ヤタガラス (スカイポ登場第二話)
変態グループの一人で小さい頃からずっと入院暮らし。そのせいか本編未登場。
- 腐乱政夫 (スカイポ登場第二話・実際初登場第十八話)
変態グループランキング1位。アイドルグループyarca旅団のメンバー。スカイポでは濃密な変態っぷりを披露。呉名居の疲労の元凶でもある。優一の父、仁之介とは知り合いの関係。
- yarca旅団 (初登場第十九話)
政夫が所属するアイドルグループ。政夫以外のメンバーはジョシュア、古王、ゲド、ソル雄。皆変態である。
- 東郷源三郎 (初登場第十六話)
魂魄妖忌似な顔の和真の祖父で武術の師でもある。頑固オヤジな外見に似合わず陽気な性格で親しみやすい。最近は昔乗っていた艦が擬人化したゲーム、艦COREにハマっている。
- 風蘭真紅 (初登場第十六話)
翼の生えていないフランドール・スカーレットに瓜二つな容姿の少女。和真の許嫁であり彼より4歳年下。和真が中学2年生の頃、当時小学5年生の真紅が彼の家に来訪して以来居候している。
- 宇佐見蓮子 (初登場第十八話)
優一の幼稚園時代からの幼馴染。優一に恋愛感情を抱いており彼を「ゆー君」と呼ぶ間柄。現在優一と同居している早苗、にとり、青葉に対して恋敵として対抗意識を燃やす。
- マエリベリー・ハーン (初登場第十八話)
同じく優一の幼稚園時代からの幼馴染だが蓮子の行動に振り回され気味。痩せの大食いキャラでもある。
- 遠野八重 (初登場第二十三話)
蓮子とメリーの通う東封高校の生徒で狐妖怪。秘封倶楽部の部員でもある。
- 古創院莉奈 (初登場第三十七話)
東封高校生徒で元秘封倶楽部部員、現生徒会長。露出度の高い際どい服装に反して立ち振る舞いは清らか。
- マリア・ペンドルトン (初登場第二十話)
慎一の彼女でグラビアモデルの仕事についている。慎一に対してSっ気な言動が見られる。
- 布仏士(のほとけ つかさ) (初登場第十八話)
慎一の友達でバイト中はサイレントヒルのレッドピラミッドシングの着ぐるみを着ている。脱ぐとルナサ・プリズムリバーに酷似した外見だがれっきとした男性である。
- 音波鈴(おとなみ すず) (初登場第十八話)
同じく慎一の友達だが手の平ラジカセ形態から人型サイズ形態へ変形できるサイボーグである。ちなみに人型形態の時は中身はすっからかんなので紙装甲。
- 玄野カナ (初登場第二十五話)
早苗が長野に住んでいた頃の親友でありライバル。水泳部に所属しており早苗とは水泳競走で競い合っていた。互いに「さーちゃん」「カナちゃん」と呼び合う仲。早苗が幻想入りした際に彼女の事を全て忘れていた筈だったが、なんらかの理由によりこれまでの思い出を取り戻した。
- 山瀬みなも (初登場第二十九話)
外の世界で農業をやっている河童。元幻想郷出身で幻想郷では辛い目に遭っていた過去を持つ。第三十一話で幻想郷から外の世界へ逃げ出した難民達の中に彼女の姿が確認できる。
- 木曽谷毅 (初登場第二十九話)
喫茶店イーステンのマスター。熊の獣人で国防軍に所属していた元軍属。
- 豊岡石燕 (初登場第二十九話)
人間の妻を持つ老獣人。若い頃一兵士として大神早太郎と共に大戦を戦った事もある。
- 泉亜衣理 (初登場第二十九話)
半人半神の女性教師。大倉高校で先生をやっている。
- 雲龍 (初登場第三十話)
総理が住んでいた町の守護龍で邦子を孫のように可愛がっていた。鳥帽子岳大噴火時に火砕流から町を守ろうとして亡くなってしまった。
- 寿秀蔵 (初登場三十五話)
東封高校の近くにある商店街、アズマ橋横丁のラーメン屋店主。妻を幻想郷に拉致されてしまう。
- 寿美澄 (初登場三十五話)
秀蔵の妻。夫との間には一人娘も生まれていた。しかし幻想郷に拉致されてしまい以後安否不明に。
- 寿源蔵 (初登場三十五話)
秀蔵の父。美澄の失踪の真相を知らないが故にその原因が秀蔵にあると思い込み、親子喧嘩の日々が続いている。
- 森野屁怒絽 (初登場三十五話)
アズマ橋横丁の住人で物凄く怖い形相の鬼。にとり曰く「あんなに怖い鬼は、幻想郷でも見た事がない」との事。外見で誤解されがちだが性格は優しく秀蔵と源蔵の喧嘩の仲裁をしている。
- 天王寺雄悟 (初登場三十五話)
喫茶店一鬼一雄のマスターをしている鬼。縁者(故人)の子である美澄を引き取った過去から、失踪した彼女の身を案じている。
- 照萩銀子 (初登場三十六話)
異変の被害により経営が傾いた結果、ゼネラルに買収された工場経営者の娘。父親が自殺寸前まで追い詰められ幻想郷に神隠しされてしまうが、真相を知らない彼女は父親が何処かにいると信じてビラ配りを続けている。
- 遠野ハイネ (初登場第三十八話)
八重の母親でアズマ橋横丁でレストランを経営している。店は何度かグルメ雑誌で取り上げられる程で客足は絶えない。
- 遠野市貴 (初登場第三十八話)
八重の父親でハイネと共にレストランを経営している。繰繰れ!コックリさんに登場するコックリさんに準じた姿をしている。
- 大仁田 (初登場第四十二話)
日本レイライン開発公社の広報部国際課所属。鳥帽子岳大噴火で壊滅した町の出身。
- 堀川波乃先生 (初登場第六話)
築方高校の女性教師。堀川雷鼓にそっくりでキャスター付きの教卓に乗って登場。下ネタで話しかけてくる相手には容赦ない鉄拳制裁を下す。優一、早苗、にとり、和真、慎一が新たに立ち上げたよろず部の顧問もしている。文化祭に行われた教師陣によるバンドではドラム担当。
- 八橋琴子先生 (初登場第九話)
九十九八橋そっくりな先生。教師陣によるバンドではギター担当。
- 弁才琵琶先生 (初登場第九話)
九十九弁々そっくりな先生。教師陣によるバンドではベース担当。
- 柳野蛮奇先生 (初登場第九話)
赤蛮奇そっくりな先生。教師陣によるバンドではキーボード担当。
- 少名こな先生 (初登場第九話)
少名針妙丸そっくりな先生。教師陣によるバンドではボーカル担当。教職に就いている事から幼い見た目に反して成人だと思われるかもしれないが、実年齢○歳で正真正銘の子供先生である。
- 阿賀野マチ先生 (初登場第三十四話)
頭部に獣耳が生えている東封高校の女性教師。蓮子とメリー(後に優一、早苗、にとりも転校)するクラスの担任で、学校一恐ろしいと称されている。秘封倶楽部の顧問でもある。
- 加来青香 (初登場第十一話)
吹奏楽部の部長。霍青娥に瓜二つな外見でずっと前から優一に片想いの感情を抱いていた。早苗とにとりが優一と同居するようになると、文化祭部活動対抗部費争奪戦に乗じて彼と肉体関係を結ぼうと迫る程。グアムで優一と再会した際も猛烈なアタックを仕掛けている。
- 雛名居天子 (初登場第十三話)
比那名居天子似の築方高校生徒会長。部費争奪戦を優勝したよろず部代表の優一に表彰する。なお、優勝したよろず部には500万の部費が配当される事になった。
- 仰木・小林 (初登場第六話)
一般男子生徒その1その2……の筈なのだが、どう見ても嫉妬マスクにしか見えませんありがとうございました。優一が早苗、にとりと同棲していると知って嫉妬の炎を燃やす。
- 戦車部長 (初登場第十話)
部費争奪戦でよろず部と交戦。東方旧作の里香に似ており、超重戦車マウスに乗り戦車部隊を指揮した。
- サバゲー部長 (初登場第十話)
部費争奪戦でよろず部と交戦。全身を覆う装備の下は鈴仙・優曇華院・イナバに酷似。
- ゼネラル社長 (初登場第三十五話)
ゼネラル・インダストリィ社長。現在は日本法人東京本社に滞在している。幻想郷の異変の被害に乗じた日本企業の買収、にとりのロボットの回収、優一・早苗・にとりの身柄確保、東中国への工作活動等、数々の謀略を巡らす。
- ??? (初登場第三十二話)
大佐と呼ばれる謎の人物。ゼネラルの私設軍隊を指揮する立場にいる。皿倉山では自ら二足歩行兵器を駆り優一達を窮地に追い込んでいる。
- アンドレイ・クレシェンコ (初登場第三十二話)
大佐と呼ばれる人物の部下で階級は中佐。皿倉山において青葉と交戦し圧倒する身体能力を誇る。
- ヴォロディア・ヴォルクスキー (初登場第三十七話)
大佐と呼ばれる人物の部下で階級は少佐。全身を覆うコートの下はサイボーグ化されている。
- 首謀者 (初登場第三十八話)
鳥帽子岳大噴火の原因である異変を起こした首謀者。過去に妻と共に幻想郷に連れてこられた際、妖怪達に襲われ顔に傷を負い奴隷にされる。一度逃げ出すも捕まり連れ戻され、見せしめに妻を殺された事で幻想郷に激しい憎しみを抱くようになった。隙を見て自分を奴隷にしている妖怪達を皆殺しにした後、自分と同じく幻想郷に絶望した者達と共に大地震を起こして幻想郷を滅ぼそうと目論んだ。この時の異変は幻想郷側では大破界異変と名付けられ、後に残党が2004年に大規模な反乱を起こしている。
- 長 (初登場第三十九話)
度重なる迫害で地上に住めなくなったみとりが幻想郷で最後に住んだ、迫害から逃れた者達の住まう地底の集落の長老。みとりにとっては二人目の父とも言える人だったが、大破界異変によって集落が壊滅したのを機に幻想郷での生活に耐えられなくなった者達を連れて外の世界への亡命を決行。大結界を力づくでこじ開け脱出に成功するも力を使い果たし病院で息を引き取った。
- 龍神 (初登場第四十一話)
幻想郷最高神。別称東山道最高龍。紫が幻想郷を作る際に"永遠の平和"を条件に創造を許可した。以後干渉は行わず紫の"楽園を作る"という言葉を信じて遠くから見守るだけに留めており、幻想郷の実態がどのようなものであるかは知らなかった。
- アリス・マーガトロイド (初登場第四十一話)
魔法の森に住む完全自律の人形の研究をしている魔法使い。正体は魔界が幻想郷に送り込んだスパイで幻想郷の内情を探っていた。
用語集
- 部活動対抗部費争奪戦
優一の通う築方高校で毎年5月に行われる文化祭の目玉行事。優一曰く怪我人が後を絶たない血みどろの抗争。実態は部費をかけた全部活動が参加するサバイバル形式のバトルであり、最後まで生き残っていた順に高い部費(1位には500万、2位には50万)が配当される。優一達も新しく立ち上げたよろず部を認めてもらう為に参加した。
- 東封高校
東京にある高校。元は人妖が共に学ぶ学問所であり、教育によって相互理解を進め互いの問題点を解決する為に設立された。日本政府との繋がりが深く、今でも在籍者の妖怪の比率は日本有数の高さを誇り、政府の管理施設も存在している。
- 共存派
幕末、開国により入って来た海外の国際情勢、欧米思想、軍事的脅威に危機感を抱いた幻想種達によって新しい形の人妖共存の目的の為結成された派閥。その歴史は第三十八話で菅原道真の口から語られるが順風満帆ではなく、戊辰戦争を止められなかったり八雲紫を筆頭とした派閥が反発し幻想郷を作る等波乱万丈だった。主な活動として東封高校の設立、恐怖や信仰に依存せず人を害せず生きていけるよう種の安定化、魔界との国交締結が挙げられる。また前大戦では多くの幻想種が参加し、多数の犠牲を生み出しながらもその功績により妖怪の地位向上に繋がった。戦後の世界情勢安定後に幻想の存在を公表する予定だったが、幻想郷からの度重なる問題によって未だ踏み切れていない。
- グアム
太平洋にあるマリアナ諸島南端の島だがこの話では日本領となっており、その理由は第38話で明かされる。正式名称は「大宮島(だいきゅうとう)」。現在は"グアム"という呼び方が主流であり地図にもそう書かれている事が多い。日本でも1、2を争うリゾート地として人気が高く、夏休みに優一達が旅行に行っている。
- ゼネラル・インダストリィ
世界的に有名な国際企業。キャッチコピーは「ゆりかごから機動兵器まで」。ロボットの開発も行っている。日本においてはゼネラルのロゴのついた飛行船が空を飛び、テレビでよくCMが流れる程日常に浸透している。アメリカ諜報機関CIAとの接点があるだけでなく、異変の影響で経営の傾いた日本企業を買い取る等、幻想郷とも裏で繋がっている疑惑がある。また独自の戦力として私設軍隊を保有している。
- 鳥帽子岳大噴火
1995年8月28日、幻想郷の異変が引き金となって起こった火山噴火災害。麓の町が火砕流によって壊滅。犠牲者は死者行方不明者合わせて約3000人。この時幻想郷から人妖問わず大勢の難民が、亡命を求めて日本へと逃げて来ており、後に先代巫女も日本国へ亡命している。以後被災地は2014年になるまで立入禁止区域に指定されていた。
- 大破界異変
鳥帽子岳大噴火の原因となった異変。種族を問わず幻想郷の体制により虐げられ絶望し、滅びを望んだ者達が幻想郷の滅亡を企てた事が発端。幻想郷全土を覆う程の猛烈な大地震が発生し、紫は地震の力の内未発動の大部分を外の世界に捨て、既に発動した為に捨てきれない力は人口密度や重要度の低い地に集中させる事で幻想郷の被害を抑えようとした。だがその結果大泉総理の故郷の町やみとりが住んでいた集落が災害により壊滅してしまう。
- 姫川大洪水
2004年、幻想郷の異変が引き金となって起こった大洪水。河川の流量が急激に増え流域で大規模な氾濫が発生。周辺の地盤が弱いのも相俟った結果、川岸の斜面崩壊を引き起こしながらの土石流も発生した事で更に大きな被害を出した。
- 魔界
魔法を体系化させ高度な文明を築き上げており、日本とは国交を結び都内には大使館がある。2004年に幻想郷で反乱が勃発した際に紫に誘導された反乱勢力と国境警備軍の間で戦闘が発生。戦闘は国境警備軍優勢で進んだが、反乱勢力の保有していたサリンが暴発した事で大勢の軍人民間人が犠牲になっている。尚紫はこの後残党の一掃とサリン無力化の為、敵拠点付近の地理水脈を利用して洪水を起こしており、この洪水が姫川大洪水の原因となっている。
- 鬼切
にとりの作ったロボット。機体自体は第一話から登場していたが、具体的な姿を現したのは第三十二話から。モデルはフロントミッションシリーズに登場する人型機動兵器「ヴァンツァー」の一機種である「ゼニス」。装備に光学迷彩があり、その機能によって皿倉山に隠されていた。操縦システムは操縦担当と火器管制担当による複座型。
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