
『BAYONETTA3』(ベヨネッタ3)とは、Nintendo Switchのゲームソフトである。
概要
| BAYONETTA3 | |
| 基本情報 | |
| ジャンル | クライマックス・アクション |
| 対応機種 | Nintendo Switch |
| 開発元 | プラチナゲームズ |
| 発売元 | 任天堂 |
| 発売日 | 2022年10月28日 |
| 価格 | 7,600円(税別) |
| 対象年齢 | CERO:D(17才以上対象) |
| 対応コントローラー | |
| その他 | |
| ゲームソフトテンプレート | |
「世界一カッコイイアクションゲーム制作集団」を豪語するプラチナゲームズの名実ともにフラグシップタイトル。
2017年12月の初報から5年(前作『2』から8年)の期間の後に販売開始された。
ハックアンドスラッシュ(戦闘体験)に分類される3Dアクションで、特に敵集団を相手を相手取って華麗に回避し、激烈に攻め立てることを重視するスタイリッシュアクションと呼称されるジャンルになる。
基本の難易度は高い部類のゲームとなるが、難易度選択も幅広く、操作面の難易度も“永久のマリオネット”というアイテムの装着でゲーム側が適切なコンボや回避を選択してくれるセミオートモードになるなど、ストーリーを追いたいプレイヤーへの配慮も充実している。
また、初心者に向けた操作説明を公式が配信しているので、プレイする前、あるいはプレイ動画を見る前後に見ておくとイイだろう。
→『ベヨネッタ3 アクション映像「魔女のトリセツ」
』
『1』と『2』の反省点やNintendo Switchという操作環境を反映し、過去作とは異なる間口の広さや、特にシステム面は大きく整理・改定がされている。
また、増えたアクションを活かすことのできる宝探し要素が盛り込まれるなど、ボリュームに関しては大きく拡張されている。
また、本作の予習ということで、2018年2月に『1』が『2』がNintendo Switchに移植された。
プロデューサーは中尾裕治、ディレクターは宮田祐輔が担当。シリーズの生みの親である神谷英樹はエグゼクティブディレクター及びシナリオ監修として参加している。
本作も任天堂に配慮して控えめだった2よりも開き直ってバカゲー要素は健在。
さすがに1ほどの頻繁なセクシー路線はなくなったが、それを埋め合わせるかのように映画・アニメ、そして何よりお世話になった恩返しと言わんばかりに他社ゲーのパロディが星のように散りばめられている。
ストーリー
かつて、天界と魔界の代理戦争と化した“魔女狩り”により、
神の代行者たるルーメンの賢者、アンブラの魔女は共倒れし、
そのアンブラの魔女の生き残りであるベヨネッタは
”魔女狩り”に纏わる陰謀とその首魁にケリをつけ、
現在では人の社会に紛れて、気ままな日常を過ごしていた。ある日、頭に響く救いを求める声に導かれ、乗り込んだ豪華客船で
彼女は並行世界からの侵略者、ホムンクルスの大群と遭遇。
時期を同じくして出会った未熟な魔女、ヴィオラの導きにより
世界…地球全体を巻き込んだ大騒動の核心へ挑むこととなる。
登場人物
ベヨネッタ セレッサ
シリーズ恒例の主人公。スタイリッシュ痴女
四肢と頭髪をフル活用したバレットアーツと使役した魔獣を顕現させて戦わせる魔女の魔術に精通しており、かつては並みいる天使・悪魔を薙ぎ倒し、人知れず世界を救っている。
本作ではふわふわの三つ編みにヘアスタイルが変わっており、カラーリングは紫が主体になっている。1に登場したセレッサに寄ったか。
呼び声を追って出会ったヴィオラと共にホムンクルスたちの侵略の真相を追うこととなる。
ヴィオラ
事件に前後して現れた謎の少女。
パンクロックなファッションに身を包んでいるが、年齢的にはまだ学生である模様。
かつて過ごしていた世界はホムンクルスの侵略を受け、辛くもベヨネッタ達が住む並行世界へと逃げ込んできた。
並外れた身体能力と体術・未熟ではあるが魔術を扱うことができる。愛刀の魔舞太刀(マブダチ)と普段はその刀のストラップに封じてあるチェシャなる魔獣を相棒として戦いに挑んでいく。
ジャンヌ
もう一人のアンブラの魔女の生き残り。ムネペッタ
ベヨネッタとは幼少からの無二の親友。ヴィオラとは別行動で事件の真相を追う。
ロダン
表向きはゴロツキご用達のバー「The Gates of Hell」の店長であるが、その実態は天界の武器職人が堕天して今に至るという経歴を持つ腕利きの悪魔。
ホムンクルスなどの資源を元手にアイテムを融通してくれるショップとして協力する。
イカつい見た目をしているが、その実世話焼きで子供っぽいところがある。
好きな動物はペンギン。
ルカ
かつて父の死の真相を追ってベヨネッタを含む”魔女狩り”を追っていたフリージャーナリストの伊達男。
真相を知り、ベヨネッタと和解した後も世界の怪奇現象を追っていたが、天界や魔界に関わらないホムンクルスの事件にも関わり始める。 何かに誘われるように…
エンツォ
闇社会を要領よく立ち回るがめついイタリア系の情報屋。愛妻家で子供もいるが、ヤバいヤマに当たった時にベヨネッタらに頼るせいで彼女に頭が上がらない。ロダンへのツケはなおも残っている模様。
アクション・システム
攻撃ボタン(パンチ・キック・射撃)とジャンプ、そして方向キーと回避が基本行動となる。
これを組み合わせることで、群れる敵を華麗に・残虐に捌き、上手くなればなるほど美しく戦える様は「∞クライマックスアクション」という銘に相応しいものとなっていく。
ウィッチタイム
- 攻撃モーションの最中でも、回避行動が取れるのが特徴。特に、敵の攻撃を食らう直前で回避できると、敵をスローモーションにできるウィッチタイムが発動する。
- 本作ではジャストで回避するほどウィッチタイム効果時間が長くなる設定であり、最大時間だとフルコンボを入れて尚余る長時間のスロー時間を得られるが、タイミングが外れすぎると”2”と同じぐらいの短時間しかスローにならない。
- 攻撃ボタンを押しながら回避ボタンを押すと、コンボの派生段階をキープして回避できるダッジオフセットというシステムがあり、これを利用して高威力であるコンボ最終段を短いサイクルで撃つことができる。
デーモン・スレイヴ
- 本作の敵は天使でも悪魔でもないため、戦わせるためにベヨネッタは魔獣の身体を乗っ取るデーモン・スレイヴという魔術によって戦いを進めていくこととなる。
- 魔力を消費して魔獣を召喚し、戦わせることができる。
- 召喚した魔獣は通常時のベヨネッタでもひるみ・ダウンを取れないような巨大な敵すら圧し潰す大質量の攻撃を可能としているが、デメリットとして魔力消費とベヨネッタ本体が回避含めたあらゆる行動が不能となる危険も孕む。
- また、攻撃によって敵のターゲットを引き寄せたり、攻撃を受けたりと囮に使えるが、ダメージを受けすぎると暴走してベヨネッタに襲い掛かってくるので、適度に休ませる必要がある。
- 敵の数や戦場の広さは過去イチ級。それを対処できるレベルに整理するクラウドコントロール(群衆制御)の要になるため、程よく頼っていきたい。
- 技を何度か当てるとショップで追加技習得が解禁され、特に上位の技は魔力の消費と引き換えに戦場丸ごと巻き込むような広範囲・高威力なので、大型ボスや乱戦に備える意味でも色々な技を試し、計画的に強化していきたい。
- また、ベヨネッタ本体のコンボ最終段に加えて魔力消費で魔獣が追撃してくれるウインクスレイヴというシステムもあり、デーモン・スレイヴが苦手なプレイヤーはこの機能に限って使うと良いだろう。
デーモン・マスカレイド
- 本作ではデーモン・スレイヴを担う魔獣の一部がロダンの手によって武器として加工してもらえる。それによって魂を共鳴したベヨネッタは魔獣と融合した姿…デーモン・マスカレイドとして発現した力を振るうことができる。
- 過去作におけるウィケッドウィーブに相当する効果が全体システム化したイメージで正しい。コンボ最終段に変身し、大型の敵すらよろけたりダウンしたりする激烈な攻撃を叩きこむ。
- 戦闘時間・コンボによってライフゲージ下の「マスカレイド・レイジ」ゲージが蓄積され、MAXになっているときに両スティック押し込みでマスカレイド・レイジ発動。
- 非戦闘時でも変身可能で、変身中の固有能力で進むギミックや限定トレジャーがマップに配置されているので、自信と余裕のあるプレイヤーは是非探索を進めてみたい。
ヴィオラの操作
- ベヨネッタ・ジャンヌと異なり、ヴィオラは魔女としての能力の発動が異なる。
- ウィッチタイムはジャスト防御成功時に変更されており、正確に敵の攻撃を弾く必要がある。
- デーモン・スレイヴでは刀を用いたアクションが使用不能になる代わりにチェシャを召喚する。
- 武器は日本刀の魔舞太刀とクナイ・ダーツのブルキッスで固定される。
登場魔獣・武器
上述したデーモン・マスカレイドの通り、ベヨネッタの下僕契約魔獣を武器として扱う。
過去作と異なり、2種類の武器セットを切り替えられるが、手足で別の武器が装着できなくなった。
が、腕限定・脚限定武器に相当するモデルにパンチ・キックの技が追加されることとなり、武器の個性は更に際立つこととなった。
※ネタバレ対処・スペース整理のため、スクロール形式で閲覧できます。
マダム・バタフライ
無念のうちにこの世を去った貴婦人が悪魔として転生し、蝶の意匠を得た姿
…という公式情報だが、清楚要素をプロレス技で粉砕したような性格で、ステゴロ上等、残虐ファイト大好きなキケンなお姉さま。ベヨネッタとの仲はびっくりするほど良好。
ベヨネッタの基本の契約悪魔であり、ベヨネッタの影は彼女の姿が地面に映る。
デーモン・スレイヴ時はセクシーなカクテルドレス姿から剛腕健脚で敵を薙ぎ払ってくれるが、移動速度が遅く、リーチも短めなので使いどころを選ぶ。
カラーマイワールド
ロダンの手製の4丁一組の紫できらびやかな大型拳銃。
モチーフはペッパーバックピストルなのか、発射時に銃身ごと回転する。シリーズが進むごとにどんどんモデルがレトロになっていく…
シリーズ恒例の初期拳銃であるが、裏拳や回し蹴りといった横範囲の広いモーションにリニューアルされており、対集団戦により強く出やすい技構成へと変化している。
パンチ・キックボタン長押しの銃連射の間ずっとダッジオフセットが有効なので、リーチは短いものの、ベヨネッタの長所を引き出しやすい。
ゴモラ
シリーズ皆勤の大魔獣。こいついっつもベヨ姉に体よく使われてんな。
魔界の森に潜む獰猛な魔獣で、目に映るものすべてに襲い掛かる……という性質に反し、ホムンクルスには襲い掛からなかった。そのせいでデーモン・スレイヴで無理やり動かされる第一号に。不憫なヤツである。
初出の元ネタはウルトラ怪獣と思われていたが、本作ではBGM・演出に某大怪獣の香りが漂い、スタッフが何見て作ったかがうかがい知れる。
デーモン・スレイヴ時は動作が鈍重で、上半身しか召喚できていないことからリーチも短いが、巨体であるため敵のターゲットを引き寄せやすく、召喚キャンセルを駆使することで集団を手玉にとりやすいのが特徴。また、鈍重なデメリットが少なくなる対巨大ボス戦では殊更輝くだろう。
ジー・ピラー
対戦車ライフルというには戦車砲クラスにデカブツにゴモラの体組織を組み込んだもの。
ベヨネッタの手にかかれば銃身を持って遠心力で振り回す巨大なメイスとなる。銃身曲がるぞ
鈍重なモーションから、敵との間合いを上手く調節する必要はあるが、小型~中型ぐらいの敵をデーモン・スレイヴなくよろけさせるハイパワーに痺れたい。
射撃ではその場で構えて固定砲台として斉射していくので、接近戦が苦手なプレイヤーはこれの火力に頼るのもいいだろう。
ファンタズマラネア
魔界の地中深くの溶岩に潜み住まうゆえに滅多に確認されないせいで“亡霊蜘蛛”と呼ばれる魔獣。実は知能が高く、人語を解するインテリマッチョ。
登場演出が露骨に元ネタをパロっていて、BGMやセリフのやり取りは勿論、なんと英語セリフは日本語訳の方に引っ張られている。
デーモン・スレイヴ時はそこそこ機動力があり、コンボも多くスピードタイプな印象だが、攻撃範囲が狭いため、大型敵とのタイマン向け。ただ、ウインクスレイヴの攻撃範囲の広さからピンポイントでの使用は非常に頼りになる。
イグニスアラネアヨーヨー
遠心力で炎を伴う刃が飛び出るヨーヨーを投げ、振り回す武器。
カラーマイワールドよりもリーチが長く、コンボしながら敵に近寄るなどの移動効果のある技構成が独特なものとなっている。
また、脚の車輪がローラースケートとなって機動力が上がる、デーモン・マスカレイド時は壁を登るユニークアクションが可能で、これを利用したステージギミック攻略があるなど、戦闘の内外の両方で活躍する。
デーモン・マスカレイド技がこれまた露骨に元ネタをパロっていて、スタイリッシュアクション好きなプレイヤーは是非色んなコンボルートを楽しんでほしいところ。
戦闘機関車 轟怨
並行世界の彼方で開発された武装列車が悪魔化したもの。ちなみに人界時代の型番はT696。
発声はしないものの意志を持っているようで、レールが無い所でも走破できる自慢の足回りで暴走するのが好き。
デーモン・スレイヴではパンチ・キック・射撃・ジャンプのボタンでレールと標識を生成し、その行動予約に従って攻撃する。ただ、レール敷設の段階からベヨネッタ本人は無防備なので、火力と実用のバランスを取るのが難しい玄人向けなところがある。
デッドエンドエクスプレス
轟怨自身の小型のクローンであり、車輪に見立てたバズソー(丸鋸)の束を敵に押し付ける残虐武器と化している。
パンチで手に持って振り回す重量武器であるという側面と、キックで車体に乗って突進するという2つの特性をもった武器。直観的な印象としてはゲームとしての兄貴分に出た剣(バイク)に近い。
デーモン・マスカレイド中は高速移動が可能なほか、空中にレールを敷設しての空中ダッシュが可能となる。
バアル
”2”で登場したカエル型の悪魔。魔界の貴族であるようで、”2”の時点からティアラやドレスでおめかしした雌個体だった。某所では体臭キツいチンピラだったのにえらい違いだ。
公式プロフィールに「どんなことも解決できる歌唱」を自慢している。本当か…?
デーモン・スレイヴ中はカエルらしく小回りは効かないが、ジャンプで周囲を吹っ飛ばしたり、キックのリーチの長い舌で遠距離から攻撃したりと使いやすい所だけを上手く活用してやりたい。
余談だが、日本語版担当声優の七瀬りりこ女史は宝塚歌劇団のOGで、宝塚において歌唱力を評価された者しか就けないエトワールの経験者だが…?英語版担当声優もオペラ経験者であるのだが…?
リビットリビドーBZ55
バアル愛用のマイク。野外ステージから破壊音波まで対応する逸品。
槍として振り回すことで攻撃するが、ボタンホールドで射撃ではなくマイクにシャウトが発生し、パンチ・キックいずれかを強化するバフ効果となっているのが特徴。 もう片方の武器を活かすためにサブウェポンとして活用してもいい。
デーモン・マスカレイドでは三段ジャンプが可能で、特に三段目の跳躍力は非常に高い。
ちなみに、マスカレイド・レイジでは”2”の戦闘テーマ『Tomorrow is Mine』のサビを歌ってくれるニクい演出がある。
マルファス
”1”で登場した鳥獣型の悪魔。好奇心旺盛で魔界・人界問わず広く知識を得、秘術を身に着けながら日々を過ごしている。
デーモン・スレイヴ状態では翼を飛び道具にしたり、脚で掴んで捕食するなど、小型の敵に強く出れる技構成が特徴となっている。
シムーン
マルファスの幼鳥の羽根で作られた豪奢な扇。鋼のように強靭かつ軽量で薄い羽根は天下の宝刀を凌ぐ切断力を持つ。
伝統の剣タイプの武器でモーションの小回り・攻撃範囲・ダメージのバランスが優秀だが、遠距離攻撃手段が乏しいのが欠点。
デーモン・マスカレイドで滑空を開始し、最大2回のはばたきが可能。ワンジャンプで移動する距離に優れる。
アンブラの時計塔
”1”や”2”のプロローグでぶっ壊されていた時計塔は、なんとあの後に魔女の死霊と共に魔界に落ちて熟成された結果、悪魔と化していた。 結果、ベヨネッタ本人とゴモラなどと一緒にスマブラ含めて皆勤したキャラ(?)ということになってしまった。
最早原型を留めない武装ビルと化しており、最下層は重機もかくやのドーザーアーム、中層は満載したガトリング砲、最上階は鳴らすとウィッチタイムが起動する大鐘が内蔵され、屋根はミサイルポッドがしきつめられている。
デーモン・スレイヴでそれらを使えるほか、一部操作で”2”で登場したアンブランアーマーに搭乗可能になるなど、魔女の作なのに男のロマンが凝縮されている。
タルタロスの門
アンブラの時計塔とに付随していた魔女たちの要塞の名前を持つ2つ1組の鉄塊。
“魔女狩り”によって討たれた魔女の亡霊が籠っており、パンチでは杭打ち機として、キックでは合体させて突進する鈍器として、射撃では、内蔵されたガトリングを斉射する。
重く、攻撃範囲が狭い分攻撃力が高めのクセ強めの武器。
デーモン・マスカレイド時はひるみに耐性がつくため、乱戦での強さを活かしてやりたい。
ミクトランテクートリ
”2”に登場した魔獣。四つの羽根を持つコウモリのような見た目だが、実は2体の兄弟の魔獣が一体化している。
デーモン・スレイヴ時は初期から電撃による広範囲攻撃を備えており、ピンポイントでの投入がしやすい。 追加技でバリアを張ったりダメージゾーンを形成したり、テクニカルな要素が増えていく。
アブラ・カタブラ
シルクハット「アブラ」とステッキ「カタブラ」が1組になった奇術師なりきりセット。
ハトや獣は勿論爆弾から自動車までを射出して相手にぶつけるという奇跡も魔法もあるけどお前らに救いはねぇと言わんばかりのオールレンジウェポン。
射程は長いが、モーションそのものは大振りなので相手のひるみや吹き飛びを見て的確に行動を選択する必要がある。
デーモン・マスカレイド中は上下で半身が分かれた姿となる。 特徴的なのがマスカレイド・レイジが範囲攻撃ではなく、照準方向にビームを照射するものとなっている点。
アルラウネ
隠し魔獣。
高貴な家柄の女性が、夫に捨てられて絶望に打ちひしがれ、魔草マンドレイクの毒をあおって自らの命を絶ち、魔界で転生した花の悪魔。趣味は標本作り。
”2”で登場し、魔物としての格が上がるほどの高級な魂を拾い食いしようとしたら、それがジャンヌの魂であったばかりにベヨネッタと天敵であるマダムバタフライのコンビにこれでもかとお仕置きされた悪魔。 とある条件を満たすことで対戦ができ、勝利することで使用可能となる。
デーモン・マスカレイドでは”2”の本気を出した後半の姿で召喚。全ての攻撃に茨の網が張られるため攻撃範囲は広い。
アルーナ
隠しボスであるアルラウネを倒すことで使用可能になる武器で、”2”に登場したものとほぼ同等であるがデーモン・マスカレイドによる強化がある。
伸縮する蔦が鞭となって敵を攻撃する。 リーチ・範囲共に優れ、一部入力で敵を引き寄せる・ワイヤーアクションで近寄るなど、立ち位置のコントロールに向く。
一方で怯ませやすさがカラーマイワールドよりも弱く、攻撃している相手に目の前で割り込まれるリスクがあるため、相手の観察を欠かせない難しさがある。
デーモン・マスカレイドでは空中で花を咲かせ、足場にすることが可能。足場に立てばジャンプ回数がリセットされるので、実質4段ジャンプが可能になる。
ラボラス
魔界に迷い込んだ愛玩動物が、魔界の瘴気と持ち前の生存本能、何より天文学的な運を味方につけた末に魔獣となった個体。
”2”では魔界のトラブルに便乗して暴走したゴモラに野生の厳しさを教育するところから、”2”本編内ではペット相棒として活躍したが、本作では隠しキャラとなっている。
なんと本作では群れ(パック)を形成しているという事実が明らかとなった。魔界で嫁さんが見つかった事実に驚くところ。
デーモン・スレイヴでは動きが早く、範囲は狭いが早いパンチ技、遅いが範囲の広いキック技のバランスが整っている他、一部スキルで群れである5体に分離し、本体の攻撃に追従して残り4体が追撃してくれる。
冷徹のアルテア
ラボラスの群れとしての特徴が武器となった一品。両手両足がそれぞれ別の色を放つ。
ナックル型の格闘武器でリーチが短いと思いきや、その本質はファンネルのように飛び回るお陰で「平均以上のリーチが出る」格闘武器である。
”2”では全くそんなそぶりがなかった冷気による敵の凍結が可能なので、上手くコンボに組み込めば対タイマンでは文字通り数と冷凍の暴力で蹂躙が出来る。
デーモン・マスカレイドでは冷気の竜巻を発生させ、広範囲の敵を巻き込めるため、コンボの構成もあわせて適切に間合い取りができると対集団にも持っていける性能をしている。
クラーケン
プロローグで海底から現れた“何者かに召喚された”個体と初遭遇する。 条件を満たすことで魔獣として使役が可能。
長い触腕の通り、デーモン・スレイヴでは範囲の広さがメリットになる他、どんなに硬質な地面でも潜行して敵をホーミングする攻撃があるので、ベヨネッタを安全地帯に残して敵の集団に突っ込ませるといった行動が早い段階で可能。
カシオペイア
錨(アンカー)の形をした重量武器。
先端の部分がチェーンで繋がっており、見た目通り先端部を遠心力で振り回す攻撃が主体だが、コンボの種類で相手を浮かせたり、引き寄せたりする能力があるので小型相手へのゴリ押し能力が高い。
射撃は錨部分が開き、クロスボウ風の火器となるロマンあふれる複合ウェポンである。
デーモン・マスカレイドでは触腕を活かした正面方向へリーチの長い技が多く、横方向に強い通常攻撃と対照的。
悪魔ロダン
バー「The Gates of Hell」の店主であるが、同時に悪魔を生け捕りに武器を作るほどの上位の悪魔。
本作でも超高級アイテム『プラチナチケット』の購入で挑戦できる裏ボスである。
なんと本作では過去作通り撃破しなくてもこのロダン戦を長く取り組むとデーモン・スレイブによって召喚可能となる(※使用権は有料です)
召喚したらあの夢に出てきそうな超範囲・高火力をコンパクトボディで実現し、パンチキックを適当に押すだけで戦場を掃除してくれる頼れるダンディになってくれるため、エンドコンテンツ相応の制圧力を堪能できる。
ベヨネッタとのワルツは見物。お誘いを断られると項垂れてから即暴走するモーションまで作り込んである
ロダン
『堕天使ロダンが、かつて天界の一部を治めるのに用いた神秘の腕輪。使う者の力に応じて、様々な形にその姿を変える。』
との謳い文句のシリーズ恒例チート武器。”2”の手足両方装備状態のモーションが収録されている。
購入解禁はプラチナチケットで対戦できるロダンの撃破。 尋常ならぬ死闘を乗り越えた魔女だけが使える最終兵器と言えよう。
デーモン・マスカレイドでは、背中に黒い羽根が生えるというシンプルなもの。
スカボロウフェア、ラブイズブルー
セーブデータ連携特典により使用可能になる”1”と”2”の四丁拳銃。カラーマイワールドに比べて単体攻撃力を優先している。デーモン・マスカレイドが使用できない代わりに従来作のビーストウィズインが使用可能であるなど、モーションは過去作に準拠している。
禁忌の魔導術"デッドリー・シン"
本作のベヨネッタが敵の大ボスと戦う際に行使する究極の召喚魔導術で、"1"における髪下げの本気モードに相当するが、本作では契約魔獣の特別な力を引き出し行使するというもの。
※ネタバレ対処・スペース整理のため、スクロール形式で閲覧できます。
罪・ゴモラ
ゴモラの暴走形態で、いつものゴモラが全長45mに対してこちらは300mという巨大サイズになっている。「罪」と書いて「シン」と読ませるあたりもはやオマージュ元を隠すつもりも無い大怪獣となっている。必殺技は口を大きく開け、尻尾を展開させての巨大レーザー砲。
クイーン・バタフライ
マダム・バタフライの覚醒体で禍々しくも美しい淑女。
マダム・バタフライの正統進化と言うべき悪魔であり、ウッキウキで敵を蹂躙する。
彼女を駆使するシーンはあまりに賢いスタッフのアイデアで、耽美で優雅な絵面ながらとある白話小説のドストレートな再現をしていたりと色々カオスなことになる。
ザ・ファントム
ファンタズマラネアの暴走形態で、ファンタズマラネアの体内の溶岩炉が1兆度にまで達し、辺り一帯を巻き込む大爆発を待つ身となった自爆魔。戦闘シーンでダメージを受けると自爆までのカウントダウンが減るので要注意。
恐ろしいのはこの自爆を起こしてもすぐに復活するというところであるが…
バアル・ゼブル
バアルの本当の姿で、本来は永遠の契りを結ぶ相手にのみ見せるという。
その姿は普段のカエルの姿からは想像できない絶世の美女(但し口裂け女)。
その歌声にも磨きがかかっており、彼女のオペラを聞いた敵対者はもれなく爆発する。
盛り上がってくると地面から出てきた無数の手がサイリウムを振り、周囲がライトアップされ、スポットライトが集まるというとんでもないシュールな絵になる。
ご丁寧なことにこの歌は日・英それぞれの担当声優が実際にオペラ歌唱しており、サウンドテストで聴き比べることができる。
小ネタ・トリビア
- 本作には、成人的な表現をマイルドにする『ナイーヴ・エンジェルモード』が実装されており、これがONの状態では各種ムービーデモの細部が異なる。
- 本作にも衣装替え機能があり、なんと本作は衣装カラーと髪色のツートンで色変更機能がついているやったね!
関連動画
関連リンク
関連項目
- 4
- 0pt

