セーガー |
セガ(SEGA)とは、業務用ゲーム機器、家庭用ゲームソフトの開発、製造、販売、玩具の製造、販売などを行う日本の総合エンタテインメント企業グループである。
概要
社名の由来は、前身であるサービスゲームスジャパン株式会社が出していたジュークボックスのブランド名「Service」と「Games」の頭2文字を合わせたものである。
旧社名は「セガ・エンタープライゼス」で、2000年に「セガ」に変更された。また、2015年にはグループ再編により、コンシューマ部門担当として「セガゲームス」に変更となった。2020年には、アーケード部門とコンシューマー部門が統合され、「セガ」に戻った。
かつてはゲームセンターの運営も行っており、2012年から子会社のセガ エンタテインメントが運営していた。しかし、2020年にGENDAによる子会社化によりGENDA SEGA Entertainmentに社名が変わった後に、2022年の完全子会社化でGENDA GiGO Entertainmentに変更したことで撤退している(「東京ジョイポリス」は別会社運営なので影響は無い)。
セガは幾度と無く分社化と経営統合を繰り返しながら発展してきた会社で、バンダイとの合併騒動なども時代を先取りしていたが、最終的にはサミーと経営統合を行い、セガサミーホールディングスを設立する形に落ち着いた (「吸収」や「子会社化」とよく良く勘違いされるが、実際は対等な経営統合であり、セガとサミーの両社ともに持ち株会社「セガサミーホールディングス」の子会社となった)。
もっとも、経営統合当時のサミーはタイトーとも取引が深く、経営統合の際にサミーが抱えていたサードパーティはその後タイトーのシステム基板を使うようになったほか、サミーが在庫していたタイトー製汎用筐体 (セガ製の筐体とコンパネ部分の互換性がない) の在庫をセガが被る形になってしまった。また、元サミー系列の店舗は暫くの間は「セガの店では珍しくMFCやQMAが設置されてる店」として存続していたが、その後消滅している。
時代を過剰に先取りしたゲームやサービスが多い。ソフト以外にもアーケード用筐体やシステム基板の開発力には定評がある。
ハード事業から撤退してすでに十年以上が経過しているが、かつては世界的に有名なゲームハードメーカーの一つであった。日本国内ではサードパーティの獲得に苦戦し、思うようにシェアを伸ばせないことも多かったが、海外ではGENESIS(海外版メガドライブ)が北米市場で首位を獲るなど好調で、2000年代になってもライセンス互換機が発売されている。
実は、1984年頃セガは消滅の危機に瀕しており、もし家庭用ゲーム機を作っていなければCSKが引き受けることもなく解散に至っていたかもしれない。
自社ハードがありつつも、ゲームタイトルの他社へのライセンス供与には協力的であった。ライバルハード(ファミリーコンピュータやPCエンジン)にセガのタイトルが出たり、メガドライブに他社が開発したセガのタイトルが出たりしていた(サン電子の開発・販売で、メガドライブにファンタジーゾーンの続編が発売された)。
パソコンへの移植では、松島徹氏が開発し、電波新聞社が発売したPC-6001mkII版のスペースハリアーが特筆される。1987年にアーケード基板と遜色ない性能を有したX68000が発売されると、ファンタジーゾーンやスペースハリアー、アフターバーナーなどの人気タイトルが続々と移植され人気を博した。
1990年代後期には既に携帯ゲーム機から撤退していた為、据え置きに先がけてゲームボーイカラー・ワンダースワン・ネオジオポケットにソフトがリリースされた。ただし、ゲームボーイカラーのタイトルに関しては当初メディアファクトリーが間に入っており、直々にセガが参入するのはゲームボーイアドバンス以降である。
また、セガサターンのCMでは藤岡弘、演じるせがた三四郎、ドリームキャストにおいては自社の専務取締役である湯川専務の出演により世を騒がせた。
因みに余談であるが、ドリームキャスト末期に発売されたSGGG(セガガガ)の偽ゲーム集でもはや言葉も出ない程カオスなジャケットを作ると言う(ある意味コ○ミやナ○コやデ○×ニーとかもろもろに喧嘩を売ると言う)伝説を成し遂げた事でも有名・・・よく訴訟が来なかったな・・・(これに関しては正確には先行販売である通販版のみでなおかつ没データ扱いである為、改造ツールを使わない限り見る事は不可能。パロディとしても恐らくマズかった為没になり、店頭販売版で完全にデータごと削除したとみられる)。
2009年6月25日に50歳の若さで亡くなった歌手マイケル・ジャクソンは、有名なセガファンであった。メガドライブ(アメリカではジェネシス)の自身出演のゲームソフトの制作に積極的に参加したり、日本のセガのアミューズメントパーク東京ジョイポリスにも複数回訪れていた。
長らく本社は、東京都大田区羽田(京浜急行空港線 大鳥居駅の近く)にあったが、2012年5月より東京都品川区東品川に移転した。本店所在地は羽田のまま。京急線のネタにセガがでてきたりするのはこれのせい。
自社ハードリリースから撤退して久しいが、ニンテンドー3DSの機能『きせかえテーマ』において往年の名機をテーマにした『セガハードシリーズ』を配信してメガドライブのテーマではメガCDのブートBGMがメニューで流れ、3DSソフト起動時に『セーガー』のアレが鳴るようにしたり、セガサターンの場合はソフト起動中にメニューに戻るか3DSの電源投入時にサターンの起動音が鳴るといったネタもやったりと、セガファンから『任天堂のハードをセガが乗っ取ったw』と揶揄されるほど往年のファン達へのファンサービスも欠かしてはいない。特にセガサターンはYouTubeのきせかえテーマ紹介映像からして細かいところにセガサターンネタを入れている始末である。これらの配信テーマは、セガの奥成氏がネット上で3DSを過去のセガハードを模したデコレーションをしていたユーザーを多数目にしていた事もあり、それに応えるかのごとく作ったものらしい。
主な歴史
- 1952年:サービスゲームズジャパン設立。ジュークボックスの輸入、販売を手がける。
- 1960年:日本娯楽物産と日本機械製造に分社化。
- 1964年:日本娯楽物産が日本機械製造を吸収。再び一つになる。
- 1965年:ローゼン・エンタープライゼスを吸収合併。株式会社セガ・エンタープライゼスに社名変更。
- 1973年:ポントロン(アタリ社「ポン」のコピー)を販売。ビデオゲーム事業に参入。
- 1983年:家庭用ゲーム機「SG-1000」発売。
- 1984年:CSKグループの子会社となる。
- 1985年:体感ゲーム「ハングオン」「スペースハリアー」をリリース。セガマークIII発売。
- 1988年:メガドライブを発売。
- 1993年:フルポリゴンによる格闘ゲーム「バーチャファイター」をリリース。
- 1994年:セガサターン発売。タイカン、クラリオンと共同で通信カラオケ部門に進出。
- 1995年:アトラスと共同で「プリント倶楽部」(プリクラの元祖)をリリース。
- 1997年:バンダイとの合併を発表するものの、後に撤回。(バンダイはナムコと合併。)
- 1998年:ドリームキャスト発売。
- 2000年:ゲーム開発部門を分社化。社名を株式会社セガに変更。
- 2001年:ドリームキャストの販売を終了し、家庭用ゲーム機から撤退。
- 2004年:サミーと経営統合、持株会社セガサミーホールディングス設立。開発部門子会社を吸収。
- 2007年:カラオケ部門をBMBに売却、翌年に撤退。
- 2013年:インデックスの民事再生スポンサーとなる。まず子会社(セガドリーム)を建て、全事業を移行。後にインデックスを分割し、株式会社アトラスを創設し子会社化する。(ペルソナでお馴染みアトラスの復活。)
- 2015年:セガグループ再編により、株式会社セガは株式会社セガゲームスに社名変更。
- 2020年:株式会社セガゲームスと株式会社セガ・インタラクティブが合併。5年ぶりに「株式会社セガ」に社名を戻す。株式会社セガ エンタテインメントの株式の大半をGENDAに譲渡し、株式会社GENDA SEGA Entertainmentに社名変更。
- 2022年:株式会社GENDA SEGA EntertainmentがGENDAの完全子会社化により、株式会社GENDA GiGO Entertainmentに社名変更。これにより、セガはゲームセンター運営から撤退。
主なゲームソフト
アーケードゲーム(アイウエオ順)
家庭用ゲーム(アイウエオ順)
家庭用ゲーム機
- SC-3000(ホビーパソコン) / SG-1000 / SG-1000 II
- セガマークIII / マスターシステム
- メガドライブ / メガドライブ2 / メガCD / SUPER 32X
- ゲームギア
- セガサターン
- ドリームキャスト
削除情報
動画 | 削除理由 |
---|---|
ファンタシースターポータブル 体験版プレイ | フラゲのため(たぶん) |
戦場のヴァルキュリアのプレイ動画 (複数あり) | (1) 本編のエンディングのネタバレ (2) 追加販売されたエピソードの結末のネタバレ |
龍が如く3 (複数あり) | プレイ動画による本編のネタバレ (ネタバレ要素のないミニゲームなどは対象外) |
428 ~封鎖された渋谷で~ (複数あり) | (1) プレイ動画による本編のネタバレ (2) OPや特典DVDの丸上げ |
初音ミク -Project DIVA- (複数あり) | (1) 不正コピーによるプレイ動画 (しかも発売日前) (2) ゲーム中PVの丸上げ |
関連動画
各ハードCM関連動画
その他関連動画
技術部による魔改造
セガ原作・監修の、セガハードに関するCGアニメーション「Hi☆sCoool! セハガール」
関連商品
公式チャンネル
- セガトイズチャンネル
- カオス ヒーローズ チャンネル
- クローザーズチャンネル
- サムライ&ドラゴンズちゃんねる
- 三国志大戦TCG公式チャンネル
- シャイニング・フォース クロスエクレシアチャンネル
- SEGA feat. HATSUNE MIKU ちゃんねる
- ファンタシースターちゃんねる
- ぷよぷよチャンネル
- Project 575チャンネル
- 龍が如くチャンネル
- ワンダーランドウォーズチャンネル
ニコニコ静画公式イベント
- シャイニング・ハーツ発売記念 シャイニングシリーズイラストコンテスト
「キャラクターイラスト部門」タグ検索 「コスチュームデザイン部門」タグ検索
キャラクターイラスト部門最優秀賞(左)、コスチュームデザイン部門最優秀賞(右)
- ぷよぷよ20周年 キャラクターイラストコンテスト 特設サイト 「ぷよぷよ20周年イラストコンテスト」タグ検索
最優秀賞
関連項目
ハード | 人名 | 企業名 |
---|---|---|
家庭用 業務用 |
その他 | タグ |
---|---|
ニコニコ動画における歌い手
関連リンク
親記事
子記事
- オンゲキ
- CARD MAKER
- サクラ大戦
- ジェットセットラジオ
- STARHORSE
- セガマークIII
- ソニック
- ダイナマイト刑事
- CHUNITHM
- デイトナUSA
- 電脳戦機バーチャロン
- NiGHTS
- キッズコンピュータ・ピコ
- ぷよぷよ
- maimai
- maimai でらっくす
- メガドライブ
- 龍が如く
- rintaro soma
▶もっと見る
兄弟記事
- アイディアファクトリー
- アクワイア
- アトラス (ゲーム会社)
- アルュメ
- アークシステムワークス
- アークライト(ゲーム会社)
- インティ・クリエイツ
- インテンス
- エコールソフトウェア
- SNK
- エピック・ゲームズ
- エンターブレイン(ゲーム会社)
- オトメイト
- カイロソフト
- 角川ゲームス
- 株式会社エンターグラム
- カプコン
- カルチャーブレーン
- ガマニア
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント
- ガンホー・ワークス
- キャリアソフト
- qureate
- QualiArts
- グッド・フィール
- グラスホッパー・マニファクチュア
- CAVE
- ゲームアーツ
- ゲームフリーク
- ゲームポット
- コジマプロダクション
- コナミ
- コロプラ
- コンパイルハート
- コーエーテクモゲームス
- Cygames
- サクセス(ゲーム会社)
- サンソフト
- サンドロット
- ザインソフト
- グランゼーラ
- CD Projekt
- 自転車創業
- ジャレコ
- ジー・モード
- スクウェア・エニックス
- ストラテジーアンドパートナーズ
- スパイク・チュンソフト
- 07th Expansion
- ゼニマックス・メディア
- ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- TYPE-MOON
- タムソフト
- チュンソフト
- 2K Games
- テクノソフト
- テクモ
- DMM GAMES
- D3パブリッシャー
- データイースト
- Toukana Interactive
- トムキャットシステム
- Treyarch
- ナムコ
- 日本一ソフトウェア
- 任天堂
- ハチノヨン
- HAL研究所
- Bungie
- バンダイナムコエンターテインメント
- PUPPET COMBO
- Paradox Interactive
- 株式会社ビスコ
- フロム・ソフトウェア
- ブリザード・エンターテインメント
- ポケットペア
- マイクロソフト
- マーベラス
- マーベラスエンターテイメント
- miHoYo
- MAGES.
- Mojang
- ユービーアイソフト
- Yostar
- Respawn Entertainment
- レア社
- Rayark
- レジスタ (ゲーム会社)
- レトロスタジオ
- レベルファイブ
- ヴァニラウェア
▶もっと見る
- 42
- 30300pt