『MARVEL VS. CAPCOM 3』とは、カプコンの対戦型格闘ゲームである。
主な略称は「マブカプ3」「マヴカプ3」「MVC3」。
第1,2作については『MARVEL VS. CAPCOM』の記事へ。
概要
『MARVEL VS. CAPCOM 2』から10年の月日を経て、全編3Dとなってあのコラボレーションが再び。
「ハルク」「スパイダーマン」「アイアンマン」といった数多くのビッグタイトルを持つアメリカンコミックの大手「MARVEL(マーベル)」と、ストリートファイターを発端とする格闘ゲーム大手「CAPCOM(カプコン)」のコラボレーションは「マーヴルスーパーヒーローズ vs. ストリートファイター」から前作「MARVEL VS. CAPCOM 2」まで続いていた。
しかし、ゲーム性の強化・複雑化に伴う初心者離れを発端とする格ゲー市場の衰退期とアメリカンコミック市場の衰退の両方の時代に「マブカプ2」時点で突入しつつあったことがそれ以後のコラボ作品の発売が無かった理由である。
そのため、続編を望む声は強いものの、実現性は低い……そう思われていた。
しかし、時代は変わる。2010年のE3にて本作「MARVEL VS. CAPCOM 3」が発表された。
未だ人気の高い前作「マヴカプ2」プレイヤーは勿論、時代の流れとともに離れて行った面子も本作の発表に大いに喜びつつ、最早シリーズおなじみの「楽死いバランス」にならず、完成することを祈った。結果として、前作よりは良好な世紀末キャラバランスになっている。
さらに2011年11月17日、12名のキャラクターを追加したバージョンアップ版「ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3」もPS3,Xbox360で発売。PS Vita版も同年12月17日に発売された。
システム
3on3で、マーベル、カプコン両陣営から3人選出し、1チームを作って戦う。後述するアシストシステムを活用した「釣り・騙し合い・罠の張り合い」が駆け引きの要であり、幅広い戦略性を持つ点は前作「マヴカプ2」から踏襲されている。
また、「Xファクター」「チームエリアルコンボ」「壁・床バウンド」「ダウン拾い」等、様々な新システムがさらにチーム構築の面白さを深めている。
ヴァリアブルアシスト
控えのキャラクターを呼び出し、援護攻撃させる。キャラクターセレクトの時点で3種類あるアシスト技のうち一つを選択し、その技を呼び出したときに行ってくれる。アシスト中も操作中キャラクターは自由に動けるため、単純に手数が大幅に増える他、例として昇竜拳をガードされてもその隙をカバーしたり、アシストの昇竜拳が当たれば操作キャラクターで追撃できたりと駆け引きに使えるカードが大幅に増える。
この間、操作中のキャラクターは勿論、アシスト攻撃中のキャラクターにも被ダメージ判定が存在し、1.5倍でダメージを受けてしまう為、アシストを読まれたり、アシストに反応されたりすると非常に危ない。そのため、「アシストで固めようと思ったらアシスト毎2人まとめて即死させられた」ということもあり得るため、不用意なアシストは自身の首を絞めることになる。
これら、アシストに絡んだ「手数のメリット」と「反撃のリスク」を考えた相手に対する攻めや、ブラフ、誘いといった要素が動画観賞の上でも重要な見どころとなる。また、アシストに対する理解が未熟な初心者(動画視聴者含め)は本当に『何が起こっているのか分からないまま試合が終わる』事になる。
この点は「マブカプ」は勿論、「タツカプ」や「戦国BASARAX」といったアシスト(援軍)が存在するタイトルではある程度必然的になっているといえる。
ヴァリアブルコンビネーション(VC)
プレイヤー操作キャラクターと控えのキャラクターが全員同時にゲージ消費技で攻撃する大技。各々のゲージ技を同時に放つので、組み合わせによってはダメージが全然伸びなかったりする。その為、一部のキャラでコンボ伸ばしや立ち回りで使われる程度に留まってしまっている。しかし、3人同時にゲージ技を発動するその迫力はこのゲームでも屈指の物なので、魅せプレイとしてトドメの一撃に使用するプレイヤーも存在する。
ディレイドハイパーコンボ(DHC)
MVC2から導入されたシステム。操作キャラクターがゲージ技(ハイパーコンボ)を発動している間にコマンドを入力すると、次の控えキャラが操作キャラクターと交代しながらゲージ技で攻撃する。
主な用途は二つ存在していて、コンボのダメージアップと安全交代がある。前者のコンボのダメージアップの側面としては、操作キャラのコンボで相手を倒しきれなかった所にDHCで追撃して倒してしまう為に使う事がある。
動画内でよく見かけるのは後者の安全交代で、ドゥーム(フォトンアレイ)→バージル(幻影剣)のように「交代後のゲージ技の隙が少なく、安全に交代できる」という物。他の交代システムでは攻撃の後に隙があったり、様々な欠点や条件が存在するが、この方法ならばローリスクで交代する事ができる。
エリアルボタン(S)
相手をアッパーによって画面1つ分ぐらいカメラが飛び上がるほどの高空までご案内、自身もハイジャンプで追従し、空中で無防備な相手に更に空中コンボを浴びせる「エリアルレイヴ」は本シリーズ発祥で、後発のコンボゲーといわれる2D型対戦格闘ゲーム作品やゲーム用語に影響を与えているほど代表的な要素。
本作では新たにエリアル攻撃専用のボタンが設けられ、従来作では『前斜め下強攻撃(3強P or 3強K)』といった特殊技扱いであったエリアル始動技が手軽に出せるようになった。
また、「チームエリアルコンボ」といってエリアルレイヴ中に(上or横or下+エリアルボタン)入力をすると空中で交代しながらエリアルコンボを更に継続させることができる。こちらは前作「タツカプ」からの継承ともいえる概念。吹き飛ばす方向でダメージ重視やゲージ回復重視といったボーナスが得られる発動時に交代メンバーのキャラクター名そのままでなく、相性や本名などで呼んだりする所もポイント。
しかし、「チームエリアルコンボ」にもリスクがあり、エリアルを受けている側がエリアルしている側と同じ上記チームエリアルコンボ入力することで「チームエリアルカウンター」が発動。これが発動すると同じく「タツカプ」のメガクラッシュのように相手を吹き飛ばしつつ着地まで完全無敵になる。これにより、チームエリアルコンボは単なるダメージアップではなく、コンボを止められてしまう可能性も含んでいる。
Xファクター
1バトル1回しか使えないパワーアップ技。残りチームメンバーが少ないほど効果時間・攻撃力増加率・スピード増加率がアップする。残り1人の状態であれば攻撃力は1.5倍~2倍(キャラクターによって異なる)に達し、簡単なコンボで1人倒せるほどになる。「人数が減ればアシストが使えなくて不利=序盤を制したプレイヤーがそのまま流れに乗って勝つ」そうした序盤の展開で多くが決まってしまうvsシリーズの欠点を改善した逆転要素といえる。
また、発生0Fで攻撃は勿論、様々な攻撃やガードモーションすらキャンセルして出せるため、コンボのダメージを大幅に伸ばしたり、各種隙のある行動を見せ、それに反撃してきた相手を返り討ちにしたりと、プレイヤーや戦略によって幅広い使いどころがある。
キャラクター
MARVEL側
キャプテン・アメリカ (キャプテン・アメリカ)
本名:スティーブ・グランド・ロジャース。MARVELの顔であり、典型的とも言える勧善懲悪のヒーロー。手持ちの盾を武器にした各種技は格ゲーの主役系キャラのそれを踏襲しておりバランスの良い扱い勝手を持つ。
突進技の「チャージングスター」、飛び道具の「シールドスラッシュ」、移動技の「側転」等、
本ゲームに重要な要素を備えているので入門にもおススメしやすい。
アルティメット版から2段ジャンプとダウン拾いが可能になり、パワーアップした。
ハルク (超人ハルク)
本名:ロバート・ブルース・バナー。見た目通りのパワータイプキャラクター。初出のMSH vs. SF以降と同様に、投げキャラではなく体格を活かしたリーチ・パワーで戦うキャラ。中でも「ガンマクラッシュ」の威力は圧倒的でこれを組み込むと簡単に即死コンボができあがる。重量級の特権ともいえるスーパーアーマーや突進技から相手を圧殺するイメージ通りの性能をしたキャラクター。
アイアンマン (アイアンマン)
本名:アンソニー(トニー)・エドワード・スターク。ファンの間での通称は原作での肩書でもある「社長」。スーツのデザインがハリウッド映画版のそれに近いものになっており、原作のそれよりもスリムな印象を受ける。
ムービー等の通り、空中でホバリングするといった抜群の空戦力も持つ。「ユニビーム」による遠距離からの攻撃に優れた射撃キャラなので、前線以上にアシストとしての活躍が多い。アルティメット版から空中ダッシュが非常に癖の強いものとなり、結果として弱体化した。社長はもう泣いていいと思います。
ウルヴァリン (X-MEN)
本名:ジェームズ・ハウレット(ただし、記憶喪失時のローガンと言う通称の方が有名)。X-MEN屈指の人気を持つダークヒーロータイプのキャラクター。小柄かつ高機動で、超硬度を持つ爪による繋がりの良い連携が特徴のスピードタイプキャラ。「バーサーカースラッシュ」による回り込みが速いので、この技で回り込んでアシストの攻撃をめくりにすると言うガードを揺さぶる連携が存在する他、「バーサーカーチャージ」による自己強化でさらにスピードが速くなる。
デッドプール (X-MEN) ※本シリーズ初登場
本名:ウェイド・ウィンストン・ウィルソン。不死ともいえる再生力と各種兵器を陽気にぶっ放すイカれた傭兵。
精神異常により『第四の壁(いわいるカメラ側)が透けて見える』という設定があり、こいつだけは視聴者や原作者が見えている上、本作のゲームキャラであることも自覚している。
その結果ネタ要素が余りに多すぎて正直書ききれないので本項の掲示板や動画を参照のほど。単独記事もあります→デッドプール
イロモノ系でかつスピード系のキャラ。各種飛び道具や高性能なワープでどんな距離でも万能にこなすタイプのキャラ。
Lv3ハイパーコンボの「4.W.C」はまず実戦では見れないが、非常にコミカルでデッドプールらしい技になっている。
ドクター・ドゥーム (ファンタスティック・フォー)
本名:ヴィクター・フォン・ドゥーム。ファンタスティックフォーのみならず、MARVELお得意の数多くのクロスオーバー作品にも登場する悪役。
超能力・魔術力・科学力を駆使するキャラクターだが、本作では雷撃的なエフェクトが施されている。多くの飛び道具が拡散するため、攻撃範囲が広い反面、体格に似合わない短リーチがネックのキャラクター。
アルティメット版から全体的なパワーアップが施され、強キャラの1人になっている。
様々なコンボで使われる「ダダッボンダダッダダッフッフッダーイ」のSEは多くのプレイヤーにとっては聞きなれたフレーズだろう。
スーパー・スクラル (ファンタスティック・フォー) ※本シリーズ初登場
本名:クラート。いかにも悪魔な外見だが、対ファンタスティックフォーメンバーとしてその4人の能力を全部一人で持つ強化人間。一応ヴィラン扱いだが、それはスクラル星人としての誇りが人類と対立しているが故。
意外と小柄であり、スピードタイプ的な味付けながらコンボのダメージは非常に強力。いかにも暴力的なモーションはまさしく狂人と言うに相応しい。
必殺技の「メテオスマッシュ」は画面外にワープしてから強襲する技で、Xファクター中であれば容易に追撃できる上にガードが困難な事から3番手として起用される事が多い。
ソー (マイティ・ソー) ※初プレイアブル化
日本では“トール(THOR)”という呼び名の方が馴染み深いだろう。北欧神話の雷様ご本人です。実写化されたアベンジャーズをはじめとするクロスオーバー作品の縁もあり、キャプテン・アメリカとアイアンマンとは「BIG3」というチームとして戦った盟友。ファンにとっては念願の原作再現要素と言える。
見た目通りのパワータイプ。コマ投げは勿論、各種打撃の他、飛び道具も持ち合わせると言った雷やハンマーを用いたダイナミックな動きが特徴。中でも「マイティスパーク」が根元でヒットした際はコンボ補正がかからない為、この技が絡んだコンボは非常に大ダメージになっている。
ドーマムゥ (ドクター・ストレンジ) ※本シリーズ初登場
厳密には人ではなく、エネルギーの集合体。人間界の侵攻を目標とするわかりやすい悪役(スーパー・ヴィラン)である。
エネルギーの集合体というだけあって、炎を模したエフェクトを持つ攻撃を繰り出すほか、特殊必殺技で必殺技を強化することができる大型キャラクターという位置づけだが、ワープや飛行も備えていて見た目以上に機敏な動きもできる。「ピュリフィケイション」や「カオティックフレイム」等、どの技も範囲が非常に広くて威力は高いが、その分大降りな上に体が大きく捕まりやすいので慣れないプレイヤーが使うとあっと言う間に倒されてしまう。逆に、上手いプレイヤーが前述の強みを遺憾なく発揮すると無類の強さを誇る上級者向けのキャラクター。
X-23 (NEW X-MEN) ※本シリーズ初登場
本名:ローラ・キニー。ウルヴァリンの女性型クローン。マッシブなウルヴァリンに比べ、年齢相応の姿をもつ黒髪の少女。俺のクローンがこんなにかわいいはずがない
能力・戦法共に本家ウルヴァリンと同系統のスピードキャラだが、ウルヴァリンが固め重視ならばこちらは牽制重視。スピードに対して長めのリーチによる差し込みから持ち前の手数でガンガンコンボを伸ばしてゆくスタイルとなる。
Lv3ハイパーコンボの「サイレントキリング」を使用した出現攻めが強力で、二人目を撃破→三人目を出現攻めから撃破という流れは、動画で見ていると非常に爽快感がある。
スパイダーマン (スパイダーマン)
本名:ピーター・パーカー。クモの超能力を手にした悩めるヒーローにして、あなたの親愛なる隣人。日本国内メディア、カプコンVS.シリーズ双方でなじみ深いアメコミヒーローのひとり。
クモのウェブを軸にした動きが特徴的なバランス型キャラクター。弾速は遅いものの敵を拘束する飛び道具兼移動用ワイヤー「ウェブグライド」が特徴で様々なタイミングから相手に接近することが可能。
クモの糸で画面内を飛び回るその様は正にスパイダーマンと言った性能である。
マグニートー (X-MEN)
本名:エリック・マグナス・レーンジャー。磁界王の異名を持つ、MARVEL作品中最強クラスのミュータントであり、X-MEN最強の宿敵であるが、それはミュータントと人間の確執に悩むが故(事実、この作品より時系列が後と思われる本国のストーリーではX-MENに自ら投降し味方となっている)。
前作4強の1人であり、おおむねそのエッセンスは継承。判定の強い空中攻撃と見切りにくい空中ダッシュからの中下段が合わさった攻め性能は高い。また、新に全画面判定のLv.3ハイパーコンボ「グラビテーションスクイーズ」が追加された。
今作では空中強攻撃を飛行や空中ダッシュでキャンセルして何度も当てるループコンボが運び・ゲージ回収に優れていて多くのマグニートー使いが使用している。強キャラ候補ではないが、それでも他のキャラに比べると強い。
M.O.D.O.K. (キャプテン・アメリカ) ※本シリーズ初登場
本名:ジョージ・ターレトン。悪の組織に改造されたが、その組織をのっとって首領となったヴィラン。正式名称はMental Organism Designed Only for Killing(殺人だけのために設計された知的有機体)。
見た目からしてコミカルなキャラクター。各種不気味兵器による飛び道具設置型キャラクター。
チームエリアルコンボを利用したゲージ回収・ダメージ効率が非常に高い物の、本体のみで戦うには貧弱なのでチームに加えているプレイヤーは非常に少ない。動画で見かけたら活躍を祈ろう。
シーハルク (シーハルク) ※本シリーズ初登場
本名:ジェニファー・ウォルターズ・ジェイムソン。弁護士として活躍するハルクの従妹。大怪我を負った際ハルクから輸血を受け力に目覚め、悪と戦うことになる。
今作では各種移動技からの派生で画面狭しと走ったり飛び回ったりして、そこからラリアート・ボディプレス・ドロップキック・セントーンなどのプロレス技で奇襲する先鋒がメイン。
空中の相手を捕まえる「クリミナルランドリー」や向かってきた車を相手に投げつける「テリブルアクシデント」など、強力な投げ技も備えている為、ゲージを持ったシーハルクの近くは非常に危険。
ストーム (X-MEN)
本名:オロロ・マンロー。X-MENのサブリーダーで、天候操作能力を持つミュータント。天候と言っても雪や雷はもちろん宇宙嵐や太陽風なども操れる。
縦横無尽に空を駆け回り、攻撃範囲の広い天候操作能力で暴れ回る前作4強の一人だったが、今作では強力だった部分が調整されているだけでなく、システムとも噛み合わなくなっているので強キャラに含まれる強さではない。
DHCによる「アイスストーム」や空中ダッシュからの択一攻撃などは相変わらず存在するが、火力の低さと弱めの体力がネック。
フェニックス (X-MEN) ※本シリーズ初登場
本名:ジーン・グレイ……だが、正確に言えばそのジーンと融合した宇宙生命体フェニックス・フォースの方と思われる。なお、おそらく本作唯一の故人。X-MEN最初期メンバー、ファーストファイブの一人で、テレパシスト。前述のとおり宇宙生命体と融合し、その能力を得た。
体力の急速回復や、全ゲージ消費でダークフェニックスとして死亡から完全復活&パワーアップ(ただしグングン体力が減っていく)と言った個性的な能力を持っているが、平均的なコンボで即死する脆弱装甲。ただし、ダークフェニックス時の火力、弾幕性能はまさに驚異的でXファクターも合わされば相手の戦略を焼き尽くすことが可能な上級者向けと目されている。
弱点はダークフェニックス化する前は大した火力やリーチでは無い事と、ゲージが溜まる前に死ぬとそのままダークフェニックス化せずに死んでしまう所。その為、スナップバック(強制交代攻撃)で控えから引きずり出されて出現攻めを仕掛けられると体力の少なさからノーゲージでも倒されてしまう。
タスクマスター (アベンジャーズ) ※本シリーズ初登場/アンロックキャラクター
本名不明。ミュータントではない純粋人間だが、完全なる映像記憶能力と、その記憶から他者の技術を模倣する技能を持ち、様々なヒーローの技術を完全に身につけており、それを他人に伝授する能力と合わせて各組織から引く手数多な傭兵。本作でもその技術模倣を生かし、スパイディやキャップのモーションを(モーション使い回しではなく自己流にアレンジまでして)身につけている他、本作未登場のヒーローの技術も使用する。
なお、初出はアベンジャーズであるが、その後はデッドプールのヴィランとして活躍、デッドプールへの専用勝利メッセージからして本作の設定はその頃の様子。現在では敵とも味方とも言い切れない腐れ縁となっている。
また、「吾輩〜である」のコミカルな口調に和訳されているが、割とシリアスなキャラである。
性能としてはレバー後ろ強攻撃の「チャージングスター」が強力な他、「エイムマスター」による遠距離戦もこなせるので遠距離での牽制で動いた相手を突進技で仕留める戦術が基本となる。
センチネル (X-MEN) ※アンロックキャラクター
対ミュータントの為に開発されたロボ。大小多種多様なモデルが量産されており、ミュータントを発見・追跡しその能力を無効化する機能を持つ凶悪な性能でX-MENやスパイディを苦しめた。なお、本作のセンチはカプコンオリジナルデザイン。
前作では4強最上位と目されたが、今作でも性能はほぼ変わっておらず、他のキャラクターも強くなったので相対的に差は縮まっているが、それでも猛威を振るっていた。あまりに猛威を振るい過ぎ、タイトルアップデートで体力が3割ほど低下。さらにアルティメット版では全体的な性能低下により、ある程度落ち着いたキャラクターになった。
アシスト技の「センチネルフォース(体当たり)」が非常に優秀で、ガードさせて固めてもよし、ヒットさせてコンボするもよしと使い勝手のいい性能な為、本体は弱体化されているが前作から引き続いて愛用しているプレイヤーも多い。
シュマゴラス (ドクター・ストレンジ) ※DLC
触手に定評があるヴィラン。
異界の次元カオスディメンションの混沌の神であり、『相手にとって最も恐ろしいものに見える』というキャラでシュ。設定上はゲーム中最強レベルでシュが、日本語台詞の不釣合いなでシュまシュ口調の可愛らしさから愛らしさを感じるキャラでシュ。
前作では投げを使うと相手を触手で絡めとって体力を吸収するギミックがありまシュたが、今作でも健在でシュ。
さらにアルティメット版からHCゲージも吸収可能になったでシュ。
ダウンロードコンテンツなので動画でもあまり見かけないでシュが、「ミスティックスマッシュ」による高速中段や「ミスティックステア」によるコンボの拾い直しなど強力なパーツは持っていまシュ。
アシストの「ミスティックレイ」が画面前方全てをカバーする他、Xファクター中の「ミスティックスマッシュ」が見切れない速さになりまシュので、三番手に据えてるプレイヤーが多いでシュ。
ギャラクタス (ファンタスティック・フォー) ※本シリーズ初登場/ボスキャラクター
ビッグバン以前から生き残っているコズミック・ビーイング(宇宙的存在・MARVELにおける神に等しい存在)の一人にして、MARVEL史上最大最強のヴィラン。惑星を主食とするために善悪以前に「生ける災害」「宇宙の秩序の1つ」とも言うべき存在である。本体はエネルギー体であるため自由自在に身体サイズを変え、惑星サイズが標準という規格外っぷり。その強大さは、以前のシリーズでは「格闘家やヒーローが殴って倒せる相手ではない」と言う理由で、MARVELからボスにする許可が下りなかったほど。
まずは他のキャラクターをヘラルド(従者)として従えて差し向けて来て、それを撃破する事でギャラクタス本人と戦う事が出来る。VSシリーズ恒例の大型ボスキャラクター。バトル前に「SAVE THE EARTH」、タイムリミットが「EARTH LIMIT」と表示されるように地球を守るためのボスバトルとなり、負けると「EARTH K.O.」と表示されて地球が滅ぶ。
対戦中の性能も今までのボスと一線を隔す「即死攻撃」を持っている為、何も知らず適当に戦っていると負けかねない性能をしている。アルティメット版からオフラインモード限定で操作が可能になった。
CAPCOM側
リュウ (ストリートファイター)
信頼のMr.格ゲー。前作のタツカプ同様、ストⅣ仕様での登場。他格ゲー作品と本作を繋ぐ導入キャラクターとしての地位は揺るがず、牽制・対空・突進といった格ゲーの基本要素が詰まっている。しかし、今作は空中ダッシュを持っておらず、相手に素早く近づく手段が存在しない代わりに単独でもコンボダメージが高いパワーキャラに属している。
シリーズ通してお馴染みの「真空波動拳」は地上では真上に、空中では真下にも撃てるようになった。今作ではアシスト狩りのダメージが上がったのでさらに有用度は上がっている。
アルティメット版から大幅パワーアップされ、「波動覚醒」によるコンボの強化や「波動昇龍拳」による切り替えしの強化などが追加された。
春麗 (ストリートファイター)
信頼のMs.格ゲー。モーションは3rd登場時のそれに準じており、相変わらず機動力とリーチの性能の高さを武器に通常技の差し込みの強いキャラクター。「アメコミ」らしいエフェクトで代表技である百烈脚の見た目の印象が過去作品とは異なる。
アルティメット版からダウン拾いが可能になり、さらなるコンボが望めるようになったが、ジャンプキャンセルや溜め技の「スピニングホーネットキック」等他キャラにはあまり無い要素を多数使用するので玄人向けのキャラクターとなっている。
モリガン・アーンスランド (ヴァンパイア)
バランス型と思わせて非常に癖の強い。波動・昇竜に加え、ホップするダッシュ、や複数の軌道で動ける空戦力と不規則な軌道から降り注ぐ空中打撃が武器のテクニカルタイプキャラクター。
最大の武器は発動すると相手の背後に分身が現れて一緒に攻撃するようになる「アストラルヴィジョン」で、発動時に本体を攻撃しても分身の攻撃が消えないので相手は迂闊に攻撃できなくなる。
リュウ、春麗、豪鬼らストキャラを除くとVSシリーズの登場回数最多キャラでもある。
フェリシア (ヴァンパイア)
ヴァンパイア勢の中でのバランスタイプ。スピード型に分類されるが安定した扱い勝手は本作でもそのまま。
「ローリングバックラー」や「デルタキック」を使ったスピード感のある奇襲も出来る他、「キティ・ザ・ヘルパー」による崩しや守りなどゆっくりとした展開にも対応できる手広さを持っている。
アルティメット版では「サンドスプラッシュ」によるダウン追撃が可能になった他、空中で「デルタキック」が使えるようになった等、コンボ・立ち回りの安定性が増した。
クリス・レッドフィールド (バイオハザード) ※本シリーズ初登場
バイオハザード5時代のマッシブな姿で登場のクリス。通称ゴリス。
手榴弾や地雷といった設置武器や時間差攻撃で翻弄しつつ、各種銃器でオールレンジでも戦えるパワー型。
遠距離でマグナムやマシンガンをばら撒いてのらりくらりと牽制する事も出来るが、画面端で「火炎放射器」を絡めたコンボのダメージが大きい他、投げからも追撃できるのでインファイトになるまでの展開を作るのが面白いキャラクターとなっている。
ダンテ (デビルメイクライ) ※本シリーズ初登場
服装や技の構成からデビルメイクライ3登場のそれを踏襲したものとなっている。
大剣によるリーチの他、DMC3当時の各種アクションの多くを取りそろえており、技のバリエーションが非常に多い(他キャラの3~4倍)。
その技の多さから叩きつけ・ダウン拾い・多段ヒット技・突進技・ワープ等、数多くの技を持っているのでどんな状況にも対応できる他、攻め方も様々な方法が展開できる。
アルティメット版ではノックバックの増加やダメージの減少等、弱体化が激しく「なんでもできる」から「器用貧乏」になった感は否めないが、それでもアシストの「ジャムセッション」の使い易さや「兜割り」「ハンマー」の判定の強さ、コンボの長さによるゲージ回収率などの強みは残っているので、愛用しているプレイヤーは多い。
トリッシュ (デビルメイクライ) ※本シリーズ初登場
初代から登場するデビルメイクライのヒロイン。アニメ等の露出を経て参戦。魔剣スパーダを背負った2作目の隠しキャラクターの性能で登場。
x座標軸が合うと上方向への射撃が発射されるトラップ「トリック"ホップスコッチ"」や、設置場所に重なると一定時間捕縛するトラップ「トリック"ピーカブー"」等、トリッキーな立ち回りをできる技を持つ。
「ラウンドハーヴェスト」を使用したコンボは相手の拘束時間が長く、トリッシュ自身だけでなく他のメンバーと生交代からコンボを伸ばすことも出来る。
アルティメットでは「マキシマムボルテージ」がダウン追撃可能になったので火力がアップした。
アマテラス (大神) ※本シリーズ初登場
本作初登場の太陽神。イッスンも声で参戦している。移動の際草木が足下から生えたりと細かいエフェクトが美しい。実は狼なのだが、割と犬扱いされる。
「鏡」「勾玉」「剣」の3スタイルをリアルタイムで切り替えることで必殺技や通常技の性能が変わるキャラ。
映っている画面を覆いつくす程の攻撃範囲を持つ「荒神楽」が強力。対策を知らないと一方的にガードを強要される他、知っていても発生の早い広範囲攻撃なので、アマテラスがゲージを持っているだけで迂闊な行動がダメージに繋がる。
モード切替が必要なので操作面で覚える必要な事が多く、テクニカルなキャラクターに分類される。
ジョー (ビューティフルジョー) ※本シリーズ初登場
ダンテ・アマテラスに続く神谷英樹作品からの参戦。原作でのヒーロー好きは相変わらずで今回の参戦(MARVEL勢との邂逅)に最も喜んでいるであろう人物。原作どおりブーメランやいかにもな爆弾など、各種秘密道具を駆使する。
三段ジャンプから繰り出される強襲技の「レッドホットキック」や無敵時間が非常に長い「マックスピード」、相手をスロウ状態にする「ビューティフルゴッドハンド」からの中下段等、攻めに守りに立ち回りに必要な技は揃っていて、見た目以上にスタンダードな性能をしているキャラクター。ちなみに、タツカプ同様原作再現のため相変わらず三頭身。
トロン・ボーン (ロックマンDASH)
ライバルキャラクターの空賊・ボーン一家の長女であり、優秀なメカニック。手下ロボ・コブンたちを引き連れ、自身も数々のメカを製作・操作して戦う。スピンオフ作品では主役経験もあり。乗っているマシンの名前はグスタフ。
突進技の「ボーンストライク」を使った奇襲やコンボの他、「キングコブン」からの追撃を含めた火力の大きさが特徴。トロン自身の食らい判定が大きい事も相まって、殺るか殺られるか、そんな殺伐とした試合展開になる事が多い。
「昼食ラッシュ」は初段をDHCして別キャラに交代してもコブンの団体は発生する。ここから固定ダメージや特殊な技に繋ぐコンボに注目。
アルバート・ウェスカー (バイオハザード) ※本シリーズ初登場
バイオハザードシリーズの多くに登場するライバルキャラクター。野望に満ちたグラサンエージェント。本作では黒幕として大活躍した「5」の姿での登場。同じく「5」スタイルでの登場となったクリスと因縁の対決を再現する。
インファイター寄りのテクニカルキャラクターであり、「サムライエッジ」での牽制や「高速翻身」によるアシストとの挟撃等から相手を捕まえて、「覇砕双剛掌」等を絡めたコンボでダメージを取る。アシスト技の「サムライエッジ(下段)」も優秀な事もあって、幅広い強さを持つキャラクター。
アルティメット版ではサングラスによるステータス変化が追加されたが、「獄突」の無敵が削除された為、強キャラからは一歩引く性能となっている。
スペンサー (バイオニックコマンドー) ※本シリーズ初登場
ワイヤーアクションゲームとして知られるゲームの主人公。(元々はヒットラーの復活の海外版だった)
今作ではワイヤーにより移動・引き寄せ・相手に引っ掛けての接近などのトリッキーなアクションがこなせるキャラとなっている。
このキャラクターの代名詞と言ってもいいゲージ技の「バイオニックランサー」は非常に無敵が長い上に前方に突進する技なので、暗転返し・差し込み・ぶっぱ・ハピバ時等何でもゴザレ。迂闊な行動は全てランサーの餌食となる。
「ワイヤーグラップル」の強版(真上に飛ばすモーション)から派生した「リールインパンチ」は固定ダメージとなっており、スペンサーでコンボをする時は如何にこの技をコンボの終盤で当てるかが鍵となる。
アルティメット版ではワイヤー移動の速度が向上、ダウン拾い可能な技も追加され大幅強化となった。
アーサー (魔界村) ※初プレイアブル化
100万回やられても負けない、激ムズアクションゲームの主人公。
今作ではオリジナルから抜け出てきたかのようなアクションで、跳んで、投げて、魔法を詠唱して戦う飛び道具系キャラクター。
基本的には「短剣」や「ヤリ」を投げて牽制して、慣性を無視して落下するジャンプS攻撃で切り込むのが基本となるが、ダッシュができないので簡単に間合いを制されてしまうのが弱点。
「ヨロイ装着」で覇王の鎧を装着すると全ての必殺技が強化されて弾速・威力がアップする。この状態でXF3を発動すると「焔のヤリ」を連発するだけで即死コンボになる他、「焔のヤリ」のガード硬直が非常に長いので一度でもガードしてしまうとそのまま死ぬまで削り殺されるという凶悪な性能となる。アレンジコスチュームでは死亡モーション再現のガイコツになる。
ゼロ (ロックマンX) ※本シリーズ初登場
苛烈な剣技で相手を攻め立てるイレギュラーハンター。同じくイレギュラーハンターであるエックスとは親友である。
メイン武器は背中に背負ったゼットセイバー。「飛燕脚」や「雷光閃」で縦横無尽に飛び回り、セイバーを使った自在な攻撃で相手を捕まえる。
そして一度捕まったが最後、画面端まで運ばれてそこから「双幻夢」からの「雷光閃」を当て続けるループコンボで死ぬまで浮かされ続ける。その凄まじさは海外でTAによる永久コンボが見つかった際も「ゼロより不快じゃない」と言われた程。
「ハイパーZEROブラスター」や「破断撃」等の遠距離攻撃も備えており遠距離でも十分戦うことが出来る。
C・ヴァイパー (ストリートファイターⅣ) ※本シリーズ初登場
本名不明。シャドルーを追跡する、CIAのエージェント(本作にはシャドルー出てこないけど)。
「セービングアタック」や各種EX技等、ストIVのシステム技を備えている他、ハイジャンプに使用していたジェットブーツによる空中ダッシュや2段ジャンプのように丁寧に原作のイメージを残しつつMvC3に合わせた性能となっている。
「セイスモハンマー」「EXバーニングキック」による拾い直しを含んだコンボ火力が高い上、「EXセイスモハンマー」の全身無敵や「EXサンダーナックル」の飛び道具無敵は切り返しや差し込みにも強い。ゲージの燃費が悪いので、そこをフォローできるチームメイトと組みたい所。アルティメット版では目からビームが出せるようになった。その名も「オプティックブライト」。
マイク・ハガー (ファイナルファイト) ※本シリーズ初登場
超犯罪都市メトロシティの市長。ストリートファイターZEROシリーズに参戦できず、参戦が予定されていたカプコンファイティングオールスターズがお蔵入りになるなどの憂き目に遭っていた・・・が!遂に参戦が確定した。
強力な特殊技である「スチールパイプ」や「ダブルラリアット」を使用すると体力が減るなど、ニヤリとする再現が散りばめられている。
このキャラクターの特徴はなんと言っても「ダブルラリアット」。自身の切り返しとしては勿論、アシストで出しても出始めは完全無敵なので、本体はガード→ダブラリヒットからのコンボと言う攻防一体の切り返しが防御系アシストの中でもかなり使いやすい部類となっている。
豪鬼 (ストリートファイター) ※アンロックキャラクター
もはやお馴染みの拳を極めし者。X-MEN Children of The AtomでMARVELとの初コラボレーションを果たした流れが本作まで続いている為、シリーズの立役者とも言える。
原作同様の「斬空波動拳」での牽制だけでなく、アルティメット版から空中でも使えるようになった「百鬼襲」で空をも翔る。「竜巻斬空脚」からの拾いや「滅殺豪波動・吽形」によるアシスト狩り等、空中ダッシュこそ無いが様々な立ち回りをこなせるキャラクター。
「天魔豪斬空・阿形」を絡めたコンボの火力も高く、いつも通り「体力以外高水準」なキャラクターとなっている。
レイレイ (ヴァンパイアハンター) ※本シリーズ初登場/アンロックキャラクター
異形転身の術を使用し、ダークストーカーとなった16歳の少女。
数々の暗器を使用した攻撃方法はVSシリーズ初参戦となる本作でも健在。レイレイが投げるものの中には、今では懐かしの弥七なども存在する。
姉のリンリンはポケットファイター&パズルファイター仕様で登場。アレンジコスチュームで人間状態の姿を見ることが出来る。
「離猛魂」を使用すると一定時間スーパーアーマーとなり、この状態中に交代してアシストで呼び出した際も効力は継続する。この状態はリモコンレイレイと呼ばれ、攻撃を受けても突っ込んでくるアシストは稼動初期に猛威を振るった。今でも強いアシストではある。
しかし、本体性能が本作を代表するレベルの弱キャラであり、このゲームに必要な「火力」と「機動力」が全く足りていない。その為、上記の強力なアシストが存在してもチームとしての総合力を考えるとレイレイをメンバーに加える人は多くない。勝利ポーズが可愛いから入れる。
アルティメット版では投げるものの種類が追加され、雪だるまやモンハンのアイルー人形等が存在する。
ジル・バレンタイン (バイオハザード) ※DLC
初代から登場しているバイオシリーズの主人公の一人。
シリーズごとに服装や髪型が変わるが、今回は5のコスチュームで登場。
前作ではゾンビやカラスを呼び出して戦場をラクーンシティと化していたが、今作では全てのモーションが一新、スピーディな動きで戦うキャラとなっている。
構えモーションである「獣性」からの移動や派生攻撃で立ち回りやコンボを組み立てていく他、各種移動が速くて「マシンガン掃射」の無敵も長いので、防御性能の高いキャラクターになっている。
火力が足りない上に体力も低く、さらにはDLCなので非常にレアキャラ。このキャラクターの活躍を見れる場は少ないだろう。
ULTIMATE MvC3追加キャラクター
MARVEL側
ゴーストライダー (ゴーストライダー) ※シリーズ初登場
本名:ジョニー・ブレイズ。MvC2以前に登場した魔王の息子・ブラックハートを倒すため、悪魔と契約し、燃える髑髏の顔を持つヒーロー。名の通り、ゴーストの姿で、炎の車輪を持つバイクに乗って戦う。
その燃える眼窩は、犯した悪事と他人に与えた苦痛の全てを本人に舞い戻らせる贖罪の目である。
リーチの長いチェーン攻撃を中心に、遠距離戦を得意とするキャラクター。何か攻撃を引っ掛けて通称「いいチェーン」こと「咎めの炎鎖」に繋いで再度拾いなおすのが定番のコンボ。特にジャンプS攻撃が中段・長いリーチ・多段ヒットとなっていて使いやすい。
しかし、追択の下段が使い辛い・火力も伸び辛い・真上の相手を捕まえ辛いと結構欠点を持っているので、対策をされればされる程辛いキャラクター性能にをしている。
コンボが簡単なため上に初心者にも使いやす為、初心者狩りの定番キャラと言われている。逆に、このキャラクターと相応に立ち回る事ができるようになれば初心者脱出と言えるだろう。
ホークアイ (アベンジャーズ) ※シリーズ初登場
本名:クリント・バートン。特別な力は持たず、世界一の射撃の腕前だけで戦うヒーロー。無印MvCでタスクマスターが使用した弓の技術は、彼を模写したものである。登場初期はヴィランだったが、社長に出会った事を切っ掛けにヒーローに転向した。
豊富な種類の飛び道具を持ち、「クイックショット【グレイハウンド】」は本体でもアシストでも優秀な必殺技。
ゲージ技の「ギムレット」が特に強力で、全画面ホーミングと言うトンデモ性能をしている。飛び道具をばら撒いた立ち回りから、相手の隙を見つけて「ギムレット」を差し込むのが基本戦法。アシストが優秀+ゲージが必要と言う事で、大将に据えられる事が多いキャラクターとなっている。
ドクター・ストレンジ (ドクター・ストレンジ) ※シリーズ初登場
本名:スティーブン・ヴィンセント・ストレンジ。チベットの魔術師、エンシェント・ワンの弟子であり、地球最強の魔術師。MvCシリーズには本作のヴィランであるシュマゴラスが登場し続けていたが、UMVC3でとうとう主人公の参戦が決定した。ドーマムゥと合わせて原作チームが再現出来る。
設置技の「アガモットの目」や「ホゴスの加護」によって強化される「ファルティンの炎」など、様々な飛び道具を得意とするキャラクター。特殊技である「インパクトパーム」を何度も当てる通称「インパッパループ」が強力で、膝崩れダウン→ストレンジに交代→インパッパループ→3ゲージ技「アストラルマジック」と言うコンボは難易度が高いが一度触った相手をそのまま倒してしまう爆発力を持っている。本体の動きは遅いがアシストも非常に優秀なので、特殊な運用方法が求められる。
アイアンフィスト (アベンジャーズ) ※シリーズ初登場
本名:ダニエル・トーマス・ラン・カイ。新生アベンジャーズの一員で、伝説の都市クン・ルンで拳法を学んだカンフーマスター。強力なヒーリングファクターと、神龍の力を体内に宿す。
絵に描いたようなインファイター。地上戦での踏み込みが脅威的で、ダッシュからの中攻撃は最もズームした画面であれば端から端まで届く程。S攻撃が地上の相手にしか当たらないという特徴を持つ他、必殺技を他の必殺技でキャンセルできたり膝崩れから追撃できたりするので、他のキャラクターとは大分コンボの毛色が異なっている。
コンボ火力が非常に高く、触るのが大変な代わりに一度触るとそのまま倒しきる火力がこのキャラクターの魅力でもある。
ノヴァ (ノヴァ) ※シリーズ初登場
本名:リチャード・ライダー。宇宙の平和と正義を守るノヴァ・コープスの一員。元々は普通の高校生だったが、瀕死の宇宙人からノヴァの力を託され、ノヴァに変身できるようになった。昔「MARVEL SUPER HEROES」のサノスステージの背景にいたこともあるが、格闘ゲーム本格参戦は今回が初めて。
特定の必殺技は回復可能体力ゲージ(赤ゲージ)を消費して強化される特徴を持つので、交代して回復に回すか消費して攻めに回すかはプレイヤーの判断力が問われる。空中ダッシュによる高速中段や屈み中攻撃による奇襲、立ち弱攻撃による対空能力等、通常技に優秀な物が揃っている上に「センチュリオンラッシュ」や「ノヴァストライク」等のコンボパーツも完備していて使い易いキャラクターとなっている。
何故か空耳が多いキャラクターで「カタメテポン!」「オワッタァ!」「パワーオブザノッヴァフォース!」等のセリフが赤字で書かれている。
ロケットラクーン (スターロード/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー) ※シリーズ初登場
強化手術によって高い知能を得たタヌキアライグマ。スターロードが組織するチーム「ガーディアン・オブ・ザ・ギャラクシー」の一員。
戦闘のプロで、トラップの設置も得意。結構口が悪い。
トラップの一つのロープで吊り下げた丸太で攻撃する「ログトラップ」こと「ペンデュラム」が攻撃範囲が広い上に壁バウンドを誘発するのでアシストとして非常に強力。キャラクターの小ささも相まって相手の攻撃を潰しにくく攻撃を潰されやすい攻撃になっている。
各種トラップ、特にゲージ技の「マッドホッパー」による防御性能が高く、3ゲージ技の「ロッキーラクーン」の性能も良いが、体力がフェニックスの次に低いグループ(75万)なので、うまく立ち回らないとあっさりやられてしまう。
CAPCOM側
ストライダー飛竜 (ストライダー飛竜)
戦闘・諜報のプロフェッショナル集団「ストライダーズ」において、最年少で特A級の資格を得た最強の暗殺者。旧シリーズでも登場した人気キャラクターである。
スピードと手数で相手を圧倒するキャラクター。アシストでは「ヴァジュラ」が優秀で、空中の相手を引き摺り下ろすのに使われる。3ゲージ技の「ウロボロス」が強力。XFと合わさると7秒間の間、一方的な固めと崩しが始まる。弱点は火力と体力の低さ。前者はXFで補えるが、後者はアシスト狩りなどに巻き込まれるとあっと言う間に死んでしまうので慎重な運用が必要。
レッドアリーマー (魔界村) ※シリーズ初登場
魔界村において、アーサーの前に立ちはだかった赤い悪魔。数々のプレイヤーが魔界村の1面で辛酸を舐めさせられたであろう、みんなのトラウマ。格闘ゲームとしては「SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS」にも登場しているが、本シリーズには初登場で全く異なる性能をしている。
コマンド入力による一風変わった軌道の空中ダッシュを持つ、トリッキーな空中戦を得意とするキャラクター。エリアルから「ヘルボヤージ」で画面端まで運んで、高い崩し能力を生かして倒しきるキャラクター。「ルナミスボディ」を発動するとスピードアップするので、崩しがさらに見えなくなる。XF3+「ルナミスボディ」中のレッドアリーマーの速さは操作が大変なレベル。
ネメシスT型 (バイオハザード3) ※シリーズ初登場
『追跡者』と呼ばれる、タイラントタイプのクリーチャー。寄生生物「ネメシス」を体内に宿しており、『バイオハザード3』では何度も姿を変えながらプレイヤーを襲った。「スタァーズ…」と呟きながら執拗に襲いかかってくるネメシスが印象に残っている人も多いだろう。VSシリーズには初めての登場。
外見通りのパワーキャラ。体から触手を生やして広範囲を攻撃するジャンプ強攻撃から、手にしたロケットランチャーで殴りつける「P/A」を絡めた基本コンボは、他キャラクターの基本コンボに比べると10万以上ダメージが高い。砲撃する「W/R01A」のお陰で意外に中~遠距離戦もこなすことできるが、防御技を持たないので捕まる前に捕まえないと相手の攻撃から抜け出せなくなってしまう。アシストやDHCはやや使いにくい上、アシストが無いと立ち回りに難があるので、先鋒に特化したキャラ。
バージル (デビルメイクライ3) ※シリーズ初登場
デビルメイクライの主人公、ダンテの双子の兄。「閻魔刀」という日本刀を使って戦い、銃は使わない。ダンテと異なり、自分の体に流れる悪魔の血を受け入れ、悪魔として生きる道を選んだ。VSシリーズには初めての登場。
ゲージ技「幻影剣」の性能が凶悪。ゲージがある限り、一方的に攻め続けたりコンボを続けたりすることが可能。XFとの相性も良いので、最後の一人になってもバージル一人で逆転できてしまう強さを持っている。他にもリーチが長くつなげ易い通常技やワープ技の「トリックダウン」、めくり技の「疾走居合」等全ての技が高水準で揃っているので、このゲームで強キャラと言われれば真っ先に候補に上がるキャラクター。唯一の弱点は空中制御技が兜割りしか無いので出現攻めを防ぐ手段を持たない事。そこで倒しきれなければバージルのターンが始まる。
成歩堂龍一 (逆転裁判シリーズ) ※シリーズ初登場
英語版では「フェニックス・ライト」。『逆転裁判』1~3の主人公。普段はどこか頼りないが、追いつめられると「発想の逆転」を武器にして、奇跡のような逆転劇を見せる敏腕弁護士。まぎれもない一般人で戦闘力はないはずだが、助手のマヨイちゃんを引き連れて格闘ゲームに堂々参戦した。特殊な必殺技の「さがす」で正しい証拠品を3つ集めて逆転モードに移行するという特殊なシステムを持っている。
通常の探偵モード・法廷モードでは最弱キャラクターと言える。「マヨイちゃんっ!?」や「静粛に!」は中々の性能をしているが、逆に言えばそれしか無い。しかし逆転モードに移行さえできれば、各種必殺技が強化される上、全ての強攻撃が巨大な指状のオーラを突きつける攻撃となり、攻撃力もリーチも最強クラスに変身する。
そして何よりこのキャラクター最大の見せ場は逆転モード中のみに発動できる3ゲージ技の「逆転裁判」である。人間どころか神も悪魔も裁判で裁いて有罪にするトンデモ技。性能面もトンデモ性能をしており、暗転前10F(完全無敵)+暗転後0Fという発生でほぼ全画面判定な上にダウンも拾う・ダメージ補正無視の60万ダメージとこれでもかと言うほどの高性能技になっている。
逆転モードに入れるかどうかが全てと言っても過言ではないので、そこまでのプロセスに注目したいキャラクター。
フランク・ウェスト (デッドライジング)
コロラド州ウィラメッテで起こったゾンビ事件を取材したフリージャーナリスト。ゲームでは、レベルアップを重ねることで人間離れした戦闘力を身につけていき、ゾンビ達を圧倒する。数々のプロレス技や、ウィラメッテで戦ったサイコパス達の武器を使用してヒーローやヴィラン達と戦う。VSシリーズでは『タツノコvsカプコン アルティメットオールスターズ』以来の再登場。
「スナップショット」で写真を撮影するとヒット数分の経験値が溜まり、経験値が一定数に達するとレベルが上がる。最大でレベル5まで存在し、レベルが上がると必殺技が追加されるだけでなく、通常技の性能もレベルに応じて武器を持ち替えて性能が上がっていく。レベルの上げ方と主流なのはチームエリアルから「ニードロップ」で叩きつけてから写真を撮るパターンとDHCで「CASE:WEST」を空かして写真を撮るパターンがあるので、どのようなコンボでレベルを上げるかに注目したい。
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