アイザッククラーク
アイザック・クラーク(Isaac Clarke)とは、
Electronic Arts発売のホラーTPS「DeadSpace」シリーズ本編の主人公であり、宇宙最強のエンジニア兼豆腐。
CV:ガンナー・ライト(Gunner Wright)
通称はアイザックさん・( 三)・( 圭)・[ ¥]etc・・・スーツの数だけ一行AAがある。
本来は上級エンジニア兼通信技師で、Concordance Extraction Corporation社(CEC)所属のしがないサラリーマンであり、スーパーソルジャーでも伝説の戦士でもない。(←コレ重要)
作中年齢は「1」で43歳。三年後の惨劇を描いた「2」では46歳となっている。(が、若返った)
「3」は西暦2514年とのことなので、何と49歳。
また、DSシリーズ以外のEA作品への外部出演も多く、国内メーカーのコトブキヤ等からスタチューやフィギュアが発売されるなど、国内外でも人気の高さが伺える。(本来DSシリーズは3を除いて日本公式発売なしなのだが・・・)
なお、名称はSF三大巨匠のアイザック・アシモフ、ロバート・A・ハインライン、アーサー・C・クラークの内二人から引用。
後述の両親の名もSF作家のポール・アンダーソン及びオクタヴィア・E・バトラーに由来。
アメリカ東海地方の出身。宇宙開発・テラフォーミングが進んでる本作の世界観では割と珍しい地球出身。
※余談だがモバイル版のヴァンダル(ケリー・ノートン)が宇宙船、タイラー・レディコフは火星出身。また、幾つものコロニーが存在し、3の主要人物の一人カーヴァーの家族が住んでいたUxor等がそれ。
「1」や「Extraction」の舞台の一つであるイージスVIIでも一時CECの手によりコロニーが建造されている。
両親は著名な建築家で、造船設計者でもあるポール・クラークとオクタヴィア夫妻。
父ポールはアイザックが幼少期の頃にGalactic Union Marine Corp社(GUMMC)の要請で宇宙勤務になってからの足取りは不明。
地球政府が絡んでいるらしく、行政命令で機密扱い。実際にアイザックは後にコンタクトを取ろうとしたが、一蹴された模様。
また、母オクタヴィアは夫の宇宙勤務の後に鬱病等で精神に失調をきたし、一時は精神科で治療を受けていたがChurch of Unitology(以下ユニトロジー教会)に入信。
家財の大半を注ぎ込んだもあって、一般信者では高位の「Vested-Level」となっている。
※この事がアイザックのユニトロジー教会への嫌悪の原因になっている可能性がある。
学生時代のアイザックは機械学・電気学エンジニアを専攻。これらの分野で高い成績を挙げており有名学校への推薦もあったが、
財政上の理由(恐らく母オクタヴィアが原因)からマイナーな学校へ入学、学校側から授業料や財政の助けを得て通っていた模様。
卒業後は商船海兵隊に入隊。マイナー校出身にも関わらず機知に富んだエンジニアとして評価され、入隊から二年後には主要航路に近い部分を任されるほどの地位だった。
除隊後は上述のCEC社所属のエンジニアとして勤務。
その間にニコール・ブレナンと出会い、ウェルズ級採掘宇宙船「USG Ishimura」へ推薦までの2年間同棲していた。
尚、ニコールが「Ishimura」に転属できたのはアイザックの推薦によるもの。(2のプロローグ参照)
※コミック版では一時アイザックも「Ishimura」勤務していたこともあり、その内情を知っていた(特にユニトロジスト関連)為、「2」とは逆にニコールの転属に反対していた。
以上の経歴は、「1」クリア後に閲覧できるザック・ハモンドのCEC上部宛テキストログから。
そして、西暦2508年に起きた「USG Ishimura」での事件=「DeadSpace」から彼の運命は激変してしまう・・・。
恋人ニコールからSOSとも取れる映像ログを受けたのを理由に、
イージスVII星系で採掘作業を行なっていたCEC所属の「USG Ishimura」からの修復要請にザック・ハモンドやケンドラ・ダニエルズ等と共に志願。
しかし、「USG Ishimura」内部は既に死体と死臭で溢れ、異形の化物・ネクロモーフが跋扈する地獄と化していた。
彼はネクロモーフを「解体」しつつユニトロジストで残念ハゲのマジキチ博士チャールズ・マーサーの妨害がありながらも、ニコールの捜索・船のシステム修復に奔走するが、
次第に状況が絶望的であることが明らかになり、一応の上官にあたるザック・ハモンドの提案でCECに見切りをつけ、「Ishimura」脱出の手段を模索することに。
(間接的に)ハモンドのせいで地球政府軍の巡洋船「USM Valor」までもが「Ishimura」に墜落、
更に「Valor」のクルー達もネクロモーフ化してしまうが、これがきっかけで脱出の足がかりを得ることになる。
ハモンドはアイザックの目の前でネクロモーフに惨殺されてしまうが、代償としてショック・ポイント(本シリーズにおける、所謂ワープ航法技術)に必要な特異点装置を入手。
その後、数少ない生存者の一人である割と頭が残念なテレンス・カイン博士により、「Ishimura」で起きた惨状は採取した建造物「Red Marker」、そしてイージスVIIに巣食う巨大ネクロモーフ「ハイブ・マインド」によることが知らされる。
カイン博士によると「Red Marker」をイージスVIIに戻せばこの状況が収まるとのことで、彼に協力することに。
しかし、脱出艇に「Red Marker」を収容した所でカイン博士がケンドラによって射殺される。
実はケンドラはCECではなく地球政府のスパイで、「Red Marker」─厳密には200年前に地球で作られ、そしてイージスVIIに放棄された「Marker 3A」を回収するための工作員だった。
直後、そこまでに1度だけアイザックの目の前に現れ、協力してくれたニコールが再び現れる。
そして彼女と共にケンドラから脱出艇と「Red Marker」を奪還。
イージスVIIに向かい、「Red Marker」の封印に成功・・・と思われたがケンドラが姿を表し、再び「Red Marker」を奪われてしまう。
ケンドラはアイザックの知らなかった事実を明らかにする。それは、アイザックに送られたニコールの映像ログの続き。
ニコールは、ネクロモーフの大量出現から間も無くして自殺─物語開始時点で既に死んでいた。
そして、直前まで行動を共にしていたニコールは「Red Marker」が作り出した幻覚であり、アイザック自身の願望が生み出したものだった。
この痛ましい映像と現実を突き付けられたアイザックだが、ケンドラに「Red Marker」を持ち去られない為に再び追いかけだす。
だが、ケンドラが脱出艇に乗り込もうとした直後、「Red Marker」によって行動を抑制されていた「ハイブ・マインド」が活性化。
ケンドラを文字通り「磨り潰し」アイザックをも食らおうとするが、アイザックは「ハイブ・マインド」を辛くも撃破。
脱出艇に乗り込み、同時に小惑星が墜落したイージスVIIを見下ろしながら脱出する。
しかし、「Red Marker」は小惑星激突による自身の破壊の前に、次の手を打っていた。
それは、自身と接触したアイザックの脳にマーカーシグナルを埋め込むという…。
そして、宇宙に出た脱出艇で再びニコールの映像ログを閲覧するアイザック。
ログを停止し誰もいない隣座席に目を向けると、血塗れのニコールが…。
尚、全チャプターの頭文字を繋げると『NICOLE IS DEAD』となる。
「USG Ishimura」で起こった惨劇は表向き「テロリストによる虐殺」とされている。
後に「USG Ishimura」は「CEC威信の象徴」として回収され、後述の「タイタンスプロール」にて安置される。
また、本作から「2」までの間に「Aftermath」(本作の登場人物ノーラン・ストロースは後に「2」にも登場)や「Salvage」と言った騒動も発生している。
「USG Ishimura」の悪夢から3年。イージスVII宙域で漂流しているところを救助された・・・が、
「Red Marker」によって植え付けられたシグナルが原因による特殊な認知症を患い、土星の衛星軌道上に建造された宇宙ステーション「タイタンスプロール」の精神病棟に隔離される。
また、作中メンチビームと恨み節を放つニコールの幻覚を何度も見ることに悩まされる。QTEで殺害されかかることもしばしば。
この認知症が原因で「Ishimura」の事件から3年間の記憶が無い。
しかし、突如として「スプロール」全域にネクロモーフが大量発生。
この混乱に乗じて「Ignition」に登場する主人公の一人、フランコ・デリールによって救助される。
が、直後にアイザックの眼前でインフェクターに殺害され、ネクロモーフ化してしまう。マジ哀れ。
そして、デイナ・ル=グウィンの手引きにより精神病棟から脱出。
デイナはスプロールの監督官である「ハンス・タイドマン」が「アイザック達を利用して「The Marker」をスプロールに建造したため、ネクロモーフが大量発生した」、「自分の元に来たら認知症の治療が可能」とアイザックに述べ、
アイザックは信用出来ないながらも、「Ishimura」の事件と同様ネクロモーフを再び「解体」しながら数々の死線を掻い潜り、合流に成功する・・・が、直後に拘束される。
実はデイナはユニトロジスト(それも教会スプロール支部の代表者のガチ宗教キチ)であり、アイザックの脳内にある「シグナル」を手中に収め、自ら「The Marker」を建造する目論見だった。
また、前述の「ネクロモーフ発生はタイドマンのせい」と言うのは実は半分嘘で、モバイル版では「協会の為」と言う理由から詳細を知らせず工作員ヴァンダルを利用して隔壁を解除することで、本来中央区画に押し留められていたネクロモーフを一般区画にまで誘導したことが明らかになっている。
信仰心の高いユニトロジストとは言え、ヴァンダルはこの暴挙に[#三]<生還したら教会のやらかしたことを全部暴露してやる!ブッ殺してやる!とブチ切れている。…結果的に叶わなかったが。
※余談だがヴァンダルの残したオーディオログは終盤の採掘区画で二つ入手出来る。
その内の一つ「#5」となっているのはヴァンダルが残した計5つの内、最後のログで、リアクター突入決行時のもの。
しかし、ユニトロジー教会の動きは実はタイドマン側に筒抜けであり、アイザックがステイシスベッドに放り込まれる直前にガンシップが襲撃・デイナ達を射殺。
アイザックはこの時のドサクサで、ネクロモーフごとガンシップを破壊し生き延びたが、殆どどん詰まりの状況に陥ってしまう・・・。
しかし、精神病棟脱出時から何度か接触してきたノーラン・ストロースに「「The Marker」を作ったのが自分達なら、破壊することも可能。そして中央行政区に存在する」と知らされ、自らの生存だけではなく「The Markerの破壊」も目的として再び走りだす。
その最中にCEC所属の重機パイロットであるエリー・ラングフォードとも出会い、当初は警戒されていたもののお互いの生存を賭けて協力し合い基本的に別行動を行うものの、時には共同作業も行う。
しかし、(元々追われる立場だったとはいえ)「The Marker」を重要視するスプロール監督官ハンス・タイドマンと対立。
生命維持装置のシャットダウン等、様々な妨害を受けつつも中央行政区に向かうべく奔走する。
だが同じくシグナルを抱えるストロースは次第に情緒不安定になり、結果的に発狂。
アイザックに3つの「ステップ」を示すものの、自分勝手な願望のためにエリーの右目を抉り取り、更に採掘区画でアイザックにも襲いかかる反撃を受け死亡。(ちなみにストロースの死体に攻撃すると彼がどんな幻覚を見ていたのか解るオーディオログが手に入る)
尚、ストロースの脳にシグナルがあるのは、「Aftermath」において回収した「Red Marker」の破片が機能したことによるもの。この影響で妻子を殺害し、精神病棟にアイザックさんと仲良くブチ込まれていた。
また、この採掘区画でニコールとの最後の問い詰めで「君の死を認めてしまったら、俺は全てを失ってしまう」と言う本音を吐露し、幻覚とは言えニコールと和解。
中央行政区でガンシップを発見するが遠隔操作でエリー一人を脱出させ、たった一人で「The Marker(Gold Markerとも)」の破壊に立ち向かう。
タイドマンはアイザックの進行を止めるためのセキュリティチーム200人を配備するが、サイバトロン並のザル警備で逃してしまい、電力を落とされ隔壁が開放された為ネクロモーフが乱入し、全滅。
更に大量のネクロモーフが「The Marker」の元に集い、「収束」を開始。
アイザックはニコールの導きにより、ストロースの言っていた「ステップ」─マシンによって脳内のマーカーシグナルを活性化させ、「The Marker」の脅威となる存在と化す。
同時に不死のネクロモーフ「ウーバーモーフ」から追われながらも「The Marker」の元に向かうが、重症を追いつつ生存していたタイドマンと遭遇。
ジャベリンガンを二度を受けるも、タイドマンから逆にジャベリンガンを奪い殺害。(アイザック自らの意思で人を殺したのはこのシーンが初)
重症を追ったアイザックはニコールの幻影に抱かれるように・・・「さぁ、死の時だ!」と突如告げられ、マーカーシグナルを吸収されたと同時に、舞台はアイザックと「The Marker」の精神世界へと移行。
これまで登場してきたニコールの幻覚は「アイザックの罪の意識の具現」であると同時に「The Marker」そのもの。
「The Marker」がこれまでアイザックを導いてきたのは「収束」と同時に、自らを生み出した「Maker」=アイザックを取り込むことで完全な再生が出来るというものだった。つまり「騙して悪いが」
信じてきたものに裏切られたアイザックは「そのクソッタレなMarker(墓石)ごとぶち壊してやる!!」と叫び、精神世界内において「The Marker」を撃破。現実世界においても「The Marker」は崩壊する。
同時にスプロールの動力であるリアクターが暴走による炉心溶融を開始。
※モバイル版でリアクターと大型ネクロモーフが一体化しており、元々不安定な状態だった。ヴァンダルが撃破したことにより一時安定したが、「収束」の開始と同時に再び不安定化した模様。
信じるもの全て失い、タイドマンのジャベリンガンによる攻撃で重症を負ったアイザックはそのまま目を瞑り、スプロールと運命を共にする・・・筈だったが、突如として「大馬鹿野郎!!」と通信してきたのは脱出させたエリー。
「The Marker」施設の天井を破壊し、アイザックに脱出を促す。
結果的に「タイタンスプロール」は爆破・崩壊したが、アイザック・エリーは生還。
一息ついたアイザックは恐る恐る隣座席に目を向けると・・・「何よ?」
尚、スタッフロール後に「スプロール」を含め、この時点で12もの「The Marker」が建造されていたことが明らかになり、「3」では更なる数の「The Marker」施設が建造されている。
「タイタンスプロール」の事件後、政府・教会双方に追われてることもあり、全てから逃げるようにルナコロニーで落ちぶれた生活をしていた。家賃滞納までやってて追い出される寸前のヒキニートっぷり。
しかし、過去に二度「The Marker」を破壊した経験上、
暴走したユニトロジー教会を制御出来なくなった挙句、半ば壊滅状態に陥った地球政府軍所属ロバート・ノートン大尉(エリーの今カレ)とジョン・カーヴァー軍曹らは、アイザックの元カノであるエリー・ラングフォードから「アイザックなら状況を打開できる」と捜索を依頼を受け、半ば強制的に連れ出す。
同時にユニトロジスト過激派で数々の政府管轄コロニーを攻撃し壊滅に追い込んだジェイコブ・ダニックの計画の邪魔として命を狙われることになる。
紆余曲折はあったものの、200年前に地球政府と分離戦争を繰り広げたソブリン・コロニーの軍隊「S.C.A.F.」管轄で、惑星タウ・ヴォランティス軌道上に位置する廃宇宙ステーション「CMS Roanoke」にてエリーと再会。そしてアイザックの目の前でロバートとキスする。爆発しろ。
そして、本作の舞台となるタウ・ヴォランティスこそが「The Markerの故郷」ということを知ることになる。
しかし、ある理由から「CMS Roanoke」やS.C.A.F.管轄の宇宙船に引き上げられていた200年前の死体がネクロモーフと化しており、これらを三度「解体」・「破壊」しつつ、ロバートらとの不和がありながらも最大の目的であるタウ・ヴォランティス突入の為に奔走することになる。(CO-OPキャンペーンではジョン・カーヴァーが同行し、共に戦うことになる)
だが、タウ・ヴォランティス突入時に宇宙船が損傷、アイザック(CO-OP時はカーヴァーも巻き添え)はエリー達と分断されて墜落。
更にこの時のショックでそれまで装備していたEVAスーツが損傷、心身もボロボロの状態になりながらもエリー達の足取りを追うことになる。
本当にどうでもいいけど足が怪我するわ、アイザックにアホ呼ばわりされるわ、脳天直撃セガサターンで死ぬわ、死体が大抵イジられるわのローゼンさん可哀想です。
道中スノウビーストやネクロモーフの襲撃に遭いながらも発見したS.C.A.F.中継基地でアークティックサバイバルスーツを発見し、装着。(あるいはEVAスーツ修復)
タウ・ヴォランティス上のS.C.A.F.駐留部隊に何があったかを知ることになりながらも、エリーとそのチームの再会に成功。
「The Marker」と、その研究をしていたDr.セラーノの足取りを追うべく「ネクサス」研究施設に向かおうとした矢先、ダニック率いるユニトロジスト強襲部隊の襲撃を受けるハメに。
「何故、ダニックが自分達を追跡出来たのか」という疑問を呈しつつも、辛くも巨大ネクロモーフ「ネクサス」研究施設に辿り着く。
ちなみにロバート曰く「大体アイザックのせい」とのことで疫病神呼ばわり。死ねばいいのに。
「1」のラスボスである「ハイブ・マインド」がテレパシーでネクロモーフを制御していたように、「ネクサス」体内のシグナルを増幅させるという手段で、
要所である「ロゼッタ」という人物の研究所の位置を特定し、そこへ向かおうとするが、ロバートがアイザックの足止めをし「ここで死んでくれ」「エリーは俺のものだ」と言われて閉じ込められることに。まぁキネシスですぐ脱出するけど。
※尚、「ロゼッタ」の存在はオプショナルミッション「C.M.S. Greely」でも触れられる。
脱出した研究所出口で出くわしたのは跪くカーヴァーとロバート、そして彼らに銃を突きつけるダニックらユニトロジスト。
実はロバートは「地球に帰りたい」という理由から秘密裏にダニックに位置情報を流し、アイザックを引き渡せば帰還用の船を提供してくれるという取引をしていた。死ねばいいのに。
この事には部下であるカーヴァーも怒り「このクソ野郎…!」と罵倒する有様。最悪の上司である。
しかし、ダニックは元々全員生かして帰す気はなく、射殺命令を下そうとした直後にアイザック・カーヴァーの反撃を受け、更に活動停止していた「ネクサス」が覚醒。
アイザックとカーヴァーはこの巨大な化物「ネクサス」と死闘を繰り広げ、撃破する…が、この期に及んでロバートは「この状況は全部貴様(アイザック)のせいだ!」「お前がエリーを勇気づけたからだ!」とゲスさフルスロットル。
怒りに任せて銃をアイザックに向けるが、逆に脳天を撃ちぬかれて死亡。そして遺体は十中八九ソロでもCO-OPでもイジられる。
「ロゼッタ研究所」に向かう途上、エリーに馬鹿正直にロバートの件をありのままに言ったせいか、先導している道中でかなりボロクソに言われるハメに・・・と言っても、割とすぐ冷静になって詳しい状況などを聞いてくるが。
山頂部でエリーらをケージで引き上げた直後、スノウビーストが再来。
チームの一人であるサントスを救おうと(恐らくこれまで差し伸べられた手を救えなかった経歴が原因)必死に手を伸ばすが、カーヴァーがケージのワイヤーを切断しサントスは転落死。
生き延びるためとは言えカーヴァーのこの行動に激怒するが、地盤が崩壊しつつあったのとスノウビーストが粘着してきたことから転落、サントスと違い運良く生き延びたが、これまで何度も交戦したスノウビーストとここで血戦、設置されていたハープーンガンで引き裂き両断する。
※ソロキャンペーン時に手間取るとカーヴァーが「ハープーンガンを使え!」とアドバイスしてくれる。
アイザック・カーヴァー・エリーの三人は「ロゼッタ研究所」で驚くべき真実を目の当たりにする。
「ロゼッタ」は人間ではなくエイリアン、即ちタウ・ヴォランティスの先住民族だったこと。そのロゼッタの脳から抽出したデータを基に、タウ・ヴォランティスは「The Markerの故郷」などではなく、エイリアン達も「The Marker」を発見したに過ぎず結果的に制御できなくなり「収束」を引き起こしてしまったことが判明する。
「2」から示唆されていた「収束」の結果こそがタウ・ヴォランティスの月─「The Moon」だった。
そして数多の「The Marker」が宇宙中に散らばったというものだった。
地球で発掘され、多くの惨劇の元凶となった「Black Marker」もその一つに過ぎない。
※後に明らかになるが「The Moon」はマーカーシグナルを介して休眠している「Brother Moons」とのネットワークを持っている。これらは文字通り「星々を食らう化物」
だが、「収束」自体はエイリアン達が最後の手段として「マシン」を起動、本来水の惑星だったタウ・ヴォランティスごと凍結したことにより「The Moon」とタウ・ヴォランティスに残る「The Marker」を封印。
この「ロゼッタ」の記憶を基としたデータが格納されたシリンダー状の機械、プロローグにも登場した「コデックス」が「マシン」の制御キーであり、アイザックは事実を目の当たりにし惚けながらも手にする…が、既に研究所まで追跡してきていた直後にダニックに銃を向けられる。
そして、ダニックは「マシン」を止め「The Moon」を目覚めさせることを目論み、「コデックス」を奪い取る。
が、アイザックは咄嗟の機転で研究所に高熱ガスを蔓延させ、ユニトロジスト部隊を焼き払うがエリーの脱出までは叶わず、「彼女は俺の全てだった!!」とカーヴァーに吐露するが、「彼女がこの任務の重要性を一番理解していた」と諭され、アイザックとカーヴァー・ダニックらユニトロジスト・そしてネクロモーフをも巻き込んだ壮絶な「コデックス」争奪戦を開始。…っていうか「2」でも似たようなこと言ってたよねアイザックさん。
細かいくだりはソロ・CO-OPで異なる(カーヴァーが別行動を取るなど)が、銃弾と砲弾・怪物の斬撃にまみれながらも「コデックス」を奪還、そして200年前にDr.セラーノが行おうとしていた「マシンの完全な作動による、Markerの封印」の足取りを追い、地下の遺跡─厳密には、エイリアンの都市部と思われていた「マシンそのもの」を舞台にネクロモーフ・ユニトロジストらを駆逐しながらマシン始動部まで辿り着く。
しかし、そこに現れたのは実は何とか脱出に成功していたが捕虜となっていたエリーと彼女に銃を突きつけるダニックだった。
アイザックは「コデックス」の引渡しを渋るが、アイザックと似たような境遇でありながら全てを失ったカーヴァーはあえてアイザックから「コデックス」を奪いダニックに引き渡す。
そしてダニックは「The Moon」の再動に歓喜しながら瓦礫に押しつぶされ、カーヴァーはアイザックとエリーに地球に帰還するように言うが、アイザックは「俺抜きじゃ出来ないぞ!俺はMarkerKillerだぞ、忘れたか?」と「The Moon」に立ち向かうことを決意。
エリー一人を逃し、崩壊する遺跡と地表、そしてネクロモーフの猛攻を掻い潜り、挙句生命維持装置の一つであるヘルメットをまた完全破壊しつつも、ついに「The Moon」と対面。
エイリアンが嘗て制作した、ステイシスやキネシスの効果を劇的に引き上げるスーパーチャージユニットを利用することによって「The Moon」の目に直接「The Marker」を叩きこむという荒業で撃破。
重症を負いながらも「マシン」の前に立ったアイザックとカーヴァー。
「戯言はないな?俺達はここで死ぬ」
「だが、地球に明日は来る」
そう言い、「マシン」を起動。「The Moon」を完全に封印するが、宇宙空間に放り出される二人。
宇宙を漂うアイザックは最初にロバートに奪われ、射殺した時に取り返した「エリーの写真」を手放し、静かに目を瞑る──
「The Moon」の位置から離れた宙域、ガンシップの中でエリーは泣きながらも、タウ・ヴォランティス上のマーカーシグナルが消滅したことを確認。アイザックとカーヴァーの二人がやり遂げたことを知り、
「The Moon」が沈んだタウ・ヴォランティスを背に、地球を「Tha Marker」の脅威から救うための手段を手に帰還する。
しかし、エンドロール後、アイザックからエリーに向けた通信が…。
ただ、「1」同様チャプター名の頭文字を繋げると「Brother Moons are awake」
つまり「Brother Moonsは目覚めている」──そしてエピローグ、「Awakened」へ…。
「3」のDLCシナリオ「Awakened」は本編のネタバレを大量に含むため全文白化。
プレイ自体も本編終了後を推奨。
「The Moon」戦後、月と共にタウ・ヴォランティスに落下したアイザックとカーヴァーの二人は、奇しくも「エイリアンマシン」によって生存していた。
アイザックは「俺達は死んでいるのではないか?」と疑問を呈するが、地表に墜落した月の残骸から自分達がやり遂げたことを確認する。
ちなみにカーヴァーは共に死線をくぐり抜けてきたのと似た者同士からか、「死人さんよ」とブラックジョークを飛ばす等、冷徹だった本編と比べると比較的饒舌で態度も軟化している。
しかし、マーカーシグナルの消失によって現存しなくなったはずのネクロモーフ達が健在、ダニックが率いてきたユニトロジスト強襲部隊の残存チームが次々に発狂、更にアイザックやカーヴァーの脳内に干渉してくる「Brother Moons」等、「Tha Marker」に関連する事態が終わってないことが判明。
この事を一刻も早く地球に伝えるべく、アイザック・カーヴァーの両名は武器を手に再び奔走することになる。
幸いユニトロジスト部隊が使用していたガンシップ一隻手に入れたものの、地球圏への帰還に必要なショックポイント・ドライブが破壊されており、この代わりを見繕うために本編前半の舞台となった大型宇宙船「CMS Terra Nova」へ移動。
しかし、「Terra Nova」を拠点にしていたユニトロジスト達が不穏な動きを見せており、元々カルト教団だったのがCult Leader(ランドル・カー司祭)を筆頭に狂信者達がますますマジキチ集団化。
匠の技により船内装飾は悲劇的ビフォーアフターが施されており、至る所に「The Marker」のペイントが施されていたり、スラッシャーをイコンとして飾る等など…。
幻覚に織り交ざって狂信者達に襲われるが、中でも度々アイザックの前に現れるCult Leaderは何故か一切攻撃を受け付けない他、瞬間移動による急接近から鋸で切り裂く・ステイシスを放つなどで翻弄してくる。
本編ではオプショナルミッションの舞台になった「Conning Tower」でショックポイント・ドライブを手にするも「Moons」の声により「自分達の帰還が「月」達を地球に導いてしまう」と考え、帰還を優先視するカーヴァーと対立。
リアクターでショックポイント・ドライブを破棄しようとするが脅迫観念が原因なのかカーヴァーの幻覚に襲われ、更に「2」の「Gold Marker」戦同様精神世界に移行、「The Marker」及びCult Leaderとの決戦となる。
精神世界内で辛うじて勝利したアイザックはCult Leader、そして「Moons」の言動から「Brother Moonsは最初から地球の位置を知っていた(或いはCult Leaderを介して知った)、そして自分達の足止めが目的だった」事を知り、地球に帰還するためリアクターに向かい、「Terra Nova」の動力をオーバーロードさせてショックポイント・ドライブを起動する。
※これは本来ユニトロジスト残存部隊の帰還手段だったが兵士虐殺!カルトと化した司祭によって阻止されていた。
結果として「Terra Nova」のショックドライブに成功、アイザック・カーヴァーの両名は地球圏への帰還を果たす。
しかし、通信装置から聞こえてきた音声はネクロモーフの雄叫びと逃げ惑う人々の絶叫。
次いで目にしたのは、地球を取り囲む「Moons」
そして、二人が乗る「Terra Nova」の眼前にまで「The Moon」が現れ───
ただ、(本編進行状況に関係なくスノウスーツなのはともかく)「The Moon」戦で完全に破損したはずのアイザックのヘルメットが最初から普通に動作している上に最終決戦時に負った頭部の傷すら無くなっている・主な舞台である「CMS Terra Nova」では本編中存在しなかったスーツキオスクや動力炉への通路が存在する(ただ、リアクターは間に合わせで作られたとカーヴァーが語っているが)・本編中、CO-OPミッションに幻影としてのみ登場した幼児型のネクロモーフ「パック」がこの惑星に存在している(Ishimuraと違い臓器移植用のクローニング装置が存在しない。実際、新生児が素体のラーカーやクロウラーが「3」に登場しない)等、
数々の矛盾が生じており「このAwakenedという物語自体が本当にあった出来事」ということそのものが定かではない。
この物語が事実か幻覚かは「4」で明らかになるだろうが、現状は不明である。
エンジニアとして優れているのは上述の通りだが、ゲームシステムの都合上もあって大概に人間離れしている。
その一方で、
と、残念な部分も割とある。
真面目に説明するとネクロモーフに対して滅法強いのは、生態上「対人用」の銃器で「射殺する」より、
「資材用」の工具で「四肢をぶっ飛ばす」方が遥かに効果的な事が主な理由。(特に1では顕著)
また、アイザックは経歴上、工具の扱いに長けている事も加えて電気工学等にも明るいため普通なら無茶な武器のオーバークロックも平気で行える。(余談だが元エンジニアのヴァンダル等も同じ芸当が可能)
即ち、頑丈な「資材」を切断するための「工具」も彼(或いは優秀なエンジニア)の手にかかれば、より凶悪な「凶器」そのものとなる。
ただ、護身用に銃器ではなく、プラズマカッターを所持している(「3」冒頭)のはエンジニア故なのかは不明。
しかも直後にカーヴァーから渡されるサブマシンガンよりもカッターの方が対人でも強いと来ている。(ゲームシステム上人間は部位破壊一箇所で即死する他、カッターの性質上ヘッドショットも狙いやすい)
なおパルスライフル・シーカーライフル等と言った銃器類を難なく扱えるのは、上述の通り海兵隊時代に軍事訓練を多少なりとも受けていたためと思われる。といっても、年齢を考えると「1」では20年近いブランクがあるが。
…まぁこれだけ強いとタイドマンのセキュリティチーム200人相手にガチ勝負で勝てる気もするんだが。
実際、「3」では地球政府を崩壊寸前まで追い込んだ、ダニック率いるユニトロジスト部隊をソロキャンペーン時ではほぼ一人で纏めて返り討ちにしてるし。
後、元々彼が騙されやすい訳ではなく選択の余地がないことや、状況に振り回されることが多い。
脳内にマーカーシグナルがあるため、地球政府・ユニトロジー教会、果ては「The Marker」にとって重要な存在ということもある。
女性関係は擁護不能。
余談だが、「2」の終盤に「工具を捨てて投降しろ!」と言われるシーンがある。
彼の戦いぶりを象徴付けてるとも言えるが、こんなこと言われるのは後にも先にもアイザックくらいではないだろうか。
一作目では具体的な性格付けは無く、基本的に無口な指示待ち人間。
これはアイザック=プレイヤーという意図から。(「1」は特に臨場感を重要視した設計になっている為)
ただ恋人ニコールに関しては別で、終盤で発覚した事実を目にした時は唯一プレイヤーの手から離れて目を背けるシーンがある。
具体的なキャラ付けがされたのは「2」からで、合わせて外見も若返っている。(ただ、頭頂部はかなりキてる)
「2」「3」での外見は声を演じるガンナー・ライト氏に似せているが、これは演技にリアルさを出すという意図から。
ちなみにこれはアイザックだけではなく「1」のハモンドやケンドラ、「2」のニコール等も中の人に似せてモデリングされている。
(状況が状況とはいえ)結構口汚く、スタンプ時には「Fuck!」「Shit!」「Die!」と叫んだり愚痴が多かったり、敵対人物を罵倒したりすることも。
その一方、割と内向的。本音を口に出来ない部分があることや、口に出さない優しさ・自己犠牲的な部分も多い。
「2」の終盤ではエリー一人をスプロールから脱出させ、自分一人で立ち向かったり等。
また、「1」から狂いっぱなしの人生からか、追い込まれると途端にヘタレてしまうことも。
そういう意味では「3」のパートナーである、カーヴァーとは似た者同士と言える。(これは開発者インタビューでも言及されている)
尚、カルト教団ながら宇宙中に布教し、人類の半数が信者とされるユニトロジー教会(信者は「ユニトロジスト」と呼ばれる)に対して、強い反抗意識・敵意を抱いている。
これは上述の母の件に加え「USG Ishimura」・「The Marker」を巡る事件等、彼の人生に多大な影響を与えてしまっていることからだと思われる。
※ちなみに彼以外にもユニトロジストを嫌悪している人物は少なくなく、別に珍しいことではない。
カッター以外の工具や武器が気になる方は各攻略サイト等を参照。
アイザックさんと言えば「エンジニアスーツ」だが「2」からは多数のスーツが登場し、
「3」でも新たなスーツが登場する。これらを一部紹介。
なお、エンジニアスーツを含め、無重力下で歩行を容易にするためのグラビティブーツ(重力靴)が装備されている他、「1」では着地地点を狙ってジャンプする事が可能。「2」からはジャンプが廃された代わりに全スーツにスラスターが内蔵され、無重力空間を自由に動ける他、巡航飛行(主にイベント時)も可能。
またアイザックの纏うスーツのヘルメットはバイザーの上に保護用装甲が装着されている模様。
「DownFall」の調査隊や「Extraction」のサム・キャドウェル、「2」のセキュリティチームと見比べると解りやすい。
ちなみにヘルメットは「1」ではガス汚染が原因でで脱げなかったり、「2」では肝心な時に限って外れたり、「3」では2度も破損したり・・・と、あまり役に立ってる印象がない。
ちなみに「3」のチャプター1での私服姿時と、「2」のハッカースーツはヘルメット(というかマスク)や胸元のパネル・スラスターの有無くらいしか差がない。
※以下グロ注意。
※アイザック違い
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最終更新:2021/01/22(金) 03:00
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