宇宙よりも遠い場所(そらよりもとおいばしょ, A Story that leads to the Antarctica)とは、マッドハウス製作のオリジナルテレビアニメーションである。初放送2018年1月~3月。
概要
略称は「よりもい」。2017年に劇場版も公開したノーゲーム・ノーライフのチームが製作する。
題材の南極に関係する国の機関として、文科省に極地研究所、海上自衛隊、砕氷船しらせの関係団体が協力している。
イントロダクション
いしづかあつこ[監督]
×
花田十輝[シリーズ構成・脚本]
×
MADHOUSE[アニメーション制作]「ノーゲーム・ノーライフ」チームが贈る
完全新作オリジナルTVアニメーション!大ヒットを記録したアニメ「ノーゲーム・ノーライフ」シリーズほか、
アーティスティックな作品から極上のエンターテインメントまで、
様々なジャンルでとびきりの才能を発揮するクリエイター
《いしづかあつこ》とTVアニメ「ラブライブ!」シリーズを始め、
オリジナルから原作ものまで、
魔法をかけたかのようなときめきを創り出すストーリーテラー
《花田十輝》のミラクルコンビが贈る
女子高生南極青春グラフィティ!
ストーリー
そこは、宇宙よりも遠い場所──。
何かを始めたいと思いながら、
中々一歩を踏み出すことのできないまま
高校2年生になってしまった少女・玉木マリことキマリは、
とあることをきっかけに
南極を目指す少女・小淵沢報瀬と出会う。
高校生が南極になんて行けるわけがないと言われても、
絶対にあきらめようとしない報瀬の姿に心を動かされたキマリは、
報瀬と共に南極を目指すことを誓うのだ
登場人物
主要人物
- 玉木マリ (たまき・まり) CV:水瀬いのり
- 群馬県在住の多々良西高校二年生。3月18日生まれ。身長155cm。あだ名はキマリ。
小心者だが、明るい性格で表情やリアクションが豊か。
高校生になったらやりたいことを手帳に書き留めていたが、二年生になっても何一つ踏み切れないでいた。
報瀬の南極計画に感銘を受けて、彼女と共に南極を目指す。
卵料理が好物で、プリンは「飲み物」らしい。嫌いな食べ物はセロリ。眉毛はお父さん似。 - 小淵沢報瀬 (こぶちざわ・しらせ) CV:花澤香菜
- キマリと同じ高校に通う高校二年生。群馬在住。11月1日生まれ。身長163cm。 3年前に民間南極観測隊だった母親が南極で消息不明になったため南極へ行くことを決意して周囲の否定的意見にもめげず行動中。
人見知りで集団行動が苦手だが、南極行きに関しては非常にポジティブ思考で無駄に行動力がある。しかし,おっちょこちょいな所があり熱意がから回ることもしばしば。
2話にてトップとしての資質を疑問視され彼女のグループリーダー解任決議案が可決された。
南極行きの軍資金を稼ぐため、スーパーのレジ打ちと新聞配達のバイトを掛け持ちしている。
ペンギンや動物全般が大好き。好きな食べ物は柿の種で、嫌いな食べ物はチーズ。 - 三宅日向 (みやけ・ひなた) CV:井口裕香
- 元は羽生第三高校および同校陸上部所属だったが訳あって中退し、コンビニでバイトしながら受験勉強をしている。キマリたちと同学年にあたる。
群馬在住。7月20生まれ。身長145cm。
16歳の5月の時点で高等学校卒業程度認定試験に合格し、模試の大学合否判定でA判定を取るなど、学業はすこぶる優秀であり、グループいちのしっかり者。
バイト先のコンビニで見かけたキマリたちの真っ直ぐさに心惹かれ行動を共にすることを決める。
おにぎり、タコウインナー、エビフライ(海老天?)、サンドウィッチなど食べ物が胸にプリントされた残念なセンスのTシャツを愛用。変な置物も好き。嫌いな食べ物は酢の物。
2話以降、頻繁に自作の「名言」を即興で披露する。 - 白石結月 (しらいし・ゆづき) CV:早見沙織
- 2話から登場。高校一年生。北海道出身。12月10日生まれ。身長152cm。
北海道で新どさん娘プロモーションのタレントとして活動。1stシングル「フォローバックが止まらない」で歌手デビューもしている。4歳のころから子役の仕事をしており、忙しい生活を送っていた。
その為に友達が作れないと悩んでいたが、キマリ達と出会い共感し行動を共にしていく。以降、友情という単語に過敏に反応しがち。友情ジャンキー。関係を失うことに対しても常に不安を抱いている。
「軽く死ねますね」が口癖。ケーキや暖かい場所が好きで高い所や怖い話、辛い物が苦手。
主要人物の家族・友人等
- 高橋めぐみ (たかはし・めぐみ) CV:金元寿子
- キマリと同じ高校に通う高校二年生。キマリの幼稚園からの親友。あだ名はめぐっちゃん。
南極行きに熱意を燃やすキマリに内心羨ましさを感じているようだが...? - 玉木リン (たまき・りん) CV:本渡楓
- キマリの妹。姉とは違って面倒見の良いしっかり者。眉毛はお母さん似。
- 玉木曜子 (たまき・ようこ) CV:本田貴子
- キマリの母親。群馬名物かかあ天下の体現者。
- 白石民子 (しらいし・たみこ) CV:大原さやか
- 2話から登場。結月の母親でマネージャーをしてる。いわゆるステージママ。
- 小淵沢貴子 (こぶちざわ・たかこ) CV:茅野愛衣
- 報瀬の母親。高校生の頃から吟とともに南極を目指していた元民間南極観測隊隊員で、南極に関して記した「宇宙よりも遠い場所」という本を上梓している。3年前の南極観測事業中に行方不明になる。
娘の報瀬とは正反対の表情豊かで活動的な人懐っこい性格。
吟からは「変な人」と評される。 - 小淵沢小梅 (こぶちざわ・こうめ)
- 報瀬の祖母。
- 林(はやし) CV:笠間淳
- 日向とキマリのバイト先のコンビニの店長。貰い物の映画のチケットを店員に配ったり、日向とキマリを色々と気にかけてくれていたりする、とても良い人のようである。
民間南極観測隊
- 藤堂 吟 (とうどう・ぎん) CV:能登麻美子
- 民間南極観測隊隊長。報瀬の母の小淵沢貴子とは高校のころからの知り合い。
貴子に誘われ南極を目指したことから観測隊員になった。
普段は厳格な態度でキマリたちに接するが、親友の忘れ形見である報瀬を内心気にかけている。
その投球スタイルから南極の縦縞ナインティーンの異名を持つ。 - 前川かなえ (まえかわ・かなえ) CV:日笠陽子
- 民間南極観測隊副隊長。元営業職。
頭の回転が早く口も達者であり、あまり喋らない吟に代わって交渉ごとを全て担当し資金集めに奔走している。
陰では裏の隊長と囁かれているとかいないとか。 - 鮫島弓子 (さめじま・ゆみこ) CV:Lynn
- 民間南極観測隊料理長。いわゆる南極料理人。
豪快で男勝りな性格で、キマリたちのよきお姉さん。
民間南極観測隊に参加していない期間は、給食のおばさんをしている。 - 迎千秋 (むかい・ちあき) CV:てらそままさき
- 観測船の船長。元海上自衛隊員で自衛隊の観測船の船長を勤めていたが、吟の頼みで現役職に就く。
若いころは厳しいことで有名だったが年を取って性格も丸くなっており、冷静な判断を下せる船長として皆から信頼を集める。 - 財前敏夫 (ざいぜん・としお) CV:松岡禎丞
- 民間南極観測隊の通信担当。パソコンや雪上車などのメカニックにも精通する。
女性経験は少なく、ロマンチストすぎる面がある。 - 氷見大 (ひみ・だい) CV:福島潤
- 民間南極観測隊の建設班担当。ほとんど喋らない無口な大男。
敏夫と仲が良くコンビとして見られている。実は結月の大ファンらしい。 - 轟信恵 (とどろき・のぶえ) CV:阿澄佳奈
- 観測隊に同行している地質学者。
研究には真面目だが日本にいる恋人ユウくんが気になって仕方ないようで、とにかくユウくんへの愛が重い。 - 佐々木夢 (ささき・ゆめ) CV:遠藤綾
- 観測隊に同行している天文学者。貴子の後輩で、彼女を尊敬している。
無口であまりしゃべらないが、いざという時にはキマリたちにアドバイスをすることも。 - 安本保奈美 (やすもと・ほなみ) CV:小松未可子
- 観測隊に同行している微生物研究担当。博士課程の大学院生。
精神年齢が幼ないところがあり、キマリたちと一緒に遊ぶこともある。 - ゴトウ
- ゴトウ民間南極観測隊員。女子高生の女装をさせられたことがある。顔・下の名前等は不明。
- ヤジマ
- ヤジマ民間南極観測隊員。女子高生の女装をさせられたことがある。顔・下の名前等は不明
用語
本編に直接的、あるいは間接的に登場する南極関係の専門用語について簡単に説明する。
※一部ネタバレ注意
南極大陸で昭和基地をベースに天文や気象の観測、地質や鉱物調査、動植物の生態調査などを行うために日本政府が派遣する調査隊のこと。正式名称は南極地域観測隊。
夏の間3ヶ月間南極に滞在する夏隊と、一年を通して南極に滞在する越冬隊がある。南極は南半球にあるため、ここで言う夏は12月から2月あたりのことである。
構成員は大きくは「観測系」と「設営系」に分かれ、前者は各分野の研究者、後者はエンジニア、医師、コックなどで構成される。また、教員、記者、大学院生などが同行者として参加する。
劇中では政府主導の事業とは別に、国から払い下げられた設備を用いて民間で独自に南極での観測活動を行う民間南極観測隊が組織されている。しかし、本編の三年前に観測隊員小淵沢貴子が南極にて行方不明となる事故を起こしており、多くのスポンサーがイメージの低下を恐れて離れてしまい長期にわたって派遣が無期延期状態となっていた。この三年の間に観測隊の面々は再び南極へと向かうために方々で尽力し遂に第二回の派遣が決定したことで、女子高生4人と観測隊員たちの南極物語が幕を開けるのであった。
文部科学省が建造し、現実では海上自衛隊(「宗谷」は海上保安庁)が運用する、南極地域観測隊の隊員や物資を輸送するとともに海洋観測を行うことを目的とした艦船。文科省では南極観測船、海自では砕氷艦と呼ばれる。日本の南極観測船は初代「宗谷」二代目「ふじ」三代目「しらせ」と続き,現在運用されているのは四代目の「二代目"しらせ"」である。
劇中では新型砕氷艦の就航に伴って二代目しらせが民間南極調査隊に払い下げられているが,現実では初代しらせが民間気象情報会社ウェザーニューズに売却され、「SHIRASE」と名を改められて観測センターが設置されたり一般公開などが行われていた。現在はさらに一般財団法人 WNI 気象文化創造センターに譲渡され、乗船ツアーの開催やイベントでの活用が行われている。
しらせの名は日本初の南極探検隊、白瀬隊の隊長である白瀬矗にちなんで命名された「白瀬氷河」に由来するが、劇中では予算の確保のために民間南極観測隊により売り出された命名権を七神屋が買い取り、「七神屋"ペンギン饅頭号"」へと改名された。ダサい。
昭和基地
第一次南極地域観測隊によって開設され、現実では国立極地研究所が所轄する日本の恒久観測拠点。南極大陸に程近い東オングル島北部にあり、海氷で南極大陸と通じている。
観測拠点は他に「みずほ基地(閉鎖中)」「あすか基地(閉鎖中)」「ドームふじ基地」があるが、いずれも南極大陸内陸の基地であり、すぐに雪にすっぽりと埋まってしまう上に辿り着くのさえ一苦労のようである。
劇中では新基地完成に伴い民間南極観測隊に払い下げられているが、現実でも内陸新基地が構想されている。
採水器/ニスキン採水器(→JAMSTECの解説ページ)
しらせに搭載されているのはニスキン博士が考案した採水器、ニスキン採水器である。
ニスキン採水器は上下にフタの付いたパイプ状のボトルをふたを開けたまま海中に投下して、目的の深度でフタを閉じることで海水を採集する。
CTD観測装置/XCTD(→JAMSTECの解説ページ)
CTDは電気伝導度/塩分(Conductivity)、水温(Temperature)、水深(Depth)の意味。
船舶に搭載され、ケーブルにつないで海水中に投下するものを特にXCTDと呼び、水温と塩分の深さ方向の分布を観測する。
ラミング航法
後退して助走をつけて氷盤に突入し、その運動エネルギーで厚い氷を割る(砕氷)航法。
二代目しらせは厚さ1.5mの氷を3ノットで連続砕氷できる。
しらせの砕氷中は船首から毎分260トンの海水を散水し、氷の上の積雪を溶かして摩擦抵抗や衝突エネルギーが吸収されてしまうのを抑える。
また砕氷艦は、ラミング時に前進後退の切り替えが素早く行えて低速でも大きなトルクが出せることから、ディーゼル発電による電気推進が一般的である。
南極条約(→外務省の解説ページ)
領土権主張の凍結を基本原則として、軍事基地の建設を禁じるなどの南極地域の平和的利用、科学的調査の自由と国際協力の推進などを主な内容とする国際条約。
この条約の下で南極地域における様々な環境保護のための条約が採択され、日本でもそれに対応する法令の整備が行われた。
「南極のあざらし保護に関する条約(アザラシ猟を規制する条約)」
「南極の海洋生物資源の保護に関する条約(海洋生物の捕獲量などを制限する条約)」
「環境保護に関する南極条約議定書(環境、生態系を保護し、鉱物資源の採集などを禁止する条約)」
以上の三つを総称して南極条約体制と呼ぶ。
これにより、南極においては、ペンギンを始めとする鳥やあざらしを捕まえたり、驚かせたり、自分から触ったり、餌付けしたりすることは禁止されている。また、ペンギンや鳥には5m、アザラシには15m程度の距離を取る必要がある。
また、南極に元々いない種類の動物を持ち込むことも禁じられているため、少なくとも南極条約を支持する国の基地(日本含む)には今は犬や犬ぞりは存在しない。
通常の車両では埋まったり空転したりしてまともに走れない雪上やアイスバーン上を走るため、多くはクロウラー/キャタピラーを装着している。
原動機は寒冷期でも扱いやすいディーゼルエンジンが多い。
このアニメに制作協力している株式会社大原鉄工所は日本で初めて寒冷の極地での居住性を持った雪上車を開発した国内唯一の雪上車メーカーである。日本の南極観測隊で使用される国産の雪上車は主にこの会社が作っている。
南極大陸においては雪上車は機材を載せたソリを牽引していることやサスツルギ(風で作られる雪の凹凸)の存在があるので安全を考慮して時速10km以下が原則であり、移動に時間がかかる。
ラジオゾンデ(→気象庁の解説ページ)
大気圏高層の気象観測を行うための設備。航空機なども含まれるが、主に自由気球タイプのものをさすことが多く、本項はそれについてである。
気象の要素を観測するための温度、湿度計やGPSなどの複数のセンサー類、そのデータの地上への送信を行うための無線送信機とバッテリーから成る。
ヘリウムあるいは水素ガスを充てんしたゴム製の気球に吊るして飛ばし、高度約30kmまでの大気の状態を観測する。
小ネタ集
シリアスなシーンでも美麗な背景美術などに笑える小ネタが仕掛けられていたりする。話が非常にテンポよく進むため、1回の視聴ですべての小ネタを拾いつくすのは難しい。
※以下ネタバレあり
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1話
- 冒頭のキマリの部屋のテーブルの上にプリンシェイクの空き缶がある。
- OPに館林市出身の宇宙飛行士、向井千秋さんを応援する看板(?)がある。「仕事先は宇宙」。
- 同じくOPの船上で行われている縄跳びの企画名は「初氷山視認記念杯 ペンギン大縄跳び大会」。商品は特大ステーキ。女子高生4人それぞれ性格の出てる飛び方をしていたりその脇で恋人ユウくんのことが気になってスマホを見ている轟さんなど各キャラの特徴が短いシーンでも抑えられている。
- OPで南極上陸後の探索で女子高生4人が掘っているのはトイレ。南極では外から持ち込んだ物は全て持ち帰ることが条約で決められており排泄物も同様に回収しなくてはならない。なお余談だが物語後半で4人も南極内陸に探査に行くが、内陸では余りの寒さにナニとは言わないが体内から出た途端に凍り始めるため、一気に出さないと危険でありそれなりの技術が必要となる。
- 教室にキマリが書いた「プリンは飲み物」の習字が掲示されている。
- キマリが100万円を拾ったシーンの後ろの看板に「★GET★ 1000000円 CHALLENGE!!」と描かれている。
- 高校で100万円入りの封筒の持ち主を探すキマリが封筒を挟んで隠しているのは「倫理」の教科書。
- 女子トイレで報瀬が激しく開いたトイレの扉に「トイレの開閉はしずかに!」と描かれたポスターが貼ってある。
- コンビニに「ノーゲーム・ノーライフZ(ゼット)」の幟がある。ニートの逆襲が始まるそうです。この冬、全国公開決定!!
- 報瀬がキマリに母親のことを語るシリアスシーンで、「南極部」の新規設立申請書が映る。部員名は「2-2 小淵沢 報瀬」「2-2 小淵沢 しらせ」「2-2 コブチザワ 報瀬」「2-2 小淵 沢報瀬」の4名。そりゃ先生も頭抱えるわ。
- 砕氷艦しらせ一般公開のチラシにネーミングライツスポンサー募集の件が記載されている。チラシの日付の曜日から判断すると公開日は2018年4月末。
- 新幹線の中で眠りこける報瀬の手元の書きかけのメールのあて先は「お母さん」。
2話
- 冒頭でキマリと報瀬が話し合っていた場所は呉市の「港町珈琲店」。
- 国語の授業で黒板に天使の落書きがある。
- 図書室のシーンでノーゲーム・ノーライフの登場人物いづなのマンガ「はつせいづなどす!」第1巻が貸し出されている。
- エンディングで報瀬が新聞配達のバイトをしていることがわかる。本編では一切描写がない。
- 新宿でキマリがセクシーポーズを決めた隣の看板が「マリリン」。マリリン・モンローと掛けている思われるが、玉木姉妹の名前(マリ・リン)を合わせたものとも一緒になる。
- 民間南極観測隊親睦会の会場のモデルは「エロうま野菜と肉バル カンビーフ 新宿歌舞伎町店」。
3話
- 1話~3話まで放送版ではOPの太陽の沈む向きが左から右、つまり南半球から見て西から東だった。4話以降は右から左、つまり東から西に沈むように修正されている。なお、BD版、DVD版は1話から修正されたものになっている。ちなみにニコニコの配信は放送版のものである。
- 報瀬の部屋に初代南極観測船宗谷の模型が飾ってある。
- 結月のデビュー曲「フォローバックが止まらない」のメロディがDBのED曲「ロマンティックあげるよ」のサビのフレーズに完全一致似ている。
- コンビニに「ノーゲーム・ノーライフZ(ゼット)」の幟がある。
4話
- 日向の携帯にスポンサーとなると思われるペンギン饅頭の「七神屋」に関する記事が表示されている。
- コンビニの事務室にノーゲーム・ノーライフZ(ゼット)のポスターが貼ってある。「チケットいただいたので欲しい人は店長まで」の付箋付き。
- 教室のシーンの背景のグラフの色がメインキャラクター4人のイメージカラー(黄、緑、赤、青の4色)になっている。
- 職員室にぐんまちゃん似のキャラクターのカレンダーが貼ってある。2017年のカレンダーのようである。時系列的に1話の砕氷艦しらせ一般公開の日付と辻褄が合わない。間違えたか?
- 訓練で訪れた場所のモデルは長野県松本市安曇の鈴蘭(スズラン)小屋。
- 座学の「(A)あたり前のことを(B)ぼけっとしないで(C)ちゃんとやれ!」は海上自衛隊のABC運動「(A)当たり前のことを(B)馬鹿にせず(C)しっかりと」が元ネタか。
- 同じく「生きたい 知りたい 仲間を持ちたい」は3つの本能 林成之先生(脳神経外科医)の言葉
5話
- 南極観測船しらせにネーミングライツスポンサーが着いた。七神屋「ペンギン饅頭号」。
- キマリが借りていたゲーム機は初代 PlayStation PonyStation。
- 同じくキマリが借りていたゲームはぷよぷよぺにぺに。今は亡きコンパイル©onpileの作品。
- 日向の部屋にあるブリッジをしている自由の女神像は、タカラトミーが実際に発売している自由すぎる女神シリーズの「自由すぎてブリッジする女神」が元ネタ。200円。
- 今週のノーゲーム・ノーライフ。回想シーンで2話の図書室のシーンが映る。
- めぐみが飲んでいるのは女子の紅茶「少女のストロベリーティ」。1話と2話に広告が出ている。春季限定商品のはずだが、好評なので通年になった?販売会社はもちろん KIRIN GIRAFFE。
- 持ち物が体重と合わせて100kgまではキマリたちの勘違いらしい。最初にヘリコプターで輸送する際の重量制限が一人当たり体重と合わせて100kg。南極観測船しらせには、棚に収まる範囲(段ボール箱5~7個)で持ち込める模様。
6話
- サブタイトルで報瀬がMRT(地下鉄)に乗れなかったのはドリアンがその強烈な臭いゆえに車内への持ち込みを禁じられているため。
- シンガポール航空の機内食は美味しいことで有名。和食をチョイスすればお蕎麦もついてくることも。
- 報瀬が機内で観ていた映画は、南極の過酷な環境で生きるコウテイペンギンを映したフランスのドキュメンタリー映画「皇帝ペンギン」だろうか。
- ANAではなくANO
- 結月が記念写真撮影で言った「なんですか、これ」は本作のシリーズ構成、脚本を務める花田十輝が同じくシリーズ構成、脚本を担当したTVアニメ「響け!ユーフォニアム」の吹奏楽部顧問 滝昇が放った台詞でもあり、結月の声優 早見沙織も吹奏楽部部長 小笠原晴香として出演していた。
- 昭和基地には公益社団法人日本けん玉協会南極・昭和基地支部がある。日向は入会する気満々か?
- シンガポールを出国できなかった未来の日向が働いているのは現地企業NTUC FairPriceが運営するコンビニエンスストア「Cheers」...ではなく「Doors」。
- 報瀬相場暴落会場はチャイナタウンの「マックスウェル・フードセンター」。結月が運んできたワーオイシソーな食べ物は「天天海南鶏飯」の「カヤトースト」と「海南鶏飯(ハイナンジーファン)」。
- 日向の誕生日が2001年7月20日であることがパスポートから判明。
- 別の作品でイベントに呼ばれてシンガポールに行った際に、監督とプロデューサーがドリアンアイスを一口も食べなかったため、脚本家の花田十輝が実食する羽目になった。
7話
- 日向が報瀬のために書いた台本のセリフ「キャッチーでウィットでセンセーショナルなリポート」は、七神屋のペンギン饅頭のCM中での謳い文句「キャッチーでウィットに富み、センセーショナル」から来ている(4話冒頭の日向の携帯の記事参照)。何も知らないとすごく変なセリフだが、実はちゃんとスポンサーに配慮したもの。
- 出入り口の枠を踏まないのは、歪ませて艦を痛めたり、つまづいて転ばないようにするため。旧海軍兵学校や海自、商船学校、水産学校など船乗りを志す者の鉄則。
- パソコンを留めていた黄色いテープは荒天準備のためのもので、自衛隊では「移動物の固縛を厳となせ」の下達で各々が動くものを固定する。これをしないで荒天に突入すると、例えばFAXが飛んでいったりする。南極へは「吠える40度」「狂う50度」「叫ぶ60度」などと呼ばれる強風吹き荒れる南半球の海域を超えなければならず、初代しらせは2001年に荒天で傾斜角53度を記録している。ラッシングバー(両端の壁の金具にはめ込んで荷物の動きを固定する金属の棒)の締め付けが足りず転覆した自動車運搬船や、固定不足が遠因での航空機事故もある。
- 伸恵の彼氏のユウくんから「のぶっち愛してるよ!」のメッセージ。ちなみに後で電話越しに痴話喧嘩している。「愛してるだけじゃ足りないの!?」
- YEBISU...ではなくHOTEIビール。一番搾り...ではなく二番搾り。それは美味いのか?
- 一行がお使いしていたのはレンガ造りのフリーマントルマーケット。営業は週末のみなのでお気をつけを。
- CRYSTAL GEYSER NATURAL ALPEN SPRING WATER...ではなくDIAMOND MINERAL NATURAL POWERFUL WATER。
- Calbee...ではなくHaramiiの、かっぱえびせん...ではなくカッパウニセン。ポテトフライ...ではなく...サッポロポテト つぶつぶベジタブル...でもなくフラノポテト ポリポリベジタブル。フラノポテトは2017年時点で53周年らしく、これはかっぱえびせんと同じ。
- かなえのシーンでダンボールの方向が急に変わったカットがあった気がするが、きっと気のせい。
- 第二次越冬隊で置き去りにされた犬たちの生き残り「タロ」の名前が記載されているのは、株式会社テラモトの清掃用カート「エアロカートF」。現実の南極観測船しらせには「ジロ」の名前が記載されたカートもある。
- 2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥の南極海中あるいは北極に出現するUMA「ニンゲン/ヒトガタ」という都市伝説がある。
- 日本の基地名が四角い枠で囲われている南極マップ上の、本来アメリカの基地がないはずの場所に四角く囲われた「アメリカ基地」の名称が。これが新基地の名称なのか?
- たこ焼き弓子スペシャルの「弓子スペ」「超たこ」「大たこ」「たこ焼き」の違いとは...?
- 「後藤や矢島の女装」はフットボールアワー後藤の女装やとんねるずの矢島美容室が元ネタだろうか。
8話
- 報瀬は運動中、髪を分けおさげにする。可愛い。
- 南極観測活動中にも隊員たちの髪は伸び続けるが、基本的に観測隊には理髪師は同行しないため散髪は隊員同士で行っている。南極観測船ふじの理髪室には、スポーツ刈りにする男性隊員も多い中で素人仕事ゆえに虎刈りにされてしまう人もいたためにタイガーショップやタイガーバーバーのあだ名がついていた。
- キマリの前髪は自分で切っていた。作画崩壊ではなかった。
- ホワイトボードに貼られたステーキの写真は3年前のもの。それしかなかったのか、敢えて意識しているのか。
9話
- 吟が持っていたドームフラワーの白い薔薇には「約束を守る」という意味がある。
- 中盤のラミングは放送時間上すぐに終わっているが、数十回から多い時で数千回かかる。2代目しらせには船尾にアイスホーンという特殊な仕様が施されている。
10話
- レークサイドホテルと倉庫の前に見える実際に隊員が泊まる第二宿舎はレークサイドと違いトイレは外、インフラもほとんど整っていない外見通り過酷な施設。
- キマリがここでマスクを外したのが後のたぬキマリの原因か。
- 厨房の吊戸棚の側面の落書きは「かどかわ」。47次隊の調理担当「角」さんと「河」村さんの名前であり、実際の昭和基地にもある。KADOKAWAとは無関係なので注意。
- BARかなえでスタッフが着ているシャツの「JMU」はジャパンマリンユナイテッド(株)の略称と思われる。
- めぐっちゃんが読んでる本は「極地への旅」という旅行ガイドブック。これが最終話の最後の大オチの伏線になっている。
- 結月のバースデーケーキのデコレーションに使われているのはアポロチョコとマーブルチョコ。大人組が持ち込んだとはあまり考えられないので、キマリたちが持ち込んだお菓子を使用したのかも。
11話
- サブタイトルに出てくる「オングル」の語源は昭和基地のあるオングル島だが、単位の大きさは謎。餅1個1500オングル程。100個食べたら10オングル進呈。
- ドラム缶の鐘は実際に存在し、使用する角材には「越冬を遂げるものは睦月を半ばとす」と書かれている。終わった後は裸祭りがある。
12話
- 第一夏期隊員宿舎から基地中央部の間にある小さな丘の上に開店する「峠の茶屋(電離層研究棟員プロデュース)」では数種の飲料や菓子が無料で楽しめる。劇中では女子高生だったが現実では色あせた平面のお姉さんが看板娘である。
- ビールがアソヒハイパードライ。ビールをロックで飲んでいるのか、南極の氷を使用しているためか、吟のグラスには気泡が見える。
- S16は昭和基地の東、約15~20kmに位置する日本の観測、出発拠点の一つ。南極点(South Pole)を目指すルートの16番目という意味。
- キマリたちの乗る雪上車は大原鉄工所製南極観測用雪上車SM200S。ドームふじ基地調査用途として開発された内陸専用車であり、隊員たちの生活スペースを有している。
- バラが粉々になり、バナナで釘が打てるという-40℃の極寒の厳しさと、その過酷な環境の中でも問題なく使用できる化学合成エンジンオイルMobile1の信頼性をアピールするCMをエクソンモービル社が長年にわたって放映していた。
- キマリが雪上車の天井で弾いていた楽器はカンカラ三味線と呼ばれ、戦前には子供のおもちゃとして使われ、戦後の物資が困窮している時代に人々に愛用されるようになった楽器である。現在では製作キットなども販売されており、数点の木製パーツと空き缶、弦だけで比較的簡単、安価で三味線に近い音色を奏でられる。
- キマリたちが向かった観測基地。劇中での明言はないが、鉄塔や半ば隠れている木製の看板などの特徴から約250km内陸にある「みずほ基地」(を譲り受け再利用したもの)と思われる。因みに現実では1985年から閉鎖されており(無人観測機器の設置保全やドームふじ基地に向かう途中に不定期に訪れることはある)、内部には残された酒や食料などが“腐敗せず”残っている。
- 貴子の持ち物を探すとき勢いのあまり、結月が凍傷のリスクを負って手袋を外す描写がある。
- 発見されたPCのログインパスワードは報瀬の誕生日である1101(11月1日)。
- 送られたメールの数で最後に表示された数が1101通。年数を鑑みると悲報の日に作成したメールが1通目か。
13話
- ホワイトボードに貼られていた「南極便り 2月号」に食いついたのか、報瀬が5m以内に近づけないペンギンに取り囲まれている。
- 「縦縞ナインティーン」とは、阪神タイガースの背番号19藤浪晋太郎投手のこと。最速160km/hの剛速球と荒れ球で有名。
- キマリが「ここで別れよう」と空港で提案したのは意識的なものだけでなく、報瀬・日向とは帰る方向が概ね同じであるため方向の違う結月を気遣ってか。無論一緒に帰る描写はない。
- 船内でのルールを身体が覚えてしまったのか、ドアの線をまたいで電車に乗り込む。
- 日向のおみやげがちゃっかりペンギン饅頭。
- 最後に表示されるサブタイトル「またきっと旅に出る」の下に書かれている英文は「Best wishes for your life's journey !(あなたの人生の旅路に大いなる幸あれ!)」。視聴者に向けられたスタッフからの最後のメッセージである。
「それ誰の言葉?」「私~」
日向が披露した名言集。それぞれの話の内容に沿ったものとなっている。
- 2話「引き返せる内は旅ではない。引き返せなくなった時に、初めてそれは旅になるのだ。」
- 3話「思いの強さとわがままは紙一重である。」
- 4話「空にある星がすべてと思うなかれ。」
- 5話「人には悪意があるんだ。悪意に悪意で向き合うな。胸を張れ。」
- 6話「ま、まさか、セ、セクシー水着グラビアですかっ!?」
- 7話「背は小さいけれど、心はでっかいひなたちゃん!」
- 10話「時計の針を一番進めるものは忙しさである。」
- 11話「なんで南極来たと思う?何もないからだ。」
- 12話「何かをするのが思いやりではない。何もしないのも思いやりである。」
スタッフ
原作 | よりもい |
監督 | いしづかあつこ |
シリーズ構成・脚本 | 花田十輝 |
キャラクターデザイン・作画監督 | 吉松孝博 |
美術設定 | 平澤晃弘 |
美術監督 | 山根左帆 |
色彩設計 | 大野春恵 |
撮影監督 | 川下祐樹 |
3D監督 | 日下大輔 |
編集 | 木村佳史子 |
音響監督 | 明田川仁 |
音響効果 | 上野 励 |
音楽 | 藤澤慶昌 |
音楽制作 | KADOKAWA |
協力 | 文部科学省、国立極地研究所、海上自衛隊 SHIRASE5002(一財)WNI気象文化創造センター |
アニメーション制作 | MADHOUSE |
制作 | 「宇宙よりも遠い場所」製作委員会 |
主題歌
- オープニングテーマ「The Girls Are Alright!」
- 作詞・作曲・編曲 - ミト
歌 - saya - エンディングテーマ「ここから、ここから」
- 作詞・作曲 - ヒゲドライバー
編曲 - ヒゲドライVAN
歌 - 玉木マリ(水瀬いのり)、小淵沢報瀬(花澤香菜)、三宅日向(井口裕香)、白石結月(早見沙織) - 挿入歌「ハルカトオク」(第1話・第3話・第7話・第9話・第13話)
- 作詞・作曲・編曲 - 藤澤慶昌
歌 - saya - 挿入歌「宇宙を見上げて」(第2話・第4話・第11話・第13話)
- 作詞・作曲・編曲 - 藤澤慶昌
歌 - saya - 挿入歌「フォローバックが止まらない」(第3話・第10話)
- 作詞 - emon
作曲・編曲 - baker
歌 - 白石結月(早見沙織) - 挿入歌「またね」(第5話・第10話・第12話)
- 作詞・作曲・編曲 - 藤澤慶昌
歌 - saya - 挿入歌「One Step」(第8話・第13話)
- 作詞・作曲 - ゆよゆっぺ
編曲 - ゆよゆっぺ、やいり
歌 - 玉木マリ(水瀬いのり)、小淵沢報瀬(花澤香菜)、三宅日向(井口裕香)、白石結月(早見沙織)
放送・配信情報
放送局 | 放送開始日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
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AT-X | 2018年1月2日 | 火曜 | 20:30 | リピート放送あり |
TOKYO MX | 23:00 | |||
BS11 | 23:30 | |||
MBS | 2018年1月9日 | 27:00 | 1月9日に1,2話を一挙放送 | |
熊本放送 | 2018年8月26日 | 日曜 | 25:50 |
配信サイト | 配信開始日 | 曜日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|---|
dアニメストア | 2018年1月2日 | 火曜 | 20:30 | |
AbemaTV | ||||
Gyao | 24:00 | |||
Amazonプライムビデオ | 1月2日は休み、 1月9日に1,2話を同時配信 |
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ひかりTV | ||||
ニコニコ生放送 | ||||
ニコニコチャンネル | 24:30 | 最新話1週間無料 |
上記以外では、FOD、PlayStation Store、U-NEXT、アニメ放題、Hulu、バンダイチャネル、J:COMオンデマンド、ビデオパス、HAPPY!動画、あにてれ、RakutenTV、DMM.com、ビデオマーケット、MOVIEFULL等で配信中。
各話リスト
第1話をニコニコ動画にて無料配信中。
dアニメストア ニコニコ支店に加入すれば月額400円+消費税で全話視聴可能。
STAGE | サブタイトル | 動画 | 絵コンテ | 演出 |
---|---|---|---|---|
1 | 青春しゃくまんえん | いしづかあつこ | ||
2 | 歌舞伎町フリーマントル | いしづかあつこ | 北川朋哉 | |
3 | フォローバックが止まらない | いしづかあつこ 北川朋哉 |
高田昌豊 | |
4 | 四匹のイモムシ | 神戸守 | Kang Tai-sik | |
5 | Dear my friend | 澤井幸次 | 澤井幸次 | |
6 | ようこそドリアンショーへ | 清水健一 | ながはまのりひこ | |
7 | 宇宙を見る船 | 神戸守 | 北川朋哉 | |
8 | 吠えて、狂って、絶叫して | 高田昌豊 | ||
9 | 南極恋物語(ブリザード編) | 清水健一 | Kang Tai-sik | |
10 | パーシャル友情 | 澤井幸次 | ||
11 | ドラム缶でぶっ飛ばせ! | 佐山聖子 | 大庭秀明 | |
12 | 宇宙よりも遠い場所 | いしづかあつこ 清水健一 |
北川朋哉 | |
13 | きっとまた旅に出る | いしづかあつこ |
受賞歴
インターネットラジオ
- ラジオ 宇宙よりも遠い場所~南極よりも寒い番組~
- 配信開始日:2017年12月28日(木)
配信:毎週木曜配信 - 配信サイト:インターネットラジオステーション<音泉>
- パーソナリティ:水瀬いのり(玉木マリ 役)、花澤香菜(小淵沢報瀬 役)
関連動画・関連チャンネル
よりもいMAD
関連生放送
全13話一挙放送
関連項目
外部リンク
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