紺珠一家のレンドリフト冒険譚とは、No.85氏による東方卓遊戯動画シリーズである。
概要
GMは鈴仙・優曇華院・イナバ、SMに因幡てゐ。
プレイヤーは純狐・へカーティア・クラウンピース・鈴瑚・清蘭・レイセンの6名。
全員が(うp主まで含めて)TRPG初心者である。
システムはソード・ワールド2.0。使用するルールブック・サプリメントは既存の全て。加えて、許可さえあればリプレイのオリジナルデータも使用可能というてんこ盛り状態である。
(ただし初期レベルスタートのためフォルトナ・コードはまだ使用されていない)
タイトルにある通り、冒険の舞台はユーレリア博物誌で紹介された蛮族国家「レンドリフト帝国」となる。
あらすじ
月の都の異変を解決した鈴仙の元に、異変の首謀者である純狐とへカーティアは遊びに来ていた。嫦娥を殺す代わりの暇つぶしを所望の二人に、一緒に来たクラウンピースが見せたのは月の姫様に貸し出されたソード・ワールド2.0のルールブック。鈴仙はやった事もないTRPGのGMをすることになってしまう。
準備の大変さに投げ出そうとした鈴仙だったが、夢を経由して月のお偉いさん達に月の都が復旧するまでの時間稼ぎを命じられてしまう。玉兎の増援と夢の世界を作業場に使う許可を得、何より報酬の「夢の中でスイーツ食べ放題(夢なのでカロリー0)」に釣られた鈴仙はGM続行を決意。
果たして地上に降りたイナバは、再び月の都を救うことが出来るのか……
登場人物
GMサイド
鈴仙・優曇華院・イナバ
「ここは魔境レンドリフト帝国。これくらいのこと、日常茶飯事よ」
月の天敵を相手にセッションをすることになってしまった元玉兎。『この世全ての悪』とか『人類種の天敵』みたいな言葉に胸をときめかす厨二病患者。
TRPG初心者のためルールミスは日常茶飯事で、頭脳面でも約2名のプレイヤーに遅れをとることも多い。それでも、幻想郷の名GM達の指導もあって着実にGMとして 穢れ成長している。
また、卓内の場面を五感を伴う幻覚で見せたり、PCの取得言語に応じてNPCの会話を聞き取れなくしたり等、「波長を操る程度の能力」をマスタリングにフル活用している。最近はGMの才能があるんじゃないかと自惚れ中。
因幡てゐ
鈴仙に捕まってSM(サブマスター)をやることになった地上のイナバ。主にNPCの操作や一部の会話を担当する。地獄の女神や玉兎の指揮官に負けず劣らずの口達者。年の功である。
ドレミー・スイート
「……ちなみに、夢の中だからいくら食べても太らないよ」
夢の世界の管理者。厳密には卓の参加者ではないが、鈴仙に作業場を提供したり、ルールミスをこっそり指摘したりと、裏方として貢献している。
サグメのストレス解消に付き合わされてしょっちゅうボロボロになっているが、当人はサグメの事を悪くは思っていない。ドレサグはいいぞ。
稀神サグメ
「ドレミー。余計なことは言わなくていい」
月の賢者にして舌禍の女神。今回の無茶振りの依頼者。依頼後も作業をするレイセンの様子を時々見に来る。
周囲の月の民からのプレッシャーや、思うように喋れない能力により相当ストレスを溜め込んでいるらしく、夢の世界でヤケ食いや耐久カラオケなどのストレス解消に勤しんでいる。
プレイヤー/PC
人族国家とレンドリフト帝国の国境に位置する”始まりと終わりの町”パルヒムに集まり、紆余曲折を経てパーティーを組むことになった6名のPC。最初から半数が夫婦と養子という笑顔の絶えないアットホームなPT、人呼んで「紺珠一家(ラズライト・ファミリア)」。
純狐/ピュアリー
「こんな春の訪れを感じる、暖かな日は……嫦娥を殺したくなるわね」
プレイヤー:純狐
現在鎮静中の月の厄災。
今でも嫦娥や月の民に対しては真顔で突然キレるが、それ以外の場合はおとなしい。
心優しく思慮深く常識的な、母性溢れる狂人である。
PC:”穢れなき夢(ピュアリーナイトメア)”ピュアリー・ラズライト
「ごめんなさいね、驚かせてしまって。そんなつもりはなかったのだけど……」
「不倶戴天の敵、ジョウガよ! よくぞ我が前に現れた! この時を待ちわびていたぞ!
今こそ復讐の時来たれり! 我が溢れ出る瑕穢にて、必ずや貴様を死に至らしめてくれよう!」
ナイトメア(人間生まれ)/女性/?歳
冒険者技能:プリースト(ラーリス)/デーモンルーラー/セージ
一般技能:クレリック/ハウスキーパー/ノーブル
経歴:
・伴侶がいる(いた)
・一定期間の記憶がない
・知り合いに生き返った人がいる
過去の記憶を失った女性。行き倒れていたところをティアに拾われ、その場で求婚を受け入れて妻となった。
性格はプレイヤーと同じく良識的。普段はパートに精を出し、夫への気配りを欠かさない家族思いの良妻賢母。だが初期技能はどうみてもラスボスです、本当にありがとうございました。レンドリフトでなければ即死だった。
セッション中うっかり持病の発作が起きたのを、へカーティアの機転でRPに転化し、『「ジョウガ」の名と「ジョウガ」への純粋な殺意を唯一記憶として残しており、「ジョウガ」に語感が似た名称を聞くとスイッチが入る』という設定が生えた。ジョウガ……一体何者なんだ……
またパートである月神宿での料理は好評で、だんだんと宿の客層が偏っていく程。ただ、「生姜焼き」「茗荷のサラダ」「冬瓜のスープ」「溶岩焼き」「羊羹」などおすすめ料理の内容に、やや危険を感じるのはきっと気のせい。
ヘカーティア/ティア
「月の連中ってほんと、部下の使い方がなってないわ。
ちゃんと労働環境を整えてこそ、部下も能力を発揮できるのにねぇ」
純狐の親友。
月の民への敵対心は消えていないが、基本的には面倒見のいいホワイト企業の重役地獄の女神様。
普段は純狐の尻に敷かれているが、時々偉大な神格の威厳が漏れ出てくる。
「浮気じゃないわ。なぜなら……ちゃんと嫁の許可を取ってるからね!!」
エルフ/男性/125歳
冒険者技能:フェアリーテイマー/セージ
一般技能:ノーブル/ジュエラー/パヒューマー
経歴:
・伴侶がいる(いた)
・破産したことがある
・今でも使う決めゼリフを持っている
レンドリフト帝国近隣最大の人族国家、カレス王国の貴族の三男坊。実家が没落し借金取りに追われる羽目になり国外逃亡。その道中でピュアリーを見出して一目惚れ、その場でプロポーズして妻とした。狂神の信者であるピュアリーが住みやすいレンドリフト帝国へと向かった。
れっきとした男だがオネェ言葉を使う。妻がいるのに気に入った相手には性別を問わず積極的にアプローチをかける浮気者のヒモ恋多きオカマである。ただ、演じるプレイヤーがプレイヤーだけあって、洞察力や人心を惹き付ける話術は随一。プレイヤーの好み通りの「普段はおちゃらけてるけど実は強い系のオカマキャラ」となっている。
クラウンピース/ラッピィ
「ご主人様と友人様が夫婦でしょ? じゃ、あたいがその子供役やる!」
主人とその友人に付いて幻想郷に遊びにきた地獄の妖精。
地獄在住というだけあって、色事に詳しかったりギャンブラーだったりと穢れ切っている。
「地獄の沙汰も金次第ってね! しっかり稼がないとおまんま食い上げさ!」
フィー/無性別/10歳
冒険者技能:フェンサー/フェアリーテイマー/スカウト
一般技能:ダンサー/パフォーマー/シンガー
経歴:
・育ての親に拾われた
・近所に芸術家が住んでいる
・商売を手伝ったことがある
面白い物語を探すために故郷を旅立ったフィー。生活費を稼ぐために宝石商で客引きのバイトをしていたある日、妖精使いのオカマとラーリス神官のナイトメアという、これ以上ないほど面白そうな夫婦を見つけ、押しかけて全力で駄々をこね養子となった。天真爛漫だが純粋ということもなく、セラなどよりよほど世間擦れしている。
妖精は穢れを嫌うものだが、ラッピィは特に気にしていない。曰く「くさやみたいなもの」、それでいいのか世界観。
鈴瑚/リンゴ
「もしお偉方が私の発言を問責するって言うなら……ま、瓢箪から駒が出るだけだよ」
イーグルラヴィの頭が切れる方。
月で何が起こったかを薄々察しており、今回の任務の経過によっては地上への亡命も考えている。
任務の合間に趣味で地上のゲーム類を収集しており、ヘカーティアと話が合う。
また、団子と同じくらいカレー好き。
PC:”竜の威を駆る(ドラゴンライダー)”リンガリング・ゴードン(リンゴ)
「『悩むぐらいなら飛ぶ』! そうだったよな、ダンゴ!!」
タビット/男性/15歳
冒険者技能:ライダー/ウォーリーダー/コンジャラー
一般技能:ソルジャー/テイマー/タワーマン
経歴:
・守りの剣を手に持ったことがある
・書き出し部分を暗唱できる書物がいくつかある
・卵を温めたことがある
サハラヴィー王国の操霊術師の家に生まれ、兵法を嗜んで育ったタビット。ある日森の奥で拾った大きな卵を孵してみたらドラゴンが生まれた。ダンゴと名付けたその子竜と兄弟のように育った彼は、長じて王国の兵士となり、竜騎士として将来を嘱望されつつも平穏に暮らしていた。だがある日、身寄りのないライカンスロープの少女を保護したことから彼の人生は変わっていく。
……と、まるで主人公のような経歴を持つPC。だがその実、種族相応に臆病で計算高い一面を持つ、パーティーの策士兼ツッコミ役。
ダンゴ
「黄金の鱗の塊で出来ているドラゴンが皮装備の神官に遅れをとるはずは無い。
お前全力で俺の背に隠れてていいぞ」
リンゴの唯一ぬにの相棒たるチャイルドドラゴン(リプレイ付属データの生まれたてのドラゴン)。演じるSMてゐの趣向により、謙虚な訛りの交易共通語を話す。生半可な騎獣には真似できない牙と雷属性のブレスを武器にパーティーのメイン前衛を張る。すごいなーあこがれちゃうなー
清蘭/セラ
イーグルラヴィの頭空っぽな方。
今回の話も「遊ぶのが任務だなんてラッキー!」程度にしか考えていない。
色々と純真無垢で、フォローに回る鈴瑚に冷や汗をかかせている。
「役に入る」方であり、PCに影響されて鈴瑚に熱い視線を向けるようになった。あおりんごはいいぞ。
「そんなことがあったら怖いなー! でもリンゴがいるから大丈夫だよね! また助けてくれるもんね!
(チラチラッ」
ライカンスロープ/女性/15歳
冒険者技能:ファイター/レンジャー/エンハンサー
一般技能:ハーズマン/ウィーバー/テイラー/マーチャント
経歴:
・一族を滅ぼされた
・人族を恋愛対象にしている
・商人を目指している
ワーラビットの村で幸せに暮らしていた村娘。しかし15歳の誕生日を迎えた日、村は蛮族の群れに襲われ壊滅、独り生き残った彼女はリンゴに拾われ匿われた。リンゴに恋をしたセラは、彼に導かれるままにレンドリフト帝国を目指した。いつかこの人と結婚して小さなお店を開き、幸せな生活を送ることを夢見て。
……という少女漫画のヒロインのようなPC。だが初期から筋力B4生命力B3、モールを全力攻撃で振り回すガチムチファイターである。
体はマッチョ、心はか弱い乙女の、人呼んでマッチョロイン。彼女の恋路はどっちだ。
レイセン/レイニー
「あんな無意味なルーチンワークありませんよ! ええ、飛び出してやりましたとも!」
セッション2より追加派遣された玉兎。
計算高いお調子者で、自分の境遇に対する不満をぶちまけて地獄組とすぐに打ち解けた。
なお、月の民以外には鈴仙とレイセンの発音の違いが聞き分けられないため、鈴仙はセッション2以降
うどんげ呼ばわりされる事になる(聞き分けられる玉兎組にまで)。
PC:”神を嘲笑う(ラッフィング)”ムーンレイス-02(レイニー)
「相手が誰だろうと関係ありません。気に入らなければ神でも嘲笑う。
それが私のモットーなんですよ!」
ルーンフォーク/女性/5歳
冒険者技能:シューター/マギテック/セージ
一般技能:ナース/ソルジャー/ウェイトレス
経歴:
・濡れ衣を着せられたことがある
・師と呼べる人がいる
・愛読書を持ち歩いている
ウサギ型ルーンフォーク『ムーンレイス』の2号機。(1号は何処に)
元月神軍の兵士で、仕事をサボって趣味の読書に勤しんでいたら脱走と勘違いされ、軍法会議に掛けられそうになるも、軍の偉い人に庇われて事なきを得た。しばらくほとぼりを冷ます為に『導きの白兎亭』でウェイトレスのバイトをしていたが、ラズライト一家とパーティーを組むに当たってあっさり軍を辞めた。
ブラック体質の上司を毛嫌いしており、気に入らない相手なら神だろうと皇帝だろうとはっきり文句を言う。RPですよね?
一方で他のPC達の事は気に入っており、口では「稼ぎがいいので組んでる」「いざとなったら見捨てる」と言いつつも付き合いの良いツンデレ。
冒険の舞台とNPC
舞台となるのは、テラスティア大陸の西端レンドリフト地方で、最近人族国家を滅ぼして成立した人蛮混合国家「レンドリフト帝国」。その中でも付近の人族国家と隣接する都市、”始まりと終わりの町”パルヒムが主な舞台となる。
レンドリフト帝国はラルヴァの皇帝”不暁皇帝”アベルカインの下、古代神と大神の名を冠する『神将』が率いる神軍(ライフォス→祖神軍、ダルクレム→戦神軍など)が国を運営している。ただし不死/太陽/風来神将は存在しない。
(ラルヴァの大敵であるノスフェラトゥの奉ずるメティシエは禁教。ティダンとル=ロウドは禁じられてはいないものの、帝国に滅ぼされた人族国家の残党の旗印であるため肩身が狭い)
帝国では冒険者の宿は神軍の下部組織であり、冒険者への依頼は親組織の特徴に合ったものが多くなる。
(月神軍の宿:薬草の採取 祖神軍の宿:街中のトラブル解決 戦神軍の宿:反乱分子の討伐……等)
国是は『差別なき弱肉強食』。暴力、知性、あるいは芸術性と、分野の如何を問わず、他人に『価値』を示せなければ人権を認められない厳しい国である。しかし逆に言えば、『価値』を示すことさえできれば、生まれも育ちも関係なく自由に生きることができる、他の国では弱者だった者達にとって希望に溢れた国でもあるのだ。
(なお、レンドリフト地方やパルヒムの大まかな設定は、関連商品にあるサプリメントやリプレイが初出の公式設定である。これ以上詳しく知りたい人はニコニコ市場へどうぞ)
これより下は本卓のオリジナル設定のネタバレが含まれています。 読みたい方は自己責任でスクロールして下さい。 |
「わからないうちは大人しくしてりゃいいものを、来たばかりの奴ほどイキがって
往来に飛び出そうとする。それをみた街の住人は、こう思うわけだ。
『そりゃ死ぬだろう。当たり前だ』ってね」 ―ティル
パルヒムは7つの街区に分かれており、それぞれに一つずつ存在する冒険者の宿の亭主が合議して街を治めている。それぞれの街区は管轄する神軍に応じた施設が揃っている。
冒険者の宿の亭主は、幻想郷の住人(STG作品の中ボス)の姿を借りている。
(純狐達に幻想郷の住人の顔を覚えてもらいたいという鈴仙の配慮によるもので、他のモブでないNPCも東方キャラクターのアバターが使われている)
彼等も所属する神軍に応じた依頼を出すが、頻繁に他の宿の冒険者を融通し合っている。まともな新入りは死ぬか人族国家に逃げ帰り、まともでない腕利きは帝都に拠点を移してしまうため、パルヒムはいつも冒険者不足なのだ。
月神区
「この町に来たばかりなら気をつけな。賭場でイカサマしたり
娼館で暴れたりしたら、ティルさんが黙ってないぜ」 ―通りすがりの操霊術師
病院や薬局等の医療施設の集まる地区。孤児院も存在する。その性質上住民には操霊術師も多く、蘇生サービスも受けられる。一方で、娼館や賭博場といった夜の施設が集まる歓楽街でもある。
”裏のない”ティル(演:因幡てゐ)
「改めて歓迎するよ、不適合者(ミスフィッツ)ども。ようこそ、”終わりと始まりの町”パルヒムへ」
PC達の所属する月神宿「導きの白兎亭」の亭主。一見人当たりのいい笑みを浮かべた好人物だが、その実はパルヒムの歓楽街を仕切る古強者。信頼した冒険者には本来の食えない顔を見せる。本人はミスティックだと主張するが、本業は蘇生もできるほどの高位のコンジャラー。ティルは通称で本名が「ティルダンカル・クルマンド」※だと嘯いたり、暗闇で目を光らせたり、月神の聖印を所持していたりとその正体は底知れない。
ティルはSMのてゐが姿を含めて直接演じている。鈴仙は設定や細かい言動までてゐに任せており、その演技力もあってますます底の読めないキャラクターとなっている。
※姓名どちらも、公式設定に存在する有名なタビットの名前。あからさまに偽名なのだ!
”暁を待つ”トーリ(アバター:古明地さとり)
「……けれどもし、そんな私の存在に意味があるとするならば。
それは、このレンドリフト帝国にこそあるのではないか。そう、思うのです」
蛮族の皇帝に恭順することを選んだティダン教派「陽の烏」をまとめる司教。国内に潜伏し蛮族支配に抵抗するティダン過激派の情報を流し、討伐に協力する”裏切り者”。
帝国がレンドリフト王国を滅ぼした時、逃げることも戦うことも選べなかった信徒を守る為、そして『差別なき弱肉強食』にこそティダンの掲げる融和を見出す為に、寝る間も惜しんで働き続けている。過激派を狩るのも、自らの保護する信者の立場を悪くしない為の苦汁の決断である。
過労が祟り、目の周りには隈が張り付き、表情筋が死んでるとしか思えないほど顔色を変えない陰気な外見だが、本来は心優しく信仰に篤い女性。
ヘカーティアが地霊殿の住人をヘッドハンティングしようとしていた所だったため、外の人繋がりでトーリへの好感度が最初から高く、落とし神ティアの集中攻略を受けている。元々惚れっぽい性格だったのか、陥落寸前。
”黒猫”リーイン(アバター:火焔猫燐)
「仕事をしたら、報酬を頂かないといけないだろう? あたい達も霞を食べては生きられないからね」
「陽の烏」に所属するラトクレスの神官。貧乏な教会を助けるため運び屋の副業をしている。郵便物や荷物、さらには道端の死体を、専用サイドカー付き魔動バイクで軽々運ぶ運送のプロ。
王国時代から今まで、教団内で苦しむトーリを見続けており、彼女のことを深く尊敬している。同時に、かつてはナイトメア差別で、今は不眠不休の努力を無に帰す形でトーリを邪魔し続けるティダン過激派を心底憎んでいるが、彼女の意向を汲んで必ず一回は投降機会を与えている。
”彼は誰の”ソラリア(アバター:霊烏路空)
「陽の烏」の”巫女”。180cm以上の長身に、右腕にガーウィの銃、背中にディーラの翼が移植され、胸元に大きな魔晶石を生やした異形の女性。悪名高き”霧の街”生まれで、死んで魔改造されながらも脱出し、長い旅を経て(その間某封鎖領にしばらく滞在した模様)レンドリフト地方へ辿り着いた。
魔改造2回(ガーウィの腕とディーラの翼)・変異2回(胴体が生きた魔晶石、右足がレッグキャノン)のソレイユというラクシアの業を集めたような悲劇の女性だが、本人は底抜けに明るく快活。人の名前を覚えるのが苦手だが人懐こく、片言の交易共通語と身振り手振り(ソレイユ語)を交えて一生懸命話す姿はとても愛らしい。しかしながら霧の街脱出者だけあって、マギテックLV15という実力者でもある。
"長生き"クラリッサ・ミラー(アバター:稗田阿求)
「皆さん、自分が生きる意味……『夢』を、決して忘れないように。
夢や希望を無くした時、人は老人になるのですから」
ハイマン/女性
月神区にある孤児院「我々の故郷」を一人で切り盛りする院長。通称はクレア。高名な軍師にして紡糸の女神エルピュセの神官でもあり、ティルの占術の師匠でもある。
自身の状況が苦しいにも関わらず頻繁に手伝ってくれる「陽の烏」の面々とは以前から親しく、親友と言えるトーリには感謝するとともに過労を案じている。同時に、彼女たちを苦境に追い込み続け自分は何もしないティダン信者達を、彼女の信仰面からも軽蔑している。
ちなみに、元々孤児院長のアバターは人里で教師やってる人になる筈だったが、後述の配役変更の影響であっきゅんに振り分けられた。その為、体が弱いのに頭突きでお仕置きする院長先生が誕生した。かわいい
サニー/ルナ/スター(アバター:光の三妖精)
「そして私達3人が今から仲良くして、コネクションを作っておくことにより!」
「将来一緒に帝国の政治、農業、商業を牛耳る存在になる! それが私達の目的です!」
「我々の故郷」の年長組。サニーは農家志望、ルナは商人志望、スターは官僚志望で、上記の通り大志に満ちている。レンドリフト帝国の未来は明るい(白目)
「陽の烏」のトーリ達とは一緒に年少生の世話をしたりする為、懐いている。当然ティダン過激派へのヘイトは極大で、紺珠一家にも最初から敬意を持っていた。特にスターはレイニーとゲス同士気が合う。
イース(アバター:古明地こいし)
「アハハ。私、そういうのがお仕事だから♪ お姉ちゃんにちょっかいかける人なんて、珍しいからね」
トーリの妹を自称する「陽の烏」の食客。ル=ロウドの信者でもあり、普段は賭場でディーラーのバイトをしているが、本業は自身の隠密能力を活かした密偵。普段は陽気に振る舞っているが、陽の烏の敵に対しては一切容赦しない。それはトーリに近づく”悪い虫”も例外ではない。
賢神区
「まいどあり!
よーし、奥さん美人だからサービスで人族の骨もオマケしちゃおう!」 ―裏通りの供物屋
書店や図書館、学舎など、その名の通り知識の集まる街区。漫画専門店もある。また、賢神軍が狂神軍を管理下に置いている都合もあって、魔神使いの供物の取引も許可の下で行われている。
主婦が八百屋で買い物をする感覚で非合法供物(人族の死体とか)を入手でき、時々暴走した魔神が街路を暴れまわるそんな知の集積地。レンドリフト帝国ではよくあることです。
”禁書痴”コアトリクエ(アバター:小悪魔)
「ウフフ……今月の新刊も傑作揃いね……
王道のアベジョジも素晴らしいけど、こっちのバルアベ本も最高に良いわ……」
賢神宿「母蛇の魔女亭」亭主。高位のソーサラー兼デーモンルーラーにしてビブリオマニア、というか腐女子。彼女の肝煎りによりパルヒムの漫画専門店の品揃えは大変充実している。
”死人魚姫”シレネッタ・アンダイン(アバター:わかさぎ姫)
「えへへぇ、いいご縁があったら、よろしくお願いしますー」
賢神宿に所属する冒険者で、エイスンアデアル召喚塾でのピュアリーの同期生。同族の先輩である”死体使い”ヨミノ・アシロ(詳しくは公式リプレイを読もう)に憧れ冒険者を志した。でもいきなりアンデッド使役は怖いのでボーンゴーレムを扱う。
目標はお婿さん探しだったが、闘技大会で戦ったロートケップに一目惚れする。かげわかはいいぞ。
パトリシア・N・アグレマン(アバター:パチュリー・ノーレッジ)
「bonjour,tout le monde.
解説は私、賢神軍のしがない一司書、パトリシア・N・アグレマンが担当致します。
皆様、親しみを込めて『パッチー』とお呼び下さい」
賢神区の住人ではないが他に書く場所を割く気にもなれないのでここに記す。賢神軍の管轄する『無限図書館』の司書。修学旅行に訪れたパルヒムの孤児達と護衛の紺珠一家に応対し、極めて嫌らしい難題を吹っ掛けてきた。その実際バレバレな正体は後述。
”鉄砲玉”ハルマッタン・フェザー(アバター:姫海棠はたて)
「さあいってみよう! パルヒム闘技大会新人戦決勝……
Knock'em dead baby!!!」
秘神軍のパルヒム担当エージェント。神区対抗武闘大会の司会・実況を務めた。
秘神軍はどうやら賢神軍の下部組織らしく、秘神将のシャマルとは知り合い。現場派のアクティブな性格で、神将に対しても物怖じせず平気で軽口を叩ける。
戦神区
「言うなれば、全員が剣を携えているようなものだ。
そんな中で、無駄に剣を振り回す愚者がいたらどうなる?」 ―ダークトロールの武術師範
軍事や闘争に関する施設の集まる街区。訓練場や闘技場、流派の道場などが並び立ち、自然とバルバロスを中心にした荒くれ者が集う物騒な地区であるが、逆に治安は良い。
”走狼”ウォルフガング・シュトルム(アバター:犬走椛)
「私をその二つ名で呼ばないでください!!」
戦神宿「疾き風の狼亭」亭主のワーウルフ。荒くれ者達を冷静に取りまとめる一廉の人物。しかしPCとの初遭遇と二回目の遭遇が、白昼に月神区の融神宿(娼館)から出てきた所をバッタリという、何とも締まらない場面であった。娼館通いには何らかの事情があるようだが……
”狩人狼”ロートケップ・ガルー(アバター:今泉影狼)
「私、このレンドリフト帝国が好きよ。
傍から見れば悪夢としか思えない、このはみ出し者達の楽園が」
最近戦神宿に所属し、すぐに頭角を現したワーウルフの少女。セラと同じように故郷を滅ぼされ、アゴウ重鎚破闘術の師範の義娘となった。かつて出会ったクロスボウ使いのワーウルフ(詳しくは公式ry)から又聞きした「ガンを併用する格闘術」を独自に復活させた天才。だが年相応に甘いものが大好き。
祖神区
「まて、早まるな!いかにレンドリフトと言えども、命は大切にしろ!
こんなところで命を捨てるな!」 ―人質事件の犯人説得中の護神隊員
パルヒムの中央に位置する、行政・警察・司法といったお役所の集まる街区。祖神の名を冠するだけあって、他の街区に比べれば殺伐としていない。
リーファ・アーキマン(アバター:秋静葉)
「行動をしようとする意志が重要なのだよ。このレンドリフト帝国では、何よりもね」
祖神宿「錦の紅葉亭」亭主。冒険者の宿の亭主達のまとめ役でもある、物腰の落ち着いた女性。堅物の仕事人間だが、意外なことに祖神宿亭主のウォルフと恋人関係にある。他の宿の亭主とは違い、一見して戦闘能力はない。
ミリィ・アーキマン(アバター:秋穣子)
「いまよ! 犯人と人質を確保!」
リーファの妹で、護神隊の隊長。「陽の烏」がパルヒムで布教を始めてから初めて誕生したティダン神官でもある。護神隊はパルヒムの警察組織であると同時に農民でもあり、治安と食を司る彼女がティダン信者であることは、住民からの陽の烏への悪感情の緩和に繋がっている。
”万雷の鼓砲”ライナ・スティッキン(アバター:堀川雷鼓)
「―争いなんて、くだらないわ。
私の歌を、聞けぇー!!」
祖神宿所属の冒険者で、世にも珍しい音階を奏でる打楽器『風琴撥』を所持するバード。これを入手するために全財産を使い果たして人族領域に居られなくなり、レンドリフトまで流れてきたというロックな女。その演奏は聴く者の心を震わせる(精神抵抗的な意味でも)。
武神区
商店街。武具からお菓子まで大抵の物は揃う。マギテックやアルケミストが集まる場所でもあり、たまに暴走した魔動機が不幸な通行人を轢殺する。レンドリフト帝国ではよくあることです。
ウェルバー・ケット(アバター:キスメ)
「はーい! ご注文の品、お待たせしましたー!」
武神宿「黒鬼の火炉亭」亭主。高位のマギテックかつ、珍しいアラクネライダーでもある。また、所持する桶コンテナ型魔剣「ディストラクター」を使い、パルヒム全域の井戸を通じた宅配通販サービス「井戸う販売」を営んでいる。一見すると女性に見えるが実はショタ顔の男性で、同族にはもてないが歓楽街ではお大尽振りを見せてモテモテである。
ディストラクター(アバター:黒谷ヤマメ)
「『客が来る』ってウェルバーから連絡が来てるからね。火力を調整してるのさ。
お客さんを焼き殺すわけにゃいかないからね」
第八世代魔剣/性別なし
ウェルバーの所有するコンテナ型の魔剣。パルヒム地下に広大な魔剣の迷宮を展開しており、井戸等の深い穴を介して地上との連絡通路を作ることができる。しっかりした意思を持ち、迷宮内なら人の姿を投影することもできる。元は魔動機文明時代にゴミの焼却処分用に造られた魔剣であり、普段の迷宮内は業火で満たされているが、火力を調整して耐火能力のない客を招き入れることも可能。
ファンティ(アバター:茨木華扇※)
「貴方達も、もう一度子供からやり直していらっしゃい。
来世では、『価値』のある大人になれるといいですね?」
武神区に店を構える菓子屋「菓扇堂」の人気パティシエ。いつもはにこやかに接客をしているが、万が一客寄せの邪魔が入ろうものなら、ポリモルフを解除して雷のブレスで跡形もなく焼き払う。そう、実は彼女の正体はドラゴンであり、普段は知り合いの酒神軍幹部の姿を借りているのだ。レンドリフト帝国ではよくある……あってたまるか!
※本卓の立ち絵はdairi/はるか氏の物だが、彼女にだけはkaoru氏の立ち絵が使われている。知り合いの姿を借りているからだろう。
”小さな”メアリー・ポップ(アバター:多々良小傘)
「やだ、可愛いなんて……」
武神宿に武具を卸している鍛冶屋。心優しく可愛らしい、そしてトラブルに巻き込まれやすいヒロイン体質の少女。だが身長が5m、身動ぎするだけで風を起こし、座っただけで地を揺らすような巨体であり、街中に住む事もできずディストラクターの迷宮内に住居を設けている。
(ちなみに普通のサイクロプスの身長は15~20m。”小さな”とはそういう意味)
鍛冶屋としては、深夜テンションでうっかりインテリジェントソードを打ってしまう程の優れた才能の持ち主。
”首の皮一枚繋がった”バートレッド・バンクス(アバター:赤蛮奇)
「……サイクロプスがダークドワーフに言う言葉じゃないと思うんだがねぇ、ほんと」
武神宿に所属する冒険者。霧の街の地下から這い出した途端に人族に見つかり首を刎ねられた経験を持ち、首には切断跡のような蘇生痣が残っている。それ以来レンドリフトに流れ着くまでは素性を隠し、髪も鮮やかな赤に染めている。
あまり馴れ合いを好まないクールな性格だが、種族的には仇敵の筈であるドワーフの亭主やサイクロプス(ウィークリングだが)のメアリーとは仲が良い。
コダマ(アバター:幽谷響子)
「カレーメニューを全部1皿ずつと、スープカレーを追加で9皿! ハイヨロコンデー!」
◆紺◆NPC名鑑#25【コダマ】◆珠◆
武神区のガネーシャ料理店で働くコボルドのシェフ。その正体は料理に目覚めディルフラムを離れたニンジャである。普段は元気に包丁を振るうが、狼藉者にはクナイダートを振るい、笑顔で”仕入れ”をこなす。
"フーテンの"クベーラ(アバター:寅丸星)、ムシカ(アバター:ナズーリン)
「いいですね!うちの妻、とっても可愛いんですよ!バイト代が入ったら、是非……」
「店長。しっかり働かないと、バイト代は出せないよ。
話し込んでないで、キリキリ給仕をしてもらおうか」
武神区のガネーシャ料理店「白蓮堂(プンダリーカ)」パルヒム支店の店長夫妻。ワータイガーの店長のクベーラは店をさぼって遊び歩いているため、ワーマウスの女将であるムシカが実質的に店を仕切っている。ただ、クベーラは非常に賭け事に強く、風神宿で荒稼ぎした金を融神宿でばら撒くといったお大尽なことをしているため、住民からの受けは悪くない。
妖神区
「『あの国なら、自分にも居場所があるかもしれない』そう願って、縋るようにやってくる方が。
そういう方達が「価値」を発揮し、かつての故郷の品々を普及させることが、
この国ではよくあります」 ―ダイタニア
自然保護や災害対策を主とする妖神軍の拠点だけあってフェアリーテイマーが集まる街区。もう一つ、芸術家の集まる地区という顔も持つ。小さいながら立派な劇場があり、世界中から集まった芸術家による演劇やコンサートが行われている。
”永遠の淑女”ダイタニア(アバター:大妖精)
「けれど、酸の体が強化……栄養剤の影響……? 巨大化しても躾ができれば……ぶつぶつ……」
妖神宿「夏の夜の夢亭」亭主。実力高いフェアリーテイマーであり、エルエレナ惑乱操布術を修めた高名な踊り子でもある。普段は二つ名に見合ったお淑やかな貴婦人であるが、彼女の本性を知るものは「『ダイタニアの庭園』には決して近寄るな」と口を揃える。……つまり、淑女とはそういうことである。
"戦奏姉妹"ハーシィ・カサドリス、ベニー・カサドリス(アバター:九十九姉妹)
「可愛い私に免じて許して?」「許すわ」
妖神宿に所属する冒険者で、名字の通り現代におけるカサドリス戦奏術の継承者達。直接血の繋がりはないが義姉妹の契りを交わしている……というか義姉ベニーが極度のシスコンであり、義妹のハーシィを溺愛している。(最近ブラコンにも目覚めた)
またハーシィはイーリー流幻闘道化術の心得もあり、入門者でもないのにピエロクロースをばら撒きまくっている。
死神区
「頑張って働けば、サレナさんからご褒美が……ああ、楽しみだなぁ!」 ―通りすがりの模範囚
犯罪者の収容所。しかし後述の理由から街を歩くのは極めて善良な模範囚ばかりで、治安は悪くない。
”白と黒の”サレナ(アバター:リリーホワイト)
「おぉー、よく頑張りましたねぇ。良い子良い子ー(なでなで)」
死神宿「散り落ちる花亭」亭主。常に花のような笑みを浮かべた大人しそうな美女。しかしその実態は腐神将直轄強制労働施設の元看守長、笑顔のまま囚人に拷問を加えるサディスト。
彼女の「調教」は巧みで、お仕置きで心を折られ、与えた労働を達成してご褒美を与えられた囚人は、皆従順な模範囚となり、サレナの命令一つでどんな3K仕事も進んで勤める貴重な労働力と化す。
……死神宿の牢屋には鍵がかかっていない。そんなものは彼女には必要ないのだ。
”ホラ吹き”ジャック(アバター:鬼人正邪)
「いずれこのレンドリフトに覇を唱え皇帝を引きずり下ろし、下克上を成し遂げる男!
それがこのオレ様! 我こそは”最強の”ジャック! ジャック・ザ・ジョーカー様だ!」
魔剣無しドレイクのチンピラ。大言壮語をぶち上げるが実力は全く伴わず、恐喝や詐欺等のチンケな犯罪で捕まってはサレナにお仕置きされている。しかし反骨心だけは見上げた物で、決して心折れることなく何度でも死神宿から脱走を繰り返す。街の有力者達からは「いつか死ぬだろうけど、死ななければ何者かに為りうる」、そんな愛すべき馬鹿と見られている節がある。
輝針剣(アバター:少名針妙丸)
「ジャックは私のこと、とても大事にしてくれたから。丁寧に手入れして、隅々まで磨いてくれて、『お前は最高だ』って言ってくれて……」
メアリーが自分の裁縫に使うために打った縫い針。酔った勢いと深夜テンションに任せて鍛えた結果、縫い針としては大きくなり過ぎたため、武神宿に魔法の短剣として納品された。その後自分の魔剣を求めるジャックに盗み出された際、魔剣の迷宮を生成。紺珠一家が攻略に望むことになる。
自分の一番の相棒とまで言い切り(縫い針だったと知ってもそれは変わらなかった)、キスまでしてくれたジャックを主人と認め……というか惚れ込んでいる。このため、盗難事件解決後はジャックに10万ガメルで身請けされた。
性能は一見ただのショートソード+1だが、場所を問わず小さな少女の姿を投影でき、さらに魔剣と所有者の意志で任意に魔剣の迷宮『輝針城』を展開できるという驚異的な能力を持つ。彼女のいるところが即ちジャックのホームグラウンドなのだ。「10万ガメルは破格だった」とはウェルバーの弁。
その他
今日の供物チンピラ(アバター:こちらの立ち絵素材)
「聞いて驚くな?俺達はサハラヴィー王国に悪名を轟かせた盗賊一味よ。
ナメた口聞くとタダじゃすまさねえぜ!」
オープニングでよくPCや街の住人に絡んでいる男性2人組。毎回立ち絵は同じだが違う人物らしい。リンゴの出身地でもある隣国のサハラヴィー王国から流れてきた連中で、レンドリフト帝国の厳しさを身をもって教えてくれる。
レンドリフト帝国の愉快な首脳陣
「……まったく、次から次へと。帝国の首脳陣ってのは、暇人ばかりなんですかね」 ―レイニー
☆は公式に設定のあるNPCを表す(ただし性格付けは基本的に本卓オリジナルであることに注意)
☆”不暁皇帝”アベルカイン(アバター:レミリア・スカーレット)
「ではな、冒険者達。これからも我が帝国で、存分に発揮するといい―
―お前達の『価値』を」
虐げられし者たちを率いて戦い抜き、レンドリフト帝国を築いた皇帝。魔剣”銀炎十字”の力により成長限界を突破しており、自他共に認める帝国の最大戦力である。だが、自分が率先して動けば国を興した意味がないと考え、部下や冒険者たちに活躍の場を与えている。
ある経緯からレイニーとは過去に面識があった。後に紺珠一家と出会い、興味を持つ。
☆”皇帝の斧”エイダ(アバター:上白沢慧音)
「……やれやれ」
常にアベルカインに付き従う護衛。とは言えアベルカインが護衛の必要もないほど強いため、実態は皇帝の愛人なのではないか等の噂もあるが、彼女は笑い飛ばしている。ちなみにビキニアーマー着用。(←ここまで公式設定)
「我々の故郷」のクレアとは知り合い。意外にも子供好きのようである。
(本来孤児院長のアバターは慧音だったが、公式リプレイでエイダがミノリンだと判ったため配役変更と相成った。クレアとの知り合い設定はその名残であろう)
☆”書に淫する獣”バルタザール(アバター:パチュリー・ノーレッジ)
「見目麗しい女性の姿は、相手の警戒心を和らげるのですよ。
外交上の配慮とお褒めいただきたいものです」
賢神将。魔導を極めたマンティコア。普段は無限図書館に引きこもり、国中から集めた本を読み耽っている。無限図書館を訪れた紺珠一家にポリモルフで変装した姿「パトリシア・N・アグレマン」として接触、公式リプレイでもあった嫌すぎる試練を与えた。コアトリクエ曰く、「性格は最悪で間違っても善人ではないが、無意味に危害を加えたりはしない」。その通りで、試練を与えたのはPC達の生き様に激しい興味を覚えたからである。迷惑極まりない。
☆"内政の鬼才"ジョージ・J・エングルス(アバター:十六夜咲夜)
祖神将。人間でありながら「時間を止めているとしか思えない」と称される程の高い実務能力を持つ、帝国文官の長。皇帝への忠誠心は高いが堅物で怒りっぽく、公務から逃げる皇帝をいつも追い回している。
☆"无二打の"カイザガーン(アバター:紅美鈴)
「どうも、陛下。お迎えにあがりました」
戦神将。帝国の武官の長とは思えないほどその物腰は穏やか。祖神将と会話する様子は「どちらが蛮族かわからない」と言われる程である。
”最強の”チルレンド(アバター:チルノ)
「いいのいいの! ダイちゃんの弟子はあたいの弟子!
これは必然のウンメーって奴だよ、フラン!」
フィー/無性別
妖神将、妖神軍首脳”四重奏(カルテット)"のリーダー。ダイタニアの親友で、彼女をダイちゃんと呼ぶ。フィーのくせに芸事はからっきしで、元気いっぱいの悪ガキだが、こんなでも名のある妖精を使役することもできる妖精魔法の達人である。実務能力はさっぱりで他の"四重奏"メンバーに丸投げだが、不思議と直感が働き、災害の予兆を見つけることに優れている。その二つ名もどこかのチンピラとは違い、皇帝直々に名乗りを許されたもの。(「はいはいお前が最強」的なノリのようだが)
エルエレナの技をダイタニアから習ったラッピィを上記の理屈で弟子扱いしている。お前はどこの水瓶座だ。
”白の貴婦人”(アバター:レティ・ホワイトロック)
「ごめんなさいね、うちのチルレンドが迷惑をかけて。
また後で、キツく叱っておくから許してちょうだい」
チルレンドの召喚する二つ名持ちのスカディ。かつてチルレンドとの激闘の末興味を持ち、自身を呼び出すブルーダイヤを与えたのだが、チルレンドの余りの悪ガキ振りに業を煮やし、呼び出されるたびに説教と折檻を加えている。その様はまるでオカン。
ルドミリア(アバター:ルーミア)
「とりあえず10人前お願いねー」
"四重奏"の一人で、被災地での実務を統括する。四名の中で一際体格が大きく、食欲も旺盛。
リューグヴェルム(アバター:リグル・ナイトバグ)
"四重奏"の一人で、妖神軍の統率を任されている。腐神将ザミエルに気がある模様。幽リグはいいぞ。
"六方魔晶"フランベルジュ(アバター:フランドール・スカーレット)
「はいはい。お兄様が聞いたら嫌がるわね。
あの人、『運命』とか『宿命』って言葉、大嫌いだし」
死神将。明らかに血の繋がりはないが皇帝をお兄様と呼び慕う。チルレンドは軽口を叩き合う悪友。か弱い少女に見えるが、彼女もまた六属性を極め、バルカンに伝わる召精術にも通じた妖精魔法の達人である。
☆ザミエル(アバター:風見幽香)
「そう、その眼よ。いいわ、とても素敵。いつかまた、貴方と『お話』したいものね」
腐神将。強制労働施設(≒刑務所)「ザミエルランド」の長。普段はメランコリアの体に同化しており、彼女の敵に対して強大な妖精魔法を振るう。その性格はアバターのイメージ通りのドSで、かつて彼女の「お話」に屈しなかったレイニーを痛く気に入っている。妖精なのにルーンフォークのレイニーに見えるのは、アレだよ、強力なユニーク妖精だから実体化能力があるんだよ
"憂毒の"メランコリア(アバター:メディスン・メランコリー)
「うん!私、凄いんだよ!私の中のいろんな毒を使って、腐神軍でちゃーんと働いてるんだから!」
多様な毒を生み出す能力を持った、突然変異種のアルラウネ。その能力を活かし、腐神将直轄看守部隊「毒神隊」の特務官として立派に働いている。とは言えそれを除けば、性格も見た目相応に子供っぽい普通のアルラウネなのだが、彼女を気に入っている腐神将ザミエルが普段の依代としているため、侮った者は死よりもきついお仕置きを受けることとなる。
(クラリッサ・ミラー)
「……『紡神将』の名は、彼女にこそ相応しいから。
無意味なロマンチシズムと言えば、それまでだけどね」 ―リューグヴェルム
帝国の軍略を司る役職であるはずの紡神将は存在しない。独立戦争時代、"銀炎"の軍師として縦横無尽の活躍を見せたクレアは、紡神将への推挙を「最後の時間は子供達の教育に使いたい」と固辞した。戦争に費やした7年という時間は、彼女にとってあまりにも長すぎたのだ。
代わりの者が推されることはなく、紡神軍そのものの設立も見送られた。現在帝国の軍略は戦神軍傘下の謀神軍が担当している。そして、紡神将を望まれた"長生き"のハイマンはその希望通り、パルヒムでこの国の未来を担う子供達を育てている。
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