地球防衛軍3の兵器 スナイパーライフル 単語

チキュウボウエイグンスリーノヘイキスナイパーライフル

2.4万文字の記事

ここでは地球防衛軍3の兵器のうち「スナイパーライフル」について記述する。

・他の兵器については「地球防衛軍3の兵器ネタ記事」の総録を参照とする。

フィクション この記事は高濃度のフィクション成分を含んでいます!
この記事は編集者妄想の塊です。ネタなので本気にしないでください。

目次

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  • ファイブカードXA(9+l4C/indbさん、CvmaT72wBUさん原案・トウフウドン加筆
     開戦直後、実戦や死骸解剖によって確認された「巨大生物には明確な急所が存在しない」という特徴は、戦場兵士たちはもちろん、多くの生物学者にとって驚嘆に値する事実であった。
     ウィルスから体に至るまで、自然界に生じた万物……機体には必ず急所が存在する。
     物体に備わる機とは外環からのによって受動的に、あるいはそれに適応するため動的に変化することで形作られたものであるが、物体という物理界の内において、それら様々な特性的機群の整合性が保たれることは稀である。然るに構造規模が拡大し、機群が高度複雑化するに従って、構造上あるいは性質上の問題として機衝突が発生する。これが急所である。
     急所が存在しないもの、それは特定の機のみを発現するために創造された限定機体……つまり機械であり、その中でもとくに優秀な創造によってデザインされた物に限られる。
     ただし、この世に完璧なものは存在しない完璧なもの――それは宇宙の摂理の根である動と静、有と、生と死という絶対の二元性のみである)
     おそらくはフォーリナー生物兵器であろう巨大生物の群体知性こそがフォーリナー体的意識存在だとする説、マザーシップガンシップといった機械体と巨大生物は共生関係にある別起の異体だとする説など、諸説あるが……)巨大生物の「急所がない」という特性も、また然りである。
     巨大生物には中枢と言うべき神経集合器官、つまりが存在しないが、これは筋肉組織の代わりに全身を駆動させている関節部のモーターセル(それ自体がエネルギーを生産する極小の細胞組織であり、一つの関節部につき数千万から億単位で存在する。電磁的連結振動による抵抗分散の働きがあり、即応性と柔軟性に優れた関節機構を構築している。また放射される電磁波には一定の波長があり、群の数と密度によっては強力なジャミングとして機するため、対抗措置を用いていない脆弱な通信装置は妨される恐れがある)がある種の知回路として機し、それぞれが連結することでネットワークを構築している(全身にが分散していると言うよりは、全身がそのものと言える機構造である)
     この特殊な性質によって巨大生物は全周囲に及ぶ極めて鋭敏な知覚を有し、また部位の欠落による全体の機低下を抑える……部位に受けた損傷から生じる負荷を遮断して、神経網全体を防護する機を有するが、例えば撃のような一点集中の強力な負荷に対しては全に遮断することができず、神経網全体に負荷が波及することが確認されている。そして強な負荷の蓄積が一定量を越えるとモーターセル間の神経ネットワークが耐え切れずに寸断され、機永久に停止するのである(つまり、頭部を撃とうと部を撃とうと、また一撃必殺の高速徹甲弾だろうが連射されたライフル弾だろうが、トータルでほぼ同じ火力評価値の負荷を与えることで死に至らしめることができるのである)
     この事実は、狙撃銃に対して新たな命題を与えることとなった。
     開戦以後、EDFスナイパーライフルは威力と射程、そして精度の向上を常にめられてきたが、戦死者の増加とミサイルの信頼性の低下(大群で押し寄せる巨大生物との戦いにおいては、大戦前の高価な誘導兵器経済的に見合わず、またガンシップの極低速域全方位機動にも追従できなかった)によって練度の低い兵士にも長距離狙撃銃を持たせざるを得なくなり、それに見合った新たな戦術が模索された(凄惨な食光景にして精神を病む者も少なくない戦場において、スコープを覗いて狙うことの精神的負担は計り知れず、熟練者であっても狙撃は簡単ではなく、ましてや新兵に必中を期待することはあまりにも酷といえた)
     命中精度の向上を第一に発案された新たな戦術は、従来の「点」ではなく、「面」で狙撃する……つまり、数人の“ルーキー”を集めて1つの“狙撃ユニット ”を作り、弾幕るかのごとき集中“狙撃”によって命中率を維持するというものであった(着弾観測が困難になり、被発見率も上がるなど、大戦前の人類間戦争ではあり得ない戦術であったが、圧倒的な数的劣勢を強いられる巨大生物との戦いにおいて最も重要なのは殺傷効率である)。これは前述の巨大生物特性を鑑みて、狙撃による時間単位当たりの撃破効率を維持するべく「とにかく当てること」を最重要視した戦術であり、数人の新兵で構成された狙撃ユニットでも正しく運用すれば、ヘッドショットを難なくこなす熟練狙撃兵1人の戦果を上回ることも不可能ではなかった。
     ただし、あくまでも一定数の人員の確保が条件であり、戦死者数の増加傾向から戦術の破綻が予測された事実、後に蜘蛛巨大生物の大群によってスナイパー部隊が壊滅した他、戦闘要員の払底によって大戦中期以降は戦術として成り立たなくなった)ことから“機的に命中精度を高めた”新たな狙撃銃められた。
     当初は自誘導性を備えたスマード弾も計画されたが、ストリンガー狙撃銃の貫通弾を越えるコスト弾となるのは明であり、単純な機構で「面での狙撃」を可とすることが第一条件として挙げられた。
     これに応じて開発されたのが、ファイブカードXAである(縁起が良くユーモアにも富んだネーミングであったが、既に多くの珍兵器の当たりにしていたEDF戦隊の面々にとっては、逆に“新兵器”への不安を煽る名称であった)
     ストリンガーと同じくMMF狙撃銃として開発された身機構のパーツを専用の物に交換しただけであり、自体の製造および維持コスト最低限に抑えられた)ものであり、発射後5個に分裂する散弾のような大の特殊弾が使用された。この多連装徹甲弾は、元々は「ショットガンの弾速と射程の向上」のために開発された耐衝撃性の高い大シェルであり、装弾筒として5つの徹甲弾体を格納している。
     ピンホールショットのような芸当はできないが、密集したまま飛翔する弾体群の拡散性は狙撃銃として許容されるグルーピング(一定射撃数における集弾性の値であり、高精度のほど狭くなる)の範囲内に収まっており、そもそも狙うのが巨大生物の巨であったため、練度の低い新兵であっても充分な狙撃命中率を達成できた。また全弾命中時の威力は同クラスMMF狙撃銃よりも向上している。
     欠点としては、密集して高速飛翔する徹甲弾体が干渉し合ってしまうため、射程が減少してしまっている。これは飛翔距離例する「速度の低下」と「弾体が受ける負荷の増大」という2つの要素の曲線が交差した時点から、弾丸が急に失速するというものである。開発段階で確認されたこの問題に対して弾体への安定も付加も検討されたが、さほどの効果はなく、結果として「散弾を発射するSTライフルのようだ」と評される使い勝手になってしまった(この評判を聞いて、高精度を崇拝するSTライフル開発者は飲している日本缶コーヒーの190gスチーを握り潰した)
     直後にMMF100開発されたことで生産計画数が大きく減らされ、配備も北米日本列島などの戦域に限られた不遇の武器であり、一撃必殺の精密狙撃を好みライサンダー用する熟練兵にも敬遠されたが、経験の浅い新兵(しかも彼らの場合、経験を積むのは実戦に他なかった)にとってはMMF狙撃銃と同じく扱いやすいスナイパーライフルであり、支給された部隊では物しさもあって好まれたと言われている。
     このとともに戦いを生き抜き、経験を積んだ兵士にはファイブカードを「狙撃手育成の為の初心者用装備」と考える者が多く、ファイブカードを使うことで“ルーキー扱い”を受けることも少なくなかった。
     ファイブカードを“卒業”した狙撃兵たちも同様に新兵をからかうことはあったが、かつて自分自身に狙撃イロハを教え込んでくれたそのを彼らは愛しており、貶すことだけは決して許さなかったと言われる。
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