もしかして… → SEALs?(アメリカ軍の特殊部隊) |
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SEALDs(シールズ、Students Emergency Action for Liberal Democracy - s:自由と民主主義のための学生緊急行動)とは、日本の学生団体である。
概要
2015年5月3日の憲法記念日に結成された。TAZ(一時的自主管理区域)、SASPL(サスプル,特定秘密保護法に反対する学生有志の会)の後続団体であり、早い話が1960年代に最盛した学生運動(全学連とか)の21世紀バージョンである。ただし過去の学生運動で、過激派新左翼が起こした浅間山荘やテルアビブ銃乱射事件のような暴力的活動は確認されていない。
都内の学生らで構成されており、活動拠点は東京にある。毎週金曜日午後7時半から国会議事堂周辺で抗議集会(デモ活動)を開催する他、渋谷など国会周辺以外でもデモ活動を行っていた。
他に自由と民主主義・立憲主義の尊重、持続可能な開発と富の再分配、格差社会の是正による生活保障、平和的な外交・安全保障政策を要求している。また革新勢力(リベラル)の結集も標榜している[1]。
「政治問題に無関心な若者が遂に立ち上がった」「戦争法案/安倍政権を打倒する急先鋒」「ヒップホップのリズムを活用した、今風の斬新な政治活動」などと評価される一方、「中指を突き立て(ファックサインをして)、ヘイトスピーチや下品な表現を行う者もいる。平和活動とは思えない」「短的・感情的なセリフを連呼するのみで、中身や理論性がない」「ラップ調で遊び半分にしている。ふざけている」「自国を守り、世界の平和安定に寄与する法案に反対するのはおかしい」「過激思想的な背景があるのではないか」などと活動を批判・疑問視する声も聞かれる。このあたりは、60年代の安保闘争(日米安全保障条約闘争)からまるで進歩していないというべきか、これを知らない世代であることを鑑みると『歴史は繰り返す』ということなのであろう。
公安調査庁は2016年の資料でSEALDsに言及しており、活動中のSEALDsを監視対象に置いていたことが示されている。SEALDsは2016年8月15日まで活動し、その後解散した。[2]
元メンバーは新たに「未来のための公共」という新団体を結成したが、[3]これも2019年8月に活動終了を発表している。[4]
構成員
大凡の構成員数は関東で200人、関西150人、東北30人、沖縄30人である。年齡は18歳から28歳[5]。
1990年代生まれの大学生が中心になり活動する。ただし大学所属が参加の必須条件ではなく、同世代の非大学生も存在する。
活動手法
以下に紹介する手法は、報道やSEALDsが発刊した書籍による情報である。実際とは異なる可能性もある。
情報伝達
またTwitterとFacebookのアカウントを取得している。これはSEALDs外の団体や一般人への発信を兼ねる。
メンバー収集
毎週金曜日のデモ終了後に、入会希望者へ呼びかけステージ横に集合させる。会話し、友達となったところでLINEを交換し合う[7]。
団体動員や個人的なオルグは行わない。勧誘の基準はメンバーの裁量に委任されている[8]。
役割分担
「班」による役割分担制を実施している。
デザイン・デモ・サロン(イベント)・コンテンツ・インターナショナル・広報・出版・物販・映像・コールセンター・会話・会計、の各班が用意されている[9]。正規メンバーは、これらを個別に担当する”班”に所属している。
「サロン」とは、「勉強会」の概念に近い。デモ班はデモ活動の撮影・誘導、機材運搬、デザイン班はプラカードやウェブサイトのデザイン、出版班は文字通り書籍の出版を準備している。コールセンターはメール送受を兼ねる。
地位
一構成員である奥田愛基が繁盛にメディアで取り上げられるが、SEALDs内に明確なリーダーという役職はない。彼もSEALDsの代表ではない。
ただし彼はSEALDsと、その前身SASPL・TAZの創設に関与した。また繁盛に演説・記者会見を行う。実質的に、SEALDsの活動を牽引している。そのため多くの場合、メディアも彼を「中心メンバー」と取り上げる。代表ではないが、リーダー的地位を築いている。
デモの手法
コンビニエンストアのネットプリントを利用し、全国の反対派にプラカードを配布している。これによりデモ開始前に手渡しによる配布の負担を減らしている。またヒップホップ調の音楽に合わせ、シュプレヒコールを叫び、プラカードなども同時に揺らす。音楽イベントの如く。
奥田の会話手法はチャップリン、いとうせいこう、キング牧師などを参考にしている[10]。SASPL時代の奥田はデモの手法をウェブ検索する過程において、在特会のサイトへ行き着くこともあった[11]。
繁盛に使用されるセリフ「民主主義ってなんだ?」「これだ!」は、2012年のウォール街占拠運動[12]で用いられた"Tell me what democracy looks like?" "This is what democracy looks like!"の邦訳である[13]。実際のデモでは、この英語のセリフも使用されている。なお、これらのセリフはSASPL時代から使用されている[14]。
彼らはセリフによる宣伝方法を、コール アンド レスポンス(呼びかけと返答)としている。皆が一同にフレーズを繰り返す、シュプレヒコールとは違うという[15]。
標語「本当に止める」は、奥田が発案した。SEALDsによる第1回デモ(2015年6月5日)の前々日から前日にかけて、SEALDs内のLINEで決めた[16]。
影響
この様な斬新な活動が功を奏し、ハードルの高い「政治活動参加」を、一気に「学生でも参加しやすく」した[17][18][19]。また全国各地において、次々と派生団体(学者の会・ママデモ等)や若者主体の団体の設立が行われた。SEALDsはその原動力となった。
思想・他政治団体との関係
「特定の政党は支持していない。保守・革新・改憲・護憲など、様々なポリティカルコンパスに位置する人間が集合し、連帯している」と、奥田は中央公聴会で述べた[20]。中心メンバーの牛田悦正も9条改正に賛成の立場である[21]。
また「SEALDsは過激派でない」「平和に活動する、暴力的活動をしない」と記者会見などで、再三再度主張している。暴徒化した者もいた過去の学生運動と同等視されることは心外であるという。
保守派から日本共産党や日本民主青年同盟(民青同)、新左翼(全学連、革命的共産主義者同盟全国委員:中核派、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派:革マル派)など一般的には極左暴力集団)との関係性を指摘されている。ただし全学連のビラまきをSEALDsは妨害している[22]。
また東スポの取材を受けた公安関係者は「政治的思想のない普通の人達であり、共産党や民青同が背後に関わっていないと判断している」と回答した[23]。
漫画家の小林よしのりはあるSEALDs構成員と会談し、「政党・政治運動団体・特定のイデオロギーで統一された集団ではない。護憲か改憲かの意見はメンバー同士で食い違う。戦争反対でリベラル的傾向[24]が見られるが、憲法9条より立憲主義を守るべき、という立場でSNSを利用し集結する集団である」と当初は評していた(小林よしのりオフィシャルwebサイト・2015年8月8日・SEALDsのメンバーに会ってきた)。しかし後に彼は「シールズは「護憲派」と見做してよいのだ」といったように批判へ転じている(小林よしのりオフィシャルwebサイト・2015年11月5日・東浩紀と宮台真司の愛嬌ある壮絶バトル、同サイト・2015年11月10日・「甘えん坊将軍」を甘やかす老人の醜悪)
ただし中道政党とされる維新の党・初鹿明博、中道左派政党とされる民主党の細野豪志や枝野幸男[25]、菅直人、小西洋之、社民党の吉田忠智[26]や福島瑞穂[27]、日本共産党の小池晃[28]や志位和夫[29]、生活の党(略)の山本太郎など各議員が、彼らの前での演説やメッセージの寄稿をしている[30]。
またSEALDsが使用した街宣車のナンバープレートと車種が、全労連所有車両と同一である疑惑が持ち上がる。これに関して、SEALDsの中心メンバー・奥田愛基は、全労連からの借用を認めた[31]。
2015年7月31日、「安保関連法案に反対する学者の会」と合同でデモ活動を行う[32]。この団体は学者や大学関係者で構成され、安保法案に反対している。
名称の由来とSEALDs関係団体
名称のSEALDsは、"Students Emergency Action for Liberal Democracy s"の略称とされる。複数形となっているのは、全国規模に活動が波及することを祈願しているという[33]。英語のShield(s)とも懸け、「日本の自由と民主主義を守る『盾たち(シールズ)』になる」という意味合いも持つ[34]。
SEALDsは通称・略称であり、正式名は「自由と民主主義のための学生緊急行動」である。しかし大半の場合は、前者で呼称される。なお米軍の特殊部隊"SEALs"やアメコミ「アベンジャーズ」の組織"S.H.I.E.L.D."との関係性は不明である。
SEALDsの名を冠した団体が全国各地にある。また東京のSEALDsと他地域のSEALDs、その他全国各地の学生団体は連携している。各団体の構成員は、自分の所属する団体の管轄範囲以外であっても、各地のデモ活動へ協力参加している。
”SEALDs KANSAI”と”SEALDs TOHOKU”と称する団体が関西と東北に設置され、神戸や京都など関西各地、仙台、山形でデモ活動をしている。札幌の学生団体「戦争したくなくてふるえる。」とは、共同で抗議活動を行った[35]。
2015年8月15日の終戦記念日には、SEALDsの沖縄県内組織である”SEALDs RYUKYU”(シールズ琉球)が発足。SEALDsの中心メンバーである沖縄県宜野湾市出身の元山仁士郎が設立に関与した[36]。
2015年9月8日、”SEALDs TOKAI”の鍵付アカウントが解除された。彼らは中京圏を活動領域とし、2015年9月13日に名古屋駅西口噴水広場で、初のデモ活動を行う予定である。
この団体に倣った、団体”OLDs”(Otoshiyori for Liberal Democracy-s [37])がある。これは60〜70代の高齢者が中心の安保法政反対団体。時に激情的な抗議活動を行うSEALDsとは異なり、かなり落ち着いた雰囲気で活動をしている。活動拠点は過熱した抗議行動が続く国会議事堂前や若者の中心地・原宿ではなく、巣鴨。SEALDsの主張と内容は変わらないが、別名「おばあちゃんの渋谷」の巣鴨や地元の駅で、静かに訴えることを目的としている。
このOLDsに誘発され、30〜60代が中心の団体”MIDDLEs”も発足した[38]。
また2015年8月20日には、東京都の教職員で構成される”TOLDs”が声明文を発表した[39]。TOLDsは、”TokyoのLiberalでDemocraticなSensei”の略とされる。
2015年8月28日、海外在住の日本人構成員の”OVERSEAs”を結成された[40]。9月27日にパリのシャトレ広場で、パリ在住の日本人や韓国人・フランス人の約70人が参加する集会を開いた[41]。同日のアメリカニューヨーク・ロックフェラーセンター前でも、在米日本人が国連総会に出席する安倍首相訪米に合わせて抗議集会を開いた[42]。
2015年12月14日、SEALDs中心メンバーの奥田愛基が中野晃一上智大教授・水上貴央弁護士らと共に、政策提言シンクタンク「ReDEMOS(リデモス)」を設立した。
沿革
2012年夏、TAZ(the Temorary Autonomous Zone,一時的自主管理区域)結成。これは反原発デモを視察する団体で、奥田が設立した。反原発行動は行わず、反原発デモや原発存廃問題自体について議論する組織である[43]。
2013年12月6日、SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)結成。特定秘密保護法成立後の抗議デモに参加した、TAZメンバーが中心となり結成[44]。
2015年5月3日の憲法記念日、SEALDs設立。当初は2016年夏の参院選に向けて発足させる予定だった。しかし安保法制の議論が国会で早く進行したため、前倒して設立された[45]。
2015年6月5日、SEALDsによる第1回デモ「戦争立法に反対する国会前抗議行動」開催。国会議事堂前。
2015年8月23日、「戦争法案に反対する全国若者一斉行動」開催。全国各地64団体による安保法案反対デモ。SEALDsが主催し、各地の安保法案反対団体に呼びかけたとされている[46]。
2015年8月30日、「戦争法案廃案!安倍政権退陣!8・30国会10万人・全国100万人大行動」では、全国各地に拠点を置く安保法案反対団体が合流し、SEALDsと共に国会前でデモを繰り広げた[47]。主催者発表で12万人(警察発表は3万人)を動員し、SEALDsと同様の若者主体・親世代・高齢者・部分的な創価学会員など幅広い世代が集結させた原動因に、SEALDsの存在があるとされる[48]。
2015年9月2日、SEALDs独自の「戦後70年宣言文」を発表した。なおこの日は、大日本帝国がポツダム宣言の降伏文書に署名してから70年に当たる。ただし宣言文であり、談話とは銘打っていない。
内容は以下の通りである。
アジア・太平洋戦争が終わりを告げてから、70年の歳月が流れました。私たちは、そのうちの20年程度しか生きていません。戦争の時代を生きていない私たちには、知らないこと、知りえないことが数多くあります。しかしだからといって、過去と向き合うことを諦めません。私たちは、過去を真摯に引き受け、平和な未来をつくります。
満州事変に端を発する先の戦争において、日本は近隣諸国をはじめとする多くの国や地域を侵略し、その一部を植民地として支配しました。多くの人々に被害を及ぼし、尊厳を損い、命を奪いました。私たちは、この国が二度と同じ過ちを繰り返さないために、その過去と真剣に向き合い、自らの責任を果たしていきます。
先の戦争においては、民間人を含む多くの日本人も犠牲になりました。地上戦の舞台となった沖縄では、旧日本軍の強制による集団自決が行われました。広島・長崎には、原子爆弾が投下されました。数多くの兵士が、望まない戦闘に加担させられ、命を落としました。他にも多くの人々が、空襲や飢え、病気などで命を失いました。私たちは、決してこの悲劇を忘れるわけにはいきません。
過去の戦争や植民地支配が生み出した不幸は、今日まで続いています。被爆の後遺症に苦しむ人々や、尊厳を傷つけられたままの元従軍慰安婦の方々をはじめ、多くの人々の身体的・精神的な傷は、そう簡単に癒えるものではありません。さらに、被爆者の子孫や在日朝鮮・韓国人に対する差別や偏見などはいまなお残っています。また沖縄の過度な基地負担も、先の戦争が生み出した問題です。私たちは、戦争によって生じた数々の苦痛と無関係ではありません。
日本は戦後70年間、直接的には戦闘行為に参加せず、曲がりなりにも平和国家としての歩みを続けてきました。その歩みは、多くの先人たちが、先の戦争をふまえてつくられた日本国憲法の精神、とりわけ平和主義の理念を持ちつづけ、幾多の努力を重ねてきた結果です。だからこそ私たちは、平和国家であることのありがたみを噛みしめ、次の世代に受け継いでいこうと思います。
しかしながら、平和主義の理念は、イラク戦争への実質的な協力などによって危機に瀕してきました。そしていま、日本国憲法に違反する安全保障関連法案が、強行採決されようとしています。政府は国会での議論も十分にせず、最低限の説明責任も果たしていません。自衛隊が提供した弾薬が、誰かの命を奪うこと、そして、自衛隊員やこの国に生きる人々、海外に暮らす日本人の命が、危険にさらされることを許すわけにはいきません。
私たちは、尊い命を軽んじる態度を、歴史から学ぼうとしない不誠実な姿勢を、目先の利益に捉われる偏狭な考えを、立憲主義や民主主義の軽視を、権力による情報統制を、「積極的平和主義」という偽りの平和を、決して認めません。私たちは、二度と同じ過ちを繰り返さないために、自由と民主主義を守っていきます。
私たちは、戦後70年という節目にあたって、平和の尊さをあらためて強く胸に刻みます。私たちは、戦争の記憶と多くの犠牲のうえにあるこの国に生きるものとして、武力による問題解決に反対します。核の恐ろしさを目の当たりにした被爆国に生きるものとして、核兵器の廃絶を求めます。私たちは「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」、ナショナリズムにとらわれず、世界中の仲間たちと協力し、「全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを」目指します。
私たちは、自分の頭で思考し、判断し、行動していきます。それを不断に続けていきます。偏見や差別を許さず、思想・信条・宗教・文化・人種・民族・国籍・性別や性的指向性・世代・障害の有無などの様々な違いを超えて、他者を尊重し、共に手をとりあって生きる道を切り開いていきます。
平和な未来をつくるために、過去と真摯に向き合い、努力していくことをここに誓って、戦後70年にあたっての宣言とします。
自由と民主主義のための学生緊急行動(SEALDs)
2015年9月9日夕方、フジテレビの報道番組「みんなのニュース」に中心メンバー奥田が出演した。この時の奥田と時事通信・特別解説委員である田崎史郎とのやりとりが、一部で話題となる。(→騒動)
2015年9月13日、「戦争法案に反対する関西大行動」が大阪市内で開催される。SEALDs KANSAIのほか、T-ns SOWL WESTなど近畿地方の関連団体が参加した[49]。
2015年9月15日、参院特別委の中央公聴会が国会で開催された。6人の公述人の1人として、奥田愛基が、安保法案反対の意見を述べた。奥田は公募した95人から民主党が推薦した。
公聴会前日までは、茶髪とTシャツ姿で抗議活動をしていた。しかし今回は午前中に購入したスーツを着こなし、黒髪で現れた。奥田は「僕はみんなの代表ではない。みんなが個人として来ている。それを伝えに国会に行く」と国会前で宣言していた。
公聴会では、
ご紹介に預かりました、大学生の奥田愛基といいます。『SEALDs』という学生団体で活動しております。
すみません、こんなことを言うのは非常に申し訳ないのですが、先ほどから寝ている方が沢山おられるので、もしよろしければお話を聞いていただければと思います。僕も二日間くらい緊張して寝られなかったので、僕も帰って早く寝たいと思っているので、よろしくお願いします。
初めに『SEALDs』とは、”Students Emergency Action for Liberal Democracy-s”。日本語で言うと、自由と民主主義のための学生緊急行動です。
私たちは特定の支持政党を持っていません。無党派の集まりで、保守、革新、改憲、護憲の垣根を超えて繋がっています。最初はたった数十人で立憲主義の危機や民主主義の問題を真剣に考え、5月に活動を開始しました。
その後、デモや勉強会、街宣活動などの行動を通じて、私たちが考える国のあるべき姿や未来について、日本社会に問いかけてきたつもりです。
こうした活動を通して、今日、貴重な機会をいただきました。今日、私が話したいことは3つあります。1つは、今、全国各地でどのようなことが起こっているか。人々がこの安保法制に対してどのように声を上げているか。
2つ目はこの安保法制に関して現在の国会はまともな議論の運営をしているとは言いがたく、あまりにも説明不足だということです。端的に言って、このままでは私たちはこの法案に関して、到底納得することができません。
まず第一にお伝えしたいのは、私たち国民が感じている、安保法制に関する大きな危機感です。この安保法制に対する疑問や反対の声は、現在でも日本中で止みません。つい先日も国会前では10万人を超える人が、集まりました。
しかし、この行動はなにも東京の、しかも国会前(だけ)で行われているわけではありません。
私たちが独自にインターネットや新聞などで調査した結果、日本全国2000ヶ所以上、数千回を超える抗議が行わわれています。累計して130万人以上の人が路上に出て声を上げています。
この私たちが調査したものやメディアに流れているもの以外にも、沢山の集会があの町でもこの町でも行われています。まさに、全国各地で声があがり人々が立ち上がっているのです。
また、声を上げずとも、疑問に思っている人はその数十倍もいるでしょう。
強調しておきたいことがあります。それは、私たちを含め、これまで、政治的無関心と言われてきた若い世代が動き始めているということです。これは誰かに言われたからとか、どこかの政治団体に所属しているからとか、いわゆる動員的な発想ではありません。
私たちはこの国の在り方について、この国の未来について、主体的に一人ひとり、個人として考え、立ち上がっているのです。
SEALDsとして活動を始めてから、誹謗中傷に近いものを含む、さまざまな批判の言葉を投げかけられました。
例えば『騒ぎたいだけだ』とか、『若気の至り』だとか、そういった声があります。他にも『一般市民のくせにして、何を一生懸命になっているのか』というものもあります。つまり、『お前は専門家でもなく学生なのに、もしくは主婦なのに、お前はサラリーマンなのに、フリーターなのに、なぜ声を上げるのか』ということです。
しかし、先ほどもご説明させていただきましたように、私たちは一人一人、個人として声をあげています。不断の努力なくして、この国の憲法や民主主義、それらが機能しないことを自覚しているからです。
『政治のことは選挙で選ばれた政治家に任せておけばいい』。この国にはどこか、そういう空気感があったように思います。
それに対し私、私たちこそがこの国の当事者、つまり主権者であること、私たちが政治について考え、声を上げることは当たり前なんだということ、そう考えています。
その当たり前のことを当たり前にするために、これまでも声を上げてきました。そして2015年9月現在、今やデモなんてものは珍しいものではありません。路上に出た人々がこの社会の空気を変えていったのです。
デモや至るところで行われた集会こそが『不断の努力』です。そうした行動の積み重ねが基本的人権の尊重、平和主義、国民主権といった、この国の憲法の理念を体現するものだと私は信じています。
私は、私たち一人ひとりが思考し、何が正しいのかを判断し、声を上げることは、間違っていないと確信しています。また、それこそが民主主義だと考えています。
安保法制に賛成している議員の方々も含め、戦争を好んでしたい人など誰もいないはずです。
私は先日、予科練で特攻隊の通信兵だった方と会ってきました。70年前の夏、あの終戦の日、20歳だった方々は、今では90歳です。ちょうど今の私やSEALDsのメンバーの年齢で戦争を経験し、そして、その後の混乱を生きてきた方々です。
そうした世代の方々も、この安保法制に対し、強い危惧を抱かれています。私はその声をしっかりと受け止めたいと思います。そして議員の方々も、どうかそうした危惧や不安をしっかり受け止めてほしいと思います。
今、これだけ不安や反対の声が広がり、説明不足が叫ばれる中での採決は、そうした思いを軽んじるものではないでしょうか。70年の不戦の誓いを裏切るものではないでしょうか。
今の反対のうねりは、世代を超えたものです。70年間、この国の平和主義の歩みを、先の大戦で犠牲になった方々の思いを引き継ぎ、守りたい。その思いが私たちを繋げています。
私は今日、そのうちのたった一人として、ここで話をしています。つまり、国会前の巨大な群像の中の一人として、国会にきています。
第二に、この法案の審議に関してです。
各世論調査の平均値を見たとき、初めから過半数近い人々は反対していました。そして、月を追うごと、反対世論は拡大しています。『理解してもらうためにきちんと説明していく』と現政府の方はおっしゃられておりました。
しかし説明した結果、内閣支持率は落ち、反対世論は盛り上がり、この法案への賛成の意見は減りました。
選挙の時に集団的自衛権に関してすでに説明した、とおっしゃる方々もいます。しかしながら自民党が出している重要政策集では、アベノミクスに関しては26ページ中8ページ近く説明されていましたが、それに対して、安全保障関連法案に関してはたった数行でしか書かれていません。
昨年の選挙でも、菅官房長官は『集団的自衛権は争点ではない』と言っています。さらに言えば、選挙の時に国民投票もせず、解釈で改憲するような違憲で法的安定性もない、そして国会の答弁をきちんとできないような法案を作るなど、私たちは聞かされていません。
私には、政府は法的安定性の説明することを途中から放棄してしまったようにも思えます。憲法とは国民の権利であり、それを無視することは国民を無視するのと同義です。
また、本当に与党の方々は、この法律が通ったらどんなことが起こるのか、理解しているのでしょうか、想定しているのでしょうか。先日言っていた答弁とはまったく違う説明を翌日に平然とし、野党からの質問に対しても国会の審議は何度も何度も速記が止まるような状況です。
このような状況で一体、どうやって国民は納得したらいいのでしょうか。
SEALDsは確かに注目を集めていますが、現在の安保法制に対して、その国民的な世論を私たちが作り出したのではありません。もし、そう考えていられるのでしたら、それは残念ながら過大評価だと思います。
私の考えでは、この状況を作っているのは紛れもなく、現在の与党のみなさんです。つまり、安保法制に関する国会答弁を見て、首相のテレビでの理解し難い例え話を見て、不安を感じた人が国会前に足を運び、また、全国各地で声を上げ始めたのです。
ある金沢の主婦の方がFacebookに書いた国会答弁の文字起こしは、瞬く間に1万人もの人にシェアされました。ただの国会答弁です。普段なら見ないようなその書き起こしを、みんなが読みたがりました。
なぜなら、不安だったからです。
今年の夏までに武力行使の拡大や集団的自衛権の行使の容認を、なぜしなければならなかったのか。それは、人の生き死にに関わる法案でこれまで70年間、日本が行ってこなかったことでもあります。
一体なぜ、11個の法案を2つにまとめて審議したか、その理由もよく分かりません。一つひとつ審議しては駄目だったのでしょうか。まったく納得が行きません。
結局、説明をした結果、しかも国会の審議としては異例の9月末まで延ばした結果、国民の理解を得られなかったのですから、もう、この議論の結論は出ています。
私は毎週、国会前に立ち、この安保法制に対して抗議活動を行ってきました。そして沢山の人々に出会ってきました。その中には自分のおじいちゃんやおばあちゃん世代の人や、親世代の人、そして最近では自分の妹や弟のような人たちもいます。
確かに若者は政治的に無関心だといわれています。しかしながら、現在の政治状況に対して、どうやって彼らが希望を持つことができるというのでしょうか。関心が持てるというのでしょうか。
私は彼らがこれから生きていく世界は、相対的貧困が5人に1人といわれる、超格差社会です。親の世代のような経済成長も、これからは期待できないでしょう。今こそ、政治の力が必要なのです。
どうかこれ以上、政治に対して絶望をしてしまうような仕方で議会を運営するのはやめてください。
何も賛成からすべて反対に回れと言うのではありません。私たちも安全保障上の議論は非常に大切なことを理解しています。その点について異論はありません。しかし、指摘されたこともまともに答えることができないその態度に、強い不信感を抱いているのです。
政治生命をかけた争いだとおっしゃいますが、政治生命と国民一人ひとりの生命を比べてはなりません。与野党の皆さん、どうか若者に希望を与える政治家でいてください。国民の声に耳を傾けてください。まさに、『義を見てせざるは勇なきなり』です。
政治のことをまともに考えることが馬鹿らしいことだと思わせないでください。現在の国会の状況を冷静に把握し、今国会での成立を断念することはできないのでしょうか。
世論の過半数を超える意見は、明確にこの法案に対し、今国会中の成立に反対しているのです。自由と民主主義のためにこの国の未来のために、どうかもう一度考えなおしてはいただけないでしょうか。
私は単なる学生であり、政治家の先生方に比べ、このようなところで話すような立派な人間ではありません。もっと言えば、この場でスピーチすることも、昨日から寝られないくらい緊張してきました。政治家の先生方は毎回このようなプレッシャーに立ち向かっているのだと思うと、本当に頭が下がる思いです。
一票一票から国民の思いを受け、それを代表し、この国会という場所で毎回答弁をし、最後には投票により法案を審議する。本当に本当に、大事なことであり、誰にでもできることではありません。それは貴方たちにしかできないことなのです。
では、なぜ私はここで話しているのか。どうしても勇気をふり絞り、ここにこなくてはならないと思ったのか。それには理由があります。
参考人としてここにきてもいい人材なのか分かりませんが、参考にしてほしいことがあります。
ひとつ、仮にこの法案が強行に採決されるようなことがあれば、全国各地でこれまで以上に声が上がるでしょう。連日、国会前は人で溢れかえるでしょう。次の選挙にも、もちろん影響を与えるでしょう。
当然、この法案に関する野党の方々の態度も見ています。本当にできることはすべてやったのでしょうか。私たちは決して、今の政治家の方の発言や態度を忘れません。
『三連休を挟めば忘れる』だなんて、国民を馬鹿にしないでください。むしろ、そこからまた始まっていくのです。新しい時代はもう始まっています。もう止まらない。すでに私たちの日常の一部になっているのです。
私たちは学び、働き、食べて、寝て、そしてまた路上で声を上げます。できる範囲で、できることを、日常の中で。
私にとって政治のことを考えるのは仕事ではありません。この国に生きる個人としての不断の、そして当たり前の努力です。私は困難なこの4ヶ月の中でそのことを実感することができました。それが私にとっての希望です。
最後に、私からのお願いです。SEALDsの一員ではなく、個人としての、一人の人間としてのお願いです。
どうか、どうか政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の『個』であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を持って孤独に思考し、判断し、行動してください。
みなさんには一人ひとり考える力があります。権利があります。政治家になった動機は人それぞれ様々あるでしょうが、どうか、政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見を聞いてください。
勇気を振り絞り、ある種、賭けかもしれない、あなたにしかできないその尊い行動を取ってください。日本国憲法はそれを保障し、何より日本国に生きる民、一人ひとり、そして私はそのことを支持します。
2015年9月16日、東京・有楽町にある日本外国特派員協会で記者会見を開く。奥田愛基、芝田万奈、本間信和が参加し[53]、安全保障関連法案は違憲であり、採決の見送りを訴えた。この会見で安保法案成立後は、安保法案に賛成した議員への落選運動を展開し、活動内容をシフトする旨を発表した。この落選運動は、次回の国政選挙期間中に行われる予定である[54]。
また「夏休み中の大学生による活動ではない。台湾や香港の学生デモと同じように出来ているかわからないが、我々は日常の中で実行可能な範囲でやっている。だから革命を起こす気は全くない。普通に大学に行き、当然のことをそのままやるだけだ。」とも述べた。2014年の台湾ひまわり運動、中国香港の黄色雨傘運動のような運動を標榜しており、過激派にならないことを強調した。なおこの2運動は、いずれも中華人民共和国の香港特別区行政区政府と中国国民党の中華民国政府が、社会主義を掲げる中国共産党との融和に近づいていると受け取った学生が、抗議したものである。抗議者は議会場や主要道路を占拠し、台湾と中国香港社会に中小規模の混乱をもたらした[55]。
公聴会の開催された9月15日から、安保法案採決の9月19日まで連日国会前でデモ活動が行われた。結局19日に、安保法案は参議院本会議の採決を得て可決・成立し、SEALDsを筆頭とする反対派は敗北を喫した。
成立後、群衆の面前に立った奥田は、
「今日は終わりじゃなくて安倍政権を倒す始まりの日。全然悲愴感なんてないです。憤りしかない。賛成議員を落選させよう。次の試合に勝つしかないでしょ。選挙に行こうよ!」[56]
「憲法違反で政策的にもめちゃくちゃなこの法案は、廃案しかない。そして、どんなことがあっても、民主主義は終わんないんだ。主権在民という言葉が信じられるんだったら、もう一回、何かできるでしょう? 絶対あきらめねーぞ!」[57]
などとコメントを述べた。
2015年9月18日、河出書房新社からSEALDsと高橋源一郎が共著した単行本「民主主義ってなんだ?」が発売される。著者の明治学院大学国際学部教授・高橋と奥田愛基は、指導者とゼミ生の関係にある[58]。
2015年9月22日〜23日、千代田区・日比谷公会堂と渋谷区・代々木公園において、脱原発集会「9・23さようなら原発 さようなら戦争全国集会」[59]と、反安保法集会「KEEP CALM AND NO NUKES」[60]が開催された。ここに部分的なSEALDsのメンバーが参加した[61][62]。中心メンバーとされる奥田の参加が確認されている。ただしSEALDs本体が脱原発主張を含む活動への参加を呼びかけているかは不明である。
23日、奥田は「今こそ『憲法を守れ』と叫びましょう。安保法案が成立しても、メンバーは悲しみに暮れていません。法案の成立は、平和の損失を意味します。私たちは過去と異なる斬新な活動方法で、世代を越えた闘争の準備ができるのです。」という内容のメッセージを述べた[63]。
SEALDs琉球の設立に関与したメンバーの元山仁士郎も、「この安保法は数の暴力であり、沖縄の基地移設問題でも原因は同じです。戦後、この平和憲法と人権を与えてくれた先人達の努力に報いるべく、この運動を続けていきたいと思います。」と述べた[64]。
2015年10月2日、安倍政権の退陣を求める集会「安倍政権NO!☆大行進」へ参加した。東京・日比谷野外音楽堂で開催されたこの集会は、首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、NPO法人アジア太平洋資料センターで作る実行委員会が主催した[65]。その他、全労連、全日本民医連、新日本婦人の会、など複数の団体が参加した[66]。
2015年10月15日、SEALDsの奥田、専修大学教授の広渡清吾、弁護士の水上貴央が安全保障法制抗議の会見を開いた。この3者は参議院特別委員会の中央公聴会、地方公聴会で公述人を務めた。会見は永田町の参院議員会館で行われた。彼らは「速記録と議事録の内容が異なる。この議事録は速記録の改竄・付け足しが行われたものである。よって法案は無効だ」と主張した。
水上は「議事録は実際の行動を記録するものである。しかし特別委員会で実際に行われていない行動を、委員会終了後に恣意的に加筆されている。この行為は改竄であり、許されるものではない」と主張した。
奥田は「このようなやり方で、議事を記録することは許してはならない。事実を無実とするのはおかしい。もし国会が議論や議事記録をルールに則った順序でできないのならば、国会や委員会が必要な根拠がなくなる。」「(ルール無視を)知りつつ守れない体制や、論理的な仕組みを無視するやり方は、安倍政権が問題と名指しする国家[67]の議会と同じ運営だ」と批判した[68]。
2015年10月18日、東京・渋谷で安保法制反対デモを開催した。SEALDsと高校生団体・T-nsSOWLが主催した。野党5党の党首も参加した[69]。このデモにおける、男子学生の「臓器売買」発言が話題になる(後述「貧困を起因とする臓器売買」発言を参照)
2015年10月20日、大月書店より単行本「民主主義ってなんだ?」が発売された。
2015年10月28日、日本外国特派員協会で会見を開く。この中でSEALDsは、2016年参院選後の解散を示唆した。メンバーの本間信和は「有権者は野党を罵倒するだけでなく、どうすれば野党の選挙協力が実現できるかを考える必要がある」、芝田万奈は「SEALDsは元々『緊急アクション』として設置したものである。解散後はやりたい人が再度集合すれば良い」と述べた[70]。
(上記のデモ日時及び名称は正確に記述するため、河出書房出版「民主主義ってなんだ?」P.85『SEALDsの動き』、P.39『TAZ/SASPLの動き』の両ページから引用した。)
騒動
言動
2015年7月22日、自民党で政務調査会調査役を務める著述家・田村重信(@shigenobutamura)が、
SEALDsは民青 過激派 在日 チンピラの連合軍 http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2015/07/sealds-2407.html [71]
という内容のツイートを発信し、炎上騒ぎとなる。自称ブロガー・坂眞が運営するブログのソーシャルボタンをクリックし、この内容がそのままツイートされたと思われる。後に、この彼のツイートは削除されている。
この件について自民党は「個人の意見であり、党の見解ではない」としている[72]。
2015年6月21日、SEALDs KANSAIの公式Twitterアカウント(@SEALDsTOKAI)で
この国は安倍さんのものではない。この国は一部の政治家や金持ちのものではない。この国は沖縄の人のものであり福島の人のものであり在日外国人のものであり障がいを持つ人のものであり性的マイノリティのものであり僕の恋人、家族、そして僕の国だ![73]
と発言した。同年8月1日頃から、これを「日本人・マジョリティへの差別」と捉えた保守系ネットユーザーを中心に批判が続出する。このうち、「日本は在日外国人の物でもある」という主張は日本国憲法に基づく国民主権の否定でもあり、彼らが一貫して唱える憲法尊重の精神とも自己矛盾する、と捉えることもできる。
2015年11月28日、SEALDs TOKAIの公式Twitterアカウント(@SEALDsTOKAI)で
「日本は戦後70年間、戦場で一人も殺し、殺されることがなかった。 再び若い命が無駄にされるようなことになりそうな歴史の分岐点に立っていると思います。安倍政権を倒すべく、新しい日本作るために手を取り合って一緒に頑張りましょう。」[74]
と発言した。しかし、戦後日本においても韓国の竹島占領の際に日本側に死者が出ており「戦後日本人は1人も外国人に殺されていない」は事実誤認である。
武藤貴也による「利己的」批判と「五寸釘」発言
2015年7月31日、自民党の衆議院議員・武藤貴也(@takaya_mutou)が
SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ[75]
とSEALDsを批判するツイートを行い、賛同と批判の論争が起こった[76][77]。またこれを契機に彼が過去に投稿したブログの内容が注目される[78]。
8月4日、武藤は「安全保障関連法案が成立しても戦争に行くことはないのに、間違った情報に基づいて若い人たちが誤解したり、だまされたりしていることがあると思う。ブログなどに書き込みの真意を書いたので、見てもらいたい」と述べ、発言を撤回しない方針を明らかにした[79]。
この発言に対し、SEALDsメンバーの10代女性・ほなみ(@hnm_3433)が
まじで辞職しろ。お前は戦争になっても戦地に行かないからな。上から眺めてるだけだからな。だから平気でそーゆうクソ発言できるんだな。お前の方が自己中だし利己的だわ。ふざけんなよ。てめーの体のすべての穴に五寸釘ぶち込むぞ[80]
と武藤のツイートリンクを含む殺人予告とも受け取れる発言をした。その後、このアカウントは通報の上、凍結された。凍結後、彼女はアカウントを再度取得し「毎日私のほうが脅迫を受けてきた」「武藤議員の発言のほうが強迫行為である」と発言した[81]。9月9日現在、彼女のアカウントは非公開設定にされているが、別のアカウントでTwitterを再開している。
8月、武藤は自民党を離党した。この離党は、武藤が知人に「国会議員枠で株購入ができ、必ず価値が上がる」と持ちかけた、金銭トラブル発覚が理由とされる。SEALDs批判が直接的な原因ではない。ただし武藤はこの金銭トラブル事案発覚前に、SEALDsを「利己的」と批判し、大きくマスメディアで報道された。間接的にこのSEALDs批判発言が、彼に対する注目を集めさせ、離党に繋がった可能性も否定できない。
この騒動の中、マスメディアの記者は、SEALDsメンバーに対し同じ質問を繰り返した。これは精神的に堪えたという[82]。
デモ参加者は人生を詰む
このようなデモ参加者を、公安調査庁や公安警察が監視しており、身辺調査をしている。企業側にはデモ参加者の情報が周知されている。そのため、デモ参加者が就職活動を行うと、結果的に良い就職が出来ない。最悪の場合は人生を詰む・・・とする説がネット上に出回っている。
これに対し、個人の思想信条などに関する質問・履歴書記入要求・身辺調査・内定取消などは、真っ当な会社であれば行わない[83]。また、企業側が身辺調査をするほど暇ではない、などの反論意見がある[84]。反安保の言論萎縮を目的とする保守層によるデマ流布、とする見方もある[85]。
福岡県行橋市の市議会議員・小坪慎也はデモ参加は就職活動に不利になるという説を支持、補強している[86]。
言うまでもなく、自ら顔や実名を晒しているデモ参加者については、公安・企業側が把握している可能性も考えられる。(デモ活動時や報道機関、自身のSNSアカウントなどで公表している場合、顔写真の撮影や氏名の登録、それらを起点とした身辺調査は論理的に可能)
また就職差別に該当する質問や内定取消などの行為自体は違法ではなく、口外しない限り会社の評判を失墜させることもない。
1963年3月、三菱樹脂事件が発生した。学生運動に参加した大学生が、三菱樹脂株式会社の面接で学生運動の有無を問われ、嘘の回答を行った。その後企業側が身辺調査行い、60年代安保闘争に参加していた事実が発覚し、面接の回答内容が詐欺だとして内定を取り消した。
最高裁まで争われ、差し戻された高裁で和解が成立した。被雇用者の「思想・信条の自由」と使用者「企業の経済活動ないし営業の自由」は両者とも憲法あり、憲法は「国家」と「民」の関係と想定されていたため、それが「民(被雇用者)」と「民(使用者)」とではどう適用されるかが争点となった。
最高裁は「民法の規定で解釈もできるが、憲法の人権規定は市民間では原則直接規定されることはない」「就職活動の思想調査及び雇用拒否が違法となるわけではない」と判断したが、「雇用での議論が十分ではない」差し戻された。1976年3月、差し戻された東京高裁で和解が成立した。
1962年には、私立・昭和女子大の学生が退学処分となる(昭和女子大事件)。「政治運動を行う際には、大学への届け出と大学の指導を受ける必要が有る」と規定されていた学則を守らなかったため、再三大学側と学生側で開議されたが、学生側は拒否し続け大学の誹謗を続けた。最高裁は「私立大学において無届けの学校外団体へ参加したことを理由とする退学処分は妥当」と認め、原告側は敗訴した。
民主党の参議院議員・有田芳生(@aritayoshifu)は、
公安当局はSEALDsの中心メンバーについて出身地の県警まで動員して調べたが「家族や交友関係を調べても、特定の政治的背景はなかったという報告があげられた」(「『若者デモ』に怯える安倍官邸」、「選択」8月号)。「政治的背景」を何とか創作しないと不安で仕方がないのでしょう。[87]
とするツイートを投稿し、公安当局によるSEALDsメンバーの身辺調査についての可能性を言及した。
有田がこのツイート内で引用した雑誌「選択」の『若者デモ』に怯える安倍官邸」では、7月17日に自民党の衆議院議員・萩生田光一が「SEALDsは、警視庁の公安部がマークする団体で、革マルから豊富に資金提供を受けている」と発言したとされている。
SEALDs公式Twitterによるブロック
SEALDsの公式Twitterアカウントへ、批判・中傷するコメントを返信(リプライ)したTwitterユーザーがブロックされた、とする報告が多数寄せられている。ぶろっくやっちゃうよ君 (@BlockYaccyaUYO)が、民族主義・排外主義的・安保賛成派なTwitterユーザーをブロックリストを作成している。そのリストには約7万人のユーザーが含まれている。
SEALDsや部分的な関連団体は、そのリストをアプリ連携のツールで共有し、ブロックしている。
これに対し、「『民主主義ってなんだ』を叫ぶ団体なのに、反民主主義的である」「相手に自分の意見を聞けと言いながら、賛成派の意見に耳を傾けないのは矛盾している」という意見がある。
ブロック行為自体はSEALDsも認知しており、
【ブロックについて】SEALDsの立ち上げ時から、ブロックやっちゃうよくんの導入しており、説明が無かったので少し説明したいと思います。これまで、意見や批判を越えた、嫌がらせ、罵倒、成り済まし、児童ポルノ、死体などの画像を張る等という許容出来ない悪質なアカウントが発見されています。
【ブロックについて】当たり前ですが未成年の人や、色んなルーツを持った人がtwitterをやっている訳です。メンバー、フォロワーに差別発言、グロ画や児童ポルノなどを送りつける等の事が確認されており、到底許容できない悪質な嫌がらせから身を守るためにこのような措置をとっています。
【ブロックについて】論争に関してはまとめてステートメントで返していくつもりです。決して無視している訳ではなく、文章を準備しています。しかし、グロ、ポルノ画像や、差別は人の心を本当に傷つけます(さらに悪質なものに関しては法的処置も考えていく次第です)。ご理解いただければと思います。
と、「正当な批判とは程遠い迷惑・犯罪的なアカウントをブロックしているに過ぎず、正当な意見を無視することはしない」と主張している[88]
フジテレビ出演
2015年9月9日、フジテレビの報道番組「みんなのニュース」に奥田愛基が出演した。SEALDsの組織構成や安保法案への意見、前回の国政選挙で集団的自衛権が争点とされたか否か、が質問された。
伊藤利尋アナウンサーが司会を務め、時事通信の田崎史郎特別解説委員が解説を務めた。そして幾つかのコメンテーターを交える形で、議論が行われた。
安保法案について奥田は、「他国による有事の際は、集団的自衛権ではなく個別的自衛権で対応できる。集団的自衛権が必要な理由が説明不足」「安倍首相が日本の国会より先に米国議会で演説したのがおかしい」と回答した上で、
なぜ日本の国会が通る前に米国の議会で演説したのか。そういうことを含めて、きちんと説明できていないのではないか。法案の内容にもプロセスにも反対している
と述べたのに対し、田崎は
確かに米議会で安倍総理は演説の中で触れているが、その前から、ずっと言われていること。だから議会演説だけを聞いていると目立つが、決してそうではない。「集団的自衛権を行使しないと日本を守れない局面もある」というのが政府の解釈である。
と反論。
その後、伊藤アナが「デモ活動と共に、国政選挙も民主主義の意思表示ではないか」と述べ、論点を移した。
奥田は、
前回の選挙は『アベノミクス選挙』と言われ、アベノミクスが争点だと首相自身が言っていた。それで過去最低の投票率だった。本当に前回の選挙の時に、集団的自衛権や今回の11法案すべてに関して、争点になっていたのか。それをテレビでも取り上げていたのか?選挙の時に
と前回の国政選挙における争点が「集団的自衛権」ではなかったと、懐疑的に捉えていることを示した。
と反論した。
また奥田は
とも主張したが、田崎は「それは選挙で選んだからである」と鋭く切り込んだ。
これに反論しようとする奥田を遮り、伊藤アナが上記の議論を簡潔にまとめた。安全保障に関するニュースの区切りが迫ったための対応と思われる。
奥田は反論する時間がなく、田崎の反論で議論が終了した。結果的に奥田の言動は、田崎に数回反論される形で、しどろもどろとなった。これが「奥田は田崎に論破され、テレビで醜態を晒した」と話題となる。
番組終了後、奥田は
田崎さんも法案の事わかりにくくてよくわからない、って言ってるんだけど、なんで分からないものをそんなにごり押しできるのか。テレビで話すって本当にスキル要りますね。[91]
田崎さんに解説してほしいけど、1人だと偏ってるように見えるから、奥田くん呼びましたとのこと笑。力不足ですみません。[92]
とツイートした。「力不足」と反省し、番組で使用される道具を事前に周知されていなかったことが「敗因」と主張し、田崎を皮肉った[93][94]。
逮捕者
2015年9月15・16日の国会前デモで、計16人が逮捕された。いずれも公務執行妨害容疑で、20代から70代、男15人・女1人。この中には新左翼過激派の中核派と革労協主流派所属の3名が含まれる。
この逮捕者がSEALDs正規メンバーであるかは不明である。ただ大々的に集合を呼びかけ、デモを主導・牽引したSEALDsは、一切の公式声明を出していない[95][96][97]。
奥田愛基への殺害予告
2015年9月28日、中心メンバーの奥田愛基(@aki21st)が、
学校の方に、僕と家族に対する殺害予告が来ました。なんか、僕だけならまだしも、なんで家族に対してもそうなるのか…。何か意見を言うだけで、殺されたりするのは嫌なので、一応身の回りに用心して、学校行ったりしてます。被害届等、適切に対応してます。
とツイートし、自身と家族に対する殺害予告がなされたことを明らかにした。
SEALDsの奥田愛基氏 自身と家族に向けた殺害予告があったことを告白(livedoorニュース・2015年9月28日)
24日、手書きされた封書が明治大学に誤送され、26日に奥田の在籍する明治学院大学に送付された。明治大学は到着後すぐに所管の警察署へ通報し、奥田は神奈川県警湾北署に被害届を提出した。
SEALDsの奥田さんに殺害予告届く 大学に書面(朝日新聞デジタル・2015年9月28日)
シールズ・奥田さんらの殺害予告、大学に届く(読売新聞・2015年9月29日)
SEALDs奥田愛基氏への殺害予告 犯人が「明治大学」に誤送(livedoorニュース・2015年9月29日)
29日、明治学院大学は「本学学生への脅迫行為について」と題し、
本学は、今般報道されている本学学生を脅迫する行為については、言論の自由に対して 許しがたいこととして、認識しております。
現在、大学からも両キャンパスの最寄りの警察署に届け、相談をしております。今後も 大学としてしかるべき対応をし、学生、教職員の安全に配慮する所存です。
とコメントした。
本学学生への脅迫行為について(明治学院大学・2015年9月29日・pdf)
容疑者逮捕
2016年1月5日、この事件の容疑で愛知県の19歳少年が逮捕された。この容疑者は河村たかし名古屋市長宅での不審火、アイドルグループへの脅迫でも逮捕されていた。
SEALDs“脅迫”の少年 名古屋市長宅不審火も関与か(テレビ朝日・2016年1月6日)
「貧困を起因とする臓器売買」発言
10月18日の渋谷デモのスピーチで、SEALDsの男子学生が「この国には貧困が原因で子供の学費を用意できず、臓器を売る母親がいる」という趣旨の発言した。この凱旋を撮影した動画がYouTubeにアップロードされたため、広く伝播し話題になる
[98]。
21日、SEALDsの公式Twitterは発言中の「母親による臓器売買の個別事案」をデマと認め、謝罪した。
10月18日の渋谷街宣において、登壇者から、日本の貧困問題に関連して臓器売買等に言及する発言がありましたが、これは誤りでした。当人は、あるシンポジウムで出た話を勘違いしてしまい、事実確認をせずに発言してしまったとのことです。関連ツイートを削除し、謝罪いたします。[99]
今後このようなことがないように、事前の事実確認の徹底を促すなど、SEALDsとしてできる対策をきちんと行っていきたいと思います。[100]
同時に以下の内容をツイートし、日本国内の臓器売買自体の可能性は否定していない。
※なおこの訂正は、特定事例に関する訂正で、国内における臓器売買に関連する事例の全てを否定したものではありません。以下の記事をご参照ください。http://www.sankei.com/smp/affairs/news/150721/afr1507210041-s.html [101]
関連動画
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関連団体及びサイト
- SEALDs
- SEALDs KANSAI(自由と民主主義のための関西学生緊急行動)
- SEALDs TOHOKU(自由と民主主義のための東北学生緊急行動)
- SEALDs RYUKYU(自由と民主主義のための学生緊急行動 琉球・沖縄)
- SEALDs TOKAI(自由と民主主義のための東海学生緊急行動)
- SASPL(Students Against Secret Protection Law,特定秘密保護法に反対する学生有志の会)
- SEALDs HOKKAIDO(非公認)
-
- 戦争したくなくてふるえる。- 札幌
- SPADA(Sprout Peace and Democracy Akita)- 秋田
- 戦争法案“本当に止める”山形アクション - 山形
- 戦争法案に反対する福島県若者有志の会 - 福島
-
- PAG(Peace Action Gunma)- 群馬
- そうだあっといばらき(Save Article9 & Peace Union For Democratic Action @ IBR)- 茨城
- VIP(Voices Into the Peace.)- 埼玉
- 安全保障法案に反対する働く若者の会 - 東京
- 若者憲法集会&デモ - 東京
- T-ns Sowl(Teens stand up to oppose war law)- 東京(高校生が主体)
- Young Peace Action in 柏 - 千葉・柏市
- 戦争法案反対YOKOHAMAデモ - 横浜
- WIND(War is over, If you want it, No war, Demonstration) - 三重
- しーこぷ。(Shiga Constitution Peace)- 滋賀
- SAY NO WAR Demo - 京都
- SCHOOL OF DEMOCRACY in kyoto - 京都(高校生主体)
- SADL(Small Axe for Democracy and Life)- 大阪
- T-nsSOWL west - 関西(高校生主体)
- 泉州サウンドデモ - 大阪・泉州
- 戦争法案に反対するNARA青年の会 - 奈良
- WAVEs - 和歌山(田辺市近隣)
- TEALDs(T's Emergency Action for Liberal Democracy s,Tは鳥取、Teen、〜Ty(〜代)等の意)- 鳥取
- PEDAL(Peaceful Endless Democracy Against war for Life)- 高知
以上は自ら「若者主体」を公言している、あるいは報道等で「若者グループ」と紹介された[102]団体を列挙した。
その他、大学単位で構成される団体が複数存在するがここでは省略する。
関連項目
脚注
- *SEALDsのホームページより
- *SEALDsは終わっていない…すでに公安の監視対象団体に、メンバーは一生この現実から「逃れられない」 2016.8.25
- *シールズ元メンバーが新団体 「未来のための公共」2017.3.17
- *https://twitter.com/public4f/status/1161955884072722432
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」裏表紙裏の解説
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.75。
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.87
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.99-100
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.88
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.45
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.60
- *ニューヨークの労働者による経済政治運動,オキュパイ・ウォール・ストリートとも
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.63-65
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.61
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.63
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.80−81
- *なぜ彼女たちは「国会前」で声を上げるのか?「SEALDs」女子学生に聞く(前編)(弁護士ドットコム・2015年09月13日)
- *安全保障関連法成立後のSEALDs 賛成議員の落選運動を展開する(Jcastニュース・2015年9月16日)
- *得意分野生かし「デモ班」「映像班」「デザイン班」が巧みな連携(日刊ゲンダイ・2015年7月31日)
- *SEALDs奥田氏「憲法の無視は国民の無視と同じ」(ログミー・2015年9月17日)
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.56
- *YouTube:2015.07.24国会前で全学連を排除するSEALDs防衛隊
- *安保反対デモで注目されるSEALDs 共産党が接近を試みるも成功せず?(東スポWeb・2015年7月25日)
- *日本と海外のリベラルの概念は、異なる可能性があり注意が必要である。例としてアメリカの民主党は何回か戦争を起こしている。
- *民主党広報
- *YouTube:7.15 SEALDs 吉田忠智社民党党首
- *YouTube:2015.07.16「強行採決反対!国会正門前行動」SEALDs:福島瑞穂参議院議員【6/16】
- *SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)1万5000人抗議 国会前(しんぶん赤旗・2015年7月11日)
- *大阪 これ民主主義でない(しんぶん赤旗・2015年7月16日)
- *【画像】「戦争法案反対」デモに山本太郎・菅直人・有田芳生・志位和夫・小西裕之・赤旗・維新の党・SEALDsら集結(保守速報・2015年06月28日)
- *SEALDsへの侮蔑を引用ツイート 自民幹部職員が大炎上(日刊ゲンダイ・2015年7月26日)
- *「SEALDs」と学者の会が合体 反安保法案共同デモ(朝日新聞・2015年7月31日)
- *民主主義を取り戻そう 体制一新しきょう集会(神奈川新聞・2015年5月3日)
- *民主主義守る盾になる(しんぶん赤旗・2015年5月5日)
- *YouTube:戦争したくなくてふるえる Sealds国会前へ20150717
- *SEALDs琉球、終戦記念日に発足 元山仁士郎さん「若い世代が考える場に」(沖縄タイムス・2015年8月15日)
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.92
- *「OLDs」巣鴨から訴える(朝日新聞・全国版30面・2015年8月9日)
- *都教員「教え子戦場に送らない」 有志が安保反対声明(西日本新聞・2015年8月20日)
- *安保法案反対の海外在住者 「オーバーシーズ」結成(東京新聞・2015年8月28日)
- *パリで反戦争法集会 日本の運動に連帯 安倍首相退陣を(2015年9月29日)
- *在米日本人も「NO」 安保関連法に抗議デモ(東京新聞・2015年9月28日)
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.30-39
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.39
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.77
- *日青年團體發起全國反安保法集會(2015年8月25日・成報網)
- *きょう8・30大行動 成功へ全世代一つに(しんぶん赤旗・2015年8月30日)
- *2015年8月31日放送の報道ステーションより(SEALDsのFacebook投稿/dailymotion)
- *高校生の「T-ns SOWL WEST」も参加、戦争法案に反対する関西大行動(ideanews・2015年9月13日)
- *(ウォッチ安保国会)「憲法の危機」思いは一つ 学生団体のメンバーと元最高裁判事(朝日・2015年9月16日)
- *安保公聴会にSEALDsメンバー 民主が推薦(産経・2015年9月14日)
- *YouTube:【SEALDs奥田愛基】 国会 平和安全 公聴会 2015年9月15日 最新
- *奥田愛基×芝田万奈×本間信和「SEALDs」中心メンバーが日本外国特派員協会にて記者会見(france10・2015年9月28日)
- *安全保障関連法成立後のSEALDs 賛成議員の落選運動を展開する(Jcastニュース・2015年9月16日)
- *【安保法案】SEALDs・奥田愛基さん「夏休みだけの活動じゃない」(発言詳報)(the huffington post・2015年09月16日)
- *「今日は安倍政権倒す始まりの日」 SEALDsが放つ“次の一手”(日刊ゲンダイ・2015年9月20日)
- *安保法案が成立 SEALDs 奥田愛基さん「民主主義は終わらない、絶対あきらめねーぞ!」(The Huffington Post・2015年9月19日)
- *学校教育に洗脳されなかった シールズ奥田愛基の野生(diamond online・2015年9月28日)
- *原発も戦争もノー 安倍政権倒そう2万5000人(しんぶん赤旗・2015年9月24日)
- *違憲の安保法制廃止と脱原発(blogos・2015年9月20日)
- *日本“五连休”最后一天 民众重聚街头抗议安倍战争法案(环球网・2015年9月24日)
- *反安保法の「SEALDs」、今度は脱原発集会に合流(産経ニュース・2015年9月22日)
- *日本2.5万民众举行反安保法集会 呼吁找回民主主义(环球网・2015年9月23日)
- *涩谷聚2.5万人集会抗议安保法案 八旬老人怒斥蹂躏宪法行为(新华网・2015年9月24日)
- *安倍政権ノー 2万人東京日比谷 戦争法廃止 行動続ける(しんぶん赤旗・2015年10月3日)
- *“安倍政権NO!” 来月2日に東京で(しんぶん赤旗・2015年9月29日)
- *中華人民共和国(中国)や朝鮮民主主義人民共和国(いわゆる北朝鮮)のことと思われる。
- *SEALDs 奥田愛基さん、安保法採決の議事録は「改竄。許してはならない」(The Huffington Post・2015年10月16日)
- *TOPICS/若者、諦めない 安保法成立1カ月 渋谷で反対集会(朝日新聞・2015年10月19日)
- *SEALDs、参院選後に解散も 「もともと緊急アクションとして…」(2015年10月28日・産経ニュース)
- *@shigenobutamuraのTweet・2015年7月22日12時59分(削除済)
- *SEALDsへの侮蔑を引用ツイート 自民幹部職員が大炎上(日刊ゲンダイ・2015年7月26日)
- *@SEALDs_KansaiのTweet・2015年6月21日16時13分
- *@SEALDsTOKAIのTweet・2015年11月28日22時43分
- *@takaya_mutouのTweet・2015年7月31日午前1時41分
- *人権まるごと否定する議員…大丈夫か自民党(日刊スポーツ・2015年8月3日)
- *自民党・武藤貴也衆院議員 安保関連法案に反対するSEALDsを「利己的」と批判(livedoornews・2015年8月2日)
- *日本国憲法によって破壊された日本人的価値観。(武藤貴也オフィシャルブログ・2012年7月23日)
- *武藤議員 ツイッター書き込み撤回しない(NHK・2015年8月4日)
- *@hnm_3433のTweet・2015年8月1日14時34分
- *脅迫で垢凍結されたSEALDsほなみさん、別垢で早速復活→ まるで反省していない…(togetter)
- *河出書房出版「民主主義ってなんだ?」p.101-102
- *就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例
- *デモに参加すると就職に不利? 「人生詰む」飛び交う(朝日新聞・2015年7月30日)
- *学生たちのデモ団体SEALDsにデマ攻撃と公安を使った揺さぶり...安倍政権の体質は中国共産党と変わらない!(リテラ・2015年7月29日)
- *#SEALDs の皆さんへ①就職できなくて #ふるえる(2015年7月26日)
- *@aritayoshifuのTweet・2015年8月3日16時33分
- *SEALDs 7万人ブロックに対する賛否(togetter)。
- *@aki21stのTweet・2015年9月9日
- *@aki21stのTweet・2015年9月9日
- *@aki21stのTweet・2015年9月9日
- *@aki21stのTweet・2015年9月9日
- *SEALDsメンバー、慣れないTV出演で苦戦? ベテラン政治記者の「切り返し」にたじたじ(Jcastニュース・2015年9月10日)
- *SEALDs・奥田愛基氏にフジ番組で相次いで反論 放送後にはTwitterで「反省」(livedoorニュース・2015年9月10日)
- *国会抗議で13人を逮捕(産経ニュース・2015年9月17日)
- *安保法案抗議活動で機動隊員を暴行 革労協主流派の関係先捜索 警視庁(産経ニュース・2015年9月24日)
- *国会前抗議集会:警官に暴行容疑、3人現行犯逮捕(毎日新聞・2015年9月16日)
- *SEALDsメンバー「この国には内臓売る母親がいる」と街宣で発言し物議(livedoorNEWS・2015年10月20日)
- *@SEALDs_jpnのTweet・2015年10月21日
- *@SEALDs_jpnのTweet・2015年10月21日
- *@SEALDs_jpnのTweet・2015年10月22日
- *若者たち つながる(しんぶん赤旗・2015年9月2日)
- *当掲示板のレス番号99と127などで在日コリアン及び関係者によるTwitter投稿を根拠に、在日がSEALDsの活動に関与している、と主張する者がいる。
- *新左翼系の新聞社・人民新聞が、しばき隊構成員の一人を「シールズと仲のいい」と記述。対抗勢力のなかに潜むナショナリズムの影(2015年7月30日)
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