シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ とは、硬梨菜による小説である。
WEBサイト「小説家になろう」で2017年5月19日から連載中。
「シャングリ・ラフロンティア」とは作中に登場するVRMMOゲーム『シャングリラ・フロンティア』を指している。
略称「シャンフロ」。
ニコニコでのタグは「シャングリラ・フロンティア」。「シャングリラ・フロンティア」でタグ検索
クソゲーをこよなく愛する高校生の主人公「サンラク」は、ちょっとしたきっかけから大衆が認めた神ゲー、シャングリラ・フロンティアをプレイする事となり「ストーリーが破綻してないとか神ゲーかよ……」とクソゲーに侵食されきった価値観により、驚愕しつつも楽しんでいた。しかしサンラクがシャングリラ・フロンティアを始めた事が引き金となりゲームで、そしてリアルでも大きな変化が起こってゆく。というストーリーである。
作中では、
・メインで攻略していくVRMMO「シャングリラ・フロンティア」
・多種多様なクソゲーたち(極稀に名作も)
・主人公の高校生活など現実描写
の3本を軸に描かれている。
世界観はフルダイブのVRゲームが主流となりディスプレイを使用するゲームがレトロと呼ばれる時代。Eスポーツとしてゲームが定着しプロサッカー選手とプロゲーマーが等価に扱われるようになり、とりあえず「アマチュアゲーマー」と名乗っておけば名義上無職を逃れることが出来るニートに優しい世界。
主人公の家族。ご近所さんや学校などから「家庭内環境大丈夫?」と聞かれるくらい、病的レベルで趣味に没頭する一家。学校や近所の皆様に育児放棄を疑われたり、そのせいで三者面談沙汰になったりするらしいが家族仲は良好。
小説「シャングリラ・フロンティア」には多くのゲームが登場し、その設定・感想などが描写されている。クソゲー・良ゲー・神ゲーなどあるがそのうちの一部を紹介する。
小説「シャングリラ・フロンティア」の設定は尋常ではないほど作り込まれており、出てくるプレイヤー達にはリアルが存在し、彼・彼女らはアバターで性別を変えたりロールプレイしながらゲームを楽しんでいる。
特にメインストーリーとなるVRMMO「シャングリラ・フロンティア」という表題作には数多くの設定が存在しており、力の入れようが破格である。
作中、NPC達はゲームの世界できちんと生きており、一人ひとりが生活し仕事もしている。当然テンプレートのような会話もなく、彼らは自由意志によって個別の人生を送っているのである。種族によっては何百年も生きてきたその経験から得た多くの知己を持つ者や、特殊な知識・情報を持っている者もいる。特殊な職業につき絶対勝てないような存在もあるが、死亡したら二度と蘇ることはないとされている。
ゲームの舞台となる世界も、開発者の狂気じみた作り込みによって惑星一つを場合によっては宇宙もサーバーで管理しているのではないかというほどの広がりを見せ、その地形に至った背景が存在する。
例えて言えば、
『この生命体は昔はべつの大陸に生息していたが、何らかの事情でその場所を離れざるを得なくなった。だが特殊な食性をしており、その特性から住むことが極端に限られていたため、種族まるごと狭い範囲に極端に集まって生息しており、長い月日の間にその場所は地形まで変質してしまっている』
くらいの背景が存在する。
作中に書ききることの出来ない裏話やキャラ紹介、設定を置いておく倉庫的作品として『設定鍵インベントリア』というシャンフロの倉庫的作品も書いている。そこには武器防具はもちろん、スキルの詳細な設定、主人公たちのリアルでの一幕、果ては作者自身が書いた絵も存在する。番外編や掲示板作品的な内容もあるので、考察をしたいという人以外でも十分楽しむことができるだろう。
また、硬梨菜は設定を作中・あとがき・感想返しなどでランダムに発信している。既に2万件を突破した過去の感想の中から設定付き感想返しを探すのはとても大変なので「シャングリラ・フロンティアwiki
」において、この感想返し設定漏らしが精力的にまとめられている。これを読んでるだけでもかなりのシャンフロ通になれること請け合いである。
小説家になろうにて長く連載されており更新頻度も人気も高いが未だ書籍化はされていない。書籍化されていないにもかかわらずWiki・某匿名掲示板・二次創作動画・ファンイラスト・辞典が存在し、人気投票めいたことを作者が企画したら1日で1000票ほど集まった。
また、読者からの感想の数が多いのも特徴。作品に熱中しているファンが多いということもあるだろうが、作者がよく感想に対する返事として小説の設定を書き込むことから、それを期待した読者の感想の書き込みが増えたことも一因と思われる。2020/4/26に小説家になろう全作品中、感想数が最多の作品となった。
シャングリラ・フロンティアの熱心なファン達の手によって作中のゲーム「デスゲーム・リベリオン・オンライン」をTRPG化した「デベリオンTRPG」が制作され、そのルールブックや動画が配信されている。
2018/11/20 アニメ情報サイト:アニメ!アニメ!のアンケート「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?
」の結果が発表され、その18位にシャングリラ・フロンティアがランクインした。おそらく書籍化もしていない作品でランクインしたのはシャングリラ・フロンティアのみと思われる。作者も作中のあとがきで「拙作が勇者王と同じ項目に並ぶ日が来るとは・・・」などのコメントを残している。
また2019年上半期
では7位、2019年下半期
では6位、2020年上半期
では2位と着実に順位を上げ、2020年下半期
で1位に輝いた。
2019/7/27から硬梨菜がTwitter
(現X)を開始。日々シャンフロやゲームの話題などをつぶやいている。シャンフロに関するキャラクターイメージをメーカーで作成し公開
しており、そのイメージが読者たちの想像・創造力を掻き立てるのか2次創作が大いに増加している。
2020/7/8 書籍化をすっとばして週刊少年マガジンにてコミカライズが発表。
2020/7/15発売の33号から連載開始。詳しくは後述。
2021/7/7 コミカライズ第一章が終わったタイミングでコミカライズ用の公式ポータルサイトがオープン。
2022/7/7 アニメ化&ゲーム化が発表。同時に公式ポータルサイトもそれを追加した仕様に。
2023/10/1 日5枠連続2クールでアニメ放送開始。詳しくは後述。
週刊少年マガジン33号(2020年7月15日発売)から連載開始。
作画担当は「ワールドエンドクルセイダーズ」「進撃の巨人 LOST GIRLS」「Fairy gone フェアリーゴーン」の作画を担当した不二亮介。
ノベライズによる書籍化をすっ飛ばしてのコミカライズ化、殆どのなろう原作が月刊やweb掲載の中、週刊誌で連載等、異例尽くしのコミカライズとなる。書籍化に際する描写や設定変更等が発生するノベル書籍版が無いため、なろう掲載版がそのまま原作となるのも特徴。
原作者自らが書く外伝ノベルを雑誌に同時掲載、発表時には声優:佐倉綾音がナレーションを務める連載決定PVが公開される等、講談社による全力プッシュを受けての連載になる。
コミカライズ公式サイト(リニューアル前アーカイブ
)はマガジン公式ページの一部では無く専用のドメインが取得されており、マガジン連載漫画としては異例の待遇である[1]。
また同時に、シャンフロ作中ゲームをイメージした「自作クソゲーコンペ」、アニメーションを交えた最新PVや、Youtubeでのシャンフロ公式チャンネル解説等、益々活躍を広げている。
単行本は通常版に加えてゲーム題材らしく「エキスパンションパス」と名の打った原作者:硬梨菜描き下ろし小説付き特装版が毎巻発売されている。
2023年10月1日より、毎日放送制作日曜夕方5時枠 連続2クールで放送開始。
YouTube公式サイトやWEB配信版では本編の補間やアニオリを描くおまけコーナーとして「シャンフロ劇場」とSDキャラクターのミニアニメを配信。
▶もっと見る
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/06(土) 00:00
最終更新:2025/12/06(土) 00:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。