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※※注意※※ この記事は、作品についてのネタバレ要素をある程度含みます。 よってここから先は自己責任での閲覧をお勧めします。 |
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかの登場人物一覧」では、大森藤ノによる小説「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」及び外伝「ソード・オラトリア」並びにその他派生作品の登場キャラクターの紹介を行う。
なお、登場キャラクターは所属組織ごとに分けるものとする。
【ヘスティア・ファミリア】
- ベル・クラネル
[声:松岡禎丞]
- 「神様、帰ってきましたー!」
- 本作品の主人公。14歳のヒューマンの少年。白髪赤目が特徴で、しばしば兎に例えられる。駆け出しの冒険者で、【ヘスティア・ファミリア】の唯一の団員。ダンジョンでの出会いを求めて迷宮都市オラリオにやってきた。性格は素直でひたむきだが、女性に対してはやや奥手。ある時ダンジョンで絶体絶命の危機に陥っていたところ、同業者であるアイズ・ヴァレンシュタインに助けられ、一目惚れをする。
物語が進むにつれて驚異的なスピードでランクアップを果たしており、同時に色々な(ほぼ年上の)女性とフラグを立てている。
当初の二つ名は【未完の少年(リトル・ルーキー)】であったが、本編12巻で【白兎の脚(ラビット・フット)】の新たな二つ名が与えられる。 - ヘスティア
[声:水瀬いのり]
- 「ふふっ、君みたいな子に会えてボクは幸せ者だよ」
- 【ヘスティア・ファミリア】の主神である地上に舞い降りてきた女神。一人称は「ボク」。幼女と少女の境界線を揺れ動いているような幼い容姿をしているが、胸は大きいので他の神からは「ロリ神」「ロリ巨乳」と呼ばれている。
ファミリアの構成員がベル一人という零細ファミリアである為、【ヘスティア・ファミリア】を支えるために(おもには神(ヘスティア)のナイフの借金を返済するために)自らアルバイトを行っている。ベルに強い好意を抱いており、彼に女性の影が近づくと目を光らせ、中でもベルの憧れであるアイズには強烈に嫉妬している。
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この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
- リリルカ・アーデ
- 「リリは、あの人達を助けたい!!」
本編6巻にて、団長のザニスの陰謀により牢屋に監禁されるが、自分を助けに来たヘスティア達のピンチを知り自力で脱獄。その後ソーマに自らの覚悟を示し、彼の許しを得て【ソーマ・ファミリア】を脱退。そしてファミリア改宗の儀を執り行い、【ヘスティア・ファミリア】への入団を果たした。
【ヘスティア・ファミリア】の二人目の団員。ファミリアの金庫番も担当し、その後ダフネに師事し、指揮官としての役割を身に付けている。 - ※その他説明は、【ソーマ・ファミリア】#リリルカ・アーデにて
- ヴェルフ・クロッゾ
- 「友のため」
本編6巻にて、アポロンの策略により戦争遊戯(ウォーゲーム)を申し込まれたベルのピンチに駆けつけるべく、主神との話し合いの末に【ヘファイストス・ファミリア】を脱退し、【ヘスティア・ファミリア】へと入団した。【ヘスティア・ファミリア】の三人目の団員。改宗後もヘファイストスへの想いに変わりはなく、本編8巻では彼女に認められる武具を作ることができた時には自分と付き合って欲しいと告白している。
本編12巻において二つ名に【不冷(イグニス)】が与えられる。 - ※その他説明は、【ヘファイストス・ファミリア】#ヴェルフ・クロッゾにて
- ヤマト・命(みこと)
- 「自分は、今度こそ、彼等を見捨てたくありませんっ……」
本編5巻にて「怪物進呈(パス・パレード)」という不義理を働いてしまい、それを許してくれたベルに恩義を感じていた。そして上記ベルのピンチという事態を知り、主神であるタケミカヅチの後押しと自身の強い意思により【タケミカヅチ・ファミリア】を脱退し、一年の限定期間付き(予定)で【ヘスティア・ファミリア】へと改宗した。【ヘスティア・ファミリア】の四人目の団員。 - ※その他説明は【タケミカヅチ・ファミリア】#ヤマト・命(みこと)にて
- サンジョウノ・春姫
- 「ありがとう…ありがとう…英雄様…」
- 【イシュタル・ファミリア】が崩壊したことで本編8巻で【ヘスティア・ファミリア】へ改宗。本拠ではメイド服を着て掃除、洗濯などの家事を率先しておこない、冒険では非戦闘員であるためリリからサポーターとしての役割を学んでいる。なお、男性の裸を見ると気絶するほど初心だったことから娼婦として使い物にならず、生娘のままである。
自分を命がけで助けてくれたベルに想いを寄せるようになり、ヘスティアとリリにとってはライバルが1人増えることに。 - ※その他説明は【イシュタル・ファミリア】#サンジョウノ・春姫にて
【ロキ・ファミリア】
- ロキ [声:久保ユリカ]
- 「ところで……グフフ、ちょっとおっぱい大きゅうなった?」
- 迷宮都市オラリオに君臨する最強ファミリアの一角、【ロキ・ファミリア】の主神。朱色の髪と瞳が特徴の女神。なぜか"エセ関西弁"で話す。ずけずけと物を言う皮肉屋な性格で、巨乳のヘスティアを「どチビ」とからかって度々喧嘩をしている。可愛い女性が好みで、ファミリアの構成員であるアイズを心底可愛がっている。以前は神々に殺し合いをけしかけるような危険な神であったが、下界に降りてからは子供(人間)達が大好きになり、性格も丸くなったと言われている。貧乳がコンプレックス。
- アイズ・ヴァレンシュタイン
[声:大西沙織]
- 「あの……大丈夫、ですか?」
- 腰まで伸びる長い金髪と金色の瞳を持つヒューマンの少女。年齢は16歳。【ロキ・ファミリア】に所属するLv.5の第一級冒険者で、【剣姫】の二つ名を持つ最強と名高い女剣士。性格は寡黙で感情をあまり表に出さないタイプで見た目よりも精神年齢は幼い。とある理由からモンスターに対して異常とも取れる憎しみを抱いており、対モンスターに限れば都市最強であるオッタルすら凌ぐ強さを発揮する。
ベルの命の恩人であり、憧れの相手。さらに戦い方を教えた師匠でもある。一方、ヘスティアからは嫉妬を込めて「ヴァレン何某(なにがし)」と呼ばれている。
本作の外伝である「ソード・オラトリア」では主人公として活躍している。 - フィン・ディムナ [声:田村睦心]
- 「冒険者とはいえこんな時くらいは助け合おう」
- 【勇者(ブレイバー)】の二つ名を持つ、【ロキ・ファミリア】の団長。Lv.6の第一級冒険者。小人族なので見た目こそ幼いが、冒険者の間ではその名を知らぬ者はいない実力者。頭が非常にきれることから戦闘では主にパーティの指揮官を担う。パーティーの指揮の為に時に冷徹な判断を下すこともあるが、ファミリアのメンバーの安全を第一に考えて行動している。
架空の女神フィアナを崇拝しつつ、自身が新たな小人族の象徴となることでなにかと他の種族に見下されやすい小人族の再興を目標に掲げている。普段は温厚な性格で、ティオネや少年好きの女性たちにも人気がある。(実はアラフォー) - リヴェリア・リヨス・アールヴ [声:種田梨沙(本編第1期) → 川澄綾子(外伝 ソード・オラトリア、本編第3期以降)]
- 「……誰が母親(ママ)だ」
【ロキ・ファミリア】に所属するLv.6の第一級冒険者にして、ファミリアの副団長。エルフの王族である「ハイエルフ」という種族で、オラリオにおいて名実ともに最強の魔導士。彼女に仇名すことはオラリオ中のエルフを敵に回すことに等しいと言われている。二つ名は【九魔姫(ナイン・ヘル)】。また、女神にも匹敵する絶世の美貌の持ち主でもある。アイズたち若い冒険者を保護者のような視点で見守っている。本人は適当にあしらっている。神聖文字の読み書きもできるため、ベルのアビリティが限界突破していることを知る数少ない人物の一人である。年齢は99歳と作中の冒険者で一番の年長者。 - ガレス・ランドロック [声:乃村健次]
- 「がはは、すっかり親代わりになっているな、リヴェリア」
- 【ロキ・ファミリア】に所属するLv.6の第一級冒険者で、筋骨隆々のドワーフの男性。年齢は56歳。フィン、リヴェリアとともにファミリアの首脳陣にして最強戦力の一人。【ロキ・ファミリア】発足時から所属している古株。リヴェリア同様保護者のような役回りが多い。二つ名は【重傑(エルガルム)】であり、オラリオで1、2を争う怪力と耐久の持ち主。性格面に関しては豪快さに温厚さと思慮深さも合わせ持った人物。普段は若い団員の成長を見守る立場にあるため、裏方に回っている。
- ティオネ・ヒリュテ [声:高橋未奈美]
- 「さぁ、団長。私の愛の料理です、たーんと食べて下さい」
【ロキ・ファミリア】に所属するLv.5の第一級冒険者で、アマゾネスの少女。年齢は17歳。二刀の湾短刀(ククリナイフ)を駆使して戦う。二つ名は【怒蛇(ヨルムガンド)】。双子の妹であるティオナと比べると理性的で落ち着いているように見えるが、その実は本性はとてもキレやすく、非常に好戦的な「戦闘狂」。なお、妹と違って出るところは出ている。
ファミリアの団長であるフィンに恋心を抱いており、積極的にアピールしている。彼に近づく女性には怒り狂って暴走することもしばしば。 - ティオナ・ヒリュテ [声:村川梨衣]
- 「いっっくよおおおぉーーーーッ!!」
【ロキ・ファミリア】に所属するLv.5の第一級冒険者で、アマゾネスの少女。年齢は17歳。「大双刃(ウルガ)」と呼ばれる巨大な両剣(両端が刃で真ん中が柄になっている武器)を操るパワータイプで、二つ名は【大切断(アマゾン)】。元気で明るく、ファミリアのムードメーカー的存在。誰とでも仲良くなれるタイプ。同じファミリアであるティオネは双子の姉で、ベートとは犬猿の仲。英雄潭が好きで各物語に詳しく、ベルを「アルゴノゥト君」と呼んで気に入っている。
主神と同様に貧乳に悩んでいる。 - ベート・ローガ [声:岡本信彦]
- 「俺は弱ぇ奴が大っ嫌いなだけだ」
【ロキ・ファミリア】に所属するLv.5の第一級冒険者で、狼人(ウェアウルフ)の男性。実力至上主義者の為、自分より格下の冒険者を見下す傾向にある。その為ティオナやリヴェリアとしばしば意見が対立している。粗暴で口は悪いが、悪人というわけではなく、不器用で誤解されやすい性格でもある。最近アイズのことが気になっている様子。物語序盤で駆け出しのベルを酔った勢いで口汚く罵るが、結果的にベルの決意を後押しすることになる。その後、ベルに対する評価を改めている(アイズに気に掛けられているため気に入らないという認識ではあるが)。
ミスリル製のメタルブーツを装着した高速の蹴り技が得意。二つ名は【凶狼(ヴァナルガンド)】。 - レフィーヤ・ウィリディス [声:木村珠莉]
- 「守られているだけじゃいけないのに、いつも私は……」
- 【ロキ・ファミリア】に所属するエルフの少女。Lv.3の魔導士であり、パーティではサポーターを務めることが多い。二つ名は【千の妖精(サウザンド・エルフ)】。魔力に秀でたウィーシェの森の出身であり、学区からファミリアに入団する。
アイズたち第一級冒険者と比べると戦闘経験に差があるものの、魔法の実力は非常に高く、条件を満たせばエルフの魔法を全て扱えることから【千の妖精(サウザンド・エルフ)】の二つ名を持っている。しかしいざ戦場に出ると及び腰になってしまい、本来の力を発揮できないでいる。何度も窮地を救ってくれたアイズに憧れている。一方、アイズが何かと気に掛けるベルに対しては一方的に対抗意識を持っている。
外伝「ソード・オラトリア」ではもう1人の主人公的な立場だが、本編での出番は少ない。アニメでは百合的な妄想癖が強いキャラとして描かれている。 - ラウル・ノールド [声:石谷春貴]
- 【ロキ・ファミリア】に所属するヒューマンの男性で、Lv.4の第二級冒険者。二つ名は【超凡夫(ハイ・ノービス)】。ダンジョン遠征時は第一級冒険者たちのパーティにサポーターとして同行している。団長のフィンより中層におけるパーティの指揮を一時的に任されるなど、彼からの信頼とそれなりの実力はある模様。獲得した『魔石』の換金交渉も任されているが、以前ちょろまかしてバレてしまったことがあるらしい。
- アナキティ・オータム [声:小原好美]
- 【ロキ・ファミリア】に所属する猫人の女性。年齢は21歳。二つ名は【貴猫(アルシャ―)】。第一軍を支える第二軍の中核メンバーの一人で、心身共に二軍メンバートップクラスであり、Lv.4上位の実力者。仲間達からは「アキ」と愛称で呼ばれている。才色兼備で団長のフィンに対しても時と場合によってはっきりと意見を述べられる気丈な性格。ラウルとは同期で、二軍メンバーの良き理解者として、傍で支えている。
- アリシア・フォレストライト [声:葉山いくみ]
- 【ロキ・ファミリア】に所属するエルフの女性。年齢は25歳。二つ名は【純潔の園(エルリーフ)】。Lv.4の実力者で第二軍の中核メンバーの一人。包容力が高く、みんなの姉的存在。エルフらしい潔癖性な一面もあるが、それでも基本的には融通の利く人物。ハイエルフであるリヴェリアのことを崇拝しており、彼女に仕えるためにオラリオへやって来た経緯がある。
- エルフィ・コレット [声:諏訪彩花]
- 【ロキ・ファミリア】に所属するヒューマンの少女。年齢は16歳。レフィーヤのルームメイトであり、彼女のことを何かと気に掛けている。お調子者な性格で自称「誰とでも仲良くなれるエルフィちゃん」。『ギルド』の受付嬢であるミィシャ・フロットとも親しい。
Lv.3の魔導士であり、二つ名は【道化の魔書(ロモワール)】。 - リーネ・アルシェ [声:日岡なつみ]
- 【ロキ・ファミリア】に所属するヒューマンの少女。年齢は16歳。Lv.2の治療師(ヒーラー)でパーティーではサポーターも兼任。第二軍の中核メンバーの一人。長髪をおさげにしている髪型と、メガネをかけた風貌に似あった大人しい性格で過去の遠征時に何度も助けてくれたベートに好意を寄せている。二つ名は【道化の侍者(ロコライト)】。
- ラクタ
- 【ロキ・ファミリア】に所属する兎人の女性。Lv.3になったばかりであり、ラウル同様【お勉強】という名目でサポーターとして深層域の攻略に同行している。地図作成者(マッパー)としての素質がある。
【ヘファイストス・ファミリア】
- ヘファイストス [声:寺崎裕香]
- 「この期に及んで、また頼み事ですって?」
- ダンジョン探索と鍛冶師を生業とする巨大ファミリア、【ヘファイストス・ファミリア】の主神。炎のような紅い髪と黒い眼帯が特徴の女神。ヘスティアとは天界時代からの親友だが、地上に降り立った後も【ヘファイストス・ファミリア】で自堕落に過ごすヘスティアの姿に堪忍袋の緒が切れ、【ファミリア】から追い出した後、最後の情けとして後に【ヘスティア・ファミリア】のホームとなる教会の隠し部屋を与えた。また、ヘスティアからの依頼でベルの「神様のナイフ(ヘスティア・ナイフ)」を製作しており、その代償として彼女に2億バリスという莫大な借金を科している。
- ヴェルフ・クロッゾ
[声:細谷佳正]
- 「牛若丸………いや、牛短刀(ミノたん)」
- 【ヘファイストス・ファミリア】に所属している鍛冶師でヒューマンの男性。年齢は17歳。バベルの商店区画で武具を探していたベルと出会い、彼の専属鍛冶師と仮パーティの契約を取り交わした。主神であるヘファイストスから目を掛けられるほど鍛冶師としての腕は確かだが、ネーミングセンスが独特なのが玉に瑕。また魔剣を打てるクロッゾの血筋を受け継いでいるが、とある理由から作ろうとはしない。職人肌であるが、快活で気の良い兄貴肌な性格。ヘファイストスに対しては恩義や尊敬以上の特別な感情を抱いている。
- 椿・コルブランド [声:生天目仁美]
- 「あるもの全てをつぎ込まなければ子は神の領域に届きすらしない」
- 【ヘファイストス・ファミリア】の団長であるハーフドワーフの女性。Lv.5。年齢は38歳。二つ名は【単眼の巨師(キュクロプス)】。
オラリオ最高の鍛冶師である最上級鍛冶師(マスター・スミス)の称号を冠する人物で、冒険者としても一流の実力者。快活な性格で、自身の豊満な胸について脂肪の塊、邪魔でしょうがないと言い切るなど見た目に反して色気が薄い。ヴェルフのことを「ヴェル吉」と呼んで弟分として可愛がっている。【ロキ・ファミリア】との繋がりが深い。
【ソーマ・ファミリア】
- ソーマ [声:内山昂輝]
- 【ソーマ・ファミリア】の主神で、至高の酒を造ることに全てを費やしている。『神酒(ソーマ)』という、飲んだ者を心の底から酔わせる劇薬のごとき美酒を製造することができる。しかし酒造り以外には無関心の為、ファミリアの運営は団員達に任せきりで実質放置状態にある。
- リリルカ・アーデ
[声:内田真礼]
- 「お兄さん、お兄さん。突然ですが、サポーターなんか探したりしていませんか?」
- 【ソーマ・ファミリア】所属のサポーターで小人族(パルゥム)の少女。年齢は15歳で実はベルより1つ年上。愛称と一人称はリリ。ファミリアのメンバーからいじめを受けており、厄介者扱いされた挙句パーティから解除させられてしまった。その後駆け出し冒険者であるベルに自分を売り込み、サポーターとなる。上級冒険者たちのパーティに参加していた経験から、ダンジョンやモンスターの知識は豊富。
- ザニス・ルストラ [声:成田剣]
- 【ソーマ・ファミリア】の団長。Lv.2の冒険者で、眼鏡をかけた細面のヒューマンの男性。二つ名は【酒守(ガンダルヴァ)】。主神が碌に派閥の統率をしないのを良いことに、団員達を私利私欲の為に操っている。
- チャンドラ・イヒト [声:山本祥太]
- 【ソーマ・ファミリア】に所属するLv.2の冒険者で、ドワーフの男性。『最高に美味い酒』を求めて【ソーマ・ファミリア】に入団したが、簡単に神酒に有りつけない現状に不満を抱いている。ファミリアを私物化しているザニスを良く思っていない様子。
- カヌゥ・ベルウェイ [声:武虎]
- 【ソーマ・ファミリア】の構成員で、獣人の中年男性。ファミリアでリリを苛めている者の一人であり、彼女に金銭をたかっている外道。
【ミアハ・ファミリア】
- ミアハ [声:古川慎]
- 「ふははっ、お互い【ファミリア】が零細であると苦労するな」
- 美麗な顔立ちをした長身の男神。主に回復薬を取り扱う道具屋の商業系ファミリア【ミアハ・ファミリア】を主神として営んでいる。大らかな性格だが、商品でるポーションをタダ同然で配ったりと、かなりのお人よしでもある。【ヘスティア・ファミリア】とは同じ極貧ファミリア同士ということもあり、お互い懇意の関係にある。
- ナァーザ・エリスイス [声:葉山いくみ]
- 「ベル、どう、そろそろこのハイ・ポーションなんか使ってみない……?」
- 【ミアハ・ファミリア】の団長である犬人(シアンスロープ)の女性で、ファミリアが営む道具屋の店員。年齢は18歳。二つ名は【医神の忠犬(ミーヤル・ハウンド)】。
どこか眠たげな雰囲気を持つが、商魂逞しく、隙あらばベルに高額な商品を売りつけようとするしたたかな一面も持つ。元はLv.2の冒険者であったが、とある事件がきっかけで冒険者を廃業した。主神であるミアハに好意を抱いているが、彼の鈍感さや度を過ぎたお人よしに苦悩している。
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- ダフネ・ラウロス
- 「私が信じたのはカサンドラ・イリオンなんだからね!」
- 【アポロン・ファミリア】が消滅したことで自由を得ることになり、カサンドラの提案で団員の募集を行っていた【ヘスティア・ファミリア】へ入団するつもりだったが、ヘスティアが莫大な借金を抱えていることを知り断念。それでも下層への遠征ではベルたちのパーティーに派閥連合として参加。リリにパーティの指揮について指導している。
- ※その他説明は、【アポロン・ファミリア】#ダフネ・ラウロスにて
- カサンドラ・イリオン
- 「今ここで逃げたら私には生きていく意味なんてなくなってしまうから!」
- 【アポロン・ファミリア】消滅後、ダフネと共に自由となり【ミアハ・ファミリア】へ改宗。親友のダフネですら信じてもらえない予言を唯一信じてくれたベルに対して好意を抱くようになる。ベルたちのパーティーに派閥連合として参加した際、「大いなる厄災」による絶望的な予知夢を見ることになり、彼女の行動がパーティーの命運を左右することになる。
- ※その他説明は、【アポロン・ファミリア】#カサンドラ・イリオンにて
【タケミカヅチ・ファミリア】
- タケミカヅチ [声:間島淳司]
- 「いつも言っているが、初心を忘れるな」
凛然として男前な容姿の男神。女性に人気がある為、他の男神から僻まれたりイジられ役になったりと、何かと不遇な扱いが多い。ダンジョン探索系のファミリアを営んでおり、Lv.2の冒険者を二人ほど輩出しているが、まだ下位派閥の為、主神自らアルバイトを行っている。ヘスティアとは仲が良く、親友の間柄。 - ヤマト・命(みこと) [声:赤﨑千夏]
- 「それでは行って参ります、タケミカヅチ様!」
【タケミカヅチ・ファミリア】に所属するLv.2の冒険者。年齢は16歳。長い黒髪と青紫の瞳を持つ、和風で整った顔立ちのヒューマンの少女。礼儀正しく義理堅い性格。普段は刀による近接戦闘を行うが、一定領域に重力の檻を発生させる強力な魔法を扱うこともできる(ただし他の冒険者を巻き込む恐れがある為、閉鎖空間での使用は禁じられている)。神会(神達の会議)において二つ名を決める際、主神であるタケミカヅチ人気への当てつけの為、悪乗りした神達から【絶✝影】という悪意だらけの二つ名を与えられてしまった。 - カシマ・桜花(おうか) [声:興津和幸]
- 「俺は誰とも知らない奴等の命より、お前等の方がよっぽど大事だ」
【タケミカヅチ・ファミリア】に所属するLv.2の冒険者で、ファミリアの団長。年齢は17歳。ヒューマンの男性。二つ名は【武神男児(マスラタケオ)】。
情に熱く、仲間を大切にする熱血漢の大男。ダンジョンで戦闘中に仲間が致命傷を負い、パーティもモンスターに囲まれ絶体絶命の危機にあったところ、偶然通りかかったベルたちのパーティにモンスターを押し付ける行為、『怪物進呈(パス・パレード)』を行う。ヴェルフとは一時犬猿の仲となるが、漆黒のゴライアス戦を経て戦友と呼べる関係になる。その後も【ヘスティア・ファミリア】とは何かと共闘し、派閥連合として遠征にも参加する。 - ヒタチ・千草(ちぐさ) [声:井口裕香]
- 「わ、私も…戦います!」
【タケミカヅチ・ファミリア】に所属するLv.1の冒険者で、ヒューマンの少女。年齢は16歳。目元を前髪で隠しており、内気な性格のため基本的に幼馴染である桜花と命以外と接触しない。冒険者としては命と同じオールラウンダーで、弓矢の腕前だけは命を上回っている。桜花に対して好意を抱いている。桜花と共に派閥連合として遠征にも参加。実は貧乳を気にしている。二つ名は【比翼少女】。
【フレイヤ・ファミリア】
- フレイヤ [声:日笠陽子]
- 「ヘスティアには悪いことをするけど……もらうわね、あの子」
- 【ロキ・ファミリア】と共にオラリオ最強の二大派閥だと言われている【フレイヤ・ファミリア】の主神。見る者すべてを虜にさせるような絶世の美貌を持つ、美の女神。美しいものが好きで、彼女が見たことの無いような澄んだ魂の色を持つベルに一目惚れをし、自分のファミリアに取り込もうと画策している。正と負の二面性を持ち、目的の為ならば手段を選ばない残酷な面も持つ。彼女の持つ『魅了』の力は本気を出せば下界を絶対的支配下に置くことを可能にするほど凄まじいものがあり、モンスターや神ですら虜にすることができる。
- オッタル [声:小柳良寛]
- 「フレイヤ様のお心のままに」
【フレイヤ・ファミリア】の団長にして、フレイヤの右腕的存在。2mを超える巨漢の猪人(ボアズ)。年齢は32歳。
迷宮都市オラリオで唯一のLv.7というステイタスを持つ、都市最強の冒険者。二つ名は【猛者(おうじゃ)】。その圧倒的な強さから「頂点」とも渾名されている。Lv.6になったアイズを軽くあしらう程の実力を持つ。 - 実直で武人肌な性格。フレイヤに心酔しており、普段は冷静沈着な性格だが彼女のことを侮辱するものには容赦なく激昂する。一方で、フレイヤの気まぐれに振り回される一面もある。
- アレン・フローメル [声:八代拓]
- 【フレイヤ・ファミリア】の副団長である猫人(キャットピープル)の男性。年齢は25歳。二つ名は【女神の戦車(ヴァナ・フレイア)】。Lv.6のステイタスを誇る第一級冒険者であり、都市最速の称号を有している。体格は小柄だが、常に威圧的で近寄りがたい雰囲気を放ち、誰に対しても敵意を向けている。フレイヤを侮辱する者と身長のことに触れる者に対しては容赦なくキレる。【ロキ・ファミリア】のベート・ローガとは犬猿の仲。『豊饒の女主人』のアーニャ・フローメルの実の兄だが、妹のことを「愚図」と蔑み嫌っている。
- ヘディン・セルランド [声:島崎信長]
- 【フレイヤ・ファミリア】の幹部の1人である眼鏡を掛けた白妖精(ホワイトエルフ)。年齢は77歳。二つ名は【白妖の魔杖(ヒルドスレイヴ)】。LV.6のステイタスを誇り、ヘグニ・ラグナールと合わせ白黒の騎士と呼ばれ、共に最凶の魔法剣士として知られている。ファミリアの参謀的な立場であり、頭脳明晰かつ英明な人物で、無駄な事や無能な人間を極端に嫌う。ハイエルフではないが、昔は王として戦場を指揮していた。
- ヘグニ・ラグナール [声:小林裕介]
- 【フレイヤ・ファミリア】の幹部の1人である黒妖精(ダークエルフ)の男性。年齢は76歳。【黒妖の魔剣(ダインスレイヴ)】の二つ名を持つLv.6の第一級冒険者。性格は超がつくほど根暗で厨二秒、典型的なコミュ障。さらに豆腐メンタル。ヘディンとはファミリア入団前から因縁があり、2人で行動することが多いことから共に白黒の騎士と呼ばれ、最凶の魔法剣士として知られている。
- ガリバー兄弟 [声:市川太一]
- 【フレイヤ・ファミリア】の幹部である小人族(パルゥム)の四つ子兄弟。全員が29歳。名前は兄から順にアルフリッグ、ドヴァリン、ベーリング、グレール。兄弟合わせて【炎金の四戦士(ブリンガル)】という二つ名を持つ。4人ともがLv.5の実力者であり、連携時はLv.6以上の力を発揮する。フィン・ディムナと共に小人族最高峰の存在として知られている。
- ヘイズ・ベルベット
- 【フレイヤ・ファミリア】に所属する治療師(ヒーラー)。Lv.4の女性冒険者であり、二つ名は【女神の黄金(ヴァナ・マルデル)】。女性の治療師や薬師(ハーバリスト)だけで構成された『満たす煤者達(アンドフリームニル)』の筆頭格。アミッドと並んで『二大治療師(美少女)』と言われており、『黄金の魔女』と呼ばれている。
- ヘルン
- 【フレイヤ・ファミリア】に所属し、フレイヤの侍女を務める女性。『女神の付き人』と呼ばれているが、姓も二つ名も存在しないため、『名のなき女神の遣い(ネームレス)』と呼ばれている。身の回りの世話を任されており、団長のオッタル以外でフレイヤの傍に立つ事の許されている謎の多い人物。
【ヘルメス・ファミリア】
- ヘルメス [声:斉藤壮馬]
- 「ははっ、つれないなぁ」
探索系及び商業系ファミリアである【ヘルメス・ファミリア】の主神。 羽根つきの鍔広帽子を被った、細身で優男風の男神。非常に奔放な性格で、ファミリアの拠点こそオラリオに置いているものの、自身は世界中を旅して回っておりファミリアはほったらかし状態なことが多い。派閥間では『台頭を好まず中立を気取る』という方針から、ギルドには団員たちのレベルを偽って報告している。ヘスティア曰く、「清濁併せ呑む抜け目のない神」。最近オラリオで話題になっているベルに目をつけ、手助けしたり、彼を英雄に仕立て上げるため、影で暗躍することも。 - アスフィ・アル・アンドロメダ [声:茅野愛衣]
- 「この調子なら、後衛も私一人で十分ですかね」
【ヘルメス・ファミリア】に所属するLv.4の冒険者で、ファミリアの団長。水色の髪で、眼鏡をかけたヒューマンの女性。普段は理知然とした雰囲気を持つが、主神のマイペースぶりと無茶ぶりに頭を悩ませることが多い作中屈指の「苦労人」。ただし、ヘルメスの行動に疑問や批判を抱くこともあり、物理的な制裁によってお仕置き諫めることも多い。リューとは旧知の仲であり、現在においても互いに協力関係にある。彼女の過去も知っており、彼女がトラウマから立ち直り、また歩み始めることを願っている。【万能者(ペルセウス)】の二つ名を持つ実力者で、稀代の魔道具作製者(アイテムメーカー)でもあり、数多くの魔道具を発明したことから世界に名だたる人物となっている。 - ルルネ・ルーイ [声:赤尾ひかる]
- 【ヘルメス・ファミリア】に所属するLv.3の冒険者で、犬人の少女。年齢は18歳。謎の人物から運び屋のクエストを請け負ったところ、リヴィラの街で殺人事件に巻き込まれてしまい、偶然居合わせたアイズ達と知り合うこととなる。
外伝3巻ではアイズとパーティを組むことになり、地図作成(マッピング)の技術や盗賊のスキルを活かした立ち回りを披露する。 - ファルガー・バロス [声:柳田淳一]
- 【ヘルメス・ファミリア】に所属する冒険者でファミリアの副団長。虎人(ワータイガー)の男性。外伝3巻にて隊を分ける際、セインと共にパーティの指揮を任された。
- セイン・イール [声:榎木淳弥]
- 【ヘルメス・ファミリア】に所属する冒険者で、エルフの青年。24階層の食料庫への探索クエストに参加する。
- メリル・ティアー [声:貫井柚佳]
- 【ヘルメス・ファミリア】に所属するLv.2の冒険者で、内気な性格の小人族(パルゥム)の少女。小柄ながらも上位魔導士としての実力を持っている。24階層の食料庫への探索クエストに参加。
- ネリー
- 【ヘルメス・ファミリア】に所属する冒険者で、ヒューマンの少女。ファミリアのサポーターを務めている。
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この項目は、物語の重大なネタバレ成分を含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
- アイシャ・ベルカ
- 「一度あんたとはダンジョンに潜ってみたかったからねぇ」
- 【イシュタル・ファミリア】消滅によって改宗。その際、Lv.4にランクアップしている。妹分の春姫のことは【ヘスティア・ファミリア】に任せたものの、その後も過保護なくらい何かと世話を焼いている。【ヘルメス・ファミリア】に改宗したのも殺生石の流通を監視するため。ベルたちにも協力する立場を取り、同じく助っ人として参戦したリューとは価値観の違いから対立しながらも実力を認め合い共闘している。ベルたちが派閥連合して遠征に出た際にもお目付け役として参加し、ベル不在時には主戦力かつ事実上の団長代理としておおいに活躍する。
- ※その他説明は、【イシュタル・ファミリア】#アイシャ・ベルカにて
【ガネーシャ・ファミリア】
- ガネーシャ [声:土田大]
- 「――俺が、ガネーシャだ!!」
大手の探索系ファミリアで古くからオラリオの治安維持を担う【ガネーシャ・ファミリア】の団長。浅黒い肌と引き締まった肉体を持つイケメンの男神。象の仮面を被っている。ファミリアのホームは自分の姿を模した巨人像型建造物で、ホーム名は『アイアム・ガネーシャ』。変神だが、自身を群衆の主(ガネーシャ)と標榜しており、神々の中でも特に人間たちへの愛が深い。ファミリアの勢力も上位クラスであり、優秀な調教師(テイマー)が多く所属している。口癖は「俺がガネーシャだ!」。 - シャクティ・ヴァルマ [声:大地葉]
- 【ガネーシャ・ファミリア】の団長であるヒューマンの女性。年齢は38歳。【象神の杖(アンクーシャ)】の二つ名を持つLv.5の第一級冒険者。オラリオでもトップの実力を持ち、長身と怜悧な顔立ちから麗人と呼ばれている。暗殺者時代のクロエを返り討ちにした過去を持ち、現在もクロエにとってはトラウマ的存在となっている。【暗黒時代】に共闘していたリューとは旧知の仲であり、彼女から「尊敬に値する人物」と評されている。この頃に闇派閥(イヴィルス)の凶行で妹のアーディを失っている。
- イルタ・ファーナ [声:浜崎奈々]
- 【ガネーシャ・ファミリア】の副団長であるアマゾネス。Lv.5の冒険者で【赤戦の豹(パルーザ)】の二つ名を持つ。シャクティと義姉妹の契りを強引に交わしており、彼女を「姉者」と呼び慕っている。
- イブリー・アチャー [声:河西健吾]
- 【ガネーシャ・ファミリア】に所属する冒険者。二つ名は【火炎爆炎火炎(ファイアー・インフェルノ・フレイム)】。
自称「喋る火炎魔法」。本編6巻の【ヘスティア・ファミリア】と【アポロン・ファミリア】の戦争遊戯において実況を務めた。 - ハシャーナ・ドルリア [声:野瀬育二]
- 【ガネーシャ・ファミリア】に所属するLv.4の冒険者で、二つ名は【剛剣闘士】。冒険者の間でも有名な実力者だったが、フードを被った謎の女との密会中に……。
- アーディ・ヴァルマ [声:伊藤美来]
- 【ガネーシャ・ファミリア】の団員であり、シャクティの年の離れた妹。享年15歳。Lv.3の上級冒険者で、【象神の詩(ヴィヤーサ)】の二つ名を持つ。本編より7年前の闇派閥(イヴィルス)との戦いで死亡している。
生前は英雄譚『アルゴノゥト』のファンで強い正義感と快活な性格をした明るい少女だった。当時、年齢の近いリューとは親しい関係で、彼女の死はリューに深い悲しみと大きな影響を与えている。
【ディアンケヒト・ファミリア】
- ディアンケヒト [声:天田益男]
- 巨大製薬系派閥【ディアンケヒト・ファミリア】の主神。灰色がかった髪と髭をたくわえる初老の男神。治療と製薬のファミリアを営んでおり、【ミアハ・ファミリア】は商売敵にあたる。【ミアハ・ファミリア】に多額の金銭を貸しており、借金の返済が出来ないミアハに直接取り立てに出向き、見下したりしている。余談だが、ケルト神話上ではミアハはディアンケヒトの息子にあたる。そして自分よりも才能に秀でたミアハに嫉妬し、何度も襲撃を繰り返し、最終的に頭を断ち割り絶命させたとされている。
- アミッド・テアサナーレ [声:加隈亜衣]
- 【ディアンケヒト・ファミリア】の団長であるヒューマンの少女。年齢は19歳。二つ名は【戦場の聖女(デア・セイント)】。都市最高の治療師(ヒーラー)として、その名を轟かせている。聡明で心優しい性格で、アイズたちとは信頼関係にある。一級治療師としての技能も持っており、【ロキ・ファミリア】のメンバー相手に高額の商談を行っている。冒険者達からは、二大治療師(美少女)の名目で『銀の聖女』と呼ばれている。
【ゴブニュ・ファミリア】
- ゴブニュ [声:津田英三]
- ドワーフを連想させるような、小柄で逞しい体つきの初老の男神。ファミリアのホームである『三槌の鍛冶場』で鍛冶屋を営んでいる。【ロキ・ファミリア】も常連の鍛冶屋で、アイズの武器はゴブニュが鍛えている。寡黙な性格で、ファミリアの団員からは親方と呼ばれている。
【ディオニュソス・ファミリア】
- ディオニュソス [声:松風雅也]
- 「行くんだフィルヴィス。きっと大丈夫さ。」
- 富国の王子のような外見をした品の良い男神。相手に隙を窺わせず、逆に相手の胸の内を見透かしてしまうかのような雰囲気を漂わせている。葡萄を素材にした葡萄酒(ワイン)造りに長けている酒神であり、同じ酒神のソーマですら絶賛するほどの逸品。温厚で紳士的な人格者として知られ、女性や女神達からは絶大な人気がある。団員達と反りが合わずに孤立しているフィルヴィスの事を心配している。
- フィルヴィス・シャリア [声:金元寿子]
- 「我々はパーティーではない。ただ同じ目的地に向かってるだけだ。勘違いするな!!」
- 【ディオニュソス・ファミリア】の団長。【白巫女(マイナデス)】の二つ名を持つLv.3の冒険者で、ファミリアの団長。長い濡羽色の髪と赤緋の瞳を持つ、巫女を彷彿とさせるような美しいエルフの少女。『27階層の悪夢』という事件の数少ない生き残り。パーティを組んだらフィルヴィス以外のメンバーが何かしらの理由で死んでしまうというジンクスがあることから、『死妖精(バンシ―)』という不吉な通り名で呼ばれている。その為他者との関わりを避けるようになり、ファミリア内でも団長でありながら孤立している。主神のディオニュソスにだけは心を開いていたが、共にパーティを組んだレフィーヤに対しても次第に打ち解けるようになった。ソロでも対応できる魔法剣士タイプで、レフィーヤも舌を巻く程の実力の持ち主。
【デメテル・ファミリア】
- デメテル [声:櫻井浩美]
- 蜂蜜色の髪と豊満な胸を持つ「豊穣」と「慈愛」を司る女神。柔和で大らかな性格。野菜や果物を栽培して売り出す商業系のファミリアを営んでいる。ヘスティアに好きな男が出来たと聞いて興味津々の様子。作中でも数少ないヘスティアを上回る巨乳の持ち主で、あの巨乳嫌いで知られるロキですら大らかな彼女を前には、毒気を抜かれてしまう。
【アポロン・ファミリア】
- アポロン [声:逢坂良太]
- 「ベルきゅ~ん・・・ぐへへへへ♥」
- 美男美女揃いの百人規模で構成された【アポロン・ファミリア】の主神。日の光のようなブロンドの髪を持つ端正な顔立ちの男神。好色な神で、気に入った者には性別を問わず熱烈にアプローチ(求愛)をかけている。どちらかというと男好き。狙った者は地の果てまでも追っていくような、非常に執念深い性格。
- ヒュアキントス・クリオ [声:KENN]
- 【アポロン・ファミリア】の団長にしてLv.3の第二級冒険者。エルフにも負けない美麗な顔立ちをしたヒューマンの男性。プライドが高く、気に喰わない相手には容赦無く甚振る、残忍な性格。主神であるアポロンに心酔している。二つ名は【太陽の光寵童(ポエブス・アポロ)】。
- ダフネ・ラウロス [声:小若和郁那]
- 「ご愁傷さま」
- 【アポロン・ファミリア】に所属するLv.2の冒険者で、気の強そうな短髪の少女。年齢は18歳。一人称は「ウチ」。冷静沈着で高い知性の持ち主で【アポロン・ファミリア】では指揮官を任されるなど高い地位を与えられているが、アポロンに見初められ、半ば強引に入団させられたという経緯を持つため内心アポロンを恨んでいる。二つ名は【月桂の遁走者(ラウルス・フーガ)】。
- カサンドラ・イリオン [声:真野あゆみ]
- 「どうして信じてくれないの~?」
- 【アポロン・ファミリア】に所属するLv.2の冒険者で年齢は18歳。ダフネと一緒にいるおどおどした長髪の少女。元は良い所のお嬢様だったが、ダフネ同様強引に入団させられた過去がある。神々でさえ把握できない謎の力であり、神でさえ視る事の出来ないものを視ることが出来る『予知夢』を見ることができるが、誰にも信用されない呪縛がある。二つ名は【悲観者(ミラビリス)】。
- ルアン・エスペル [声:鈴代紗弓]
- 【アポロン・ファミリア】に所属する小人族の男性。アポロンの画策により、酒場にいたベル達に因縁を付けた。
しかし元々は小心者の為、命令とはいえ損な役回りが多いことに不満を抱いている。 - リッソス [声:山下誠一郎]
- 【アポロン・ファミリア】に所属するエルフの魔導士。小隊の隊長を任されている。
【イシュタル・ファミリア】
- イシュタル [声:本田貴子]
- 「骨の髄が溶けるまで『魅了』してやる」
- 構成員の大半が戦闘娼婦(バーベラ)のアマゾネスたちが占めた【イシュタル・ファミリア】の主神。煌びやかな装飾品と扇情的な衣装を身に纏った、美と色欲を司る女神。同じ美の女神であるフレイヤに対して激しいライバル心を抱いている。第一級冒険者の団長と第二級冒険者の団員を数人抱えており、ファミリアの勢力図はオラリオでも上位クラス。ホーム名は『女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)』。オラリオの歓楽街第三区画は丸ごとイシュタルの息がかかっており、女性団員の殆どは娼婦として働いている。
- フリュネ・ジャミール [声:斉藤貴美子]
- 「若い男の匂いがするよ!」
- 【イシュタル・ファミリア】の団長にしてLv.5のヒキガエル第一級冒険者。2mを超える長身で、アマゾネスでありながら脂肪に覆われた巨大な体つきをしている。[黒髪のおかっぱ・ギョロギョロと蠢く目玉・横に避けた口唇]という醜悪な容姿をしており、初対面のベルにモンスターを連想させたほどであるが、当人は自分をかなりの美人だと思い込んでいる。また異常に性欲が強く、歓楽街を訪れ(てしまっ)た数多の男性を再起不能にしている。二つ名は【男殺し(アンドロクトノス)】。
- アイシャ・ベルカ [声:渡辺明乃]
- 「ねぇ。今夜あたしを買わないかい?」
- 【イシュタル・ファミリア】の幹部であるアマゾネス。年齢は21歳。Lv.3でも上位の実力者。性格は剛胆にして、色欲に忠実。一方、面倒見が良い姉御肌で人望が厚く、戦闘娼婦のアマゾネスたちを束ねる最高指揮官のような立場になっている。イシュタルの『魅了』によって逆らうことができなくなっているものの、春姫のことも妹分として何かと気にかけ世話をしている。戦闘では大剣と体術を流れるように駆使し、巨大な紅色の斬撃波を放つ攻撃魔法も使用する。二つ名は【麗傑(アンティアネイラ)】。
- サミラ [声:藤原夏海]
- 【イシュタル・ファミリア】に所属するアマゾネス。22歳。Lv.3。二つ名は【爛花(プールス)】。灰色の短髪を持ち、一人称は「俺」など男勝りな口調で、好戦的な性格。
- レナ・タリー [声:M・A・O]
- 【イシュタル・ファミリア】に所属するアマゾネス。16歳。Lv.3。二つ名は【乱士(バイト)】。明るく活発で天真爛漫な性格の少女。まとめ役であるアイシャの妹分的存在で、彼女のことを慕っている。
- サンジョウノ・春姫 [声:千菅春香]
- 「私も本の世界のように英雄様に手を引かれ憧れた世界に連れ出されてみたい…なんて。ただのはしたない夢物語でございます。」
- 【イシュタル・ファミリア】に所属し、娼婦として働かされている狐人(ルナール)の少女。年齢は16歳。元は極東の貴族の娘で、命たち【タケミカヅチ・ファミリア】の団員たちとは旧知の仲。11歳で父親に勘当され、紆余曲折を経て最終的にオラリオへ流れ着き、妖術に目を付けたイシュタルに囲われる。礼儀正しく気品があり温和で純朴な性格のため戦闘には致命的に向かないが、他人のLv.を一時的に一つ昇華させる規格外のレア魔法「階位昇華(レベルブースト)」の使い手。英雄などが活躍する冒険譚を好み、ベルを物語に登場する「英雄」と重ねるようになる。
【イケロス・ファミリア】
- イケロス [声:福島潤]
- 「めんどくせぇな…俺は神だぞ!」
- 無法者の狩猟者集団である【イケロス・ファミリア】の主神。自らの娯楽のみを優先とし、その為なら他がどうなろうと平然としていられる極端なまでに快楽主義的な神。眷族達からは敬意を抱かれないどころか顎でこき使われているが、本人はそれも自分の楽しみの為として気にも留めていない。
- ディックス・ペルディクス [声:浪川大輔]
- 「耳のいいヴィーヴルをおびき寄せるにはギャーギャー喚くセイレーンがもってこいだ」
- 【イケロス・ファミリア】の団長。Lv.5の実力を持つヒューマンの冒険者。年齢は33歳。二つ名は【暴蛮者(ヘイザー)】。
残虐非道な性格で異端児(ゼノス)達への拷問や虐殺で愉悦に浸っている上にそれを怪物趣味の貴族へ密輸していた最悪な密猟者(ハンター)。慎重さと狡猾さを持ち合わせており、長年フェルズたちの捜査から逃れ、悪事を働いている。『人造迷宮クノッソス』の完成を悲願とした奇人ダイダロスの子孫。
ラキア王国
- アレス [声:小林親弘]
- オラリオの西部に存在する軍事王政国家『ラキア王国』にて軍神として崇められている男神。真っ赤な鎧を身に纏い、獅子を想起させる光り輝く金髪に、精悍で逞しい美丈夫の容貌を持つ闘神だが、猪突猛進な脳筋であるため周囲を苦労させている。ヘスティアたちオラリオの神々からも「馬鹿神」呼ばわりされ、その傍迷惑な性格や振る舞い故に、呆れられたり嫌われている。
- マリウス・ウィクトリクス・ラキア [声:寺島拓篤]
- 『ラキア王国』の第一王子でありファミリアの副団長。Lv.3のヒューマン。有能な人物だが、後先考えず侵略を仕掛けたがるアレスと国王のマルティヌスに振り回され続ける苦労人で、アスフィから同じ苦労人の気配を感じ取られ、同情の目を向けられた。本人は国を出てオラリオで冒険者になりたいと語っている。鍛冶貴族としてラキアに居たヴェルフとは子供時代の顔見知り。
リヴィラの街
- ボールス・エルダー [声:山口太郎]
- ダンジョン18階層で上級冒険者たちが運営している街、『リヴィラの街』のボス。Lv.3の冒険者で第二級冒険者クラスの実力を持つ。所属ファミリアは不明。左目に眼帯をした悪人面の男性。見かけだけではなく実力も兼ね揃えており、他の冒険者に対して強気な態度を取っているが、格上の冒険者(ベート等)には頭が上がらない様子。
ギルド
- ウラノス [声:大川透]
- 迷宮都市オラリオの管理機関「ギルド」の主神。ギルドの地下に設けられた祭壇に鎮座する、2mを超す巨体の老神。ギルドが発足する前の「古代」と呼ばれる時代、モンスターの侵攻に蹂躙される人類に「神の恩恵」をもたらし、塔や要塞の着工に尽力したことから『オラリオの創設神』として崇められている。彼がダンジョンに祈祷を捧げることで、モンスターの地上流出を防いでいると言われている。
- フェルズ [声:小松未可子]
- 「言っただろう。元人間だと。」
- 『ギルド』の主神であるウラノスに仕えるLv.4の魔術師。全身を黒衣に包み、容姿どころか性別も判断できない。その正体は、800年前に神秘のアビリティを極めた賢者であり、不死の秘法を編み出した結果として肉が腐り落ち骸骨の姿となったもの。そのため現在は「愚者(フェルズ)」と名乗っている。神秘のアビリティで数々の魔道具を開発しており、死んだ者を蘇らせる奇跡の魔法も発現している。
- エイナ・チュール [声:戸松遥]
- 「――もぉ、どうしてキミは私の言いつけを守らないの!」
- ダンジョンを統括する『ギルド』の受付嬢。年齢は19歳。ほっそりと尖った耳と淡いエメラルドの瞳を持つ、ハーフエルフ(ヒューマンとエルフのハーフ)の女性。ベルのダンジョン攻略のアドバイザーであり、駆け出し冒険者である彼の安否を常に気にかけている。ベルのことは可愛い弟分のような存在だと思っているようだが、好きなタイプを考えている時にベルを想像して動揺するなど、彼を異性として意識している節もあり、やがてベルに対する恋心を自覚するようになる。
- ミィシャ・フロット [声:橋本ちなみ]
- ギルドの受付嬢でヒューマンの女性。背が低く、あどけない容姿をしている。同僚のエイナとは仲が良い。
豊穣の女主人
- ミア・グランド [声:慶長佑香]
- 「坊主、アタシにここまで言わせたんだ、くたばったら許さないからねえ」
- 酒場「豊穣の女主人」の女将。従業員や一部の常連客からは「ミア母さん」と呼ばれている。ドワーフの中でも一際巨体で、神に対しても物怖じしない肝の据わった女性。元はLv.6の実力を持った冒険者で、【フレイヤ・ファミリア】の団長でもあった。怒らせると相当に怖いらしく、酒場で争い事があると彼女の鉄槌が降ると言われている。冒険者として駆け出しのベルを、時に厳しくも彼女なりに応援している。
かつての二つ名は【小巨人(デミ・ユミル)】で当時は可憐な美しい冒険者だった・・・らしい。 - シル・フローヴァ [声:石上静香]
- 「うふふっ、お腹、空いてらっしゃるんですか?」
- 酒場「豊穣の女主人」で働いているヒューマンの少女。年齢は18歳。薄鈍色の髪をお団子ヘアーとポニーテールにまとめている。ある日、ベルが落とした魔石を拾ったことで彼と親交を持つようになる。ベルに好意を抱いており、ダンジョンに通う彼の為に毎回弁当を作って手渡している。様々な人と触れ合い、新しい発見をするのが趣味。初期の頃から【フレイヤ・ファミリア】の団員が影ながら護衛していたり、ロキから最も警戒すべき人物と評されるなどただの少女ではないことを匂わせていたが、本編16巻において驚愕の秘密が明らかにされる。
- リュー・リオン
[声:早見沙織]
- 「私が最初に手を振り払わなかったのは、貴方で三人目です」
- 「豊穣の女主人」で働くエルフの女性。年齢は21歳。礼儀正しく、生真面目な性格。同僚であるシルの恋路を応援している。元はLv.4にして【疾風】の二つ名を持つ名うての冒険者だったが、ある事件をきっかけに冒険者を廃業した。潔癖なエルフにしては比較的柔軟な対応ができる人物だが、認めた相手ではないと他者からの肌の接触を許さないという性質を持っている。しかし5巻にてベルに自身の生い立ちを話し、自分から握手をしたり、普段のクールな表情からは考えられないような笑顔を見せるなど、彼に特別な信頼を寄せるようになっている。高い戦闘力を活かし、幾度となくベルたちの助っ人として登場しており、【ヘルメス・ファミリア】から依頼を受けることもある。
- アーニャ・フローメル [声:西明日香]
- 「豊穣の女主人」で働く猫人(キャットピープル)の少女。年齢は22歳。一人称は「ミャー」で語尾に「ニャ」を付けるややアホの子。【フレイヤ・ファミリア】の副団長であるアレン・フローメルの実の妹で、かつては自身も【フレイヤ・ファミリア】に所属していた。現在もLv.4の実力を持ち二つ名は【戦車の片割れ(ヴァナ・アルフィ)】。
- クロエ・ロロ [声:洲崎綾]
- 「豊穣の女主人」で働く猫人(キャットピープル)の少女。年齢は21歳。重度のショタコンでベルのお尻に一目惚れをしている。アーニャとは酒場の問題児コンビとして扱われている。元は「黒猫」と呼ばれた搦め手を得意とするLv.4の暗殺者。時折腹黒い一面を見せ、アーニャ同様猫語で話すが、こっちはキャラを作っている。
- ルノア・ファウスト [声:芳野由奈]
- 「豊穣の女主人」で働くヒューマンの少女。一見温厚そうだが、リューを過去の二つ名で呼んだヘルメスに対し、他の店員共々殺気を放ったことがある。アーニャ&クロエのおバカコンビのツッコミ担当でもある。元は「黒拳」と呼ばれた素手での直接戦闘を得意とするLv.4の賞金稼ぎ。かつてはリューの命を狙っており、リュー、クロエと三つ巴の激闘を繰り広げたことがある。
異端児
- ウィーネ [声:日高里菜]
- 「ベル…名前…名前はベル…」
- ダンジョンの19階層でベルが初めて出会った異端児(ゼノス)の少女。竜女(ヴィーヴル)と言われる竜種と人間の少女を組み合わせたような外見をしているが、人と同じように足が生えた姿をしている。普段は人間の少女と同じ姿をしているが、自らの意思で翼を生やし広げることができ、鋭い爪を有している。誕生して間もないこともあり何も知らず、子供らしく無邪気な性格をしている。【ヘスティア・ファミリア】の面子と親交を深め、特にベルと春姫に懐いている。ベルたちと一緒に暮らすことを望むが、人間と怪物(モンスター)の共存ができないという現実の前に翻弄されることに・・・。
- リド [声:水中雅章]
- 「面白ぇ。こんな冒険者には会ったことがねぇよ」
- 異端児(ゼノス)のリーダー的存在で最古参メンバーの一人。赤緋色の鱗と雄黄の瞳が特徴的な蜥蜴人(リザードマン)。冒険者でいうLv.5クラスの実力者。陽気で取っつき易い社交的な性格をしている。人間の共存を望んでおり、ベルたちのことを「ベルっち」などと親しみを込めて呼んでいる。【ヘスティア・ファミリア】の事は人とモンスターの共生するための希望として期待しており、いつか地上に出て記憶の中にある日の出の景色を自身の目で見ることを夢見ている。
- レイ [声:高田憂希]
- 金色の翼を持つ歌人鳥(セイレーン)の異端児(ゼノス)の最初期からのメンバー。通常の歌人鳥と違い美しい容姿をしており、その美しい歌声は部の冒険者たちの間で噂になる。リドと同じく人類との共存を願う穏健派であり、夢は日の光を浴びて空を羽ばたくことと、愛する人に抱きしめられること。人の言葉は一部片言で話す。飛行能力も高く、戦闘ではその機動力を駆使する。
- グロス [声:稲田徹]
- 石竜(ガーゴイル)の異端児(ゼノス)。最初期からのメンバーでリーダーであるリドに次ぐ実力を有している。リドとレイとは長年の盟友だが、人類との共存については意見が異なり、何度も裏切られてきた経緯から人間に対し不信感を抱いている。一方で同胞である異端児に対する仲間意識は誰よりも強く、仲間達に危害を加えようとする者には決して容赦しない。慎重深く厳格な性格だが、マリィは「恥ずかしがり屋」と評している。
- フィア [声:石見舞菜香]
- 臙脂色の髪と翼を持つ半人半鳥(ハーピィ)の異端児(ゼノス)。社交的かつ好奇心旺盛な性格でたびたび仲間たちを呆れさせている。リドと同様にいつか人間と仲良く共存できる日が来るのを夢見ている。空を自由に飛ぶ事が出来、戦闘では自身の羽をダーツの様に飛ばして攻撃する。
- アステリオス [声:杉崎亮]
- 「ずっと…夢を見ていた。たった一人の人間と戦う夢を…」
- 黒い猛牛(ミノタウロス)の異端児(ゼノス)。原作者いわく、第三部「異端児編」における猛牛(ヒロイン)とのこと。
異端児の中では新参者でありながら最強であり、Lv.7相当の実力を有しているため、【ロキ・ファミリア】の面々ですら倒することはできなかった。ベルが駆け出しのころに戦って討ち取った片角のミノタウロスの生まれ変わりであり、好敵手と認めたベルとの再戦と決着が最大の願望。自らの願望がリドたちの夢の妨げとなることも理解しており、そのため他の異端児とは距離を置いている。 - マリィ [声:福積沙耶]
- 「舐めて~吸って~早く~もっと~!」
- 遠征時に25階層で出会った人魚(マーメイド)の異端児(ゼノス)。上半身は人間そのものだが、下半身が魚であるため、ダンジョン下層の「水の迷都」から離れられず、リドたちが出かけているときは1人で留守番をしている。胸は豊満だが、言動はウィーネより幼い。通常の人魚と同様に、歌声を使った魅了の力と水中での圧倒的な速度を有するだけではなく、自身の血に宿る類稀な回復能力が特徴。好奇心旺盛で人懐っこい性格で、レイたちの匂いが宿っているベルに対し初対面で好意的に接している。
闇派閥
- エレボス [声:松岡禎丞]
- 「我が名はエレボス。原初の幽冥にして、地下世界の神なり!」
- 地下世界の邪神にして、『絶対悪』。本編から7年前のオラリオの【暗黒期】に『闇派閥(イヴィルス)』の首魁として暗躍し、オラリオの滅亡を目論み、「大抗争」を引き起こした張本人。。憎まれることこそ悪の本質」という独自の価値観を持ち、邪神の中でも無類の邪悪さとカリスマ性で凶暴な闇派閥を統率する。神としての格も相当高いらしく大神に勝らずとも劣らないと言われている。偽名を使ってオラリオに潜入し、潔癖で当時は確固たる正義がまだ定まっていないリュー・リオンに目を付ける。
- ザルド [声:小西克幸]
- 「俺がなぜここにいるか、だと?」
- 隻眼の黒竜との戦いにて敗れ、壊滅した【ゼウス・ファミリア】の残党。【暴喰】の二つ名を持つ、悪食を極めたLv.7の冒険者。武人肌で無骨な人物であり、顔に複数の傷がついている。7年前の当時はオッタルよりも実力は上だった。冒険者を半ば引退していたが、エレボスの勧誘に乗り、オラリオを破壊し神時代を終わらせるために闇派閥に協力する
- アルフィア [声:伊藤静]
- 「消え失せろ、雑音共」
- 元【ヘラ・ファミリア】所属。常に漆黒のロングドレスを身にまとった、灰色の髪の女性。目はオッドアイだが、目を開けるのも億劫と、普段は閉じている。Lv.7の実力者であり、【静寂】の二つ名を持ち、神時代以降眷族達の中で最も才能に愛された女と称される程の規格外の天才。ザルドと共に神に頼らぬ英雄の時代を求めており、エレボスと契約しオラリオ破壊を画策。
メーテリアという名前の双子の妹がいたが、7年前の時点ですでに他界している。 - ヴィトー [声:濱野大輝]
- 7年前にエレボスの唯一の眷属だった闇派閥の幹部。リュー曰く能力値は自分と同等かそれ以上との事からLv.4上位の実力者と思われる。丁寧な口調と裏腹に血を好む、残忍で狂気的な性格をしている。暗黒期から暗躍していたが、影が薄く記憶に残り辛いことから付いた二つ名は【顔無し】。神々を忌み嫌い、逆に『英雄』に憧れていると自称している。
- レヴィス [声:大原さやか]
- ダンジョンで活動する謎の人物。ダンジョン内で【ロキ・ファミリア】と交戦。赤髪の目つきが鋭い美女。その実力はLv.4の冒険者を瞬殺し、当時はLv.5だったアイズを圧倒し、たやすくねじ伏せてしまうほど。アイズのことをなぜか「アリア」と呼んで執着しており、彼女の過去について何かを知っている様子。闇派閥の残党とは協力関係にある。
- オリヴァス・アクト [声:浜田賢二]
- かつて闇派閥の幹部だったLv.3の男性冒険者。二つ名は【白髪鬼(ヴェンデッタ)】。二つ名通り白い髪をした人物。狂信者として、オラリオの暗黒時代に多くの悪行を行っており、かつて多くの冒険者や闇派閥が死亡した『27階層の悪夢』の首謀者。
- ヴァレッタ・グレーデ [声:小林ゆう]
- 現在も活動する闇派閥の一つ【タナトス・ファミリア】の幹部。Lv.5のヒューマンの女性。年齢は35歳。15年前のオラリオ暗黒期から闇派閥として活動し混乱をもたらした主要幹部の一人。邪神のもとで血に酔い、快楽に身を委ね、最も多くの冒険者を殺害し人の命を奪うこそが己の至上だとする残忍で凶悪な性格。過去の出来事からフィンに対して逆恨み気味の憎悪を抱いている。
- ジュラ・ハルマー [声:沢城千春]
- かつて存在していた【ルドラ・ファミリア】の生き残りである猫人(キャットピープル)の男。通り名は【奴隷猫(スレイバーキャット)】。怪物趣味の調教師(テイマー)。5年前に【アストレア・ファミリア】を壊滅に陥れる罠を張った張本人。復讐鬼と化したリューによって派閥は壊滅させられた。自身も襲撃により右腕と左耳を失いながらしぶとく生き残った。毎日夢に出てくるほどリューへの恐怖に脅えながら復讐の計画を練り、彼女を「大いなる厄災」へといざなう。
- ディース姉妹
- 過激派と称される【アレクト・ファミリア】の団長だった姉のディナ・ディース(白妖精)と副団長だった妹のヴェナ・ディース(黒妖精)の姉妹。見た目は美しい少女だが、内面は醜悪で残虐。
- エニュオ
- 迷宮都市オラリオを滅ぼすべく暗躍を重ねている謎の存在。紫紺のローブと漆黒のケープを身に纏い、顔を仮面で隠しているだけでなく、上半身にも幾つもの仮面を付けているという、おどろどろしい妖術師の様な不気味な姿をしている。壊滅状態となっている闇派閥の残党を裏で操っている。その名称は神々の言葉で『都市の破壊者』を意味しているとされている。
- エレン
- 紫紺の外套を身に纏い、両手にメタルグローブをはめて仮面を被った謎の人物。『都市の破壊者(エニュオ)』の腹心で、人前に姿を現さない彼の連絡係も務めている。
【アルテミス・ファミリア】
- アルテミス [声:坂本真綾]
- 「なんなのだろう、この気持ちは?」
- 劇場版のメインヒロインである貞潔を司る女神。ヘスティアとは天界にいた頃からの神友。弓矢とナイフの名手で、神でありながら自身も眷族と共に前線で戦う女傑。不埒な行為を取るものには容赦が無かったが、M気質の男神からは人気が高かった。また、非常に堅物な性格で、特に「恋愛アンチ」と呼ばれるほど男女の関係に厳しく、眷族にもそれを要求していたほど・・・。
だったのだが、下界でヘスティアと再会した彼女は、「オリオン」と呼ぶベルに対して抱きついてコミュニケーションを取ったり、とんでもないポンコツ女神と化していたりと、どこか以前と性格が変わっていた。
【アストレア・ファミリア】
- アストレア [声:中原麻衣]
- オラリオ暗黒期に秩序を乱す者を取り締まる役割を担っていた【アストレア・ファミリア】の主神である正義と秩序を司る女神。癖の強い女神が多い本作品の中では珍しい温和で穏やかだが毅然とした気高い女神らしい女神。慈悲深く心優しい性格からリューたち眷属から非常に慕われていた。また、自ら率先して慈善活動を行っていたこともあり、オラリオの秩序を守ってきたファミリアの主神として市民からも支持されていた。一方、無謀かつ大胆な行動を取ることもある。
本編から5年前にファミリアが壊滅した後は唯一の生き残りであるリューに説得される形でオラリオ外に逃亡。現在も下界のどこかで存命である。 - リュー・リオン
[声:早見沙織]
- 「すみません。アリーゼ。集中を欠いていました」
- 本編から10年前にアリーゼに勧誘されて【アストレア・ファミリア】に入団。当時わずか3年でLv.4に至るという凄まじい速度で成長し活躍していた。
- ※その他説明は、【豊穣の女主人】#リュー・リオンにて
- アリーゼ・ローヴェル [声:花守ゆみり]
- 「決めた!今日からあんたのことはリオンって呼ぶわ!」
- 【アストレア・ファミリア】の団長だったヒューマンの少女。享年18歳。Lv.4の冒険者で二つ名は【紅の正花(スカーレット・ハーネル)】。
赤い髪のポニーテールが特徴的で非常に活発で底抜けに明るく、お堅いリュー相手にも遠慮がない。適当でいい加減かつ無責任なところもある少年漫画の主人公を思わせるような人物。それでも正義を掲げるファミリアの団長らしく真っ直ぐな信念を持っており、仲間達には呆れられながらも人望と信頼を集めていた。リューが他種族でありながら手を触れる事の出来た最初の人物であり、今の彼女にとってもっとも大きな影響を与えた人物と言える。
本編から5年前のジャガーノートとの戦いで他の仲間たちと共に命を落としている。 - ゴジョウノ・輝夜 [声:千本木彩花]
- 「そんな器用な真似わたくしにはとてもとても」
- 【アストレア・ファミリア】で副団長を務めていた極東出身の冒険者。享年19歳。ステイタスはLv.4。二つ名は【大和竜胆(やまとりんどう)】。一見大和撫子と呼ぶのにふさわしい育ちの良さを感じさせる女性だが、ひとたび口を開けばその品の無さが露呈してしまう。現実主義者であるため、理想主義のリューとはたびたび衝突していたが、お互いの実力は認め合っていた。ファミリアでは随一の白兵戦の腕の持ち主。ちなみに時折リューの口が悪くなるのは彼女の影響らしい。
なお、現在リューが使用している二刀の小太刀「双葉」は彼女の遺品である。 - ライラ [声:諏訪彩花]
- 「おまえら飽きねえなあ」
- 【アストレア・ファミリア】に所属していた小人族(パルゥム)の女性冒険者。享年18歳。ステイタスはLv.3。二つ名は【狡鼠(スライルかわいらしい見た目と正義のファミリアの眷属という立場とは裏腹に性格は不真面目。一方で洞察力に優れ、判断力も早く、そして狡猾。鋭く核心を突く発言をすることも多いため、メンバーをまとめる役も担っており、リューからは団長のアリーゼに次いで頼りにされていた。知識は武器になるという考えで、この考えは現在のリューに受け継がれている。
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関連項目
外部リンク
- GA文庫|「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」特設ページ
- 公式ツイッター|GA文庫『ダンまち』公式
- 公式アニメサイト|「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」
- 公式ツイッター|『ダンまち』アニメ公式
- GANGANJOKER|外伝「ソード・オラトリア」コミカライズサイト
- ガンガンONLINE
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