『幻想戦隊セイレンジャー』(げんそうせんたいセイレンジャー)は、第百二十三季弥生の一日から第百二十四季如月の七日までテレビ東方系列で毎週金曜17:30 - 17:55に全48話が放送された、守矢神社制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。
第百二十五季霜月からは続編として、グリーン以外のメンバーが入れ替わった『幻想戦隊セイレンジャーR』が放映された。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされていますが、以下の内容は全部妄想の産物であり嘘っぱちであり冗談であり、本家東方Projectや東方非想天則のネタバレは一切含みませんので、お子様でも安心して読むことが出来ます。というかこの記事自体、本家東方Projectや東方非想天則の二次創作のような気がします。原作の雰囲気を尊重される方や特定のキャラクターのイメージが損なわれることを嫌がる方は、見ないであげてください。それでもおkな方だけゆっくりみていってね!!!
っていうかゆっくり暴走した結果がこれだよ!!!
あらすじ
幻想戦隊セイレンジャー
東の国の人里離れた山奥の辺境の地に存在する「幻想郷」は妖怪軍団の魔の手に脅かされていた。幻想郷の平和を守る機関「守矢研究所」の戦闘用ロボのテストパイロットであったケロちゃんは、妖怪軍団との戦闘により敗北し、呪いにより蛙の姿にされてしまう。ケロちゃんは、自分に代わって妖怪軍団と戦う5人の戦士を求め、幻想郷の外へと向かう。
妖怪と戦えるだけの特殊能力を持つ5人の少女を探し出し、無理矢理幻想郷につれてきたケロちゃんは、酒に酔わせた隙をついて5人をセイレンジャーに変身させる。最初は乗り気でなかった5人だったが、やがて諦めがつき、セイレンジャーとして妖怪軍団と戦う決意を固めるのであった。
概要
外の世界における戦隊モノにおいては、戦隊のモチーフとして何らかの共通の物(侍・刑事・車・恐竜など)が用いられているが、セイレンジャーではそのような点は見受けられない。それでいて更にグリーンとレッドは色以外で外見上の差異が見つけにくいなど、あらゆる面がちぐはぐである。(なお、変身後の衣装はあくまで全身を覆う体のラインの出るスーツ+マスクである。皆が疑問に思うであろう十六夜咲夜の【このコメントは一時停止中につき正常に再生されません】)
これらについて、制作総監督を勤めた八雲紫は「誰が言ったか知らないけれど、幻想郷においては常識に囚われてはいけないそうよ」とコメントしている。度重なる飲酒シーンをはじめ、常識的に考えて子供には見せられないシーンが劇中で頻繁に登場するのが特徴であり、確かに全体を通して「常識に囚われないことがメインテーマ」であると言える作品になっていた。
なお、主役がグリーンである点に関しては「グリーンってほら、他の色に比べて地味で特徴がなくて、戦隊の5人の中でもよく忘れられがちになるじゃない。歴代でそんなに知名度高い役者もいないし。だからこうして、幻想郷の中では一番目立つ役になったんじゃないの?」となんとなく納得できてしまうような発言をしている。(内田直哉さんはじめ、歴代グリーン俳優さんすいません)
またイエローがいない点については「弾幕ごっこを見ての通り、幻想郷では何をおいても美しさが優先されるの。太ましくてカレー好きのイエローなんかメンバーに入れるわけにいかないわ」と発言しているが、実際にイエローが太ましかった特撮はゴ●ンジャーとゴー●ルファイブとジェットマ●しかなく、総監督の八雲紫のリサーチ不足であるというのが専らの声であ・・・(隙間送りにされました。)
キャスティングとスタッフ
初代の戦隊メンバーは、いずれも種族が人間であることがキャスティングの要因となっている。なお、ホワイト役は本来は稗田阿求が演ずる予定であったが、身体上の理由から同氏が長時間の撮影に耐えることが出来なかったため、正確には半人半霊であり完全に人間であるとは言えない魂魄妖夢がホワイト役を務めることになった。この交代に際し稗田阿求は最後まで「稗田なめんな!FUC求!!」と降板を拒否していたが、最終的には永遠亭の医師である八意永琳の天呪「アポロ13」でピチュらされた後、自宅へと強制的に連れ戻された。
妖怪軍団の総頭領である「クィーン・ザ・パープル」は、最後まで声のみの登場であった。監督の八雲紫は「外の世界に宮●洋が主人公のバイクに乗って戦うヒーローの話があるじゃない。あれに出てくる悪の組織の首領を参考にしてみたのよ。ミステリアスな感じが出て良いでしょ。正体?それは最後まで秘密だったでしょ。聞くのは野暮よ」とコメントしていたが、名前からしてどう考えても【このコメントはスキマ送りにされました】である。
なお、撮影に関わったスタッフは後に「元々ちゃんと出るつもりだったらしいけど、登場する予定だった最終回近くになる前にあいつったら冬眠しはじめちゃったのよ。自分が冬眠することなんて予めわかってたはずなのに、もっとマジメに考えて欲しかったわ。代わりに6面ボスを務めてくれた閻魔様にお礼しに行きなさいよ。あぁ勿論、あいつが閻魔苦手だって知ってて言ってるのよ」と語っている。
スタッフは、メインプロデューサーと総監督、脚本担当に八雲紫が就任。しかし4クール目には冬眠に入ってしまったため、以降は紫の式である八雲藍の他、稗田阿求、上白沢慧音らが交代で脚本と監督を務めた(ただし最後まで総監督とプロデューサーの名義は八雲紫であった)。
「R」開始にあたって再び冬眠から目覚めたものの、結局初代と同じ運命を辿る。
撮影機器はカメラや照明、マイクから小道具に至るまでほぼ全てにKPブランドの物が使用されており、その他からの提供物が一切無かった。これに対して道具屋香霖堂を営む森近霖之助は「営業には行ったんだけど、最初から全部向こうの物を使うことで決まっていたらしいんだ。公平性に欠けるよねぇ。なにか裏取引でもあったんじゃないのかい?」と語っているが、ボーダー商事代表を務める八雲紫及びKPブランドの代表を務める河城にとりはその一切を否定している。
「R」では続投された機材があったものの、多方面からの資材提供があり、KPブランドからの新規提供は無かった。この件について八雲紫及びKPブランド代表の河城にとり以下スタッフは一切何も口にしていない。
なお、当作品の収益は全て幻想郷の恵まれない子供・妖怪・妖精・幽霊・毛玉達の保護と、寺子屋の運営資金に当てられており、キャスト及びスタッフは皆ボランティアであった。しかし、作品の収録の中で毎回浴びるほどの酒が飲めた(持ち帰りも許可されていた)ため、これについて難色を示したのはキャスト・スタッフ全員の中でも1人だけであったという。
評価
視聴率面においては平均で2.7%と非常に苦戦していたが、裏番組に野球やプロレスなどのスポーツ中継や、アニメに大河ドラマ、音楽番組などの人気番組が控えていた点を考えれば、善戦した方であるといえるだろう。実際映像ソフト(媒体はベータ・レーザーディスクの二種類)の売り上げは好調で、通算で10万本の大台を記録している。
「R」からは前回の評判からか平均4.3と伸び、映像ソフトの売上も相変わらず善戦しているという。
主な登場人物
幻想戦隊セイレンジャー
- 東風谷 早苗(こちや さなえ) / 東風谷グリーン
- セイレンジャーのリーダー。外の世界ではどこにでもいる程度の常識的な女子高生であったが、次第に幻想郷の空気に汚染され、常識を忘れていった。
- 能力として「奇跡を起こす程度の能力」を持つが、実際には風を吹かせたり湖を割ったりしか出来ず、他のメンバーから常にバカにされている。本人もいつもやさぐれては、奇跡で作り出したフルーツを貪っていた。しかし、なんだかんだで毎回妖怪軍団に勝利していたのは、彼女の奇跡のおかげだったのかもしれない。なお、彼女が湖を割らなければ巨大ロボ「非想天則」は出撃できず、実際は非常に重要な能力である。
- 当初セイレンジャーとなることを嫌がっていた5人だったが、その中で一番最初にセイレンジャーとして戦うことを決意したのが早苗である。これについて本人は「妖怪をやっつけるのって、なんかとっても楽しいですね!」と語っていた。(第二話)
「R」では行方不明となった者や敵と化した仲間達の異変を解決するため、新生セイレンジャーを結成する。
- 必殺技は秘術「グレイソーマタージ」
- 博麗 霊夢(はくれい れいむ) / 博麗レッド
- セイレンジャーのサブリーダー。外の世界で極貧のアルバイト生活を行っていたためか、何かとお金にうるさい性格をしている。なお、学生時代は学級委員を務めており、霧雨魔理沙とはクラスメイトであった。
- 「空を飛ぶ程度の能力」を持つが、彼女以外の4人も空を飛ぶことが出来るので、事実上形骸化した能力である。しかし、その実態は「ありとあらゆるものから宙に浮き実態を消す」能力であり、本気を出した彼女に事実上の敵はいない。(第四十六話)
- 霊夢はセイレンジャーとして戦うことを「仕事である」と認識しており、毎回変身中の時間を記録し、守矢研究所に対して時間単位での給料を請求している。しかし、毎回あの手この手でかわされており、実際に彼女に給料が支払われたことは一度もない。
「R」では変わり果てた姿で早苗を襲撃するも、すぐにその姿を消した。
- 必殺技は神霊「夢想封印」
- 霧雨 魔理沙(きりさめ まりさ) / 霧雨ブラック
- 外の世界では普通の大学院生として、野生に群生する菌類(主にキノコ)の研究を行っていた。大学の卒業論文の題目は「菌類から抽出される成分同士を反応させることで発生する超常現象について」
- 「魔法を使う程度の能力」を持つが、その魔法は専ら光と熱に関する物で、その全てが敵に対する攻撃として使用されている。「戦隊はパワーだぜ」を謳い文句としており、正面からのぶつかり合いを得意としている。一方、戦隊内では最速を誇るにも関わらず、足を使った戦いはあまり得意ではないようである。(第二十八話)
- 劇中では毎回倒した妖怪の持ち物を漁っては「借りていくぜ」と堂々と持ち逃げをしている。一度そのことについて敵妖怪から問い詰められたが、彼女曰く「奴らが勝てば幻想郷は全て奴らの物になるんだろう?なら私達を倒した上で奪い取ればいいだけじゃないか」とのことであった。(第三十六話)
「R」では他のメンバー同様に行方不明だったが、黒い雲の影響で復活・パワーアップしたアリス・イン・ワンダーランドの力で操り人形「メガマリ」と化し⑨ブルーをピンチに追い詰めるが、彼女の純粋さが真の心を呼び覚まし復活に成功。アリスの最終兵器「ゴリアテパペット」との対決において残された力を新生セイレンジャーに分け与える。(R-第二十三話~第二十五話)
- 必殺技は恋符「マスタースパーク」
- 十六夜 咲夜(いざよいさくや) / 十六夜ブルー
- 外の世界ではとある屋敷のメイドとして働いており、セイレンジャーの一員として守矢研究所に住むようになってからもつい習性で毎朝研究所の掃除と給仕を行ってしまっている。本人が自発的にやっていることなので皆ありがたがっているが、何故か誰も彼女の煎れた紅茶を飲もうとはしない。
- 「時を操る程度の能力」を持ち、不意をつかない限り彼女に攻撃を当てることはできない。外の世界の戦隊モノにおいて、敵の攻撃を受けた5人がカラフルな色の爆発を背景に吹き飛ばされるのがお約束のシーンだが、この能力が故にセイレンジャーではだいたいの場面で4人しか吹き飛ばされない。吹き飛ばされる4人を瀟洒に見つめる彼女の姿はセイレンジャーのお約束のひとつである。
- 五大妖怪の1人であるカリスマ・オブ・レミリアは、彼女が外の世界で仕えていた主の変わり果てた姿であり、一時はレミリアの言葉で妖怪軍団へと寝返った。しかし、溢れ出るレミリアのカリスマの前に「私の愛するお嬢様はこんなカリスマに満ち溢れていない!」と手に持ったプリンを投げつけセイレンジャーへと戻るシーンは、作中でも指折りの名シーンである。(第十七話)
「R」では一度十六夜ブルーの姿で新生セイレンジャーを急襲した。一時は早苗の説得で心を取り戻しかけるが、浮夜城レッドから送りだされた黒い雲で状況を悪化させ、「サクヤ・オブ・ナイツ」悪鬼軍団に返り咲く。それでも諦めない新生セイレンジャーの必死の説得(ボディーランゲージ)と弱点突破(パッドアタック)により元の心を取り戻し、暴走したフランソウルの解放に力を貸す。(R-第十話~第十五話)
- 必殺技は幻世「ザ・ワールド」
- 魂魄 妖夢(こんぱく ようむ) / 魂魄ホワイト
- 幼い頃に両親を亡くしており、外の世界では庭師を務める祖父の元で暮らしていた。祖父は剣道の師範も勤めており、幼い頃から祖父の師事を受けた妖夢もまた、優れた剣の使い手である。だが妖夢自身は「まだまだ自分は半人前である」として、日々修行に打ち込んでいる。
- 能力は「剣術を扱う程度の能力」というそのままの物であるが、二刀流を駆使する彼女は攻守共に近接戦に優れた能力を発揮しており、遠距離戦闘を得意とする魔理沙との連携はセイレンジャーの定石とする戦法のひとつである。しかし、息はあまりあっていないようで、よく魔理沙の放つ魔砲に被弾しピチュるのもまたお約束である。
- 妖夢は自分の両親のことを知らず、祖父も妖夢にそのことを話すことはなかった。これは妖夢が人間と幽霊のハーフであるためであり、五大妖怪の1人であるハラペーコ・幽々子にそのことを告げられた際は、戦意を喪失してしまっていた。未熟者である。(第三十二話)
「R」では悪鬼軍団として復活したジドポリ・サトリン軍団の軍門に下り「ハーフミョーン」として新生セイレンジャーと敵対。しかし未熟者な点は黒い雲に取りつかれても変わっていなかった。その後、新生セイレンジャーとの戦いで心を取り戻し、崩壊する地霊殿からの脱出に力を貸す。(R-第三十一話~第三十三話)
- 必殺技は人鬼「未来永劫斬」
周囲の人々
- 藤原 妹紅(ふじわらのもこう) / 藤原シルバー
- 第二十五話『凱風快晴!新たなる戦士!』から登場する人間。五大妖怪の1人である輝夜・ヒドゥンムーンへの復讐のため、自ら外の世界から幻想郷へとやってきた。
- 当初は単身輝夜に挑もうとしたが、セイレンジャーの5人をもってしても打ち破れなかった輝夜の必殺技「金閣寺の一枚天井」の直撃を受けてピチュり、満身創痍の状態に陥る。それでも輝夜への復讐を捨てきれなかった妹紅は、ニトリ博士に自らの体をサイボーグ化する手術を依頼し「老いることも死ぬこともない程度の能力」を手にするのであった。
- また、サイボーグ化手術の際に6人目のセイレンジャー、藤原シルバーへの変身能力を身につけ、輝夜を倒した後もセイレンジャーとして幻想郷を守る戦いに参加した。
「R」では新シリーズの星蓮船編で、謎の人物の影に変わり果てた姿で佇む様子が目撃されている。
- 必殺技は蓬莱「凱風快晴 -フジヤマヴォルケイノ-」
- ケロちゃん
- 守矢研究所で開発していた対妖怪決戦兵器「プロトタイプ非想天則」のパイロットであったが妖怪軍団に破れ、呪いにより蛙の姿にされてしまった。他の蛙と見分けをつけるために、特徴的な帽子を被らされている。セイレンジャーのマスコット的存在である。口癖は「あーうー」
「R」では呪いを解くことに成功し、行方不明のメンバーの代わりに洩矢イエローとして新生セインレンジャーに加わった。
- 八坂所長
- 守矢研究所の所長。所長であるに関わらず、存在感が薄く、皆から忘れられてしまうことを悩んでいた。しかし、早苗の「背中に何か背負ったみたらどうですか?オンバシラとか」という常識に囚われない発想により、圧倒的な存在感を確立するに至り、それが後に非想天則の追加武装となるゴルディオンバシラーの開発につながった。
「R」では行方不明となったが何ら問題は無かったらしい。後に「キャノンヤサッカ」として悪鬼軍団から派遣され研究所を襲ったり、研究所を変形ロボに改造するなど色々面白い暴れっぷりを見せてくれた。(R-第二十六~第二十七話)
- ニトリ博士
- 「妖怪軍団の中では自分の研究に没頭できない」という理由で、妖怪ながら守矢研究所の博士を務めることになった河童。何かにつけて無茶な技術革新を好む八坂所長の要望を具現化させられているため、彼女の作成する新兵器はどこか問題を抱えていることが多い。
「R」では行方不明となった後に悪鬼軍団の「オネダン・イジョー」として登場。文字通り水面下のバトル
で新生セイレンジャーを苦しめるが、フラクラ博士の機転で心を取り戻す(第十六話)。ちなみにこの話が放映された当時は、どういうわけか特定の趣味を持つファンからの抗議が殺到したらしい。
妖怪軍団
- クィーン・ザ・パープル
- 妖怪軍団の首領を務める謎の妖怪。空間の裂け目である「スキマ」と呼ばれる異空間に住み、常に隙間の中から指示を出している。その姿は誰も見たことがないと言われ、実際に劇中でも一度も姿を現しておらず、その正体は謎とされている。一説では絶世の美少女と言われており、それに異論を唱えた妖怪は次の日には神隠しにされてしまっているらしい。
「R」では黒い雲の力で悪鬼軍団に引き込まれ無かった存在として、影ながらに新生セイレンジャーを助力する立場となった。
- カリスマ・オブ・レミリア/フルカリスマ・レミリア
- 五大妖怪の一人であり紅魔軍団の長。圧倒的なカリスマをもって多くの妖怪達を率いている。その実態は伝説の大吸血鬼ブラド・ツェペシュの精神エネルギー体であり、実際に活動するためには人間の少女に宿る必要がある。現在は外の世界で咲夜の主人を務めていた少女「れみりゃ」の中に宿っている。
「R」では黒い雲の力でその力を増大させて復帰。再びれみりゃに宿り、更に住居の紅魔館にも力を注ぎ「浮夜城レッド」を造り上げた。
- ハラペーコ・幽々子/カービニア・ユユコ
- 五大妖怪の一人であり幽霊軍団の長。常にお腹をすかせており、登場する際も常に何かを食べている。どんな時でも冷静で五大妖怪の中でも智将として名を馳せているが、ひとたび食べ物が切れるとあたりを破壊しつくすまで暴れてしまうため、その恐るべき本性を知る妖怪からは「血塗られた亡霊」と恐れられている。
「R」では何故かピンクの球体な姿で現れ、ジドポル・サトリンと手を組んでいた。
- 輝夜・ヒドゥンムーン
- 五大妖怪の一人であり蓬莱軍団の長。妖怪の中でも高貴な血を引く一族であり、自らを「姫」と自称する。普段は自らの部屋の中から出ることはなく、軍団の指揮を配下のDr.ヤゴコロに全て任せている。外の世界で藤原妹紅の父親から求婚を受けているが「手ぶらで私に求婚なんて1970年早いわ。蓬莱の玉の枝と、グラットンソードでも持ってきて出直してきなさい」と断り、その後も蓬莱の玉の枝の偽物やオニオンソードを送りつけるなどの嫌がらせを続け、妹紅の父親を自殺に追い込んでいる。
「R」では永遠亭に引きこもり、異変にも興味を見せる様子が無かった。しかし影で活躍し新生セイレンジャーを助け、ベジータのような言動を残し去っていく蓬莱ゴールドとの関連性が指摘されている。
- さとり&バックベアード/ジドポル・サトリン
- 五大妖怪の一人であり地底軍団の長。その幼い姿とは裏腹に圧倒的な力を持つことから「ロリコン殺し」の異名を持つ。本人は争いを好まない温厚な性格であるが、それ故に部下の管理が行き届いておらず、常に部下の尻拭いに追われている。なお、彼女が普段から行動を共にしているバックベアードは西洋妖怪の親玉であり、それを従えるさとりの実力は推して知るべしである。
「R」では黒い雲の力で温厚な性格が激変し「ジドポル・サトリン」としてパワーアップ。、ロリコンを地上から消しさりたい衝動が暴走して「ロリ」までもを消しさる作戦を立てた。旧世界の兵器「ミミミ弾頭」を装備しているらしい。
- 超ウルトラ必殺スペシャルさいきょーチルノ⑨
- 五大妖怪の一人であり氷精軍団の長。実力も頭の程も他の五大妖怪とは比較にならないほどの弱さであるが、本人曰く「ごだいよーかいの中でさいきょーなのはどうかんがえてもあたいね!」とのことである。軍団長の立場も名目上の物であり、実際は黒幕レティが氷精軍団を率いている。
「R」では暢気に湖で暮らしていた所に現れた諏訪子との大ゲンカを見た早苗がその何かを買い、新生セイレンジャーの新メンバー「⑨ブルー」として活躍することになる。
- のんべぇ萃香
- クィーン・ザ・パープルの側近を務める鬼。側近といっても、いつも特に何もせずに酒を飲んでいるだけである。いざ妖怪がやられそうになると最後の手段として「ミッシングパワー」で妖怪を巨大化させる役割を持つ。なお、巨大化した妖怪は外見の一部が禍々しく変化する。
- 映姫・ザ・ジャッジメント
- セイレンジャーが最後に戦った妖怪。閻魔である彼女は他の妖怪を超越した存在であり、今回の妖怪軍団の幻想郷侵攻は彼女の意図する所ではなかった。しかし、精神的に未熟な人間に幻想郷の管理を一任するわけにもいかないと考えており、最後にセイレンジャーの前に立ちはだかった彼女は、建前こそは幻想郷の支配を謳っていたものの、その心の内はセイレンジャー、すなわち人間達に倒されることを望んでいたのである。
- ケダマン
- 妖怪軍団の最下層に位置する戦闘員。とにかく大量に出現し人海戦術をかけてくるが、ひたすらに弱い。普段は「コッチミンナ!コッチミンナ!」と連呼しており、倒される瞬間は「ミナイデイッタノニー!」と嘆きながらピチュる。改良型の黄ケダマンや回転しながら「コッチミンナ!コッチミンナ!」を連呼する回転ケダマンもいるが、その弱さは色あせない。
「R」では集合して「キングケダマン」となった。筋肉質できもちわるい。
- ソルジャーフェアリー
- ケダマンと並び妖怪最下層に位置する妖精戦闘員。集団弾幕攻撃を仕掛けてくるが、弾幕速度が非常に遅いので、グレイズを稼ぐのにもってこいである。耐久力はケダマン以下だが、大量生産できるので時間稼ぎとして基地の防衛ラインに配備される。実力次第ではビッグフェアリーやバルデスなどのように出世も出来る。
- マスク・オブ・シン
- 妖怪軍団首領、クイーン・ザ・パープル直属の親衛隊員。表に姿を現す事のないパープルが直接行動を起こす際の実行部隊である。全裸に覆面一つと言う異様な風体からは、ケダマンとは違うのだよ!と言わんばかりの格の違いがかもし出されているのだが、劇中でセイレンジャーと交戦するシーンが一度も無いので強いのか弱いのかは判らずじまいだった。総じてパープルに身命を捧げており、パープル様最高!パープル様臭ハァハァ!!な彼らは己を顧みる事無くどんな命令をも実行する。その狂信的な姿はある種の恐怖すら覚える物なのだが、「視聴者をいたずらに怖がらせてはいけない」と言う指摘を受け、劇伴をコメディーチックなものにして空気をなごませるという解決策がとられた結果、彼らが出るシーンには必ず挿入歌として『ぱ~ぷる☆ファンタジア』が使われる事となった。
装備・技
共通装備・必殺技
戦隊モノといえばメンバー共通の武器や、共同で出す必殺技があるものだが、セイレンジャーにはそのような常識に囚われた通例はないらしい。つくづく自分勝手な連中である。
個人武器
- 大幣ブレード
- 柄の先端に大量の紙垂をつけた早苗専用の武具。柄の部分は仕込み刀になっており、妖怪との戦闘の際はこちらを主に使用する。子供向け玩具として販売された際は、リアリティを追及した紙垂が本物の和紙で作られており、どこの家庭でも購入された数日後には紙垂がちぎれて無くなり、ただの仕込み刀に成り果てていた。
- 博麗アミュレット
- 霊夢が使う武器。ブーメランのように投げつけて攻撃する武器であり、敵の毛玉や妖精を切り刻む。玩具化の際には安全を考えて布製になったため、家庭の中では専らお母さんの座布団として使用されていた。
- 八卦炉
- 魔理沙が様々な魔法攻撃を仕掛ける際に使用する武器。玩具化された際はライターとしての機能を兼ね備えていたが「子供に与える物ではない」として是非曲直庁の命令で後日回収することとなった。
- 後日魔法を放つ真ん中の部分が色んな色にピカピカ光る玩具として再販されたが発光部分を長い間見た子供が倒れる事件が相次ぎ販売中止になった。
- ミステリアスジャック
- 咲夜が戦闘時に大量に使用するナイフ。妖怪に効果的な銀で出来ている。玩具化の際にはなぜか鋼製となり、切れ味も本物と遜色無いものが販売された。当然のように銃刀法により所持が禁じられたため、是非曲直庁の命令で即日回収される。なお企画担当者(紅魔館のメイド長を兼任)は「子供達が投げて遊びやすいように、適度な重さと鋭さを持たせてみたのだけれど、それが仇になってしまったようね」と的外れな意見を述べている。
- 楼観剣・白楼剣
- 妖夢の使用する一対の剣。どちらも玩具化されたが、後にインターネットの都市伝説サイトで「セイレンジャーという子供向け番組の玩具の白楼剣という剣で切られる真似をすると悩みを断つことが出来る」という噂が流され、白楼剣だけが飛ぶように売れた。
- カイザーフェニックス
- 妹紅の使用するフェニックスを模した奴隷タイプの武器。後に玩具として「君もカイザーフェニックスを使役しよう!」というキャッチフレーズで「カイザーフェニックスのひな」が発売されたが、どう見てもただのカラーひよこであった。後に動物愛護団体から抗議が発生したため、是非曲直庁の命令で回収することとなった。
変身アイテムと変身シーン
- 三竦ブレスレット
- 東風谷早苗が東風谷グリーンへと変身する際に使用するブレスレッド。ヘビ・カエル・ナメクジの三竦みを表した物であったが、「ナメクジはかわいくないので嫌いです」とする早苗によってナメクジの部分が切り取られ、カエルがヘビの尻尾を噛む形になっている。
- この奇抜な様相に対し魔理沙は「そのうちカエルが食われてウロボロスになるんじゃないのか」と語っているが、ケロちゃんから「ケロちゃんは風雨にもヘビにも負けないのです!あーうー」と力強く反論されている。
- 変身シーンでは、光の体になった早苗の体をヘビとカエルが包むような形のモーションが入る。見るタイミングによっては、ヘビで体が縛られているよう見えるとされ、幻想郷内でのベータビデオデッキ普及率拡大に一役買っていた。
- 素敵なお賽銭箱ストラップ
- 博麗霊夢が博麗レッドへと変身する際に使用する賽銭箱のストラップ。博麗神社の本殿前に置かれている本物の賽銭箱と擬似的に繋がっており、神社の賽銭箱に一定のお賽銭が入ることにより変身することが可能になる。
- 霊夢は当初「そうね、1回につき1円は入っていないと変身できないわね!」と語っていたが、実際には1週間の間で入るお金は良くても10銭程度であり、最終的に6銭8厘にまで妥協された。セイレンジャーのメンバーは間違ってもお賽銭を入れることなど無いが、一度だけ、霊夢のピンチのために4人でお賽銭を入れたことがある。(第二十六話)
- 変身シーンでは特に露出部位が出ることもなく淡々と変身が行われる。しかし霊夢が「そうね、お賽銭の量によって露出を増やしてもいいわ」とコメントしたことで、以降毎週お賽銭の量によって露出が増えるシステムがとられた。しかし、「お賽銭箱の中に何かスキマのような物が見える」という指摘もあり、これについて博麗霊夢及び八雲紫の両氏は一切の関与を否定している。
- 1UPキノコ
- 霧雨魔理沙が霧雨ブラックに変身するために使用する特殊なキノコ。謎のブロックの中で主に繁殖し、菌糸が伸びきるとそのブロック自体が光の屈折率の関係で見えなくなってしまうため、採取は非常に難しいとされている。魔理沙曰く「これを見つけられるのは私の他にはあのチョビヒゲくらいだぜ」と語っている。
- なお、変身中に追加で使用した場合、使用するたびに頭身が増えるという特徴があり、強敵との戦闘の際にはリーチを伸ばすために追加で使用する場面が見受けられた。しかし、後にイチサンと名乗る少年から「八頭身の魔理沙に追いかけられる夢を見ました。とても怖かったのでもう八頭身にはならないでください」とのお葉書が届き、以後七頭身までに使用を自粛している。
- 「変身もパワーだぜ」と語る魔理沙の変身シーンは、他の4人とは比べ物にならないレベルで過度なエフェクトがなされている。そんな中、ちゃっかり【このコメントはマスパで吹き飛ばされました】も見えているが、赤と青の発光がパカパカと交互に繰り返される変身シーンを凝視することで光過敏性発作を起こす恐れが高く、魔理沙の【このコメントもマスパで吹き飛ばされました】を拝めるのは、勇気と運を兼ね備えたごく一部の人間のみである。
- まじかる☆さくやちゃんスター
- 十六夜咲夜の十六夜ブルーへの変身シーンは存在しない。彼女の変身シーンは常に時の止まった世界の中で行われており、変身道具も含めてその全てを見ることは叶わない。
- しかし、唯一第十七話においてのみ、咲夜の変身シーンが描かれている。もっとも、ここでの変身シーンは十六夜ブルーへの変身ではなく、カリスマ・オブ・レミリアに忠誠を誓った魔法少女「まじかる☆さくや」への変身シーンである。この項目の表題として使われているまじかる☆さくやちゃんスターは、このシーンでのみ使われた物であり、十六夜ブルーへの変身の時にも使用しているかは誰にもわからない。
- 以下は、第十七話の当該のシーンを抜き出した描写である。
-
「月の光が満ちる今……時の力をここに得て……誰であろうとも、お嬢様には指一本触れさせません!いきます!変身!まじかる☆さくや!」
この掛け声と共に、自らの胸のサイズをかんg【このコメントは一時停止中につき正常に再生されません】まじかる☆さくやへと変身したのである!
しかし、この時の咲夜は未だセイレンジャーの仲間達と戦うことを無意識のうちに拒否しており、次第にセイレンジャー達の勢いに押されつつあった。また、あまりにカリスマすぎるレミリアを、自分の愛するお嬢様であると思い込めていなかった点も大きい。
「……っ!私が押されているなんて……そんな筈は……!例え、門番が役立たずでも、私は一人で戦い続けます!喰らいなさい!奇術『幻惑ミスディレクション』!」
お嬢様への忠誠を思い出した咲夜の活躍たるや否や、あの霊夢をして「あの時の咲夜には本気を出しても勝てる気がしなかったわ」と言わせる程であった。
「お嬢様、敵はあらかた追い払いました。後処理をしてきますので、ゆっくりとお休みください……えっ?あ、はいっ!今後もあなたをお護りします!」
瞬く間(普通の人間の感じる時間としての意味で)にセイレンジャーを払いのけた彼女は、レミリアのおやつの用意を始めた。しかし、大好きなはずプリンを戦闘中であるとの理由で拒否したカリスマ溢れるレミリアに対し咲夜は
「お嬢様、お休みなさいませ……」
この言葉の後に「私の愛するお嬢様はこんなカリスマに満ち溢れていない!」という名セリフと共に手に持ったプリン(生クリームとさくらんぼ付き)をレミリアの顔に叩き付けたのである。
当該のシーンの音声のみを収録した動画
- 白楼剣
- 魂魄妖夢が魂魄ホワイトへと変身する際に使用する道具。白楼剣は「斬られた者の迷いを断つ能力」を持ち、妖夢はこの剣で自らの腹を切ることにより、戦いに挑むに際に邪魔になる一切の雑念を払っているのである。
- 刀で自らの腹を切るという常識にとらわれない変身スタイルを前に、血の気を抜かれてしまう視聴者が続出。しかし、人間の里の訓練された変態達(「罪」書かれた袋を被ることが彼らにとってのステータスである。以下「罪袋」と表記するものとする)に言わせれば、「刀を腹に当ててから血が吹き出るまでの一瞬だけ、妖夢のおへそがポロっとこぼれるんだ!このチラリズムがわからない奴は阿求が何度転生した所でゆかりんに踏んでもらえる域にまではたどり着けない!」と興奮気味に話す。永琳先生の頭痛の種は尽きない
- だが実は、白楼剣によるハラキリを行ってなお、妖夢の迷いは断たれてはいなかった(三十二話)。これは、妖夢自身が白楼剣に頼り切り自らの精神鍛錬を怠っていたためと、妖忌が語っている(三十三話)。なお、変身後の白楼剣は楼観剣とあわせて彼女の武器として使用される。
- 蓬莱もんぺ
- サイボーグである妹紅の表皮細胞は、高熱を加えられることでリザレクションシステムが発動し、戦闘用のボディへと自動的に変化する仕組みになっている。この際に表皮全体に対して均一に熱を加えないと、ボディの耐久性にムラが発生し、体の一部に致命的な弱点が生じてしまうという欠点ある。この欠点を補うために使用されるのが、普段から妹紅のはいているズボン、通称「蓬莱もんぺ」であり、事実上妹紅の変身道具として認識されている。
- 妹紅の変身シーンは、もんぺが体全体を包み妹紅の体に均一的に熱を加え、変身完了と同時にもんぺが剥がれ落ちるという物であり、全く性欲を持て余す要素が無い点が特徴である。しかし、何故かこの変身シーンに驚異的な中毒性を覚える者が後を絶たなかった。
- これに対し是非曲直庁は「サブリミナル効果のような物が隠されているのではないか」として永遠亭の八意永琳を招いた上での検証を行ったが、原因は不明とされている。ここに問題とされる変身シーンが含まれる動画を掲載するが、閲覧は自己責任でお願いしたい。
巨大ロボット
幻想巨神・非想天則
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- 守矢研究所眼下の湖の地下格納庫から発進する巨大ロボット。動力に核融合炉を使用している。誤解されがちであるが、人体に有害なレベルの放射線が発生するのは核分裂であり、核融合は放射線をほとんど発生させることのないクリーンなエネルギーである。
- エネルギーの研究開発の初期段階においては、核融合を操る地獄鴉を利用する生体型核融合炉(OQ型核融合炉)を使用していたが、ニトリ博士が単身八坂研究所に籍を移したため地獄鴉を利用することが出来なくなり、これまでのデータから非生体型核融合炉(KP型核融合炉)を使用することとなった。現在は改良型に当たるKP-Mk2が使用されており、比較的高いレベルでの安全性を確保している。
- とはいえ、扱いを誤れば危険な物であることは確かであり、非想天則が初めて出撃する際に八坂所長は「非想天則が負けることはすなわち幻想郷の消滅だと思っておくれ。いや、妖怪軍団に侵略されるからとかでなく、その場で消滅するから。とにかく、あまり乱暴に扱わないでおくれよ」と物騒なことを語っている。そのため、セイレンジャーの5人はいつも戦々恐々としながら細心の注意を払って非想天則を操縦している。
- そんなセイレンジャーの様子とは裏腹に、非想天則は巨大ロボットとは思えないほどに滑らかかつ激しいアクロバティックな動きをしており、視聴者はいつも「非想天則のスーツアクターはドアラ並だ!」と驚かされていた。しかし、誰一人としてスーツアクターの名前に興味を持つことはなかった。なお、第十四話のみは、整備不良のため動きにキレがなかった。
- なお、全高のマシンデータは、かの有名なスーパーロボットの物を引用した物であるという説と、諏訪湖近くにある実在の人工建造物の高さを基準に設定したという二種の説がある。後者に関しては、結局撮影セットを作る際に該当の橋を作らなかったため、劇中での早苗の「丁度前に住んでいた所の近くにあった橋と同じくらいの大きさですね」というセリフだけが残っている。
- ゴルディオンバシラー
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そうよ…みんな光になってしまえ!!
- 非想天則は必殺技として、搭乗する5人の必殺技と同じ物を放つことが出来る。ただし、放てる必殺技はメインパイロットとして操縦を担当している人間の物だけであり、別の必殺技を打つためには席替えをしなければいけないという弱点を抱えていた。この弱点は劇中でさとり&バックベアードに見抜かれた。(第四十話)
- この弱点をカバーするため、後にニトリ博士が八坂所長のオンバシラをヒントにセイレンジャー全員が使える必殺技の補助ツールとしてG.O.D.キャノンを開発した。(第四十二話)正式名称は「グラビティ・オンバシラ・ディストーション・キャノン」であり、これにより放たれる必殺技が「ゴルディオンバシラー」である。肩と腰の上下左右4本のオンバシラから発生する超重力で相手を次元の狭間に閉じ込めた後に光の粒子にしてしまう恐ろしい技であり、何かしらの手段で次元の狭間にスキマをあけない限りは回避することができない。
- 使い方によっては博霊大結界を破壊しかねないだけの威力があるため、使用の際には八坂所長の承認が必要となる。この時に「博霊神社神主認可」の判子が使用される。八坂所長の承認後は、研究所に備え付けられたリニアカタパルトで、ミラーコーティングされた後に4本に分けて射出。空中で非想天則と合体(オンバシラーコネクト)する。なお、劇中で早苗がオンバシラーコネクト後の非想天則を「これこそ天下無敵のスーパーロボット!神・非想天則です!」と語っている(四十二話)が、実際にはそんな設定は無く、以降「早苗さんロボオタ説」が浮上した。
- なお、このG.O.D.キャノンも大型のBB弾を発射するエアガンとして例にもれず玩具化されたが、BB弾が目に入ってけがしたという苦情が多く寄せられた。「弾幕ごっこ」と称して公園などでサバイバルゲームをする大きなお友達グループが逮捕されると言う事件もあり、社会問題になるとして是非曲直庁の命令で後日回収された(そもそも大きすぎて子供にはとても持てない代物ではあった)。
- ※パクリ疑惑
- G.O.D.キャノンが初登場した第四十二話放送後、某勇者王のツールや非常に自由なガ○ダムの補助ツールに非常に似ているのではないか(要するにパクリ)、とファンの間で話題になった。また、このときメインパイロットを務めたのが、他人の技をラーニングする程度の能力を持つ霧雨ブラックだったことが疑惑に拍車をかけ、某巨大掲示板の各スレでは信者とアンチの間で、「完全にオリジナルだこれ!」「いくら何でもパクリ過ぎだろ女子大生(魔理沙的な意味で)」などと論争が巻き起こった。
- 第四十三話で何らかの釈明があるのではないかと注目が集まったが、 八雲藍演出の アルティメットミラクルプリティーキャット橙 のあまりのプリティーさに信者もアンチもまとめてフルぬっこにされ、どこもかしこも祭り状態に移行。
- 放送直後に更新されたオフィシャルサイト(この回の更新担当:八雲藍)からして「公式が病気」を地で行く有様であり、そこに年末年始の特番で2週間放送が無かった事も相まって、祭りは過熱する一方となる。
- そして年明け初放映(第四十四話)の頃には大暴走の域に達した 「「「ちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」」」
- の声の前に、もはやパクリ疑惑云々を話題にする者は無く、そのままうやむやの内に最終回を迎える事となってしまった。
- 橙恐ろしい子・・・!
プロトタイプ非想天則
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- 非生体型核融合炉(KP型核融合炉)のテスト運用のために設計された非想天則のプロトタイプ……ということになっているガラクタ。元々ニトリ博士は核融合炉単体での実験を予定していた。しかし、諏訪子に帽子の下を見られ、口止めのためにロボットの製作を要求され、仕方なく作ることとなった。ピアノ型のコンソールで操縦する。メインパイロットはケロちゃん(洩矢諏訪子)。
- 諏訪子が妖怪軍団に破れた際に乗っていた機体であり、八坂所長は後に「あんなのに乗らずに戦っていれば、蛙の姿にされることもなかっただろうに」と語っている。必殺技のミシャクジスペシャルは本編未使用だが、ケロちゃん曰く「物凄く強い技なんです!あーうー」ということであり、後のゲーム化の際に日の目を見ることとなった。
- 本編では、巨大化した妖怪をかろうじて追い払うも、その場で限界が来て爆散してしまった(四話)。しかし、ケロちゃんたっての希望で修復されており、後に非想天則のハリボテを被り、敵妖怪を誘導するという重要な役割を背負った(三十七話)。
ブレイブフェニックス
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- 空を飛べないという非想天則の弱点をカバーするために作られた非想天則のサポートメカ。不死鳥を模した大空羽ばたく紅の翼である。非想天則とブレイブフェニックスが、空中で「リザレクション・クロス」することにより、マッハ3で空を飛ぶ「スーパー非想天則」として再誕する。
- 通常はKP式超AIにより自動操縦されるが、サイボーグである藤原シルバーが胸部に合体することで、人型ロボット「フェニックスファイター」に変形することが出来る。この際、装甲表面のナノマシンが活性化し自己再生機能が備わる。ニトリ博士曰く「理論上はネジ1本でも残っていれば再生が可能」とのことである。
- 必殺技のリザレクションバスターは、弾幕で描いた魔法陣から召還したフェニックスと融合し、敵に体当たりを仕掛ける大技である。この技を放った後は、オーバーヒートにより一定時間の強制冷却を必要とする。真赤になったその身体でおもむろに湖に飛び込むため、周囲には恐ろしい量の湯気が立ち上る。
※バックベアードの声については映像中にクレジットが一度も無い為、その正体に関しては諸説が飛び交っており、
・さとり役の古明地さとりの声を加工している。
・魂魄妖忌が声を担当している。
・外からバックベアード役をやった人間を連れてきて声を当てさせている。
・そもそも声を当てているのでは無く、正真正銘のバックベアードが出演している。
などが挙げられているが、この件に関して公式見解は一切無(###この記事はスキマ送りにされました###)
主題歌・音楽展開
幻想戦隊セイレンジャー
オープニングテーマ1 [#1~#25、#48]
『幻想戦隊セイレンジャー』
作詞:ミスティア・ローレライ 作曲・編曲:プリズムリバー三姉妹 歌:ミスティア・ローレライ
※#1のみアバンからオープニング無しで本編が始まる為、エンディングテーマとして使用された。
オープニングテーマ2 [#26~#47]
『ぼくらの非想天則』
作詞:ニコニコ動画 作曲・編曲:あきやまうに 歌:うp主合唱団
エンディングテーマ[#2~#48]
『スキマdeサンバ!』
作詞:八雲紫 作曲・編曲:プリズムリバー三姉妹 歌:ミスティア・ローレライと寺子屋少年少女合唱団
挿入歌
『ぱ~ぷる☆ファンタジア』
作詞・作曲・編曲・歌:マスク・オブ・シンの皆さん
放送リスト
※一部の話を録画してくれていた人がニコニコにUPしてくれているかもしれません。なお、複数の動画がうpされている場合、投稿日時の順に表示しています。
幻想戦隊セイレンジャー
放送ネット局
映像ソフト化
ビデオ(ベータ・セル・レンタル共通)及びレーザーディスクそれぞれ全11巻がボーダー商事よりリリースされている。
近日HD-DVD形式でのリリースも予定されている。
コミカライズ
ニコニコ動画かpixivで誰か漫画にしてくれるといいなぁ。
???
幻想郷。それは外の世界で忘れられた者達が流れ着く場所。
ならば、幻想郷の中で忘れられた私達はどこに行くのだろうか。
そこには新たな幻想郷があるのだろうか。それとも、ただの無なのであろうか。
「・・・・・・あたしゃ、ここに居るのにねぇ」
「なら、示せばいいのよ。私達の存在を」
「そうよ魅魔様」
「・・・・・・あんた達」
「癪だけど、目的を考えればあんたと手を組むのも悪くないわ」
「向こうのあたい達に一泡吹かせてやるのよ!」
「でも、どうやって・・・・・・」
「私がお手伝いさせてもらうわ」
「・・・・・・今更何が狙いだい、スキマの」
「私はただ『楽しいこと』が起きればそれで満足なのよ」
「ふふっ・・・・・・その純粋さ、信用に値するねぇ」
「それはありがたいわね」
「なら・・・・・・行くわよ! 靈夢! 魔梨沙! 私達を虚無の彼方に追いやらんとする奴らに、復讐する時が来たわ!」
「えぇ!」
「きゃははははは!」
・・・・・・
「これでまずひとつ・・・・・・あとはあの船の到着を待つだけ・・・・・・ふふっ・・・・・・短い平和を謳歌するがいいわ」
劇場版幻想戦隊セイレンジャー
~極めて近く、限りなく遠い世界に~
第百二十五季文月公開!
前売り券は霧雨道具店・香霖堂で発売中!
お絵カキコ
関連動画
本編(syu氏)
この大百科の記事を元ネタに作られた動画シリーズ。原則的に大百科の設定を基盤としているが、一部内容が異なる。
うp主(syu)が「1話から順番に作ると、途中で作るのに飽きた時に尻切れトンボになる」という理由で、最初から途中で飽きるの前提で、順番ではなくランダムに気が向いた話をうpるという形式を取っている。2010年5月5日をもって、ストーリーの根本に関わる重要な回の作成が終了し、事実上完結。未作成の話を作成する予定は今のところ無い。
なお、以降は映画版及び第二期(幻想戦隊セイレンジャーR)の作成を行う予定。ただし、二期の話は大百科の設定とは大きくかけ離れる予定になっている。なお、二期は1話から順番に作成する予定。途中で飽きないといいなぁ。
本編(有志による)
非想天則
その他
関連コミュニティ
関連項目