ニコニコ大百科の記事だと思ったらWikipediaの項目だったページの一覧とは、ニコニコ大百科の記事だと思ったらWikipediaの項目だったページの一覧であり、それ以上でもそれ以下でもない。
概要だと思ったらまえがきだった説明
ニコニコ大百科とは、読者諸兄姉らがいまご覧になっているこのウェブサイトのことである。UGC百科事典サイトのひとつであり、非常に雑多な内容を、斜め上の視点から、軽いノリでまとめることが可能であるという特色を有しており、UGC百科事典サイトが多数存在する2023年現在においても雑学サイトとしても日本国内におけるウェブアーカイブとしても無視できない地位を占めていると言えよう[要出典]。
一方でWikipediaといえば、同じUGC百科事典サイトといえど、単になんでも項目にすることが可能であるというわけではなく、項目の対象と無関係な情報源における一定以上の重要性を示しうる言及があるかということを説明できなくてはいけない。このように示すものを「特筆性」と称するが、特筆性があっても「独立項目」として存続させるべきか、という2つ目のハードルが待ち構えている。これを「独立項目作成の目安」と呼び、今でこそ東方Projectの主要登場人物のひとり『霧雨魔理沙』はWikipediaに記事が存在するが、かつて「東方Projectへのリダイレクトで済ませてもいいのではないか」と議論されたことがある (参考1 / 参考2) 。これは「霧雨魔理沙に言及したソースの大半が原作者 (ZUN、あるいは上海アリス幻樂団) かファン、関係者によるものであるから」というものであった (もっとも、キャラクターのファンコミュニティというのはそういうものであるから、Wikipediaにおいてサブカルチャーを議論すること自体がもはや難しいと捉えたほうがよさそうか。) 。
こういったWikipediaにおいて、「特筆性」は言わずもがな、「独立項目作成の目安」さえもハードルをクリアして作成された項目でありながら、「いやこれはWikipediaというよりはニコニコ大百科のノリに近いのではないか?」と思えるような項目が意外と多い。本記事ではそういったWikipediaの項目をニコニコ大百科編集者たちの視点から独断と偏見で『ニコニコ大百科的である』と認定して、勝手にネタにする記事である。
なお、「ニコニコ大百科というよりどちらかというとピクシブ百科事典のノリではないか?」という場合もあるかもしれないが、ピクシブ百科事典の編集者諸兄におかれては、御目溢しいただければ幸いである。
ニコニコ大百科の記事だと思ったらWikipediaの項目だったページの一覧
掲載順は五十音順としている。
Wikipediaの項目 | 本大百科上の同内容記事 | 解説・備考 |
---|---|---|
6÷2(1+2) | 6÷2(1+2) | インターネット上で有名な数学の問題。人によって解き方が異なり、答えが変わってしまうことから話題になった。ミームとして広まった背景の解説も含め、問題に対する見解を数学的観点から詳しく記述している。この問題に関してはニコニコ大百科側の記事も負けてはおらず、複数の解答に対する根拠を記事内の掲示板の力を借りて記述している。 |
All your base are belong to us | All your base are belong to us | メガドライブにて発売されたシューティングゲーム『ゼロウイング』を発端とした海外ネットミーム。日本語版でのセリフは「君達の基地は、全てCATSがいただいた。」であるが、英語翻訳の際に誤訳されたことでシュールかつ意味不明な言い回しとなってしまい、シリアスなシーンが台無しになったことから話題を博した(日本のミーム的にはブロントさん語録のノリに近い)。Wikipedia内では発祥の経緯や文章がどう間違っているかの解説を真面目に行っているが、ミームとしての価値や面白さの解説としてはニコニコ大百科やピクシブ百科事典の同記事内容と比べると粗が目立つと指摘されている。発祥こそ2000年代初頭と古いが、現在でも世界的にネタにされるほどの人気を得ており、なんと34か国語もの言語で記事が執筆されている。 |
阿部寛のホームページ | 阿部寛のホームページ | 俳優・阿部寛の公式ウェブサイト。シンプルなデザインからどんな通信回線でも高速で表示可能な点で著名である。本来Wikipediaで俳優の公式ウェブサイトについての記載などはエピソードなどに小さくまとめられて終わるところであるが、ウェブメディアにおける言及やパロディとしての登場が多いためか単独項目として成立してしまっている。 |
ウラジーミル・プーチンの会議用テーブル | プーチンのソーシャルディスタンス | ロシア連邦の大統領ウラジーミル・プーチンが会議の際に使用する非常に横長な白い天板の楕円形テーブルのこと。ウクライナ侵攻が始まった2022年にプーチンがこのテーブルを使用して会議を行い、他の参加者と距離を取るようにテーブルの端に座った様子が取り沙汰されることで政治ミームとして広まった。ニコニコ大百科では政治ミームそのものが記事になっているが、記事内容自体は机の説明が中心となっている。なお、当該記事の関連項目を見ると大統領の机という項目があり、日本語のページは無いが大統領の机に関する記事が多く作成されている。海外では大統領が使う机が話題になることがメジャーなのだろう。 |
江ノ電自転車ニキ | 龍の口の騒乱 | 2021年8月5日の夜23時前頃、神奈川県藤沢市の龍口寺前交差点にて、点検後の試運転の江ノ島電鉄300形の撮影をしようと集まった鉄道ファンが、たまたま通りがかったアメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市出身の男性にシャッターチャンスを妨害されたとして恫喝した騒動において、通りがかった男性が自転車に乗って手を上げながら登場したことからついた愛称。ニコニコ大百科では騒動の方に主眼が置かれているため『江ノ電自転車ニキ』はリダイレクトとなっているが、Wikipediaではニュースサイトにおける言及などから『江ノ電自転車ニキ』のほうが独立項目作成の目安を満たせると考えられてかこちらの項目名となっている (実際鉄道ファンの撮影に伴うトラブルと見れば特筆性そのものがなかろう) 。 |
円周率は3 | ゆとり教育によって円周率を3.14ではなく3と教えることになったという内容に対する風刺ネタ。実際はそのような事実はなかったらしく、悪評だけが広まってしまった。東京大学の入試に「円周率が3.05より大きいことを証明せよ」という問題が出たことも有名である。記事としての歴史は古く、2006年に新規作成され、何度か改名提案や削除依頼も出ているが当初のまま存続している。 | |
おじさん構文 | おじさん文章 | SNS上で中年男性が使う絵文字や感嘆符が多用された独特な構文のこと。ニコニコ大百科では記事全体がおじさん構文と化しており、その逸材さから今週のオススメ記事にも選出されている。当然Wikipedia側の解説は真面目だが、例文が掲載されていたり、文章に対する分析が行われていたりと、ある種のシュールさが伺える。記事の最後にはまともな文章にするための改善案まで記述されてしまっている。 |
おとわっか | おとわっか | スクウェア・エニックスから発売されたコンピュータRPG『ファイナルファンタジーX』に登場するキャラクターであるワッカを中心として同作を題材にすえた合作音MAD動画。YouTubeおよびニコニコ動画に投稿され、約1ヶ月話題となった後に権利者削除された。インターネット上で大きく話題になった点や、動画作中における演出に関する問題点が出典付きで触れられており、独立した記事とするための特筆性は十分満たされているとして存続されている (削除および統合提案はあったが、反対多数で見送られている) 。 |
「オブ・ザ・デッド」で終わる作品の一覧 | ○○・オブ・ザ・デッドの一覧 | 読んで字のごとく、「オブ・ザ・デッド」で終わる作品を集めたものであり、「オブ・ザ・デッド」がどうしてタイトルとして流行しているのか、そして原典でそういったタイトルがない場合でも日本語タイトルでなぜ付加されることが多いのかについて二次的な資料を引用しているためか、記事削除提案すら上がっていない。 |
お前を消す方法 | お前を消す方法 | カイルとCortanaに対してみんなが質問する内容。これに関しては独立項目作成の目安を満たしているというよりは、削除依頼において「削除するよりはリダイレクトにしてしまえばいいのではないか」という議論が持ち上がった後、リダイレクト議論も進まなかったため消極的に記事が存続したという経緯がある。よって、今後「カイル」の記事が作成された場合はそちらへの統合リダイレクトとなる可能性がある。 |
親ガチャ | 親ガチャ | 産まれた時の親の容姿や能力、家庭環境によって人生が左右されることから、産まれてくる子供が親を選べないことを指すスラング。類似の用例についても触れており、その全てに二次的な出典が多数つけられている。 |
各都道府県で最も高いビルの一覧 | 全国の都道府県で最も高いビルを紹介した一覧記事。情報としての有益性が雑学レベルであるのがニコニコ大百科っぽさを強めている(残念ながら同様の情報をまとめた記事はニコニコ大百科にはない)。ノートを見てみると意外にも膨大な量の議論がなされており、表の見づらさや記事の改名提案で長きに渡り意見が交わされている。改名提案では奈良県が東大寺大仏殿より高い建物を建てられないので「ビル」から「建築物」に変えるべきという意見も出てたが、橋や塔まで該当してしまい記事本来の目的を見失うとして、建築物の定義とは何か?という議論にまで発展してしまっている。 | |
きのこたけのこ戦争 | きのこたけのこ戦争 | 明治製菓のスナック菓子である「きのこの山」と「たけのこの里」のどちらか美味いかで争われている派閥戦争。ニコニコ大百科でも初期の頃に記事が建てられ、長らく代表的なネタ記事の1つとして存在してきた。Wikipediaでは概要説明の後、それぞれの陣営が勝利した事例を淡々と箇条書きしている。なお、記事上ではたけのこの里の方が勝率が高い。 |
寄付のお願い (ウィキペディア) | Wikipediaの運用資金を募るため、各記事ページの先頭に配置されるようになったバナーのこと。そのしつこ過ぎる要求の頻度と圧の具合から批判込みでネットミームとして話題になり、多くのコラ画像や風刺ネタが作られた。しかし、ニコニコ大百科では該当する記事は存在せず、大百科内のWikipediaの記事上でも特に触れられていない。にも拘らず、本家Wikipediaには記事が存在しており、その背景や問題点を"自ら"解説している。ある種自虐的な記事と言えよう。 | |
ぐう○○ | 「ぐうの音も出ないほど○○」の略語。Wikipediaではぐうで始まるものをひとまとめのミームとして記事化されている。ニコニコ大百科ではWikipedia側の記事内で紹介されているもののうち、「ぐう畜」「ぐう聖」「ぐうかわ」の記事が個別に存在している。 | |
キャベツウニ | キャベツを食べるウニ | 神奈川県水産技術センターが研究しているキャベツを餌とした養殖ウニのこと。ニコニコ大百科では流行に至るまでの経緯が詳細に記述されているが、Wikipediaでは研究結果や生産・流通の観点を説明した内容の方が充実しており、記事としての差が顕著である。なお、類似記事としてニコニコ大百科にはイノシシを粉にする機械やペンギンを蒸す機械の記事が作成されているが、こちらはWikipediaには存在していない。 |
空港に居住した人物の一覧 | 読んで字のごとく、空港に住んでしまった人をまとめた記事。記載条件は1週間以上滞在した人物ということであり、現在15名以上の人物が記載されている。Wikipediaらしからぬネタ記事かと思いきや、滞在理由を見てみると、亡命や難民申請、抗議活動や災害による出国不能など当人たちとしては重大な問題ばかりであり、色々と興味深い記事となっている。 | |
クリスマスにはシャケを食え | クリスマスには鮭を食え | 2018年の特撮テレビドラマ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』45話の登場キャラクター、サモーン・シャケキスタンチンのセリフ。ファンの間でもクリスマス回という点に加え、彼が所属するギャングラーという組織がかなり惨忍な者がそろうなかで、「クリスマスにチキンを食べようとした者に鮭を押し付ける」という迷惑とはいえど大悪党とは呼びえない行動から話題となった。この発言は後に大手スーパーのイオンや農林水産省にも影響を与え、作中の悪役でありながら農林水産省の広報に抜擢され、2023年には魚食普及のために貢献しているとして感謝までされるという事態に発展した。農林水産省は東映でもテレビ朝日系列でもないため、対象によらない二次的言及という条件を満たせることから記事作成に至ったと見られる。 |
ケーキを食べればいいじゃない | マリー・アントワネットの迷言として広く知れ渡ってきた言葉。日本語では意訳として「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」の方が有名だが、こちらの名称で記事は作成されておらず、リダイレクトもされない。実際にはマリー・アントワネットの発言であるという明確な根拠はなく、当該記事内でも誰の発言であるのかの記録情報と考察が多く書かれている。余談だがニコニコ大百科のマリー・アントワネットの記事は曖昧さ回避ページとなっており、本人の解説はWikipediaに丸投げされている。 | |
ケチャップは野菜 | 「マクドナルドのポテトは野菜だから健康的」みたいなネタ的な意味を彷彿とされる記事名であるが、その内容は1980年代にアメリカ合衆国農務省が出した学校給食の予算削減法における提案に対する論争のことを示している。提案の中では「ピクルスのレリッシュなどの調味料を野菜としてカウントして良い」と記載されており、「じゃあケチャップも野菜なのかよ!」という世論の反発が生まれた。このことから記事としては政治的背景もあり非常に真面目な内容が記されている。同じような記事にピザは野菜という記事もある。 | |
国勢調査で宗教を「ジェダイ」と回答する動き | 英語圏の国々で国勢調査の際に信教を問う設問に『ジェダイ』と回答することを呼びかけた草の根運動。多くの国でこれが呼びかけられ、統計学的に無視できない回答数が集まったことで、英語版を始めとする18言語にて記事が執筆されている。 | |
黒板をひっかく音 | 黒板をひっかく音について、さまざまな研究の紹介を行っているかなり真面目な記事。 |
|
こころぴょんぴょん | あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~ | アニメ『ご注文はうさぎですか?』のオープニングテーマ『Daydream café』に登場する一節。このフレーズが元になったネットミーム『あぁ^〜心がぴょんぴょんするんじゃぁ^〜』に対する言及のある二次的資料が多いために、楽曲単体の記事から派生して独立項目作成の目安を満たしてしまっている。 |
コンバット越前 | コンバット越前 | 「上からくるぞ!」でおなじみ、『デスクリムゾン』の主人公。作品自体がいろんな意味でマニアックなゲームであることもあり (インターネットミームは全国区の知名度を持っているが) 、通常であれば主人公単独の記事は独立項目作成の目安を満たさないが、なんとコンバット越前は統合された後再分割要望がなされた (記述が長いため) 。単純に記述が長いだけであれば記述を整理して短くすることを選んだだろうが、二次的資料もそこそこあったためか再分割。ただし本記事にまとめた項目の中では出典そのものは多いとはいえない。このためWikipediaの編集の流行の推移により再統合される可能性はある。 |
サイゼで喜ぶ彼女 | サイゼで喜ぶ彼女 | Twitterを発端としたネットミーム。なぜか言うほど関係のないミラノ風ドリアの画像が掲載されている(しかも食いかけ)。単なるTwitterの流行ネタということであれば記事化することは珍しいのだが、ミーム自体がフェミニズムへの影響が大きかったことから各メディアでも取り上げられたこともあり、記事化へ至っている。 |
坂上田村麻呂黒人説 | 初見ではそんなわけないだろとツッコミを入れたくなる風説だが、アメリカでは1911年頃にはすでに存在しており、近年まで黒人学者の中では真面目に議論されていた。当然黒人であるという証拠は一切出てきていない。黒人差別の歴史的背景が関わるため、記事名のインパクトの割にその内情は非常にセンシティブである。ほかにも坂上田村麻呂夷人説の記事もあり、北海道出身とされているがこちらも根拠に乏しい。 | |
鮫島事件 | 鮫島事件 | ニコニコ大百科では記事の内容が消され、運営が注意書きをしているという内容となっているが、当然Wikipediaの方では大真面目に解説している。記事内ではスラングの各展開において解説がされているが、独自解釈が多いのか出典の提示を求められている。ただでさえ暗黙の了解で触れることが禁止のノリを求められるスラングなので出典が少ないのだろう。なお、ピクシブ百科事典にも記事があり、こちらも比較的真面目に解説されている。ちなみにニコニコの記事の最下部を反転させると…? |
塩振りおじさん | ヌスラト・ガネーシュ | 独特なポーズで肉に塩を振るパフォーマンスがネットミームとして話題になったトルコのステーキハウスチェーン店のオーナーシェフのこと。海外ではソルト・ベイと呼ばれており、様々なメディアからインタビューを受けていることから記事内の出典数も少なくない。なお、ニコニコ大百科ではヌスラト・ガネーシュの名前で記事化されているが、こちらは最初期に広まった名前であり、本名はヌスレット・ギョクチェが正しいとされている。 |
仕事猫 | 現場猫 | イラストレーターのくまみね氏が生み出した猫のキャラクター。元々同氏がTwitterにイラストを投稿し、ミームとして人気を得た現場猫の方が有名であり、ニコニコ大百科も現場猫の名前で記事が作られているが、Wikipediaでは現場猫をもとにくまみね氏が逆輸入して作った仕事猫の名前で記事が作成されている。初版は大百科同様に現場猫で記事が作られたが、現在は仕事猫として公式に商業展開が行われていることから出典の内容的に仕事猫の方が妥当だとして記事名が改名された。出典の考え方でこういった部分に差が出ているのがWikipediaらしいと言える。 |
島根にパソコンなんてあるわけないじゃん | 島根にパソコンなんてあるわけないじゃん | 2000年のアニメ映画『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』に登場したセリフ。監督の細田守が「舞台を島根にしたのはパソコンを探すのに苦労しそうだから」と発言していたりもする。Wikipediaではこのセリフがネットミームとして人口に膾炙していることを触れるにとどまらず、富士通 (島根にパソコンの工場を持つ) について触れ、セリフについての島根県広報室や他者の言及についてもあつめて記事として成立させている。削除依頼が出たことはない。 |
知らんけど | 知らんけど | 適当な発言の末尾に付ける言葉として多用されている関西弁。特質性の観点から削除依頼が出されていたが、秘密のケンミンSHOWで特集が組まれていたり、かまいたちの冠番組のタイトルの一部に採用されたケースがあることから特質性があるとして存続になっている。特徴の強い関西弁の中でも特段知名度や影響力のある言葉ということなのだろう。知らんけど。 |
シンカンセンスゴイカタイアイス | シンカンセンスゴイカタイアイス | 新幹線の車内で販売されているとてつもない固さのアイス。正式な商品名は「スジャータ スーパープレミアムアイスクリーム」であるが、スラングそのままの名前で記事が作られている。記事上には硬さに対する対策方法が書かれており、スジャータ公式回答の10分待つや、アイスクリーム専用スプーンを使うなどの内容が紹介されている。スラングとしての解説欄では日本語の文法的にスゴイカタイじゃなくてスゴクカタイなのが正しいと野暮な注意書きが書かれており、ご丁寧にスゴイカタイの方がメジャーで使われている理由を説明した注釈まで置かれている。 |
新車のにおい | 製造されて間もない車両から発せられる匂い。日本のメーカーと海外のメーカーで新車のにおいに違いがある点 (日本のメーカーはどのメーカーも同じ匂いだが海外のメーカーはメーカーごとに異なっている) などや、必ずしもいい匂いとしてではなく、シックカー問題を引き起こす悪い臭いとしてみなされる可能性もあることを述べている。表題が「におい」とひらがな表記であるのも、「匂い=肯定的な表現」「臭い=否定的な表現」というところから、中立性を重んじたWikipediaとしての苦肉の策なのだろうか。 | |
スク水揚げ | スク水揚げ | 沖縄県で夏の風物詩として扱われているアイゴの稚魚「スク」の水揚げのこと。スク水がスクール水着の略語であることから勘違いが起こり、ネットミームとして広まった。両記事とも(出展や動画・イラストなどの差はあるが)本筋の解説としてはさほど情報量は変わらない。 |
スタッフが美味しくいただきました | この後スタッフがおいしく頂きました | 日本のバラエティ番組で料理や食材が登場したときに、フードロスがないことを示すために画面上に表示する注釈。実際に食べているかどうかについて、異なる観点からさまざまな出典がつけられている。この他、このフレーズに対する制作サイド・視聴者サイドそれぞれの皮肉についても触れられている。 |
ソニータイマー | ソニータイマー | SONY製品には製品保証期間を過ぎた瞬間に壊れるスイッチが有るという都市伝説。ニコニコ大百科でも当然解説しているが、WikipediaのほうではDellのにバッテリーにSONY社製品が使われ、実際にリコールを起こしてしまった事例や、α7IIIが集団訴訟を起こされてしまったことなど、実際にソニータイマーの都市伝説を強固にしたエピソードについて触れている。更に「SONYがSony Timer / Sony Kill Switchと呼ばれていることを把握し、苦々しく思っていること」をソース付きで引用しており、かつ「メーカーがそんな意図で仕込むわけがないだろう」とツッコミを入れている。ただし、同項目で「SONYにはそんなものはないが、島津メディカルシステムズは実際に保証期間がすぎるとちょうど壊れる設計にして修理代を稼いでいた」というオチがついていたりもする。 |
だいしゅきホールド | だいしゅきホールド | 相手に正面から抱きつき、足を腰の後ろへ挟み込むように固定する体勢のこと。性行為の体位としては古来から存在し、「中出し固め」や「カニばさみ」なる名前も付いていたようだが、本来の体位名を差し置いてネットミームの方で記事化されてしまっている。記事内には体位の様子を描いた海外の絵や日本の春画、現代画風のイラストまで用意されているため、よい子は閲覧注意。 |
台風コロッケ | 台風コロッケ | 台風の日にはコロッケを食べるという2ちゃんねる発のインターネットスラング。Wikipediaの記事を見てみると意外にも解説に対する出典が非常に多く、このスラングが広く一般認知されていることを示している。なお、Wikipedia側はわざわざコロッケの画像を載せているが、そんなの見るまでもなく分かるだろというツッコミは野暮である。 |
ダ埼玉 | 「ダサい」と「埼玉県」を掛け合わせた造語。1980年代初頭頃にタモリが考案したとされる。単純な蔑称以上の影響力を持ち、当時の流行語として全国区で話題となった。当たり前だが当事者の埼玉県民からは大顰蹙を買っており、記事内でもその様子が赤裸々に記されている。当然というべきか記事の存続についても議論されており、「こういう用語は埼玉県のみならず、其処に住む埼玉県民全員を愚弄する言葉に他ならない。こういうページを作る必要は無いし、残しておく価値も無い。」と大変お怒りであるが、結局現在もページは残っている。なお、ニコニコ大百科には当該ページはないが、ピクシブ百科事典には「ださいたま」の名前で記事が存在している。 | |
たべるんごのうた | たべるんごのうた | 『アイドルマスター シンデレラガールズ』に登場するアイドル・辻野あかりをイメージして作られた二次創作楽曲。各所でさまざまな反響が起き、ネット流行語や日清のCMソングにもなったことから二次的資料の数が非常に多く、記事として成立している。テンプレートの関連項目にも他が公式のものばかり並ぶ中にたべるんごのうたが掲載されている。 |
遅刻する食パン少女 | 学生の少女が朝、食パンをくわえながら学校に掛けていき、出会い頭に少年と激突して恋に落ちるという少女漫画の定番とされる展開。この展開について、実際にはそのような漫画がパロディとしての言及以前に存在しないことについての田幸和歌子の調査などを引用、関連する文化に付いての解説など広く記事主題について、多数の視点から一定以上の言及があるとする文献を引用しているためか記事が存続している。日本語版だけでなく、中国語版と朝鮮語版まで存在している。なお、ニコニコ大百科ではこの件についての記事が見当たらないが、ピクシブ百科事典には「食パンダッシュ」の名前で記事が存在している。 | |
チャリで来た | チャリで来た | ヤンキー姿でガッツポーズをする4人の中学生男子が撮ったプリクラ写真。若者らしくイキった様子から転じて子供っぽい手書き文字がギャップとシュールさを醸し出したことでネットミームとして話題になった。画像系のミームは膨大な数が存在しており、そのほとんどがWikipediaでは記事化されていないが、写真の4人は一般人にも拘らずあらゆるメディアに出演しており、事の経緯や現在の様子などが赤裸々に記事で解説されている。 |
出川イングリッシュ | 出川イングリッシュ | 出川哲朗が話す、日本語と英語を織り交ぜたカタコト英語。実例を掲載していることや、出川イングリッシュが通じる理由についての研究についての紹介、更には出川イングリッシュへの批判について紹介している。 |
トイレットペーパーの向き | トイレットペーパーを取り付ける際に紙を前後どちらの向きで配置するかを大真面目に解説した記事。言ってる意味が分からない人は実際の記事にある画像を見れば一目瞭然である。記事によると海外ではこの向きの問題について様々な調査・研究が行われているようで、最早ネタ扱いできないレベルの情報量を持つ記事と化している。なお、トイレットペーパーの向き以上に死活問題となっているだろうUSBを接続する際の向きに関する記事は特に作成されていない(USB単体の記事では少し触れられている)。 | |
トイレで亡くなった人物の一覧 | Wikipediaでは珍しい死の一覧という記事も存在しているが、トイレ内での死亡という括りだけで一つの記事が成立してしまっている。20世紀以前の死亡歴が結構多く、暗殺や謀殺を無防備なトイレで行うことが多かったという歴史的背景が読み取れる。架空の人物での事例も箇条書きで紹介されており、そのほとんどがアメリカの映画やドラマである。更には英語版ではトイレに関連する怪我と死亡という個別記事まで存在しており、なぜか米国ではトイレでの死亡に対する関心が強い。 | |
東京ドーム(単位) | 東京ドーム(単位) | テレビ番組などでしばしば何か大きなものとの比較として東京ドームが引き合いに出されることで有名。体積、面積がしっかり記載してある。同じく。東京タワー、東京スカイツリー、富士山、霞が関ビル、学校の25mプールなどもしばしば高さ、体積、面積の比較として引き合いに出されることで有名。Googleによる検索サービスの電卓表示で、「東京ドームは何リットル」と入力すると体積の換算単位として認識される。 |
なおエ | なおエ | 「なおエンゼルスは試合に敗れた」の略。元となった「なおマ」のページはWikipediaには存在せず、なおエの記事の概要で由来として説明されている。記事によると日本のメディアもなおエを使った報道を行っており、2022年頃から急増し始めた模様。Wikipediaに記事が作られたのも2022年の8月である。記事にはなおエに該当する試合の一覧も書かれており、最早常識外れな活躍を見せる大谷により、更なるなおエ試合が一覧に追加され続ける可能性が予想される。 |
二度漬け禁止 | 二度漬け | 串カツ店に良く見られる、串カツをタレに1度つけて食べた後にもう一度つけてはならないというルールのこと。記事冒頭には「破ると法的に処罰を受ける可能性もある。」というとんでもない一文が記されており、記事後半で損害賠償や威力業務妨害が成立してしまう可能性について紹介されている。なお、似たような記事として5秒ルールの記事も存在し、こちらは世界共通のルールとして認識されているようで20ヵ国以上の言語でページが作成されている。 |
ノストラダムス (偽者) | ノストラダムスの偽者についてまとめた一覧記事。項目名がなんとも間の抜けた感じになっているが、『偽ノストラダムス』とならなかった理由を執筆したウィキペディアン本人が解説している (正式な表現でもなければ人口に膾炙しない『偽ノストラダムス』ではなく、「同姓を名乗った『自称』ノストラダムス」を『林家正蔵_(9代目)』のように曖昧さ回避とした) 。 | |
配属ガチャ | 先に記すが、我らがニコニコ大百科には記事がない。『上司ガチャ』もない (Wikipediaでは『配属ガチャ』へのリダイレクトとなっている)。さまざまな団体による二次的な出典が多いために存続している。 | |
パチンコガンダム駅 | パチンコガンダム駅 | かつてJR東日本青梅線の中神駅と昭島駅の間に存在したことになっていた駅。iOSの地図アプリ「マップ」で誤表記された駅であり、当然実在しない。同アプリが誤表記した事例はもちろんこれだけではないが、その駅名のインパクトからネットミームとして話題になり、多くの媒体でも取り上げられた。このことから特質性に欠けるとかつては削除依頼も出ていたが、現在も存続している。 |
バ美肉 | バ美肉 | バーチャル美少女受肉の略で、主に男性が美少女の2Dないし3Dモデルのアバターを使ってVTuber活動を行うことを指す。2017年頃にバーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさんが人気を博したことを起点に広まった。記事内では由来や利点などの普通の解説に混じり地獄という項目が存在し、「性癖がゆがむ」「闇が深い」などの意見のもと、地獄のようなコンテンツだと説明されたことがある旨まで出典付きで記載されてしまっている。 |
ヒト以外による選挙への立候補 | 人間以外が批判や風刺、あるいは単純なおふざけで選挙に出馬し (させられ?) 、かついくつかの事例で実際に町長などに選出されているなどの事例を網羅した一覧項目 (もちろん儀礼的なものであり、実際の行政府の長としての役目を持たされたわけではないのだが) 。世界中にこうも実例が存在するのかと驚かざるを得ない。 | |
人によって引き起こされた核爆発以外の大爆発一覧 | 読んで字のごとくの記事。意外にもその歴史は古く、記事内に記載された事例だけでも戦前どころか400年以上前の大爆発事件も紹介されている。爆発と言えば中国のイメージが強いが、特に中国だけに比率が寄っているわけではなく、世界各国で発生している。日本語のページなのもあってか日本での事例も多く紹介されている。ドイツ語のページに至っては画像付きの表形式で記述されており、事件の掲載数や出典の数も膨大である。 | |
琵琶湖の水止めたろか | 琵琶湖の水 | 滋賀県民が京都府民や大阪府民による地域差別を受けた際に反駁として使用する一種の脅迫。Wikipediaにおいては滋賀県が自分たちの意志で琵琶湖の水を止められないことや、仮に止めたとしても滋賀県が水没してしまうこと、それどころか台風・豪雨等による水害では下流の京都府 (宇治地域等) を守るために琵琶湖の水を止め、滋賀県を犠牲にしたことが5回もあることがソース付きで示されている。 |
ファックという言葉が多く使われた映画一覧 | 「非ポルノ映画なのにFuckが多用されている映画」について、作中に何回登場したかをまとめたページ。これこそ一見独自研究にしか見えないが、きちんと二次的な資料による出典が網羅されており、存続に値する記事として成立している。 | |
複雑な動きをする台風 | 単純に日本列島を縦断するのではなく、予想外の方向へ進んだ台風について解説された記事。記事名の「複雑な動きをする台風」は気象庁公式の呼び方である(迷走台風という呼び方もあるが、気象庁的には「台風が迷走しているわけではない」という理由で使っていない)。記事内では過去の事例も進路図と解説付きで一覧化されており、非常にわかりやすく読みやすい構成になっている。なお、Wikipediaには台風発生時の記録が各年代別に記事化されており、台風1つ1つに詳細な解説が記述されている。 | |
プリウス・ミサイル | プリウスミサイル | トヨタ自動車の車種、プリウスを交通事故の加害車両として揶揄するインターネットスラング。二次的な出典があるだけにとどまらず、プリウスが他のトヨタ車と事故率が変わらないこと、実態に反してプリウスばかりが事故を多発させているとしたイメージがついた背景についての考察、これに対するトヨタの対応とプリウスの改善点についてしっかり出典をつけて記載されており、ネタ記事に徹している我らがニコニコ大百科に比べてさすがWikipediaというべきか、記事そのものはかなり真面目かつ中立的に書かれている。 |
まさに外道 | まさに外道 | 漫☆画太郎の地獄甲子園で登場したセリフを元ネタとするネットミーム。主にふたば☆ちゃんねるを発祥とし、ニコニコ動画でもレスリングシリーズにおける赤さんのコラ画像で有名であるが、肝心のニコニコ大百科の該当記事ではさほど解説はされておらず、圧倒的にWikipediaの方が詳しく説明している。 |
無敵の人 (インターネットスラング) | 無敵の人 | ひろゆきが提唱した社会的に失うものが無いため犯罪を犯す人のことを指すインターネットスラング。近年凶悪犯罪が増加してきたことでこのスラングがニュースやSNSを通じて一般人にも取り沙汰されるようになったこともあり、Wikipediaでもひろゆきの解説を含めた詳細な説明がなされている。なお、元は西村博之のページの思想・信条の欄へのリダイレクトだったが、2022年2月に単独記事として分割された。 |
焼肉定食 (熟語) | 焼肉定食 | 『弱肉強食』とかけた日本語のことわざパロディ。ニコニコ大百科では独立項目ではなく、焼肉定食の意味する定食のページにまとめられているが、Wikipediaではむしろ焼肉定食自体は定食へのリダイレクトとなっている一方で、熟語としての焼肉定食は二次的資料が多くあるために独立項目作成の目安を満たしているとして存続している。 |
やめられない、とまらない | カルビーが販売しているスナック菓子「かっぱえびせん」のキャッチコピー。記事によると、意外なことに発案者は不明であり、様々な説が提唱されている。当初はかっぱえびせん単体の記事内に解説が記載されていたが、補足で上記の発案者不明説が解説されており、文章が多量であったことから分割された模様。 | |
レイア姫のビキニ | 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』でキャリー・フィッシャーの演じるレイア姫が着用したビキニ。作中ではたった2回しか登場しないものの、そのビキニに対する強いこだわりから作中で強いインパクトを残し、フィッシャーをセックス・シンボルにまで押し上げた。非常に多くの二次的な資料の出典が充実している。日本語版をはじめ11の言語版で記事が存在している。 | |
詫び石 | 詫び石 | ソーシャルゲームやスマホゲームなどにおいて、運営が不具合やシステムダウンなどを引き起こした際、ユーザーにお詫びとして配布するアイテムのことを示したネットミーム。ソシャゲの流通に即し、ミームとしての知名度に留まらず一般社会の認知度も高いことから単独の記事として成立している。 |
ワレワレハウチュウジンダ | 日本の創作物で用いられる宇宙人のセリフ。役割語としての「抑揚のない話し方」についての言及を集めている。なおニコニコ大百科には記事はない。 |
参考になると思ったら意外と認識のズレがある関連リンク
- Wikipedia:珍項目 - Wikipedia - Wikipediaにおいて珍項目とされている記事。上述の記事が全て掲載されているわけではない。
つながりがあると思ったらぶっちゃけただのこじつけでしかなかった関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 102
- 0pt