普通名称化している商標や固有名詞の一覧単語

フツウメイショウカシテイルショウヒョウヤコユウメイシノイチラン

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今日フラフープフリスビースーパーボールで楽しく遊びました。次に買い物に行きましたがお店のエスカレーターから降りるときに転んで膝を擦りむいてしまい、バンドエイを貼りました。その後、戦車キャタピラーに轢かれてしまいましたが、イソジン消毒したので大丈夫でした。」

……という以上の文章のカタカナの部分は、全て元々は特定企業商標である。

概要

ある製品ジャンルについて、特定商標が有名となりすぎて普通名称として扱われる、つまり「その類の製品全部がその名前で呼ばれてしまう」ことがある。有名な例としては「ホッチキス」など。

また、「ある事物に関して有名となった特定の固有名詞(人物名や地名)が、そのままその事物を普通名詞として定着してしまう」ことがある。有名な例としては「サンドウィッチ」など。

本記事ではそういった言葉を一覧として掲載する。

ただし上記の例で挙げた「ホッチキス」や「サンドウィッチ」のように「全に普通名称化していて商標や固有名詞であると意識することの方が少ない」ものだけではなく、「普通名称として使われることも少なくない」程度のものも掲載している。

また、時代の流れで「もうその名称がそのジャンルの事柄を代表するものではなくなったため、その呼び方はれた」ものも、歴史の記録として記載する。

除外するもの

特定の地名などに由来する普通名称だが、きが変化していて通常は使い分ける」ような言葉は掲載を控える。(例えばドイツの「ハンブルク」に由来する料理名「ハンバーグ」など)。

また「由来する地名や人名などが頭に付くだけ」のものも、挙げれば切りがないので掲載は控える(例えばオペラ歌手の「フョードル・シャリアピン」に由来する「シャリアピンステーキ」など)。

さらに、元素単位・学名・スポーツの技名のような、「発見者・考案者・地域などの名前から命名することが慣例化しているもの」も切りがないので除く(たとえば、科学者の「ブレーズ・パスカル」に由来する圧単位パスカル」、フィギュアスケート選手の「イナ・バウアー」に由来する「イナバウアー」など)。

本記事に関する重要な注意点

なお、法律上の概念として「商標普通名称化」(trademark genericization)というものがある。これは「一般化しすぎて、既に固有のものを商標として機しなくなっている」ことをも含意することがあるので、商標の権利保持者にとっては不利なものであり、避けるべきとされる。訴訟で争われることすらある(下記の「エスカレーター」や「正露丸」の節を参照)。

かしこの記事では、法律上でどう扱われているかはさておいて「普通名称として使われることも少なくない」ことにのみ注して一覧に掲載している。よって「未だ商標として十全に機している」ものも含まれることに注意されたい。「この記事に載っているから商標としての効果は失われているのだ」と勘違いしないように。本記事でいう「普通名称化している」とは法的な意味合いではない

上記のように商標の権利を保持する者としては、法的な「普通名称化」は基本的には避けるべきものである。つまり、ここに載っている言葉の中には、普通名称としての場で勝手に使用するとその企業から訴訟を起こされるリスクがあるものも含んでいる。

一覧

ニコニコ大百科に記事が有る言葉は太字で記載する。

商標・固有名詞 それ以外の表現 解説
アクアラング 自給式水中呼吸装置 スキューバダイビングなどで用いられる水中呼吸装置。フランスアクアラング社の登録商標
アフターバーナー 推力増強装置 ジェットエンジンの推を一時的に増強するための装置。アメリカゼネラル・エレクトリック社の登録商標
アンツーカー 褐色の人工土、全コート 野球場やクレーコートなどに用いられる褐色の人工土。フランス語で「兼用の」を意味する言葉から名付けられた。フランスの会社が商標を有しているが、日本では一般名称化している。
イソジン ポビドンヨード ポビドンヨード成分とするうがい液や消毒液として商品「イソジン」が著名だったため、他のメーカーポビドンヨード液も「イソジン」と呼ばれることがある。
なお「イソジン」の名称は2021年現在ではムンディファーマ株式会社商標権を維持している。
糸ようじ デンタルフロス 間を掃除するための具。小林株式会社から「小林製薬の糸ようじ」のブランド名で販売されている。
インドブレーカー ジャケット ・防寒を的としたジャケットアメリカJohn Rissman company社が商標登録したものだが、現在は製法・素材の違いから一般名称化している。
ウーマナイザー クリトリス吸引バイブレーター、吸引式バイブレーター、「吸うやつ」など多様 このジャンルの製品を開拓した先駆者のブランド名が「ウーマナイザーWomanizer)」。
2014年に最初の製品が発売されたばかりで歴史が浅いことから「普通名称としての表現」が定まっておらず、「ウーマナイザー」で総称されることも少なくないのが現状。
ちなみに「womanizer」とは元々は「女たらし」という意味の英語俗語
ウォークマン ポータブルオーディオプレーヤー携帯音楽プレーヤー ソニー製のポータブルオーディオプレーヤー現在ではiPodスマートフォンの普及により、ウォークマン商標であることは認知されているものの、当初はポータブルオーディオプレーヤー=ウォークマンだった。なお、オーストリアではウォークマン普通名称化しているため、商標が認められていない。
ウォシュレット 温水洗浄便座 TOTO株式会社が販売する洗浄便座。株式会社LIXILではシャワートイレ商標登録されているが、知名度ではウォシュレットが勝る。
エスカレーター 自動階段 アメリカ合衆国のオーチス・エレベーター社の商標エスカレーターEscalator)」から。
「この名称が商標として有効なのか、既に普通名称化しているのか」が1950年に訴訟沙汰となり、「オーチス・エレベーター社自身も「エスカレーター」を普通名称として使っていた」という拠が提出された等の理由からオーチス・エレベーター社が敗訴してしまった。
ちなみに「徐々に増大する」「段階的に高まる」と言った意味の英単エスカレートescalate)」やその名詞形「エスカレーション(escalation)」は、この製品「エスカレーターescalator)」から逆行して産まれた言葉であるとされる。
escalateっていう動詞が先にあったわけじゃないなら、商標の「Escalator」はどういう意味合いで名付けられたの?」と気になる人もいるだろう。これには諸説あるらしい。
エネマグラ 前立腺マッサージ器具 アメリカ合衆国の日系泌尿器科医ジロータカシマが医療的の前立腺マッサージ器具を1996年に開発、「HIH」社と言う企業を創業して販売を始めた。この時は「プロステート(Pro-State)」という商品名だった。
1998年にこの商品が日本に上陸した際、「浣腸」を意味する「エネマ(Enema)」と勃起不全治療バイアグラ(Viagra)」の名前を組み合わせて「エネマグラEnemagra)」の名称が付けられた。この「エネマグラ」が日本での前立腺マッサージ器具の先駆けとなったため、「エネマグラ」という名称が前立腺マッサージ器具の総称/代名詞のように使われることがある。
なおHIH社純正の商品は「エネマグラ」ではなく「アネロス(Aneros)」の名称に移行している。「エネマグラ」の名称の権利についてHIH社とかつて販売代理店契約を結んでいた日本企業の間で裁判となり、その日本企業の方が勝訴してしまったため。
エレクトーン 電子オルガン ヤマハ株式会社の電子オルガン
オービス 速度違反自動取締装置 アメリカボーイング社製の速度違反自動取締装置。日本ではボーイング社から特許権・製造販売権を東京航空計器株式会社が取得している。名前はラテン語で「眼」するものが由来。
オーロラビジョン 映像装置、巨大スクリーン スタジアムやコンサート会場などに設置されている巨大スクリーン三菱電機株式会社の登録商標
オセロ リバーシ の2種類の石を使い、相手の石を挟むことで自分の石に変えていき、その石の多寡を競うボードゲームメガハウスの登録商標
音姫 トイレ用擬音装置 洗浄音を擬似的に流すことで、排音をかき消す装置。TOTO株式会社の登録商標
ガシャポン(ガシャ) / ガチャ カプセルトイ、(ビデオゲーム内の課金システムの呼称として)ランダムアイテム提供方式 カプセルにはいった小玩具、ならびにその自動販売機ガシャポン株式会社バンダイガチャ株式会社タカラトミーアーツ商標を持っている。またビデオゲーム内の課金システムとしてのガチャは、韓国NHN Entertainment商標を有している。しかし他社のゲーム内でも普通ガチャの文言が使用されている。
キックボード / キックスクーター キックスケータ スケートボードハンドルを取り付けたもの。「キックボード」はアメリカK2社とスイスMicro Mobility Systemsが共同開発したもので、K2社が商標を有している。一方で「キックスクーター」は台湾JD社が商標を有している。
キャタピラー クローラー無限軌道履帯 戦車とかブルドーザーとかショベルカーとかが動くときに使う、タイヤの代わりに輪っか状の帯が回っているあれ。アメリカ合衆国の建設機械企業キャタピラーCaterpillar)」社の建設機械が有名だったために、その建設機械の足回りだった無限軌道もまた「キャタピラー」と呼ばれるようになったようだ。
QRコード 二次元コード 3隅にある四が特徴的な、マトリックス二次元コード商標株式会社デンソーウェーブ(開発当初は株式会社デンソー)が所持している。当初はバーコードで部品を管理していたものの、バーコードは横方向にしか情報を持たず、一度に複数のバーコード読み取る必要があった。そのような煩雑な作業を1回の読み取りで済むようにしてほしいとの要望を受け、開発が始まった。休憩中に打っていた囲碁が開発のヒントになったという。
クレパス オイルパステルパステルクレヨン 株式会社サクラクレパスが製造・販売する文具。クレヨンオイルパステルはしばしば混同されるが、サクラクレパスの公式サイトにて詳細に解説されているexit
ごきぶりホイホイ ゴキブリ駆除器 ゴキブリの駆除用品の一つ。アース株式会社の登録商標。商品名は「ゴキブリホイホイ」ではなく「ごきぶりホイホイ」とひらがななので注意。
コロコロ 粘着クリーナー 筒状の粘着テープを転がすことで、カーペット上のホコリを吸着する掃除用具。株式会社ニトムズの登録商標
サインペン マーキングペンフェルトペン、マーカー 性のフェルトペンぺんてる株式会社が「PENTEL Sign PEN」で商標登録しているが、一般名称化しているため他社の文具メーカーサインペンの名称を使用している。
サランラップ ラップラップフィルム、ポリ化ビニリデン 食品保護用の透明ラップフィルム日本では旭化成アメリカダウ・ケミカル社の登録商標。元々はダウ・ケミカル社が軍事用(防、火器・火の湿気保護など)に開発したものだった。のちにフィルムメーカー従業員であるラドウィックとアイアンズがピクニック用のレタスを包装するのにラップを使ったところ、これが妻に好評。2人の妻の名前サラアンから、「サランラップ」と名付けられた。
サンドウィッチ / サンドイッチ パンに具を挟んだ料理 イギリス貴族サンドイッチ伯爵(Earl of Sandwich)」の第4代「ジョン・モンタギュー(John Montagu)」に由来する。
彼が大臣だった時に「大臣なのに賭博に中で、賭博中でも食べられるようなパンに具を挟んだ料理を食べている。この料理には彼に由来した名が付いて流行している」と皮る文章が出回ったことが原因だという。
だが、この「賭博に中」とか「パンに具を挟んだ料理を食べていた」という記述内容が真実だという歴史的な拠はあまりいらしい。
シーチキン マグロ/カツオの油漬け/煮、ツナ マグロカツオを油漬け・煮にしたもの。はごろもフーズ株式会社の登録商標マグロが「鶏肉」と呼ばれることから、その名がついた。
ジープ 四輪駆動4WDクロスカントリーSUVスポーツ・ユーティリティビークル 悪路でも走れるよう良された四輪駆動。当初はアメリカのウィリスオーバーランド社が商標を有していたが、2021年現在ステラティス N.V.社が商標を有している。
ジェットスキー 水上オートバイ水上バイクパーソナルウォータークラフト 川崎重工業モーターサイクル&エンジンカンパニーカワサキ)が製造する水上オートバイ
ジッパー ファスナー、線ファスナー 元々はアメリカの「B・F・グッドリッチ(B. F. Goodrich)」社の商標Zipper」であった。使用時の音を「zip」という擬音で表現したことから来た名称だという。
ファスナーが付いた靴を「Zippers」として宣伝している1920年代の同社の広告が多数残されている。ただしそれらの広告を見ると、「Zippers」は「線ファスナー部分の名称」というよりも「線ファスナーが使われている靴」の名称として使用されているようにも見える。
ジップロック 保存袋、フリーザーバッグ プラスチック製のファスナー付き保存袋。SCジョンソンが製造・販売、日本国内では旭化成ホームプロダクツが販売している。
ジャグジー ジェットバス、噴流式泡風呂 気泡を含んだお湯を噴射する風呂・浴槽。アメリカJacuzzi社製のジェットバス
シャチハタ インキ浸透印 シヤチハタ株式会社が製造する、インクが本体に内蔵された印鑑。同社からは「Xスタンパー」という商品名で販売されている。なお、社名の方は「シチハタ」と「ヤ」が大文字なので注意。
写メ 携帯電話/スマートフォン写真を撮る/送る 携帯電話キャリアJ-PHONEが開発した、メール写真を付ける機写メール」の略称。転じて、メール写真を付けて送受信するサービス全般、ならび携帯電話スマートフォン写真を撮ったりその写真を送受信したりすること。ただし現在携帯電話スマートフォン写真撮影機写真送受信機がついていることが当たり前なため、死語と化している。
ジャンボジェットジャンボ機) 旅客機 アメリカボーイング社製「ボーイング747機」の称。転じて、日本では大旅客機全般を「ジャンボジェット」、または「ジャンボ機」と呼ぶ傾向にある。
数独 ナンバープレースナンプレ 9×9の正方形マスに、一定のルールで1~9の数字を入れていくパズルゲーム株式会社ニコリが「数独」の商標を有しているが、「数字は独身に限る」が正式名称である(「数独」はその略称)。
スーパーボール ビックリボールゴムボール 反発係数がとても高い、おもちゃ用のゴムボール1964年に発明され、アメリカ合衆国おもちゃ会社「Wham-O」が「スーパーボールSuper Ball)」の名称で売り出したところ全で大ヒット。「Wham-O」社以外から出ているこの種の製品も「スーパーボール」と呼ばれることが多い。
SPAMスパム ランチョンミート 挽きに詰めたもの。アメリカのホーメルフーズ社による缶詰が特に有名で、同社が商標を有している。日本では特に沖縄米軍基地周辺で食されている。
正露丸 日局クレオソート成分とした胃腸薬 「大幸品」の製品が「ラッパのマーク正露丸」のキャッチフレーズで有名。
「大幸品」の商標として一時は登録されていたが、1970年代に他の製メーカーとの間で裁判で争われた結果として大幸品が敗訴して商標効となり、普通名称化が法的に確定した。
なお「元々は1904年に始まった日露戦争の時代に付けられた「征露丸」という名称だった」事もよく知られるが、「征露丸」の名称が「商標が先だったのか、あるいは軍などで名付けられた普通名称が先にあったのか」は調べてもよくわからなかった。後者であれば、この一覧に掲載するのは厳密には正しくないことになる。
セスナ(セスナ機) 飛行機、軽飛行機 アメリカセスナ・エアクラフトカンパニー社が製造している軽飛行機日本では軽飛行機の代名詞として「セスナ」の名前が用いられることもある。
セロハン / セロファン セルロースフィルム セロハンテープ」等で有名な、セルロースでできた薄くて透明な膜。
りは「cellophane」で、「セルロースcellulose)」と「ディアファン(diaphane。「透明な」の意)」を合わせた合成
スイスの「ジャック・E・ブランデンベルガー(Jacques E. Brandenberger)」によって開発されて数年後の1912年に「Cellophane」が商標登録され、1917年には彼の会社「La Cellophane S.A.」(セロファン株式会社)が設立されている。
ダービー レース、競技 イギリス貴族ダービー伯爵(Earl of Derby)」(第12代)の名が冠された著名な競馬競争「ダービーステークス(Derby Stakes)」に由来して、様々な競馬競争が「○○ダービー」と名付けられている。
また、「「同じ地域内にある」などの特定の条件下にある2つのスポーツチームによる対戦試合」を「ローカルダービーlocal derby)」「ダービーマッチ(derby match)」「ダービーゲーム(derby game)」あるいは単に「ダービー(derby)」と呼ぶ。これは上記の競馬レースの「ダービー」に由来するという説もあれば、それとは直接の関係はく「イギリスの「ダービー(Derby)」ので行われていたサッカーっぽいスポーツシュロータイド・フットボールShrovetide Football)」の試合に起する」という説もある。
そしてこの競馬競争の「ダービー」あるいはスポーツ試合の「ダービー」に由来して、競争一般を「ダービー」と呼ぶことがある。「ホームランダービー」など。どちらに由来するとしても地名または貴族名が元になっていることになる。
ターレターレーターレット ターレットトラックターレット式構内運搬自動車 卸売市場などで走り回っている運搬車両。元々は株式会社製作所の商標だったが、「ターレ」などと一般名称化。2012年には同社が自己破産したことにより、商標も取り消されている。
たくあん / 沢庵漬け たくわん大根漬物 日干しにした大根漬物に加工したもの。江戸時代の僧・沢庵宗彭が考案したことから、その名前がついたとする説が一般的。
ダクトテープ ダックテープ、パワーテープ ガムテープより粘着・強度の強い粘着テープ。配管(ダクト)工事によく用いられることからその名がついた。商標アメリカのAlbert Arno社が有しているが、他社メーカーも「ダクトテープ」の名称を用いている。
宅急便 宅配便 ヤマト運輸株式会社の宅配サービスの名称。児童書、ならびにその映画化作品『魔女の宅急便』はヤマト運輸の登録商標を侵しているのではないかと一時懸念されたが、ヤマト運輸が『魔女の宅急便』の正式なスポンサーになることで問題は解決している。
タッパー プラスチック製密閉容器 タッパーウェア社が製造・販売しているプラスチック製密閉容器。社名・製品名は同社の創業者であるアールサイラス・タッパーに由来する。日本国内でのタッパーCMでは一時期「タッパーと呼べるのはタッパーウェアだけ」の文言が添えられていた。
タバスコ チリペッパーソースペッパーソース ピザパスタなどに用いられる辛味調味料メキシコタバスコ州で採れたタバスコペッパーを加工したもので、アメリカマキルヘニー社が商標権を持っている。
タンサン 炭酸飲料、ソーダ 炭酸ガスを用いた飲料商標ウヰルキンソン・タンサン鉱株式会社が取得後、現在アサヒ飲料・アサヒビールが所持している。
チャッカマン 点火棒、多ライター 株式会社東海が製造・販売する柄の長いライター。「着火」+人を意味する「マン(man)」を組み合わせたもの。
チャック ファスナー、線ファスナー 1927年に「チャック印」の商標を用いた、線ファスナー式の財布広島県で生産されたのがこの呼称の始まりとする説がある。その「チャック」とは「巾着」に由来するとも。
チューペット ポリエチレン製容器包装詰清飲料 ん中が細くすぼまったポリエチレン製のチューブにジュースが注入してあり、凍らせるとシャーベット状になる。そしてん中のすぼまったところで「ぽっきん」と折りちぎって2本に分離し、ちぎりからチューチュー吸って食べる。
1975年から2009年まで大阪府の食品企業前田産業」がこの「チューペット」の商標で生産しており、テレビCMなども打っていたため大阪府を中心とした関西圏での知名度が高く、その地域ではこの種の製品は他社製品であっても「チューペット」で総称することがある。ただし前田産業は2009年で「チューペット」の生産を打ち切っているため、徐々にこの呼び方はれていく可性がある。
ただし地域差があり、「その地域でメジャーな製品」の名前で総称されるようだ。東北では宮城県企業アキヤマ」の商標ミルちゃん」、九州では同地方生協での商標パンちゃん」が強いという。
デジカメ デジタルカメラ デジタルカメラ略称だが、商標三洋電機株式会社現在パナソニック下)が所持している。しかしデジタルカメラの総称として「デジカメ」を用いることは許可されているため、一般名称化している。
テトラポッド 消波ブロック、波消しブロック、消波根固ブロック のためにおかれる四脚コンクリートブロック株式会社不動テトラの登録商標
テロップ 字幕スーパー アメリカ合衆国企業グレイGray)」社がアメリカの放送局CBSと共同開発して1949年に発売した、映像文字などを合成する映像機材の商標テロップTELOP)」に由来する。
この商標TELOP」は「telecasting optical projector」(和訳例:テレビ放送投影機)の略称に由来していたとされるが、「telecasting」ではなく「television」、「optical」ではなく「opaque」だという説もある。
ドライアイス 固体二酸化炭素、固形炭酸 二酸化炭素の固体。本来はアメリカドライアイス社の登録商標だが、一般名称化している。
ドラキュラ 吸血鬼ヴァンパイア ブラム・ストーカー小説吸血鬼ドラキュラ』に登場する吸血鬼。転じて、現在吸血鬼ヴァンパイア全般をドラキュラと呼ぶこともある。
トランポリン 跳躍練習 直方向への跳躍補助をメインとする運動器具。アメリカ体操選手であるジョージ・ニッセンにより命名され、その後彼の会社が商標を取得したが、世界的に一般名称化が進み、のちにニッセン社は操業停止。日本ではニッセン社と提携していたセノー株式会社商標を所持している。オリンピックでも「トランポリン」の名前で正式種化されている。
ナイロン リアミド系繊維 アメリカインビスタ社の製品名だが、ポリアミド系繊維の総称として一般名称化している。
ニプレスニップレス イスティース、タックトップ 乳首を隠したり保護したりするためのシート。常盤品工業株式会社商標。ペイスティースはストリッパーのフェチファッションとしてのニュアンスが強く、またタックトップ株式会社ニトムズの登録商標である。
ハイパーヨーヨー 競技ヨーヨー バンダイ商標。下部で回りする「スリープ」という機構を備えたヨーヨー1997年ハイパーヨーヨーブーム以降、この名称で定着しているが、バンダイ発売でない場合この名称は誤りである。
ハイパーヨーヨーの偽物
バルカン砲 20mmガトリング砲 空軍の要請により1946年から始まった「プロジェクトバルカン」において、ゼネラル・エレクトリック社が開発したガトリング砲。ただし通称である「バルカン」はスイスのエリコン社の登録商標日本では機関全般がバルカン砲と呼ばれることも少なくないが、誤用である。
バルサン 燻煙剤、燻蒸剤 レック株式会社が製造・販売する燻煙・燻蒸タイプの殺剤。
ハンディカム カムコーダビデオカメラレコード一体ビデオカメラ ソニー製のカムコーダ。手持ち(ハンディ)のカムコーダから、その名前がついた。
バンドエイド / カットバン / リバテープ / サビオ / キズバン 絆創膏 バンドエイド(BAND-AID)」はアメリカ合衆国企業ジョンソンエンドジョンソンJohnson & Johnson)」の商標
だが、この商品が有名であるため他の絆創膏もまとめて「バンドエイド」と呼ばれることが少なくない。
ちなみに地域差があり、絆創膏の総称が「バンドエイド」ではなく「カットバン」「リバテープ」「サビオ」である地方もある。富山県だけは「キズバン」だそうな。どれも商標
ピアニカ 鍵盤ハーモニカ 東海楽器製造株式会社ヤマハ株式会社が製造・販売する楽器小学校低学年の音楽の授業でよく用いられる。
冷えピタ / 熱さまシート 冷却ジェルシート おでこ回りなどに貼ることで体の熱を冷ます冷却シート。「冷えピタ」はライオン株式会社、「熱さまシート」は小林株式会社の登録商標
ファミコン テレビゲーム 1983年任天堂株式会社が発売した家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」(略称ファミコン)が一世をしたため、テレビゲーム全体が「ファミコン」と呼ばれたりテレビゲーム専門店が「ファミコンショップ」と呼ばれた時代があったという。現在ではさすがにほぼれた用法か。
ただしビデオゲーム総合情報誌「ファミ通」(元の名前は「ファミコン通信」)の名称など、その名残は消え去ってはいない。
プチプチ 気泡緩衝材 ポリエチレン製の包装材。川上産業株式会社の登録商標。緩衝材の気泡をつぶす遊び「プチプチつぶし」でも有名。
フラフープ フープ で回して遊ぶ輪っか。1958年アメリカ合衆国おもちゃ会社「Wham-O」が「フラ・フープ(Hula-Hoop)」の名称で発売して大ヒットし、「フラフープ」が「で回して遊ぶ輪っか」の代名詞となった。ちなみにこの遊び自体はこの商品よりもかなり前から存在している。
プラモデル プラスチックモデルキット プラスチック製の組み立て模型。当初はマルサン商店が商標を有していたが、現在日本プラスチックモデル工業協同組合が所持しており、一般に商標を開放している。
プリクラ プリントシール、写真シール セガアトラスが共同開発したプリントシール機「プリント倶楽部」の略称現在プリントシールやプリントシール機全般をプリクラと呼ぶ傾向にある。
フリスビー フライングディスク フリスビーパイカンパニーFrisbie Pie Company)」というメーカーパイを食べ終えた後に残る、同社の名前が刻印された金属皿を投げて遊んでいた人々がいた。
それに着想を得て、このパイメーカーの社名をもじった名前「フリスビーFrisbee)」の名称でアメリカ合衆国おもちゃ会社「Wham-O」が1957年に販売を開始した。ちなみにそれ以前から、同社は投げて遊ぶディスクを別の名前で販売してはいたようだ。
この「フリスビーFrisbee)」がバカ売れしたことから、「フリスビー」が「投げて遊ぶディスク」の代名詞となった。
上記の「スーパーボール」「フラフープ」と合わせて、「Wham-O」社の影の多大さがうかがえる。
プリマコード 導爆線 を伝えるためのロープ。当初はアメリカのエンシング・ビクフォード社が商標を有していたが、商標の売却により現在ダイノ・ノーベル社が所持している。一般には聞き慣れない言葉だが、爆破作業従事者間では導爆線=プリマコードとなっているらしい。
ヘロイン ジアモルヒネ 1898年バイエル社から鎮静・鎮咳として発売された際の商標が「ヘロインHeroin)」。その後、天国のような多幸感と地獄のような依存性から違法物として悪名高くなった。現在の違法に流通しているジアモルヒネは当然バイエル社の製品ではないのだが、「ヘロイン」の名称が広まりきっているためこの名称で呼ばれることが普通である。
ボウガン / ボーガン クロスボウ、洋 矢をばねので射出する武器。bow(矢)とgun()とを組み合わせた和製英語で、株式会社ボウガンの登録商標
VOCALOID / ボカロ 音声合成合成音声ソフトウェアシンガー ヤマハ株式会社が開発した音声合成技術、ならびにその応用製品の総称。ニコニコ動画カテゴリ/ジャンルの一つであり、UTAUCeVIO AI といった非ヤマハ製の音声合成ソフトウェアでも「VOCALOID」のカテゴリ/ジャンルで設定されることが多い。
ホームシアター なし? 庭内に小映画館のような設備を組むこと。またはその設備の総称。当初は富士通ゼネラル株式会社商標を有していたが、現在償開放されている。
ポケットベルポケベル 線呼出用携帯受信機、線呼出 1980年代後半から1990年代前半にかけてブームになった携帯通信端末。NTT商標を有しているが、特許庁により普通名称化したと判断されている。2019年9月東京テレメッセージページャーサービスが終了し、内の個人向け線呼出サービスはすべて終了した。
ポスト・イット 付箋、糊付き付箋 アメリカの3M社が開発した糊付き付箋紙。メモ、本のなどに用いられる。
ホッカイロ / ホカロン 使い捨てカイロ 粉の化反応時の発熱を利用した、使い捨てタイプの防寒グッズホッカイロ株式会社、ホカロン株式会社ロッテ商標を有している。
ホッチキス ステープラー 1903年に日本で最初期に輸入販売されたステープラーアメリカ合衆国の「E.H.ホッチキス(E.H.Hotchkiss)」社の製品で、ボディに大きく「HOTCHKISS NO・1(ホッチキス ナンバーワン)」と刻印されていたことに由来するという。
なお「銃火器の設計者であり、フランス軍事/自動車メーカーオチキス(Hotchkiss)」社の創業者である「ベンジャミン・B・ホッチキスBenjamin Berkeley Hotchkiss)」氏に由来する」という俗説があるが、これは彼とE.H.ホッチキス社との繋がりが明されておらず不正確な説であるとされる。
ポテチ ポテトチップス ポテトチップス略称だが、商標株式会社湖池屋が所有している。
ホバークラフト 空気浮揚艇、エアクッション 高圧の空気を地面や面に射出することで浮揚し移動する乗り物イギリスブリティッシュホバークラフト社の登録商標だが、空気浮揚艇の総称として「ホバークラフト」を使用することを許可しているため、現在は一般名称化している。
ポリバケツ プラスチックバケツ、ペール プラスチック製のバケツゴミ箱(ペール)。青色のものが有名。積化学工業株式会社の登録商標
ボンド / セメダイン / アロンアルフア / ロックタイ 接着剤 接着剤の一種。ボンドコニシ株式会社セメダインセメダイン株式会社アロンアルフア東亞合成株式会社ロックタイトはドイツのヘンケル社が商標を有している。ロックタイトは特にねじ緩み防止用接着剤の総称として用いられる。
マジック / マジックイン マーキングペンフェルトペン、マーカー、名前ペン 油性のマーキングペン株式会社内田洋行と寺西化学工業株式会社との共同開発によって誕生した。商標株式会社内田洋行が所持している。
マジックテープ / ベルク
ファスナー マジックテープ」は株式会社クラレの登録商標1960年からこの名前で製造・販売しているという。着脱自在な「魔法のテープ」という意味で名付けられている。
ベルクロ(velcro)」と呼ばれることもあるがこちらも登録商標であり、面ファスナーを発明したスイス人「ジョルジュ・デ・メストラル(George de Mestral)」が名付けて商標登録したもの。フランス語で「ベルベット」を意味する「ベロア(velours)」と「小さなフック」を意味する「クロシェ(crochet)」の合成
万歩計 歩数計 歩数をカウントする機械山佐時計計器株式会社YAMASA)の登録商標
ヤクルト 乳酸菌飲料 株式会社ヤクルト本社製の乳酸菌飲料。ちなみにヤクルトの入っている、くびれのあるプラスチック容器も立体商標として登録されている。
UFOキャッチャー クレーンゲーム クレーンやアームを操作することで品を獲得するプライズゲーム機株式会社セガの登録商標だが、ユーザーからはクレーンゲーム・プライズゲーム全般をして用いられることもある。
ニック 積載トラッククレーン、キャブバッククレーン トラックの荷台に積み卸し用のクレーンを取り付けたもの。古河ニック株式会社の登録商標
ユンボ / パワーショベル ショベルカー油圧ショベル 掘削機の一種。ユンボフランスシカム社、パワーショベル株式会社小松製作所の登録商標
ヨーヨー リターントップ / バンダロア ヨーヨー」は、Flores Yo-Yo Manufacturingおよびそれを買収したDuncan Toys Company商標だった。その後登場した類似品がYo-yoを使用したことで法的措置に出たが、普通名詞化したとして1965年効判決が確定。ダンカン倒産要因となった。カナダなど、現在商標であるではReturn Topなどと言い換えられる。
ラジコン ラジオコントロール、RC、線操縦 線により模型自動車などを遠隔操作する玩具システム増田コーポレーションが登録商標を所持している。
ラフター ラフテレーンクレーン 運転操作とクレーン操作が一つの運転席で行える自走クレーン株式会社加藤製作所の登録商標
レゴ プラスチック組み立てブロック プラスチック製の組み立て模型デンマークの会社、ならびにそのブランド名。「レゴブロック」や他社の類似製品を「レゴ」と呼ぶことが多い。
ローラブレード ローラスケートインラインスケートローラーシューズ 靴底に輪を取り付け、滑走できるようにしたもの。アメリカローラブレード社の登録商標
Wi-Fi 無線LANワイレスLAN 無線LANの規格の一つ。業界団体であるWi-Fi Alliance商標権を有しており、同団体が実施する認定試験に合格した機器だけがWi-Fi対応のロゴを表示できる。本来であれば無線LANWi-Fiであるが、現在はほぼ同じ言葉として扱われている。
ワセリン 保湿クリーム 保湿用のクリームで、化粧品・医薬品として用いられる。イギリスのユニリーバ社の商標だが、世界で一般名称化しており、日本国内でも他社から「ワセリン」の名称を含む製品が販売されている。

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  • 106ななしのよっしん

    2021/08/29(日) 21:03:36 ID: 3JKcI5EFPP

    普通名称化」って商標に使う用で、商標じゃない単なる固有名詞だったら「一般名詞と化した」と表現すべきじゃないかな

    普通名称と一般名詞が区別出来てないのは、この記事の問題点だと思う。

  • 107ななしのよっしん

    2021/09/09(木) 07:14:33 ID: I2SgTdaGJi

    このままYouTube以外の選択肢事実いとしたら
    その内、一般名詞化するかも……

  • 108ななしのよっしん

    2021/09/09(木) 12:27:28 ID: wrrOdeJfT5

    マジックインキの対抗商品のマッキーも一応普通名称化してない?

    では黒色油性サインペンは全部マッキーだった

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最終更新:2021/09/20(月) 20:00

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