エース達が幻想入りとは、幻想入りシリーズの作品の一つである。作者はSu-8492。
概要
本作は東方projectとエースコンバットシリーズの二次創作作品となる。
各話冒頭に付けられているタイトルは「ACE COMBAT TOHO THE FANTASIA WAR」[1]。
スキマを用いた空間転移装置を手に入れた事で活動を再開した国境なき世界に対抗するため、エースコンバット世界(以下「AC世界」)から召喚されたエース達、そして幻想郷の住民達の間に結成された連合軍の戦いが主に描かれる。
更に、中盤からは実在世界のエース達も参戦し、幻想郷、AC世界、実在世界という3つの世界を股にかけた大規模な異変へと発展していく。
物語そのものはシリアスではあるが、キャラ崩壊や他のSTG及び陸のAC関連のネタなど、笑える要素も存分に仕込まれている (勿論、それらのネタが肌に合わない場合もあるため視聴の際には注意されたい)。
ストーリー
環太平洋戦争終結から2年が過ぎた2012年のある日。世界各地で航空機が謎の失踪を遂げる事件が相次いでいた。この事件の調査のため、オーシア連邦やISAF加盟国など各国が共同で調査チームを編成する事を決定。 調査のために集められた者達の中には、かつての戦争の英雄達の姿もあった。
大陸戦争を終結へと導いた『リボン付きの死神』、メビウス1。
環太平洋戦争の裏で平和のために戦い続けた『ラーズグリーズの英雄』、ブレイズ。
ベルカ戦争において敵味方双方から畏れられた『円卓の鬼神』、サイファー。
彼らもまた再び空へと飛び立つが、突如スキマのような空間に飲み込まれ異世界へと転移してしまう。 そこは、自分達のいた世界とは異なる場所、『幻想郷』であった。
幻想郷。
この外界から隔絶された楽園に、今までのそれとは大きく異なる“異変”が起こっていた。 妖怪の山近郊に、謎の敵勢力『国境なき世界』の手によって巨大な人工の施設、すなわち航空基地が建設されていたためである。 時を同じくして転移してきた3人のエース達によって基地は奪取されるが、 その時には既に幻想郷全土に敵勢力が展開しており、瞬く間に幻想郷は制圧されてしまう。 幻想郷の住民達は、軍事兵器という今までに例のない脅威に対向するため、エース達との間に『幻想郷解放同盟(LILA)』を結成する。
一方その頃、AC世界とも幻想郷とも異なる“実在世界”にも『国境なき世界』の脅威が迫りつつあった。
登場人物
エース達とその関係者
伝説のエース達
- メビウス1
- 『エースコンバット04 シャッタードスカイ』(以下『AC04』)より参戦。
大陸戦争を終戦へと導いた伝説的パイロット。本作ではノースポイント出身とされている。
地上にいる時は掴みどころのない性格ではあるが、一度空に上がると相手を一片の慈悲すら見せず地獄へと葬る『リボン付きの死神』と化す。
各地で発生した航空機失踪事件の調査の為に招集されるが、突如出現した異空間(スキマ)に飲み込まれ、幻想郷へと辿り着く。 その後、幻想郷に侵攻してきたWNBに対抗するため、他のエース達や幻想郷の住人達と共に新たな戦いへと赴く事となる。
主な乗機はF-22であるが、当機が非常にデリケートな機体であるため、あまり乗せてもらえない事も多い。
- ブレイズ
- 『エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー』(以下『AC5』)より参戦。
かつてはウォードッグ隊、そしてラーズグリーズ隊の隊長として環太平洋戦争を終結させたパイロット。コールサインは「ラーズグリーズ1」。
戦時中に死亡認定されたため部隊解散後は偽名を用いてオーシア海軍のアグレッサーを務めていたが、航空機失踪事件の発生を受けラーズグリーズの再結成が決定。 彼も同様に招集されるが、スキマに飲まれて幻想郷へと辿り着く。
性格は真面目。無駄な殺戮をせず攻撃目標のみを迅速に撃破する戦闘スタイルを持つ。 幻想郷の基地内で行われるブリーフィング時は彼が画面を操作するオペレーターを担当する事が多い。
主な乗機はF-14D。
- サイファー
- 『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』(以下『ACZERO』)より参戦。
1995年のベルカ戦争時にウスティオ空軍に雇われ、幾多の戦場を駆け抜けていった歴戦の傭兵。コールサインは「ガルム1」。
戦争が終わってから現在に至るまでの行動は一切不明であったが、 ウスティオ共和国近郊でも航空機の失踪が確認されたため、政府が極秘で作戦への参加を依頼。 その後『円卓』にて確認された所属不明機を追跡した際に幻想郷へ迷い込む。
既にベルカ戦争での活躍から17年の月日が過ぎているが、まだまだ身体の衰えは感じられない。
性格は冷静沈着であり、戦況に合わせて臨機応変に戦法を変える柔軟な戦闘スタイルを取る。
主な乗機はF-15C。
- アンタレス1
- 『エースコンバットX2 ジョイントアサルト』(以下『ACX2』)より参戦。
2016年に発生したGA戦争において活躍したPMCのコントラクター。 以前は米軍の第108タスクフォースに所属しており、NRF事件後に退役、MS社に転職した。
2020年の合同軍事演習中に突如開いたスキマにビショップ達共々飲み込まれ、幻想郷に転移する。
ちなみに日本語を習得しており、幻想郷の住人達との意思疎通も問題なく行える。
主な乗機はSu-37。
#02から#22Aまでは彼が後書きのパーソナリティ(進行係)を務めていた。
- ウィリアム・ビショップ
- 『エースコンバット アサルト・ホライゾン』(以下『ACAH』)より参戦。
2015年に発生したNRF事件の鎮圧に尽力したアメリカ空軍のエースパイロット。コールサインは「ウォーウルフ1」。
本作ではその時の功績が認められ名誉勲章(メダル・オブ・オナー)を授与され、大佐に昇進している。
大佐以上に昇進したら普通は前線で戦う事はないんじゃないのか、という事は気にしてはいけない。
ウォーウルフ隊の面々を引き連れ合同軍事演習に参加するが、スキマに飲まれてガッツやアンタレス1達と幻想郷に転移してしまう。 なお、日本語はカタコトながらも一応話せる模様。
主な乗機はF-22。
- ホセ・“ガッツ”・グティエレス
- 同じく『ACAH』より参戦。
現時点では転移したエース達の中で唯一(ビショップの)僚機として転移した人物。コールサインは「ウォーウルフ2」。
日頃はおちゃらけた性格をしているが、F-15の訓練教官を務めるなどパイロットとしては一流そのもの。
日本語は全く話せないため、幻想郷の住人達と意思疎通するためには通訳が必要となる。
主な乗機はF-22。
- アサノ ワタル
- 『エースコンバット イカロス・イン・ザ・スカイ』(以下『IITS』)より参戦。
なお、作品を代表するキャラクターとしては唯一“主人公”ではない(『IITS』本来の主人公はナガセ)。
航空自衛隊のASF-X試験飛行隊に所属するパイロット。合同演習時のコールサインは「ヤタガラス3」。
2017年の羽田沖事件の際には所属不明の戦闘機をナガセと共同で撃退する戦果を挙げた。
ビショップ達と同じく、合同演習中に転移に巻き込まれてしまう。
主な乗機はASF-X。
その他のキャラクター(AC世界・実在世界)
エース達の協力者
幻想郷の住人達
- 博麗霊夢
- 『東方project』より参戦。
博麗神社の巫女であり、妖怪退治と異変の解決を生業とする。LILA所属時のコールサインは「シューター1」。え?ディーレイ?誰それ?
ある日、妖怪の山に外の世界の兵器(航空機)があるという情報を魔理沙から聞いた彼女は調査のために航空基地へと向かい、そこでエース達と出会う。 彼らの話からこの異常事態を異変であると判断し、異変解決のために戦闘機のパイロットとなる事を決断した。
未経験でありながらその操縦センスは特筆すべきものがあり、初出撃でありながら敵機を撃墜する戦果を挙げた程。
得意とする戦法は低速域でのドッグファイトであるが、経験が浅いためか時折ストールを起こしてしまう事も。
乗機はF-4X → F-16A。
- 霧雨魔理沙
- 『東方project』より参戦。
魔法の森に住む魔法使い。LILA所属時のコールサインは「シューター2」。
妖怪の山に航空機が存在するという情報を霊夢に伝え、航空基地の調査に同行。彼女と同様に戦闘機パイロットとなった。
意外と繊細な心の持ち主で、撃墜した敵機から投げ出される人間を見てショックを受けるなど、メンタル面に不安を抱えている。
戦闘機のスピードを活かした一撃離脱戦法を得意とするが、加速のあまりオーバーシュートを引き起こしてしまう事も。
乗機はF-4X → MiG-25。
- ルーミア
- 『東方紅魔郷』より参戦。宵闇の妖怪。LILA所属時のコールサインは「アルバトロス1」。
特に目的意識も持たずに一日を過ごしていたところ、突如輸送機の墜落に巻き込まれ残骸の下敷きになっていたところを霊夢と魔理沙に助けられる。
その後、妖怪の山をうろついていたブレイズに仲間達と共に襲いかかったが逆に返り討ちに遭う。
現在はなし崩し的に戦闘機パイロットになっている。
乗機はF-5E → F-16E。
- ミスティア・ローレライ
- 『東方永夜抄』より参戦。夜雀の妖怪。LILA所属時のコールサインは「アルバトロス2」。
ルーミア達とブレイズを襲撃した後、その場のノリでパイロットになる事を選んだ。
乗機はF-5E → MiG-29。
- チルノ
- 『東方紅魔郷』より参戦。氷の妖精。LILA所属時のコールサインは「アルバトロス3」。
大妖精とは常にコンビを組んで行動している。
今回の異変の際にも特に何も考えずに戦闘機のパイロットになった。
乗機はF-5F → Su-24MP。
- 大妖精
- 『東方紅魔郷』より参戦。コールサインはチルノ同様「アルバトロス3」。
作戦中は主にコ・パイロット、Su-24MPに乗り換えてからは電子妨害仕官(ECMO)を担当する。。
乗機はF-5F → Su-24MP。
- リグル・ナイトバグ
- 『東方永夜抄』より参戦。蛍の妖怪。LILA所属時のコールサインは「アルバトロス4」。
ルーミアやミスティア達同様、暇つぶし目的でパイロットになった。
乗機はF-5E → F/A-18C。
- 射命丸文
- 『東方文花帖』より参戦。鴉天狗のブン屋(新聞記者)。
最初にエース達と邂逅した際には妖怪の山に侵入してきた敵と勘違いするも、誤解だと判明。 その後、エース達と妖怪の山との相互支援協定を結んだ事で協力関係となった。
現在はブン屋としての情報収集能力の高さを買われ、諜報任務に就いている。
- 犬走椛
- 『東方風神録』より参戦。妖怪の山の白狼天狗。
航空戦力が中心で地上戦力には乏しいLILAにとっては貴重な人材。
千里先まで見通す能力を持っているため、偵察兵や狙撃兵としても優秀。
- 白狼天狗A/B
- 椛率いる陸戦部隊に所属する2人の白狼天狗。
2人とも変わった性格をしているとして有名であり、白狼天狗Aは常日頃から「とにかく拷問だ、拷問にかけろ!」と息巻いている。
- 河城にとり
- 『東方風神録』より参戦。妖怪の山に住む河童のエンジニア。
彼女曰く「河童と人間は盟友」との事だが、同時に人見知りな性格であり、エース達と初めて会った時には思わず光学迷彩を起動した事も。
幻想郷には不釣り合いな程の高い技術力を持つことから、主に戦闘機の整備を担当している。また彼女謹製の新装備を作り出す事もある。
その分機械に対するこだわりも強く、メビウス1がF-22を損傷させて帰ってきた時は非常に激怒していた。
- レミリア・スカーレット
- 『東方紅魔郷』より参戦。紅魔館の主たる吸血鬼。
“スカーレット・デビル(紅い悪魔)”の異名を持つが、その由来は本人が小食であるため血液を吸いきれず、衣服を真っ赤に汚してしまう事かららしい。
しかしながら吸血鬼としての力は本物であり、戦闘ヘリ程度なら軽く捻り潰す事も可能。 外見同様性格も子供そのものであるため、その強すぎる力がいつ暴発するかも分からない危険性も抱えている。
その後、紅魔館にWNBが侵攻してきた際に窮地を救った戦闘機に興味を持ち、エース達を自らの隷下に加えようとするが交渉は決裂。弾幕ごっこで決着を付けるためにサイファーに戦いを挑んだ。
結果は相討ちに終わったものの、最終的にはエース達と同盟を結ぶ事を決めた。
LILA発足後は紅魔館部隊の指揮官を務めている。
- 十六夜咲夜
- 『東方紅魔郷』より参戦。紅魔館のメイド長。
レミリアの側近としての一面も持ち、LILA発足後も指揮官となったレミリアのサポートを行う。
- 紅美鈴
- 『東方紅魔郷』より参戦。紅魔館の門番。
人間のような風貌ではあるがれっきとした妖怪。その為戦闘能力も並の人間を大きく上回る。
・・・が、いつも昼寝ばかりしているため、傍目にはそのような実力を持っているとは思われないのが実情。
- パチュリー・ノーレッジ
- 『東方紅魔郷』より参戦。大図書館の魔法使い。レミリアの友人でもある。
喘息持ちで外に出歩く事もなくか弱い体つきをしているが、魔法使いとしての実力は非常に高い。
- 小悪魔
- 『東方紅魔郷』より参戦。パチュリーの使い魔。
WNBが紅魔館に侵攻した時にはベルツと共に敵部隊の迎撃を行った。
現在も引き続きベルツの補佐に努めている。
- フランドール・スカーレット
- 『東方紅魔郷』より参戦。レミリアの妹。
曰く「気がふれている」との事だが、幻想郷の住人達やエース達とも普通に会話できている事から知識や知性は高いと思われる。
“ありとあらゆる物を破壊する程度の能力”という反則級の力を持っており、作中でも飛来した戦闘機をいとも容易く撃墜している。
当初は紅魔館から逃げ出して辺りを彷徨っていたが、レミリア達からの依頼で捜索に来ていたサイファー達に“遊び”と称して襲いかかった。
そして、援護に現れたメビウス1とドッグファイトを繰り広げるも、F-22からの怒涛の攻撃によって被弾。そのまま紅魔館に連れ戻される。
その後エース達とレミリアの交渉が決裂した際には紅魔館を脱出するエース達を支援、彼らに合流する運びとなった。
- 鈴仙・優曇華院・イナバ
- 『東方永夜抄』より参戦。月出身の妖怪兎。
当初は永遠亭にてルーデルの療養を手伝っていたが、その際に屋敷がWNBの襲撃に遭う。
その後、輝夜と永琳がWNBに囚われた事を知ると、ルーデル達と共に抵抗勢力と合流する事となる。
- 八意永琳
- 『東方永夜抄』より参戦。永遠亭に住む元月の民。
豊富な医学知識を持ち、それを活かして療養中のルーデルの喪った足を治療しようとしていたが、 その矢先に彼女の知識を狙ったWNBの襲撃が始まり、結果的に捕縛されてしまう。
- 蓬莱山輝夜
- 『東方永夜抄』より参戦。いわゆるかぐや姫。
永琳をWNBに無理矢理協力させるための人質として狙われ、彼女を守ろうと永遠亭も必死に抵抗していたが、 こいしの闖入によってあっけなく瓦解、永琳と共に捕らえられてしまう。
- 上白沢慧音
- 『東方永夜抄』より参戦。人里にある寺子屋の教師。
・・・であったが、人里がWNBによって占領されてしまったため、現在は人里解放の為のパルチザンとして動いている。
- 東風谷早苗
- 『東方風神録』より参戦。守矢神社の風祝。
妖怪の山を除く大半がWNBによって占領されてしまった現況を憂いた神奈子達の命によって派遣され、LILAに参加する。
- 魂魄妖夢
- 『東方妖々夢』より参戦。白玉楼の庭師。
行方不明となっている紫の捜索の手がかりを掴む為に幽々子に派遣され、LILAに参加する。
- 星熊勇儀
- 『東方地霊殿』より参戦。語られる怪力乱神。
地底全域がWNBに占領された事を受け、地底奪還のための協力者としてLILAに与する事となる。
- 八雲紫
- 『東方妖々夢』より参戦。神出鬼没のスキマ妖怪。
“境界を操る程度の能力”というチート同然の力を持ち、“神を除けば、最も神に等しい存在”と言われる程。
WNBが運用している空間転移装置は彼女が使う“スキマ”と非常に酷似した代物であり、彼女の関与が大いに疑われるが、 幻想郷を我が子のように愛する彼女が幻想郷を穢す者達に与するとは到底考え難く、謎は更に深まっている。
このような異常事態にも関わらず現在は行方不明となっており、彼女の捜索も異変解決、ひいては元の世界に戻るための鍵となるであろうとエース達は考えている。
その他のキャラクター(幻想郷)
- 曹長
- 妖怪の山航空基地の整備班長。
元々はWNBの所属だったのだが、エース達の襲撃によって基地が放棄された際に取り残され、彼らに投降。そのまま残った基地を提供した。
かつてはベルカ空軍で整備士をしており、多くの機体を整備してきた経験を持つことから非常に高い整備技術を持つ。
どういう理由かは不明だが兵器設計分野にも明るく、にとりと共に新兵器の設計を行う事もある。
- レオナード・ベルツ
- 『AC04』より参戦。大陸戦争時に行われた“バンカーショット作戦”に参加していた陸軍兵士。
作戦終了間際にエルジア軍兵士に狙撃され戦死するも、その際に何故か幻想郷へと転移していた。
そして見知らぬ土地を宛もなく彷徨っていた所を紅魔館に保護され今に至る。
WNBの侵攻時は自らの経験を活かし妖精メイド達を指揮し、紅魔館の防衛に尽力した。
現在は紅魔館のみならず、LILAが持つ陸上戦力の指揮も担当している。
- ハンス・ウルリッヒ・ルーデル
- 実在の人物。第二次世界大戦中に数多くの敵戦車を撃破した“戦車撃破王”。
1982年に逝去した後にガーデルマンと共に何故か幻想郷に流れ着いており、今回の異変発生時には永遠亭にて療養中だった。
その時、突如永遠亭にWNBが襲撃。気づいた時には鈴仙とガーデルマンの3人で竹林に取り残された形となった。その後は慧音率いるパルチザンに遭遇する。
現在は自らも再び空に上がるためにLILAに合流、航空部隊に参加している。
- エルンスト・ガーデルマン
- 実在の人物。第二次大戦中はルーデルが乗るJu-87の後方機銃手を務めていた。
彼もまた1973年に亡くなった後にルーデルと同じく幻想郷に流れ着いていた。
幻想郷においても引き続きルーデルの相棒になっている。
国境なき世界
- アシュレイ・ベルニッツ
- 『AC5』より参戦。元『灰色の男たち』の一人。コールサインは「グラーバク・リーダー」。
2010年の環太平洋戦争末期にラーズグリーズ隊に戦いを挑み戦死したはずであったが何故か生存。 その後ランドフォード監獄を襲撃しジョシュアを救出、WNBを再興する。
近代兵器の存在しない幻想郷には不釣り合いな程の戦力を用いて武力制圧を行う一方、 幻想郷制圧には不必要なはずの新兵器開発を進めさせるなど、目的不明の行動が見られる。
主な乗機はF-15S/MTD。
- ミヒャエル・ハイメロート
- 『AC5』より参戦。元『灰色の男たち』の一人。コールサインは「オヴニル・リーダー」。
アシュレイと同様、ラーズグリーズ隊との戦闘で戦死したはずだったがこちらも生存する。 WNBの再興後も、彼と共に行動する場面が多く見られる。
主な乗機はSu-35(2代目)。
- アレン・C・ハミルトン
- 『AC5』より参戦。元『灰色の男たち』の一人。
かつてはブレイズ達同様オーシア軍人であり、サンド島航空基地の副司令を務めていたが、 アシュレイ達に感化されて彼らの仲間となりブレイズ達を危機に陥れる。
スーデントールの戦いにおいて死亡したはずだったが、アシュレイ達同様彼もまた生存していた。
現在は再興されたWNBの一員となっており、ブレイズに激しい憎悪を抱いている。
主な乗機はMiG-1.44。
- ジョシュア・ブリストー
- 『ACZERO』より参戦。元オーシア空軍のパイロットであり、1995年に蜂起した『国境なき世界』の首謀者の一人でもあった。コールサインは「ウィザード1」。
アシュレイ達にランドフォード監獄から救い出された後は再び「世界を変える」事を目的にWNBの指導者となる。
17年前とは異なり世界は平和への道を歩き出しているのだが、彼にはその事が分かっていないようだ。
主な乗機はYF-23。
- ジャン・ルイ・フローベル
- 『AC04』より参戦。元エルジア空軍のパイロット。
かつては航空予備士官学校の練習生であり、大陸戦争でエルジアが降伏した後も抵抗を続ける残党兵としてメガリスに展開していたが、メビウス中隊と交戦し撃墜された。
現在は何故かWNBに所属している。
主な乗機はSu-27。
- ジーン
- 『AC04』より参戦。元エルジア空軍のパイロット。
ジャン・ルイ同様メガリスに展開していたがメビウス中隊と交戦し撃墜された。
同じく現在はWNBに所属している。
主な乗機はSu-27。
- エスター
- 『AC04』より参戦。元エルジア空軍のパイロット。
ジャン・ルイ、ジーン共々メビウス中隊と交戦し撃墜された。
彼もまたWNBに所属している。
主な乗機はSu-27。
- 霊烏路空
- 『東方地霊殿』より参戦。地底の地獄鴉。WNB所属時のコールサインは「サブタレイニアン2」。
さとりのペットの一人であり、お燐と共に灼熱地獄後の管理を任されていたのだが、何故か地霊殿の住人共々WNBのパイロットになっていた。
妖怪であるために人間では到底行えぬ戦闘機動を易々と行い、ISAFとの交戦時にはわずか3分足らずで戦闘機部隊を全滅させた。
また彼女は“核融合を操る程度の能力”を持っているため、その力がWNBに軍事転用される可能性が危惧されている。
主な乗機はSu-47。
- 古明地さとり
- 『東方地霊殿』より参戦。旧地獄跡に位置する『地霊殿』の主。WNB所属時のコールサインは「サブタレイニアン・リード」。
“人の心を読む程度の能力”を持っているためにその能力の軍事的価値は高いものの、その事とWNBに参加している事との関連性は不明。
主な乗機はEA-18G。後席にてECMOを担当する。
- 古明地こいし
- 『東方地霊殿』より参戦。さとりの妹。戦闘機の搭乗時は姉妹でバディを組むため、姉と同じくコールサインは「サブタレイニアン・リード」。
“無意識を操る程度の能力”を持っており、その気になれば他人に一切関知されずに行動できる。WNBの永遠亭襲撃作戦が成功したのも彼女の能力による。
主な乗機はEA-18G。
- 火焔猫燐
- 『東方地霊殿』より参戦。“火車”と呼ばれる妖怪。WNB所属時のコールサインは「サブタレイニアン3」。
ちなみに本人は本名で呼ばれる事を好ましく思っておらず、他人には自らの事を「お燐」と呼ばせている。
お空達同様、WNBに参加している理由は不明。
主な乗機はX-35B。
- Z.O.E Mk.2
- 15年前(1997年)のユージア大陸紛争末期に実戦投入された「Z.O.E Mk.1」を元にWNBが開発した独立型戦闘支援ユニット。
しかし、ロールアウト直後であるためか実戦データの蓄積量が足りないようで、データ収集のために幻想郷に投入された。
現時点ではそれぞれ特性が異なるプログラミングが施されたAIが3タイプ存在している模様。
ADF-01系列機を除いた主な搭載機体はF/A-18 → MiG-1.44 → Su-37。
- モルモット
- 新型戦闘機であるADF/A-01のパイロット。
誤って異世界(実在世界)に転移してしまったオルゴイを救出するために出撃するが、 突如搭載されたAIが暴走、機体コントロールを乗っ取られた結果死亡する。
用語集
3つの世界の国家、組織など
本作では主に「AC世界」(04、5、ZERO、X、6、3D)、「幻想郷」、「実在世界」(X2、AH、IITS[5])という3つの世界が存在しており、スキマを通じて相互に干渉し合っている。
また本作ではAC世界と実在世界の時代設定に大きなズレがあり、AC世界側は2012年、実在世界側は2020年の設定になっている。
これは、AC世界側は2012年以降にしてしまうと、最も古い時代のキャラクターであるサイファーが歳を取り過ぎてしまうし、 実在世界側はAHが2015年、IITSが2017年の設定であるため、それ以前の時間軸には出来ない、というやむを得ない事情がある。
なお、AC世界と実在世界は異世界というよりもむしろ“パラレルワールド”に近い関係であり、それぞれに同じ言語、同名の企業等が存在している。
AC世界
- オーシア連邦 (Osean Federation)
- ブレイズが所属する国家であり、AC世界でも指折りの超大国。
航空機失踪事件の主犯が『国境なき世界』(WNB)であると分かると、組織を掃討する為世界の各国と『対WNB連合軍』を結成する。
アメリカと対になる国家であるため、言語は英語のそれと同様となっている。
また、某ダンボールを被る潜入工作員ばりの実力をもった諜報機関を抱えており、WNBの実態調査に一役買っている。
- ISAF (Independent States Allied Forces)
- 大陸戦争時にユージア大陸で旗揚げされた連合軍。戦争終結後もエルジア軍の残党狩りに尽力している。メビウス1の所属する組織。
本作ではオーシア等と共に対WNB連合軍の一翼を担っている。
- ノースポイント (North Point)
- ユージア大陸から海を挟んで東に位置する島国。メビウス1の出身地。
かつてはユージア有数の軍事国家であり、当時の仮想敵国だったユークに対抗して巨大要塞を築くなど軍拡に邁進していた。
本作では日本と対になる国家になっている。
- ウスティオ共和国 (Republic of Ustio)
- 北オーシア大陸北東部に位置する小国。ベルカ戦争時にはサイファーがウスティオ空軍に所属して戦った。
その時の関係を元に本作でもサイファーがウスティオ軍に呼び出されている。
- ユークトバニア連邦共和国 (Union of Yuktobania Republics)
- ベルーサ大陸に位置する大国。2010年の環太平洋戦争時にはオーシアと血で血を洗う激戦を繰り広げた。
終戦後は以前の友好を取り戻したようで、対WNB連合軍にも部隊や艦船を派遣している。
- ベルカ公国 (Principality of Belka)
- 北オーシア大陸北東部に位置する国家。かつてベルカ戦争とベルカ事変の2つの戦争を起こした。
1995年に国境なき世界がクーデターを起こした際に多くの兵器や人材がもたらされており、本作での活動再開後も組織内にベルカ人の参加やベルカ製兵器の存在が確認されている。
また、エース達の拠点となる航空基地は、かつてベルカ戦争時に前線基地として建設されたものを転用している。
- エメリア共和国 (Republic of Emmeria)
- タリズマンが所属するアネア大陸の国家。隣国であるエストバキアにWNBの拠点の存在が確認されると、首都グレースメリアに対WNB連合軍が駐留する。
また、エメリア軍からも対WNB連合軍に部隊が派遣されている。
- エストバキア連邦 (Federal Republic of Estovakia)
- アネア大陸東部の国家。小惑星ユリシーズ落下の影響による内戦が起こっており、その隙を狙ってWNBが拠点を構築していた。
- レサス民主共和国 (Democratic Republic of Leasath)
- 南オーシア大陸に位置する国家。エストバキア同様に内戦中であり、ここにもWNBの拠点が築かれている。
- 国境なき世界 (A World with No Boundaries)
- 1995年のベルカ戦争終結後に突如蜂起したクーデター軍。略称は『WNB』。その時は連合軍の攻撃によって壊滅したが、
『自由エルジア』、『灰色の男たち』の残党と合流し2012年に活動を再開、幻想郷に侵攻した。
幻想郷
- 幻想郷解放同盟 (Land of Illusion Liberation Alliance)
- 幻想郷に迷い込んだエース達と幻想郷の住人達によって結成された連合軍。略称は『LILA』。“Land of Illusion”とは『幻想郷』を直訳した言葉。
使用している兵器や装備はエース達が持ち込んだ兵器、幻想入りした古い兵器、WNBから鹵獲した兵器などで構成されている。
- 妖怪の山
- 幻想郷に聳える妖怪達の山。至る所に幻想入りしてきた兵器が打ち棄てられており、そこから使える兵器やパーツを再利用している。また、エース達の拠点である航空基地はここに位置する。
- 紅魔館
- 霧の湖のたもとにある吸血鬼の館。幻想郷に侵攻してきたWNBの攻撃を受けるものの、エース達の活躍によって占領は免れた。
その後フランドール・スカーレットの処遇を巡り一時敵対状態になるが、交渉(物理)の末にLILAの結成という形で双方が合意する。
- 前線基地
- WNBが設営していた前線基地。紅魔館攻撃作戦時の司令部となっていたが、作戦の失敗によって放棄されLILAに接収される。
- 地底
- その名の通り幻想郷の地下に広がる空間。その為厳密には幻想郷とは異なる。
既にWNBの勢力下に入っており、大きな航空基地も建設されている。
- 人間の里
- 幻想郷に唯一存在する人間達の村。
現在はWNBに占領されており、強固な要塞化が図られている。
- 永遠亭
- 迷いの竹林の中にある屋敷。幻想郷における病院のような存在であり、ルーデルもここで療養をしていたが、WNBの襲撃を受ける。
- パルチザン
- WNBに占領された人里の住人達による抵抗運動が組織化されたもの。
現在は幻想郷最大の抵抗勢力であるLILAへの合流を目指している。
実在世界
- 日本 (Japan)
- アサノが所属する東アジアの国家。幻想郷はこの国の何処かに存在するとされる。
2002年の領空侵犯事件を皮切りに、2016年のヴァラヒア侵攻、2017年の羽田沖事件、2018年の首都防空戦と、
“有事”が立て続けに発生したため、軍事的な緊張は未だ解けていないのが実情である。
他国の脅威に対向するため、新型支援戦闘機「ASF-X 震電II」及び新型無人戦闘機「Q-X」を開発している。
2020年に英米、PMCを加えた合同軍事演習を行うが、その矢先に異世界より現れた所属不明の戦闘機による攻撃を受け、今回の“異変”に巻き込まれる事となる。
- アメリカ合衆国 (United States of America)
- ビショップ達が所属する世界最大の超大国。
「世界の警察」を自負する強大な軍事力を持つが、2015年のNRF侵攻、
2016年のGA軍侵攻と2度に渡って自国が攻撃される事態に陥ったため、その栄光に陰りが見え始めている。
日本同様、今回の異変に巻き込まれた国の一つ。
- グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国 (United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)
- 通称イギリス。ヨーロッパの西方に位置する変態国家。「震電II」を日本と共同開発した。
日米同様に合同演習に参加していたため、異変に巻き込まれる。
- マーティネズ・セキュリティー社 (Martinez Security)
- アンタレス1が所属する民間軍事会社(いわゆるPMC。正式にはPMSCsと呼称する)。
2016年に発生したヴァラヒア侵攻、及びGA戦争において多大な功績を残した事から、2020年時点においてPMC業界では世界最大のシェアを誇る。
上記3国と同じく合同演習中に襲撃を受け、今回の異変に関わる事となった。
- “共和国” (“The Republic”)
- ユーラシア大陸に位置する国家。日本とはQ-Xを巡り交戦状態に陥った事もある。
日米英PMC合同で行われた軍事演習を偵察するためステルス機を繰り出すが、謎の戦闘機と交戦した事により偵察部隊はほぼ壊滅。
その直後に戦闘空域を離脱してきたオルゴイ、及び謎の戦闘機と会敵し、大量の戦闘機で包囲し強制着陸させる事で鹵獲に成功する。
J-11、J-20といった戦闘機を主に運用している。
どう見ても『“人民”共和国』です、本当にありがとうございました。
登場兵器
いずれも作品への登場順。
戦闘機・攻撃機
回転翼機
- AH-1 コブラ
- アメリカ製の攻撃ヘリコプター。純粋な攻撃ヘリとしては世界で初めて開発された。
本作ではWNBの妖怪の山攻撃部隊として森の中に潜伏しており、航空基地の襲撃と時を同じくして山を奇襲した。
その後、近代兵器で武装した天狗達相手に善戦するものの、最終的には全滅する。
後にLILAの戦力としても運用されている。
- UH-1 イロコイ
- アメリカ製の汎用ヘリコプター。その汎用性の高さから世界各国で採用、運用された。
本作ではWNBの機体がAH-1同様に森の中に潜伏しており、妖怪の山の奇襲を開始する。
が、こちらも作戦の成功は叶わずに全滅の憂き目に遭った。 また、LILAの所属機としても数機が運用されている。
- AH-56 シャイアン
- アメリカ製の攻撃ヘリコプター。一度は制式採用されたが開発の遅れによって採用機体がAH-1に変更され配備されることは無かった。
紅魔館を空から攻撃するために飛来するが、天狗達の奇策によって鹵獲される。
- ステルスホーク
- アメリカ製のヘリコプターMH-60にステルス化改修を施した特殊作戦用の機体。
史実ではビンラディン殺害作戦時に使用され、作戦中に故障し爆破処理された後の残骸が発見された事からその存在が明るみになった。
しかし、当のアメリカ軍はこの機体の存在を未だ認めていないため詳細な情報は不明。
本作では撃墜され脱出したジャン・ルイ達をピックアップするための機体としてWNBの所属機が登場した。
- RAH-66 コマンチ
- アメリカ製の試作ヘリコプター。全天候型ステルス偵察ヘリコプターとして開発されたが、採用される事無く最終的に開発は中止されている。
本作ではジャン・ルイ達をピックアップするステルスホークの随伴機として登場するが、近くを彷徨っていたフランドールの怒りを買い撃墜される。
その後も数機がWNBの所属機として運用されている模様。
その他大型機など
- E-767
- アメリカ製の早期警戒管制機。史実では現状日本のみが運用しているAWACSとなっている。
本作では世界各国のAWACS機体として登場する。
- C-130 ハーキュリーズ
- アメリカ製の戦術輸送機。輸送機でありながらSTOL能力を持ち、輸送能力、運行性能、汎用性が極めて高い事から「世界最高の輸送機」と言われる。
本作冒頭にてB7Rに侵入する輸送機として登場。空中にスキマを開き幻想郷に突入するも、続けて突入してきたサイファーに追い詰められた結果自爆、墜落する。
その後もWNBの空挺降下作戦に使用されたが、こちらも空挺部隊を降下させる前に撃破されている。
- B-52 ストラトフォートレス
- アメリカ製の戦略爆撃機。かつては敵地に核攻撃を行うための機体であったが、現在は自由落下爆弾を大量に搭載しての絨毯爆撃を主目的とする。
本作では何故かバンカーバスターを搭載していたが、投下したバンカーバスターは霊夢によって空中で撃ち落されてしまったため、最早成す術もなく撃墜された。
- LR-1
- 日本製の連絡偵察機。元々は多用途航空機MU-2であったものを改修した機体。
かつて陸上自衛隊が運用していた機体が幻想入りし、例によって妖怪の山に放置されていたが、回収して運用している。
- C-2 グレイハウンド
- アメリカ製の艦上輸送機。元々はE-2早期警戒機であったものを改修した機体。
LR-1と同じく妖怪の山より発見され、輸送機として運用している。
- E-2C ホークアイ
- アメリカ製の早期警戒機。背部に強力なレーダードームを有し対空警戒・監視を行う機体。
オーシア海軍のAEW「スノークラウド」として登場するが、WNBの攻撃に遭い撃墜される。
LILAもC-2にレーダードームを搭載した改修機として運用している。
- US-1
- 日本製の飛行艇。戦後日本が開発した中では初の飛行艇であるPS-1を改修した機体。
近郊に航空機が着陸できる場所が無い紅魔館へと向かう際の移動手段として用いられた。
地上兵器
海上兵器
- ニミッツ級航空母艦
- アメリカ製の原子力空母。現時点において“兵器”としては最大級の大きさを誇る。
AC世界ではアンダーセンが艦長を務めるオーシア・ユーク連合艦隊旗艦“ケストレル”として登場する。
先代“ケストレル”は環太平洋戦争末期に撃沈されたが、今までの功績を讃え新たに進水した空母に艦名を継承した。
- アドミラル・ゴルシコフ級ミサイルフリゲート[6]
- ロシア製の最新鋭フリゲート。艦橋上部に4対のフェーズド・アレイ・レーダーを備えているため、“ロシア版イージス艦”とも形容される。
AC世界ではオーシアとの連合艦隊に参加するユーク艦「グムラク」「チゥーダ」として登場する。
環太平洋戦争時の同名艦はソヴレメンヌイ級ミサイル駆逐艦だったため、ケストレル同様艦名を継承した新型艦と思われる。
- タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦
- アメリカ製のイージス巡洋艦。イージスシステムを搭載した艦船としては世界初となる。
AC世界では連合艦隊の一翼を担うオーシア海軍のイージス艦「エクスキャリバー」として登場する。
- キーロフ級ミサイル巡洋艦
- 旧ソ連製の原子力巡洋艦。艦の大きさは旧来の戦艦に迫るサイズであるが、その反面世界で初めてステルス性を意識した設計が施されており、相手のレーダーには小型艦にしか映らなかったという逸話を持つ。
AC世界では連合艦隊の艦船として登場する。
- サプライ級高速戦闘支援艦
- アメリカ製の補給艦。現代の空母打撃群に必要な物資を一通り搭載できる。
AC世界では連合艦隊の艦船として登場する。
- ひゅうが改
- 日本製のヘリコプター護衛艦「ひゅうが」を固定翼航空機が運用可能なように改装されたもの。
主な設計変更点として、後部エレベータを撤去し代わりに舷側エレベータを設置、飛行甲板を可能な限り延長し耐熱処理を施している、などが挙げられる。
実在世界では海上自衛隊初の艦上戦闘機となるASF-X震電IIの運用ノウハウを蓄積するため、 本格的なSTOVL空母である「のと型護衛艦」が就役するまでの間ASF-X部隊の母艦となっている。
- クイーン・エリザベス級航空母艦
- イギリス製の航空母艦。主にF-35BやF-3Cを運用するSTOVL空母。
実在世界では1番艦の「クイーン・エリザベス」が登場。ひゅうが改同様イギリス海軍F-3C部隊の母艦となっている。
- ジェラルド・R・フォード級航空母艦
- アメリカ製の原子力空母。ニミッツ級の後継艦となる。
実在世界では1番艦の「ジェラルド・R・フォード」が登場。ひゅうが改やクイーン・エリザベスと共に合同演習に参加する。
架空兵器
- ADF-01 ファルケン
- ノースオーシア・グランダーI.G.が開発した大型戦闘機。本機独自の特殊兵装として、高出力レーザーを発射する『TLS』を装備する。
本作では更にTLSやアビオニクスに改良を加えた『ADF/A-01』のような派生型が登場している。
- XB-0 フレスベルク
- ベルカ戦争時に開発されていた重巡航管制機。 戦時中に開発されていたものは未完成のまま実戦投入されたが、本作では『XB-0改』として更なる改良が加えられ、
当初の計画であった長距離侵攻用空中空母仕様として完成している。
また、この機体を元にエストバキアが「空中空母」(後のアイガイオン)の開発に着手している。
- アグリガット
- #12において初めて登場した本作オリジナルの単語。会話内容からして新兵器であるようだが、現時点では一切の詳細が不明である。
ちなみに“アグリガット(Aggregat)”とはベルカの言葉で「集計・総計・骨材」などといった意味を持つ。
- オルゴイ
- GA計画の一環として開発されていた航空要塞。本作では「空中巡洋艦」とも呼ばれる。
WNBの所属機としてオーシア・ユーク連合艦隊を急襲し連合軍を危機に陥らせるが、突如現れたXFA-27の攻撃によって損傷、スキマの中に退避する。
しかし、出現座標にバグが発生していたためか突如実在世界に出現。そこに現れた“共和国”の軍勢に包囲されADF/A-01ごと鹵獲されたが、直後に送り込まれた奪還部隊による“交渉”の結果、再びWNBの手に戻る。
- CFA-44 ノスフェラトゥ
- 双方の世界にそれぞれ別の機体として存在するステルス艦上戦闘機。
AC世界側では『CFAX』として開発中であり、未だ実戦配備はされていないが、
実在世界側では1980年代よりその存在が確認されており、「ファンダンス」のNATOコードネームが与えられている。
- XFA-27
- オーシア・ユーク連合艦隊が攻撃を受けている最中に飛来してきたステルス艦上戦闘機。機体の開発コンセプトは“究極”。
本作オリジナル設定として、ハードキルタイプのアクティブ防御システムが装備されている。
連合艦隊を襲撃してきたWNB航空部隊を単機で壊滅させ、オルゴイにも一撃を与えるが、直後に出現したADA-01と交戦。
その隙にWNBの残存部隊はスキマの中へ退避し、1機残された本機はそのまま空の彼方へと飛び去っていった。
- ADA-01 アドラー
- グランダー社が設計、開発した戦闘爆撃機。ファルケンの派生型であるが、開発経緯からすればむしろこちらが原型機とも言える。
本来は専用兵装として戦略破壊炸裂弾頭ミサイル“SDBM”を装備するが、本作ではTLSを発射可能なように改造が施されている。
オルゴイからの救援要請を受けスキマから出現、XFA-27に向けてレーザーを発射すると、空間転移装置を作動させオルゴイや残存戦闘機と共にスキマの中へと消える。
- ASF-X 震電II(F-3)
- 日本の大河重工が英国と共に設計、開発した最新鋭支援戦闘機。
ステルス機でありながらカナード、前進翼、更には主翼及び尾翼の可変機構を備えるなど、先鋭的な機体構成となっている。
反面その戦闘能力は非常に高く、異機種間戦闘訓練においてはF-22に圧勝する戦果を挙げるほど。
本作ではアサノの主な乗機として登場。
試作機であるASF-Xの他、制式採用型である“F-3”も配備が開始されている。
AC世界においても本機は開発されており、2013年に初飛行を控えている。
- Q-X
- 日本製の無人戦闘機。読み方は「クオックス」。 かつてこの機体を狙った“共和国”によってASF-XとCFA-44が交戦状態に陥った事もある。
原作小説では機体の外形が示されないため、どのような機体形状をしているかは不明。
- XFB-24 ストライクアパリス
- 本作オリジナル機体として登場するXFA-24の戦闘爆撃機型。
アパリスを対地攻撃任務に特化させた改修機であり、ALCM(空中発射巡航ミサイル)などの運用能力を持つという。
関連動画
関連項目
脚注
- *なお、#02及び#03においては「ACES INTO FANTASIA」となっている。
- *『IITS』のナガセ ケイとは同姓同名の別人。
- *このケストレルは新たに就役した空母に名付けられた「2代目」となる。本来はうp主の誤植によるものだったが、後にこの設定が生み出された。
- *『AC5』に登場するケイ・ナガセとは別人。
- *原作ではそれぞれの作品同士に関係性はないが、本作ではいずれも同一世界内の物語とされている。年代設定はAHが2015年、X2が2016年、IITSが2017年。(X2は原作においては「20XX年」と設定年度が定まっておらず、2016年というのは本作オリジナルの設定)
- *初登場時はこんごう型護衛艦という設定だったが、後に変更された。