『異能バトルは日常系のなかで』とは、GA文庫(SBクリエイティブ)より刊行されていた望公太のライトノベルである。
概要
2012年6月より2018年1月までGA文庫(ソフトバンク クリエイティブ)から刊行された。全13巻。
イラストは『はたらく魔王さま!』などの挿絵も担当している029が担当している。
2014年10月から12月までテレビアニメが放送された。制作は『キルラキル』などを担当したTRIGGER。原作小説とは時系列がかなり異なる。
月刊コンプエースにて、黒瀬浩介によるコミカライズが2013年9月号から2015年4月号まで連載された。全4巻。
ちなみに略称は著者望公太がツイッターにて「意識高い系のラノベ作家」と自称し、略称を付けたくない旨を示しており、「特に決まっていない」。(編集部は「異能バトル」で通している)
あらすじ
主人公・安藤寿来は異能の力にあこがれる厨二病。傍から見るとイタい言動をしている、普通の高校二年生だった。
しかしある日、彼を含む泉光高校文芸部の五人は、とてつもない異能の力に目覚めてしまう。そこから壮大なる学園異能バトルに足を踏み入れ――なかった。
異能に覚醒したはいいものの、待てど暮らせど不思議な出来事は起きず。 世界を滅ぼす秘密機関も、異能戦争も、魔王も勇者も現れない。日常は平和そのもの。だから彼らは―異能を無駄遣いすることに決めた。
神スキルと戯れる、何気ない日常。だがそれだけじゃ終わらない。
新・異能バトル&ラブコメ、開幕!!
登場人物
泉光高校文芸部
- 安藤寿来(あんどう じゅらい)【CV:宮野真守 / 岡本信彦】
- 本作主人公。泉光高校二年一組。血液型O型(自称『王型』)。
典型的な邪気眼系厨二病を体現したような嗜好で、闇・混沌などのワードや旧字体の格好良い漢字などを好み、自ら『ギルティア・シン・呪雷』という真名()を名乗る。珍しい名前だが由来は七月生まれ(July)から。
とはいえ自身が厨二病であることには自覚的で、設定でふるまっている状態とそうでない状態のスイッチを切り替えることも可能。時には能力を持て余す文芸部メンバーを諭したり、励ましたりすることも。
実は厨二の華とも言うべき中学生時代に、厨二病を一度卒業している。高校進学までに何故再び発症するに至ったのか、『知り合い』の相模は何か知っているようだが……?
手にした異能は、湯たんぽ程度の熱さの黒炎を出す『黒焔(ダークアンドダーク)』。他の部員と比べて明らかに異能のスペックが低いため、よく弄られる。
ある衝撃的な事件をきっかけに、能力が『新たなる領域(ネクストステージ)』へと覚醒。『黒焰――終止符を打つ者(オブ・ジ・エンド)』を使用可能になる。詳細は不明だが、かなりのリスクを伴う真面目な能力であるらしく、文芸部メンバーからは使用を止められている。
ちなみに当然ながら、文芸部メンバーと美玲の能力名は全部彼一人が考案した。 - 神崎灯代(かんざき ともよ)【CV:今井麻美 / 山崎はるか】
- 泉光高校二年三組。血液型B型。
元中二病で現在でも若干(?)厨二気味な少女。サブカル知識も豊富で、安藤の話についてこれる数少ない人物。
高校デビューに伴い現在は隠しているが、中学時代はかなりのオタクであった。
本人は黒歴史として封印したがっているが、命名センスなどを見る限りどう見ても治ってません。
手にした異能は、時を止めたり遅延させることができる『永遠(クローズドクロック)』。
能力発動の際にどこぞのキングよろしく指パッチンをしようとしていたらしいが、どうしてもできないのでやめた。
しかし最近になって、その後も熱心に練習を続けていたことが判明。その甲斐あってか、アニメではしっかりと指パッチンができている。時系列?時を支配するんだから問題ないんじゃない? - 櫛川鳩子(くしかわ はとこ)【CV:金元寿子 / 早見沙織】
- 泉光高校二年三組。血液型O型。
安藤の幼馴染の少女。おっとり系で基本的に物事を否定しないが、お笑い好きでお笑いにだけはうるさい。
安藤曰く『ザ・脱いだらすごい』。
安藤のことを『ジュー君』と呼び親しくしているが、昔から彼の厨二な会話が理解できず、もどかしく思っている。
手にした異能は、世界の五属性を意のままに操る『五帝(オーバーエレメント)』。 - 高梨彩弓(たかなし さゆみ)【CV:原由実 / 種田梨沙】
- 泉光高校三年二組。血液型A型。
文芸部部長。大人びた真面目な性格。空手と柔道は黒帯レベル、灯代の十倍速を目で追う、市民プールで飛び交う水滴を一滴残らず躱し切るなど、運動神経・戦闘力は文化部随一。本当に人間か?
彼女自身はオタクというほどでもないがサブカルにも理解があり、安藤の話にも対応できるようである。腐女子。
手にした異能は、触れたものを彼女の思うあるべき姿に戻す『始原(ルートオブオリジン)』。
とある事件から安藤同様、能力を『新たなる領域(ネクストステージ)』へと覚醒させ、『始原――哲理を鎖す円環(ウロボロスサークル)』を会得する。
概念に対しても能力を使用可能になり、いつもの文芸部から一人『欠けた』鳩子を連れ戻すことに成功した。 - 姫木千冬(ひめき ちふゆ)【CV:釘宮理恵 / 山下七海】
- 横衣小学校四年一組。血液型AB型。
文芸部顧問の里見先生の姪で、放課後はいつも文芸部に入り浸っている。文芸部員ではないが、当時文芸部にいたため偶然にも異能を手に入れた。
周りを困惑させる独特のセンスを持つ。また生活能力が破綻気味で、円の案内がなければ自分の小学校でも道に迷ってしまうらしい。お気に入りはリスのぬいぐるみのリッスン。
手にした異能は、万物を創造する『創世(ワールドクリエイト)』。創造したものは任意に消すことも可能。本人に知識のないものでも創造できる。
文芸部員関係者
- 里見詩春(さとみ しはる)【CV:- / 名塚佳織】
- 泉光高校英語教師で、文芸部の顧問。
やる気がなく、体中からめんどくさいオーラを発する残念美人。
常に『寝る子は育つ』『レム』などの文字が書かれた仮眠用アイマスクを着用している。 - 工藤美玲
(くどう みれい)【CV:- / 福原香織】
- 泉光高校三年二組。血液型AB型。
泉光高校の生徒会長。活動らしい活動を見せない文芸部の監査に訪れた……と見せかけて、自分と同じく異能に目覚めた文芸部メンバーを監視しに来ていた。
そのごたごたの際、盛大な勘違いにより安藤に惚れ込んでしまい、後日彼と付き合おうと再度文芸部に突撃。どでかい黒歴史を残すこととなった。
手にした異能は、一度見た異能を完全に奪い取る『強欲(グレイトフルラバー)』。嘘か誠か、キセキの世代の技だけは奪えないらしい。
文芸部メンバーとは別の経緯で異能に目覚めている。 - 相模静夢(さがみ しずむ)【CV:- / 細谷佳正】
- 泉光高校二年一組。血液型O型。
安藤の中学のころからの『知り合い』。
中学時代は互いに親友を自認していたが、ある出来事をきっかけに『知り合い』になる。
重度のエロゲオタで、自分に振られた全ての話題をエロゲの話に持っていく。
無駄に顔が整っているため異性に無駄にモテるが、彼女の前でもその振る舞いを一切直そうとしないため、関係が長続きした試しはない。
『読者』を自称し、物事に対し常に傍観・飽きたら別の作品を読むというスタンスで接する。
異能『他人の不幸は罪の味(イノセントオンルッカー)』を手にする予定。
ちなみにアニメ四話現在、出番そのものが削られてはいたものの、彼の象徴とも言うべき下ネタの数々は全てカットされており、その大人しさは原作とは完全に別人と言っても差支えないほど。ただの美形オタク女たらしと化している。以降の放送で彼の本性が見れたらいいような、見られないほうがいいような。もし見られそうな場合、原作未読組及び細谷氏のファンは覚悟しておくように。
その他関係者
- 安藤真智(あんどう まち)【CV:- / 浅野真澄】
- 安藤寿来の2つ上の姉で大学一年生。名前の由来は3月生まれの為。
小、中、高と成績優秀、品行方正な優等生、で通っているが何故か弟の寿来は乱暴に扱う。それ故顔、まぁよし、性格きつしと寿来からの評価は悪い。
弟を奴隷の如く使う独裁者。口が悪くて口より先に手が出る暴力系ヒロイン(寿来談)
寿来とは部屋が隣同士の上に壁が薄いため、寿来が騒いでると『壁ドン』をする悪癖がある。 - 九鬼円(くき まどか)【CV:- / 加藤英美里】
- 横衣小学校四年一組。血液型A型。
決して安藤が考えた真名などではなく、これが本名。
小学校では千冬の保護者のような立場で、何かと献身的に千冬に尽くしているがあまり報われていない。
千冬の異能のことを隠すためにとった安藤の苦肉の策により、彼のことは真性の変態ロリコン野郎だと認識している。泣ける。 - 高梨舞矢(たかなし まいや)【CV:-/諸星すみれ】
- 尾長第一中学校二年四組。血液型A型。
高梨彩弓の妹であるが、姉とは対照的にまさに今時のJCという性格。彼氏持ち。
最強キャラである彩弓に対してのジョーカー的存在。
『黒き十二枚の翼(フォールンブラック)』
- 桐生一(きりゅう はじめ)【CV:関智一 / 寺島拓篤】
- 灯代の異母兄で、文芸部OB。原作5巻およびその元ネタの、『日常系は異能バトルのために』の主人公。
『霧龍・ヘルドカイザ・ルシ・ファースト』を名乗る筋金入りの現役厨二病で、安藤とは互いに一目置きあっている。灯代が中二病であるだった元凶。
現在は家出しており、実家と連絡は取っていないが、主たる収入はなく、生活費は親の仕送りに頼っている。
素のスペックは恐ろしく高く、学生時代は全国模試ではいつも1位か2位、中学時代は陸上で全国行きを経験している。灯代曰く「工藤新一とか夜神月とか、そういうレベル」。
実は安藤達の物語の裏で本当の異能バトルを行っているもう一人の主人公。
『黒き十二枚の翼(フォールンブラック)』という異能者集団を組織し、形式上のリーダーを務めるが、その性格故かあまりに勝手がすぎるため、事実上のまとめ役はNo.2の一十三が勤めている。
手にした異能は、重力を操る『堕天使の鉄槌は愚者へと振り下ろされる(ルシファーズストライク)』。 - 斎藤一十三(さいとう ひとみ)【CV:- / 藤村歩】
- 文芸部OB。幼少期に病気で右目の視力を失っており、厨二病の代表格『眼帯』に憧れる人間やお洒落で着けている人間を嫌っている。
中学時代、文芸部室で眼帯で遊んでいた桐生と遭遇し、前述の経緯から怒りのあまり渾身のジャンピングニーを喰らわせてしまうが……
手にした異能は『鍵のかかった魔眼(エターナルウインク)』。視界蹂躙の異能。
簡単な幻覚、軽い記憶の改竄といった多彩な効果を持つ『邪眼』を他人に植え付けるという、一風変わった能力。 - 奈津愛希(なつ あき)【CV:- / 芹澤優】
- 桜川女子学院生徒。お金持ちのお嬢様で、黒縁メガネ品行方正な見た目とは裏腹に中身はギャルっぽい。
手にした異能は『首切りげんまん(ヘッドハンティング)』。異能解析の異能。
相手の持つ、自身の異能に関する記憶を読むことができる。その性質故に能力の内容だけでなくそれを応用して繰り出せる技、その異能の名前なども特定できるが、今のところ桐生意外にオサレな名前を付けていた者はいない。 - 戸木柊吾(とき しゅうご)【CV:- / 竹内良太】
- 元暴走族。当時の慣習からか、年上の一十三にはきちんと敬語で話す。
ワイルドな風貌ながら几帳面な性格。何故か刃こぼれしたジャックナイフを携帯している。
手にした異能は『神合わせが悪い刃並び(ジグザグジグソー)』。刺殺未遂の異能。
詳細は不明だが、周りくどい能力らしい。本人の腕っ節が強いため、異能に頼らずとも十分に戦えている。 - 芥川柳(あくたがわ やなぎ)【CV:- / 井口祐一】
- 『ザ・こまっしゃくれた子供』。常にヘッドフォンをつけていて、携帯ゲームかiPadを手放さない。
小生意気で小賢しく、ほとんど他人と話さない割に口を開けば他人の神経を逆撫でするような発言ばかりする。
手にした異能は『鬼の居ぬ間に鬼ごっこ(デッドスペース)』。隙間産業の異能。
継ぎ目や割れ目など、『線』の間に空間を生み出したり、閉じたりすることができる。
要は限定的スティッキィ・フィンガーズ。 - 遊佐野ファンタジア(ゆさの-)【CV:- / 高木美佑】
- またしてもこれが本名。こちらは本人に同情するタイプである。
公立の中学生だが私服がピンク色の白衣にナースキャップというぶっ飛んだいでたちから察する通り、どこか常識とズレた天然キャラ。
手にした異能は『太陽神を犯す女神(セックスエクリプス)』。人格破綻の異能。
詳細は不明だが、彼女はこの能力により、グロテスカという別人格を自身の中に宿している。 - 田中運命子(たなか うめこ)【CV:- / 村川梨衣】
- 小さな少女で一らがあったときは長い黒髪を伸び放題にし、薄汚れた白い布を巻きつけていた。
その後仲間となり、女性陣に弄られ現在はボブカットに少女趣味な服を着させられている。一人称は「我」。
これまた本名……ではなく桐生の命名。本名は無く、『システム』とだけ呼ばれていた。
ある事情で作られた人工生命体。
その異能は『絶え間なく改定される十戒(ホワイトルールブック)』。因果隷属の異能。
簡単に言えば後だしジャンケンであり、「絶体絶命のピンチなので眠っていた力が覚醒します」「実は拘束具を着けていたので今から外して本気出します」「自分でも知らなかったのですがどうやら私は○○の血を引いているようです」といった、バトル漫画ではお約束の御都合主義展開を『無限』に繰り返すことができるという、皮肉の効いたチート能力。具体的には「炎の異能で攻撃されました。『実は私は水の異能を持っていたのです』」、「殺されてしまいました。『でも実は蘇生能力があったのです』」と自身の都合の良いように因果を捻じ曲げてしまう異能。 - 檜枝岐(ひのえまた)
- 可愛い顔をした愛嬌のある少年。性格も明るく社交的。自ら仲間に入れてくれと声をかけてきて仲間となった。。
『黒き十二枚の翼』では最も新入り。
美玲を異能に目覚めさせた張本人。
手にした異能は『誰も座らない玉座(ロストレガリア)』。王座陥落の異能。
詳細は不明だが、唯一運命子を殺せる能力らしい。ありとあらゆる王を否定する力。大富豪で言うところのスペードの3であるとのこと。
- リーティア【CV:大坪由佳 / 原紗友里】
- 桐生一にとある事情で付いて回る可愛らしい少女。人間離れした髪・目の色をしている。その正体は「本物の精霊」。この世界とは別の世界、「精霊界」に住むとされる精霊たちの1人。大きさは大人の掌より小さく胸元に宝石らしきものが埋まっており、背中に4枚の半透明の羽を使って飛ぶことが可能。人に姿を見えないようにすることも出来る。
現在行われている「第五次精霊戦争」の戦争管理委員会に所属する精霊の1人。精霊戦争に参加する異能者(プレイヤー)には1人につき1人?精霊が付き監視をすることとなっている。リーティアは桐生一及び一十三の担当。彼女いわく「内側の事務職もいれば私のような現場職もいる」とのこと。桐生の担当になったことを何度も愚痴っている。
性格は可愛らしい外見に反して粗暴で喧嘩腰な言動を見せるが時折優しさも見せる。(ツンデレ)
精霊は栄養補給という目的ではなく、嗜好品のような感覚で食事が可能。一十三の作るご飯が好きな様子。
担当精霊は異能者(プレイヤー)が人間社会に与えた異能を使い被害をもたらさないか等の監視、また戦争の情報を伝達することを担っている。また異能の使い方によっては、現場判断及び委員会の決定で「強制退場」をすることができる。また人に異能を与えているのも彼・彼女ら精霊である。
また安藤含め工藤を「戦争管理委員会の命令で」戦争から隔離担当しているのも彼女。 - ゼイオン【CV: -/ -】(*アニメでは未登場)
- 元々はリーティアの同僚らしい。元「戦争管理委員会」の精霊の1人でなんらかの事で組織に反感を抱き、「第五次精霊戦争」を私怨から妨害・終焉させる為、「先天的に異能をもった生命体」、いわゆる「システム」を最強異能者(プレイヤー)として作り出し、終わらそうとした。またこの「システム」完成までと存在を隠す為に多くの一般人に異能を授け、精霊が付いていない・戦争管理委員会に登録がない異能者(プレイヤー)、便宜的呼び名で『Free』から「F」、はぐれ異能者を作り出していた。
元々「精霊戦争」は精霊達の「ギャンブル・観戦」的な面もあり、止めるにしても身内の不始末・恥を周囲に晒してしまう上に胴元である委員会は動けないそのため、戦争のルールに乗っ取ってこのことがバレないよう「システムを倒してくれる都合のよい異能者」として桐生一らに潰すようリーティアが促した。元々リーティアが促したのは組織が愛希の異能で見た「システムの異能」を信じなかった為、大事なる前に桐生が倒してくれるよう願っての事。
その後戦争管理委員会はリーティアの報告を無視、過去の第二次時の「異能者全動員」を踏襲して命令したが、桐生の気まぐれで「システム」と戦闘後「仲間にする」という逆の発想で自体は終結(本当にどんな戦闘だったかは不明)。その場の「F」は桐生らに駆逐、ゼイオン自身も精霊に捕まり精霊界の刑務所のような所へ投獄される結末となった。
パロディ
『異能バトル』をメインテーマに据え、尚且つそれをギャグテイストにメタっていくというのがこの作品の持ち味であり、それ故に有名なバトル漫画などのパロディネタも非常に多い。主人公の安藤のように……とまではいかずとも、異能バトルに憧れて育った世代にぴったりハマったネタが随所に散りばめられ、それがこの作品の掲げる『新・異能バトル&ラブコメ』のコメディの部分に一役買っているわけであるが……それはあくまで原作の話。
アニメ版では、そのパロディネタのほとんどはカットされてしまっている。パロディ元のキャラや技の名称が直接必要なネタを用いる際、改変も伏字も無く、ストレートに名前を使っているいるが、固有名詞の登場しない台詞ネタであってもばっさりカットされている傾向がある。
パロディネタは文章の前後やその状況・間・人物配置など地の文があって面白いと笑えるものであり、抜粋では意味元のパロディであるとしか認識できず面白さが伝わらない。故に原作小説をぜひ閲覧して頂きたい。
下記は上記理由よりあくまで作中の表現例として「各話の主なパロディネタ」を編集者が引用・ピックアップしたものである。
以下は各話毎の主な例。(下記話数をクリックすると該当話へ飛びます)
・第1話 ・第2話 ・第3話 ・第4話 ・第5話 ・第6話 ・第7話 ・第8話 ・第9話 ・第10話 ・第11話 ・第12話
第1話「異変<アルファエピソード>」
- ・異能検診(鳩子vs千冬) を解説したそうな安藤に対するツッコミ。
- 「いかにも『知っているのか安藤!?』って言ってほしそうな顔でこっちの反応を窺うんじゃないわよ!」
(元ネタ漫画「魁!!男塾」) - ・その後、灯代が停止時間の中で人知れず奮闘していたことについて。
- 「灯代。わかる、わかるぜ。俺にはお前の全てが理解できる。時間止める能力あったら、やっぱああいう演出したくなっちゃうよな。催眠術でも超スピードでもない、もっと恐ろしいものの片鱗を味わわせてやりたくなるよな!」
(元ネタ漫画「ジョジョの奇妙な冒険」) - ・生徒会長襲来時。
- 「あ、安心しろ。俺は、途中からいきなりバトル展開になって打ち切りになるジャンプ作品とかいっぱい読んでるから」
「それで何を安心しろと!?」
「序盤から中盤にかけてラブコメをやっていたのに、終盤になって急に取って付けたようなバトル展開に突入するラノベもいっぱい読んでるし」
「だからそれがなんなのよ!?」
「初期はミステリーだったのに、シリーズ終盤では異能バトル的な展開になる作品も読んでる……」 「戯言だけどね!」
(元ネタ小説「戯言シリーズ」)
第2話「誤想<ミスコンセプション>」
- ・二つ名講座にて、灯代の素晴らしい二つ名を聞いて。
- 「厨二力の底が見えねェ。俺の≪天上不知唯我独尊≫でこいつをトバすには、いったいどれだけ……」
(元ネタ「HUNTER×HUNTER」) - ・リッスンの似非関西弁について。
- うたるっぞぬしゃあは大阪弁じゃなくて熊本弁。ソースはケロロ軍曹。 ~中略~ ぼてくりこかすぞは北九州弁。ソースはまたもケロロ軍曹。 千冬ちゃん、ケロロ大好きだな。
第3話「邂逅<ランデブーポイント>」
- ・少年漫画大好きな安藤(と灯代)にとって、待望のテニス回
- 「今回は、一切のテニプリネタを禁止しようと思うんだ」
「なんで!?なんのために!?」
「お前らがみんな、『テニスかあ。じゃ、安藤がテニプリネタをやりまくるんだろうなあ』って空気を醸し出してるからだ」
「自意識過剰よ!そんなこと誰も考えてないから!」
~中略~
「俺の秘奥義の解説は終わったし……それじゃ、最後はテニプリ禁止の縛りプレイを解除して、思いっきりテニプリの必殺技を練習するか」
「結局最後はテニプリなの!?」
(元ネタ「テニスの王子様」) - ・意気投合した安藤と桐生の会話。
- 「俺、剣心よりも斎藤派です」
「俺も俺も。牙突零式とか、もうたまらねーよな」
斎藤一といったら、実在の人物ではなく『るろ剣』。 基本ですよね!
「牙突と言えばよ、傘とか棒持って『牙突!』って遊ぶとき、たまに『右手』でやる奴がいるだろ?俺、あれが本気でムカツクんだよ。左片手一本突きっていう牙突の元ネタも知らねー奴に牙突ごっこをする資格はねえ」
「むかつきますよね!めっちゃわかります、それ!半端知識の奴ほどムカツクんですよね。たとえば、ワンピース読んでないくせに『チョッパーかわいい!』とか騒ぐ女子とか」
「わかる!マジムカツクよな、そういうウゼえ女子!」
(元ネタ「るろうに剣心」)
第4話「奇行<カプリシャスレディ>」
- ・鳩子の『太陽』のコスプレについて。
- こ、この姿は―― 「首領パッチだぁあーーっ!」 太陽のコスプレしたら、なんか首領パッチっぽくなってしまった! そうか。人間って、太陽のコスプレをするとハジケリストみたいになっちゃうんだな。
(元ネタ「ボボボーボ・ボーボボ」) - ・『ちなみにみんなが書いていたコスプレ案は?』一部抜粋。
- 灯代:『最後の月牙天衝のときの格好』etc…
安藤:『死覇装』『聖闘士聖衣』『許されざる者<ペインパッカー>を発動したときに現れる防護服みたいなアレ』etc… - ・安藤vsクッキー。
- くくっ。九鬼ちゃんもまだまだ甘い。何度も何度も防犯ブザーで威嚇する様を見せられたら、俺が対策と心の準備をしていないわけがないじゃないか! 切り札は先に見せるな。見せるなら更に奥の手を持て。ってね。
「ぼ、防犯ブザーの止め方を熟知してる……。じょ、常習犯だぁ」
……あ、そうなっちゃう?
(元ネタ「幽遊白書」)
第5話「厨二<センシティブエイジ>」
- ・安藤と灯代がギターから音使いの話題中
- 「もちろん詳しいぜ。前奏曲(プレリュード)、独奏曲(ソロ)、二重奏(デュオ)、協奏曲(コンチェルト)~中略~音楽用語ってのは、なんでこうもかっこいんだろうな。跡部様の必殺技とかもうたまらないから。
(元ネタ「テニスの王子様」) - ・彩弓さんが安藤のギターを見て。
- 「これは、ムスタングですね」
ギターを眺めながら、彩弓さんが呟いた。俺はきょとんとして問い返す。
「マスタング?ロイのことですか?あの焔の錬金術師の」
~中略~
「あ、もしかしてムスタングって、ムスカ大佐とロイ・マスタング大佐がフュージョンした、夢の大佐だったりしますか?」
(元ネタ映画「天空の城ラピュタ」、漫画「鋼の錬金術師」) - ・安藤がギターに名前をつけると言い出し全員が反対したところ…
- 俺はどうしてもギターにかっこいい名前が付けたいんだ!
「安藤、悪いこと言わないからやめなさいって!ギターに名前付けるとか痛すぎるから!」
「ギターに名前を付けるのが痛いだと!?てめぇ、今全国の『けいおん』ファンを敵に回したぞ!」「女子はかわいいからいいのよ!でも男子は駄目!ていうかあんたは駄目!」
(元ネタ漫画「けいおん!」) - ・千冬ちゃんが安藤のギターをコピーして。
- 「マリア…お前、いつのまに影分身の術ができるようになったんだ?」
「ギターに影分身ができるわけないでしょ!ていうか人間でもないしね!」
「マリア、分身(ダブル)を作る能力は容量(メモリ)の無駄遣いだぜ?」
「ヒソカみたいなこと言うな!」
「ああ、なるほど。コピーの方は『円(えん)』の役割も果たしているんだな」
「コルトピの『神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)』でもない!」
(元ネタ「NARUTO-ナルト-」、「HUNTER×HUNTER」) - ・安藤が灯代の投稿歴を聞いて
- 男が喜ぶパンチラが描けなかった蒼樹紅先生のような状態なんだと思われる。
(元ネタ「バクマン。」) - 安藤・灯代デートのカフェで食前のコーヒーを飲んで
- 「ドッピオって聞いたら、ジョジョの5部を思い出してテンション上がっちゃって」
「それは…まぁ、しょうがないわね」
(元ネタ「ジョジョの奇妙な冒険」)
第6話「罪悪<ヴァイスペナルティ>」
- ・ゲームの名前入力を尽く先読みされて
- 「もうどうしたらいいんだよ、俺は!」
彩弓さんから逃げられない。大魔王なんじゃないかな、この人。
「畜生……。ビデオの中のペガサス様にいいようにあしらわれた遊戯ボーイの心境だ……」
(元ネタ「遊戯王」) - ・彩弓と安藤の異能バトルラストで《始原》で《黒焔》が消せなかった理由を考える彩弓さん
- ――次に考えたのは異能の力関係。遊戯王カードの中でも神にもランクがあるように――オベリクスの特殊能力がラーには効かなかったかのように、我々の異能にも上下関係があるかもしれません。
(元ネタ「遊戯王」)
第7話「覚醒<ジャガーノートオン>」
- ・安藤が風呂上りに(*アニメでは寝起きシーンへ変更)
- 「ギア2(セカンド)……」
「風呂上りにルフィごっこやってんじゃねぇよ、この馬鹿弟っ!」
「うぐあっ!」
右拳を床に付けて例のポーズを取っていたところを、背後から思いっきり蹴っ飛ばされた。
(元ネタ「ONE PIECE」) - ・カットされた部活での「ライトノベル」お題で書かれた小説内容は……
- ・鳩子「テーマ:リアリティの追求」
「タイトル:きゅーてぃアイちゃん」
「内容:ラッキースケベで主人公が幼馴染の着替えを見てしまい目潰しを食らい本当に失明する話」
・千冬「テーマ:リアリティの追求」
「タイトル:世界で一番面白いファンタジー」
「内容:『なぜ漫画やアニメではどこの国に言っても言葉が通じるのか?』と言う疑問に基づいた創作言語小説」
・安藤「テーマ:太宰治」
「タイトル:疾走れメロス(タイトルのみ)『人間失格(カテゴリーエラー)』別冊の設定用紙があり、鳩子以外『吐き気を催す』ほどの厨二内容」
「内容:設定考えてたら時間なくなっちゃった」
・彩弓「テーマ:厨二病」
「タイトル:魔王な俺が魔法少女のサーヴァント!?」
「内容:安藤をモデルにした『厨二乙wwww』小説」 - ・「人間失格(カテゴリーエラー)」の設定を読んで灯代の感想
- 「吐き気を催す『厨二』とはッ、何も知らぬ無知なる者に痛い設定を読ませる事だ……!自分の満足のためだけに利用する事だ……」
「俺は第5部のボスかよ」
(元ネタ「ジョジョの奇妙な冒険」) - ・安藤が灯代から小説の「オサレ」すぎる名前で悩んでいる事を相談を受けて(*アニメではカット)
- 「灯代」
深呼吸を繰り返した跡、俺は覚悟を決める。逃げたちゃ駄目だ逃げたちゃ駄目だ逃げたちゃ駄目だ、と自分を鼓舞し、言わなければならないことを言う。
「いくらなんでも――厨二すぎる」
「……っ!」
~中略~
「だ、大丈夫か?」
「……ヘドロから『お前って臭いよ』って言われた気分だわ」
(元ネタ「新世紀エヴァンゲリオン」) - ・鳩子の長台詞(原作版)
- 「聖戦って書いてジハードって読まないでよ!聖戦って書いてケンカって読まないでよ!」
(元ネタ「ストライク・ザ・ブラッド」)
第8話「戦争<ホルムガングバトル>」
- 桐生にぶっ飛ばされ怒り狂う湯川
- 「ふざけやがって……このクソ野郎がぁああ!殺す!ぶっ殺す……!」
「かかっ。ぶっ殺す?おいおい、そんな物騒な言葉を安易に吐くなよ、プロシュート兄貴や藍染様に笑われちまうぜ?」
(元ネタ「ジョジョの奇妙な冒険」、「BLEACH」) - 高校時代:一十三が里見先生に桐生の逸話を聞いて……
- 「雑誌かなにかのインタビューで、『なぜ走り高跳びという競技を選んだんですか?』という質問に対し、『そこに天(そら)があったから』と答えたらしい」
「…………」
(元ネタ「登山家、ジョージ・マロリーの名言) - 桐生の邪眼発言にキレて腹にジャンピングニーしたことを里見に聞かれて
- 「私が見回りに行ったら桐生が腹部を押さえてうずくまっていたんだが……」
「そ、そーなんですがっ、へーへー」
裏返りそうになる声を必死に抑えながら思いっきり目を泳がす私。
「あいつは頑ななに『八卦の封印式が……!』と主張していて、詳しい原因は聞けなかったんだよなー」
(元ネタ「NARUTO -ナルト-」) - 桐生が怪我はブラフだったことを明かしての会話
- 「俺の 鋼皮〈イエロ〉は歴代十刃〈エスパーダ〉最強高度だ」
(元ネタ「BLEACH」) - 桐生が精霊戦争説明中、真名の呼び名について
- 「名乗るたびに相手から「え、なんだって?」って聞き返されるのがいい加減しんどくなったんだ……。ふざけんなよ。お前らは鈍感系主人公かよ」
(元ネタ「僕は友達が少ない」) - 鳩子を概念への存在回帰で取り戻して安藤が起こすと
- 「ん~、あと5分」
「テンプレなこと言ってんじゃねぇよ」
「ん~、あと5光年……」
「こうねんはじかんじゃない、きょりだ……ってニビジムのボーイスカウトみたいなこと言わせんなや」
(元ネタ「ポケットモンスター」)
第9話「布告<ガールズアプローチ>」
- ・勉強会にて杉田玄白が『ターヘル・アナトミア』を訳して「解体新書」を出した話題で
- 「…玄白(モノクローム)の悪夢に沈むがいい――『ターヘル・アナトミア』」
「なにぼそっと必殺技呟いてんのよ!気持ち悪いわね!」
~中略~
「…『ターヘル・アナトミア』!違うな、もっとこう、右腕を前に突き出して、『ターヘル・アナトミア』!そしてさらなる奥手『ターヘル・アナトミア・カスティラ』。…あ、カステラってオランダ原産だっけ?」
「1人でなにやってんのよあんた!」
(元ネタ偉人「杉田玄白」) - ・怒った彩弓さんが安藤に偉人・歴史の物まねの無茶振りを強要して
- 「『織田信長(本能寺の変)』」
「……熱っ!」
「『卑弥呼』」
「ひ、ひみこ?えー、あー……。あ、あ、雨よ降れーい」
「『天保の改革(思春期)』」
「てんぽ…思春期!?えっとえっと……もう嫌なんだよ、『享保の改革』や『寛政の改革』と間違われるのは。俺は誰でもない俺であるはずなのに…」
「『江戸幕府(ロリ)』」
「…ふふぇ。倒幕しちゃらめぇ……」
「『アケメネス朝ペルシア(ガチホモ)』」
「…なあアケメネス、俺のペルシアを……すんません、もう無理っす」
(各歴史・偉人ネタパロ) - ・安藤より成績が悪いと知って詰め寄る灯代
- 「とりあえず教員連中ってのは成績さえよければ何も言って来ねえからな。そのためのだよ、勉強すんのは」
「地毛がオレンジ故の差別と偏見に晒されてた一護みたいなこと言わないでよ!」
『先生』を『教員』と呼んだだけで「一護みたい」とわかってくれる灯代は、相変わらず貴重な突っ込み要員だった。
(元ネタ「BLEACH」) - ・掃除で楽をしたいという理由で安藤が千冬に……
- 「ちふえも~ん」
テーブル拭きを担当している千冬ちゃんの下へと泣きつく。
「掃除がちゃっちゃと終わる道具創ってよ~。ゴミが全部パーッって消えるようなさ~」
《創世》
何でも創れる異能
~中略~
「しょうがないなあ、アンドーくんは(ダミ声)」と、意外にもノリノリでモノマネをしてくれた。クオリティが驚くほど低かったが、しかしかわいかった。
「てれててっててー」
千冬ちゃんはポケットからなにかを取り出すような真似をして、掃除が楽になる道具を創造しようとする。
「『ブラックホール』(ダミ声)」
「待てぇーい!」
(元ネタ「ドラえもん」) - ・安藤が履歴書を爆笑されて
- 「何が可笑しい!!」
「宇水さんみたいに切れないでよ……。あははっ。ちょ、ほんと、無理、変なツボ入っちゃった……」
(元ネタ「るろうに剣心」) - ・千冬ちゃんにまで感情がないことを指摘され鳩子にフォローしてもらい
- そうか。
これがそうか。
この掌にあるものが――
心か(1ページ丸まる使い中央文字)
(元ネタ「BLEACH」) - ・「穢れる」話題の発端となった安藤のザー○ン発言を興味津々の鳩子に負け灯代とグーグル先生に聞いて、消沈していると後ろに千冬ちゃんが現れた時
- し、しまったぁ…。
本体も画像も開きっぱなしだった…。
私はパソコンを抱えて超速で部屋の隅に退避!
いかがわしい画像も文章も削除!
履歴もキャッシュも全部削除!
削除!削除!削除!削除!
魅上照ばりに削除ぉっ!
(元ネタ「DEATH NOTE」)
第10話「迷路<フールズラビリンス>」
- ・安藤が千冬ちゃん達とのプールの待ち合わせ場所で、千冬ちゃんの作ったてるてる坊主の会話
- 「アンドー、久しぶり」
「うん。久しぶり。いやー、にしてもいい天気だよね。晴れて良かったよ」
~中略~
「これは、テルルンの、脳みそ」
「脳みそ!?」
「ここに、テルルンの、記憶とか思考を司る部分が詰まってる」
「怖っ!いや……確かにてるてる坊主は頭の部分に丸めたティッシュをつめるのが、王道だけどさ!中身だけじゃ意味ないって!外側はどうしたの!?」
「ちょっと家出中」
「体だけで!?脳みそ置いて!?」
「だいじょぶ。あっちはあっちで新しい脳みそ入ってるから」
「……あれ、おかしいな。やってることアンパンマンと大差ないはずなのに『脳みそ』と表現しちゃうと一気に解剖学哲学に深く切り込む問題になった気がするぞ…。『自分ってなに?』『自分ってどこにあるの?』みたいな話になった気がするぞ…」
(元ネタ「アンパンマン」) - ・プール入る前に水中ゴーグルを踏んで割ってしまった安藤が…
- 「……おいおい、ちょっとまてよ、このゴーグル、これはこれでイカしてんじゃね?片側だけ割れてるって…なんか戦場帰りっぽくね!?ゴーグルで見事に銃弾を受け止めたっぽくね!?
~中略~
「くくっ。こいつは怪我の功名だなサイコーにイカしてんぜ、この壊れ具合。まるで壮絶な戦場から帰還した兵士のようだ。かっけー。進撃の後期OPでのハンジさんみたいでかっけー……!」
(元ネタ「進撃の巨人」) - ・安藤と千冬がボール遊びをしているところ九鬼ちゃん観察
- ただ……安藤さんが「デビルレーザー弾(バレット)!」「極・蛟竜!」「加速するパス・廻」などと叫んでいるのが気になりました。
(元ネタ「アイシールド21」、「Mr.FULLSWING」、「黒子のバスケ」) - ・クイズ大会で歴史上の武器に正解して九鬼ちゃんに詳細を聞かれ…
- 「んー、まぁ本多忠勝は、シリーズ通して強キャラだよね。敵になったときの絶望感は呂布に匹敵する。ステータスが全体的に高いから操作キャラとしてはかなり扱いやすい。あと無双ゲージを上昇させる特殊技の『名乗り』がすっごい使えて…」
(元ネタゲーム「三国無双シリーズ」) - ・透ける水着と言われ、水鉄砲で自分を狙ってくる相模をみての彩弓さん
- 相模くんは、某漫画に登場する世界一腕の立つ殺し屋のように、アサルトライフルを肩越しに担いでいます。『そのキレイな顔をフッ飛ばしてやる!!』と言わんばかりの狙撃体制です。
(元ネタ「覇王愛人」) - ・相模が彩弓さんに殴られて
- 「――ホグワーッ!」
私の拳を受けて、プールサイドをゴロゴロツルツルと転がって滑ってるんだかわからない状態で進んだ相模くんは、壁に激突して珍妙な叫びを上げました。
魔法魔術学校の名前みたいな叫びでした。
(元ネタ映画「ハリー・ポッター」シリーズ)
第11話「存在<キューピッドエラー>」
- ・別れ際に中二の灯代に名前を聞かれ…
- 「名前はまだない」
我輩は猫ではないけれど。
「だから――考えとくよ。とびっきりのかっこいい名前を」
最高にイカした真名を考えよう。
(元ネタ「吾輩は猫である」) - ・若葉マークの真智が安藤に運転に疲れたから砂をかけてくれと…
- 「あ、寿来。鬱陶しいから、我愛羅とクロコダイルの技名叫ぶの禁止な」
「ぐっ!」
日頃の恨みを晴らすべく「砂漠葬送!」と叫びながら砂をかぶせてやろうかと思ったのに…さすがは我が姉貴と言おうか、俺の思考を見事看破しやがった。
(元ネタ「NARUTO -ナルト-」、「ONE PIECE」) - ・『白眼の鳩子』
- 「そうだな俺も食べたいから――ってうおおおお!?」
振り返って仰天する俺。
鳩子が――なぜか白目を剥いていたからだ。
「ど、どうしたんだ鳩子ぉぉおお!?立ったまま気絶したのか!?あるある探検隊のネタ振りか!?」
「どうしたって…えっと、う、上目遣いしてみたんだけれど…」
「上目遣い!?いやいやおかしいおかしい!?全然できてないぞ!」
(元ネタ「NARUTO -ナルト-」、芸人「あるある探検隊」) - ・夜の砂浜で安藤と鳩子が2人で正座をみながら安藤が自分の蟹座について…
- 「私は蟹、好きだよ。だっておいしいし」
「…違う。そういうこっちゃねぇんだよ。俺だって食いもんとしては好きだけど……自分の運命を任せた星座が節足動物だっていうのがさ…。古今東西、蟹をモチーフにしたキャラ、往々にしてしょぼいんだよなぁ。聖闘士星矢(セントセイヤ)でも蟹座は扱いが酷かったし、仮面ライダー龍騎でも微妙だったし…あ、でも最近テラフォーマーズで、すげえイカした蟹キャラが…」
(元ネタ「聖闘士星矢」「仮面ライダー龍騎」「テラフォーマーズ」) - ・射的の屋台で全然当たらない安藤の言い訳
- 「…いやこれ、実践だったら、あれだよ。まったく問題ないから。俺の弾丸はどこ狙っても撃っても弾が敵を追尾するから。『断罪者(ジャッジメント)』みたいに」
(元ネタ「D.Gray-man」) - ・「ゼロ距離射撃」の知識を灯代が開陳して…
- 「へぇー、詳しいんだな」
「ふふん、まぁね。私、銃火器にはちょっとうるさいわよ」
「…どうせウィキペディア知識のくせに」
「う、うるさいわね!違うわよ!ちゃんとハワイでお父さんに習ったから!」
「工藤新一かよ」
(元ネタ「名探偵コナン」)
第12話「日常<ユージュアルデイズ>」
テレビアニメ
2014年3月の第6巻発売時にGA文庫よりアニメ化が発表。
2014年10月から12月までテレビアニメが放送された。制作は『キルラキル』などを担当したTRIGGERで初の原作付きアニメ製作となる。
アニメの時系列は1巻→2巻と順序立てて構成されておらず、各巻の章単位で取捨選択し構成し直している。
(例:1話『異変』アルファ・エピソード『原作1巻:第1、6章』)
スタッフ
原作 | 望公太(GA文庫/SBクリエイティブ刊) |
---|---|
原作イラスト | 029 |
総監督、シリーズ構成 | 大塚雅彦 |
監督 | 高橋正典 |
キャラクターデザイン | 山口智 |
美術監督 | 加藤靖忠(ステロタイプスマーチル) |
色彩設計 | 高木雅人 |
撮影監督 | 矢辺洋章(サンジゲン) |
編集 | 長谷川舞(eDiTz) |
音楽 | Elements Garden |
音楽制作 | DIVE II entertainment |
音響監督 | 渡辺淳 |
アニメーションプロデューサー | 稲垣亮祐 |
アニメーションスタジオ | TRIGGER |
主題歌
- オープニングテーマ「OVERLAPPERS」
- 作詞:畑亜貴 / 作曲・編曲:藤田淳平(Elements Garden)
歌:Qverktett:||(山崎はるか、早見沙織、種田梨沙、山下七海) - エンディングテーマ「You Gotta Love Me!」
- 作詞:RUCCA / 作曲・編曲:藤田淳平(Elements Garden)
歌:かと*ふく(加藤英美里&福原香織)
放送局
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|
テレビ東京 | 2014年10月6日 | 月曜 26:05~ | |
テレビ愛知 | 2014年10月8日 | 水曜 26:35~ | |
テレビ大阪 | |||
AT-X | 2014年10月9日 | 木曜 22:00~ | リピート放送あり |
ニコニコ動画 | 木曜 22:30~ | 最新1話を1週間無料配信 | |
dアニメストア | 2014年10月12日 | 日曜 12:00~ | |
バンダイチャンネル | |||
ビデオマーケット |
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 動画 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 異変<アルファエピソード> | 大塚雅彦 高橋正典 |
高橋正典 | 山口智 | ||
第2話 | 誤想<ミスコンセプション> | 大塚雅彦 | 大地丙太郎 | 宮島善博 | 平田雄三 | |
第3話 | 邂逅<ランデブーポイント> | 小倉陳利 | 石井和彦 | 山本周平 | ||
第4話 | 奇行<カプリシャスレディ> | 樋口七海 | 大地丙太郎 | 江島泰男 | 石田一将、平田雄三 近岡直 |
|
第5話 | 厨二<センシティブエイジ> | 清水久敏 | 平田雄三、山本周平 斎藤健吾 |
|||
第6話 | 罪悪<ヴァイスペナルティ> | 大塚雅彦 | 小倉陳利 | 鈴木芳成 | 長谷川哲也 | |
第7話 | 覚醒<ジャガーノートオン> | 樋口七海 | 望月智充 | 宮島善博 | 坂本勝 | |
第8話 | 戦争<ホルムガングバトル> | 大塚雅彦 | 小松田大全 | 石井和彦 | 石田一将、斉藤健吾 | |
第9話 | 布告<ガールズアプローチ> | 樋口七海 | 江島泰男 | 平田雄三、半田修平 坂本勝、斉藤健吾 |
||
第10話 | 迷路<フールズラビリンス> | 大塚雅彦 | 益山亮司 | 五味伸介 | 川島勝、宮井加奈 前田義宏、野崎麗子 臼田美夫、井上なつみ 福島勇 |
|
第11話 | 存在<キューピッドエラー> | 樋口七海 | 望月智充 | 宮島善博 | 斉藤健吾、平田雄三 石田一将 |
|
第12話 | 日常<ユージュアルデイズ> | 大塚雅彦 | 小倉陳利 大塚雅彦 |
大塚雅彦 | 半田修平、斉藤健吾 坂本勝、石田一将 山本周平、平田雄三 長谷川哲也、山口智 |
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