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マフィアツー

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MAFIA 

「MAFIAⅡ」とは、チェコ共和国ゲーム製作会社イリュージョンソフトワークス (現・2K Czech)開発した、オープンワールドクライアクションゲームMafia:The City of Lost Heavenの続編。PS3XBOX360にも対応している。北では2010年8月24日に発売され、日本では2010年11月18日PS3XBOX360日本語版が発売された。

2020年にはグラフィックを手直ししたリマスター版の Mafia II: コンプリートエディション (Definitive Edition) PS4Xbox OnePC向けに発売された[1]。以後は2010年発売のオリジナルPC版クラシック(Classic)という副名称で区別された。クラシックを既にSteamで購入いはアクティベートしていた人にはコンプリートエディションが無料配布され、一方でコンプリートエディションを新たに購入した人にもクラシック無料配布されている。クラシック版単品の新規販売はSteamでは現在行われていない。

ネタバレ注意 この項は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
ここから下は自己責任で突っ走ってください。

概要

基本情報
開発 イリュージョンソフトワークス
(現・2K Czech)
販売元 2K Game
ジャンル アクション
犯罪
オープンワールド
アドベンチャー
対応ハード クラシック
PS3 / Xbox360 / PC
コンプリートエディション】
PS4 / Xbox One / PC
発売年 クラシック
2010年
コンプリートエディション】
2020年

犯罪組織のマフィアを題材にしたシリーズの第二弾。時代設定は1943年1945年1951年で、前作の10~20年後にあたる。本編に関しては物語を軸にミッションが展開していくという従来の方法を継続しており、GTAのようなフリーロームは取られていない。一方でDLCではフリーローム式となっている。舞台となるのはアメリカ東海にある架都市であるエンパイア・ベイで、サンフランシスコニューヨークティシカゴデトロイトモデル

ハードウェアの発達を踏まえ、2002年発売の一作グラフィックが大幅に向上している。新システムを導入により、プレイヤーはある程度自分の裁量でを稼ぎ、それで自由や武装を強化し、好きな装をする事が出来るようになった。ゲームには約50種類の乗物ゲームに登場する。

2010年版の日本語版を担当したのはTake-Two Interactive Japan

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コンプリートエディションPC版のフリーズバグについて

最初にジュゼッペの店でピッキングツールを購入した際に練習をさせてもらう場面があるが、コンプリートエディションのPC版ではそこでフリーズするというバグが起きている。これは言設定を日本語にすると必ず起きるもので、記事更新時点ではパッチもない。

回避策としては一度ゲームを終了し、2Kランチャー(デスクトップアイコンSteamから起動したときに出てくるメニュー画面のようなもの)の「プレイ」の横にある「ゲーム内設定」をクリック、Languageの項Englishにすると回避できる。

日本語で発生するフリーズするのはここのみなので、他のシーン日本語のままで問題ない。

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物語

ヴィトリオアントニオスカレッタ、通称ヴィト。1925年シチリ生まれ。彼の一家は貧しさから逃れるためにアメリカへ移住し、移民窓口となっていたエンパイア・ベイで暮らし始める。最初は新地での生活を見ていたが、貧困は豊かなアメリカでも彼らを離さなかった。10代の頃、ヴィトは幼馴染ジョーバルバロと共に宝石店のショーウィンドウから宝石を盗み出す。二人はお宝を抱えて逃げたものの、運悪くヴィトだけが逮捕されてしまう。

ヴィトに取っての一つの転機は戦争だった。彼は徴兵され、ジョージ・パットン率いる第7軍隷下の第504パラシュート歩兵連隊に配属されハスキー作戦に参加する。第7軍はシチリアに上陸するとモンゴトメリー将軍率いるイギリスの第8軍と協調し、を防衛する枢軸軍を撃破していく。ヴィトはファシストレジスタンス拘束している建物に突入し、人質を解放する任務を負う。突入後は次々にイタリア兵を倒していったものの、イタリア軍ドイツから供与された自走砲を使い建物撃。爆音衝撃で意識が朦朧としていたヴィトは、撃後に突入してきたイタリア兵に殺されそうになる。間一米軍M4シャーマンに乗ったマフィアドンが現れ、拡器を使ってイタリア兵に投降を呼びかける。「諸君、私達は解放された。もう戦いをやめよ」と。イタリア兵は呼びかけに従って降しヴィトは九死に一生を得た。マフィアは、ドゥーチェであるベニート・ムッソリーニ示で有を言わさず逮捕され刑務所に収容されていたものの、チャーリー・"ラッキー"・ルチアーノなど在マフィアの協を得ていた米軍が彼ら「政治犯」を刑務所から解放したのだ。この戦いと、続くイタリア戦役で連合政治犯は勝利を収めた。

それから2年後の1945年。ヴィトは懐かしきエンパイア・ベイに復員してくる。しかし帰ってみても元の貧しい生活は変わらず、それどころか状況がより悪化しているのを知る。2000ドルの借を残して死んでいたのだ。ヴィトは借を返すべく、今はマフィア三下となっているジョーのツテで仕事を始める。ジョーと関わりを持てば、かつて逮捕されたようにまたトラブルに巻き込まれるのではないかと反対するが、他にを稼ぐ術もないヴィトはマフィア仕事をしていくことを決意。

こうして、ヴィトは血の掟の世界へと歩みを進めていくのだった。

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登場人物

主人公と仲間

ヴィト・スカレッタ
(Vito Scaletta)
主人公
本名はヴィットリオアントニオスカレッタ (Vittorio Antonio Scaletta)[2]。本作の主人公。シチリアからの移民で、貧困から逃れるためにマフィア世界へ入っていく。父親デレクの下で働く港湾労働者(仲士)だったがはずっと貧しく、そのことから既に他界したを今も軽蔑している。大胆に仕事をこなす一方で慎重な面もあり、手な作戦を思いつく周囲に辟易することも。中盤でファルコーネ・ファミリーに加入しマフィオーソとなる。
ジョーバルバロ
(Joe Barbaro)
主人公友・相棒
ヴィトの幼馴染で悪友。主人公すべき相棒。ヴィトのマンマは、息子を悪のに誘う厄介者だとして見ている。快活な性格で面倒見が良い任侠肌で、ヴィトに仕事旋したり、マーティという分を可がっている。楽観義者でもあるが一方で直情的で、単純な判断で行動をとりがちなことも。手好みでシャツも手なら、部屋の装飾も手である。暴力をいとわない割に信号無視速度違反にうるさい。ヴィトと共にファルコーネ・ファミリーに加入する。
DLCの「ジョーの生き様」では主人公をつとめる。
ヘンリートマシー
(Henry Tomasino)
主人公先輩仕事仲間
チリア生まれのマフィオーソ。所属組織は当初はクレメンテファミリーで、後にファルコーネに移る。ヴィトより14歳年上で、若い二人が子供だった頃には既にリトルイタリーで知られた存在だった。いつも高級スーツをビシっと着ている。基本的に不想だが笑顔ではしゃぐこともある、ラブリーなマイフェロー物語後半ではある疑惑が持ち上がる。

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犯罪組織・裏社会

ファルコーネ・ファミリー
カルロファルコーネ
(Carlo Falcone)
ドン
ファルコーネ・ファミリードンであり、名誉ある社会に加入したヴィトとジョー分である。新しい世代のマフィオーソで、ヴィンチのような従来的な組織やマフィオーソが手掛けないビジネスにも積極的。禁酒法時代に大けした経緯から、裏社会には今後も同程度の利益をもたらすビジネスが必要と考えている。ただそのビジネスによってクレメンテやヴィンチとは対立している。
マルタ読し、また天文学興味を持ち基を設立してプラネタリウム併設の文台を建設するなど、裏社会紳士に留まらない教養人としての顔も持つ。
エディスカル
(Eddie Scarpa)
幹部
ファルコーネの手下で幹部。と女が大好きでジョーと似たタイプ。機嫌良く酔うとラジオで流れる曲に合わせて歌う。もちろんただの陽気なおじさんではなく、頭が切れて情勢を冷に見極める才も持つ。DLCジョーの生き様」ではを手に勇猛果敢に戦う。
アントニオバルサ
(Antonio Barsamo)
ソルジャー
通称はトニーボールズ。ファルコーネ配下のソルジャーで数々の危険な仕事をこなしてきた。見てくれの通り腕っぷしが強く手荒な仕事が得意。最近は分の会計士を警護している。DLCジョーの生き様」では、ジョーと共に明るく楽しく悪いことをしていく。
マーティ
(Marty Santorelli)
ジョー
ジョー分で元タクシー運転手。ファルコーネの正式な子分ではないが、ジョーが面倒を見ていることからファルコーネの仕事に携わっていく。多くのギャン映画を見た経験からギャングに憧れており、ジョーローモデルにしようとしているが、邪気で純すぎる性格が危なっかしい。

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クレメンテファミリー
アルベルト・クレメンテ
(Alberto Clemente)
ドン
クレメンテファミリードン。シチリア生まれの移民で、禁酒法時代に大けして出世した。エンパイア・アームズ・ホテルを支配下に置いている他、の外れで食加工工場も営んでいる。あるビジネスに絡んでファルコーネを敵視しており、後に決定的な対立へと至る。
ルカグリー
(Luca Gurino)
幹部
クレメンテの子分でファミリーの幹部。上納を払わない業者を襲う、敵対者を誘拐し拷問にかけるなど手荒な仕事を任されており、ルカはそれに見合った気質の持ちである。ただ必ずしも成功率は高くないようで、クレメンテの評価は高くない。

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ヴィンチ・ファミリー
フランク・ヴィンチ
(Frank Vinci)
ドン
ヴィンチ・ファミリーを率いるドン。相談役のレオとは昔からの友。エンパイア・ベイのイタリア系組織では古参の一人であり、名誉ある社会が集うコミッションにおける重鎮である。昔気質のマフィオーソであり、麻薬ビジネスに関しては一貫して否定的。かつてモレッティファミリーと抗争していたが、これに勝利しモレッティを壊滅させたことで、ヴィンチはエンパイア・ベイで絶対的な地位を築いた。
レオガラン
(Leo Galante)
相談役
ファミリーの相談役 (コンシリエーレ)。フランク友にして右腕であり、ヴィンチ・ファミリー今日の地位を築くのに多大な貢献をした戦略である。エンパイア・ベイのファミオーソの中では最も成功した一人。イタリア系のみならず中国系にも顔が利く。刑務所に収監されている際にヴィトと知己になり、以後は彼の父親代わりとして面倒を見る。
但し昨今は裏社会に嫌気がしている面もあり、フランクの振る舞いについても「同業者間で保安官のマネをして」と評するなど手厳しい。
フェデリコパパラルド
(Federico Papalardo)
幹部
通称は「太っちょデレク」。大抵はデレクと呼ばれている[3]。表向きの顔は港湾労働組合組合長だが[4]、裏の顔はヴィンチ・ファミリーの幹部。組合を通じて港を支配下に置いており、盗難高級海外への輸出も彼の要なビジネスの一つである。ヴィトのマンマは彼が組合の幹部なのでっ当な人だと思っているらしい。
ステファン・コイン
(Stephen Coyne)
デレクの手下
通称スティーブデレクの手下ではあるが、血筋がオランダアイルランドなのでマフィオーソにはなれない。ただヴィンチ・ファミリーの中では重要な荒事を任されており、モレッティファミリーとの抗争ではドン・モレッティを暗殺し、ヴィンチに勝利をもたらした。よくデレクの事務室に入り浸ってプレイボーイを読んでいる。

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トライアド (三合会)
チュウ
(Chu)
首領
エンパイア・ベイ・トライアドの首領。レオとは旧知の間柄のようだ。マフィアトライアドとの対立が発生・化した際、レオが提案した解決策を受け入れた。
ウォン
(Wong)
レストラン支配人
チャイナタウンレストランレッドドラゴン」の支配人が表の顔、裏の顔はトライアドの一員。レッドドラゴン地下にある阿片窟の運営麻薬密売を取り仕切り、また組織にに報復を加えるといった仕事を任されている。ある出来事がきっかけで主人公と敵対することになるが、諸々考えるとトラブルの巻き添えをくらった挙句に主人公から敵視されたともいえる。かわいそう。

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周辺協
マイクブルスキー
(Mike Bruski)
スクラップ工場経営者
エンパイア・ベイ北東部のリバーサイド自動車スクラップ工場を営む整備工…というのは表向きで、裏では盗難を扱っている。裏社会人間は彼に良く世話になっているらしい。
ナサニエルハロルド
マースデン三世

(Nathaniel Harold
Marsden III
)
店経営者
通称ハリーキングトン店を営む元軍人。彼が扱うのはブラックマーケットで流通する銃器であり、一般的な店では手に入らない強な軍用火器が中心。アメリカ製のトミーガンM1ガーランドは当然として、ドイツMP40イタリアのベレッタ38という外の自動火器もある。ともかく本人がもの凄い兵器ヲタクミリヲタであり、ヴィトに従軍経験があると知るや相手の都合も構わず軍隊トークをかましてくる。
ジュゼッペ・パルミンテリ
(Giuseppe Palminteri)
商店主
リトルイタリーアパートの一室で、裏社会紳士向けに商店を営んでいる。元は庫破りで物凄い腕利きだった。扱っている商品は偽造や不正作成された書類、ピッキング器具、火炎瓶マグナムマガジン増量のM1911など、相応に物騒なものである。本人は穏やかな老人だが仕事仕事なので、裏社会情報にも詳しい。本作開発段階では偽造銃器携帯許可実装され、ジュゼッペの店で扱われる予定だった。
アンドレアス
ラファティ
(Andreas Karafantis)
医師
通称エル・グレコ。表向きの仕事は画で裏の顔は闇医師サンドイッチコーラで傷が回復する主人公が世話になることはないが、堅気の病院を頼れない裏社会紳士向けに医療サービス提供している。闇医師といっても元々は正規の医師で、ギリシャ大使館付医官だった。だが大使夫人とアレコレして仕事をクビになり、色々あって今の仕事をしている。
本編冒頭のスカレッタ移民してくるムービーでは、彼が港で検疫を行っている様子が見て取れる。
ブルーノレヴィン
(Bruno Levine)
サウスポートで高利貸しを営むユダヤ人。彼への出資者は外に住むコミッションメンバーだという。そういった経緯から裏社会融を担っており、ブルーノの与信さえ通れば即日で多額の融資も受けられるが、その分だけ利は高くトイチ以上である。取り立てが厳しいことでも有名で、それに関する様々な噂も多い。また出資者が裏社会人間なので、彼を殺したところで借は帳消しにならない。を貸すときは決まって同じ句(出エジプト記第22章24節)を引用する[5]
デバド巡査部長
(Sergeant Devado)
汚職警官
社会と通じている警察官で、$500賄賂と引き換えに装やナンバーにかけられた手配を取り下げてくれる。依頼電話で行う。

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各組織の特徴

エンパイアベイのイタリア犯罪組織は合同委員会 (コミッションCommission) を組織しており、各ファミリーが集う会議の場を設け様々な調整を行っていく。「名誉ある社会」へ新たに入会した者の儀式コミッションにおいて行われる。またエンパイア・ベイのみならず外の組織も参加しているようだ。
イタリア系以外の組織はいわゆるストリートギャングが中心なのだが、中国系のトライアドはマフィアとは別の文化で高度且つ強な組織を持つ。

ファルコーネ
(Falcone)
イタリア
カルロファルコーネがドンを務める、いわゆるマフィアと呼ばれる組織の一つ。ヴィトとジョーもここに加入する。禁酒法時代にカナダからの類の密輸で財を成した。元はモレッティファミリーであったが、ヴィンチとの抗争時にカルロがヴィンチと裏で通じモレッティを暗殺、ドン亡き後のファミリーカルロが乗っ取る形で誕生した[6]。従来は禁忌とされた麻薬ビジネスにも手を出している。また本編では描かれていないが、貨幣偽造も行っている。
クレメンテ
(Clemente)
イタリア
マフィアの一つでドン・クレメンテが率いる。クレメンテはシチリア出身で独自のコネがあったことから、禁酒法時代にこれを利用し類を密輸し財を成した。他にも食加工工場やエンパイア・アームズ・ホテルなど合法ビジネスを有しており、これも利用し勢を拡大しつつある。
ヴィンチ
(Vinci)
イタリア
ドン・ヴィンチの組織。昔ながらのマフィアであり、な収入は上納やみかじめ料の類。その典デレクが取り仕切っている港と港湾労働組合となる。その他の合法的ビジネスとしては、ミッドタウンビルを建設している。
禁酒法時代に大けしたが、それが尽きるとモレッティファミリーと抗争状態に突入した。それに勝利したことで、ヴィンチ・ファミリーはエンパイア・ベイの裏社会で絶対的な地位を築いている。
モレッティ
(Moretti)
イタリア
トマソ・モレッティが率いたイタリア系組織。本編開始時点では既に壊滅しており、ファルコーネが実質的な後継組織となっている。禁酒法時代にはカナダからのの密輸で組織は発展したものの、禁酒法終焉と同時にヴィンチ・ファミリーとの対立が化、大規模な抗争に発展した。2年に及んだ抗争は、モレッティの手下であったカルロファルコーネがドンを裏切り、デレクの手下であるスティーブがモレッティを暗殺したことで終結した。
トライアド
(Triad, 三合会)
中国
中国系の組織。エンパイア・ベイの非イタリア系組織の中では群を抜いて強な組織であり、チャイナタウンを根阿片窟や麻薬密輸を行っている。裏切り者は見せしめとして中で滅多切りにするなど、西洋の組織とは異なる種類の残さを持ち、またその背景となる独自の文化を持つ。
ボンバー
(Bombers)
アフリカ
サンドアイランドやハンターポイントを根にするアフリカストリートギャング。それほど強な組織というわけでもなさそうだが、ストリートでの麻薬の密売を手掛けており、相応に潤っていそうではある。
ニールギャン
(O'Neill Gang)
アイルランド
エンパイア・ベイでも歴史あるディプトンキングトンを根にしている。組織の歴史自体は古く、オニールは19世紀初頭にはエンパイア・ベイに移民し、19世紀後半~20世紀初頭には大きな勢を誇っていた[7]。但し近年は不良程度の集まりであり、荒っぽい、正確に言えば雑な手口で宝石窃盗を試みるなど、犯罪組織としては洗練とは程遠い。
グリーサーズ
(Greasers)
暴走族
改造した自動車バイク暴走することを好む不良が集団化されたもの。名前の由来はグリースで整しているからと言われている。白人が中心のようではあるが、これまでに記したような人種民族による組織とは異なり、暴走行為やパーティなどに明け暮れている。よってマフィアトライアドのような本格的な犯罪組織とまでは至っていない。

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市民

フランチェスカスカレッタ
(Francesca Scaletta)
ちゃん
ヴィトの美人でやさしいと近所でも評判だが、父親は多額の借を残して死亡し、亭は遊び歩いて浮気するロクでなしであり、ヤクザである。かわいそう。
マリアスカレッタ
(Maria Scaletta)
マン
敬虔なカトリックであるヴィトのマンマ。ヴィトに堅気になってもらいたいのだが、息子の方はそんな気はさらさらない。夫(ヴィトの)についても、マンマは「お父さんのようにi一生懸命働いたら」などと説得するが、ヴィトはその父親反面教師にしたいのでむしろ逆効果になっている。結局はヴィトはヤクザを歩んで大事件を起こし、連邦刑務所に収監されてしまう。かわいそう。
トミーアンジェロ
(Tomy Angelo)
グリーンフィールドの住民
グリーンフィールドに住んでいる男性。一見すると普通の一市民だが、実は1930年代ロストヘブンサリエリファミリーの構成員をしていた。諸般の事情から稼業を引退しエンパイア・ベイに転居した。とある依頼を受けたヴィトとジョートミーの自宅を訪れる。

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登場武器

主人公が使える武器は本作では銃器と投擲武器になっており、打撃武器は用意されていない。打撃系は元々は実装の予定があったそうだが、製品版では看守が警棒を持っている他にはムービーシーンで使用される程度であり、主人公が使う武器からはオミットされている。本作での格闘は素手のみとなっている。

を発射すると弾薬が消費され、手持ちの弾薬を撃ち尽くすと使えなくなる。弾薬の補給はそのを売っている店で購入するほか、敵を倒し落とした銃器から拾うことで行う。

拳銃
38口径リボルバー
(.38 Revolver)
38口径の弾を撃つ6連発の回転式拳銃。一般の店で最初から売られている。警察官の基本装備であり、裏社会でも多用される小のもの。威と集弾性はそれなりだが、ヘッドショットで敵を倒すには十分である。
マグナム
(.357 Magnum)
.357マグナム弾を発射する6連発の回転式拳銃。一般の店でも後から買えるようになるが、ジュゼッペの店では他よりく入手できる。強一発は胴体であっても敵に大打撃を与えられるもの。
1911セミ
(1911 Semi)
45口径の7連発セミオートマチックピストル。一般の店で最初から売られているが、必要な場面でジョーから貰えるので積極的に買う必要はあまりない。
いわゆるコルトガバンメント。威がある上に速射性も良く、全般を通じて重要な武器となる。
1911スペシャル
(1911 Special)
ジュゼッペの店でのみ扱う特別仕様の1911。弾倉を長くし23連発にしてある。
C96ピストル
(C96 Pistol)
モーゼルC96ハリーの店で購入できる。登場自体は第1章からなのだが、これはイタリア軍の装備を拾うもので、エンパイア・ベイで本格的に使えるのは中盤以降となる。

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サブマシンガン
トンプソン1928
(Thompson 1928)
45口径の弾薬を使い、50連発のドラムマガジンを備える。みんな大好きトミーガン。第5章以降で使用できるようになる[8]。速射性は高いが集弾性はイマイチ。離れた敵を倒すには指切りバーストが要るが、逆に至近に接近された場合には弾数の多さと速射性が頼りになる。
元々は軍用の自動火器として開発されたが、アメリカ歴史において最初にこれを活用したのはギャングであり、またそれに対抗する警察であった。ついたあだ名シカゴタイプライター
トンプソンM1A1
(Thompson M1A1)
40口径の弾を使い30連発マガジンを備えたもの。本作では警察官の装備として登場するほか、敵のギャングも使用している。主人公も使えるのだがハリーの店ですら取り扱いがく、弾薬も含めて拾って使うしかないものである。集弾性が1928より少し良い。
1928をプレス加工で作れるように設計を見直し、生産性を向上させ、調達コストの低減と生産数の増大の為に開発された。急に第二次世界大戦をやることになったので、歩兵用の近接火器として1942年に採用された。
38口径SMG
(.38 SMG)
38口径弾の30連発。イタリア軍が使用していたもので、どういうわけかエンパイア・ベイにも流入している。もちろんハリーの店での取り扱い。MP40と並んで使いやすい。
グリースガン
(Grease Gun)
9mm弾の30連発。敵の武器として中盤以降に登場し、主人公もそれを拾って使えるようになるが、ハリーの店での取り扱いは終盤である。
グリースガンとは元々は機械グリスを注入するための工具の名前だが、これは見たがそれに似ているのでグリースガンあだ名された。第二次大戦で使用する的でアメリカ開発された。
薬師丸ひろ子原田知世橋本環奈セーラー服を着てぶっ放していたのがこれ。
MP40 9mm弾を使い30連発マガジンを備える。ハリーの店で入手できる他、中盤以降で敵も使用している。
ドイツ軍が採用したサブマシンガンサブマシンガンの中では集弾性が良いので、ヘッドショットも狙いやすい。
長澤まさみがぶっ放していたのはこっち。

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ショットガンライフル
ショットガン
(Shot Gun)
12ゲージ弾の8連発。離れた相手と戦うには向いてないが、近接戦闘では絶大な威を誇る。ハリーの店では第5章以降、一般の店では第7章以降に取り扱われる。第2章でウォルタークーペを盗むために訪れるバーローンスター」の裏口の部屋から無料で貰える。
M1ガーランド
(M1 Garand)
.30-06(7.62mmx63mm)スプリングフィールド弾の8連発。第1章のハスキー作戦ではヴィトの標準装備。後々ハリーの店や一般の店で取り扱われる。
第二次大戦時におけるアメリカ軍ライフルセミオートマチックになっており、ボルトアクションが不要で速射性に優れる。金属クリップ弾薬を装着している。最終弾後の排莢時にクリップも一緒に排出され、その際に「カーン」という特有の音が鳴る。
K98ライフル
(K98 Rifle)
8mm弾の5連発。第1章でイタリア軍が使用しているものを拾えるが、エンパイア・ベイでは後半でハリーの店で取り扱いがある。
第二次大戦終了までのドイツボルトアクションライフル。速射性はM1ガーランドに劣るが、ボルトアクションであるため命中精度はこちらが優れている。

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投擲武器・その他
グレネードMK.II
(Grenade MK.II)
一度に最大6個を携行できる。第一次大戦後アメリカで採用され、第二次大戦中に多用されたもの。みんながイメージする手榴弾の形をしている。パイナップルハリーの店で第10章以降に買えるようになる。
モロトフカクテル
(Molotov)
火炎瓶で一度に最大6個を携行できる。投げて割れると火炎が広がり、しばらくの間は燃え続けて敵にダメージを与え続ける。火炎に近づくと自分もダメージを食らうので気を付けよう。
MG-42
ドイツ軍が使用した機関銃主人公自由に購入・携行することはできないが、第1章と第5章で固定座として登場する。弾数制限でバリバリ撃ちまくれる。

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自動車

広いを移動するのには欠かせない自動車おまけに本作は公共交通機関が使えないので、自動車の重要性は前作よりも高くなった。ボンネットの開閉ができる、の日にはワイパーが作動するなどリアルな作り込みがされている。またゲーム開始当初は季節がで路面が凍結しており、が滑りやすくなるといったこともある。このゲームブリザックいので気を付けたいところ。

そして皆さんのご想像通り、この手のゲーム主人公お金を払ってを手に入れるわけがない。

本作の自動車の特徴

本作に登場し主人公が運転できるには以下の特徴がある。

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車種

舞台となる時代のを模したものが多数登場。復員直後の1945年は初代Mafiaでも見たようながまだ数多く走っているが、1951年はそういったはほぼくなり戦後道路を埋め尽くしている。ビッグ3の陰謀により潰えた、あの名そっくりのも登場する。

ブランド
スミス
(Smith)
モデルフォード。1作(とDE)でのBoltに相当するブランドで、大衆スポーツカー、商用など多数のモデルが登場する。
シューベルト
(Schubert)
モデルシボレースミスと同じく大衆や商用を手掛け、これも多数のモデルが登場する。
カルバー
(Culver)
モデルはダッヂ。ジョーの最初のであるエンパイアのみが登場するが、通常の乗用車の他に1940年代のパトカーもある。名前からすると地元のメーカーっぽい。
ポトマック
(Potomac)
モデルポンティアック。大衆メーカーで、エディでもあるインディアンが登場。
ラシター
(Lassiter)
モデルキャデラック。高級メーカーで、セダンシリーズ69[9]と、リムジンシリーズ75ハリウッドの二種が登場する。
クイックシルバー
(Quicksilver)
モデルマーキュリー[10]。4ドアセダンウィンザー(Windsor)のみが1950年代に登場するが、これには通常の乗用車の他にタクシーもある。
ヒューストン
(Houston)
モデルハドソン。4ドアセダンワスプ(Wasp)のみが登場する。
ウォルター
(Walter)
モデルはウィリスビジネスクーペのウォルタークーペと[11]DLC四輪駆動ミリタリーユーティリティが登場。クーペはヴィトが第2章で盗むもの。
ウォーカー
(Walker)
モデルはタッカー1950年代のみに4ドアセダンロケットが登場。DLC限定を除けば最高速は最も高い[12]
モデルとなった新メーカーのタッカーは、ビッグ3の妨もありモデル48(トーピード)を50台製造しただけで倒産した。この世界では元気に量産メーカーとして活躍しているようだ。
ハンク
(Hank)
モデルケンワース。大メーカーで、大トラックのHank Bが登場。これにはセミトラクタータンクローリーの二種類がある[13]

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燃料

本作のには燃料システムがあり、燃料が切れたらまともに走れない(実と違い低速では走れる)。燃料は内8ヶ所に点在するガソリンスタンドで購入できる。乗中画面右下に表示されるスピードメーターHUDに燃料計があり、針が右端にあると満タン、左側あると燃料切れ。燃料が少なくなると燃料計内のオレンジの警告ランプが点し、画面左上ヒントメッセージ給油が促される。

の燃料システム2002年に発売された1作実装され、2010年発売の本作でも引き続き採用された。いわばMAFIAシリーズお約束であったのだが、2016年に発売されたMAFIA IIIではこれがくなった。2020年に発売されたコンプリートエディション三部作では、事実上の最新作となるMAFIA:DEで燃料システム復活した。

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車の故障

主人公が衝突を繰り返すとが壊れていく。ヘッドライトが壊れて消する、ホイールキャップが飛んでいくなどプレイヤーにとってギミック的なものから、軸の破損により進路が偏心する、エンジンが壊れて動かなくなるという走行にするものまである。

衝突を繰り返すなどしてエンジンが故障し動かなくなった場合は、ボンネットの前に回り込んでボンネットを開けて修理すれば再び動けるようになる。ただこれは応急修理であり、再び衝突するとまた直ぐに止まってしまう。本格的な修理が行えるのは修理工場と自宅の庫である。

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ナンバープレート

警察の項目でも述べる通り、本作ではナンバープレート番号ごとに異なる仕様を反映し、警察の手配もナンバープレートによって行われる。手配中のはWANTEDの警告アイコンが表示され、そのに乗っていると一度パトカーを振り切っても、警察は発見次第また追跡してくる。

追跡を逃れるにはそのを乗り捨てるか、修理工場ナンバープレート番号を変えるか、デバド巡査部長電話をかけて$500賄賂を支払い手配を解いてもらわなければいけない。

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自動車の入手

前作ではファミリーの御番であるラルフ「へ、へ、ヘイ、ト、ト、ト、ト、トミー。こ、こ、こ、今回のはな、な、な、な、な、中々いかしてるぜ」ミッションの度に新しいを用意してくれ、修理工場ルーカスと共にの盗み方を教えてくれた。また彼らから盗み方を教わらないと、その種を盗むことができなかった。今回は御番も整備工場を営む悪友もいない代わりに、どんなでも直ぐに盗めるようになった。

しかし駐中の盗みたいの横へ行って、いきなりドアガチャっと開けて盗めるわけではない。ドアを開けるプロセスがある。一つは肘床でドアガラスを破り中からを開ける方法。もう一つはピッキング器具を使った開錠。前者は簡単だが、ガラス割れるので後々使い続ける場合はガラスを直さないとなんとなく気になるし、改造する場合は必ず修理しなければならない。ピッキングを壊すことなくドアを開けられるが、その作業はプレイヤーが自分で行う必要がある。安くて古いは簡単に行えるが、新しい高級が複雑になっているので時間が掛かる。

いずれの場合でも、それをやっているところを警官に見つかると逮捕されそうになる。特に路上駐を狙う場合は、通りを徒歩の警官やパトカーが頻繁に通るので、ピッキングに時間が掛かると危ない。しかも最初に盗む時はヴィトーが直結でエンジンをかけるので(ここは自動)、スタートにもやや時間がかかる。

GTAチャイナタウンウォーズと良い、今の流行は「を盗むのにも一手間」のようだ。だがそれが良い。

なお、ピッキング中に持ちに乗り、走り去っていくバグが報告されている。
プレイヤーのピッキング動作は継続され、成功し、に乗ろうとすると、その内にワープするが操作を受け付けず、降りると元の場所に戻る。

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車の改造

後述する修理工場で行える。改造すれば外観を格好良く、性の向上が可ピックアップトラックチューナップを施し、ホワイトレタリングスポーツタイヤ手な塗装、といったこともできる。

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警察

エンパイア・ベイを守ることになっている治安組織。実際は汚職も多く、そのおかげで生きながらえる犯罪者も多いとか。

Mafia世界警察は他の犯罪ゲーより法規にうるさい。前作では速度過したといっては切符を切り、他のとぶつかれば切符を切り、信号無視をしたら切符を切り。お陰で犯罪ゲーでは中々ない、安全運転を要されるゲームであった。

今回の警察は前作よりはやや緩い。信号無視はお咎めなしだし。それでも制限速度には気をつけないといけないし、他のとぶつかれば切符を切られる。取締りを受ければ違反切符なら罰を、逮捕レベルなら賄賂を渡すことになる。それが嫌なら逃げるしかない。警察がこっちをで攻撃してくるなら、逃亡か死か。

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犯罪への対処レベル

警察犯罪への対処は以下の四段階に分かれており、主人公がいまどの段階で警察に追われているかはアイコンによるインケーターとの数で確認できる。

  1. 違反切符 (切符マーク)
  2. 逮捕 (手錠マーク)
  3. 拳銃による制圧 (拳銃マーク★★★)
  4. 自動火器による制圧 (短機関銃マーク★★★)

スピード違反や交通事故など軽微な違反や犯罪については1。罰を払えば釈放してくれる。また死人が出ていない素手での喧嘩であれば、罰も取らず注意で済ます。武器の不法所持や自動車の窃盗などは2。主人公が火器で殺傷すると3、自動火器を使用するなどより犯罪を行えば4となる。4ではトンネルなど要衝となる道路パトカーによる封鎖が行われており、短機関銃を持った警官が待ち構えている。

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指名手配

警察はただ場当たり的に追いかけるのみならず、主人公の特徴から指名手配を行い、発見次第こちらに対処してくることがある。指名手配を行う主人公の特徴は以下の二点。

  1. 乗っているナンバー

1は手配書に「WANTED」という情報表示で、2はナンバーに「WANTED」というそれで、現在自分がどのような手配を受けているかが分かる。1を解くには着替える必要があり、2は乗り換えるか修理工場ナンバーを交換するかしなければならない。しかも警察に追われている状態ではできず、一度警察を巻いてから行うことになる。もちろん店の前で警察に見つかったら、また巻くところからやり直し。

装だけで手配されている時は、に乗っている間は警察につきにくい。速やかに移動し着替えれば、簡単に手配を解ける。ナンバーの場合はわざわざ交換しなくても、警察に見つからないとろこでを捨てればよい。しかしどうしてもそのが必要な場合は、やはりナンバー交換が必須となるだろう。

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賄賂

警察逮捕されそうになった時や指名手配を受けた時、賄賂を支払うことで逃れる方法もある。

2で逮捕されそうになった際は、自分の身柄を確保した警官に$100$300程度の賄賂を渡すと見逃してくれる。断る警官はおらず年金の足しにしよう」「の気が変わらないうちに消えな」などと言ってを受け取っていく。但し3以上ではこの手は使えない。3以上で手配を一気に消す方法としては、中にある公衆電話などの電話から汚職警官に電話をかけて$500支払い、装とナンバーの手配を消してもらうというのもある。

尚、中ではNPCによる事件や事故も発生しており、警察官はこれにも主人公に対するのと同じく対処している。NPC逮捕を試みる様子もあるのだが、すべての場合において賄賂を受け取っているようだ。若しくは射殺である。ゲーム世界LCPDやLSPDより腐った警察があったとは。

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店舗での犯罪後

店舗で強盗殺人などの犯罪を行った場合は警察の捜が行われ、ストーリーモードでは次章までその店舗を利用することができなくなる。

店員を殺した場合は、後で戻ると店舗入口に 黄色規制線テープ が貼られて封鎖されている。入り口をピッキング器具で開錠すると中には入れるが盗みなどは行えない。店員生存していた場合は警察官が事情聴取をしており、近づくと警察官に追跡され指名手配される。いずれにしてもその章では使えなくなるので、後で用事があって入りそうな店に強盗に入るのは避けよう。

但し第11章のザ・ヒルオブタラ(キングトンにあるアイリッシュバー)は例外である。第11章ではシナリオ進行により同店を訪れるイベントが発生するのだが、イベント発生前に同店を襲いバーテンダーを殺したとしても、その後のイベントは通常通り発生しバーテンダーも生きている。

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金策

本作にはお金システムがある。ストーリー進行において最低限必要な額のお金武器などはイベントによって入手できるが、余分に武器が欲しい、を何台もカスタムしたいといった場合には、余分にお金を稼がなくてはならない。特に第6章と第11章後半では持ちゼロに戻り、第14章後半では手持ちの武器が一度くなるので、そのあたりで策が必要になる場合もあり得る。本作において策として使えるものは以下の通り。

一覧
スクラップ工場 ブルスキースクラップ工場をプレス機に入れると、$400程度の収入が得られる。第2章から第15章まで限度く使えるが、まとまった額が欲しい場合は何度もを潰す必要がありそこは面倒。工場敷地に駐車両スポーンされるので、潰しては離れて戻り、スポーンされたものを再び潰すというのが最も効率的か?。
港のクレーン デレクの盗難輸出ビジネスを売却するもの。第8章~第13章まで使える。高級や希少なスポーツカーに限定されるが、一回の収入が最低でも$1500程度あり、ラシター・シリーズ75・ハリウッドバークレー・キングフィッシャーでは$2500になるなど、策の中では最も割が良い。但しシナリオ進行によって第14章からは使えなくなる。
店舗強盗 店舗に武装強盗に入りを奪うもので、最初から最後まで使える。ブルスキースクラップ工場に次いでやりやすいもの。欠点としては、強盗に入った店は次章になるまで使えなくなることと、店舗によっては店員が武装して返り討ちにある危険があること。リスク額を勘案すると店(一回$400~$900程度)が他よりも分が良いと思われる。
店によっては強盗ができないものがある。バーイタリア系組織の店は強盗不可、それ以外の店舗は強盗ジュゼッペの店やハリー店も強盗ができない。

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街にある施設

買い物をするお店、お金を稼ぐ為の場所など、には様々な施設がある。それらを上手く使いこなすと、ゲームをより簡単に進めることが可

店舗は一部を除き、強盗に入ってレジや商品を盗むことができる。概ね女性抵抗してこないが、男性は武装して撃ち返してくることもあるので注意が必要。また店をけば警察が駆けつけるので、頂くものを入手したら速やかに逃げるのが良い。

自宅

生活の拠点となるヴィトの自宅。物語の進行にあわせて四箇所が順番に登場する。自宅には冷蔵庫ラジオベッドなどの具があり、それぞれ実用的な機を有する。冷蔵庫の中に入っている飲食物は体力回復することができ、ラジオでは番組を聴取することができる。そして所定のミッションクリアした後にベッドで休むと物語が進む。

自宅には必ず庫が付いていて好きなを10台まで保存できる。10台溜まった状態で入れ替えを行うと、出庫した庫から破棄(保存から削除)される。DLCで入手したは最初から庫に保管されており、そのうち港やスクラップ場での売却や庫からの棄ができないものに関しては、10台とは別で保管される。修理は有料だが庫でも行うことが可で、修理すると体の汚れも落ちる。庫に置ける乗用車ピックアップトラックで、タンクローリートラックなど大緊急自動車は置くことができない。自宅庫として使えるもののうち、ジョーアパートの横にあるものは本編中一貫して使用することができる。

自宅一覧
ジョーアパート
(Joe's Apartment)
第2章~第5章
リトルイタリー
復員したヴィトの最初の自宅となる場所。エンパイアベイ・ハイウェイリトルイタリーインターチェンジ近くにあるアパートの3階。ヴィトは第2章前半の帰郷当日こそが住むアパート自室で寝るが、翌日となる第2章後半~第5章までジョー部屋居候する。後にジョーの手により内装が変えられ、かなり個性的なものとなった。フラミンゴ
アップタウン174
(Uptown 174)
第7章~第9章
アップタウン
社会復帰したヴィトが最初に住むアパートで、アップタウンの遊歩近くにある。ジョーが手配した物件であり、最初の一か賃は彼が支払ってくれた。まぁまぁお喋りな不動産屋が最初に室内を案内してくれる。
スカレッタ邸
(Villa Scaletta)
第10章~第11章
グリーンフィールド
マフィオーソとなったヴィトが手に入れたな邸宅。高級住宅街グリーンフィールドにある。第2章で「いつかこんなところに住みたい」と言っていたヴィトのった。全自宅の中で最も広い面積を誇り、庭にはプールもある。だが第11章でオニールギャングに焼かれたことで、たった2章で出番がくなってしまった。第12章以後に訪れると焼け跡が残っている。
マーティアパート
(Marty's Apartment)
第12章~第15章
オイスター・ベイ
ニールギャングにスカレッタ邸を焼かれた後、ジョーの計らいで当面の住まいとなったマーティアパート。内装が汚くて狭い、冷蔵庫サンドイッチがないなど問題は多いが贅沢は言えない。
導入部のムービーにおいて、大雨に、煙とウィスキーにヴィトがスカレッタアルバムを眺めている部屋はここである。

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ブルスキーの自動車スクラップ場

ゲームの初めのほうで訪れるブルスキーが営む自動車スクラップ場。敷地にはの山。

ここには自動車のプレス機があり、持ち込んだを潰すとスクラップ代として$400程度の収入が得られる。ゲーム全般を通してが必要な時にお世話になる場所。ある程度まとまったが必要な時は、何度もをプレス機で潰すことに。

「またチマチマ自動車を潰す仕事がはじまるお…」

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港のクレーン

ヴィンチ・ファミリーデレックが支配する港にあり、ゲーム中盤~終盤まで自動車を輸出する拠点として使われる。当然輸出するのは盗んだとなる。クレーンの先についているい台にを載せると買い取ってくれ、$1300~$2500程度のまとまった収入が得られる。但し輸出する関係から、高級スポーツカーなど付加価値の高いものしか受け付けてくれない。普通の量産を持っていくと「こんな安物じゃ割に合わないよ」と拒否される。

後日まとまったお金が必要になるかも知れないと思ったら、庫に高級を何台が停めて置き、その時になってから港で換する手もある[15]

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チャーリーの修理工場

ここは医者だよ。だから(ピー)って名前なんだ。チョコレート工場ではない。

町の至る所にある。ここでは修理ナンバー付け替え、体色の再塗装グラフィックアート塗装チューナップが行える。警察に追尾されている最中は工場へは入れないので、一度パトカーを巻いてから訪れる必要がある。店に入っただけで体の汚れが落ちるので、が汚れてきたら修理工場に入っても良い。詳細は自動車の項目で。

経営者はチャーリーロペスという人だが、工場で働いているのはトミーという従業員である。ダンスが上手いらしい。

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ジュゼッペの店

ゲームの初めのほうで訪れるピッキング器具を扱っている店。経営者は一番の庫破りと言われたジュゼッペゲームを進めるとピッキング器具だけでなく、火炎瓶や増量マガジンM1911など危ない品えも増える。買い物以外でも一部のミッションで来ることになる。

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銃砲店

のそこかしこにある店。品えは物語の進行段階に応じて変わるが、38口径のリボルバーM1911コルトガバメントショットガンなど基本的なとその弾薬が手に入る。店だけに店の親父は武装している。強盗に入る場合は注意しよう。店内で抜くと「ヘイボーイ、そのをしまいな」と警告してくる。いきなり撃たないあたりが意外に紳士だ。まとまったお金武器弾薬が手に入るので、叩きをやるにはオススメ。

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ハリーの武器屋

タモリのような眼帯をした、ハリーというオッサンが経営する店。普通店とは違い入り口のは普段は施錠されていて、呼びを押してインターフォンで確認を受けてから入店する。品えは物騒であり、トミーガン手榴弾、果てはドイツMP40モーゼルC96といったものまで置いている。

店の雰囲気といい本人の人柄と良い、ステレオタイプアメリカ的ガンフリーク又はミリヲタ。トレマーズに出ていたら、きっと妻と一緒にグラボイズを倒していたに違いない。トミーハスキー作戦に参加していたと聞き、相手の都合も構わず軍隊トークで盛り上がる。

この店は普通店とは違い店内で武器を出すことができず、カウンターの中にも入れないので、強盗に入ることができない。例え出来たとしても、こんな危なそうなオッサンの店には入る気がしない。

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ガソリンスタンド

1作と同じくMafia2のガソリンが減る。同じを使い続けるにはここで給油しよう。燃料切れ近くまで減らした後の満タン$4~$5ぐらい。またどのガソリンスタンドにも自動洗機があるので、ここでもの汚れを落とすことができる。修理工場なら無料だけど洗機を使っても¢3。慢してケチる程の額ではない。

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食事

食事ができる場所で体力回復に役立つ。自宅の項でも記したように、食事ヒットポイント回復するアイテム事故戦闘体力が減ったら、次の過程に進む前にここか自宅で体力回復しておくのが吉。

食事ができる店舗としては以下のものがある。

一部ミッションではステージの途中に飲食物が置いてあり、それを飲食することで体力回復ができる。

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バー

ウィスキーブランデー、ワインといった種類を提供する店。内にある各バーは何れかの犯罪組織の護下にある。

本作はお酒でも体力回復ができるので、それが的ならバーを利用しても良い。その代わりは負の要素もある。前作の蒸気ミッションをやった人はお分かりだろうが、は何杯も飲むと酔っ払う。そうなると画面がんだり二重になったり揺らいだりと、しばらくの間は酔いの状態になるので注意が必要。また二杯よりは十杯のほうが酔っ払っている時間は長い。

バーには強盗が可なものと不可能なものがある。強盗不可なのはイタリア系組織と関係のあるバー。店内では武器が取り出せないようになっている。また出入口のドアで短いロードがあってシーレスな出入りはできず、屋外で武器を出していても入店時に強制的に収められる。システムによってそもそも強盗ができない作りになっているのだ。
一方でストリートギャングと関係のあるローンスターヒルオブタラドラッグトリップの三店は強盗が可。出入は屋外とシーレスに行われ店内で武器を取り出すことが可であり、また裏口もあるのでバーテンダーの不意を突くことができる。

バーの特徴は次の通り。

フレディズ・バー
(Fredy's Bar)
リトルイタリー
庶民的なバー戦場からエンパイア・ベイに帰還したヴィトをジョーが連れて行ったところ。オーナーバーテンダーでもあるフレディ・マッキオーネだが、クレメンテファミリー護下にあり企業である。店内にはビリヤード台が備えられているが、残念ながらゲームシステム的な意味で遊べない。
ザ・モナリザ
(The Mona Lisa)
ウェストサイド
高級店。オーナーフランク・ヴィンチでヴィンチ・ファミリー下の店。名前の通り、表に面したガラスにはモナリザが描かれている。店名はヴィンチ分の後妻に由来するらしい。
ザ・マルチーズファルコン
(The Maltese Falcon)
ミッドタウン
高級店。カルロファルコーネがオーナーを務めるファルコーネ・ファミリーの店。店内面積は広くグランドピアノが備えられており、BGMもピアニストによる生演奏である。バーの上階にはコミッションの会合も行われる会議室がある。
名前マルチーズファルコンは「マルタ」という意味で、ドンファルコーネが読する探偵小説が由来とのこと。実在する同名小説exitのことであろう。
ザ・ローンスター
(The Lone Star)
ハンターポイント
大衆店で、アフリカギャングのボンバーズの縄張りにある。序盤で主人公を盗みに行くところであり、中盤ではジョー誤射バーテンダーが死ぬ店でもある。裏庭に続く小部屋ショットガンが置いてあり無料で貰える。
ザ・ヒルオブタラ
(The Hill of Tara)
キングトン
アイリッシュバーでオニールギャングの縄張りにある。とある出来事がきっかけで、ヴィトはジョーと共に賑やかにここを訪れることになる。
名前タラの丘exitという意味。タラの丘はアイルランド伝説の王たちの居る場所とされ古墳も見つかっている。日本でいう高天原のようなところであろうか。
ザ・ドラッグトリップ
(The Dragstrip)
ノースミルビル
グリーサーズの店。店内は自動車バイク由来のものが多数置いてある。名前ドラッグトリップドラッグレースコースのこと。ストーリー本編の進行上では行く機会のない一のバーである。1945年には既に建物看板もあるが、実際に入れるのは1950年代になってから。

じゃあ注文を聞こうか。

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服屋

を購入する場所。屋には高級店と大衆店があり、当然前者の方が値段がる。手配された時は特にお世話になる。購入できるタイプは、以下に記すように高級店も大衆店も同じ。革ジャン以外は何種類かの色を選べる。タイプが同じといっても、やはり高級店の物は見たがいかにも高そうだ。

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靴磨き

病院前の広場などにいる靴磨きの人。靴磨きを頼める。

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ラジオ

本作には三つのラジオ局が登場し、または自宅のラジオで聴取できる。放送内容はいずれも音楽中心だがニュースも流れており、作中で起きた大きな事件 (犯人はほぼ主人公) をアナウンサーが伝えているのを聞くことができる。かかっている音楽実在ヒット曲。1945年1951年の二つの時代があることから、放送される楽曲も時代に応じて変わる。

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DLC

Mafia IIにはいくつかのDLCがある。装や乗り物を追加するものの他、新たなストーリーミッションDLCが三本ある。後者GTAなどのようにフリーロームで探索し、所定の場所でミッションを引き受けるもの。オミットされたフリーモード代替と言えるかもしれない。

2020年コンプリートエディション発売以後は、DLC無料頒布(ソフト同梱)に切り替わった。SteamでのPC版については、クラシックは全DLCが最初から利用可コンプリートエディションは、Made Manパック以外のものは最初から無料頒布され、Made Manパックは2Kアカウントを作成しゲームリンクを行うと無料で利用できる。また以下では購入特典についても触れておく。

服装・車の追加DLC

グリーサーパック
(Greaser Pack)
ジャンや2台のホットロッドなど、暴走族グリーサーをイメージした衣装が追加されるもの。
レネゲートパック
(Remegade pack)
ウォルタークーペのホットロッド1台、ポトマックコンセプトカーのようなスポーツカー1台、ジェームスディーンのようない革ジャン高校生イメージしたが同梱されている。元々は2010年版のアマゾンでの予約特典だったらしい。
ベガスパック
(Vegas Pack)
作中に登場する自動車メーカーであるジェファーソンのコンセプトカーシトロエンDSっぽいチャック・ノリスが着てそうなカウボーイハットとスーツジョーDLCに登場するロッコのスーツ[17]が同梱。ラスベガスイメージしたものになっている。
戦争英雄
(War Hero Pack)
軍用ジープと民生用ジープアメリカ陸軍サービスドレスバトルドレスが同梱。
メイドマン・パック
(Made Man Pack)
メルセデス・ベンツ300SLみたいなスポーツカー戦前の高性な高級セダンタキシードノータイサングラススーツが同梱。先述の通りクラシック版はそのまま貰えるが、コンプリートエディションに関しては2Kアカウントリンクへの特典となっている。
トミーアンジェロ
(Tommy Angelo)
コンプリートエディション限定。1作リメイクであるマフィア:コンプリートエディション (Mafia:Definitive Edition) を所有していると、トミーイメージしたピンストライプのダブルスーツと、シューベルトシックスタクシーが追加される。正確に言えば本作のDLCというよりMafia:DEの購入特典である。
リンカーン・クレイ
(Lincoln Clay)
上記と同じくコンプリートエディション限定で、マフィア3:コンプリートエディションを購入していると、3の主人公であるリンカーン・クレイのアーミジャケットスポーツカーが追加される。

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ジミーの背信 (The Betrayal of Jimmy)

ラヴィーナ・ファミリー殺し屋ジミーの新たなストーリーミッションが遊べるもの。ジミー内で大暴れしまくる痛快活劇となっている。

ジミーの復讐 (Jimmy's Vendetta)

連邦刑務所で囚われの身となっていたジミーが、刑務所内の暴動を利用し脱獄した。自分を虜囚の身に陥れた者に復讐すべく、ジミーがエンパイア・ベイで大暴れしまくる!痛快活劇第二弾!。

ジョーの生き様 (Joe's Adventures)

ヴィトの相棒ジョー主人公となるストーリーミッションが追加される。ヴィトが逮捕・収監されていた期間、ジョーがどのように活動していたかが描かれたもの。本編の内容を補足するものと言えるだろう。

このDLCではカルバー川上流にあるカルバーダムに行けるようになる。ブルスキースクラップ工場裏手と北ミルビル(リトルイタリーの東隣)とを繋ぐ、トンネルから成る道路が存在し、途中でダム防の上を通過する。ダムの畔にあるヨットハウスなど新たな施設も登場し、おそらくこれがエンパイア・ベイのフルマップなのであろう。

あらすじ

ガソリン配給券の窃盗と闇流通の嫌疑で逮捕されたヴィトを自由にすべく、ジョールカに協を仰いで動き始める。なんとか重要人を探し出し口封じには成功したものの、裁判でヴィトに下された判決は連邦刑務所に懲役10年の実刑。ジョー弁護士の件でクレメンテ配下のルカに詰め寄るが、そのことでジョールカの暗殺リストに載ってしまう。やむを得ずジョーはエンパイア・ベイを離れ隠れした…。

それから5年後の1950年。エンパイア・ベイにジョーファンキー装で舞い戻った。彼はファルコーネ・ファミリー構成員のトニーボールズの助けを借り、再びエンパイア・ベイの裏社会で活動し始める。うまく仕事をこなしていけば、ルカやクレメンテの動きを封じれるかも知れない。任侠の男・ジョーの生き様がここに示される!。

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The Story of Frankie Potts

邦訳すると『フランキー・ポッツの物語』 。フランキー・ポッツってやねんそれ。ちゅうかどんだけフランキー出てくんねん」と思われたかも知れない。第7章『愛し思い出のF・ポテンツァに』でエディスカルパのトランクに数日間放置されていた遺体、あれがフランキー・ポッツ、本名フランチェスコ・ポテンツァ (Francesco Potenza)である。本編ではいきなり死体で登場しに埋められたのだが、そうなる物事の前提がある。それが "The Story of Frankie Potts" である。

これはかつて公式サイト開されていた、ゲーム世界観や登場人物を紹介する為のいわばプロモーション企画となるもの。内容は所々でミニゲームを解きながら、エンパイア・ベイの裏社会にどんな人物がいて、どんな活動が行われているかの資料を集めていく。フランキー・ポッツはその物語役であり、キャラクターの位置づけとしてはアーケードアイドルマスターにおける音無小鳥のようなものであった。

ではなぜフランキーフランチェスコ・ポテンツァは本編死体となって登場したのか。

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正体

フランチェスコ・ポテンツァの正体はFBI官である。FBI長官のジョンエドガー・フーヴァー (John Edgar Hoover[18]は勢を伸ばし暗躍するマフィアについて捜を拒否し続けていた。これに業を煮やした一部捜官たちは、独自且つ秘密裏に拠を集めようと動き出した。この際、エンパイア・ベイの裏社会に潜入したのがポテンツァである。

1950年12月、捜開始。彼はフランキー・ポッツの偽名を使いエンパイア・ベイでの単独潜入捜を開始。クレメンテファミリーに接近し潜入に成功する。そこでの活動を通じてジュゼッペブルスキーなど周辺協者に関する情報を集め、またファルコーネ・ファミリーが手掛ける紙幣偽造なども知るに至った。数かに及ぶ捜によってエンパイア・ベイの深淵へと迫ったポテンツァだったが、偽造紙幣を調べていていることにエディが気づき始め、ポテンツァは徐々に追い詰められていく。強大なを握るエンパイア・ベイのマフィアの渦中にあって、ポテンツァ自身の精も安定を欠くようになっていた。

1951年4月。捜16週。ポテンツァがFBI向けに作成していた報告書に、血糊と共にメッセージが添えられていた。

 Give my regards to Hoover 

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伏線回収としての第7章

公式サイトでは "The Story of Frankie Potts" は見られなくなっているが、まとめサイトに内容がまとめられている。

The Story of Frankie Potts (MAFIAWIKI)exit

本編第7章は本来は酔っ払いおっさんトランクに、なんだか知らないけど死体が転がっている」「F・ポテンツァってなんやねん」なわけではない。公式サイトプロモーション企画と連動した話であり、伏線回収なり後日談なりを本編で描いたのが第7章なのだ。

ただ現状は公式サイトのそれがくなってしまっているので、予備知識ゲームを遊び始めると「唐突に死体とF・ポテンツァなる言葉が登場する」「公式情報だけでは不足する」という状態になっている。上記のまとめサイトがあるので物語の内容は今でも把握することは可ではあるが、新しくプレイする人もいることを考えれば、残念な状態だと言えるだろう。

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ヴィンチ邸 (Vinci Mansion)

トリビア的な話だが、このポテンツァの報告書に添付された1948年版のエンパイア・ベイの地図に、ヴィンチ邸を示す記述がある。地図の西端、ヴィトの3箇所の自宅のもっと西側に位置する邸。そこがこの地図ではヴィンチ邸となっているのだ。ここは本編では門が閉ざされ一切立ち入ることはなく、ジミーDLCでは裁判官の自宅として登場している。

本作は当初はマルチエンディングになる予定であり、この地図の記述はその名残と言われている。また本作のファンPC版の死蔵データを解析したところ、ゲーム中に示として表示されるテキストメッセージに「Kill Frank Vinci」「Call Vinci's Consigliere」なるものを発見した。つまりマルチエンディングとなる最終ミッションの一つがヴィンチ邸に殴り込むもので、その展開の中でレオ電話する展開があったと考えられるのだ。

こういったこともあり、あの屋敷はファンの間では便宜的にヴィンチ邸と呼ばれている。

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その他

ポテンツァが集めた資料の中には、椅子に座った男の写真がある。撮られた場所はヴィンチのバーモナリザ」の、コミッション会議室へと繋がる階段の下。写真には「この男の名はネイルス (Nails)。ラッキールチアーノ用心棒筆頭の可性があり、またミシガン州フリント出身と思われる」というメモ書きが添えられている。

ラッキールチアーノ実在したドンであり、彼の組織はニューヨーク5大ファミリーに数えられた。またアメリカコミッションを立ち上げた、1930年代における新進気鋭のマフィオーソであった。その用心棒モナリザにいたということは、撮当日にルチアーノモナリザを訪れていたこと、そして少なくともヴィンチとは会っていたことを示唆している[19]

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Mafia II Mobile

Mafia II Mobile プレイ動画 (youtube)exit

Mafia II本編と同時期の2010年開されたモバイル向けゲーム主人公マルコ・ルソット (Marco Russoto)。一作に登場したサリエリファミリー武器担当・ヴィンツェンツォの甥である。物語の時代設定は1938年ファミリーを官に売ったトミーアンジェロ復讐するべく、マルコはエンパイア・ベイへと渡り、ファルコーネ・ファミリーの下で仕事をこなしながらトミーを探していくというもの。時系列としては一作と本作との間にあたり、両者をつなげる話となっている。

マルチエンディング

モバイル版は主人公選択肢によってエンディングが二つあるマルチエンディングになっている。

一つはカルロファルコーネの依頼に基づいてフランク・ヴィンチを狙撃するもの。こちらではヴィンチはMafia II本編開始前に死ぬことになる。そしてトミーファルコーネが探し出し、彼の手下がトミーサリエリメッセージを伝える。
もう一つはフランク・ヴィンチを狙撃しないもの。こちらではマルコはヴィンチのにかかり警察に殺される。

Mafia II本編ではヴィンチは生きており、トミーもヴィトとジョーが訪れるまで生きていた。これによりMafia II本編マルコがヴィンチのにはまり殺された」流れの物語であると推測できる。

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トリビア

知らなくても本編を楽しめるの話。

戦時体制のアメリカ ~ガソリン配給と天然ゴム~

物語序盤、ヴィトが戦場からエンパイア・ベイに帰ってきた直後の時期は1945年2月であり、まだ枢軸国がが降する前の戦時中である。本作中でも当時の戦時色が幾らか再現されており、それが最も現れているのが第3章「エネミー・オブアメリカ」である。この章ではヴィトはヘンリーの発案に基づき、価格管理局にび込んでガソリン券を盗み出す。ここで登場する価格管理局とは、戦時中に配給や物価統制を担った Office of Price Administration (OPA終戦後の1947年5月に解散)のこと。またガソリン券 (Gas Stamp) とはガソリン配給券のことである。

本邦においては、戦時中の物不足と配給は自のことはよく知られているものの、当時の交戦相手であったアメリカについては「物量が豊富であった」と思われている。もちろん日本よりはるかに豊富だったのは事実だが、総力戦下である以上はアメリカ軍事と産業維持に資配分を優先的に割り当てており、対してそれ以外の部分は最低限まで抑制する必要があった。

厳しい統制が必要だった物資の一つに天然ゴムがある。天然ゴムタイヤの原料として欠かせないものだ。そのたる供給は、当時は欧列強の植民地であった東南アジア日本軍真珠湾攻撃と同時に南方攻略作戦を開始しく間にこれを攻略アメリカ天然ゴムが入手しづらくなった[20]。つまりタイヤの生産も滞るようになったのだ。一方でタイヤ軍用車両航空機、産業を支えるトラックなど輸送用車両には欠かせない。
そこでアメリカガソリン配給制にすることで走行距離を抑制、タイヤの消費を抑える施策をとった。もちろんガソリン自体も戦略物資として重要で統制の必要はあるのだが、実はそれと同じくらい重視されたのがゴムの統制だったのである。

アメリカ政府日本との直接対決が始まると統制と配給を開始。戦争継続における優先順位で自動車の種類を分け、週あたりの配給量に差をつけることにした。最も優先順位が低位なのはA区分とされたもので、一般の自がこれに該当する。配給量は週3~4ガロン(約11~18リットル)であった。ヘンリー「最近はガソリン不足でガソリン券の価格が跳ね上がっている」泥棒を画策したが、こういった当時の事情が物語背景にあった。

またアメリカ政府タイヤガソリンの節約のため、乗用車の単独乗を避け乗り合いを奨励する宣伝活動も行っていた。本作中ではヴィトがび込んだ価格管理局の一室にそのポスターられている。単独乗ヒトラーに乗っているのと同じ」としたもので、これは当時実際に作られたポスターの一つである。他にも「乗り合いは新しい出会いの始まり」「あなたの、まだ人が乗れるでしょ」というものもあった[21]。これらは言わばアメリカ版の石油の一滴は血の一滴」「欲しがりません勝つまでは」である。

また当時は配給と物不足という社会背景から闇市場も発達し、ギャングがこれを取り仕切っていた。当時のポスターには配給券とギャングを押しつぶし配給券で闇市場を撲滅しよう」「法定価格以上を支払わない」というプロパガンダも行われていた[22]主人公らはガソリン配給券を盗み出しこれを横流ししていたが、物資統制に使う配給券を盗み横流しするという行為は、時世を考えると社会混乱を招きかねない極めて悪質であったと言えるだろう。

こういったことから第三章で描かれた配給泥棒は、連邦政府に対する犯罪というのもさることながら非国民行動であり、故にアメリカの敵」だったのだ。一方で第一章で描かれたハスキー作戦でも垣間見られるように、アメリカ政府戦争に勝つためにマフィアを利用していたのも事実である。

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トミー・アンジェロのシーン

一作主人公であるトミーアンジェロが、かつてのボスであるサリエリからの言伝を二人のメッセンジャーから受け取るシーン。一作Mafia:The City of Lost Heaven、二作Mafia II 、一作リメイクであるMafia:Definitive Editionに共通して描かれている。そのメッセンジャーはヴィトとジョーなのだが、この時の二人の身なりや装、態度などが作品によって異なっている。またトミーにも違いがある。

  • Mafia: The City of Lost Heaven
    この時の二人は後の作品とは違い襟付きジャケット帽子ネクタイという姿。Mafia II主人公になる二人だが、この時点ではまだキャラ設定はかったと思われる。ヴィトがサリエリからの言葉を述べた後に、ジョー物理的よろしくを伝える流れは共通している。
    トミーにとってメッセンジャーが来ることは予想外であり、その態度は戸惑いを隠せないものになっていた。
  • Mafia II
    ヴィトとジョーがメッセンジャーになった経緯が描かれ、に困った二人がバイト感覚で請け負ったものであることが判明した。装も革ジャンにシャツという軽装である。言伝を述べる時のヴィトの態度は、両手をに当てるという横柄なもの。バイト感覚だから仕方ないね
    トミーの造形は高精細で作り直されてはいるものの、一作に準じたものになっている。また言伝を受け取る態度は一作と同じ。
  • Mafia:Definitive Edition
    本作はリメイクとなったことで話の大筋は一作と同じながら、キャラクター設定などが見直されトミーの考えや心構えは違ったものになっている。それもあってかこのシーンでも一作とは違い、トミーサリエリのメッセンジャーがやがて訪問してくることを理解していた。またキャラ造形が新たに行われたこともあり、顔立ちなどは一作から変わっている。
    ヴィトとジョーMafia II後のリメイクというのもあり、造形はMafia IIに準じたものになった。装もMafia IIに準じた革ジャンにシャツではあるが、言伝を述べる時のヴィトの態度はMafia IIとは異なっている。こちらでは手をの前で組んで背筋を伸ばして立つという、礼儀正しく儀式的なものであり、本作の話の流れに相応しいものにされている。

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Mafia II Christmas Confession (Trailer)

高画質版 (Youtube)exit

2008年12月開されたトレイラー。ある年のクリスマスの出来事をコミカルに描きつつ、Mafia 2の内容を紹介したもの。Confessionとは、ここではカトリックの告解のことを意味する。

な登場人物は以下の5人。

このトレイラーに関するトリビアとは…

この5人がクリスマスに揃うことはない

いきなりだが、本編ではクリスマスの同じ日にこの5人がうことは時系列的にあり得ない。つまりトレイラーで描かれる短い物語は、そもそも本編とは関係ないものと言える。順を追って説明しよう。

まずこれは何年の出来事か。説明はないのだがが賑やかなこと、登場する自動車などを見ると、1940年代後半~1950年代であろう。本編の内容を踏まえればヴィトは1945年2月1951年9月まで、ガソリン配給券の窃盗と密売の罪で連邦刑務所に収監されているので、そうなると1951年以降のクリスマスということになる。だがヴィトのマンマは収監中に病死しており、釈放後のヴィトとクリスマスを迎えることはできない。更にヘンリー1951年9月トライアドに殺されていることから、彼も1951年クリスマスを迎えることはできない。

逆にこれ以前だとどうか。それだとヴィトが宝石窃盗で逮捕された後で兵役に就き、西部戦線に送られる前の1943年以前ということになる。しかし当時ヴィトと知り合いだったのは母親以外ではジョーのみ。ヘンリーと知り合いになるのは1945年エディ1951年なので、こういった形で彼らが集うこともない。

本編の内容はさておき、登場人物によるコミカル動画になっている。

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教会とヴィトと母親と

教会での出来事はヴィトと母親がどのような人物かを要約している。つまりゲームの発売前にあって、主人公がどういう人間でどんな人間関係を持っているのかを端的に見せている。

話の前提となるのは、教会カトリックであるということ。カトリック教会であることは、神父さんに告解する小部屋があることからも明らかである。ジェームズ1世の弾圧を逃れて新大陸へと渡った清教徒(ピルグリムファーザーズ、プロテスタント)が中心になって作られたアメリカにおいて、カトリック信者が多いのは従来はイタリア系とアイルランド系の人々。つまりクリスマスに告解の為にならんでいる人々は、だいたいがイタリア人かアイルランド人である。そして母親イタリア男性名である「ヴィト」と息子を呼んでいるので、「ああ、この男はイタリア人なんだな」と分かる。

母親は頭巾をかぶっているが、これは母親が年季の入った敬虔な信者であることを示している。従来、カトリックでは女性を見せないことが習わしとなっていた。アブラハムの宗教を隠すと言えば、現代ではイスラム教女性(ムスリマ)のブルカやヒジャブが思い起こされるが、元々はカトリックも似たようなことをしていた。現代でもカトリック修道女を隠す頭巾をかぶっているが、同じことが在信者にもあった。

その母親に連れられた息子ヴィトは、嫌々仕方なく来た様子が態度からあきらかである。告解の順番待ちの先頭に立っている時、母親になにか言われても「わかってる、わかってるって」という素っ気ない態度。に告解などする態度がない、信仰心がいというのが示されている。やがて前の人の告解が終わってドアが開くと、出てきたのはきれいな女の人。ヴィトはにやけて見惚れている、信心より色気である。見かねた母親「ヴィト、行きなさい」と促すと、「わかったわかった、なんだよもう」と告解の部屋に入っていく。

この部分の台詞。原文では "Right, right, going. Jesus Christ" と言っている。Jesus Christはもちろんイエス・キリストのことだが、ここでの意味は畜生」「くそったれ」「なんだって」など怒りや驚きなど表すスラングの方。それを聞いた周囲の信者は驚きのをあげるが、これはJesus Christが非常識な、もっと言うとに対して不敬な言葉だったから。つまりヴィトは教会でそういうことを口で言ってしまう、信心深さとは縁で品のない人間であることが示されたもの。

アメリカ人は日常的に "Jesus Christ !"と言ってそうな印があるが、それは俗っぽい人の場合。敬虔なキリスト教徒はこの表現を基本的に嫌う。モーセの十戒に「の名をみだりに唱えてはならない」と書いている上に、イエス・キリストの名を下品俗語として使っているからだ。あの場に集っているのは告解の為に教会に来ている人であり、そういう場であれを口走ってしまうというのは、彼が母親とは違う俗物だとわかる演出なのである。

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いつもの連中と教会

やがて告解も終わり、ヴィトは母親タクシーに乗せて送り出す。そこへ高級セダンがやってきて、ヴィトは後部座席に乗り込む。乗っているのはいつもの三人で、教会帰りのヴィトを笑い飛ばす。普段の彼をよく知る三人は、マンマと連れ立って教会に来たヴィトを面がっているという具合。ヴィトを含めた彼ら四人は教会に通うような人間ではないように描かれている[23]

一方で本編でも教会の話が出てくる。本編でのヘンリーは毎週教会に通っており、登場人物の中ではヴィトの母親に次いで教会染んでいることが明示された人物である。それを知ったジョーは驚いていたので、彼は教会へは通っていない。ヴィトは1945年以来行っていないとのことだが、「女の体に良からぬ興味を抱いた」と母親に引っかれて懺悔させられたという。1945年のヴィトは2月戦場から戻り間もなく逮捕されたので、その間に教会へ行ったということだろう。またられた様相は、このトレイラーの内容を彷彿とさせるものになっている。

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関連動画

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関連商品

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外部リンク

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関連項目

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脚注

  1. *初代MafiaのDefinitive Editionはグラフィックゼロからの作り直し、登場人物や台詞の追加、システムを抜本的に刷新など、全く新しいゲーム(アプリケーション)として作られている。これに対しMafia IIMafia IIIは元々が新しい世代のゲームグラフィックなども良かったからか、オリジナルシステムグラフィックを使いつつ、映像をより高精細にしたものになっている。よって初代のリメイクとは異なり、Mafia2はクラシック版もリマスター版も基本的には同じゲームであり、同じグリッチ(バグ及びバグ技)が両者で発生している。
  2. *フルネームが出てくるのは、第6章冒頭の裁判のムービーシーンで裁判長が判決を言い渡す時と、アップタウンにある自宅2軒の表札及び郵便受けである。
  3. *Derek英語男性名だがドイツ名のTheodoricと言われており、その意味は「人民の支配者」である。またDerekから生した人名にDerrickがあり、その名がつけられた物には港で使われるクレーンのデレックがある(ソース)exit。つまりDerekというあだ名には「支配者」「港湾荷役」の二つの意味が込められていると考えられる。
  4. *実際のマフィア労働組合に関りを持っていた。経営者側について組合潰しをすることもあれば、一方で組合を乗っ取り経営者に圧を加えて上納を取ったり、自分たちの裏ビジネスに利用するなど。そのあたりは映画アイリッシュマン」などで描かれている。
  5. *高利貸しのブルーノがこの句を引用するのは実は皮的である。出エジプト記はいわゆるモーセの十戒が記されたもので、ユダヤ人を率いエジプトを脱出した預言者モーセから啓示を受け、様々なめを与えられた。その中には「寄留の他人を苦しめてはならない」(第22章21節)、「寡婦や孤児を苦しめてはならない」(第22章22節)、「貧しい者にを貸す時は、貸しをしてはいけない。利子を取とってはならない」(第22章25節)など、むしろ高利貸しのブルーノの所業こそめられている。ブルーノ引用した24節において「が怒りは燃え立ちふるう」の主語一人称であり、その神の怒りの矛先は寡婦や孤児を苦しめ、寄留の他人を苦しめる者に対して。ブルーノは言葉のとはいえ、自身のような人間対するめを自己に都合よく抜引用し、債務者に対して課していたことになる。
  6. *史実ではジョー・マッセリアと、彼の部下であったチャールズ・"ラッキー"・ルチアーノの出来事がこれに近い。マッセリアマランツァーノと抗争していた1931年ルチアーノはマッセリアを裏切って暗殺に協。マッセリア亡き後のファミリーを手中に収めルチアーノファミリーを結成した。
  7. *19世紀半ばのニューヨーク舞台に、そういったアイルランドギャングの対立と生き様を描いたのがマーティン・スコセッシ監督の「ギャング・オブニューヨーク」である。
  8. *正確には第4章から。窃盗に入ったショッピングモールの警備員がこれで武装しており、彼らを倒して奪うと使用できる。但し何人もがこれで武装し火力に圧倒的な差があること、警備員を倒すのに手間取るとジョーが死んでしまうなど、一般的な方法ではない。
  9. *いくつかのコンセプトアートPC壁紙exitなどで使われている。
  10. *QuicksilverにもMercuryにも水銀という意味がある。分かりやすい。
  11. *ビジネスクーペとは個人利用や業務利用を想定し、1人ないし2人の移動の為に作られた実用最低限の装備で価格を安く抑えており、戦前アメリカ車ではよくみられたものである。ブルスキーが「普通だ、手なのはいらん」との理由でウォルタークーペを希望したのは、こういったものがあったから。
  12. *これは実もそうで公称スペックだがexit、0-60mph加速が約10最高速120mph(193km/h)、CD値0.27と、同時代のべると異次元の性を持つセダンスーパーカーだった。
  13. *本当はセミトレーラーも登場し、けん引して走る予定だったらしい。まとめサイトカットコンテンツ(省かれたコンテンツ)紹介ページ画像exitがある。モデリングテクスチャは作ったものの、製品版では省かれたのだろう。
  14. *とは言うものの、パワーを上げるとスロットルへのレスポンスが敏感になりすぎるという欠点もある。高級系のハンドリング特性が穏やかで最高速度が高いか、中盤以降で出てくるスポーツカーなどをノーマルで乗った方が、均的にい走りができるかも知れない。
  15. *本作には物語の進行上不可避な財産喪失イベントが2回ある。1回は序盤で、ガソリン券(正確にはガソリン配給券)を価格管理局から盗み出した罪で逮捕・収監されるもの。もう一つは敵対ギャングであるオニールギャングに3箇所の自宅を襲撃・放火され、自宅が全焼するもの。どちらも持ち武器を全て失うが庫に保管したはなくならない。そこでイベント後にまったを手に入れる策として港のクレーンが使えるのだ。
    1回はラシター・シリーズ69を確保し庫に保管しておく。釈放後に物語を進めていくと港のクレーンが使えるようになるので、それからシリーズ69を売却すると1台当たり$1750になる。2回もそれと同じように、例えばラシター・シリーズ75なら1台当たり$2750、バークレー・キングフィッシャーなら$2500で売れる。ここで挙げたは作中では高級であり出現率は相対的に低いが、滅多に出てこないというわけでもないので較的入手しやすいものだ。
    通常の策とは別に庫を貯代わりに使えば、財産喪失イベント後の武器の買いなおしなどもしやすい。但し港のクレーンは第14章で使えなくなるので、中盤の自宅焼失イベント後は注意が必要である。
  16. *アメリカ地上波放送局(テレビ含む)に割り当てられるコールサインアルファベット3文字若しくは4文字となる。頭の文字は地域コードで、実際のものはW(東部)またはK(中部西部)である。1921年に放送免許の交付が始まった当初は3文字での交付であったが、全で多数の放送局が開局し、3文字では近い将来のコールサイン不足がくも明らかであった。そして翌1922年4月から4文字コールサインの交付が始まっている。これ以後も3文字コールサインの交付は続いていたが、1930年にサウスカライナコロンビアラジオ「WIS」exit(1985年まで。1986年現在はWVOC)に交付されたのを最後に3文字コールサインの交付は終了した。
  17. *てっきり「ゴッドファーザー Part.2」のフレド・コルレオーネexitイメージしたものかと。
  18. *実在の人物で、彼がマフィアコミッションへの大々的な捜を拒否していたのも事実である。
    フーヴァーは1924年にFBIの前身となる法省捜局 (Bureau of Investigation, BOI)の局長に就任。1935年FBI発足と共に初代長官に就任した。前身のBOIも含めれば約半世紀に渡ってFBIの最高責任者を務め、今日のような大きな連邦機関になるまで育てた立役者である。しかしフーヴァーFBIを私的権機関としても使っており、捜過程で得た政治家の醜聞をに自身への追求を交わしていた。
    またマフィアと癒着し何らかの利益供与があったのではとも言われている。マフィア禁酒法時代に大きく成長し、密売網を作り、全各地で銃撃戦を繰り広げ、やがてはコミッションを作っていたのにである。当時の多くの人が存在を疑い、また実際に存在したコミッションの存在を、FBI長官が頑なに否定的であったのは癒着を疑われるに十分な理由となるであろう。尚、1957年の。アパラチン会議exit以降はさすがに否定できなくなったようである。
  19. *ルチアーノ1936年ニューヨーク州立刑務所に収監されたが、大戦中にアメリカ政府に協イタリア上陸作戦を間接的に支援したことで、戦後恩赦が下り1946年に釈放された。ただし市民権がなかったことで外追放となり故郷のイタリアへと帰参している。これ以後もマフィオーソとしてイタリア地中海キューバなどで暗躍するのだが、ポテンツァが潜入捜をしていた1950年1951年外追放となった後であり、ルチアーノアメリカ内にいることは「公式には」あり得ない。
  20. *アメリカ化学会が作成したUNITED STATES SYNTHETIC RUBBER PROGRAM, 1939-1945exit(1939年1945年における合衆合成ゴムの取り組み)というレポートから引用すると。第二次大戦時にアメリカは、天然ゴム世界生産量の90%の取り扱いから排除されたとある。これが東南アジア、つまり日本南方攻略で支配下に置いた地域で生産される天然ゴム世界シェアである。当時のアメリカ天然ゴム消費量は年間60万トン、備蓄は100万トンであったそうだ。つまりそのまま消費を続けたら2年持たない。アメリカ天然ゴムの統制により年間消費量を40万トンへ抑制を図ったという(3, pdfの5)。一方でゴムには合成ゴムもあるが、1941年時点での生産量は231トン1945年には7万トンであった(1, pdf3)。合成ゴムの生産量は開戦から終戦までに約300倍に増えたが、それでも天然ゴム代替するには絶対的に不足していた。
    戦間期を通じてアメリカは常にゴム不足に悩まされており、その一の解決策は日本勝利することのみであった。
  21. *WWII Carpooling Propagandaexit。乗り合いを「絶対にやれ」とアンクルサムが言っており、他にも単独乗を「ガソリンゴムをドブに捨てる」と表現したポスターもあるなど、乗用車の単独利用による資消費をアメリカ政府がかなり警していたことが分かる。
  22. *Stamp Out Black Markets With Your Ration Stampsexit。「Stamp out」で撲滅する、根絶するという意味。撲滅するのStamp outと、配給券のRation Stampをかけた言葉になっている。
  23. *ただしこれはトレイラーの登場人物がという意味で、イタリア犯罪組織の構成員には教会を重視している者は少なくない。特にイタリアではそうで、過去にはバチカンとマフィアとの癒着が明らかになった事件exitもあった。近年は犯罪組織との癒着を断ち切るべく、非イタリア系の教皇が革姿勢を示しており、犯罪組織構成員を破門にするなどの対応も取られている。
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