この世の果てで恋を唄う少女YU-NO単語

コノヨノハテデコイヲウタウショウジョユーノ

  • 19
  • 0
掲示板をみる(837)
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
  • ほめる(19)
  •  
  •  
  •  
  •  
  • その他
この世の果てで恋を唄う少女 YU-NO
発売日 1996年12月26日PC-98
1997年12月4日SS
2000年12月22日Windows
2017年3月16日PS4PS Vita
2019年3月14日Switch
2019年10月2日  (Steam)
ジャンル SFADV
企画・脚本
ゲームデザイン
菅野ひろゆき
キャラクターデザイン 長岡康史(オリジナル版)
凪良(フルリメイク版)
音楽 梅本竜 神奈江紀 高見
ナオケイシ 佐藤一(SS
発売元 élfPC-98SSWindows)
MAGES.PS4PS VitaSwitch
スパイク・チュンソフト (Steam)
レーティング PC-98,Windows18歳未満販売禁止
SS18歳以上推奨
PS4PS VitaSwitch:CERO:D(17歳以上)
価格(税込)

9,800円PC-98
7,800円SS
9,800円SS シャトルマウス同胞版)
3,000円(Windows 通販限定)
7,560円  (PS4PS Vita ダウンロード版)
6,480円  (Switch ダウンロード版)
6,028円  (SteamWindows)

この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(YU-NO: A Girl Who Chants Love at the Bound of this World)とは、élfから発売されたSFアドベンチャーゲームである。

概要

数多くの名作ADVを世に送り出したゲームクリエイター菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ)が企画・脚本・ゲームデザインを行った作品。

一般的には『DESIRE背徳の螺旋』『EVE burst error』と並び菅野の代表作とされる(「菅野三部作」とも呼ばれている)。

本作はパラレルワールドを渡り歩き、そこに隠されたを解き明かすADVである。物語1995年日本の架舞台とした現代編(現世編)と、異世界編(ユーノ編)の二部構成となっている。

物語の中に現実科学数学物理学哲学宗教歴史の深い知識、近親相姦カニバリズム畜を食べることの是非など、プレイヤー道徳的規範に問いかけ、生命倫理に深く関わるタブーに触れるテーマを織り込んだ、精巧かつ緻密に構成された心揺さぶる感動的な物語と、複雑に分岐するマルチシナリオが展開される『物語迷宮とも称された、膨大なテキスト量で描かれた各ストーリーラインを、わかりやすく視覚化し一で俯瞰することが出来る、Auto Diverge Mapping Systemオート分岐マッピングシステム)』、略して『A.D.M.Sアダム)』と呼称する画期的なシステムが渾然一体となったそのゲーム性は、二のものであり、究極のアドベンチャーゲームと言って過言ではない。

A.D.M.Sは従来のADVにおいてプレイヤーの感情移入を阻し、物語世界への没入を妨げる最大の障となるとされる、主人公プレイヤーとの視点の乖離という、難題に対してのひとつの回答であり、菅野らによるロールプレイングへの挑戦であった。

評価と開発経緯

本作の後世のゲーム、アニメ、漫画、小説作品への影響力は大きく、発売から20年以上が経った今日でも、しばしばADVの最高傑作として名前があがる。
exit
90年代当時もその反は大きく『墨攻』exit_nicoichibaなどの著作で知られる小説家見賢一や、『動物化するポストモダン』exitなどの著作で知られる評論家・哲学者の東浩紀exitらなどが、本作の構造や世界観を真剣って評論した。

本作に惚れ込んだ東は『ゼロ年代エンターテイメントの予見』『元祖セカイ系』『これからもゲームクリエイターが立ち返るに値する作品』『奇跡ゲームである。そして起ゲームである。萌え並行世界に駆動されるマルチストーリーアドベンチャーゲームの時代は、ここから始まる。ここにぼくたちの愛したもののすべてがある。美少女ゲームメタフィクションする全てのユーザーが、一度は必ずプレイすべきゲームである。』などと評している。

見賢一は著書、文庫版『聖母の部隊exit』の後書きをまるごと使い、『この数年の間がとくに面かったSFはYU-NOである。(省略)当然ながらYU-NOはその年の日本SF大賞などにはかすりもしなかったが、はこの年の最良の収穫であった思う次第である。(省略SFでは宇宙パラレルワールド概念はかなり当たり前なのであるが、いざパラレルワールドの面さというかその秘密を堂々と書き切れたかとなると成功したSFはあまりないのが実状である。(省略)YU-NOはこの問題に挑戦している。堂々と。しかもかなり成功しているのである。パソコンゲームの可性をさまざまと見せられたのであった。(省略)YU-NOは、自在に航し、すべての可ルートを体験し終えたところから、最後の隠れたルート、この作品の背たるルートへ抜けて、本題が始まるという、プレイ時間六十時間オーバー必至の重厚ゲームである。この点には賛否両論あるだろう。ゲームを評価する場合、操作性、シナリオCG音楽なども含めた上でのシステムごとの評価となる。一部を切り取ってあそこだけよかったなどということは基本的にあり得ない。全部を含めて一作品なのである。何故かと言えばシステムがそのゲーム世界観を作るものだからである。そしてSF宇宙を扱う場合、突き詰めるべきと思われる根本的問題がある。YU-NOはこれまた見事につきつけていた。「世界の始まりと終わり」「時の始」というわけである。「アダムス」が宇宙とは何かをゲーム中に具体的に存分に描き出した上でのことであるから必然的説得がある。主人公プレイヤー)はする女と時の始まり、時が植物の根のように枝分かれする以前の場所にこの宇宙の全ての根めて向かうのである。これは凄いことです。最近のSFでこのような根本的問題に大上段から切り込んだものなどない。けっこうみみっちいものが多いのだ。だっていつかやりたいが、何しろテーマが巨大すぎてが引けるところである。もうSF頂のようなテーマに敢えて正面から取り組んだSF哲学的な志の高さには脱帽するしかあるまい。』と評論した。

この他、現代に活躍する多くのクリエーターたちも本作を称賛してはばからない。exit

一般でも例えば、メディアワークス(現アスキー・メディアワークス)発行のゲーム総合誌であった『電撃王』の「第2回電撃ゲームソフト大賞」(1997年5月号)において、『サクラ大戦』『ポリスノーツ』『バイオハザード』『鉄拳2』など他の人気作品を抑え、読者投票均点が最も高い作品に与えられるヒートアップ賞を受賞するなど、美少女ゲームとしては異例の非常に高い評価を受けた。

本作のテキスト容量は、通常2MBほどで長めであると形容されるADVテキストの4倍もの分量である8MBにも達し、400字詰め原稿用に換算して10,000枚以上、A4用に直して6000枚という前絶後の規模である。

較の一例として、これも大ボリュームの大作ADVと知られる『Fate/stay night』のテキストは、3MBえているが、3MB小説に換算すると10冊分相当である。ライトノベルは、データに換算すると、だいたい1冊が0.3MBほどだと言われている。源氏物語400字詰め原稿用に換算すると約2400枚相当だといわれている。

このような巨大なボリュームを誇る本作は、エンディングに至るまでのプレイ時間は60時間以上が必要ともいわれ、達成率100%、個別エンディングまで含めると100時間をすこともしくはないという超大作となっている。exit_nicovideo

つまり本作は世間一般では所詮、アンダーグラウンドの娯楽に過ぎないエロゲーギャルゲーに類するジャンルの作品でありながら、今日日本ゲーム漫画アニメライトノベルを核とするサブカルチャーにおいて重要な、ストーリーリングともなった古典であり、美少女ゲーム徴するレジェンド、不朽のである。

本作で描かれたギミック演劇的手法を思わせるメタフィクションを多用した演出、タペストリの如く綿密に編み込まれた物語の対の妙は、さながら名作の条件を解き明かす支配方程式となり、後世の作品に大いに参考とされた。

講談社の文芸誌ファウストexitはこれをゼロ年代の表現をあらかじめ用意したとまで04年に評していた。

いわゆる神ゲーであろう。

本作のプロモーション菅野が担当し、発売の数ヶ前に先行して各に見開きで掲載された、文字情報は今発売であること、当時としては長い奇妙なタイトルと「あなたと一緒にこの世の果てまでも・・・。」とあるだけで、宇宙空間で眠る少女の幻想的なキービジュアルexitが描かれたシンプル広告は、本作の内容はまだCGすら秘されており、どのようなゲームであるかも一切秘密とされたものであったのだが、非常に印的で市場の本作が超大作であろうという期待感を煽った。

キャラクターデザインと原画は『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』などのキャラクターデザインを務めた実アニメーター長岡康史が担当(企画段階では横田守を予定していた)。音楽FM音源魔術師梅本竜メインで担当している。梅本は当時élf社員であったが、短期間に80曲以上を作曲するという務から追い詰められ作曲を終わらせぬまま失踪し、消息不明となってしまったが、残りの楽曲はシーズウェアで菅野と組んで作曲をしていた神奈江紀と、梅本の同居者で盟友の高見を呼び完成させた。

高見は以前、EVE burst error完成した時、菅野から高見さんの違った感じの曲も聴きたいと言われたことがあり、それならと作曲して菅野に送った曲が、既に本作で亜由美テーマ曲に使われていることを、本作の制作に参加して初めて知ったという逸話がある。

菅野高見開発中の本作をノーヒントプレイさせ感覚を掴ませると同時に、足りない曲をリストアップして作曲の依頼を行った。高見élf社屋に寝泊まりしながら、残された膨大な数の曲の作曲を進めたが、梅本が失踪したとしても、これは彼の仕事であり自分は梅本に曲調を似せたとして、クレジットには自分の名を残さないように述べてPC-98版の完成をもって去ったが、のちに高見が知らぬ間にSS版でクレジットに記載されることになる。

高見の曲は『有馬由美』『都』『緊』『Ending』の計4曲であるが、その言から推察するにその他の曲にも関わったものと思われる。

本作のエンディングだが、高見の尺を測って、曲のテンポや構成を決定し、菅野スクリプトを調整しながら「その場で作っていった」旨を高見は述べている。

本作の楽曲は80曲をえるがこれもADVの楽曲数としては通常の3、4倍ともいわれ異例であった。

また本作の制作には当時黄金期と呼ばれた、まさに全盛時代のélfの最高のスタッフたちが結集し、菅野の壮大な構想を現実のものとした。一例としては後に『うたわれるもの』の脚本で知られることになるスタッフとして制作に参加している。

同社のトップであった蛭田人も本作の制作揮を菅野に全面的に任せ、同社の取締役というその才を遺憾なく発揮させることが可な権限を与えていた。

当時のélfは、『同級生シリーズ』や『ドラゴンナイトシリーズ』などのヒット作に恵まれ絶好調の波に乗っており、ファイナルファンタジーで知られる、スクウェアにも並ぶほどの巨大な収益を得て、まさにアダルトゲーム業界の覇者であった。

菅野は通常、ゲーム制作において、シナリオライタープログラマーは両立出来ないのが常識とされるが、それまではプログラマーも兼任しており、まずストーリーボードを作り、字コンテを起こし、グラフィック発注を行い、それと並行してプログラムスクリプト制作も行い、ゲームの基本的なシステムを構築すると、そのアドベンチャーゲームエンジン)を動かしながらシナリオを書き、スクリプトコマンドが足りなくなっていくと、また新たなプログラムスクリプトを作り直しては、シナリオ加筆していくという、非常に煩雑で即的な並行作業を、尋常とは思えない驚異的なハイペースで行っていたが、しかしélfでは優秀なプログラマースタッフを借りることが出来たので、シナリオにもこれまで以上のを傾けることが可となった。

菅野は以前所属していたシーズウェアでは、ゲーム制作に4ヶ以上の製作期間を与えられなかったところを、élfではその倍の8ヶもの製作期間を与えられたことに喜び、まるで気が遠くなるような制作期間だと思い「今までできなかったことをいっぱいやろう」とシステム面でも、従来の菅野ADVで採用されてきたコマンド選択式の他にも、海外の本格的ADVではみられるが、制作には膨大な手間がかかり開発のある会社のみが手がけられるとされる「ポイントクリック」を採用するなど挑戦的なゲームデザインを行った。

本作はゲームファンの間では内最高峰のポイントクリックADVであるとも記憶されている。当のélfでさえこの規模のものはその後二度と作ることはわなかった。

しかし制作開始から5ヶを過ぎた頃、このままでは納期に間に合わないという判断に至り、本来は現代編を20時間から30時間ほどプレイ時間に抑え、現代編は異世界編への大いなるプロローグに過ぎず、異世界編が本編という構想であったのだが、仕方なく現代編を本編とし、異世界編をエピローグとするような大幅な軌変更を行う決断がされた。

異世界編はA.D.M.Sどころかポイントクリック式も諦められ、プロローグと同じ一切分岐のないコマンド選択式のビジュアルノベル的なものとなった(SS版でポイントクリックに直される)。

その為か序盤に散りばめられた一部の伏線が回収されきっておらず、なんとなくは考察であるが、明確な答えは提示されていない部分もある。異世界編中でもここでシナリオの分岐があったと思われる跡が察せられる箇所がある。また異世界編は15時間ほどと、現代編とべると短く足な印である(それでもこの時期の大抵のADVの規模をいでいた。例えば『DESIRE背徳の螺旋』のプレイ時間は10時間ほどである)。

この結果に菅野く本作の構想は予定の7割の実現にとどまったと述べ非常に悔み、一時は本作を駄作とも厳しく断言したが、ユーザーたちからの様々な好評のを聞き納得はしなかったが自信を取り戻した。

ユーザーたちにとっては現世編で苦労して、なにか難しいことを達成したら、それが報われたかのように異世界編で、一挙に怒涛の展開に変わり凄い体験をしたと圧倒されるのだが、菅野としては当初の予定とは違ったゲームデザインとなったせいか、生前「わからんな」「はそれが駄だと思っているのだが」と身近な者に述べいた。

本来A.D.M.Sは異世界編にも施され、さらにその異世界には過去現在未来があるというように三次元的に拡大されて適用される構想もあったようだ。その構想の一部は菅野の次回作『エクソダスギルティーに活かされた。

A.D.M.Sは菅野の『ウィザードリィ』などのダンジョンRPG好きが高じて作られたシステムであった。創生期のダンジョンRPGではオートマッピングなどなく、プレイヤーが各自がゲーム画面を方眼に写しとってマッピングしてそれを楽しんで行っていたが、やがてユーザたちのニーズが、より簡単に遊べる方が好ましいと変化していくにつれ、自動的に地図を生成していくオートマッピングが導入された経緯がある。

菅野ダンジョンオートマッピングがあるなら、マルチシナリオにもオートマッピングがあっても良いだろうと思いつき、オートマッピング子にそこにマルチストーリーが一体となる、『最強マルチストーリーシステムと銘打ったA.D.M.Sを考案し、複雑に分岐する迷宮のような物語には並行世界を導入する発想に至った。

本作はこのパラレルワールドを冒険するADVとして開発が行われたが、しかしフィクションのこととはいえ、マルチシナリオにおいて本来一度きりである人生の選択を、物語中の主人公が知覚出来ることは不自然である。並行世界の導入によって生じた矛盾については、主人公に「リフレクターデバイス」というアイテムを与え、プレイヤー物語を俯瞰して見られるように、主人公へも視点を与えることで解消させた。

同時に、人は古来、全てを知っており未来をも予見する知性をと認識するが、「カオスの矯正」という設定を置き主人公の記憶を消し去ることで、全なる越者とは足らしめない工夫も施され、主人公無限の可能性があるかも知れないが、先の分からぬ現実世界生きるプレイヤーと同様の立場とさせ、主人公プレイヤー視点シンクロさせた。

元々A.D.M.Sは菅野の前作『XENONゼノン夢幻の肢体』でも導入が試みられていたが、ゼノンに与えられた開発期間はわずか3ヶしかなく、マップを組み込むとプログラムを終わらせることが出来ず導入は諦められた経緯があった。菅野は余裕さえあればEVEにもA.D.M.Sを搭載していたとも述べている。

A.D.M.Sの搭載について菅野は、かがいつかは思いついてやるだろうと考えていたが、やはりやるなら自分が一番最初にやっておきたいと本作への搭載が決意された。

菅野は『弟切草』を遊び、なぜA.D.M.Sが思いつかないのかと疑問に思っていたという。

このシステムを「アダムス」と呼称するかについては旧約聖書創世記アダムイヴの逸話に肖ったものと思われる。イヴアダムから生まれ、その妻となったが、これは本作の主人公の関係性と一致する。

またオートマッピングによりマルチストーリーの分岐が俯瞰的に視覚化され、異なる並列世界への移動を制限とすると、ゲームが簡単になりすぎるという問題に対しては、セーブロードを制限する「宝珠システム」を組み込むことで解決した。

余談だが、菅野は生前マルチサイトシステムなど、「○○システム」というのを考え、やたらと命名するのが好きだったそうだ。これにより流行りとなりゲーム雑誌の方でも、細なことでも記事映えの為に、ここは○○システムと名付けてくださいと他メーカーに対しても要する傾向となったという。

そして物語並行世界については、従来のSFでの定番となっていたタイムトラベル物では、歴史を変えるためにはパラドクスが発生し、「自分を殺すためには大なエネルギーが必要となる」「なにかしら邪魔が入る」という古典ギミックが絡んできたが、菅野はそこに「歴史は積み重なっていく」「時間を移動するという行為は、歴史のパラグラフのひとつでしかない」という新解釈をあたえ、そのコンセプト物語を組み立てると矛盾は起こらず、かが過去に遡ってなにかを行っても、その行為自体が歴史に積み重なり、分岐が一つできるだけなので、実際には歴史変されたわけではなく、こうすれば理論的にタイムパラドクスは起きないと考え、これを『並列世界』と名付け本作の世界観の子とした。

また世界観を補強するにあたり、作中で用いられる資料として数十ページにも及ぶ、現実数学物理学哲学歴史学が駆使された、とてもフィクションのものとは思えないような本格的な論文「世界構成原理に関する一考察」が執筆された。

セガサターン版、Windows版の発売、そして永き封印

PC-98版の発売後、菅野らの手によりセガサターンに移植された。exitターン版はグラフィックスが描き直され、声優による音の追加および、アニメーションムービーの追加(OPムービはしいネタバレを含み賛否両論ある)と、庭用に合わせて一部表現の変更が行われ演出が強化された。

PC-98版のスペシャルディスクからの追加シナリオ「それゆけ、セーレス!」が本編に統合され、SPディスクにはい新規のテキストグラフィックも追加されている。

手に入る宝珠の数が2個追加され攻略難易度の低減が図られた。異世界編は従来のコマンド選択式からポイントクリック式に変更された。

オープニングムービーの曲はヨナオケイシが作曲梅本作曲したPC-98版OP曲と共通の演出に対応する役割を果たしつつ、新規の映像にも対応させる意図で作曲された。

サターン版BGMの編曲は、後にエクソダスギルティーのサウンド作曲を手がけることになる、シンガーソングライターの佐藤龍一が行った。exitターンBGMPCMとなっている。詳細はブログを参照されたし。

尚、追加のイベント原画、CDケースの内側にある全12種類あった版権イラストは、長岡康史の他にも本作の追加シナリオ「それゆけ、セーレス!」、DESIREEVEシリーズエクソダスギルティーキャラクターデザインで知られる、アニメーター田島直も一部担当している。菅野この作品をはじめて遊ばれることになる18歳未満プレイヤーの皆様には、この作品で得た体験が10年後の人生で役立っていることを願っています。」との言葉を残している。

SS版は18歳以上推奨として発売されたが、これは18歳未満発売禁止作品ではなく、現在の基準でCDROによるレーティングのC~D(15歳以上対/17歳以上対)相当である。

当時の広告にはYU-NOは様々な冒険を体験できる、の意味でロールプレイングなのです。18歳以上推奨という、より自由度の高い世界の中で、プレイヤーであるあなたは、他のゲームでは味わえない数々の体験をするでしょう。甘っぱくも切ないシーンを流し、ときにはショッキングな場面に驚き、またあるときは不可解なに迷い、卑劣悪人に対して怒り、肌を重ね合わせた女性にドキドキする・・・。少しだけ大人の冒険がこのゲームにはたっぷりと詰まっています。A.D.M.Sは、様々な可性をあなたにもたらす、しるべなのです。美しいCGに臨場感あるBGMと音、そして多アニメーションが、この壮大なストーリーを演出します。ゲームのなかでユーノはあなたを待っています。と記されていた。

PC版と異なりあとから修正パッチを配布出来ない庭用のため、バグを洗い出すデバックには6ヶが費やされた。

あまりの膨大なテキスト量のため声優の負担が大きく収録中に交渉があり、声優ギャランティーが上げられることになり、本作がゲームにおける声優の出演料の基準を刷新させる切っ掛けになったという逸話もある。

1997年セガサターン版の完成をもって、菅野はさらなる理想の開発環境を求めてélfを退社し独立した。exit

2000年には『エルフ大人缶詰』という、様々なグッズを詰め合わせた全限定商品の中に含まれるものとして封入された、élf過去リリースした旧作3本を、1枚のCD-ROMにまとめたディスクélf Classic』として、Windows版(95/98/Me/2000対応)が発売されたが、グラフィックPC-98版と変わらない16色のままで、サウンド音質明らか劣化し、オリジナルステレオサウンドからモノラルサウンドに変更。テキスト近親相姦を連想させる部分や、メインヒロインの年齢を*で伏字とした。PC-98スペシャルディスクの内容のどや、セガサターン版で追加された新要素もなく完全版とは言い難かった。

ネット上では伏せ字を本来のテキストに戻すパッチSS版の声優の音Windows版にあてるパッチテキスト英語に変えるパッチなどが、個人の手によって配布されているがélf公式のものではい。

この『élf Classic』は、のちにélfファンクラブ会員のみに限定的に通信販売もされたが、ほどなくして販売終了となった。しかし同商品に含まれていた他作品は、のちにリメイク販売がされたが、本作がélfから単体で販売されることはついにかった。

élf公式サイトからも本作の存在は抹消され、永い封印の眠りにつくことになる。

メディアミックス

本作はメディアミックスとして、まりお金田によるコミカライズ(「Gファンタジー」連載 全1巻)や、代創による小説化(KSS発売 全4巻)もなされた。

小説版は並列世界一本道ストーリーに描き直し、一部オリジナル展開が見られ事の根には遡らないなどエンディングは大きく異なるが、概ねPC-98版に準拠した設定を守った物語となっている。

1998年から99年にかけてピンクパイナップルから『YU-NO』というタイトルアダルトアニメ版のOVAも全4巻が発売されたが、内容はゲームでの設定とは大きく異なり、性的要素が盛々で独自設定が多数あり、意味不明な部分も多く当時ファンたちからは黒歴史扱いにされた。

しかしSS版と一部共通の声優を用いたキャラクター再現度は非常に高く、従来のゲームユーザーを楽しまそうと意図されたのは間違いない。豊富役の某声優の怪演も一部で有名である。

OVA版スタッフ

OVA版各巻リスト

2019年6月28日、全4話をDVD1枚に収録したYU-NOゴールドディスクが発売された。

OVA版テーマ曲

VOICES」(第1話・第2話)
  作詞 - 六ツ見純代 / 作曲編曲 - 坂本之 / 歌 - 園崎未恵

FACES」第3話・第4話)
 作詞 - 六ツ見純代 / 作曲編曲 - 坂本之 / 歌 - 園崎未恵

フルリメイク版

本作はサウンドも秀逸でゲーム音楽史の中でも特筆に値する誉れ高い評価のものであったが、メイン作曲であった梅本竜2011年に惜しまれつつも逝去してしてしまった。

フルリメイク版はこの梅本の親友であったMAGES.の浅田誠が梅本の「まだYU-NOでやり残したことがある」という意思を継ぎ、企画・制作総指揮を行い実現されたものである。exit

エグゼクティブ・プロデュース志倉千代丸太田豊紀が担当。

本作は上記にあるようにゲーム業界屈神ゲーとして名高い作品であったが、菅野の生前、élfとの双方で権利関係の闘争があったのかは不明だが、まるで腫れ物同然の扱いで、2000年に一度Windowsに限定版として移植されたきりであり、現行ハードでは遊べない状態が続いていた。

élfでは版権の所在すら自社にあるかも不明で、開発者たちも既に去り作品を分かる人間も在籍していないこと、菅野も逝去したこともあって、本作の扱いには困っており、過去も18年間もの間に何十社からもの移植の申し出を断って来た経緯だったが、浅田、志倉の速な働きにより、他社も版権の取得に動いていた最中、本作の版権はélfからMAGES.へと譲渡される運びとなり、キャラクターデザイ、声優などが一新されたフルリメイク版が制作された。exit

新たなキャラクターデザインは『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』などで知られる凪良exitが担当した。

サウンドアレンジには生前、梅本の盟友で、オリジナルPC-98BGM作曲の一人であった高見と、同じく梅本の盟友で、セガサターン版OP曲の作曲を担当したヨナオケイシがあたった。神奈江紀の曲はアレンジ版のBGMでは採用されず、代りにヨナオケイシによって新曲が作曲された。ゲーム中のサウンドPC-98オリジナルの物と、アレンジ版の両方が選べる。

PC-98BGM全なるデジタル収録のために高見が協し、エンジニアせんたろうの手によって、実機の音基盤の改造と中継回路の制作が行われ、作曲者の梅本竜作曲を行っていた機種の音ドライバーの設定、音量バランスに合わせた当時と全く同じサウンドが収録された。

アレンジ版も元の原曲の特徴を活かしながらにする手法がとられオリジナルBGMとかかけ離れたものとはなっていない。

2014年12月28日、『コミックマーケット87』にて詳細を秘して新規プロジェクトであるとして一般に発表され、翌12月29日には、これがフルリメイク版であることが正式に表明された。

2015年9月19日、『東京ゲームショウ2015』にて、PS4/PSVitaソフトとして、2016年2月18日に発売予定であるとされたが、のちに同年11月17日に延期されることを表明。しかし開発が7割まで進んだ段階で、さらなるクオリティアップが必要との判断に至り、全面的に作り変えられることが決定され、発売予定は2017年に延期されることになった。

2017年3月16日に、PS4PS Vitaにてフルリメイク版が発売。

本作はポイントクリック式のADVであるが、オリジナル版ではその古典的なルールの通り画面上のオブジェクトなく調べる必要があったが、リメイク版では菅野が『探偵紳士シリーズ』で考案したプルーターゲットシステムが採用され、画面のどこを調べるべきかクリックするポイントが予め表示されるようになっている。テキストが尽きたクリックポイント灰色に表示されるようになっており、画面の探索の際にフラグ立てに迷うことがいように配慮されている。これによりSS版よりもかに攻略難易度の低減が施された。

ロジックパズルの回答を表示する機オプションで追加。Switch版では更なる操作性の良が図られ、次にどこに行くべきか、アイテムがどこで得られ、どこで使うべきかナビゲーションするヒントオプションで搭載。これら豊富な補助機によってプレイ時間は従来の10時間以上短縮されたと言われている。

しかしゲームを進めることには然程関係のない、お遊び的に散りばめられたお山戯の小ネタが簡単に見つけやすくなってしまい、ゲーム的な面みが減ったともいえる。

初回封入特典にはPC-98版を再現した本作がダウンロードして遊べるDLCカードが付き。DL出来る期限は当初、発売日から1年後の2018年3月15日までだったが、この期限以降もDLできるよう変更されており期限はおそらく期限だと思われる。尚、移植ではなく、フルリメイク版と同様の現在倫理基準と庭用に合わせた修正が行われている。またSS版で変更された演出や付け加えられたテキストPC-98版SPディスクの追加シナリオは、この再現版には加えられていない。

2019年3月14日にはNintendo Switch版が発売。攻初回限定特典には8ビットアクションゲームファミコACTユーノの大冒険』ダウンロードコードパッケージセット(説明書付き)が付属。

2019年10月1日より、スパイク・チュンソフトからSteam版が配信。日本語対応で国内での購入も可能である。exit

Steam版はSwitch版をベースとして開発されたと思われる。Switch版と同様にプロローグからプルーターゲットシステムで遊ぶことが出来るようになった。演出面も口パク、パチなどSwitch版よりも僅かであるがさらなる善が施されている。

リフレクターデバイスの表示方法が変更されており、「A.D.M.S」ボタンを選択しクリックして画面を切り替え、リフレクターマップを展開しないと表示されなくなっている。これによりルートの分岐を直前に教える、リフレクターデバイスマッピングスイッチクリスタルの点滅が確認し辛く不便になった。この変更は手間が増えストレスとなった印である。

配信当初はAMD Radeon CPU搭載のPC処理落ち特定部分でのクラッシュが多発したが2度にわたる修正パッチ善された。だが「Deleteキーでのテキストウィンドウの消去やロジックパズルの回答表示機が働かないなど、まだバグが残されており修正待ちである。

価格は税抜5480円。2019年10月9日までの期購入特典は定価の10割引と、設定資料イラストが掲載された56ページ電子書籍オフシャル・アート・ブック(言英語のみのpdf)」。

アートブックは購入しゲームダウンロードと同時にSteamアプリのあるフォルダにダウンロードされるのだが、バグなのかSteamアプリサイト内から閲覧出来ない状態である。

閲覧方法についてはゲームのレビューに紹介しているものがあるので参考にされたし。exit

ISO無料アプリパズルゲーム『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO2048』exitも配信中。

フルリメイク版テーマ曲

OP主題歌Recalling
作詞・歌 - 佐々木 / 作曲 - 志倉千代丸 / 編曲 - 千葉naotyu-直樹

新コミカライズ版

フルリメイク版に合わせ石田によるに亜由美ルートを描いたコミカライズ版が、コミッククリアで連載され全2巻が発売中。


あらすじ

物語」という名の迷宮へ…

主人公有馬たくやは幼少期にを亡くし、歴史学者であるも二ヶ前に事故で亡くしてしまった。全てにおいて活を失ってしまった高校生最後の夏休み

ある日、用途不明の丸いガラス玉のはまった妙な物体が入った小包が届けられる。同梱されていた手紙には父親生きていると思わせる内容が…?!

「今10時に、この物体を持ってノ岬(三山)へ行け」

示に従いその場へ向かうと、女性が倒れていた。
そこには学園長と転校生の姿も。
間、地きとともにに包まれる…。

並列世界を駆け巡るが、今、始まる。

「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」公式サイトから引用。exit

ゲームのながれ

先ず一般的なビジュアルノベルのような、物語が一切分岐しないルートを進む『プロローグ』から開始され、「見る」「話す」などのコマンドを選択し物語を進めることになる(Switch版、Steam版はプルーターゲットシステムに変更された)。

たくやがRデバイスを入手するとプロローグは終わり、『現代編(現世編)』へと移行する。現代編ではA.D.M.Sを用い、5人いるヒロインごとに、様々にシナリオが分岐していく並列世界を渡り歩いて行くことになる。A.D.M.Sは分岐する物語の筋を視覚化ししるべのように機する。

目的は各分岐で発生する問題を解決し、そこに隠されている「宝珠」というアイテムを集め、失踪した父親を探し出すことである。exitヒロインたちとの恋愛要素は物語エピソードとなっている。バッドエンドヒロインたちとのエピソードを終えると、カオスの矯正の発動により主人公の記憶は消し去られ、現代編のスタート地点の三山に戻されるため、複数のヒロインたちとの恋愛も、様々な並列世界の中の1エピソードとして自然に受け入れられるようになっている。

画面中のオブジェクトや人物の上にカーソルを移動させると、アイコンの形状が「顔」「靴」などに変化し(フルリメイク版はプルーターゲットシステムに変更)、たくやアイコンの形状に応じた行動をとるが、このポイントクリック方式で、物語が先に進められるようになる条件を探しながら、分岐する各ルート探索していくことになる。

分岐ポイントは計41箇所。exit「どこに移動したか」「特定アイテムを使ったか」「どの選択肢を選んだか」「過去に何をしたか」によりフラグが立ち分岐する。エンディングは13種類あるが、異世界編に進むみ、ユーノとのエンディングえるためには、この全てを見る必要はなくA.D.M.Sの達成率を100%にする必要もない。

全ての宝珠をえる頃、分岐した物語は一つに収束し、ファンタジー世界舞台とした、現代編の回答編にあたり最終章となる『異世界編(ユーノ編)』への移行が可となる。異世界編ではまたプロローグのような、物語が分岐しないビジュアルノベル形式に戻り、ストーリー一気にクライマックスへと進み核心へと終着する。

ユーノとのエンディングを終えたのちは現代編に戻ってプレイし、美月香織を除く3人のヒロインとのエンディングす。これらはオマケ的な小エピソードである。異世界クリア後は「最強装備」という、全アイテムを所持した状態からのプレイが可オールクリアは容易である。

残されたA.D.M.Sのルートを全て踏破し、達成率が100%を達成すると、ある場所で「音楽室」へのが開放されBGMが聴けるようになる。

プロローグ
コマンド選択式ADV

現代編
(マルチストーリー・ザッピングADV)
由美ルート ルート 美月ルート 香織ルート 神奈ルート

異世界
(コマンド選択式ADV)

YU-NOエンド
(究極エンド

個別ハッピーエンド
クリア後に現代編に戻って再プレイ
由美エンド エンド 神奈エンド

A.D.M.Sのマップ達成率100%で、
音楽室」へのが開放される。

登場人物

現代編

登場人物たちが暮らす太古のを秘めた辺にある境町exitに住む人々。
原作を中心に記述。小説版、TVアニメ版も言及しているが、OVA版は声優以外は記述していない。)

有馬たくや(ありまたくや)exit
檜山修之SS版)、千葉進歩OVA版)、林勇リメイク版/TVアニメ版)、中野さいま(幼年期)
本作の主人公町学園の3年生。母親とは幼いころに死別しており、そのを知らずに育った。一匹を気取るがファザコンである。本人のお調子者でオチャラケた素行と相まってだが、美月との情事が噂になってからは、歩くリビドー』『会話しただけで妊娠する』などと言われ変態あつかいである。しかし以前は、成績はトップクラス剣道部の将を務め活躍しており、それなりの優等生であったと思われるが、父親行方不明からふて腐れてしまい、を侮辱した担任教師への暴力事件を起こすなど素行の悪さと、校歌エロテープに差し替える、転校生歓迎だと教室を脱ぎだすなど、わけのわからない奇行が立つようになった。とはいえ、元来たくや女性友人に気配りに長けた、心優しい少年であり、正義感も強く、クズのような不良生徒とは違う。作中では自己犠牲もいとわない果敢な行動をとってみせる。喧が強く頭の回転もい。歴史哲学物理など高校3年生のレベルとはとても思えない博識ぶりで、かつては女生徒に隠れファンも多くいたという。幼い頃からに仕込まれ、簡単な怪の治療や裁縫料理など事全般はなんでもお手の物である。が、自分の部屋の掃除の方はもっぱら宇宙法則に抗う亜由美に任せ、エントロピー法則に従い散らかすに任せがちである。そんな無気力日常を過ごしていた高校生最後の夏休み、死んだ父親から手紙が届き、の遺品だというリフレクターデバイスを入手し、失踪した父親の姿をめ様々な並列世界を渡り歩くこととなった。
有馬広大(ありまこうだい)exit
立木文彦SS版/TVアニメ版)、藤原啓治リメイク版)
自己紹介:「お前有馬広大だ。と言っても胸のことではないぞ」
たくや父親歴史学者としては異端視されているが熱狂的な支持者も多い。天才的頭に自信があるが、オッパイに抱かれる幼いたくや嫉妬したりと子供っぽく、言動の端々から今で言う中二病に当たるかなりの変人ではないかと推察される。権威であった恩師の説を、っ向から否定する論文を発表してしまい学界から追放されて行き場をくしていたが、自説が大学時代からの友人蔵寺幸三の関心を買い、幸三が学長を務める町学園に招聘され研究の場を与えられた。なぜか女性にはモテモテだったようであり、亜由美からは猛アタックをされ半年前に再婚した。二ヶ前、すぐに帰って来ると出かけた遺跡の調中に落盤事故に遭い帰らぬ人となったであったが…。
有馬亜由美(ありまあゆみ)exit
誕生日1月9日スリーサイズ B83-W59-H83
井上喜久子SS版)、内川維(OVA版)、名塚佳織リメイク版/TVアニメ版)
たくやの義でまだ20代のうら若き未亡人たくや初恋の人でもある。たくやが自分に慕していることは察しているが、たくやの前では自分のことを名前で呼び、オッチョコチョイの「亜由美」を演じて、恋愛ではないと思わせたがっている。たくやには母親らしいことが満足に出来ていないことを気にしているが、たくやからは逆に気遣われてしまっている日々である。広大の死に打ちのめされ悲しみにくれているが、たくやの前では気丈に振る舞っていた。しかし、亜由美が技術主任を務めるジオ・テクニクス社は、社屋拡の名で三山周辺で地質調の工事を行うが、現場では落による作業員の死亡事故が相次いで発生、工事の責任者でもある亜由美は、市民からのしい抗議マスコミからの糾弾の矢面に立ち窮地に追いこまれていく。亜由美からはまだ子供としか思われていないたくやは、彼女の意味で慰められずいにいた。ところがそんな亜由美の傷ついた心の隙につけこむ者が…。
波多乃神奈(はたのかんな)exit
誕生日3月3日スリーサイズB80-W55-H82
今井由香SS版)、高塚彩葉OVA版)、内田真礼リメイク/TVアニメ版)
たくやクラスに転校して来た不思議な雰囲気の少女。成績は中の上。美少女ではあるが寡黙で感情を表にあらわさず意思の疎通が難しい。協調性に欠きクラス友人も居ない。清楚な外見とは裏に、腐った大人たちとの背徳行為も噂され、学園での評は芳しくない。「底辺の間では有名人」という結城の談である。しかし、たくや絶対絶命危機の際には突如として現れ、まるで常的なを持ち並列世界で起こったことですらも知っているかのような言動である。一見クールなようなのだが…。たくやは何故か彼女に親しみを覚え「神奈チャン」と呼ぶ。TVアニメ版では異世界主人公立つ動機を作ったヒロインとして、原作とは異る姿に描かれている。
島津澪(しまづみお)exit
誕生日5月8日スリーサイズ B84-W60-H85
冬馬由美SS版)、高OVA版)、釘宮理恵リメイク版/TVアニメ版)
たくや同級生で、町の市長。容姿端麗で成績優秀。名の生嬢であるが、それに驕らず皆に優しく性格も良く、お嬢様あつかいされるのも嫌う。大の歴史であり、広大の研究に感銘を受けとても尊敬している。たくやには以前から心を抱いているが、素直に好きと本心は告げらず、つい、たくやにだけはキツくあたって怒ったり、すぐにいたりしている。ツンデレという概念が浸透する以前、ついその概念璧に合致する姿で誕生を果たした、パーフェクトなツンデレキャラである。
武田絵里子(たけだえりこ)exit
誕生日7月7日スリーサイズ B96-W60-H87
久川綾SS版)、園崎未恵OVA版)、小林ゆうリメイク版/TVアニメ版)
町学園の校医でたくやの担任でもある。PC-98版SPディスクでの公式称は「えりりん」。欧州帰りの才媛だが少しだけドジな一面もある。日本常識には疎く、たくやが最新の流行だと吹き込んだせいで、数年前に流行ったボディコンTバック白衣という、わけのわからない格好をしているが本人はいたって気のようだ。セットをしていないボサボサの髪型で表情を隠し常にタバコを咥えている(TVアニメ版はチュッパチャプスに変更されている)。自信を思わせる堂々とした口調で話し、問題児たくや相手にも全くひるむ様子もなく親しい態度で接している。保健室寝する時はどういうわけかベッドでは眠らず、ベッド下の床に直接寝転がって寝ているようだ。どういうわけか町で起こった怪奇事件「タタリ騒動」の噂に非常に興味を示し、変装をしているらしいが普段にも増してド手な格好で出歩いて、情報を集めている様子で「なんここ」な姿がで不審に立っているのだが…。
一条美月(いちじょうみつき)exit
誕生日11月22日スリーサイズ B87-W58-H89
佐久間レイSS版)、奥田香織OVA版)、大西沙織リメイク版/TVアニメ版)
蔵寺の秘書。妻帯者である蔵寺に実らぬ心を抱いている。亜由美よりは年下であるらしい。非常勤講師として知り合ったたくやと、心の隙間を埋めようと体関係を持っていた時期があった。たくやとの情事を撃されて以来、からはの敵にされているが、たくやとの間の恋愛関係は一応終わっており、歳の近い姉弟か仲の良い友人のような間柄である。YU-NO公式ガイドのキャラクター相関図によればのことは嫉妬だと思っているらしい。最近の頭痛に悩まされているようだ…。
龍蔵寺幸三(りゅうぞうじこうぞう)exit
大塚明夫SS版)、楠大典リメイク版/TVアニメ版)
町学園の学長。広大とは大学時代からの友人で、彼を町学園に招いた人物であり、共同研究者でもあった。美月と亜由美の恩師でもある。前の学校いじめを受けて相手に反撃し理不尽な扱いをされた、たくやを学園に受け入れた人物でもある。妻とは別居中らしい。二ヶほど前に学園にほど近い築400年という武屋敷に移住し、以前は嫌煙であったが葉巻愛煙するようになったり、年のせいとのことだが物忘れが多く以前のことを思い出し難い様子。まるで人が変わったかのようでもある。三山でのあの日の、突如、亜由美を人質にして、たくや拳銃を向けたりと不穏極まりない存在である…。
朝倉香織(あさくらかおり)exit
誕生日12月23日スリーサイズ B85-W58-H83
: 根美智子(SS版)、安達まり(OVA版)、前田玲奈リメイク版/TVアニメ版)
報道番組「ニュース・プレゼンス」の人気ニュースキャスターだが、裏の顔は産業スパイ同然という女性。プライベートの彼女は、いつもTVで見せている知的で物静かな姿とはかけ離れた奔放で気さくな印。ジオ・テクニクス社の保有する機密情報を盗み出してライバル企業に売り、念石は蔵寺に売り払うことを画策中。過去広大とも体関係にあった。たくやにとっては時に協的にも敵にもなる危険な女性である。
豊富秀夫(とよとみひでお)exit
:三木眞一郎(SS版)、三木眞一郎 (OVA版)、江口達也リメイク版/TVアニメ版)
ジオ・テクニクス社社員。亜由美の直属の部下で、工事の現場監督を務める。一見好青年だが上に媚びへつらい、下には尊大というしょうもなく嫌味な性格の小悪党。自分の美貌にも自信があるらしい。偉そうだが肝心な時には亜由美責任を押し付けて逃げ出す。上の前では良いカッコしてポイントを稼ぐ策略。亜由美からは何でもそつなく仕事をこなす部下だと思われている。滲み出されるそのクズさぶりに、たくやはAV監督無能な手下Aなどと呼んで嫌悪感を隠さない。TVアニメ版ではゲーム版より多少嬌があり、それほど憎々しく思えない。
結城正勝(ゆうきまさかつ)exit
: 岩永哲也SS版)、藤原祐規リメイク版/TVアニメ版)
町学園の二年生。界王の脱ギャグ情報収集が得意。たくやが望みもしていないのに自称一の子分になった。不良たちに絡まれていたところを、たくやに救われて以来とても慕い、たくや部長を務める剣道部に入部。たくや剣道部を辞めてからも「部長」と呼んでいたが、たくや部長と呼ばれるのを嫌がり、呼び方なんてどうでもいいと述べてから、「たくやさん」→「社長」→「親分」→「オヤビン」などと山戯て呼ぶことが多くなり、たくやに嫌がられても「オヤビン」呼びを止めない。たくやに付きまとっているがホモというわけではなく、に想いを寄せており、ノ岬の調を手伝っている。TVアニメ版はスタッフヒロインと呼ばれショタっぽい雰囲気にされており、たくやを小馬鹿にした感じもなくフルリメイク版での演技とも異なる印である。
女守衛
: 西村ちなみSS版)、山本彩乃リメイク版/TVアニメ版)
ジオ・テクニクス社表門の警備小屋に常駐する警備員。たくやボク子供あつかいして、なにかと侵入を邪魔する。彼女攻略ヒロインではいが印的で本作のファンからは可愛いとの定評がある大人キャラである。実はちゃと里奈(まりな)という名前があってセガサターン版でもそう表記されていた。オリジナル版のキャラクターデザイン田島直。オリジナル版では意図的だったのであろうが、EVEシリーズの同名の女性主人公の姿にソックリ似せられていた。かつてélfが開設していた本作の作品紹介ホームページの中でも、「女守衛の里奈よ。同じ人が描いてるんだから、しょうがないじゃない。」とメタ的にその名がパロディにされていた。
北条篤(ほうじょうあつし
: 青野武SS版)、上田燿司リメイク版/TVアニメ版)
広大行方を探し、神奈リフレクターデバイスを隠し持っていると疑っている幸三からの依頼で、その周辺を探っている信所の探偵。しかし探偵と呼ばれるのは嫌う。しつこく神奈につき銭で体関係を持ち、神奈のパトロンの一人となった。気が小さい小物だが突然変し、まるで理性がないかのような常軌を逸した行動をとることも…。
蔵寺りゅうぞうじうめ)
:鈴木れい子SS版)、麿紀(リメイク版/TVアニメ版)
幸三の。武屋敷で息子と暮らしている。痴呆症を患っているとのことだが、たくやには助言を与えボケているようには思えない。ゲームでは突然現れるので「どわっ!」とビックリさせられる。こう見えて結構お茶な性格のお婆ちゃんである。本作の作曲梅本竜モデルだというオリジナル版の関係者の言があった。TVアニメ版だと土蔵の鍵や手記のが描かれなかったので意味不明キャラに。
島津市長
:柳沢栄治(SS版)、芳田正浩(OVA版)、岳大(リメイク版/TVアニメ版)
父親市長。ジオ・テクニク社に便宜をはかっている。趣味ショットガンの収集。悪いには発も辞さないほどを溺愛している。どういうわけかパパから逃げる時だけに使用される専用BGMも用意されている。
有馬恵子(ありまけいこ)
:星野千寿子(SS版)、遠藤綾リメイク版/TVアニメ版)
たくやの実広大の前妻。戸籍を得て名する前の名はケイティアといった。たくやの幼い頃に死去。盲目だが不思議を感じさせの不自由さを微も感じさせなかったという。透き通るようない肌と色にオッパイが大きな若々しい少女のような女性だったようだ。町に最も古くから居る住人といわれ、武屋敷で一人ひっそりと暮らしていた。
今川由利香(いまがわゆりか
ACU大学教授。数理学の権威で物理学歴史学博士号を持つ異才。専門は理論と応用物理学。まだ20代という若き才媛。量子力学ベースとした統一理論を探森羅万象真理解明を試みていた。町の地場と重力場がノ岬を中心に異常に傾いている状況に着し、広大、幸三らと共に町の隠された秘密を研究していたが行方不明に。その論文に思想界、物理学会を騒然とさせた『世界構成原理に関する一考察』がある。事素子理論による並列世界の構成原理を説いた。ゲーム中では生前の姿は描かれていなかったが、TVアニメ版では眼鏡美人
子犬exit
川上とも子SS版)、?(リメイク版)、中野さいまTVアニメ版)
当時まだ新人声優であった川上とも子さんが演じられた、神奈と明公園で戯れたワンコ川上さんは、このあとの異世界編でも本作の印的なキャラクターのクンクンを演じられましたが2011年に逝去され、奇しくもその死を追悼されておられました原作者の菅野氏、音楽制作された梅本氏共に同年帰されました。この年は本作ファンにとってもとても悲しみの多い年でした…。
配役は不明ですがSS版には川上とも子さんと共演する機会も多かった、まだデビューされて間もない川澄綾子さんも収録に参加されています。

異世界編

Rデバイスを開放させたたくや。ところが広大に近づくどころか異世界に投げ出されて…

セーレスexit
スリーサイズ B84-W57-H88
高橋美紀SS版)、七緒はるひOVA版)、真田アサミリメイク版/TVアニメ版)
たくや異世界で最初に出会った人物。少し恥ずかしがりやで、ほんわかとした柔らかな空気美少女である。しかし口で話すことができず(ファミチキください)たくやは身振り手振りで彼女との意思の疎通を試みた。セーレスという呼び名は、彼女名前を聞き出すのにたくやは「あいうえお」の五十音順を1音ずつ発音しては、彼女の反応を確かめて訪ねながら、苦労して聞き出したものである。キャラクター名のCeles英語の「Say less(多くをらない)」をとしたと思われる。しかし彼女の名は「アレス」といい、これはたくやの聞き取りミスのせいなのか、彼女が敢えて本名を伏せたものなのかは分かっていない。「Careless」にはうっかり者という意味がある。のちに二人は惹かれ合い、ユーノが誕生した。ユーノとはテレパシーで会話が出来たようだ。実は現代編でも三山の地下洞窟に現れ、たくやを導き(TVアニメ版ではたくや有馬恵子に変更)、たくやはセーレスをボーダーへと導いた(TVアニメ版ではマザーに強制転移された)。TVアニメ版では自害の方法が異なるり、ゲームで印的であった最果ての崖に墓を作り復讐を誓うくだりはく、兵士がその死体をわざわざ持ち帰っているが、なんの伏線にもなっておらず演出意図が不明であった。TVアニメ版では扱いが軽くなり原作との差異が最もしいヒロインだったといえる。
ユーノexit
スリーサイズ(成体)B86-W58-H86
こやまきみこSS版/OVA版)、小澤亜李リメイク版/TVアニメ版)
本作のメインヒロインにして最大のキーパーソン。この世の果てで恋を唄う少女。金髪碧眼エルフ耳をしたパパ大好きたくや夫婦情を受けて育ち、元気で爛漫、賢くも心優しく邪気な美少女に成長した。本気でボケるところが欠点。オリジナル版ではアホ毛が2本、フルリメイク版では1本になっている。ちなみにセガサターン版は同役の声優だった、こやまきみこさんの声優デビュー作となり、当時まだ18歳であった。本人は神奈希望したそうなのだが断られ、メインヒロインに大抜されたという。その名はたくやがセーレスに「You Know?」というと、セーレスが微笑んだことで名付けられた。これは菅野が得意としたメタフィクションの一例であり、プレイヤーに向けて「あなたは(彼女プロローグで見て)知ってるよね?」と問いかけたものである。開発段階では「フェリシア」という名だったが上記の演出でその名に変更されたと思われる。TVアニメ版では原作の演出意図はみ取られず、セーレスが名付けたことに変更された。また12歳相当の幼年体の年齢を16歳とする変更や、成体モードでは正体を隠す為か初期設定案にあったような仮面を被せられ、コスチュームわずリメイク版とも異なっている。セーレスの人格がユーノに宿り、一人芝居をするようなシーンが見られるがこれもアニオリである。
アイリ
スリーサイズ B84-W60-H88
: 勝生真沙子SS版)、坂井恭子リメイク版/TVアニメ版)
で防人としてボーダーの外からの怪物の侵入を防いでいる銀髪女性騎士。病に侵されており余命は残り僅か。ファンタジー世界の美しく気高いエルフ戦士といった感じの女性である(くっころ)。オリジナルデザインではダークエルフ味があったが、フルリメイク版は肌の色が明るい色に変更されている。異世界混乱し焦燥するたくやとセーレスを保護し優しく見守った。巨大な怪物からなくセーレスをその身でい大怪を負ってしまい以降は寝たきりとなり、たくやに後を託して逝った。
クンクン
: 川上とも子(SS版)、鯛ゆみ坊exitリメイク版)、長久友紀TVアニメ版)
たくやで出会った、瀕死の状態で倒れていたエルフ耳背中の生え、テレパシーりかける不思議女性から、たくやに自分の子供だと懇願され託された小さなドラゴンのような生き物。クンクンと鳴くことから、ユーノによって命名。辺では忌み嫌われるノガルドという、ラファエロ砂漠周辺に住む種族である。ノガルドは言を理解し、や創造概念をも理解する高度な知を持つ。クンクンのにも名前があるが、たくやたちの理解出来る言レベルえており、聞き取ろうとすると強な頭痛に苦しめられた。デラ=グラントでは害獣とされており、は美味いとされている。脱皮をして成体になると人形になるが、PC-98版では人間そのものにを付けただけのデザインであったが、SS版からは頭に尻尾が追加された。フルリメイク版はドラゴンのようなコスチューム(?)になっている。種族名は「DRAGONドラゴン)」の逆読みである。TVアニメ版では、クンクンの首にチャームポイントとしていバンダナが巻かれ、ノガルド畜とされた。その死は原作ではアマンダが薄々分かっていたがたくやには秘し、本人も覚悟のうえでの衰弱死であったが、TVアニメ版ではアマンダがトドメを催促して、たくやが殺したように変更されるなど、ゲームとの状況の違いが大きい。前後の演出から考えて果たして死ぬ意味があったのだろうか…。
サラ
スリーサイズ B90-W59-H84
: 高田由美SS版)、土井真理リメイク版/TVアニメ版)
オアシス浴びをしているところを、たくや近衛兵の一味だと誤解して襲いかかってしまった女性アマンダとも友人。かなりの男好きでお茶な性格である。とはいえ本人が口で言うほど男性経験豊富ではないのをたくやに見透かされた。わがままボディでショートカット金髪エルフという色っぽいルックス。セガサターン版ではにHっぽいことが起きそうな大人な時間なイベントでは、普段の長岡さんの原画から突如、自然な流れで、田島直さんの健全な原画に差し替えられるのだが、はて?18禁版では一体何があったのであろう…。傷心のたくやを慰めてくれる女性である。TVアニメではゲームでの慰め役から裏切り者に役割が180度変わった。ピッキングスキルなどもアニオリである。演技導の差なのかフルリメイク版とかなり違った調子の甲高いで話す。
アマンダ
スリーサイズ B83-W59-H83
: 川田ゆう子SS版)、井上麻里奈リメイク版/TVアニメ版)
レジスタンスの闘士でそのリーダーアイリアの。収容所に囚えられて拷問され死にかけているところを(くっころ)、たくやが介抱して一命を救った。自分のことを「」と呼ぶ、男勝りで飄々としたボーイッシュ女性である。冷静沈着で理性的なアイリアとは正反対でノリの良いお調子者な性格。頑固で思い込みが強い。以前囚えられていた時に付けられた、拘束具の一部であった左腕の腕輪は、に反抗するレジスタンスの誇りと思い外さない。たくやに介抱された以降はたくやアマンダを治療するときに、たくやが自分の上着を裂いて作った包帯だと思われる布で顔の右側を覆い隠している。オリジナル版では右に怪を負っているがを負傷したかは分からない。ちなみにオリジナル版での初登場シーンでは、左の方を髪の毛で隠していた。SS版の版権イラストでは両が描かれているものがあり、それで他の女性たちに負けない美貌の持ちであることがわかる。フルリメイク版では初登場シーンから右包帯で覆っている。現代編でも、その姿だけであれば確認出来る。強い意志と最後まであきらめないその姿勢は、たくやも知るある人物を思い起こさせる。オリジナル版では浅い肌をしていたが、フルリメイクでは明るい肌色に変更されている。たくやと一緒にをするにつれ、たくやするようになった。TVアニメ版では右バズクのの破片が刺さりを負傷してから包帯が巻かれた。フルリメイク版のデザインよりも奢な体にされ、右腕には腕輪の代りにいバンダナが巻かれている。
所長
:玄田哲章SS版)、佐藤美一(リメイク版/TVアニメ版)
収容所の所長。正確には第8採掘所所長という。に逆らう政治犯が多く収容された強制収容所の責任者である。小説版とTVアニメ版では「バズ」という名を持つ。囚人たちに巫女儀式で用いる石のためになる石の採掘を行わせている。陰険で残な性格。過酷な処遇にも絶対に屈しないたくや憎しみをつのらせ、死の瀬戸際まで折檻を続け、たくや間は気温60度から70度の灼熱地獄氷点下極寒地獄という懲罰房に放り込んだ。ハート様のような言葉遣いで話す。しかし下衆極まりないブタである。TVアニメ版ではクズ度と悪性はかなりマイルドのされ、ユーモラスでオカマっぽくなっている。たくやを調べるのはアニオリである。原作では危なくなると、部下の護衛兵たちやたくやたちを置き去りにして、一人で逃げてしまうような正のクズだったが、アニメでは職務に忠実であったり、アニオリ電気警棒を武器に、たくやと戦ったりと原作とはキャラクターが大きく異なる。バズクとの戦いのラストプロジェクトAで観たようなが…。
側近
:山内 健嗣(TVアニメ版)
の側近。キャラクター名のTVアニメオリジナルキャラクター小説版の近衛兵の隊長ゲイレン」に相当すると思われる。
エィッリィククワッドゥロッウexit
次元官の女性デラ=グラントとも異なる高度に科学が発達した異世界から来た。どう見てもやたらと厨二病全開くさい未来人のような格好をしている。亡きアーベルの敵であるA級次元犯罪者****を追っている。 次元官とは、彼女の属する世界の法に照らし合わせて、並列世界の秩序の維持を的とし、その秩序を破壊する、次元犯罪者とされる者の逮捕取り締まりを任務とする者である。基本的に他次元への干渉は、彼女の属する世界をも揺るがしかねない事態となるため禁じられている。彼女の身体の中には次元移動装置のような機構が埋め込まれており、時刻が来れば自動的に元いた世界に戻される仕組みとなっている。彼女の「Aichlikkwadrou」という名称は、正確な名は、たくや世界が保有する言レベルでは、発音・表記は不可能なためそれに近い呼び名として発音されたものである。彼女の属する世界では博士号を3つも持つ才媛であり、教師でもあったらしい。TVアニメ版ではチャームポイントの胸の十字架は描かれず、事科学の解説が簡素で意味合いも変えられており、中二っぽさはかなり薄れている。だいぶんドジにされている。
アーベル
KENN (TVアニメ版)
たくや世界よりもかに高い次元に位置するある異世界は、高度な事科学を発達させていた。次元移動装置の研究者であったアーベルは事科学でもであった事の根を解明するべく、精次元の狭間から事の根に向かって飛ばす実験を行った。しかし、次元の狭間には何万年も前から潜む邪悪な思念体が漂っていた。思念体はアーベルの精が事を遡っていることを知ると事素子の波を潜り追跡をし、ついにはその体を奪った。アーベルの精次元の狭間から自身の身体には戻れず事実死亡したとされる。思念体はアーベルとして生活を始めるが、人であったエィッリィククワッドゥロッウだけは騙すことが出来ず、思念体は正体が知られると次元移動装置を奪って別次元に逃走した。ゲーム中では容姿は全く分からなかったが、TVアニメ版では若い男性として描かれている。アニオリでの活躍が凄まじい…。
カー
藤原祐規
TVアニメオリジナルキャラクター。収容所でたくや出会った囚人。レジスタンスメンバーゲームたくやに親切で応援していた気さくな作業者Bの代りと思われる。たくやを「オヤビン」と呼んで慕う。裏切らない結城か…。
デオ
江口達也
TVアニメオリジナルキャラクター。収容所でたくや出会った囚人。レジスタンスメンバー。全くクズでない綺麗な豊富か…。
ジョウ
:大泊
TVアニメオリジナルキャラクター。収容所でたくや出会った囚人。たくやを殴り倒して弱肉強食の掟を教えた脳筋デザインリメイク版でたくやと衝突した作業者Aが元になっていると思われる。アニオリエピソードアニオリ死した。
アッシュ
上田燿司
TVアニメオリジナルキャラクターレジスタンスメンバー。現世編の北条に似せている。ちなみにゲ原作ではレジスタンスど殺されており、都のアジトも壊滅させられてメンバーアマンダ一人っきりである。余談だが、TVアニメ版は原作ゲームでは極悪極まりないクズとして描かれ、プレイヤーの憎悪を掻き立てた悪役を、割と憎めないコミカルキャラに変えてしまうのだが、アッシュ較的原作に近かった北条の救済キャラなのかもしれない。というかそうであろう…。
アイ
木野日菜
TVアニメオリジナルキャラクターアイちゃんデラグラントの昔話をする人工知能。異様にテンションが高く道化のように振る舞っていた。一人称は「」。幼い少女のような外見。あざとい…。5chのYU-NOスレなどでは「哲子」と呼ばれていた。
****
デラ=グラントの支配を論んだが失敗し、都の地下に閉されていた初老の男性。なにか他にも大きな陰謀を企んでいる気配。そのの正体と的とはいったい…。セガサターン版ではそのの名は「ウィジィゾゥジィ」というような奇妙な発音がされていた。幻魔大戦さならのスタンドみたいなものを出してみせたり、その本性は尋常な存在ではあるまい。TVアニメ版では下記のキーワードに詳しく述べた「彼女」についての言及がく、悪役としてはマイルド化されアニオリ要素が凄まじいキャラとなっている。
デラ=グラントを統べる姿を見せないの支配者。たくやする者の復讐を誓い都へ向かったが…。
TVアニメ版では異世界編の序盤から姿を見せる支配者である。まるでブレンパワードバロン・マクシミリアンのオマージュかのように、仮面を被せられ変機でを加工して正体が分からないようにされている。ニコニコ動画でのTVアニメ版の放映においては「ギガゾンビ」というコメント投稿されることがある。
グランティア
甲斐田裕子
デラグラントの女神デラグランティア地球先住民科学者のリーダーであった女性TVアニメ版では独自のキャラクターデザインとなり、CVが付き、自的な意志を持つ存在として描かれている。SFでは機械が人の魂でもって命を得て意志を持つという古典的な表現があり、おそらく本作の巫女の存在はそれに類するものであったであろうが…。

キーワード

この項には本作のネタバレを過分に含んでいるので未プレーでの閲覧には注意が必要である。

時は可逆、歴史は不可逆
タイムパラドックスを否定。たとえ時間を遡ってやり直すことが出来たとしても、元々の過去は並列世界として依然として残り、一度過ぎ去った過去事実は変えることが出来ない。過去に戻ったとしても、そこは自分の属していた過去世界ではく、次元の異なる別の並列世界ということである。
並列世界
科学ではパラレルワールドを並列世界と呼び習わす。並列世界には無限の可能性があり分岐は絶えず行われているが、リフレクターデバイスを持たない者には、単に連続した世界が続いていると認識されるだけである。並列世界間の移動において、自分が別の世界に移動すると現世界コピーが形成され、その世界に居た自分も別の世界に押し出されることになる。自分は動的に別の世界に移動しているつもりなのだが、その押し出を運命のが知覚させない。当然、自分がかつて居た世界にも、別の世界から自分がやって来ることになる。自分と自分が鉢合わせする事態は並列世界では起こりえない。移動にともない新しい並列世界が生成されると、最も存在が希薄な世界、則ち現実味が薄い世界が消滅するので世界全体のエネルギーの総和は保たれ、並列世界の質量は常に一定値に保たれる。したがって質量保存の法則には反しない。つまり並列世界が増えたことによって消滅する世界もあるということである。「並列世界」の「並列世界」が生成されることも論あり得る。まさに「理解の及ばぬ領域、限の並列世界」の様相を呈している。
並列世界構成原理 Rデバイス構造
今川教授が発表した論文「世界構成原理に関する一考察」と、「LEGACY」で展開された仮説を交じえて、並列世界の構造とリフレクターデバイスの動作原理を記したマニュアルたくやの知らぬ間に、普段は何も物を仕舞わないの自分の机の引き出しの中に置かれていた。
有馬広大蔵寺幸三、応用物理学者の今川由利香の三者による共著。広大の学説を元に各専門分野で論理展開。各学術界に多大なを及ぼした名著。
広大の著作のひとつ。400年周期で起こる大異変の仮説や、太古の時代に高ノ天原族が渡来し古代日本を支配したとする説を述べている。
主人公たちが暮らす辺の地方都市8000年前に次元浮遊大陸デラグラントが実体化して落ちた場所である。エルフHPに掲載されていた資料によると半島になっている。半島の北側にはノ岬や町学園、武屋敷などがあり、中央部あたりに有馬がある。北側は繁で喫イブニングやシティホテル神奈の住むマンションなどがある。
町学園
主人公たちが通う町にある学校。幸三のが創立した私学で、大学までエスカレーター式で進級可な一貫校。在学生制服が制定されているが私も許されている。
系が閉じており、事は外部の因果を受けず、外部にも因果を与えない、内部で独立している世界をディリク世界と呼ぶが、逆に系が開いており外部からの因果を受けて、干渉されては変化し消えゆく世界ノイマン世界という。ノイマン界をえるとは、事を隔てるえ、他の系の並列世界に移動するということをす。たとえば国家民族をひとつの系だと考えて例にあげると、フランシスコ・ピサロがコンキスドールを行う以前のイン帝国はディリク世界、それ以降はノイマン世界になったとも考えられる。そして生きるうえで常に他者から接触され、そのを避けることは出来ない人間の自もまた、一個のノイマン世界であるとも考えられる。ユングの師であるフロイトは、抑圧された意識が意識を形成すると考えた。意識は夢などの形を取って本人の表層意識に現れるが、意識から表層意識に向かって因果が流れるものと仮定すると、自もまたノイマン世界と形容しても過言ではない。ノイマン世界ではそれまでのディリク世界においての因果が破綻し、存在していた人間が消える(質量保存の法則の破綻)、時間を遡行して過去の自分に干渉できる(相対性理論の破綻)、未来の事を予見し、遠く離れた地で人の死を感知するなど、心に思い浮かべた風景と外部の事が、なんらかの働きによって一致する現(共時性の出現)等の常識に反する常的な現がしばしば起こり得るとされる。
アルトゥル・ショーペンハウアー
ドイツカント哲学者。仏教思想にも通じるインド哲学の精髄を明晰にり尽くした思想でもある。彼の哲学は本作の世界観の礎となっている。著書には「意思と表としての世界」「自殺について」「幸福について」「知性について」等がある。作中では「々の知性は、知性が、外から与えられる諸印を、時間・間・因果の形式に鋳直すことによって形成される。」と、その言葉が引用されている。ショーペンハウアーの思想が後世に及ぼした科学物理学心理学など多方面におよぶが、芸術文学への、その悲観的運命論は、本作のみに留まらず、菅野作品の根底に置かれているテーマと言って過言ではない
広大からたくやに託された、並列世界への移動を可とする、異世界巫女器。念石で作られている。本来は巫女と共に使う女神グランティアとのシンクロイズド・アイテムである。「因果コントローラー」と今川教授は形容した。対へ事素子波を照射し、その反射波との間にできる合成波に『飛び移り座屈(スナップスルー)』を起こし、リフレクターマップ上にセーブしておいた並列世界へとスムースに移動することが出来る。飛び移り座屈とは、系の不安定性(非線性)による座屈のことをいう。身近な例では丸みを帯びたペットボトルのボディを押していくと、じわじわとんでいくのではなく、あるペコっとむが、これが飛び移り座屈である。Rデバイスにはエネルギーポケットがあり、念石を精製した宝珠が埋め込まれている。の本体は三山の地下にあり、宝珠が全てっていない状態では、これ単体では、たかだか50時間を遡るのがせいぜいである。また、分岐する並列世界を自動で記録してマップ化することや、下部の宝石センサーマッピングスイッチに触れることで、記録したマップ間上に投影して閲覧することが可である(Auto Diverge Mapping System 略して「A.D.M.S」)。可世界の分岐が近づくとマッピングスイッチが点滅するが、これはRデバイスが膨大な分岐の可性を並列世界から事密度を随時測定分析し、現実味の薄い世界ダーウィン自然淘汰説のような選択に基づいて淘汰し、世界を選択しているからと思われる。Rデバイスは通常、人間には観ることが出来ない並列世界の事を視覚化する装置であるともいえる。しかし、たくやにはカオスの矯正による記憶の欠損の制約があり、世界が内包していた可性以上の事動的に作り出すことは出来ないと思われる。TVアニメ版では、たくや母親の遺品のと一体化されたデザインに変更されており、リフレクターマップを閲覧し分岐した並列世界を確認することもいようだ。
一説には今川教授が解説していないRデバイス四次元ポケット的な収納機であるともいわれているが、たくやゲーム中、様々なアイテムを所持して並列世界を移動することが可である。所持出来る全アイテムは以下の通り。「親父手紙」「メモ帳」「神奈生徒手帳」「木刀」「」「20ページの書類」「色のカギ」「磁気カード」「機密書類」 「ブルーカード」「豊富の密会写真」 「ロープ」「円盤」「メダル」「メダル」「メダル」「念石」「ハンディコンピュータ」「書斎カギ」の19種類である。
正式にはノ岬という。町にあるから突き出た、のような奇妙な先のった形をした小山のある岬である。呼び名は「の身の先」から変化したそうで、地元民からは敬われている場所である。地表にはやしろ)と呼ばれる二つの奇岩のある場所と、その地下には淡の地底を有する、数多くのトラップが仕込まれた人工の通路であろう洞窟と、ガーゼルと呼ばれる異世界発生装置が隠されている。この洞窟は武屋敷の枯れ井戸にも繋がっている。洞窟は玄室となっているが、ここが作られたのは放射年代測定で調べると、誤差を考慮に入れ少なく見積もったとしても8000年以上昔であった。リフレクターデバイスの本体である、時空転移装置が隠された部屋もあり、ここから王の名を入して異世界に転移することが可である。洞窟は構造上、先に進む度に来たを閉ざさなければならない。落とし穴トラップであると同時に非常口にもなっており、出口に近い可性もある。洞窟の行き止まりにある石は、ロジックパズルギミックになっており、解き方のルールに気づかないと、これより先には全く進めず本作最大の難所になっている。ヒントとしてはOPムービーにある時計記号が実際の12進法の各数字と対応している。今川教授日記の記述と合わせて考えれば自で解くことも可である。ゲームでは石の蓋には髑髏の悪魔天使女性の彫刻が掘られているが、TVアニメ版では異世界巫女儀式に使われた棺桶墓場にあった巫女と同じデザインになっており、内部は階段では落とし穴に変更され、地底まで一気に落とされることになった。
念石
山周辺でのみ採掘することが可な特殊レアメタル。人の意思と感応して膨大なエネルギーを生み出す。もしくは空気に触れると劣化する性質を持つ。安定させる為には精製し再結晶化が必要となる。
双子
山の麓の社と呼ばれる場所にある人工の形跡がある石碑と思われる奇岩。50年前まではもうひとつ岩が並んでおり、三つ子岩と呼ばれていた。岩には古代文字のような解読不能記号が刻まれており、刻まれた時期は400年ほど昔だとされている。今川教授は地下遺跡への入り口をし示す標だと推測した。ゲーム中では文字盤の記述には、さしたる意味がない。むしろ記号の並び方とその文様にこそ意味があるとられた。
ジオ・テクニクス社
外資系の鉱物や地質研究などを行っている企業。社屋拡の名で三山周辺の工事を行っているが、的は念石の採掘と研究である。念石の研究には広大が協していた。妻で物理歴史学博士号を取得している亜由美は、広大の依頼で技術主任として大学の研究所からジオテクに移籍して今も研究を続けている。
400年周期説(400年周期の亡)
日本史は400年ごとに大きな変革があったとする、実際にも存在する説。exit現代から400年前、関ヶ原の合戦があり江戸幕府が成立。さらに800年前にはの合戦があり鎌倉幕府が成立。さらに1200年前には、平安京への遷都。さらに1600年前には倭大乱があり、巨大古墳が築かれ大和朝廷確立していく時代になる。さらに400年遡っていくと西洋史でのイエス・キリストの誕生など、歴史を考える時、区切りが分かりやすい。歴史学界の権威であった恩師の学説にっ向から否定する論文を発表し、所属する学会を追放された広大は、その変革の原因を考し、拠は何もかったが高ノ天原タカノアマハラ民族という、この世界常識では説明不可能渡来人が関わっていると仮説して、あてのない放浪を続けていた。調のため町を訪れた広大は、大学時代の旧知の友人蔵寺幸三の紹介広大の師の学とは対立する、幸三の父親が理事長を務める町学園で研究の場を得た。蔵寺のでタペストリを見せられた広大は狂喜し、ノ岬がタペストリのを示唆するものであることを看破した。ノ岬の調で知己を得た物理学者の今川香に教えられて出会った、幻の民族の末裔ケイティアの存在により真理を得て仮説はついに立された。広大はそこでさらなる自分の使命、歴史真実を探するという運命を自覚した(そもそも歴史400年周期説がこの物語の着想の始まりとなったという。そこで菅野400年ごとに人類に変革を与える存在を設定し、それに基づき本作の構想を練った)。
時計
広大部屋の壁にかかってある振り子式の時計(「柱時計」の名称は公式ガイドから)。OPムービーにある通りの順番に異世界の数字を二箇所押すと、文字盤が開き、そこに隠された宝珠を手にすることができる。オリジナル版のオープニング時計ガラスに映し出される人広大神奈のものである。この後、広大は事の狭間へと立った。
神奈は時々高熱を発して倒れてしまうが、症状は深刻でもよく見えなくなるほどの難病のようである。症状には亡きたくやの実の母親のケイティア用していた解熱が何故か効く。たくやも幼い頃よく発熱してこの解熱を飲まされていた。
             事科学
本作において考えられた架科学理論。高度なテクノロジーを発達させた文明が辿り着く世界構造の真理。時間と間と因果によって世界像を説く。
カオスの矯正
因果の強制的な補正。他の並列世界への移動により事の変更が、世界が許容出来る範囲を逸脱した場合、世界から矯正を施される対となると思われる。その時ゲーム中のたくやは、本来属する世界に近い初日のの三山に強制的に戻され、移動前の記憶もど消し去られてしまう。あるべき世界に戻らぬ限り、40時間から50時間で再びカオスの矯正が行われるとゲーム中でられている。このカオスの矯正によって、たくやの選択の幅を制限し可世界異常な混沌が広がることを、世界自体が未然に防いでいると考えられる。ゲーム中でのリフレクターマップで示される世界線が限られたものとなることの、ひとつの推測ともなっている。たくや絶体絶命危機に陥るとそこでカオスの矯正が発動され、波多神奈りかけてくることもある。カオス理論の代表例には微小な初期値の違いが、時間の経過とともに決定的な違いを生み出すという、バタフライ・エフェクトなどがある。
のシュヴァルツシルト半径
ブラックホールさながらに、ある世界の事密度が著しく高い場合、その限界半径内に接近してしまうと、それにより発生する事を回避することは不可能となる。この現文学的に運命と称する。例えば本作のある登場人物は、どの並列世界においても例外なく、ある時点で悲劇的な死の運命を回避することが出来ず必ず死亡するが、これが事のシュヴァルツシルト半径に囚われたものの一例である。この確定された「運命」からは決して逃れることは出来ないものと思われる。Rデバイス限界え、因果関係が結ばれる以前にあたる並列世界に飛ぶことが可であれば、もしかしたら脱出出来るであろうか…。
観察しうる形をとって現れる事柄。出来事」という一般的な意味合いのほかにも、今川教授はその論文の中で、並列にそして限に存在し、因果の流れを運ぶとして存在する固有のエネルギー体 を「事」と形容した。その各々の歴史を「世界」と呼び、それらを統合して「並列世界」という呼称を与え、人間はこの並列世界上にいるのだと解説している。
本作では因果を原因系から結果系へと流れる流体だと考え、世界像の解説にはに流体力学の基礎方程式が用いられている。その他、連続の方程式運動方程式熱力学第一法則相対性理論、不確定性原理などから導かれる様々な数式理論に基づいての解説がなされている。
因果・因果
原因くして結果は起こらないという因果の必然的諸法則。時間をも包含したある種の観念。科学では捉えることが出来ず、自然科学はこの観念を十分取り込むことが出来てはいないが、古来特に東洋においては自らの内的観察、直感的感覚で知覚していた。因果とは自然に関する因果の法則であり、因果とは原困と結果に規則的な繋がりがあること、原因と結果とが一定の原則に従って継起することをいう。由来はインド哲学から来ており、自然人間の行為とその結果についての因果関係を論ずることは、インドの思想全体を通じて著しい特色のひとつとなっている。事科学では因果をまるでが上流から下流へと流れていくような流体構造だと見なしている。因果には場の状態によって幾つかの分岐点が存在し、事ポテンシャルの低い方、もしくは流れの慣性の強い方に流れていく。これは々の知る人生観や、意識領域における心の動きと同一であり、因果本質に迫る事が出来れば、人間の認識する世界観から内的な心の領域の動き、あるいは人間の知覚できない世界メカニズムに至るまでをも解き明かす事が可だといわれている。
因果の渦の渦
の連続化現のこと。流体力学における慣性(不安定)と(安定)とので定義される、次元量のレイノルズ数の概念で、この因果の渦を引き起こす事の層流と乱流が解説されている。流体の状態には層流と乱流があるが、本作の異世界デラグラントは、既にこの因果の乱流に巻き込まれており、8000年周期の悠久に続くかと思われる悲劇の螺旋がもたらされている。しかし女神の意識とシンクロを経験したユーノは、これをいつかは断ち切ることができるかも知れない運命の鎖だとも述べており、デラグラントにもいつか因果の渦から解き放たれる日が来るだろうと思われる。因果の渦は周囲にエネルギーを渡しながら運動を続けているため、外部からのエネルギー供給が途絶えると、因果がスムースに流れる層流に戻ると思われるが、ユーノが述べた先の言葉は、この「渦は放っておくとエネルギーを失い徐々に小さくなる」という意味を言ったと思われる。原作者の以前の作品、『DESIRE背徳の螺旋』において菅野は、運命は円環的ではなく螺旋状だと強調されたが同様の考え方で理解してよいと思われる。
素子
科学における事を構成する要素。因果の伝達に関わる因子。理論物理学においても仮説されている光子の反粒子でイマジナリ間(虚数間)を走るフォトンと同様のものであると考えられる。因果に従い原因系から結果系へと流れる流体素片をこう名付けた。
時間、間、因果によって決定される事の座標、あるいはその量(事密度)のこと。
ナイアーブ症状
エィッリィククワッドゥロッウの世界の言葉で、人の意識をあるレベルまで引き下げた時の波の波形をナイアーブという。非常に強い催眠暗示をかけられたような症状で、通常の催眠術とは異なり、本人の意識も同時に保たれるため、自由意志が操作されていることに気づくことが出来ない「冷静な混乱」状態と形容される。一種の常的な精支配攻撃を受けたものだと思われる。ナイアーブとはBRIAN(ブレイン/)の逆さ読みから創られた造
蔵寺幸三の日記に記されていた常的存在。文学的な意味ではなく文字通りの悪魔だと思われる。事の狭間に生じた邪悪な霊魂のような思念体であり、人に憑依してその身体を乗っ取ったり、人の姿に擬態するをもっている。身体を乗っ取ると元の身体の記憶をすべて継承するので、人など親しい間柄の人間ではないと見破ることは困難である。この思念体はどのように生まれたかはもわからない。上記のナイアーブで人間洗脳し走狗に仕立てあげることも出来るという人智をえた生命体である。たくやたちの世界には、武屋敷の土蔵に隠し置かれている次元移動装置で来訪したが、その装置は壊れてしまっている。過去に事衝突によっていくつもの世界を消滅させているが、自身は実体を持たない純然たる思念体であるためダメージを負わず、次元の狭間でまた新しい事が通り過ぎるまで、何万年でも限に近い時間を待っていることが出来る。幸三には女性の姿で接触し共同研究を持ちかけた。彼女の提示した学説と論は、東洋哲学から生まれた曼荼羅の構造に極めて合致した論理構造を持っていた。これにより幸三の研究は飛躍的向上を得るが…。曼荼羅とはサンスクリット語で「本質を所有せるもの」という意味の言葉である。宇宙真実の姿を自己の哲学に従って立体または面に表現したものであるが、フロイトと袂を分かったユングも虜となった仏教思想でもある。エィッリィククワッドゥロッウはA級次元犯罪者として彼女を追っている。
本作の異世界かな太古に「」と呼ばれた巨大隕石地球に衝突し、文明が滅びることを予測し異次元へと逃れた次元浮遊大陸。その名は移住プロジェクトにあたった科学者たちのリーダーであった、女性科学グランティアに因んで名付けられた。かつて高度な文明を持っていた地球先住民たちが暮らしている。たくやたちが暮らしていた町がある世界とは、同じ時間軸にある隣接した次元に存在している。大陸その物が念石で作られた巨大な次元移動装置になっており、人工炭素植物による酸素供給システム、重核融合を半永久的に行う人工太陽メルギオ、統合コンピューター、グランドマザーなど、科学テクノロジーによる生命維持が行われているが、異次元へと逃れた当初は過酷な環境により人口は一挙に10分の1にまで減した。そこで考えられたのが、生物改造であった。改造に失敗してしまったと呼ばれる怪物たちは、異次元との界のボーダーの外へと追放された。しかし今日ではそれらの科学文明は、長い年の経過と共に消滅してしまった。デラ=グラントの置かれた次元は、400年周期で地球の置かれた次元と極めて接近し、衝突と呼ばれるカタストロフィの危機にあるが、その回避のためグランティアは、たとえ科学による延命を施したとしても、やがては寿命尽きるであろう体を脱却し、ある種の高次元意識体的存在の女神デラ=グランティアへと転生を果たした。女神グランティアは事衝突の危機が近づく度に、グランドマザーを介して巫女となる女性の意識とのシンクロを果たす、ある意味宗教儀式化された回避手段をデラグラントの民に講じ、この巫女儀式を執り行うことによってカタストロフィの危機を回避していた。しかし西暦2000年に起こる、これまでで最大規模となる事接近では、回避の際に生じる余剰エネルギーがあまりにも大きく、デラ=グラントは地球との物理衝突までは避けられず、8000年前の町の辺りに落ちてしまうという宿命的な因果の渦に巻き込まれている。菅野デラ=グラントのイメージ柴田漫画ラブシンクロイド』を読んで思いついたと述べている。同作には地中に殿があり、モンスターテレポートして地上に出現するのに周期があり、その周期は殿が地上に近づく時期と一致するという設定があるが、これがデラ=グラントと地球との事接近のモデルとなった。
デラグラント人
成長が速く幼年期が短く長寿である。1歳で地球人の4歳に相当する急成長を見せる。特に女性は子孫を残すため若い姿のまま数年以上もの寿命を持つ。男性女性の半分以下の寿命地球人よりやや長生きな程度という。女性ファンタジー世界に居るエルフのような長い美しい姿をしている。しかし念石のある場所でしか生きられないという弱点を持つ。推測だが、現世界人がデラ=グラント人と交雑した場合、たくやを見るに血が濃くなければ念石は基本的に必要ないと思われる。たくやと思われる神奈デラ=グラント人の血を75受け継いでいる。
デラ=グラントの女神グランティアの意識を投影する媒体となる女性400年に一度の大災害をくい止めることができる一の存在。巫女になると常的なを授けられるかわりに、女神とのシンクロを容易とするために体機か精の一部を女神げなければならない。ケイティアは「視」を、セーレスは「言葉」を、ユーノは「心」をげた。巫女は自らの生命を断つことで新たなの創造を行えると信じ、それは新たな世界への立ちと考えられている。まだ女神と一体化していたケイティアは、その理由の他にも世界を守るため次なる事衝突に備え生命を断つ必要があった。
ボーダー
異世界たくやが最初に辿り着いた場所。デラ=グラントの辺を抜けた先に断崖絶壁があり、他の世界デラ=グラントを別ける界になっている。断崖の外はボーダーの外とされており、そこには狂暴なが存在し、デラ=グラントの民を見なく襲い侵略をしようとしているという。ボーダーには防人として都から直属の騎士が配属されており、界の監視防衛任務にあたっている。一般人の立ち入りは基本的に禁止されている。ボーダーから都までの間にはデラ=グラント最大の砂漠ラファエロ砂漠が広がっており難所となっている。砂漠にはオアシス棺桶墓場巫女器であるRデバイス殿などがある。
PC98版を購入したユーザーが、élfから通信販売で入手することが出来たゲームの追加パッケージ。追加でインストールすることで新しいコンテンツが追加される。その内容は、現代編と異世界編のイベントCG背景CGを閲覧することが出来る「CGモード」。ファンエルフ投稿した、「同級生」や「下級生」を題材とするCG作品の紹介、サターン版「下級生」の宣伝もある「CG場」。えりりんが出題する絵かきロジックを解く「えりりんの個人授業」(問題を解くたびにえりりんが少しずつを脱いでゆくが3問を解くとエリリン・ヒップアタックが炸裂され終了となる)。神奈チャンが本作最大の難関となる石ロジックパズルの解き方を解説する「神奈ヒントコーナー」。 アイリアが死去してから、たくやとセーレスが結ばれユーノが誕生するまでの過程を描いた内容のラブストーリー「それゆけ、セーレス!」(ミニキャラセーレスチョコチョコと動く可らしいOPは必見物。サターン版とリメイク版では異世界編に統合されているがWindows版は本編クリア後に開放される)。
の狭間
ここからブリンダーの木を観測することで過去現在未来の全ての事を見通すことが出来るようだ。ブリンダーの木の外側にある、通常の事の流れの中にはい現世界の因果からは切り離された「の座」とも称される異次元間(虚数間)であろうと思われる。広大(「コーダイン原作者による同人誌での裏設定。現世や異世界に干渉して、たくやを助ける存在。)は妻の恵子と一緒にここに居り、歴史真実を探し続けている。次元の狭間ともいう。
測定器
素子の流れを感知し、その方向をし示す方位磁針のような装置。ブリンダー木を遡り事の果てに到達した時、その針は地球の磁極に方位磁針を置いたときのように旋回を続けると思われる。
ブリンダーの木
の果てを核として形成される全ての事を記した系統的な概念図。原因系から結果系へと複数の可性が生まれるたび枝を分岐させていく。枝の世界(事ツリー)同士が接触し事衝突を起こして双方の枝世界対消滅することも有り得る。事科学において歴史とは、ブリンダーの木に記される事柄だとされる。リフレクターマップで示される分岐線とブリンダーの木の枝が同じものなのかは解ってはいない。
この世の果て(の根
人間には観測不可能神の領域、全ての事の始まりにして最果ての地、ブリンダーの木の根本である。果たして事の始まりが宇宙の始まりであるのかは、事科学をもってしても解明されていない。科学は観測によって成り立つが、量子力学ハイゼンベルグが提唱した不確定性原理において、微視的な原子や電子などの世界を観測しようとした時、人間には、一つの粒子について位置と運動量、時間とエネルギーのように互いに関係ある物理量を、同時に厳密に測定することは不可能だとされる。粒子の位置を測定しようとしてをあてると粒子の運動量に変化があたえられるからとされるが、このように万とも思える科学にも制約が示唆されており、観測者が人間である限り、如何なる科学的手法を以てしても到達不可能真理というものがある。これら真理集合体を「」、宇宙の総てを解明可真理があると考えられる事の根を「神の領域」と本作では文学的に表現している。
木の芽の名前
不明である。「ブリンダーの木」説、「セーレス」説、「クンクン」説など諸説ある。ユーノ役のこやまきみこさんは、「セーレスユーノの中にいるのでクンクン」だと答えている。女神グランティアの意思をその身に宿し一体化していた、たくやケイティア、その女神の意思と再びシンクロを果たしたユーノは、でもあり、妻でもあり、でもあり、つまりする女性集合体であるといえるのかもしれない。常識的規範や倫理をもえた純愛物語は、ついには宇宙の根にさえも至り、最終楽章を奏でて終わりを迎えた。この物語新であったが、の姿を追いめた少年がついには自分が父親となり、家族を手に入れ大人になったという、少年の成長物語を描いた寓話だともいえるだろう。

関連動画

関連商品

PC-98・セガサターン版、関連商品

フルリメイク版、関連商品

関連リンク

関連項目


本記事の参考書籍





~ノイマン~





本作のフルリメイク版を原作TVアニメ版が制作され2019年4月から放送された。

詳細は別記事「TVアニメ版この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を御覧ください。

この記事を編集する

掲示板

おすすめトレンド

急上昇ワード改

最終更新:2020/11/28(土) 18:00

ほめられた記事

最終更新:2020/11/28(土) 18:00

ポータルサイトリンク

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP