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あったり前だ シャアの動乱の時に相手したヤツだからな
”なんたってお前 アムロさんはよ…”
GMⅢexitでもって…”

機動戦士ガンダムF90
電子書籍版80ページ4コマより。””内部は書き文字

ボッシ大尉とは、機動戦士ガンダムF90(以下、作中設定に倣い機体名称をガンダムまたは1号機と2号機、作品名をF90と略す)の登場人物である。由来はシド達と同じくメーカーであるボッシュから。
映像化作品であるが、PSゲームソフトの「SDガンダム GGENERATION-F」にて中田譲治氏(以下、氏の称であるジョージと筆記)が演じる。つまり、ジョージボッシュ……

後にガンダムエース漫画として連載されたF90前日譚機動戦士ガンダムF90FastestFormula(以下、公式略称F90FF)に登場した際、SDクラブ版の「ウェラー大佐」と統合されて「ボッシュ・ウェラー」というフルネームを得る(+衝撃真実が次々と判明して作品内外が大変なことになる)が、SDクラブ版は未単行本化作品かつ電子書籍版もいため、あえてこの記事ではF90FF振り返りインタビュー記事とF90原作から読み取れる情報を中心に記載する。

色々判明する前の概要

所属は、地球連邦軍の第13実験戦団(本来は第13独立機動艦隊≒ロンド・ベル、あるいはその後継か代理の部隊)の隊長。あの第二次ネオ・ジオン抗争を生き延びた老兵として登場する。ハイネックのシャツを好むのか、作中やF90FFなど外部出演した作品でもよく着ている。もっとも単行本一巻で完結している作品の、それも軍事行動中なら艦内に替えや他の衣装を用意していない可性もあるため、作画コストを減らす的も考えればそう気にするものでもない、のか……? ……でもお前アムロさんといえばよ、いろんなハイネックをよく着ていて……カァッキモチワリィヤダオメェ!
サナリィ社から視察に来たジョブ・ジョンとの挨拶が初出。F90に詳しくなさそう+相性が悪そうなボッシュに対して、ジョブが作中の設定をメタ気味かつ初代ガンダムを彷彿させるように語っているのが印的である。(ピキーン)こ、こいつら……闇が深すぎるッ F90FFから来た諸君らにはご存じの通り、すでに3回以上の面識がある設定にされている。このとき二人は何を考えていたというのだろうか……?
主人公デフ・スタリオンらと(作品内で)接触したのは、2号機強奪事件の特を伝達する際。
人物としては「おー!こんな所にいたのかおめーら」「なに!しけた顔(ツラ)してんだ!!」やら、二度派手にやったデフ達の失態をシドの賞賛から冒頭の台詞につなげてお咎無しにしたくらいには、上官としては『部下には時に厳しく、時に気さくに接していた』ようで、三人からも評価や方向性は違えど高い。

……彼の真実に各々ショックを受けるくらいには。

場所は変わって連邦軍の会議詰め所。ジオン残党の対処を考慮すべき会議。……のだが、高官達は慢心と余裕の態度をとり続け、終わったら火星観光しようなどと吹く。それを怪訝に見守るボッシ大尉。彼の心中はいかなるものか、この後嫌でも判明する。

後半のネタバレ

いいえ この艦隊丸ごとです

連邦連邦に落とされている。こりゃあケッサクだ!!

ネオジオン第2の反乱の時 は見た!
ジェガンのコックピット

νガンダムから放たれたを!!

そして思った いつかこのガンダムの力を手に入れてやろうと!

これがガンダム! 悪魔の力よ!!

機動戦士ガンダムF90
各所のボッシ大尉台詞より

ボッシ大尉の正体は、火星独立ジオン軍の一員。地球連邦で二重スパイ(後のF90FFにて「」――ネットミームスラングではなくび用語のそれと思われる――と称された)の活動をいつからかは不明だが、ずっとに抱えて活動してきたことをカミングアウト
発言を見るに腐敗した地球連邦に相当嫌気が差していたようで、その一点だけは当時から共感を得ている
火星に降下したデフ達を同胞達に確保させ、

2号機はその面すらなく、悪魔と化していた。
ガンダムを「悪魔の力」と語するボッシュ、ガンダム嗟を向ける彼にの力」で意図せずラストシューティング再現し、迎撃する。当時から2号機とボッシュの安否は不明(Gジェネ内ではゲームとしての都合上倒した扱い)だが、デフはシドとナヴィの元へと1号機を連れて帰還したのだった。

人物像と背景と考察……?

俗称『第一次ボッシュ・ショック』以前のボッシ大尉を一言で言うなら「売れないタイプホビーアニメ特有の動機が不十分かつ小物すぎる悪役」としか言いようがない。
まだ「白い悪魔」という異名が有名でい時期から、アムロが見せたを見ていながらガンダムが欲しかっただけおじさん(ないしおじいさん)は、魅力的なラスボスにはほど遠い存在だった。
しかも、火星ジオンの戦果は前述の通り、連邦軍の艦隊を数隻沈め、オリュンポスキャノン地球まで届かず一発で終了と、格も強さも被害も下から数えた方がい規模である。色んな作品のジオン残党どものろくでなしっぷりとべても外道・非さもイマイチ足りない。むしろ連邦サイドが腐りすぎていて、全体的に不快に見えてしまうぐらいには。
後半の急すぎる展開も不評の一つであり、説明不足かつ解説もない巻きすぎた展開は、さすがに好みが割れるところだろう。単行本一巻で終わらせなければいけなかった弊と見るべきか否か……

もちろん、作中の言及や他作品からボッシュの人物像をなんとか見いだそうとした読者もいなかったわけではない。元ロンド・ベル匂わせ台詞や、ジオンの内通時期はいつからか、本当にデフ達は最後まで殺す気がかったのか、などなど。やり甲斐は間違いくある作品だった。
……のだが、

0.そもそもの話、ボッシュの言い分だと『スーパーロボットとは「神」か「悪魔」か』というマジンガーゲッターイデオンなどでは定番の話に入ってしまい、リアルロボット代表のガンダムをそういう話題に入れたくない人たちが、今なお一定数いることは留意されたし。しかしボッシュにとっての『悪魔』とは……
1.掲載誌がよりにもよってサイバーコミックスである(当時の評判については自己責任ggrksとしか言えない)ため、たったそれだけで作品としての価値が軽視されている。そこ以外にも非公式扱いも当然なデキのガンダム番外漫画が山ほど作られていた時期でもあったため、その一つだと思い込まれているF90はそういう有じゃなくて、プラモ計画があったり公式監修かつ年表にも組み込まれていたりする作品だというのに……。
2.何より逆シャアの直後かつ初代オマージュが唐突&露すぎて宇宙世紀(の拡)はもういいだろ」「時代はSDよ」「アナザーガンダムじゃないのか!」「というか初代の映画三部作以外どうでもいいし」という現代から見ればわりといつ通りの空気被害者だった(例:物語の最後に取って付けたような「メインカメラがやられただけだ!」やらラストシューティングやら、頭と左腕をくしたA・R搭載機に打たれる右腕と左脚のいC・A搭載機、アムロの瞳にそっくりなデフの眼というこれまた必要か不明な言及、そもそも富野監督が『アレ逆シャア)で二人(アムロシャア)は終わり(≒公式MIAといういくらでも話を広げられるような末路にしたけれど富野の中ではもう死んでいる)』という言及や閃光のハサウェイが当然とはいえ悲惨すぎる末路を迎えてしまったため、そういう意味でも『宇宙世紀はもういい』と考える人たちが今よりも大勢いた、etc)。
3.とにかく考察しようにも話に余白空白矛盾が多すぎる(例:ジムⅢジェガンのどっちに乗っていたの? 問題←それだけでロンド・ベル以外の部隊だった可性が高くなってしまう←というか、アムロさんとかれしく言っているけどフカシじゃね? 年寄りが自慢話としてホラ吹いているだけじゃね? と嘲笑すらされていた)し、時系列上の続編であるはずのフォーミュラ戦記0122F90の事件はわずかに触れられるだけで、シャルルオールズモビルモブ達も全くボッシュを言及せず終わってしまっているAdvance of Ζなど火星ジオン残党の前日譚にも出番や言及の一切がないのである。
4.悪魔の力、って何だよデビルマンか? ロボットですらないだろ? わかるマーン!!

などの理由により、一切の考察や進展がい状態が続いていた。
その結果、諸考察を経ても連邦を裏切り軍隊を壊滅させガンダムを奪った件に関しては擁護可な点が一切存在しないため、ボッシ大尉は「†闇のガンダムおじさん」として長い間歴史名前が残り、何なら真実が発覚した今でもそう呼ばれても文句が言えない立場にある。

……後の2015年電子書籍化されて追加された後書きにて、実は「逆シャアF91渡しとなる作品にしたかった」「連載期間が決まっていなかった(+シナリオ担当の山口氏のインタビュー――F90FF7巻に収録――で『全12話』の予定だったが大人の事情で短縮された)」ことが判明している。想像以上に公式から重い期待があったようだ。まぁ、その事実が結果を伴ったか怪しいし、ファンガンダムフォロワーがどう捉えるかは自由なのだが……

これがガンダム・ウォー! 悪魔のゲームよ!!

カードゲームGANDUM WAR』にて以上の性をもって実装される。カードゲーム素人で見ても解るとおり、なかなかの強カード。ピーピング&ハンデス兼コントロール奪取は、
しかし、全て強制効果であるのがいただけず、召喚効果でコストを払うガンダムカードも少なくないため、時に使い勝手が悪くなる。

ともかく、使い分けするならガトーとの選択になるだろう。

その後のボッシュさん(広い範囲の作品のネタバレが含まれます)

当然と言えばそれまでだが、F90マイナーな掲載誌の一巻完結の単行本であるため、有識者や宇宙世紀ファンからはおおむね公式年表に組み込まれているだけの黒歴史(=設定やガンプラ造形に価値はあるが、作品としては駄作)扱いされていた
せっかくが付いたGジェネFでも、クロスボーン大躍進したのとは裏F90は本当に気が向いたガノタが「は見た!構文」または「悪魔の力構文」としてネタにする程度に留まり、ボッシュ自身もマイナー作品のラスボスであることには変わらず、知名度は今なおほとんどあがっていない。

2007年アナザーガンダムの一機動戦士ガンダム00』にてガンダム(とCV:古谷徹)に救われガンダムに魅了された主人公である刹那・F・セイエイが登場する。しかし、ご存知のとおり刹那ガンダムを信奉するのを辞めて、説明不要の『俺達が! ガンダムだ!』宣言をした。
その結果、「ボッシュはせっさんが即世界の歪み認定する」「刹那は改めてすごい主人公だよ、ガンダム信仰を辞めたんだから。一方でボッシュはさぁ……」とボッシュを知る人たちから罵を浴びせられることになってしまった。刹那主人公補正っ当すぎる更生を考えれば当然か……

2011年火星に因縁を持つアナザーガンダム機動戦士ガンダムAGE』が放送される。特に三期でガンダムに乗れる&主人公ヴェイガン全滅思想の過激派であるおじいちゃんフリット・アスノという前例が出てきてしまったため、ボッシュを知る人たちからまたしても較対にされる。
しかし、政治や医療などのガチ偉人であり、和で済むならそれで良かったフリットとはべるまでもなし、さらにはフリットの取った『最後の選択』が原因で「ボッシュはなぜ引き金を引いてしまったのか(厳密には『銃器は』引いていない)」「まぁ連邦政府が当時からアレじゃあなぁ……」「フリットと違って止める人・止められる人はもいなかったし、ボッシュも力がかったからガンダムが欲しかったんだな……」と、フリット較する形でのみならず同情のが少しずつ集まり始めていた

さらに後年、奇しくもF90電子書籍版と同じ2015年舞台も同じ火星アナザーガンダム機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』が放送される。こちらはMSモチーフが『ソロモン王72柱』であり、しかも(セーフティ前提とはいえ)代償にパイロットの命を吸うシステムで動いているため、本当に悪魔の力を主人公達が振るうサマが描かれていた。
同時に『悪魔との契約はどういう意味を持ち、その結末を成すのか』を嫌なほど描写され、どちらもイマイチ評価の低い原作ネタにされまくっている台詞シーン漫画展開でフォローが入る形で再評価されてきたのもあってかF90鉄血を照らし合わせるようにボッシ大尉の発言を拾い広めるガノタが加速的に増えて来た。

お前ならやれる! あの時と同じだ!

は見た! 人の意志がになって地球を包むのを! そのを動かすのを!
その中心にあったのは……

には……これが精一杯だ
行け! ガンダム!!
今が全てじゃい、人間には!


そして2018年機動戦士ガンダムUC時系列上の続編になる『機動戦士ガンダムNT』にて同じνガンダムから放たれたアクシズを見たイアゴ・ハーカナ隊長(通称:ガンダムおじさん。その原因もだいたいボッシュの言動)が登場。
あまりにもアムロが見せた人の心のに最高かつ最適の対応を見せた上に「は見た!」から始まる構文を別物にしたのだから、「それが聞きたかったんだよ! アムロは!」「人の心の最高!」「だからお前は闇なのだ」「ヨナの背を押してくれてありがとう」「同じ隊長職でもこいつはよぉ……」「ガンダムおじさんアムロの意図を理解してくれたのにさぁ……」と、SNSが一般的になった結果無断転載切り抜きも山ほど増えてボッシュの知名度も上がり、アゴ隊長に賞賛を、ボッシ大尉にこれまた好き放題とも残当とも言われる事があった。ゾルタン・アッカネンの言葉そのままになるが、本当にオールドタイプ現象しか見えないし、奇跡の代償をなんとも思わないんだな……
2019年6月26日プレミアムバンダイにて「MGガンダムF90AtoZprojectexit」が開始、それに伴いF90前日譚F90FFガンダムエースにて連載開始。プロローグ々からフォーミュラー戦記0122ガッツリ絡んできた件に加えて、オールズモビル達からの「ガンダムF90=悪魔」という言及や妖怪ニュータイプと機体データおいてけジジイと化したジョブ・ジョン物語々に暴れ散らしているせいか、同じF90出身のボッシュも出番が来たら……と戦々恐々とするガノタはいた――
――のだが、物語は彼の登場を待たず第2部へ移行し、話題としてもあのミッションパックはよ以外からは沈静化しつつあった。

これが第一次ボッシュ・ショック! 悪魔の後付けよ!!

そんな彼と火星F90だが、なんと2022年1月06日、突如としてプレミアムバンダイにて「F90火星独立ジオン軍仕様」の販売exitが決定した。中の人中の人であるジョージノリノリポストした。

これを見てガノタは気づいた。F90の前日単であるF90FFが連載中であると。そして思った。ボッシ大尉に何か起きるのではないかと。

不安と期待の入り交じる2022年1月27日F90FFの21話。事は起こった → ボッシュ・ウェラー

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