"貴き者には義務が生じるノブレス・オブリージュ"
責任者たる私が
その義務を放り出すわけにはいけないからねそれに
これからなのだこれからが私の
本当の舞台なのだから――機動戦士ガンダムF90ファステストフォーミュラ(以下、公式略称のF90FF)
第41話「宿縁の螺旋」より
ハウゼリー・ロナとは、機動戦士ガンダムF91に登場――したとはいえない、特殊な存在である。
厳密な話は以下になるが、
こいつこそが
としか言えないほど、宇宙のあちこちに因縁と悔恨を作りすぎた男である。
概要
U.C.110年頃から連邦政府議員として活動。父にマイッツァー・ロナ、叔父にエインゲスト・ロナ、年上の義弟にカロッゾ・ロナ、実妹にナディア・ロナ。
……。
小説版のキャラ付け
F91プリクエル・エターナルウインドでの出番……?
いわゆるナレ死しているため、出番はなし。
しかもU.C.0112~0113年に死亡という、先述した旧年表で設定された0118年死亡とも5年以上の矛盾が発生している。
F90ファステストフォーミュラ
我々に課されているコロニー税は
移民のために三代に渡るローンや空気と水の税を合わせれば
収入の5割にも及ぶ!!が
コロニー税の一部が環境保全の名目のため
地球居住者のリゾート地開発に使われているのが現実であるコロニー維持のための税がだ!!
そんな感じで、F91に至るまでの超重要人物でありながら、ボッシュ・ウェラー同様に宇宙世紀の「知る人ぞ知る」枠の一人だったハウゼリー・ロナだったが、後年。なんとF90FF第21話「ボッシュ・ショック見知らぬ力に流されて」と同時掲載の22話「リファインド・ジオン」にて間にウィリアム・C・オーランド大尉の死亡事故エピソードを挟みながら、ついに表舞台に登場することとなった。情報量が……1ページの情報量が多い!
コロニーの中流階級から高い支持を得ている設定に準じた描写となっており、その過激ながらも地球を憂う思想は、どこかマフティー・ナビーユ・エリンを彷彿とさせるものだった。議員になったマフティーとか最悪だなぁ、オイ。
カロッゾ・ロナ
「素晴らしい考えです 御義兄様
ですが御義父様へのご報告はなさらないので?」
7巻第25話「理想は血を求める妖花なり」にて再登場。細かい詳細は後述するとして、後に鉄仮面となるカロッゾ・ロナと団らんする様子が見られる。こんなにベタベタしてたっけ……? 小説版では「ハウゼリー議員」呼びだったのが、プリクエルと同様にこちらでも変更されている。
……しれっと、サナリィ木星支社とアナハイムの子会社を巻き込んで、クラックス・ドゥガチとブリエット家のダナエお嬢様(※ここが名前の初出です)との縁談の話を混ぜ込みながら。こんな後付けが許されていいのかって? 最初から長谷川先生とはグルなんだよなぁ、これが!!
護れましたか……?
その後、ディル・ライダーにガンダム――F90の3号機を案内する。
あの男は「草」だよ
だが実直で信頼できる いい男だ
彼を失望させたくない……さて 何から語ろうか?
……ボッシュ・ウェラーとは直接の支持者だったか、あるいは一市民と変わらない程度の支持者だったのかは不明。だが、彼が「現在の連邦」に反する意思を継続する組織なことは、とっくに見抜いていたようだ。
……
フ…
恐ろしいものだな NTの洞察力というのは
・・
かのアムロ・レイも そのような瞳で他人を見抜いていたのかな…
ディル君 はっきり言って
君の話は陰謀論のようなものだ
たとえいくばくかの証拠を提示したとしても
誰も信じやしないだろうなにせ私は その二つの事件の 最大の被害者なのだからね
だが あえて答えよう
二つの事件の被害者であるはず彼は、それらを全てロナ家の自演であることを白状する。演説の真意は変わらない。地球に蔓延る特権階級とジオンの支持者たちを共倒れさせるために、自身の支持者や無辜の人々だろうと巻き込んで、宇宙へ押し上げる「地球連邦の本懐」。
まだ少年であるディル・ライダーは抗う。人の死を伴った世直しなど間違っている、と。
……ハウゼリーは、変わらず笑っていた。それは言われる想定のできた余裕なのか。あるいは――
"最小限度の死"だ
ユーリィ死を伴わぬ世直しなど
この宇宙世紀ではとっくに手遅れになっているのだよ少なくとも「あの光」を見てなお
何も変わらなかったあの日から人々が死を恐れ現状維持を望む!
それはわかる!だがその結果が 今だ!
そしてそれは より多くの人々の死を呼び
いずれ人類という種は 共食いを始める!
それは、ハウゼリーでない我々も知る、宇宙世紀の闇。アクシズ・ショック程度では変わらない愚民と、愚民を「使い潰す」ために派兵されるマンハンター。
……マフティー・ナビーユ・エリンという、ハウゼリー・ロナによく似た主張をしていた人間の処刑だって見て来たのが、声にならない叫びとなってしまった。
ディルはそれでも「容易に奪っていいわけがない」としつこく反論し、ハウゼリーはついに激高へと達した。
容易ではない!
容易で…
あるものか…
……筆舌尽くせない形相で、ハウゼリーは主張する。
想起するのは、かつて英雄が起こした奇跡の光。人を信じて起こした奇跡。多くの子供たちに未来を見せたオーロラに――今や彼は、アムロ・レイが相対したシャア・ダイクンと同じ『大虐殺』という手段を選ぶしかなくなってしまったのだから。
……
……
……
……
……
……
今後のF90クラスターで、あるいはまったく無関係な映像作品などで、暗殺の真相は判明するのだろうか。期待と不安でいっぱいである。
ハウゼリー・ロナは正義の人なのか?
カロッゾ・ロナ
「! もしかして
そのためにデナン・タイプの開発を
サナリィとアナハイムにリークなさった?」ハウゼリー・ロナ
「ン…そうだ
軍のコンペティションに先だってね(略)
ブッホ・エアロダイナミクスの
技術陣の到達目標を同社が共有してくれたことで
私たちは労せずして彼らの試行錯誤を吸収できた…F90にせよ MSA-0120にせよ
ジオン残党どもを相手にできる程度のマシーンでは困るのだそれでは
真の技術革新は訪れない」
以下、やや政治的・軍事的な話となるため、読み飛ばしを推奨する。
よく誤解されるのだが、ハウゼリー・ロナは全くもって良い政治家ではない。
腐敗が良いとは言わないし、糾弾によって世間の支持を集めるのも健全とは言い難い。だが、それらを正すために他者の犠牲や身内の機密漏洩を躊躇する気が全く無いという、かなり問題のある性格をしているのが小説版から見えていたし、現行の設定ではさらに悪辣になっている。
特に身内の技術リークを率先して行うのは、かなりアウトと言っていい。ローマ皇帝もヒットラーも身内に殺されたというのに、彼の信奉するギレン・ザビも同様だというのに。
ハ「小手先の軍縮に意味はない
肥大化した連邦軍を真に宇宙移民に推進する
精鋭に変える必要がある!マン・ハンターもアナハイムの次世代小型機
RGM-111ハーディガンに興味を示している」
マハ推奨である。カロッゾがまだ良心のあった頃とはいえ、こんな反応をされるくらい『良い手段とはいえないことを山ほどやっているしこれからもやる』のが伺える。
……そらこんなことばっかりやっていたなら、どこかで誰かに暗殺されるわ。
もっとも、彼が死ななかった場合の宇宙戦国時代は、はたして長く続くものになってしまったかは、肝心の富野ですら考えてもいないだろう。
さらに以下、政治すら無視したチラシの裏じみた内容であるため、読まなくていいです
↓本当に読まなくていいからな! 絶対だぞ!!↓
この発言には違和感がある。大型化したMSのピークといっていいU.C.0105年からもう10年が経過している。しかも、ガンダムという名称が軽薄なものになりつつある時代に、わざわざガンダムの名前を呼んでいるのである。
……あのー、ハウゼリー議員? まさかあなた、ハサウェイ・ノアと知人とは言いませんよね?
もちろん台詞には一切、ハサウェイ・ノアの名前もマフティー・ナビーユ・エリンとしての彼も登場しない。だが、よく思い出してほしい。ここまでのハウゼリーの行動を。
……
関連動画と静画……?
現状、ハウゼリー・ロナの動画・静画は存在しない。何なら、キーワード検索でも一件も出てこないのは本当に驚いた。
関連項目
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