エレシュキガル(Fate)とは、Fate/Grand Orderに登場する女神である。
概要
初登場はFate/Grand Order第一部七章 バビロニア編。(2016年12月)
獣との決戦を控え、膨大な内政に追われるウルク賢王は書類仕事の合間、暫しの休みを取った。
そして目覚めると、景色はかつて不老不死の霊薬を取りに赴いた冥界であった。
(過労で)死んでおるではないかーーー!
かくして、魔獣戦線を維持すべく欠かせない王様を助けるべく、カルデア一行は冥界への救助作戦を敢行する。
そんな一行に最後に立ちはだかったのは、冥界において超越的な権限を持つ女王である彼女であった。
元ネタ 神話
メソポタミア神話、冥界と亡者の管理を担うイシュタルの姉、それが冥界の女王エレシュキガルである。
信仰の中心地はクタであり、そちらでは都市神としても祀られていた。
あまり多くは出典されていないが、有名なのはイシュタルの冥界下り。
華美なハデハデ衣装で気まぐれでやってきた姉をその権能で拘束し、殺害したという物。
あの妹合ってかの姉アリという苛烈な性格が描かれている。
以後も、妹との仲は険悪。
また、2017年度クリスマスイベント「冥界のメリークリスマス」にて補足された内容を要約すると…
冥界の管理者として自分の国を作ろうと頑張ったのだが、木の一本もないネザー開始minecraft状態で死者の魂の管理に忙殺される結果となった。色々と役立ちそうな権能を得る機会はあったのだが、その尽くが思惑通りにゆかず、冥界に自分の神殿も立てられぬままに神代が終焉し、事実上の消滅を迎えた一柱。
その半生はあの英雄王が『表舞台に殆ど現れなかったがゆえに、神代を清廉に終えた偉大な努力家』と賞賛するほど。
人物像
妹であるイシュタルと同じタイミングで、表裏存在として七章に依り代のある神性が疑似サーヴァントとして現れた。
依り代は妹と同じ人物であるのだが、金髪であったり一部が豊かであることを考えるとFate/EXTRAの方のムーンセル内部用のアバターではない地上の彼女が肉体のベースとなっている可能性もある。
冥界の籠の中に亡者の魂を入れ、冥界を静謐なまま保つという使命にプライドを持っており、不躾な態度で挑んできたイシュタルに対しては非常に辛辣で、主人公一行にも容赦はない。
性格も、疑似サーヴァントとなったことから変わっており、奈須きのこ曰く、「生真面目な秀才、恋にも真剣な少女」としての依り代の要素が出ているとのこと。
神としての役職と自分の感情で雁字搦めにしてしまう内向さに常々悩んでいる。浮世のことを何も知らないゆえの無垢な面もあり、語尾に「~なのだわ」が付くなどかなり天然。
絵師の森井しずき氏の配慮で多めに表情差分が用意されているためか、赤面からはわわ顔、涙目までコロコロ表情の変わる愛らしい姿が印象的。
神としての権能は弱い部類なのだが、冥界に関しては神すらも拘束できる高度な権限を持つ。
特に死者に対しては絶対的であり、彼女に対抗するためには生者のまま冥界を下り、彼女に対面せねばならない。
しかし、その権能故に七章ラスト、最大の山場をこれまた抜群の仕事で盛り上げてくれる。
サーヴァントとしての性能
7章実装時点ではサーヴァントとして実装していなかったため、巨大なゴースト型モンスターの姿で登場。
7章にて登場以降長らく音沙汰が無かったが、約一年の時を経て2017年クリスマス期間限定イベント「冥界のメリークリスマス」にて正式に実装された。
レアリティはSSR☆5、クラスは7章と同じくランサー。
カード配分はQQABBという標準型だが、長らく期待されていただけにスペックは高く、
・ ☆5のステータスかつ槍のクラス補正ので殴るBuster
・ 低めのNP回収力だが、4HITしてスター生成量が高いQuick
・ 1枚しかないが6HITする上にクラススキルも乗って1枚で20%近いNP増加が期待できるArts
・ 高いNP効率に加え、味方全体バフ効果を持つ全体Buster宝具持ち。
・ 自身に無敵付与 ・ NP回復&攻撃力強化 ・ 全体バフ という広汎なスキル
……と、宝具の回転率でガシガシ攻められる上にボス対策も抜かりない。
一方で育成難度が高く、実装時点の最終シナリオである「異端なるセイレム」でしかドロップしない素材を合計70以上要求する高すぎるスキル強化のハードルのため、引き当てることが出来ても愛に見合ったスペックで運用できないという怨嗟の声が各所で響いたという。
ステータス
- クラス:ランサー
- 身長/体重:159cm・47kg
- 出典:古代メソポタミア神話
- 地域:メソポタミア
- 属性:混沌・悪 カテゴリ:地
冥界の秩序は地上のそれとは違うという自覚による自己申告。 - パラメータ
筋力:A 耐久:B 敏捷:D 魔力:B 幸運:B 宝具:A - スキル
保有スキル 秘められた大王冠:A
(CT8→6)自身に確率で弱体無効状態を付与[Lv.](1T)
&確率で即死無効状態を付与[Lv.](1T)
&確率で強化解除耐性をアップ[Lv.](1T)
&無敵状態を付与(1T)魔力放出(檻):A+
(CT8→6)自身のBusterカード性能をアップ[Lv.](1T)
&NPを増やす[Lv.](30→50%)冥界の護り:EX
(CT8→6)味方全体に[冥界の護り]状態付与(3T)
&防御力をアップ[Lv.](3T)
&NP獲得量をアップ[Lv.](3T)
&最大HPをアップ[Lv.](3T・2000→3000)クラススキル 対魔力:D 自身の弱体耐性を少しアップ 陣地作成:A+ 自身のArtsカード性能をアップ 女神の神核:B 自身に与ダメージプラス状態を付与 &弱体耐性をアップ - 秘められた大王冠:A
- イシュタルから取り上げた宝により作られた女神の冠。 天と地、表裏一体の女神としてイシュタルの持つ様々な権能を己のものとするが、その効力は若干、暗い(陰気)ものに変化している。
交渉によりネルガルやドゥムジからも権能を没収するが疫病やガゼルの権能等いらない物を押し付けられた。 - 魔力放出(檻):A+
- エレシュキガルは勤勉で真面目、そしてやや根暗な女神である。 彼女は普段から暇さえあれば魔力を槍檻に蓄えており、戦闘の際、それを使用する。
- 冥界の護り:EX
- 冥界の柱として捧げられ、支配したエレシュキガルの権能。その終わりまで冥界を統べた彼女は冥界そのものであり、また、冥界に護られる女王となった。味方全体を支援し、彼女の宝具の性能を変化させる。
- 対魔力:D
- 魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)によるものを無効化する。
- 陣地作成:A+
- 自分に有利な陣地を作るスキル。宝具により冥界という地形を作ることができる。
- 女神の神核:B
- 神性を内包するスキル。精神干渉や成長、カロリー摂取による体系変化を無効化する。
宝具
霊峰踏み抱く冥府の鞴(クル・キガル・イルカルラ)
ランク:A / 種別:対山宝具 / レンジ:10~999 / 最大捕捉:1000人
カード種別:Buster
自身のBusterカード性能をアップ(1T)〈OCで効果アップ〉+敵全体に強力な攻撃[Lv.]+[冥界の護り]状態の味方全体の攻撃力をアップ(3T)
イシュタルの表裏存在と定義されているエレシュキガルもまた、エビフ山を粉砕するほどの力を宝具として所有する。
それは、地殻変動により地上の構造物を粉砕するアースインパクトであり、その地形を冥界へと作り替え、彼女の権能の有効範囲としてしまうため、彼女のスキル「冥界の護り」を地上にあって発揮させることが可能となる。
その力の原動力は「冥界のメリークリスマス」内で発現した槍、「発熱神殿メスラムタエア」であり、
それは彼女が生前、念願むなしく作れなかった冥界の神殿であると同時に、寒さに凍える霊たちを温めるという悲願の実現である地底の太陽そのものである。
たまに“山の翁”とニトクリスが見に来る。(ニトクリスのほうはなぜか水着の第一再臨姿。)
関連動画
関連静画
関連項目
- TYPE-MOON関連の一覧
- サーヴァント(聖杯戦争)
- リン顔
- Fate/Grand Order
- イシュタル(Fate) ←横柄な妹
- 遠坂凛 ← 依り代……というか人物的ベース。
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