『境界線上のホライゾン』の情報量の多さ、初見の方へのネタバレ防止。
この二つの理由から、本記事を元記事『境界線上のホライゾン』の補足分として作成する。
注意点は以下の通り。
- 境界線上のホライゾンⅤ〈下〉及び、特典小説きみとあさまでⅢ〈上〉までを読破している方向け。
- 追記する情報は編集時点で最新のものを基準とする。
- よって、編集時にぼかした表現を使用する必要はない。
- 不明な点、推測に過ぎない部分はそれが分かるように記述する事。
特に本作には“解釈”があるため、史実で死亡した人間が作中でも死亡するとは限らない。
作中で確定していない事実に関しては誘導するような編集は回避する事。
- 元ネタについては、派生系を含めた中で、最も原典に近いものを記す。
川上稔氏御本人が派生系のネタを元にした可能性もあることを留意する事。
各国の状況と陣容
特別な記載がない限り、役職者の所属は各国主校のものとする。
極東 (松平家+日本)
主校:武蔵アリアダスト教導院
主教譜:神道、仏道
- ホライゾン・アリアダスト
- 十年前に事故で死亡した少女、ホライゾン・アリアダストの感情を核として作られた自動人形兼大罪武装。感情が大罪武装の部品として奪われたセメント系パン屋の店員。
松平・元信からの略式相続により、極東代表、三河君主、『武蔵』所有の権限を引き継ぐ。また、武蔵王ヨシナオから武蔵副王に任命されている。
大罪武装をⅧ下巻時点で9つ総て揃えた。
(集まった順に、“焦がれの全域” “悲嘆の怠惰” “拒絶の強欲” “憤怒の閃撃” “傲慢の光臨” “虚栄の光臨” “飽食の一撃” “淫蕩の御身” “嫌気の怠惰”となる)
オラニエの公主隠しの際、背後に二境紋が出た内の一人。
- 葵・トーリ
- 総長&生徒会長。また、武蔵王ヨシナオから武蔵副王に任命されている。
十年前の事故の際に左肩を一周するほどの傷を負う。それが元で運動全般が苦手。
神道奏者としては芸能神の加護である “能力の伝播”を転用し、『己の全て』を人々に分け与えることができる。これと副王権限を組み合わせることで、武蔵が保持する流体燃料の四分の一を誰かに送ることが可能。
ただしこの術の奏者は条件として喜の感情を持ち続けなければならず、もし悲しみの感情を得た場合、その穢れた全能力を禊ぎ、消失するというリスクを背負う。
- 本多・二代
- 総長連合副長。本多・忠勝の実の娘。神格武装“蜻蛉切”(蜻蛉切破損後は蜻蛉スペア)の使い手。移動術式“翔翼”を使う。
一時期スランプ状態に陥っていたが葵・喜美との特訓を経て再起、改めて襲名者を目指すことを宣言した。その過程で“翔翼”の応用をマスターし、八艘飛びの再現に成功する。“蜻蛉切”の上位駆動である事象割断を扱うには至っていない模様。
- 立花・宗茂/ガルシア・デ・セヴァリョス
- 暫定副長補佐。準神格武装“瓶貫”の使い手。三征西班牙時代に使用していた聖術符による加速術に代え、逆式加速術“駆爪”を使用する。
元三征西班牙第一特務。極東相手に敗北した責任を取り、「立花・宗茂」の襲名を解除された。
- 立花・誾
- 立花・宗茂の師匠である立花・道雪の一人娘。
- 戦闘時には両腕の義腕とリンクした“十字砲火”及び“四つ角十字”と父親仕込みの剣術を組み合わせて戦う。
元三征西班牙第三特務。留学生の扱いで武蔵に滞在していたが、正式に編入する決意を固めた。5巻時点では加速術式“駆詞”を試験中。
- 点蔵・クロスユナイト
- 第一特務。武蔵でもトップクラスの忍者であり、彼の全力機動は副長クラス以上でなければ追いつけないレベルにある。彼の父親は秋上・久家だったのではないかという疑惑がある。
- メアリ
- 第一特務補佐。メアリ・スチュアートとメアリ・チューダーの二重襲名者。神格武装“王賜剣一型”の所有者。
父であるヘンリー八世は公主隠しの被害者。オラニエの公主隠しの際、背後に二境紋が出た内の一人。
- キヨナリ・ウルキアガ
- 第二特務。旧派の異端審問官志望者。航空系の半竜であり、強靭な外殻と短時間の飛翔・加速を可能とする翼を持つ。体内に取り込んだ空気を圧縮し、加速や攻撃に使用するという技術も持つ。条件が揃えば人の姿を取ることが可能。
- 伊達・成実
- 機動殻“不転百足”を操る四肢義体の隠れ姉系。伊達からの出奔の歴史再現として武蔵に合流。言い方がストレート
- マルゴット・ナイト
- 第三特務。墜天の黒魔術師。戦闘時には“黒嬢”と呼ばれる強化機殻を身に纏って戦う。
- マルガ・ナルゼ
- 第四特務。堕天の白魔術師。戦闘時には“白嬢”と呼ばれる強化機殻を身に纏って戦う。
父がM.H.R.Rの対魔術部隊の経歴を持っており、その方面の知識に秀でる。(ナイトも同様、とのこと)
- Ⅱ(下)においてナルゼの父の一件がナイトとの関係に陰を落としていたらしい描写がされたが、詳細不明。
- ネイト・ミトツダイラ
- 第五特務。半人狼。神格武装“銀鎖”の使い手。幾度かの死闘を経て自らの力の使い方を理解し、人狼の高速移動と人間の戦闘技術を複合した独自の戦闘スタイルを身に付けた。
水戸松平の家系の暫定襲名者。のちに水戸・光圀を襲名することになる。
- 直政
- 第六特務。神格武装である四聖式武神三型“地摺朱雀”を走狗として操る。地摺朱雀の内部には身体の大部分を失った直政の妹が取り込まれており、朱雀のOSと同化している。朱雀の四聖武神としての力は山川道澤の“澤”。平面上に空間的厚みを備えた空(そら)を作りだす能力を有する。
- 本多・正純
- 副会長。高い演説能力を持つ半面、戦闘能力は高くない。大量の情報を高速で読解し分析、統合して理解するという特技がある。(作中ではこれを称して『プロファイリング』と呼んだ)
走狗のアリクイの名はツキノワ。 父親は武蔵暫定議員の本多・正信。母親は公主隠しに遭っている。オラニエの公主隠しの際、背後に二境紋が出た内の一人。
- シロジロ・ベルトーニ
- 会計。契約している商業神の特徴である“金銭を用いた仲介代演”を最大限に利用し、状況や相手に応じた術式を用意できる。二度目の臨時生徒総会の際、武蔵の神道を商業神で固めることで各自治体が個別に防御を行えるようにするというプランを提案。その場では却下されるものの、正純は一考の余地あり、とした。
- ハイディ・オーゲザヴァラー
- 会計補佐。自らの走狗、白狐のエリマキと共にシロジロを公私両面から支える。
- トゥーサン・ネシンバラ
- 書記。襲名者の育成を目的としていた三征西班牙の施設、第十三無津乞令教導院の出身者。戦闘時には知識を生かし軍師として行動することが多い。術式“幾重言葉”を使用し、本人が直接戦闘を行うことも可能。
- 葵・喜美
- 葵・トーリの姉。エロとダンスの神の加護で「高嶺舞」と言う術式を使用できる。気まぐれでなければ戦闘もかなりいける。
- 浅間・智
- 武蔵の主社、浅間神社の娘。義眼・木葉を使用した狙撃の威力・精度が国の内外を問わず有名。
他にも通神関係の調整、艦全体の歪みの整調化、各人の加護のカスタマイズなど幅広く活躍している。
- アデーレ・バルフェット
- 向井・鈴
- 伊藤・健児
- 御広敷・銀二
- ネンジ
- ノリキ
- ハッサン・フルブシ
- ペルソナ君
- 東
- ミリアム・ポークウ
- ???
- 里見・義康
- 里見教導院の生徒会長&総長。二代前の総長の実の妹。前総長の計らいで武蔵に編入した。
いずれ、最上・義康を襲名したいと最上・義光に申し出る。
- 大久保・忠隣/大久保・長安
- 代表委員長。アルマダの海戦の歴史再現時に左腕を損傷したため、義腕に換装した。
- 加納
- 風紀委員長。三河で襲名した自動人形。加納御前。
- 柳生・宗矩
- 暫定襲名者の風紀委員。神格武装“金槌”を使用する。
- オリオトライ・真喜子
- 三要・光紀
- 鳥居・元忠
- 前年度の総長&生徒会長。大椿系の巫女で、正式な襲名者。彼女の親も鳥居の姓を持つ襲名者である。
- 大久保・忠世
- 前年度の副会長。当時の武蔵騎士連盟五等。機動殻と突撃槍を戦闘時の武装としている。
- 大須賀・康高
- 前年度の副長。バンド“鑑”の恋歌の作詞担当。戦闘時の武装は木刀。卒業後、師匠について渡辺と一緒に本土を回る、と発言していた。信仰ジャンルは人妻だが、渡辺にプロポーズするつもりでいる模様。
- 渡辺・守綱
- 前年度の第一特務。当時の点蔵の上役だった。
- 酒井・忠次
- 武蔵アリアダスト教導院学長。松平四天王の一人。
- “武蔵”
- “浅草”
- ”品川”
- “奥多摩”
- “武蔵野”
- ヨシナオ
- 三科・大
- 三科・泰造
- 武蔵機関部の部長。三科・大の祖父。
- 三科・翔一
- 小野・忠明
- 葵姉弟の父。小野・典膳。現在神州各地で何らかの調査中。
- 随伴しているらしい“ナベ”と“スガ”という人物はBD特典小説登場の渡辺・守綱及び大須賀・康高ではないかという推測がある。
- 葵・善鬼
- “青雷亭”の店主で葵・トーリ、喜美の母。ホライゾンの母の警護役でもあった。
襲名者、小野・善鬼であったが、引退して葵・善鬼と名乗っている。
- 松平・元信 (死亡)
- 三河の領主だった人物。地脈炉の暴走を引き起こし、この世を去る。
- 本多・忠勝 (死亡)
- 東国無双。地脈炉の暴走に巻き込まれ、この世を去る。
- 於久 (死亡)
- 本多・忠勝の妻で、二代の母。鹿角のモデルになった人物で、戦闘能力も同等だった模様。
- 榊原・康政 (公主隠し)
- 公主隠しと呼ばれる怪異により失踪。
- 井伊・直政 (公主隠し)
- 物語開始以前に、公主隠しによって失踪。
- 松平・信康 (公主隠し?)
- 史実においては松平・元信の嫡子だが、作中では元信の弟が襲名。
- P.A.Odaへの恭順の証として自害。現場は真田家領地内の遺跡で、そこには何らかの設備の痕跡と墨で書かれた二境紋が残されていた。“おいてかないよ”
M.H.R.R (羽柴家+神聖ローマ帝国)
主校:A.H.R.R.S
主教譜:聖譜独奏旧派(カトリック)、聖譜独奏改派(プロテスタント)
領邦国家であった史実の神聖ローマ帝国を反映してか、領内各地方に独立性の高い教導院が複数置かれている。(ボヘミア教導院、ザクセン教導院など)
これら教導院のトップは「副総長」と称され、M.H.R.R.総長=皇帝総長を出した家の副総長はM.H.R.R.生徒会長を兼務することで他の副総長よりも上位となる。
皇帝総長は基本ハプスブルク家の独占状態であるほか、歴史再現上現在はそれまで生徒会長であったマティアスが兄の後を襲うことで、皇帝総長と生徒会長を兼務する状態となっている。
なお、国名の正式名称は「Momoyama Heilige Romische Reich」であろうと思われる。
(桃山+神聖ローマ帝国の独逸語訳)
- ルドルフ二世 (行方不明)
- 前総長。ハプスブルク家の家訓遵守の果てに生まれた、容姿を自在に変質できる“変態野郎”
- マティアス
- 総長兼生徒会長。ボヘミア教導院副総長。旧派の代表でルドルフ二世の弟。
後の五大老、宇喜田・秀家を襲名準備中。大罪武装“飽食の一撃”の所有者だった。
- ティリー将軍
- 総長連合副長。“マクデブルクの掠奪”の実行者。P.A.Odaの柴田・勝家が二重襲名。詳しくは下記にて。
聖譜顕装“意欲の慈愛・新代”の所有者。
- メルキオール司教/ハプスブルク家
- 生徒会副会長。P.A.ODAの羽柴・藤吉郎が二重襲名。詳しくは下記にて。
- 傭兵王ヴァレンシュタイン
- 生徒会会計。独逸傭兵団の団長。P.A.Odaの前田・利家が二重襲名。詳しくは下記にて。
- マルティン・ルター
- 生徒会書記。宗教革命の立役者にして改派の代表。襲名者はかつての巴御前。
聖譜顕装“意欲の慈愛・旧代”の所有者。
- オリンピア
- インノケンティウスの義理の妹(史実では義理の姉)夢を現実に映し出す“逆齢の民”の妖精族。
兄の行方不明を受けインノケンティウス十世を暫定襲名。
- オットー・フォン・ゲーリケ
- ザクセン教導院会計、兼、マクデブルク臨時市長。改派の代表格の一人。
- 福島・正則
- 羽柴麾下の若手集団、十本槍が一番。敵の攻撃を吸収して放つ防御系神格武装“一ノ谷”の使い手。
落下型の加速術式“逆落とし”の使い手でもある。
- 加藤・清正
- 羽柴麾下の若手集団、十本槍が二番。神格武装カレトヴルッフの使い手。英国の血を引く金髪巨乳。
- 加藤・嘉明
- 羽柴麾下の若手集団、十本槍が四番。金髪金翼の白魔術師。
脇坂・安治と合わせて“双鉄”(ツヴァイアイゼン)と呼ばれる。専用装備は“白姫”(ヴァイス・フュルスティン)。
- 脇坂・安治
- 羽柴麾下の若手集団、十本槍が五番。黒髪黒翼の黒魔術師。
専用装備は“黒姫”(シュヴァルツ・フュルスティン)。
- 平野・長泰
- 羽柴麾下の若手集団、十本槍が六番。流体剣を射撃する巫女。(P.A.Oda主社、劔神社所属と思われる)
情報を武蔵勢に漏らした竜、佐助に止めを刺した。
- 竹中・半兵衛/黒田・官兵衛
- 十本槍が九番。戦術計測用術式“三千世界”を使用する軍師。眼鏡をかけた長寿族の女性。
聖譜顕装“聖骸の勇気・旧代”の使用者。
- 片桐・且元
- 十本槍が十番。十本槍唯一の男性。肩書はM.H.R.R.渉外委員会国外係長。
聞こえる音を外部転化する術式“百紋検知”を使用し、再現分析と伝達を行う。
- 石田・三成
- 秀吉を補佐する制御情報術式。人格形成が追いつかず暫定襲名だったが5の下にて襲名。
K.P.A.Italia (安芸諸国連合+イタリア都市連合)
主教譜:聖譜独奏旧派(カトリック)
歴史再現状、都市国家の連なりである地域。Kは呉であることがⅠ下内で明言され、Aは安芸と思われるが、Pが何処を指すのかは不明。
- インノケンティウス (行方不明)
- 教皇総長。K.P.A.Italia代表で、旧派(カトリック)の首長。大罪武装“淫蕩の御身”の所有者。
で厳島の浮上島を破壊されて以来行方不明となっていた。Ⅷ下においてホライゾンに“淫蕩の御身”を渡した二人の人影が登場しているが、これがインノケンティウス(と同時に行方不明となったガリレオ)かどうかは明言されていない。
- ガリレオ (行方不明)
- 副長、後に第二特務。元・パドヴァ教導院学長。インノケンティウスのかつての師。
- 立花・道雪
- 副長。元三征西班牙所属の客分。四脚の武神を駆る元“西国無双”
アニメ第二期においては武神との合一状態のまま実況通神に参加していたが、合一化を解くことが出来るのかどうかは不明。
ただ、道雪には落雷による下半身不随の為に常に輿に乗っていたという逸話がある為、それの再現である可能性もある。
- 村上・元吉
- 第一特務。六護式仏蘭西から派遣された、村上水軍の艦隊司令。艦隊運用は防御系。後に六護式仏蘭西に戻る。
英国 ※割り当てが対馬だったため対応する支配国なし。
主校:オクスフォード教導院
主教譜:英国聖譜協奏派(アングリカンチャーチ) ※旧派寄りの教義を持つが、改派に属する。
異族主体の国家。ヴェストファーレン会議での戦勝国のひとつ。
アルマダの海戦の歴史再現を武蔵の協力で切り抜け、以後は武蔵と協調する姿勢を見せている。
生徒会及び総長連合の混成部隊である「女王の盾符(トランプ)」という集団を有する。
「女王の盾符」は王権の象徴である王賜剣がスペードのモチーフであるという逸話からスペードのトランプを標章とする。王賜剣そのものがKに相当するほか、副長と副会長を同格の10としてJを置かない、5を三人一組で構成するなどするため、総勢は14名である。
- エリザベス (女王の盾符12)
- 総長&生徒会長。妖精女王。人間と妖精のハーフで、“重双血塗れ”メアリの実の妹。
- ロバート・ダッドリー (女王の盾符10)
- 副長。“打ち払い”の聖術(正確には精霊術)を使う。聖譜顕装“巨きなる正義・旧代”(左手)の所有者。
- ウィリアム・セシル (女王の盾符10)
- 副会長。荷重術式を用い、他者に己の全重量を“分け与え”る事が出来る。
- ベン・ジョンソン (女王の盾符9)
- 書記。文芸部部長のアスリート詩人。女王の盾符の発案者。
- ニコラス・ベーコン (女王の盾符8)
- 書記補佐。国務部部長。英国の国璽の化身である人造精霊。
- チャールズ・ハワード (女王の盾符7)
- 会計。船舶部部長で、海戦長でもある。ただし本人に戦闘能力はない。
- トマス・シェイクスピア (女王の盾符6)
- 文芸部副部長の長寿族。演劇空間を展開する劇場術式“宮内大臣一座”を使う。
襲名者の育成を目的としていた三征西班牙の施設、第十三無津乞令教導院の出身者。
- フランシス・ドレイク (女王の盾符5-1)
- 船舶部副部長の海戦副長。半狼(ハードウルフ)。聖譜顕装“巨きなる正義・旧代”(右手)の所有者。
因みに、“巨なる正義”は当初、どちらかが新代の誤植であると思われていたが、後に作者である川上氏自身のコメントによって双方旧代であることが確定した。
- ジョン・ホーキンス (女王の盾符5-2)
- 船舶部水泳班班長。ドレイクの補佐役。
- トマス・キャベンディッシュ (女王の盾符5-3)
- 船舶部マネージャー。自らの持つ術式全てを船舶部の統括指揮のために使用している人魚。
- グレイス・オマリ (女王の盾符4)
- アイルランドを代表する女海賊。女王の友人。木精。
- クリストファー・ハットン (女王の盾符3)
- 大法官を務める動白骨(リビングボーン)。死者の類ではなく、死系の精霊が骨に宿った存在。
- F・ウォルシンガム (女王の盾符2)
- 風紀委員長であり、諜報活動全般を担当する。完全重力制御型の自動人形。
- ウォルター・ローリー/山中・幸盛 (女王の盾符1)
- 尼子家残党の一人。英国陸上戦士団の統括者にして、女王の戦事補佐官。
重力刀を用いた居合いの使い手であり、忍術の心得もある。
- ミルトン/横道・正光
- 尼子家残党の一人、横道・兵庫助。ヤタガラス(霊獣型走狗の一種)で、英国第四階層の管理者。
三征西班牙 (大内、大友家+スペイン)
主校:アルカラ・デ・エナレス
主教譜:聖譜独奏旧派(カトリック)
借金大国。アルマダの開戦の歴史再現を終了させた後は着々と復活準備中。
- フェリペ・セグンド/大内・義長
- 総長&生徒会長。フェリペ二世。
- フアナ
- 副会長&会計。フアナ二世。半寿族。大罪武装“嫌気の怠惰”の所有者。
- ディエゴ・ベラスケス
- 書記。山岳系長寿族の画家。聖譜顕装“身堅き節制・新代”の所有者。
- 弘中・隆包/アロンソ・ペレス・デ・グスマン
- 副長。野球部部長。霊体。聖譜顕装“身堅き節制・旧代”の所有者。
- 江良・房栄/アルバロ・デ・バサーン
- 第二特務。陸上部部長。霊体。神格級武神、道征き白虎の使い手。白虎の四聖武神としての力は山川道澤の“道”。如何なる場所にも足場を作る事が出来る能力を有する。
- ペデロ・バルデス
- 第四特務。野球部。豊後水軍担当。妹のフローレスと力を合わせて消える魔球を放つ。
- フローレス・バルデス
- 第五特務。野球部。豊後水軍担当。ペデロ・バルデスの妹。
上越露西亜 (上杉家+ロシア)
主校:春日山宮殿(カスガガーラクレムリン)
主教譜:露西亜聖譜協奏派(オルソドクシア)
- イヴァン四世/上杉・謙信 →上杉・景勝
- 総長&生徒会長。魔神族。庭造りを趣味とする。
- 直江・兼続
- 副長&副会長。打撃エネルギーを動力転換する、“愛の体罰”術式を使用する。
- 斎藤・朝信
- 第一特務。年季と経験で戦場の先を読む“越後の鍾馗”。
- 本庄・繁長
- 第三特務。魔神族。神格術式“本庄盾”の使い手。
- マルファ・ボレツカヤ/長尾・景虎
- 浮遊都市ノウゴロド市長。新発田・重家を襲名。不死系の魔神族。
伊達家
主校:仙台伊達教導院
- 伊達・政宗
- 総長&生徒会長。竜神と人の混血である。二年生。
- 片倉・景綱
- 副会長。会計・書記を兼任し政務を一手に率いる。テンション選択式で上下が激しい。
- 留守・政景
- 第一特務。仙台城の管理制御を行う人工人格。
- 鬼庭・綱元
- 第二特務。武神“左月”を用いる鬼型長寿族。
- 伊達・義姫
- 学長。鬼型長寿族と人間のハーフで政宗と小次郎の実母。
- 伊達・小次郎 (昇天)
- 伊達・正宗の実弟。『自害』後、前田・利家によって霊体化され、羽柴・秀次を襲名する。
最上家
- 最上・義光
- 生徒会長&総長。人狐であり、駒姫の実の母。
- 鮭延
- 会計&書記のシャケ型走狗。鮭延・秀綱。
最上教導院には副長以下の総長連合要員と副会長が存在せず、事実上の義光の秘書役となっている。
語尾は「~モン」だが、己でキャラ付けのために行っている模様。
六護式仏蘭西 (毛利家+フランス)
主校名:Ecole de paris
主教譜:仏式旧派(ガリカン)
- ルイ・エクシヴ
- 総長。“太陽王”ルイ十四世。神の血を引く青年。
- 全身から陽光を放つような存在であれ、という条件を満たすために常に全裸。
大罪武装“傲慢の光臨”と聖譜顕装“聖骸の賢明・旧代”の所有者。
- 毛利・輝元/ダルタニヤン
- 生徒会長。極東側の代表にしてエクシヴの妻。「ルイ・エクシヴの愛人全員」を襲名するため、猛勉強している。
大罪武装“虚栄の光臨”と聖譜顕装“聖骸の賢明・新代”の所有者。
- テュレンヌ子爵/益田・元祥
- 副長。人狼女王。ネイト・ミトツダイラの実の母。聖なる小娘由来の神格武装“銀十字”の使い手。
極東側の武将を襲名したことで、極東側の歴史再現に介入できるようになった。作中最強クラス
- 毛利・元清
- 書記&第四特務。輝元の補佐を努める自動人形Mouri01。リュイヌ婦人の離脱を受け副会長に昇格。
- アンリ
- 特務。戦闘系自動人形。四刀流の使い手。
- アルマン
- 特務。戦闘系自動人形。強化された広範囲重力制御の使い手。
- イザック
- 特務。戦闘系自動人形。砲撃担当。
- 毛利・元春
- 自動人形、Mouri02。
- 毛利・隆景
- 自動人形、Mouri03。
- リシュリュー (公主隠し)
- 前会計。
- アンヌ・ドートリッシュ (死亡)
- 前暫定総長兼生徒会長。エクシヴの妹で、兄の就任まで仏蘭西を支え続けた。
- リュイヌ夫人/マザラン (死亡)
- 元副会長兼会計。アンヌの忠実な従者である自動人形。
- 聖なる小娘(ジャンヌ・デ・アーク) (死亡)
- 百年戦争の英雄。彼女の火刑の直後、重奏統合争乱が起きた。
- 青髭(ジルドレ) →(不明)
- 食人鬼。
アフリカ諸国 九州 (島津家+アフリカ諸国)
工事中。
P.A.Oda(織田家+オスマン)
主校名:P.A.M
主教譜:唯一協奏派(ムラサイ)
八年前に信長が襲名して聖連を半脱退。
浅井攻めはⅡ巻の段階で済み。畿内もほぼ統一済みであり、四国、九州にも既に手を回している。
信長暗殺の歴史再現に関係するため、中国地方の制圧を慎重に行っていたが、5巻においてとうとう毛利への侵攻を開始した。
- 織田・信長
- 書面によって襲名を宣言するが、歴史再現による暗殺を回避するため、姿を現さない。
- 明智・光秀
- 副会長であり、代表委員長も務める。成政いわく『オッサン』とのことで、年長の男性だという推測が成される。
- アニメで五大頂が登場した際、正体不明の男が頭に金柑の枝を挿していたため、五大頂の3。帝が存在する京は、この明智家が自治を認めている。何かしろ色々知っているっぽい。
Ⅷ下にて登場。大方予想されていた通りの長身痩躯であった。
五大頂として“力使(ジブリール)”を使用する。
- 柴田・勝家
- 五大頂の1。新婚ほやほやで結構ウザイ鬼型長寿族。M.H.R.Rに出向中。
神格武装“瓶割”、M.H.R.R.副長としての聖譜顕装“意欲の慈愛・新代”など、様々な武装を持つ。
長らく五大頂としての武装は不明だったが、Ⅸ下の賤ヶ岳の合戦において、“擬神(ミカール)”が登場した。
- 丹羽・長秀
- 五大頂の2。書記&第三特務。安土城の築城役だった。精霊や走狗の力を借りて戦う近接依代士。
五大頂としての武装は“炎使(ウーリエル)”
- 佐々・成政
- 五大頂の4。前田・利家の用いる術式“癒使(イスラフィル)”と同等の百合型紋章を用い、「百合花!」の掛け声と共に戦う。
かつてはスレイマンの元にいた様子で、ウルージの名で呼ばれ、それを否定するシーンがある。
- 前田・利家
- 五大頂の4。会計。加賀百万Gを行使するネクロマンサー。M.H.R.Rに出向中。霊体。
- お松
- 会計補佐。三頭身の霊体の少女。(条件が揃えば通常サイズに戻ることも出来る)前田・利家の手助けを行うべく術式“癒使”への改造を受けた。そのため、常に流体供給を必要とする。
- 羽柴・藤吉郎
- 五大頂の5。自動人形。十本槍という私軍を持つ。M.H.R.Rに出向中。
- 佐久間・信盛/佐久間・盛政
- 艦隊司令。特に防御戦における艦隊運用に定評がある。飴好きで、人にもよく勧める。
- 森・長可
- 暗黒大陸出身の触手系種族。邪神教に囚われ爛れた日々を過ごしていた反動で純愛派。
- 専用の武神部隊“人間無骨”を駆使する。戦場で直政と出会い、ハートを撃ち抜かれる。
- 松永・久秀
- 紀伊半島統括、諸派連合総長。江戸に向かおうとした武蔵の前に立ちはだかるが、彼らを認めて通し、創世計画のヒントを与える。その後、これら一連の行動を歴史再現の“謀反”として、旗艦シギサン諸共自爆する。
- 滝川・一益
- 築城や艦船操作に秀でた、“鬼公方”の字名で知られる忍者武将。
白鷺城で関東に圧力を与える役割を担っていたが、“神流川の戦い”の歴史再現によって白鷺城を撃破される。
- 九鬼・嘉隆
- 鉄鋼船団の長。魔神属で船団操るのは攻撃系。
- 鈴木・孫一
- 雑賀衆を裏切る形でP.A.Odaに付いたガンナー。
- 不破・光治
- 北陸方面軍、現地会計。利家や成政と共に“三人衆”と呼ばれる。
- 御市
- 柴田・勝家の妻。戦闘時は狂乱し、敵味方区別なく攻撃する。狂乱時でも戦術を使える脅威のバーサーカー。
聖譜顕装“天渡りの信仰・旧代”の所有者。
- 羽柴・秀次 (昇天)
- 史実では羽柴・秀吉の甥。伊達・小次郎が襲名した。
- 最上・駒姫 (昇天)
- 羽柴・秀次の側室として、最上家から輿入れした姫。最上・義光の実の娘。霊体となっている。
印度諸国連合 (北条家+印度諸国連合)
主校:小田原教導院
主教譜:輪廻道(ダンハイ)、唯一協奏派(ムラサイ) ※印度側はムガール朝でムラサイ。
- 北条・氏直
- 総長。病弱ゆえに自動人形に身体換装しているが、本来は鬼型長寿族。ノリキの嫁。
- 小太郎
- 忍者少女型の走狗。
清 (武田家+中国)
主校:覚羅教導院
主教譜:七部一仙道(オウト)
立地・国力共に恵まれた大国であったが、“三方ヶ原の戦い”に続く“長篠の戦い”の歴史再現によって武田家としては壊滅。その際に弁慶は全身を砕かれ、義経も崩壊に巻き込まれる。彼らの安否に関しては現状不明。
- 義経/武田・信玄/フビライ→ヌルハチ (行方不明)
- 総長&生徒会長。元→明→清の支配者。純系長寿族であり、数千年単位の寿命を持つ。
- 源・義経の襲名者で、百メートルを跳躍する絶技、八艘跳びの使い手。
- 佐藤兄弟 →武田・勝頼
- 副会長。二人一組で事を運ぶ長寿族の老人達。
- 弁慶
- 副長。躑躅ヶ崎城を襲名した打撃型対空武装移動都市“弁慶”を制御する僧兵型走狗。
真田家
主校:真田教導院。
歴史再現の遅延に伴なう戦国時代の長期化により、真田十勇士の高齢化が深刻な問題になった。そのため、一度代替わりを行っている。三好・伊佐が命を賭して十勇士の存在価値を証明したが、彼らは未だ“要らず”を名乗る。
- 真田・信之
- 総長&生徒会長。武蔵には信之派(松平派)の代表として身柄を預けに来た。他、聖譜記述に則って本多・忠勝の娘(二代)を嫁にしようとするが、上手くいっていない。信長暗殺確定まで彼の提案は保留中。
- 真田・昌幸
- 学長。信之と信繁の父親。真田家が二派に別れる際には、信繁と共に羽柴側に付く事になっている。
- 真田・信繁
- 父や兄と違い、表に出ないため詳細不明の人物。真田十勇士は彼の配下で、やはり主従共々羽柴に付く。
- 佐助 (死亡)
- “元”猿飛・佐助を名乗る天竜。先代の真田十勇士の生き残り。突撃回避を得意とする白竜(光竜)。
- 才蔵 (死亡)
- 初代、霧隠・才蔵を名乗る天竜。先代の真田十勇士の生き残り。人化と隠形術のトリックを使う。
- 筧・虎秀
- 真田教導院の一般学生。リントヴルム氏族の地竜系大飛竜。武蔵に単騎で突撃するが敗北。
筧・十蔵は聖譜記述上での息子に当たり、師事すべき先代の筧・十蔵を失っていた彼を世話した。
- 加藤・段蔵
- 第一特務。真田勢からは大先生と呼ばれている。またの名を、幻術使いの“飛び”加藤。マルファの所にいた『トビー』はこの人。
- 猿飛・佐助
- 真田十勇士の一番。体術と忍術を駆使する部隊長。
- 霧隠・才蔵
- 真田十勇士の二番。風の移動術を使いこなす風精の女性。
- 三好・晴海 (死亡)
- 真田十勇士の三番。高二病な鬼型長寿族の僧侶。元三好三人衆『三好政康』で、松永・久秀とは旧知の仲。
備中高松城の戦いの中で、福島・正則との交戦により死亡する。
- 三好・伊佐 (死亡)
- 真田十勇士の四番。制御式の武神操者。武蔵改射出時の戦闘で死亡する。
- 穴山・小助
- 真田十勇士の五番。人の良さそうな顔と口調を持つ男。演劇好き。
- 由利・鎌之介
- 真田十勇士の六番。斬撃から派生する真空切断の忍術を使う。
- 海野・六郎
- 真田十勇士の七番。鉄扇剣を駆使する傾奇者の踊り子。山家神社由来の深淵を呼ぶ術式を使用する。
- 根津・陣八
- 真田十勇士の八番。筧の部下で狙撃手。ミスを恐れ、真面目過ぎるほどに真面目。
- 望月・幸忠
- 真田十勇士の九番。自らの髪を導火線とした爆砕術式を使用する自動人形。
- 筧・十蔵 (死亡)
- 真田十勇士の十番。物体転送術式“死角送り”で零距離射撃を行う長身痩躯の男。
北条征伐の一環として行われた第二次上田合戦の最中に、望月・幸忠を助け死亡する。
死に際に通りすがった商人に託した鍼は、その後願い通り海野の元まで届くこととなった。
里見家 (里見家+李氏朝鮮)
主校:里見教導院
- 正木・憲時 →里見・義頼/成瀬・正義 (死亡)
- 前総長。温厚派の重武神騎乗師。
- (初代)里見・義頼 (死亡)
- 二代前の総長。里見・義康の姉。
その他の勢力
- 本願寺・顕如
- かつてのオスマントルコ大総長スレイマン一世。今は信長に敗れて隠居の身。
- 藤原・泰衡
- 奥州藤原家の長老。代表。
- オラニエ公ウィレム (公主隠し)
- 独立阿蘭陀教導院、総長&生徒会長。ノヴゴロド地下で公主隠しに遭い姿を消す。阿蘭陀自体は英国に教導院の運営権限を一時預けるという話が出てきている。
小ネタ
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境界線上のホライゾンⅠ〈上〉
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境界線上のホライゾンⅤ〈上〉
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BD特典小説 『境界線上のホライゾン きみとあさまで Ⅰ〈上〉』
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関連項目