遊戯王 デュエルリンクスとは、遊戯王OCGを基に開発された、主にスマートフォンアプリとして提供されているオンライントレーディングカードゲームである。
開発及び運営はコナミデジタルエンタテインメント。
2016年4月配信開始予定だったが延期され、日本配信開始はクローズドベータテストを経て同年11月17日に行われた。2017年11月17日にYahoo!ゲームでの提供を開始し、PCでもプレイ可能となった。
概要
遊戯王シリーズに登場したキャラクターをアバターとして「スピードデュエル」と呼ばれる形式で遊戯王OCGのカードを用いてデュエルできる。タッグフォースシリーズさながらのフルボイスによるデュエルに加え、特定のモンスターを召喚した際に専用の口上や3Dアニメーションが入るといった演出がある。
コンピュータ相手にデュエルするモード「デュエルワールド」に加え、「オンライン対戦」により対人戦も可能。 様々な制約こそあれど、スマートフォンで見知らぬ相手とデュエルできる。
基本料金無料のアイテム課金制。他のスマホゲー同様、報酬やログインボーナスでジェム(虹色の石)が貰えるので、カードの購入はほぼ無課金で十分可能(NPC戦の報酬でのみ貰えるカードも存在する)。
購入にジェムが使えないのは「2箱目以降のストラクチャーデッキ(一部除く)」「6枠以降のデッキ枠拡張」「一部を除いたカードスリーブ及びデュエルフィールドのオリジナルデザイン」など。
実装されているカードはごく一部を除いてOCG準拠の効果を持ち、ゲーム内のバランスを見ながら追加されている。古い物から実装されることが多いが、中には近年のOCGで登場したカードも追加されることがある(OCGとは環境が違うので思わぬ活躍をすることもある)。
2020年9月29日から効果ダメージに対してエラッタが行われ実装されるようになった。具体的には、これ以降に実装されるカードの効果ダメージが半分になるという調整である。ちなみに、以前から使えるカードの内《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》のみこのエラッタの対象となった。
ワールド実装履歴
サービス開始当初は初代『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』のキャラクターのみが登場し、下記のワールド実装に伴いを初代のキャラクター達が居たワールドはDMワールドと呼ばれるようになった。
2017年9月28日に『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』を基にしたGXワールドが実装。デュエル・アカデミアを模したワールドに遊城十代達アカデミア生徒や、アカデミアの実技担当最高責任者こと名物教師クロノス・デ・メディチ等人気キャラも登場した。
2018年9月25日に『遊☆戯☆王5D's』を基にした5D'sワールドが実装。ネオ童実野シティを模したワールドにはシグナ―ことチーム5D'sの面々が登場。
シンクロ召喚及びチューナーモンスターや関連カードが実装された。
2019年9月26日から劇場作品である『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』を基にしたDSODワールドが実装。アニメ版DMとはパラレルワールド扱いとなった原作漫画の正当な後日談であり、同一人物でも大きく印象が変わっていたりする。
2020年9月29日に『遊☆戯☆王ZEXAL』を基にしたZEXALワールドが実装。
エクシーズ召喚と関連カードが実装された。
2021年9月28日に『遊☆戯☆王ARC-V』を基にしたARC-Vワールドが実装。
ペンデュラム召喚と関連カードが実装された。当初はエクストラモンスターゾーンが存在していなかったため、下記のリンク召喚が実装されるまでは独自のルールが適用されていた。
2022年9月28日に『遊☆戯☆王VRAINS』を基にしたVRAINSワールドが実装。
エクストラモンスターゾーンとリンク召喚、及び関連カードが実装された。
手持ちのカードと消費アイテムは共有だが、ワールド間を跨いでキャラクターを移動することはできない。各ワールドに設置されたゲートと呼ばれる施設から「ゲート・キー」を消費することで、別のワールドのNPCデュエリストとデュエルをすることができる。
世界観
海馬コーポレーションが開発し、世界中のデュエリストとデュエルが可能な仮想空間というのが基本設定である。
しかし、各作品のワールド解放やイベントによるストーリー進行により、その異常とも言える事態が明らかになっていく。
デュエルリンクスの世界を作り上げているのは、映画DSODで登場した、「パワー・ビジョン・システム」の発展形であり、消滅した人物や眠っている人物は「意思あるビジョン」という形で登場している。
各ワールドは時間軸や世界線が異なっており、DMワールドは基本的には原作漫画版に準拠しているが、DSODワールドが別で存在しており、そちらも原作漫画の続編である。更に、GX以降のワールドはアニメ版準拠になっている。
これらのワールドは行き来可能な状態になっており、世界線の分岐や時間軸を超越できてしまうシステムとなっている。
また、それぞれのワールドの時系列は曖昧にされているが、GXワールド以降は基本的に本編終了後であると察することが出来る。そのうち、VRAINSワールドについては明確に語られており、本編の最終話に登場した、「新生リンクヴレインズ」にも接続されている模様。
デュエルリンクスにおけるデュエルのルール(スピードデュエル)
ルールは「デュエルターミナル」のスピードデュエルをマスタールール3形式に落とし込んだようなものである。
主に2020年よりOCGでの公式ルールとなっているマスタールールと比べた場合、
- ライフポイント初期値は4000(使用スキルによっては増減する)。
- 初期手札はお互いに4枚(同上)
- デッキ枚数は20枚~30枚(使用スキルによっては場及びデッキに特定のカードが追加される)。
- エクストラデッキ(以下EXデッキ)は最大5枚+3枚(同上+特定の生涯ミッションクリアで枠の永久拡張)。
- モンスターゾーンと魔法・罠ゾーンがそれぞれ3枠。特定のスキルで新マスから廃止されたPゾーンが復活(通常は、魔法・罠ゾーンの左右端を共用する)。
- メインフェイズ2が無い。
- 相互リンクをつなげて両方のエクストラモンスターゾーンを使用可能にするエクストラリンクは未実装。
- P召喚でEXデッキから特殊召喚されたPモンスターは通常のモンスターゾーンに出す。(EXモンスターゾーンの追加に伴い廃止)
- P召喚でEXデッキからPモンスターを特殊召喚できるのは1度に1体まで。(同上)
の違いがある。先攻ドローが無いので、後攻は若干ハンドアドバンテージに勝るのはマスタールール3以後と同様かつより顕著。
それに加え、各プレイアブルキャラクターには『スキル』という能力があり、複数ある内の一つを予めセットして使用する。それぞれ発動条件と1デュエル中に使用できる回数が違い、同じスキルを持っているキャラクターも居る。中にはデッキ外から特定のカードを発動及び手札やデッキに追加するという効果を持つものもある。《ハーピィの羽根箒》等一部のNPCしか使えないカードも持ってこれたりする。
ちなみにスキルの発動と効果に対してチェーン出来ず、カードの効果に対してスキルが誘発してもチェーンブロックに乗らない上、スキルの効果でモンスターが場に出た場合は通常召喚・特殊召喚として扱われない。また、スキルの発動を直接妨害するスキルも無い。ただし、スキルで得たカード自体は普通のカードとして扱われる。
リミットレギュレーションとスキル調整
デュエルリンクスに登場するカードはほぼ全てOCGとして実在する物であり、あまりに古いカードはテキストがエラッタされていたりするが、裁定もほぼ同じ(はず)である。しかし、ゲームバランス等の関係から全カードを網羅しているわけではない。データ自体は実装されているが、現在プレイヤーが取得する方法が無いので、高レベルのNPC専用カードと化している物もある。よって、禁止/制限カードの設定もOCGと異なる上に、ルール上の意味合いが少し違う。勿論スキルの性能も調整が必要となれば行われ、過去には上方修正を受けたスキルもある。その際にはカードの制限もスキル調整も簡単な調整理由が公式に告知される。※下記の例はこの記事の更新を待たずして変更されている可能性があるので注意。
- 【禁止】:禁止カード。
OCGでの実績と反省がある為か、今のところ指定される事態となったカードは無い。今のところは。
実情としては、下記の制限がOCGより厳しいのもあると思われる。
インフレに伴いZEXALワールド実装後の改定で遂に指定されるカードが出た。
初指定は《隣の芝刈り》、《デビル・フランケン》(2020/10/14~)。 - 【LIMIT1】:制限カード。それに加えて、OCGと違い以下のルールが追加されている。
- 【LIMIT2】:準制限カード。勿論【LIMIT1】とは共存可。
- 【LIMIT3】:【LIMIT1】【LIMIT2】とは共存可能。
これとは別に、ゲーム内で特定の条件を満たした場合のみ1~2枚貰えるカードがいくつか存在し、実質制限を受けているものもある(【LIMIT】指定されたカードとの共存は可能なので、そこはメリット)。
ゲームの流れ
ゲーム開始時に闇遊戯か海馬瀬人のどちらかを最初のプレイアブルキャラとして選択する。その後、チュートリアル的に二人のデュエルが始まり、勝負がつくとDMワールドから本番開始になる。
初期のデッキ内容は基本的に5D'sワールド以外のほぼ全キャラ共通して、自身がエースカードとするカード1枚と、孔雀舞の様にエースモンスターを召喚するための前提となるカードが用意されている(一部例外)他は、攻撃力1500にすら満たない弱小な通常モンスターくらいしか入っていない。
しかし、ステージレベルの低い序盤は、デュエルワールド内に現れるNPC(スタンダードデュエリスト)も同レベルのモンスターしか出してこない(名も無き決闘者やレジェンドデュエリストを除く)。彼らとデュエルし、経験値を獲得してキャラクターのレベルを上げるとカードやジェムなどのレベルアップ報酬が手に入るので、それらを集めてデッキを強化していきながらステージ毎のミッションを達成し、ステージレベルを上げていくのが基本的な流れになる。
一定のステージレベルに到達等の条件を満たすことでレジェンドデュエリストと呼ばれる遊戯王シリーズの登場人物達が現れ、ワールド内にNPCデュエリストとして登場したり、ゲートからデュエルを挑む事が可能になる。更にキャラゲットミッションと呼ばれるお題をクリアすると、そのキャラクターをプレイアブル化することが出来る。
また、期間限定イベントのノルマ達成によってのみゲット出来るキャラクターも居る。その多くは同様のイベントを何度か開催した後、別の方法によって通常プレイ中にゲット出来るようになった。ただし、その手のキャラクターのキャラゲットミッションは、原作での彼らのデュエル描写に沿ったお題が多く、特定のカードやプレイアブルキャラが必要だったりでかなり面倒。
ミッションについて
施設
仮想世界のデュエルワールドは、基本的に全てが下記の4つのエリアで構成されている。各エリアのオブジェにはタッチするとギミックが作動するものがあり、当たり演出が出ると少量のジェムが貰える。
ゲートエリア
ゲートと呼ばれる大きなリング状の物体が置いてある公園風のエリア(噴水に触れると…)。
ゲートは各ワールドを間接的に繋いでいるのか、「ゲート・キー」というアイテムを消費することで、各ワールドのNPCレジェンドデュエリストにデュエルを挑むことが出来る。
ここに出てくるレジェンドデュエリストは各自のワールドにランダムで出現するものと同じデッキを使用し、スコア報酬も同一である。
パズルデュエル&レンタルデュエル
このエリアには魔界発現世行きデスガイドが表示されたパネルも置いてある。
触れると彼女を対戦相手としてのパズルデュエル(詰めデュエル)や、配信パックに収録されたカードを用いたテーマデッキを借りてのレンタルデュエルが楽しめる。
それぞれ初勝利時のみジェムが貰える。
コロシアムエリア
対人戦を行うためのコロシアムがあるエリア(街灯に触れると…)。
ランク戦では世界中のデュエリストと対戦が可能となっていて、勝てば勝つほど上位ランクに昇格し、より強い相手とマッチングするようになる。ここでデュエルキングになることが、ある意味ゲームの最終目標。他にはデュエルルームを作成して特定の人とデュエルしたり、ランク関係なしのフリー対戦、フレンドオンリーのフレンド対戦もある。一応他人のリプレイを見ることもできる。
ランク戦概要
ランク | 段階 | 備考 |
デュエルキング | 頂点 | 降格無し。複数人昇格可。 |
レジェンド | 1~5 | レジェンド1は降格無し。 |
プラチナ | 1~7 | 降格無し。 |
ゴールド | 1~7 | 降格無し。 |
シルバー | 1~7 | 降格無し。 |
ブロンズ | 1~7 | 降格無し。 |
ルーキー | 1~3 | 降格無し。 |
ランク戦のランクは右の表にある通り7種類の区分があり、ルーキー、レジェンド、デュエルキング以外は1~7の7段階に分かれている。
彼我のランクによって回数は変わるが、連勝すると昇格し、逆に連敗と降格する(備考はランク毎の敗北による降格の有無)。一定ランクへの昇格によってジェムが貰える他、累積勝利回数によって特定のカードと交換できる「カードチケット」等が貰えるため、がむしゃらに挑戦するだけでも得るものがある。毎月の始めにリセットが掛かり、現在のランクから5段階下がっての再開となる。
ちなみにサレンダー(降参)もあるのだが、切断行為の抑制や敢闘を推奨するためウィークリーミッションやイベントで、勝ち負け関係なく切断もサレンダーもせずにデュエルをやり遂げるとアイテムが貰える場合がある。
ショップエリア
各種有料サービスを購入するためのショップがあるエリア(ショップの屋根の辺りに触れると…)。
カードパックは内容が固定の所謂BOXガチャになっており、全部引き切れば確実に狙ったカードが手に入る(レアリティの区分はUR・SR・R・N)。
しかし、UR枠のカードは1BOX中1種につき1枚しか入ってないので、3枚集めたいときはコツコツジェムを集めるかそれなりの出費を必要とする(一応、年に数回貰えるドリームUR~SRチケットの交換対象に入っている事がある)。
もし、早々に欲しいカードを引き切ってしまったら、BOXリセットを行うことで新しいBOXから購入することが出来る。
1パック(3枚入)50ジェムor120円。1箱200~180パックのMAINBOXと、100~80パックのMINIBOXがある。現金で一度に沢山購入するとボーナスとしてジェムが付く。
何かの記念等に配信される「セレクションボックス」以外は基本的に配信期限が設定されていない。
ストラクチャーデッキ
特定のテーマに沿った「ストラクチャーデッキ」形式の販売も存在する。
メインデッキ20枚に加え、シンクロ召喚や融合召喚を使う前提のデッキではEXデッキ用のカードも入っている。一部除いてそれぞれ1回だけジェムでの購入ができる。
特定のストラクチャーデッキに1枚しか入っていないカードも存在し、それらを3枚となるとやはり現金での購入が必要になる(こちらも、年に数回貰えるドリームUR~SRチケットの交換対象に入っている事がある)。
通常価格480円、1箱+プロテクター付き240円(1回限定)。EXシリーズは通常価格840円、特別価格480円(1回限定)。こちらも特に配信期限は設定されていない。
カードトレーダー
ショップ前の広場にはカードトレーダーが居り、カードの物々交換を行っている。
対人でのトレード機能は無いので、遊戯王OCGのルール上3枚目以降の同名カードは基本的に不要となる。それらを交換用の消費アイテムに変換し、一定数を支払うことで特定のカードと交換できるのである(定期的にラインナップが変わる)。
交換用の消費アイテムはダブったカードの処理以外に、NPCとのデュエルでのドロップ報酬等の通常プレイでも入手可能な他、イベント報酬など様々な条件で集められる。
また、パック購入やドロップ報酬で入手できるカードには「シャイン加工」及び「プレミアム加工」と呼ばれる特殊な光る加工を施されている物がある(通常のものは「ベーシック加工」と呼ぶ)。それらをデュエルで使用するとデュエル評価に特別スコアが加算される様になっており、ハイスコアを狙う場合に重宝する。神のカードの様な特別な条件の達成で入手出来る物は確定で加工が施されている場合がある。更にカードトレーダーから交換できるカードは、大量のアイテムを消費することで加工を施すこともできる。
デュエルラボエリア(旧カードラボ)
デッキ、カード、スキル一覧が見れるデュエルラボがあるエリア(ゴミ箱の中身が気になる…)。
特にカード一覧とスキル一覧は、カードやスキルの取得条件をすぐに調べることが出来て便利。
召喚ムービーの鑑賞一覧が追加されてから名称をカードラボからデュエルラボに改めた。
街頭リプレイ
ラボの外にあるアイコンから、ランダムで高ランク戦のデュエルのリプレイを視聴できる。
1日に1度だけ、視聴するだけで5ジェムが貰える。
登場人物
プレイアブルキャラ
DMワールド
「遊☆戯☆王」始まりの地、童実野町を模したワールド。ある意味常にバトルシティ状態。しかし、登場するスタンダードデュエリストは当時ほどガラの悪い人たちではない。
- 闇遊戯(声:風間俊介)★
召喚ムービー:《ブラック・マジシャン》(+DSOD仕様)《カオス・ソルジャー》
《ブラック・マジシャン・ガール》(+DSOD仕様)
《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》《ラーの翼神竜》
ご存知我らが主人公の正義の闇人格。
初期デッキのエースカードは《ブラック・マジシャン》。
主に魔法使い族や悪魔族と相性の良いスキルを取得する。また、多くのキャラが取得できる汎用スキルとしてLPが一定値減る毎にドローフェイズでドローするカードを特定のタイプ(主に属性)に限定する『ドローセンス:〇』というのがあるが、彼の場合、その最強系としてドローという名の任意サーチが可能な『ディスティニー・ドロー』を固有スキルとして取得できる(勿論デュエル中に1回しか使えない)。
他に、特定のイベントでのみ取得できる固有スキル『天よりの宝札』は原作における同名カードの発動条件に「《オシリスの天空竜》を召喚したターンの終了時」という条件を付けることで、OCG版と違い原作と同じ効果「お互いの手札が6枚になるようドローする」を実現した。現在このスキルは生涯ミッションで取得できるようになっている。その代わりに新しくイベントでゲット可能なスキルとして、デュエル開始時に《デビルズ・サンクチュアリ》1枚をデッキに追加する『受け取れぇぇい遊戯!!』が登場した。スキル名は原作に登場したカード名やセリフを元ネタにしている物が存在するが、これは海馬が闇遊戯に言ったセリフであって闇遊戯のセリフではない。
- 海馬瀬人(声:津田健次郎)★
召喚ムービー:《青眼の白龍》(+DSOD仕様)《青眼の究極竜》
《オベリスクの巨神兵》《ヴァンパイア・ロード》
遊戯の永遠のライバル。
デュエルリンクスは彼の会社「海馬コーポレーション」が開発したことになっている。たまにデュエルリンクス内でKCカップも開催している。
初期デッキのエースカードは勿論《青眼の白龍》。しかし1枚だけ…。
彼のスキルはドラゴン族サポートと上級モンスターサポートが主である。特に自分のメインフェイズ時に発動でき、ターン終了時まで自分の場のLV5以上のモンスターの攻撃力を、自分の場のLV5以上のモンスターの数×300アップさせる『粉砕!』は、展開力があっても地力に乏しいタイプの上級モンスターの攻撃力を底上げすることが出来るため、【ナチュル】や【炎王ネフティス】でよく使われていた時期がある(その頃はLV4以下のモンスターも攻撃力が上昇した)。
- 城之内克也(声:高橋広樹)★
召喚ムービー:《真紅眼の黒竜》《人造人間-サイコ・ショッカー》
遊戯の親友にしてライバル。
エースカードは魂のカード《真紅眼の黒竜》。
取得できるスキルは戦士族サポートと、劇中やたら運が良く、確率で結果が変わるカードをよく使っていた描写のおかげでギャンブル系の効果が多い。そしてLP4000からのワンショットキルを防ぐことすら可能な『根性』というスキルを取得できる(そのターンの開始時にLP4000以上無いと発動しないが)。また、ギャンブル系スキルの中でも特に派手な効果を持つのが『ラストギャンブル』という固有スキル。5ターン目以降に自分のLPを100になるように支払い、手札を2枚捨てて発動できる。サイコロを振り、出た目の枚数ドローする。大きな目が出れば豊富な手札から大逆転も可能だが、手札内容によってはサレンダーものである。しかし、特定のカードを最優先で引きたいワンキルタイプのデッキでかなり多用されたので「7ターン目以降に発動可」に調整された(ついでにそのデッキのキーカードが何枚か規制された…)。
- 孔雀舞(声:七緒はるひ)★
召喚ムービー:《ハーピィ・レディ三姉妹》
美しき孤高の女デュエリスト。
エースカードは《ハーピィ・レディ三姉妹》。なお、初期デッキには《ハーピィ・レディ》と《万華鏡-華麗なる分身-》も同時に入っているので一応出せる。
彼女の固有スキルは原作同様デッキトップを確認できる『香水戦術(アロマ・タクティクス)』と「ハーピィ」サポートであり、特に『ハーピィの遺志』は墓地の「ハーピィ」カードを一定枚数除外してデッキ外から《ハーピィの羽根箒》を手札に加える効果であり、本作では現状このスキルとペガサスの固有スキル『創造者』及び、ブースターアイテム「エクストラカード」でしか《ハーピィの羽根箒》を使用することは出来ない。しかし、彼女のレベルアップ報酬は後半になると「アマゾネス」系のカードになってしまう。
- 真崎杏子(声:齊藤真紀)★
召喚ムービー:《ブラック・マジシャン・ガール》
遊戯の親友。ヒロインかどうかは諸説ある。
エースカードは、アニメで使用したためか《ブラック・マジシャン・ガール》。
ゲートから挑めるNPCとしての強さは大したことないのだが、ある期間限定イベントでは、城之内に煽られた彼女が孔雀舞とイシズに相談し、割と本格的な【エンジェル・パーミッション】を組んで逆襲に来たことがある。
彼女の取得できるスキルで特筆すべきは、お互いの初期手札が1枚増える彼女固有のスキル『デュエルスタンバイ』と、デュエル中1度だけ、LP1000以下の場合に発動でき、相手ターン終了時までLPコストを要求されるカード効果発動時にLPを支払わずに発動できる『ライフコスト0』である。前者は説明通りの効果で、初期LPがOCGの半分なのもあってバーンダメージを与えるカードと非常に相性が良く(特に《革命》)、バーンダメージで先攻ワンキルを狙うデッキが横行したらしい。そのため、調整として「使用者は自身の初手にカードの効果を発動できなくなった」。後者は古参のデュエリストなら誰しも考えそうなことだが、【デビフラワンキル】に利用できる。杏子が《デビル・フランケン》からノーコストで《青眼の究極竜》を2体出してくる様は非常にシュール。このスキルが使えるキャラは他にも居るが、キャラクターのレベルアップ報酬で簡単に取得できるのは彼女だけである。その他にもLPコストを要求する強力なカードを実質2ターンに渡って連発できたために「スキル発動後、適用出来るのは1回だけ」に調整された。
- 武藤遊戯(声:風間俊介)★
召喚ムービー:《ブラック・マジシャン》(+DSOD仕様)《破壊竜ガンドラ》
《サイレント・マジシャンLV8》《封印されしエクゾディア》(効果による勝利時)
ご存知我らが主人公の表人格。なんで闇遊戯と同時に存在できるのかは考えなくていい。
元々はイベント限定キャラでプレイアブル化もイベント報酬だった。
初期デッキのエースカードは《破壊竜ガンドラ》。
デュエル開始時にエクゾディアパーツが自分のデッキに追加される『じいちゃんのカード』なる固有スキルを取得できる。《封印されしエクゾディア》とそのパーツカードはこのスキルでしか使用できない。
また、特定の条件を満たすことで、LPが一定値減る毎に1度、手札を1枚デッキに戻して《サイレント・マジシャンLV4》をデッキからフィールドに出す固有スキル『沈黙の決闘者』を取得できる。なお、「サイレント・マジシャン」関連カードはLV4・LV8・沈黙の魔術師も含めて、全てパック及びストラクチャーデッキ収録である点に留意。
- インセクター羽蛾(声:高乃麗)★
召喚ムービー:《インセクト女王》
外道の割には人気のある初代昆虫族使い。
彼を登場させるにはまずスタンダードデュエリストに100勝する必要がある。
エースカードは《インセクト女王》だが、彼が使えるようになる頃には別のキャラで使っていたデッキをコピペした方が強いだろう…パックには究極変異態も収録されていることだし。
彼の固有スキルは昆虫族サポートというより原作で彼が用いた戦術に由来するものと言ったほうが良い。彼はスキルのおかげで《グレート・モス》が居なくても毒鱗粉を撒き散らし、相手のデッキに《寄生虫パラサイド》を仕込み、《進化の繭》の成長速度を倍に出来るのだ(それでも《超進化の繭》や「アルティメット・インセクト」の方が速い…)。
- ダイナソー竜崎(声:中村悠一)★
召喚ムービー:《真紅眼の黒竜》
アニメだと出番が増えた代わりにインセクター羽蛾の相方と化している関西弁の初代恐竜族使い。
しかしエースカードは《二頭を持つキング・レックス》でも《エビルナイト・ドラゴン》でもなく《真紅眼の黒竜》(何故かまた持っていた)。
彼の固有スキルは主に恐竜族をサポートし、モンスターに貫通効果や2回攻撃などの能力を与えることが出来る。
ある期間限定イベントでは、城之内の《真紅眼の黒竜》は元々自分のだが、「レッドアイズ」使いの称号は城之内に譲ってちゃんとした恐竜族のエースを手に入れようと奮起していた。「やっぱ羽とか生えてたらダメやろ恐竜として!」「…………ぎゃはー!!《二頭を持つキング・レックス》って羽生えてるやん!!」などと迷走していたが…。
- 梶木漁太(声:浪川大輔)★
召喚ムービー:《伝説のフィッシャーマン》
亡き父と同じ立派な漁師をも目指すデュエリスト。
フィールド魔法《海》は彼の戦場。登場させるにはアドバンス召喚を通算150回行う必要がある。
彼のエースカードは父の形見であり、その面影を感じている《伝説のフィッシャーマン》。
固有スキルはフィールド魔法《海》をデュエル開始時にデッキ外から発動する『海の伝説』と、《海》が発動中に水属性通常モンスター1体に直接攻撃能力を付与する『海からの刺客』(そのバトルフェイズ終了時に対象となったモンスターは墓地へ送られる)。フィールド魔法《海》は、遊戯王初期から存在するフィールド魔法でありながら同期のフィールド魔法と比べて様々なサポートカードがあり、発動条件が大概フィールドが《海》の場合なので存在するだけでメリットがある。
- 闇マリク(声:岩永哲哉)★
召喚ムービー:《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》《ラーの翼神竜》
千年アイテムを守る墓守の末裔「マリク・イシュタール」。闇マリクは彼の一族に課せられた宿命への憎悪から生まれた闇人格である。
今作の彼はバトルシティ編で消滅した後復活したらしい。彼の初期デッキのエースカードは《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》。モンスターゾーンが狭くLPが4000しかないデュエルリンクスでは、ボードアドバンテージを奪い、毎ターン1000ダメージを与えるこのカードはそれなりに脅威である。ちなみに《ラーの翼神竜》は、現在別の条件を満たすと貰える。
彼もまた以前はイベント限定キャラで、グールズを率いてデュエルワールドで大暴れしていた。ついでにパンドラも居た。ちなみに《ラーの翼神竜》は海馬に渡されたらしい。その時はNPC専用のスキルによって《ラーの翼神竜-球体形》を場に出た状態でデュエルを始めるなどやりたい放題だった。
余談だが、OCGにて単体では散々な評価がされた《ラーの翼神竜》であるが、迷宮兄弟の『迷宮作成』の様にロックを用いた戦術でLPを稼ぎ、攻撃力1万越えの攻撃で勝利するハイスコア用デッキで使われる他、闇マリクの固有スキル『生贄を束ねる力』によって、原作にあったラー召喚の生贄となったモンスター達の攻撃力、守備力それぞれの合計値分だけラーの攻撃力、守備力がアップする能力を再現できるようになった。
- 闇バクラ(声:松本梨香)★
召喚ムービー:《ダーク・ネクロフィア》《ウィジャ盤》(スキルの効果による勝利時)
武藤遊戯の友人獏良了が千年リングにより宿した残虐な闇人格。
エースカードは《ダーク・ネクロフィア》で、彼も以前はイベント限定キャラだった。
運営側の人間である海馬に対して「この世界じゃオレも真のゲームマスターに操られるNPCにすぎない」と、元々得意としていたTRPGに絡めてメタっぽいことを言っていた。
彼の固有スキル『ウィジャ盤』は、スピードデュエルのルール上、OCGの《ウィジャ盤》が使用不可能なので、原作を再現する形の発動条件を追加した上で、発動後から5回目の自分のターンに「D」「E」「A」「T」「H」の5文字が揃い特殊勝利するスキルとなった。魔法・罠ゾーンを圧迫することは無いが、発動条件となる墓地の《ダーク・ネクロフィア》が墓地から取り除かれると無効となる。他はだいたい固有でこそ無いが、悪魔族や闇属性に関するスキルと墓地肥やしが可能なスキルを取得できる。
- バンデット・キース(声:駒田一)★
召喚ムービー:《リボルバー・ドラゴン》
本名「キース・ハワード」。デュエルモンスターズの元全米チャンプで、ある意味城之内よりギャンブルの似合う男。
エースカードはロシアンルーレットで敵を破壊する《リボルバー・ドラゴン》。
登場させるにはレジェンドデュエリストに50回勝利する必要がある。
問題はその後に出る彼のキャラゲットミッションで、その内の一つに「(このミッションが出てから)機械族のモンスターカードを2枚集める」というのがある。カードトレーダーから交換して手に入れるか、引きやすそうなパックを購入するか、はたまたドロップ報酬に機械族のカードが多いキース自身のNPCと何度も戦うか、いずれにしろアイテムを消費することになる場合がほとんどなので多少面倒である。
そんな彼の固有スキルは、彼の手癖の悪さをイメージしたイカサマ然とした名前や効果のものばかりなのだが、他と比べるとむしろスキルとしては地味か堅実と言って良いかもしれない。だが、TCGというのは元々運が絡むゲームである。堅実であること自体がアドバンテージになるのだ(『スリカエ』は堅実過ぎた…)。
- イシズ・イシュタール(声:島本須美)★
マリク・イシュタールの姉。
彼女を登場させるには光属性モンスターを通算200回通常召喚しなければならなず、キャラゲットミッションの一つにLP6000以上残して彼女に勝利するものがある。LPの初期値が4000なのでLPを回復させるカードやスキルが必要になる。
彼女の初期デッキにはエースモンスターと呼べるものが入っていない。そもそも彼女が原作やアニメで披露したカードにはそういった感じのものが無かった。なので代わりに、エースカードとして罠カード《生贄の抱く爆弾》が1枚入っている。
彼女が持つ千年タウクの『未来予知』は、5ターン目終了時まで自分はお互いのデッキトップを確認できるというスキルになった。
他に取得できるスキルには「墓守」や天使族に関わるものがある。【墓守】や【エンジェル・パーミッション】を使う場合役に立つ。彼女の固有スキルの中でも特にユニークなのが『現世復帰の制約』。相手よりLPが1000以上少ない場合1ターンに1度、相手の墓地のモンスターを全てただの《ワイト》に変えてしまうという効果である。そもそも墓地に触れないか、《ワイトキング》を積んだデッキ以外では、場合によっては致命傷になり得る。
「世界配信2周年記念キャンペーン」として登場する彼女を倒すと《オベリスクの巨神兵》が貰える。
- リシド(声:KONTA)★
召喚ムービー:《アポピスの化神》
墓守の一族イシュタール家に拾われ使用人として育てられた。マリクの義兄的な人物。そしてマリクが最も信頼する部下。
エースカードは元祖罠モンスター《アポピスの化神》。彼を登場させるには罠カードを通算300回発動させなければならず、キャラゲットミッションの一つに「罠カードを1デュエル内に10回使用する」があるなど、彼のために使いやすい罠カードを多く手に入れる必要がある。
固有スキルもほぼ罠カードに関するもので、中でも墓地に3枚以上罠カードがある場合、1枚ランダムで手札に加え、残りを全てデッキに戻す『終わらない罠地獄』は、《狡猾な落とし穴》や諸事情で複数枚積めない強力な罠カードを再利用出来る便利な効果である。
- ペガサス・J・クロフォード(声:高杉'Jay'二郎)★
召喚ムービー:《サクリファイス》
デュエルモンスターズの生みの親にして無敵の存在「トゥーン」の使い手。でもエースカードは《サクリファイス》デース。
武藤遊戯同様に以前はイベント限定キャラだった。原作の「決闘者の王国編」のストーリーを追体験できるイベントのラスボスをやっていたことも。
ゲーム中の立ち絵では左目が常に隠れているが、使用可能になった際に本人が千年眼(ミレニアム・アイ)を持ってると言っていたので付いている様だ。また、一部のイラストでは左目に千年眼が確認できる。そして千年眼の特殊能力『マインドスキャン』はスキルとして「3ターン以降にLP3000以上ある場合」という条件下で相手の伏せカードのみ視えるようになった(クリボーやクリボールは要警戒である)。
他の固有スキルで特筆すべきは、それぞれデュエル中1度しか使えないが、LPが一定値以下の場合、自分のドローフェイズに通常ドローする代わりにデッキ外からランダムで強カードを手札に加える『創造者』と、LPが一定値減った後の自分のドローフェイズで通常ドローしたカードを2枚に出来る『増刷』である。前者は所謂『Storm Access』みたいな効果で、《ハーピィの羽根箒》等の強力なのでまだ取得できないカードが主に引けるようになっており、逆転の一手足り得るあんなカードやこんなカードもあるらしい。後者は最早クリエイター特権とでも言うべき能力。
- 海馬モクバ(声:竹内順子)★
召喚ムービー:《青眼の白龍》(+DSOD仕様)
海馬瀬人の弟にして海馬コーポレーションの副社長。
ビンゴミッションというチュートリアル的なミッションをコンプリートすると使用可能になる。
エースカードは一応《青眼の白龍》。プレイアブルキャラとして参戦した際、磯野に用意させたデッキにはほとんど弱いカードしか入っていなかった。問い詰めると、磯野を介して海馬から「自分の力でカードを集めるように」と釘を刺されてしまった。しかし海馬の指示で用意された初期デッキには1枚だけ《青眼の白龍》が入っていた。
固有スキルは条件が厳しくなった《トランスターン》及び《ダウンビート》と言える『モンスターチェンジ進化』&『モンスターチェンジ退化』(通常召喚・特殊召喚扱いにならないのを利用して、召喚権を使わず自壊しない《破壊竜ガンドラ》を出すという芸当も可能)、そして、通常ドローの代わりにデッキの中でより加工の高いカードをランダムでドローする『セレブ副社長』というネタスキル(切り札としてプレミアム加工カード1枚差すのが使い方として妥当か)もある。デュエルモンスターズが主流となる以前の原作ネタとアニオリの「DMクエスト編」ネタのセリフがあるキャラである。
- 迷宮兄弟(声:兄・松山鷹志/弟・西村仁)★
召喚ムービー:《ゲート・ガーディアン》
「決闘者の王国編」ではペガサスに雇われ、地下迷宮の門を守っていたタッグデュエルを得意とする兄弟デュエリスト。
彼らも元イベント限定キャラで、今回は海馬に雇われて現れた。
今作は基本タッグデュエルではないので、2人で1人のキャラとして扱われる。エースカードは《ゲート・ガーディアン》で、初期デッキには勿論三魔神も一緒に…入ってない…だと…(3枚ともパック第1段のR枠である)。これには流石の彼らもびっくり仰天。しかし彼らには固有スキルによってデッキに三魔神が入っていなくても《ゲート・ガーディアン》を召喚する荒業『合体魔神招来』が用意されていたのだった。他には手札のモンスターのレベルを三つも下げるとか、通常ドローの代わりにデッキ外から三魔神のいずれか1枚をランダムで手札に加えるとか、最早《ゲート・ガーディアン》を召喚するためなら手段を選ばない感じである。もう一つ特殊なスキルに《迷宮壁-ラビリンスウォール-》をデッキ外からフィールドに出す『迷宮作成』がある。モンスターの除去手段を持たず、ラビリンスウォールをどかさない限りダメージを与えられないくらいのNPC相手には強固なロックとなる。これを利用してキーカードを集めた後、1度に1万ダメージ以上を与えて勝利する【迷宮ロック】なるデッキがデュエルリンクスには存在する。NPCとのデュエル報酬枠増加にはデュエル評価でハイスコアを狙う必要があるのだ。ほぼ同じ理由で『合体魔神招来』もロックデッキ用のスキルとして採用されることがある。
- パンドラ(声:子安武人)★
召喚ムービー:《ブラック・マジシャン》(パンドラ仕様)
レアカード窃盗集団グールズの奇術師。
闇遊戯と同じくエースカードを《ブラック・マジシャン》としているが、遊戯と違ってカードに対する愛情は無い(ちなみに彼の《ブラック・マジシャン》専用の召喚ムービーがある)。
以前は原作の「バトルシティ編」を追体験できるイベントでゲット出来た。その他闇マリクの命令でデュエルワールドで暴れていたことも。
プレイアブルキャラとして解放後、敗北してマリクに粛清されると怯えていたが、結局何も無かったので気を取り直してデュエリストとして高みを目指すことにした(来た理由こそそれぞれだが、だいたい皆デュエルキングを目指すためにここに残っている)。彼のスキルは《ブラック・マジシャン》をサポートするためにあると言っても良い(最近は《コスモブレイン》の所為で「ブルーアイズ」使いの才能が開花したが、あんまりにもブラマジの立つ瀬が無いので該当スキルが調整された…)。また、魔法カードを多用するデッキに向いている。
- ゴースト骨塚(声:鈴木真仁)★
召喚ムービー:《ゴースト王-パンプキング-》
ゴーストデッキことアンデット族の使い手。
原作とアニメにおける彼の生死などこの際考えなくてよい。
初期デッキのエースカードは《ゴースト王-パンプキング-》。最近は気の弱いところが自分と似ているとかで「ゴーストリック」もお気に入り。
自分を切り捨てたバンデット・キースのことは恐れつつも未だに恨んでおり、キースで彼に挑むと怒り出す。反対に闇バクラについては非常に恐れている「怖えぇけど…… 負けねえゾ!」(後に行われたタッグデュエルトーナメントでは何故かバクラとタッグを組んでいたが…)。
彼も以前はイベント限定キャラであった。その頃は【ワイトキング】を使用していた。当初デュエルリンクスに来た時は、デュエルを申し込む度にその風貌からお化けと間違われて逃げられてしまい騒動に発展してしまう。逃げた内の一人である「弱気な女の子」が落としたカードを彼女に返した後、パンプキングもついでに渡し、デュエリストを辞めてデュエルリンクスを去ろうとしたところ、彼女に「デュエルやめないでください」と言われ、闇遊戯や城之内にも引き留められたので残ることにした(使用キャラとして解放出来た頃には怖がられなくなったらしい)。
NPCの彼はLV30のデッキに《アンデットワールド》を入れているため、発動されるとデッキによっては詰む。このカードは骨塚のキャラクターレベル23到達の報酬となっているが、似たような効果を持った『這いよるゾンビ軍団』という固有スキルも取得できる。
- エスパー絽場(声:伊藤舞子)★
召喚ムービー:《人造人間-サイコ・ショッカー》
自称超能力者のデュエリスト。
アニメの「バトルシティ編」では超能力のタネを看破され敗北し、エスパーを名乗るのを止めた彼だが、デュエルリンクスに来て本物のテレパシーに目覚めたと言い出し、デュエリストとしてどの種族のモンスターが後に脅威となるか予知しようと試みるが…。
エースカードはフィールド上のあらゆる罠カードを無力化する《人造人間-サイコ・ショッカー》。
また、『テレパシー能力』は実際にスキルとして使用可能で、初期手札を1枚減らし、自分の最初のターン終了時まで相手の手札全てを視ることが出来る(原作再現なのか、カードの詳細は見れない)。その間相手は、手札を公開して発動するカード及び、手札を公開して行うカードの処理ができなくなる。他はサイコ・ショッカーかサイキック族に関する能力である。
- 本田ヒロト(声:近藤孝行)★
遊戯の親友。
2018年のエイプリルフールイベントとして突然現れたレジェンドデュエリスト(?)。
登場した時はデュエルワールドがエラーを吐き、どこもかしこも本田だらけになった。ちなみにデュエルを挑むと弱すぎて瞬殺されるらしく、デュエル画面に移ることなく悲鳴を上げて消える(何回か繰り返すと本田のスリーブとデュエルフィールドが貰えた)。後に、期間限定イベントとしてだが、ちゃんとデュエルが出来るようになった(ちなみに半端なデッキだと普通に負ける程度には強くなった)。
そんな彼も使用可能に。
闇バクラから表人格の獏良了を取り戻すために、彼主催のTRPGに挑むも、ダイス判定でファンブル(大失敗)を出したため駒「魔銃士ヒロト」に変えられてしまう。他のプレイヤーキャラの力を借りてRPGダンジョンを攻略し、闇の支配者ゾークを討伐することで使用可能になる。
初期デッキにはエースカード(?)として、彼お気に入りの《コマンダー》が3枚入っている(エースカードがノーマルって…)。固有スキルには《コマンダー》をデッキマスターに見立てた『デッキマスター能力[コマンダー]』がある。デッキマスター能力とは、アニメオリジナル回の「乃亜編」で使用された特別ルールの事で、本田がアニメで唯一デュエルしたことのある回でもあるのだが、実際に彼がデッキマスターに据えたのは《レアメタル・ナイト》である。
- 光と闇の仮面(声:光の仮面・水島裕/闇の仮面・石井康嗣)★
召喚ムービー:《仮面魔獣デス・ガーディウス》
「バトルシティ編」で神のカードを狙い、遊戯と海馬の2人に立ちはだかったグールズのレアハンターコンビ。
白い仮面の方が「光の仮面」、黒い仮面の方が「闇の仮面」を名乗り、仮面をモチーフとしたカード群を駆使したタッグデュエルを得意とする。迷宮兄弟同様このゲームでは2人で1人のキャラとして扱われる。
世界配信2周年目にして遂に3枚の神のカードがデュエルリンクスに揃ったので、それらを狙いに現れた。その割にはNPCの彼らのデッキには神封じの切り札であったはずの《生贄封じの仮面》が入っていない…。ちなみに他の使用カードは闇マリクから手に入ったりパック収録だったりで既に手に入る物が多い。
プレイアブルキャラとして解放した際は、いつもの様に負けた原因で喧嘩をしている所へ闇マリクから連絡が入り、神のカードはもういいから好きに動けと言われる。アニメや原作において彼らは闇マリクが登場する前に出番が無くなったので接点が無く、光の仮面はマリクの雰囲気が変わっている(曰く、悪くなられた)ことに違和感を訴えたが、闇の仮面に「元より我らグールズに善人などおらぬではないか」と一笑に付された。
DSODワールド
アニメDMとは少し異なる過程を経て完結した原作の後日談となる映画「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」の童実野町を模したワールド。ある意味デュエルリンクスの原点。
相変わらず住民登録にデッキが必要な海馬コーポレーションの城下町となっている。
- 海馬瀬人(DSOD)(声:津田健次郎)★
召喚ムービー:《青眼の白龍》(+DSOD仕様)《青眼の亜白龍》《青眼の究極竜》
《オベリスクの巨神兵》
アニメ版とは違い、闘いの儀と闇遊戯の冥界への旅立ちを直接見届けていなかった所為か、彼との決着を未だに諦めていない海馬瀬人。その為に高度なシミュレーターやデュエルリンクスを開発したが、最終目標は冥界へ旅立った闇遊戯を現世に蘇らせることにあった。
NPCとしての使用デッキは当然ブルーアイズを主力としているのだが、映画に登場した関連カードで構成されており非常に強力。
- 海馬モクバ(DSOD)(声:竹内順子)★
召喚ムービー:《青眼の白龍》(+DSOD仕様)《青眼の究極竜》
時が経ち、少し成長したモクバ。現在も海馬コーポレーションの副社長であるが、自身の野望や開発業に勤しんでいる兄から会社の運営を任されているようである。
映画ではデュエルしてないが、NPCとしての使用デッキはブルーアイズの入った【サンダー・ドラゴン】を使用する。
- 武藤遊戯(DSOD)(声:風間俊介)★
召喚ムービー:《ブラック・マジシャン》(+DSOD仕様)《破壊竜ガンドラ》
《ブラック・マジシャン・ガール》(+DSOD仕様)
もう一人の僕ことアテムと別れた後の武藤遊戯。現在は現世の仲間たちと卒業を控え進路の事を考えていたが、海馬や藍神によってふたたび闘いの舞台に立つこととなった。
固有スキルには映画で登場したリメイクカードの使用や遊戯を象徴するモンスターのサポートになっている。
- 城之内克也(DSOD)(声:高橋広樹)★
召喚ムービー:《真紅眼の黒竜》(+DSOD仕様)《人造人間-サイコショッカー》
《伝説のフィッシャーマン》
プロデュエリストを目指しているものの卒業後の進路は未だ未定の城之内。海馬に新型デュエルディスクを見せびらかされ悔しがる悪夢から覚めると、いつの間にかデュエルリンクスに連れてこられていた。
ちなみに映画ではデュエルしていない。
DMワールドと違ってギャンブル系のスキルが減り、《真紅眼の黒竜》や《時の魔術師》等、ライバルや友人から譲り受け使用したカードに関するスキルが使用できる。特に《時の魔術師》については原作同様特定のモンスターを成長させる効果を再現できる。
- 真崎杏子(DSOD)(声:齊藤真紀)☆
召喚ムービー:《ブラック・マジシャン・ガール》(+DSOD仕様)
卒業後はダンサーとして海外留学を目指す杏子。本人は進路に迷いは無いが、友人たちの卒業後のそれぞれの道を気にかけている。
映画ではデュエルしていないが、NPCとしては「マジシャン・ガール」と「ウィッチクラフト」の混成デッキを使用する。固有スキルは「マジシャン・ガール」に関連するもの。
- 藍神(声:小林千晃)★
召喚ムービー:《方界超帝インディオラ・デス・ボルト》
遊戯達と同じクラスの生徒だが、それは他人の認識を改変してねじ込んだ仮の姿。
本名をディーヴァと言い、セラたちプラナの一員にして彼女の兄。
かつてはシャーディーの教えに従い他のプラナ達と共に理想の次元へ旅立つことを夢見ていたが、シャーディーの死により、とある人物への復讐心を抱えながら理想の障害となるファラオの復活を阻止しようと海馬や遊戯との決闘に挑む。なお、声優は映画版から変更されている。
使用するカードは下位のモンスターを合体と分離を繰り返してより上位のモンスターを特殊召喚する【方界】。ほとんど特殊召喚モンスターばかりのため、通常召喚出来る「方界」モンスターが非常に貴重。ただし、《方界胤ヴィジャム》を追加できる固有スキルの適用条件はデッキに入る全てのカードが「方界」であることと極めて厳しい。
NPCとしての使用デッキは、妹の「セイクリッド」の対になる「ヴェルズ」と「方界」で構成されている。
- セラ(声:花澤香菜)★
瀬人に闇遊戯との決着を諦めさせようとデュエルリンクスに殴り込みをかけて来た「未知の決闘者」の正体。「未知の決闘者」としての姿は仮想空間内でのアバターであり、実際は幼女の姿をしている。瀬人に敗北後はアバターは消滅したが、気に入っていたらしい。
「未知の決闘者」としての活躍は映画の前日譚的漫画に掲載されており、映画ではデュエルをしていない。固有スキルも漫画での活躍を反映したもの。
使用デッキは「方界」を内包した【セイクリッド】と言ったところ。
- 百済木(声:ケンドーコバヤシ)★
原作初期には沢山居たタイプの童実野高校の不良。DSODが原作と完全な地続きである証左と言えなくもない。
狙った相手を手下と共に暴行し、その様子をスマホで撮影して世界中のさらし者にするという様なことをやっていたのだが、映画ではとある人物を狙った為に逆に手下共々別の次元に送られしまった。
以降は映画に登場せず、そもそもデュエルすらしてないのだが(童実野町の住民なのでデッキは持っていた)、どういうわけかデュエルリンクスのシステムに拾われ仮想空間内に生還?を果たす。
当初は一部の人にしか認知されず、プレイアブル化後は手下達と再会して活動を始めるも、モクバ等には嫌われ、セラに至っては無言という扱いを受ける。
デュエルリンクスでの出現条件は「自分のカード効果で相手のカードを合計300回除外」という屈指のめんどくささを誇る。
GXワールド
デュエリスト養成学校デュエルア・カデミアを模したワールド。スタンダードデュエリストにはアカデミアの生徒も混じっている。教師陣は今のところクロノスしか居ない(一応、GXの物語を追体験できるイベントのイベントシーンのみ、何人か登場した)。
- 遊城十代(声:KENN)★
召喚ムービー:《E・HERO ネオス》《E・HERO フレイム・ウィングマン》
遊戯王GXの主人公で、デュエルモンスターズのカードの精霊が見える元気で明るい少年。
融合召喚を軸とする【E・HERO】を使う。
初期デッキのエースカードは幼い頃に彼がデザインした《E・HERO ネオス》。《ハネクリボー》や《E・HERO フェザーマン》及び《E・HERO バーストレディ》も入ってたりするが、肝心の《融合》と融合モンスターが入っていない。《融合》カードはDMワールドの方をある程度プレイして居れば何枚か手に入る他、【E・HERO】と【D-HERO】のストラクチャーデッキがそれぞれ出ており、それらを購入することで早々に融合召喚を用いた【HERO】デッキが組めるようになっている(ちなみにストラクチャーデッキに入っている《融合》は後期イラスト仕様である)。
彼のスキルはフィールド魔法《摩天楼スカイスクレイパー》をデッキ外から発動する『ヒーローの戦う舞台』と通常ドローの代わりにデッキ外から《融合》を手札に加える『融合ヒーロー』。そして、同様の方法で《ミラクル・フュージョン》を手札に加える『奇跡の融合』等がある。それぞれ一定以上のダメージを受けるかLPが一定値を下回らないと使えない。《ミラクル・フュージョン》はNPC遊城十代専用で、プレイヤーは『奇跡の融合』の効果でのみ使用することが出来る(2019年1発目に出たパック「レボリューション・ビギニング」にて遂に入手可能となった)。
期間限定イベントで、「十代がE・HEROを捨てた!」等と大騒ぎになることがあるが、実態はNPCの彼が普段使わない別の「E・HERO」主体のデッキに変わるだけである。別の期間限定イベントではノルマ達成によって固有スキル『奇跡のドロー』を取得できた。効果は、墓地に「E・HERO」モンスターが存在する場合、自分の3回目の通常ドローが《強欲な壺》になるというもの。《強欲な壺》は遊戯王GX放送時OCGでは既に禁止カードだったが、融合サポートが少なかった当時、十代はこのカードを含めて(OCGでは禁止級の)ドローコンボを多用し、融合召喚による手札消費の荒さを補っていたという逸話がある。『奇跡のドロー』は現在生涯ミッションのクリアで取得できるようになっている。
- ヘルカイザー亮(声:前田剛)★
召喚ムービー:《サイバー・エンド・ドラゴン》
プロ入りを果たした後、エド・フェニックスに負けて以来負けに負け続けた結果、勝利に飢えた獣と化したカイザー亮こと丸藤亮。
期間限定イベントでは《キメラテック・オーバー・ドラゴン》や、裏サイバー流こと「サイバー・ダーク」カードも入手できた。しまいには自らを苦しめた『衝撃増幅装置』を持ち出してのヘルデュエルを敢行(ただし着けるのはプレイヤー側のみ…)。イベントNPC専用スキルでもあるこれは、戦闘・効果ダメージを計3回受けると強制敗北するというインチキ効果である。しかも【サイバー・ダーク】は防御をすり抜けてダメージを与えることを非常に得意とするため、普通に戦うなら一発も貰わないつもりでやる必要がある。でも、エースカードはヘルカイザーを名乗る前から使用していた《サイバー・エンド・ドラゴン》。
プレイアブル化後の初期デッキには勿論《サイバー・ドラゴン》も入って…ない…。代わりに《プロト・サイバー・ドラゴン》が3枚入っている。NPC相手ならまだしも、対人戦でこれを普通に3体並べるのは困難である。彼のレベルアップ報酬で《サイバー・ドラゴン・ドライ》が最大三枚手に入るが、そもそもフィールドに並べてから融合するという手間がある時点で厳しい。《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ》と《サイバネティック・フュージョン・サポート》もあるが、入手手段が限られている。
そんな彼にもスキルによる秘策があった。デュエル中1度だけ、LP3000以下の場合、4000を下回っている値1000につき《プロト・サイバー・ドラゴン》1体をデッキ外からフィールドに出す『サイバー流奥義』である。《銀幕の鏡壁》でも予め発動しておけば、自分スタンバイフェイズにLPコスト2000払ってから発動するだけで2体は呼び出せる。後はもう一体手札から召喚して融合召喚すれば良い、のだが…。
実際は《サイバー・エンド・ドラゴン》を融合召喚するより、アドバンス召喚などのリリースコストとして使われることが多かった。その結果調整が入り、これで出したものはリリース出来ず、融合召喚の素材にしか出来なくなった(リリースが出来ないので「融合呪印生物」系の効果によるフィールド融合も出来なくなった)。他の固有スキルは自分のモンスター1体が1ターン内に5回攻撃に成功した場合特殊勝利する『五連打!!』、通常ドローの代わりにデッキ外から《パワー・ボンド》を手札に加える『オレに介錯はいらん!』がある。『五連打!!』は実質《キメラテック・オーバー・ドラゴン》専用(構築次第で全体攻撃持ちのモンスターでも可)。《パワー・ボンド》は、現状彼のスキルの効果でのみプレイヤーは使用できる(発動条件的に対策もなしで《パワー・ボンド》を使った場合、そのターンで決着を付けないと効果ダメージで自決することになる)。
- エド・フェニックス(声:石田彰)★
召喚ムービー:《D-HERO Bloo-D》
アニメではペガサス・J・クロフォードをして「五指に入るデュエリスト」と言わしめたプロデュエリスト。
十代と同じ【HERO】使いだが、彼の場合ダークヒーロー的な要素を持つ「D-HERO」を主力とする。漫画版GXでは「V・HERO」というヒーローカードを使っていた。
登場させるには闇属性モンスターを通算200回召喚する必要がある。
初期デッキのエースカードは《D-HERO Bloo-D》。3体のリリースを必要とする特殊召喚モンスターであるため強力だが滅茶苦茶重い。
彼のスキルは、ほぼ十代の「D-HERO」版及び闇属性・戦士族モンスター用。「D-HERO」も「V・HERO」も闇属性・戦士族なので両方のカードを組み合わせてシナジーさせるのが彼のファンデッキ構成の定石。もっとも、「HERO」というと最近は何度も覆面を被り直すHEROの出番が多いが…。
- ヨハン・アンデルセン(声:入絵加奈子)★
召喚ムービー:《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》
デュエル・アカデミア姉妹校であるアークティック校から来た留学生。
ペガサス・J・クロフォードから託された「宝玉獣」の精霊とは家族のような絆で結ばれている。
以前はイベント限定キャラで、最初に登場した時はエースカード《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》がデュエルリンクスに無かったので、デュエルも様子見状態だった。その後に出たイベントではレインボー・ドラゴンのカードを手に入れるためにデュエルエナジー集めに協力してほしいと現れる。ノルマを達成するとヨハン共々レインボー・ドラゴンが使用可能になった。
初期デッキのエースカード《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》は、自分フィールド及び墓地に「宝玉獣」カードが合わせて7種類あれば特殊召喚できるが、初期デッキには2種類(《エメラルド・タートル》と《ルビー・カーバンクル》)しか入っていない…。
ヨハンのレベルアップ報酬や、NPCヨハンとのデュエル報酬で増やせる他、初期に取得できるスキルに、デュエル開始時自分のデッキに《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》と「宝玉獣」カード7種類を追加するものがあるのだが、あろうがなかろうが召喚するのは難しい部類。そして「宝玉獣」は効果の性質上、魔法・罠ゾーンが3か所しかないことでかなり割を食っている。なので固有スキルに、手札を1~3枚捨てて、捨てた枚数だけデッキから「宝玉獣」を魔法・罠ゾーンに置く『受け継がれる宝玉』(デュエル中2回のみ発動可)がある。自分の魔法・罠ゾーンのカードをコストとして処理しながらアドバンテージを得るタイプのカードと絡めることで墓地肥やしが出来る。
なお、メインフェイズ2が無いので《宝玉獣エメラルド・タートル》の固有効果はデュエルリンクスオリジナルのエラッタを受け、「宝玉獣」共通効果だけを残して「削除された」。
- 万丈目準(声:松野太紀)★
召喚ムービー:《おジャマ・キング》《アームド・ドラゴンLV7》
元はアカデミアの最優秀生徒のクラス「オベリスク・ブルー」所属だったエリート学生。
アニメでは十代や三沢に敗北して以降、武者修行の末に「アームド・ドラゴン」と「おジャマ」を手に入れてアカデミアに戻って来た(ついでにおジャマトリオ達カードの精霊が見える様になった)。そして通称が「万丈目サンダー」になった。
初期デッキのエースカードは《おジャマ・キング》。相手が何か召喚する前に融合召喚に成功すれば、表側表示で存在する限り相手モンスターゾーンを完全に封印出来る。融合召喚に必要なカードも全て最初から入っているが、先攻初手で全部手札に来れば苦労しない。彼の固有スキルは「おジャマ」に関係ある効果だが、デュエル開始時に《おジャマ・カントリー》を発動する『おジャマたちの故郷』が一番便利だろう。その他に特定のミッションのクリア報酬として《F・G・D》と《龍の鏡》をデュエル開始時にデッキに追加する固有スキル『ドラゴニック・フュージョン』がある。彼のもう一枚のエース「アームド・ドラゴン」軸のドラゴン族デッキ最後の切り札といったところだろうか。ちなみに《龍の鏡》はこのスキルでしか使えない。
彼の期間限定イベントでOCG未登場の《おジャマンダラ》が手に入るものがあった。NPCの彼のデッキは【おジャマ】と【アームド・ドラゴン】があるが、後者はプレイヤーが使えない《仮面竜》と《ドラゴンフライ》を複数枚積んで《アームド・ドラゴンLV3》の特殊召喚と進化を狙ってくる。最悪一体でも生き残っていれば《アームド・ドラゴンLV5》のアドバンス召喚に繋げてくる。
- 天上院明日香(声:小林沙苗)★
召喚ムービー:《サイバー・ブレイダー》
「オベリスク・ブルーの女王」と称されるアカデミア切っての才媛。
主にサイバーと名の付く女性型モンスターを主力として使い、融合召喚も儀式召喚も使いこなす。
初期デッキのエースカードは《サイバー・ブレイダー》。相手フィールドのモンスターの数によって効果が変化する不安定さを持つが、いずれも強力。問題は初期の「E・HERO」同様素材が貧弱かつ、融合素材の代用が利かないところ。彼女のスキルには融合召喚や儀式召喚をサポートする『融合の使い手』及び『儀式の使い手』があり、融合と儀式の両方を得意とする彼女らしい。更に固有スキルとして、LPが一定値以下の時、1度だけ通常ドローの代わりにデッキ外から「サイバー・エンジェル」儀式モンスターを手札に加える『機械天使招来』と、デュエル開始時に《儀式の檻》を発動する『儀式の使い手2』を取得できる。
彼女が主力とする「サイバー・エンジェル」儀式モンスターはアニメGXにも登場していたが、放送終了後かなりの年月を経てアニメARC-Vが放送している第9期になってやっとOCG化した経緯があり、出たタイミングの所為もあって他のアニメGX産のカードの中でも特に高い能力を誇っていた。《エネミーコントローラー》が未だに【LIMIT2】に指定されているようなリンクス環境にそんなものが入ってきたらどうなるかはお察しください。結果としてカテゴリ内のカードが数枚ほど【LIMIT2】に指定されてしまった。【LIMIT2】の意味は上記のリミットレギュレーションのとおりである。
- クロノス・デ・メディチ(声:清水宏)★
召喚ムービー:《古代の機械巨人》
デュエル・アカデミアの実技担当最高責任者を務めるデュエリスト教師。
性格は概ね物語後半の様だ。
彼の主力「古代の機械(アンティーク・ギア)」は、自身の攻撃に対して相手に魔法・罠を発動させないモンスター効果を持っているのが主な特徴。その中でも最高クラスの攻撃力を持つエースカード《古代の機械巨人》は、アニメにおいて彼が使用する度にほぼ毎回違う手順で召喚されるという、デュエリスト生徒の手本たる教師らしい逸話を持つ。
期間限定イベント専用キャラであった頃、アカデミアの外でたるんでいる生徒を見かねて、このままでは自分の給料に響くと考えた彼は自腹を切ってまで報酬を用意し、生徒に特別授業を行った。イベント終了後、校長へ「デュエルリンクスで特別授業を行ったので時間外労働手当を貰いたい」と電話した所、事前に申告しないとダメだと言われてしまった。アニメで言っていたローンがまだあるらしい。
エースカードが攻撃力3000繋がりなのか、海馬瀬人に続いてスキル『粉砕!』を取得できる。他には自分の最初のターン開始時に自分フィールド上に《古代の機械城》を追加する『闇黒?古代の機械』がある。これにより、一部除いて攻撃力の低い「古代の機械」モンスターの強化や特殊召喚のできない上級以上の召喚サポートが容易になった。
- ユベル(声:鶴ひろみ)★
召喚ムービー:《ユベル》《神炎皇ウリア》《降雷皇ハモン》《幻魔皇ラビエル》
幼い頃の遊城十代が持っていたデュエルモンスターズのカード。それに宿る同名の精霊。
色々あって十代に対して極めて歪んだ愛情を持つようになった。その因縁は彼らの前世にまで遡る。
声優の鶴ひろみ氏は、デュエルリンクスにユベルが実装される以前に故人となってしまわれたが、ゲームに使う素材を予めまとめて作っておくという開発方針だったのが幸いし、生前に収録を終えていたため、無事オリジナルの声優での実装となった。
5D'sワールド実装手前になって始まった期間限定イベントで登場し、アニメ同様アカデミアの生徒達をデュエルゾンビにして襲い掛かって来た。どうやらアニメでの事件の後の展開の様だが、何故か昔の様に偏執的に十代を求める様になって現れた(しかも全員そのことをユベルと再会するまで忘れていた)。その時の使用デッキは、カードである自身を用いた【ユベル】。十代以外のどのキャラで挑んでも、「十代はどこだ?」と十代のことしか眼中に無い。高レベルのNPCユベルはデュエル開始時に、自身の進化形態である《ユベル-Das Abscheulich Ritter》や《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》を場に出してくる。いずれの形態も対策なしでの突破は困難だが、自発的にダメージを与える手段に乏しいデッキのため、数少ないダメージソースを潰してから放置するとデッキ切れで自滅する。
ノルマを達成するとプレイアブルキャラとして解放され、イベント終了時にはアニメ同様、十代と《超融合》して事態は終息した(所謂二十代になったりはしなかった)。
《ユベル》の採用を前提としたデッキは多くの場合最上級モンスターを多数取り入れたデッキになりがちで、特に《ユベル》の進化形態は基本的に手札事故要因である(5D'sワールドの場合、スキル『レベル上昇』によってLV10以上の《ザ・カリキュレーター》を作ったり出来るが)。それを多少改善してくれるのがユベルの固有スキル、1ターンに1度、手札の《ユベル-Das Abscheulich Ritter》、《ユベル-Das Extremer Traurig Drachen》1枚をデッキに戻して、デッキから《ユベル》1枚を手札に加える『我が名はユベル』である。また、後のイベントで、デュエル中1度だけフィールド上の自分の「ユベル」モンスターを墓地に送り、手札から1段階上の形態を出す『進化形態降臨』が取得できるようになった。メリットとして、スキルの効果で出したモンスターへ通常召喚・特殊召喚に誘発するカードは発動できない為、その手のカードの対策や任意のタイミングで他のカードを利用せずに進化出来る点が挙げられる。
- 三沢大地(声:増田裕生)★
召喚ムービー:《ウォーター・ドラゴン》
理詰めの頭脳派デュエリスト。
中級クラスの「ラー・イエロー」所属だが、並の「オベリスク・ブルー」生徒より余程優秀である。
彼が登場する条件は「自分のデッキの残りカード3枚以下で50回勝利する」という、たぶん言われないとわからないタイプのもの(基本的にレジェンドデュエリストの登場条件は非公開)。ハイスコア狙いのロックデッキを多用していたら出たという人が多いかもしれない。
初期デッキのエースカードは《ウォーター・ドラゴン》。召喚に必要なカードは一式入っているが《D-HERO Bloo-D》よりも圧倒的に難しい…。
アニメで六属性分のデッキを持っていたためか、彼の固有スキルはLPが一定値以下の場合、《ウォーターワールド》等の「特定の属性のモンスターの攻撃力は500ポイントアップし、守備力は400ポイントダウンする」フィールド魔法を任意で発動するものが六属性分存在する。相手を選ぶスキルだが、期間限定イベント「異次元の塔」は敵の使用デッキが特定の属性に統一されたテーマデッキのみであり、結構相性が良い。
NPCの彼のデッキには属性に関する効果を持ったカードが多く入っている他、高レベルだと《魔法の筒》、低レベルだと《白魔導士ピケル》が入っている。召喚するときは「入れた覚えないぞ」などと言い訳していた。ちなみに攻撃させるときはノリノリで攻撃名(ホワイト・プリンセス・マジック)を叫ぶ。
彼の期間限定イベントでは、独自に提唱する真のデュエル統一理論を証明すべく、同理論の下に構築された【化合獣】と、漫画版GXでの彼が使っていた【妖怪】デッキを持っていきなり走り出していった(流石に脱がなかった)。
- 丸藤翔(声:鈴木真仁)★
召喚ムービー:《スーパービークロイド-ジャンボドリル》
デュエル・アカデミアにおいて優秀な成績を修めてプロデュエリスト入りした丸藤亮の弟で、「ビークロイド」という機械族モンスターの使い手。
アニメでは落ちこぼれ扱いの「オシリス・レッド」からのし上り、「オベリスク・ブルー」にまで昇格した彼だが、今作では「ラー・イエロー」の制服を着ている。
元はイベント限定キャラで、後から遅れて来たという設定で登場した。現在はキャラゲットミッションをクリアすることで使用可能になるが、その一つに「遊城十代で丸藤翔のLV30とのデュエル中にE・HEROサンダー・ジャイアントを召喚する」というのがある。《E・HEROサンダー・ジャイアント》はNPC遊城十代とのデュエル報酬のドロップ品でSR枠。つまり非常に入手しづらい…。
初期デッキのエースカードは《スーパービークロイド-ジャンボドリル》。兄の《サイバー・エンド・ドラゴン》の下位互換と言われがちだが、あちらの場合リンクス環境では現状、後述の事情があって一長一短である。また、レベルアップ報酬で3枚《ビークロイド・コネクション・ゾーン》を取得できるのと、固有スキルで通常ドローの代わりにデッキ外から《ビークロイド・コネクション・ゾーン》を手札に加えるスキルや、通常ドローとは別に、EXデッキの《ロイド》融合モンスターの素材を1枚デッキから手札に加える『フュージョンリザーブ[ロイド]』もあるので融合サポートは厚い。ついでに、《サイクロイド》と《ペアサイクロイド》を名指しで対象にしている『補助輪』なる珍スキルもある。
アニメでは《サイクロイド》用の装備カードだった補助輪だが、LPが一定値減る毎に使用可能になり、対象モンスターが戦闘した後のバトルフェイズ終了時に対象モンスターを次の自分のターンまで除外するスキルになった。《ペアサイクロイド》の直接攻撃を通しつつ相手ターンに戦闘破壊されないように逃がすのが主な使い方。相手のターン毎に敗北しない程度に必要分ダメージ受けるのがコツである。《ホーリージャベリン》等はこの手のスキル発動条件を満たすのに非常に有用となった。
- ティラノ剣山(声:下崎紘史)★
召喚ムービー:《究極恐獣》
遊城十代の1年後輩で、「ラー・イエロー」所属の恐竜族使い。
十代との初デュエル以降彼の舎弟を勝手に名乗っており、丸藤翔とはどちらが弟分として相応しいかでしばしば言い争いになる。過去に事故で欠損した足の骨に恐竜の骨の”化石”を移植しそのDNAを取り込んだとか、劇中で恐竜化した精神体が軍事衛星を破壊した等、「まるで意味が分からんぞ!」を地で行く非常識なエピソードを持つが、アニメの視聴者からは「(GXの登場人物の中では)精神面は割と常識的」という相反する評価を受けている。
期間限定イベントで初登場したNPCの彼のデッキは勿論【恐竜族】なのだが、LV40のデッキ内容がOCGの「ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-」3つ分を(比較的強力なものを厳選して)30枚に圧縮したかの様なものだった。その所為でこのデッキだけ、デュエルリンクスの環境としては異次元の動きを可能とする(後発のイベントではマイルドに調整された)。
後に行われたキャラゲットイベントの後半では、電脳世界の電磁波に曝された結果、移植された恐竜の化石から取り込んだDNAが覚醒し暴走。究極恐獣に進化した「覚醒したティラノ剣山」とデュエルすることになる。その際の使用デッキは爬虫類族の「エヴォルド」から恐竜族の「エヴォルダー」に進化する「エヴォル」モンスターを中心とした【エヴォル】。相手ターンで数えて5ターン目にスキル『大暴れ』で自分が強制敗北する上に、追いつめられると『究極進化!』を発動し、デッキ外から《究極進化薬》を手札に加えて即座に「恐獣」モンスターの特殊召喚を行い、しぶとく生き残ろうとする(復刻時に『大暴れ』が強制引き分けになった)。初期LPは通常を大きく上回る8000。しかも「覚醒したティラノ剣山」を倒す毎にデッキを強化しながら上昇していき、LV100で20000に達する(デッキは強化される程「エヴォル」要素が薄くなる…)。他のスマホゲーにあるような、所謂「繰り返し挑む事によりLPを削り切る」を採用しており、フレンドと協力してダメージを与えることも出来る。
プレイアブル化した際は、十代の舎弟に甘んじるだけでなく、デュエリストとして彼を超えるべくデュエルキング目指して参戦する。ちなみに翔共々参戦が遅れた理由は、先発のメンバーから伝言を任されていた十代が2人に言うのをすっかり忘れていた所為。
初期デッキのエースカードは《究極恐獣》。攻撃力3000で相手フィールドのモンスター全てに1回ずつ攻撃出来る全体攻撃能力を持つ。「進化薬」系を筆頭に恐竜族サポートカードで召喚サポート出来るので、それらが有ればまあまあ出しやすい。アニメにおける彼の【恐竜族】デッキは、同じ恐竜族使いで通っているダイナソー竜崎とは違うコンセプトとして、恐竜の進化を題材にした「進化薬」というカードを使用していた。その為固有スキルとして、爬虫類族をレベルが3つ上の恐竜族に進化させる『恐竜さんに進化するドン!』や、通常ドローの代わりにデッキ内の「進化薬」カードをランダムでドローする『進化系デッキの使い手』、更にアニメにのみ登場した鳥獣族を恐竜族に進化させるカードのスキル版『超進化薬・改』を取得できる。
- 斎王琢磨(声:子安武人)★
召喚ムービー:《アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER》
かつてデュエル・アカデミアにエド・フェニックスのマネージャーとして共に入学してきた占い師。
自身を教祖とした「光の結社」なる組織を立ち上げて生徒達を洗脳し、信者を増やしながら世界の破滅を目論んでいた。実は本人も「破滅の光」という存在に支配されていたが、十代に敗北して以降は「破滅の光」から解放されて改心し、アカデミアを去って行った。しかし、何故かまた「破滅の光」に支配され、失った運命を見通す力をも取り戻してデュエルリンクスに現れた。立ち向かってくる相手に、今度は洗脳などという回りくどい事など必要ないと豪語して。
万丈目と明日香と三沢の3人はかつて洗脳されて彼の支配下に加わっていた時期があるのだが、その時の記憶は曖昧であるらしい。
原作エピソードではユベルと出会ったことが無いのだが、同じく「破滅の光」の波動を受けたよしみで勧誘してみるも、そもそも十代以外に全く興味が無いユベルに突っぱねられて激昂した(流石ユベル、全くブレない)。
使用デッキはタロットカードをモチーフとした【アルカナフォース】。コイントスの表裏をタロットカードの正位置と逆位置になぞらえ、出た面によってそれぞれ違う効果が発動し、天に運を任せるまさに占いの様なカード群だが、アニメの彼は回を追うごとに彼が言うところの運命力の高まりと共に都合の良い方の効果しか出なくなっていき、対戦相手を苦しめた。
イベントの後半では運命力が高まったことで運命を見透すどころか確定させてしまう「運命を見透す斎王」が登場。NPC専用スキル『揺るがぬ運命の輪』によって彼のコイントスは必ず表になり、基本的に有利な効果しか発動しなくなってしまう。デッキもさらに強化され、LV60には相手ターン毎に行うコイントスで表が出た場合、召喚と反転召喚を封じる《死神の巡遊》を搭載し、切り札召喚の時間稼ぎなどを行う。初期デッキのエースカードは当然《アルカナフォースXXI-THE WORLD》!…ではなく、彼曰く23番目の究極のアルカナこと《アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER》。これはこれで弱くは無いが、あっちはネタもロマンも兼ねた、ある意味究極のカードだった。召喚条件が「自分フィールドのモンスター3体を墓地に送る」なので、墓地に送れないトークンをコストにできない分エドの《D-HERO Bloo-D》より更に難しいが、デッキ内容を「アルカナフォース」に拘らなければ素材を揃えるのは難しくない。
固有スキルはやはりというか、「アルカナフォース」やコイントスに関係する効果が主で、彼の代名詞『当然 正位置!』は「アルカナフォース」モンスターの効果によるコイントスを必ず表(正位置の効果)にする。他に自分のコイントスが3回まで必ず表になる『絶対運命力!』や「アルカナフォース」モンスターのコイントスで得た効果を逆にする『逆転する運命』などがある。なお、彼が「アルカナフォース」関連カードのコイントスを行った場合のみ、アニメの様にカードが回転して正位置か逆位置で止まる演出になる。キャラゲットイベントが復刻された際には未だOCG化されていない《アルカナフォースXII-THE HANGED MAN》、《ザ・マテリアル・ロード》、《ザ・スピリチアル・ロード》、《ザ・ヘブンズ・ロード》が報酬としてタッグフォースシリーズと同じ効果で登場し、上記のロードと名の付く3枚のカードをサポートする新スキル『3本の光の柱』が登場したが、実装後イベント中にも関わらず調整の宣告がされた…。
5D'sワールド
数十年後の童実野町、ネオ童実野シティを模したワールド。シンクロ召喚とライディング・デュエルが大人気で、スタンダードデュエリストにはD・ホイーラーやセキュリティの姿も(ただし、やるのは普通のデュエル)。しかし、シグナ―達のエースカード(シグナ―の竜)はプレイアブルキャラの全初期デッキに入っていない。代わりに赤き竜の痣を介してデュエルワールドにエースカードを呼び出すスキル「赤き竜の痣:ドラゴン・○○○」をそれぞれ取得出来るようになっており、そのスキルをセットしてデュエルを開始した場合に、それぞれのエースモンスターがEXデッキに1枚追加され、更にチューナーモンスターが2枚メインデッキに追加される様になっている(《スターダスト・ドラゴン》のみワールド実装と同時配信されたパックにUR枠で封入されていた。どうやら順次追加されていくパックの目玉となっているらしい)。
特記事項として、5D'sワールドのキャラクターはシンクロ召喚を用いるため、自分フィールド上のモンスターのレベルを変化させたりチューナー化する汎用スキルを取得出来るようになっている。
- 不動遊星(声:宮下雄也)★
召喚ムービー:《スターダスト・ドラゴン》《ジャンク・ウォリアー》
《シューティング・スター・ドラゴン》
遊戯王5D'sの主人公。拾ったものでデッキからD・ホイールまで何でも作ってしまう頼れる青年。
彼曰く、デッキに入ってる「カードは拾った」【ジャンク】デッキを使用する。
「ジャンク」や「ウォリアー」と名の付く機械族及び戦士族モンスターを複数並べてシンクロ召喚に繋げるという、このワールドでの基本に忠実な構築。
デュエルリンクスへは武者修行中のジャック・アトラスに呼ばれて訪れた。呼んだ理由はここで決着をつけるためである。しかし、遊星の初期デッキには彼のエースカード《スターダスト・ドラゴン》が入っていなかった(後に判明することだが、プレイアブル化した際の初期デッキは皆、LV1チューナーの《ウォーター・スピリット》1枚除いてシンクロ関連のカードが一切入ってない)。ネットワークの世界に現実のカードは持ってこれないらしいと、考えてみれば当たり前のことをジャックに言われた。まずはここで己のデッキを磨き上げなければ勝負にならんと言われ、ジャックと別れた後、「カードは拾うか昔のように…」などと言っていたら赤き竜の痣が反応し、《スターダスト・ドラゴン》との絆はまだ繋がっていると確信した遊星は、ジャックとの決着の日に向けてデュエルリンクスでの活動を開始した。
上記の通り、彼のエースカード《スターダスト・ドラゴン》は、固有スキル『赤き竜の痣:ドラゴン・ヘッド』によってデュエル開始時にEXデッキに1枚追加され、メインデッキにチューナーの《ジャンク・シンクロン》2枚が追加される。実装当時《ジャンク・シンクロン》はこのスキルでしか使用できなかったが、後に配信されたパック「シークレット・オブ・ジ・エンシェント」に収録された。
他の固有スキルはLV2のモンスターや「ウォリアー」シンクロモンスターの攻撃力を上げたりするものである。
2019年の7月7日に、この日が遊星の誕生日ということで、通常ドローの代わりにデッキから任意の「シンクロン」チューナーをドローし、デッキの1番上のカードを墓地へ送る新スキル『調律』と《ジャンク・ウォリアー》の召喚ムービーが実装された。
- ジャック・アトラス(声:星野貴紀)★
召喚ムービー:《レッド・デーモンズ・ドラゴン》
不動遊星やクロウ・ホーガンの昔からの友人にしてライバルであり、かつてはネオ童実野シティのライディング・デュエルにおいて無敗神話を打ち立てていたデュエルキング。
現在は遊星にその座を明け渡した元キング(モブにも言われた…)。
5D'sワールド実装当初はワールド突入直後のイベントにのみ登場した。武者修行のためにデュエルリンクスに来ていたらしい。遊星と決着をつけるために彼を呼んだが、デュエルリンクス内での彼はまだまともにデッキが完成していないので、決着はいずれということになった。
後日配信された期間限定イベントでは、頃合いと見るや彼は遂に動き出した。使用デッキはアニメでも使っていた《マルチ・ピース・ゴーレム》と、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》をそれぞれエースとする【融合召喚】と【シンクロ召喚】だが、後者には《レッド・デーモンズ・ドラゴン》3枚積みの上、《フレア・リゾネーター》が入っていたためユーザーから偽物扱いされた・・・。
期間限定のキャラゲットイベント時の彼に遊星で話しかけた場合、「お前に全てを叩きつける!デュエルに取り憑かれたジャック・アトラスの魂を!」と格好良く宣言していたが、(ゲートから)デュエルする場合、消費アイテムとしてあの「ブルーアイズマウンテン」を要求してくる(LV40への挑戦権として最低40杯)。クロウで話しかけた場合、「自分が飲みたいからってそいつを俺たちに集めさせてんのか?」と彼が問いただした所「当たり前だ!!」と、完全にコーヒーに取り憑かれていた・・・。クロウは心の中で思った、(呆れて物も言えねぇ……)と。
なお、3人の関係を龍可は、弟(ジャック)に世話を焼くお兄さん(遊星とクロウ)と評していた。イベント後半ではジャックとのライディング・デュエルが発生(龍亞、龍可でも挑戦可能)。コイントスではなくイベントシーンが流れて先攻が決まる。このデュエルでのみ、お互いに強制設定されるスキル『Sp-アクセラレーション』は、お互いにスピードカウンターが乗るようになり、《スピードワールド2》のカウンターを消費して発動するものと似た効果を使えるが、内容は一部変更されている。
このイベントのノルマ報酬の最後に「ピリ辛レッドデーモンズヌードル(のアイコン)」をジャックから直々に渡される。最後の一個だそうな。そんな彼のエースカード《レッド・デーモンズ・ドラゴン》は、固有スキル『赤き竜の痣:ドラゴン・ウィング』の効果でEXデッキに追加され、更にメインデッキにチューナーの《ダーク・リゾネーター》2枚が追加される。《ダーク・リゾネーター》は、1ターンに1度の戦闘破壊耐性を持つ、そこそこ場持ちの良いチューナーだが、LV3なのでLV8である《レッド・デーモンズ・ドラゴン》のシンクロ召喚には、更にLV5分の素材を用意する必要がある。LV5で比較的特殊召喚しやすいモンスターを入れるか、《ダーク・リゾネーター》と合わせて自分フィールドのモンスターレベルの和を8にし易い構築にすると出しやすいだろう。なお、《ダークリゾネーター》はジャックのレベルアップ報酬で数枚取得できる。
他の固有スキルには「デーモン」シンクロモンスターを強化する『キング・オブ・デーモン』がある。更にエースモンスターの攻撃力が3000繋がりでスキル『粉砕』も取得できる。《レッド・デーモンズ・ドラゴン》は後日配信されたパック「アブソリュート・インフェルノ」に収録された(これで『キング・オブ・デーモン』と併用出来るようになった)。
- クロウ・ホーガン(声:浅沼晋太郎)★
召喚ムービー:《ブラックフェザー・ドラゴン》
遊星やジャックの昔からの友人で、身寄りのない子供達の面倒を見ている。「鉄砲玉のクロウ」の異名を持つ。彼の主力「BF(ブラックフェザー)」は、大量展開と変幻自在の攻防を得意とする。
彼を登場させるにはスタンダードデュエリストとして現れるセキュリティとのデュエルで、デュエル評価5000以上を出して勝利する必要がある。漫然とやってもなかなか出ないスコアなので、多少デッキ構築やスコアの取り方を考える必要がある。
当初はジャックが勝手に武者修行に行ってしまったこと等に文句を言っていたが、デュエルを見ていて火が付き、デュエルキングの称号を手土産に帰ると子供達に誓い、参戦した。
彼のエースカード《ブラックフェザー・ドラゴン》は、固有スキル『赤き竜の痣:ドラゴン・テイル』の効果でEXデッキに追加され、更にメインデッキにチューナーの《BF-極北のブリザード》2枚が追加される(《ブラックフェザー・ドラゴン》は後日配信されたパック「ブラックストーム・ライジング」に収録されたが極北のブリザードは未だ入手手段が無い)。極北のブリザードには自分の墓地のLV4以下の「BF」を特殊召喚できる効果があるが、《ブラックフェザー・ドラゴン》はLV8なので、この効果だけではシンクロ召喚できない。「BF」は大量展開が得意なので、カテゴリで統一すると出しやすいだろう。
- 十六夜アキ(声:木下あゆ美)★
召喚ムービー:《ブラック・ローズ・ドラゴン》
主に植物族や薔薇をモチーフとしたモンスターを主力とし、かつて対戦相手をデェエルでの衝撃を実体化させるサイコパワーで痛めつけ、「黒薔薇の魔女」と恐れられた本物の超能力者であるサイコデュエリスト。昔はその能力を疎まれ酷く荒んでいたが、今は遊星達のおかげで救われた。
ここへは遊星とジャックを追って来た。
黒薔薇の魔女時代から愛用するエースカード《ブラック・ローズ・ドラゴン》は、彼女の固有スキル《赤き竜の痣:ドラゴン・レッグ》でEXデッキに追加され、メインデッキにチューナーの《コピー・プラント》が2枚追加される(両方とも現在はパック「ブレイジング・ローズ」に収録されている)。ちなみに《コピー・プラント》はその効果故に、《ブラック・ローズ・ドラゴン》等の奇数レベルのシンクロ召喚にはいささか工夫を要する。
他の固有スキルに、自分の墓地に《ダーク・ヴァージャー》を1枚追加した状態でデュエルを始める『墓地より芽吹くもの』がある。自分フィールドに植物族チューナーが召喚された時に墓地から特殊召喚できる効果を持つので、シンクロ召喚のサポートの他、大量展開からのリリースコスト等に使えるだろう。
- 龍亞(声:洞内愛)★
召喚ムービー:《パワー・ツール・ドラゴン》
正義感が強く心優しいが少し調子に乗りすぎる面のある少年。龍可の双子の兄。表示形式によって効果の変わるモンスター「D(ディフォーマー)」の使い手。
アニメでは全キャラ中最も著しい成長が描かれるキャラである。
彼のエースカード《パワー・ツール・ドラゴン》も初期デッキに入っていない。「マイナスからのスタートだ」とは龍亞の言。
今作の彼はまだシグナ―に目覚めておらず、《パワー・ツール・ドラゴン》自体はシグナ―の竜として扱われないので他のシグナ―と違い、キャラLV4で取得できる固有スキル『勇気と力をドッキング!』の効果でEXデッキに追加され、メインデッキにチューナーの《D・リモコン》2枚が追加されるようになっている(両方とも後日出たパック「パワー・オブ・ブレイブ」に収録された)。《D・リモコン》は同じ「D(ディフォーマー)」モンスターとのシナジーを強く意識したカードなので、龍亞のレベルアップ報酬やデュエル報酬に加え、前述の「パワー・オブ・ブレイブ」に収録された「D(ディフォーマー)」サポートカードと同時に使うことで真価を発揮する。他の固有スキルは《パワー・ツール・ドラゴン》の効果発動の為等、装備魔法を多数積むことを想定した効果となっている。
- 龍可(声:寺崎裕香)★
召喚ムービー:《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》
龍亞の双子の妹。兄と違って落ち着いたしっかり者。カードの精霊が見える。
彼女を登場させるには龍亞を使って100勝する必要がある。
兄と違いデュエルキングを目指そうとは考えていないが、出来るだけ仲間たちと一緒に居たいという思いから参戦した。
彼女のエースカード《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》は、現在OCGにおいて禁止カードに設定されているが、その主な理由が「OCG環境で、基本自分にだけ有利かつ強力なフィールド魔法を使うデッキが増えた為」というのが有力で、今のリンクス環境なら一部のデッキの天敵になったり、味方になるくらいだろう。他のシグナ―同様彼女の固有スキル『赤き竜の痣:ドラゴン・クロー』の効果でEXデッキに追加され、メインデッキにチューナーの《スポーア》2枚が追加される。
《スポーア》自体が特殊な効果を持ったチューナーだが、使いこなせれば様々なレベルのシンクロ召喚に繋げられる。
他の固有スキルは龍亞のスキルのフィールド魔法用といった感じのもの。なお、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》は、後日配信されたパック「シークレット・オブ・ジ・エンシェント」に収録された。また、《スポーア》も期間限定配信の「セレクションボックス Vol.02」に先行収録された。
- 牛尾哲(声:落合弘治)★
召喚ムービー:《ゴヨウ・ガーディアン》
ネオ童実野シティの治安維持局に属する警察組織「セキュリティ」の特別捜査課課長補佐。
正義感はあるが粗暴な性格で、かつては遊星やサテライト(ネオ童実野シティの下層地域で、その頃は完全なスラム街だった)の住人を見下していたが、彼らとの交流を経て考えを改めた。顔の傷は遊星をライディング・デュエルで追跡中に敗北した際の事故で付いたもの。
ここへは、上司の深影課長にパトロールを命じられて出動した(どうやら、彼らの再来が懸念されているらしい・・・)。プレイアブルキャラとして解放した際には、引き続きデュエルリンクスのパトロールを命じられた。
彼のエースカードは、かつてOCGにおいて「ゴヨウライン(攻撃力2800)」という基準を作り出した元凶《ゴヨウ・ガーディアン》(その結果、OCGで自身が御用になった黒歴史が…)。このカードが持つ戦闘破壊した相手モンスターを奪い取る効果を参考に、後続の「ゴヨウ」モンスターが作られた。やはり初期デッキには入っておらず、固有スキル『ゴヨウだ!ゴヨウだ!』と『であえ!ゴヨウ・ガーディアン!』の効果でのみEXデッキに入る(前者は「ゴヨウ」モンスターからランダムで、後者はチューナーの《ジュッテ・ナイト》2枚がメインデッキに追加され、デメリットとしてEXデッキがこれ1枚になるというのがあったのだが、改定でシグナ―達の様に「EXデッキにこれが1枚追加される」に調整された)。
他には、「ゴヨウ」シンクロモンスター1体の攻撃力を、自分の場の相手モンスターの数×500アップする『これが権力だぁ!』を取得できる。
また、海馬瀬人とクロノス・デ・メディチに続いて『粉砕!』を取得できる(いずれも各アニメ作品の本編中、主人公が行う最初のデュエル相手となった人物であり、なおかつその時のエースモンスターは攻撃力3000で場に出ていたという繋がりがある)。後に、ジャックが取得可能となったことで、初披露したエースの攻撃力が3000というくらいしか共通点が無くなった。
なお、彼は原作「遊☆戯☆王」の第1話に登場した同名の悪役キャラと同一人物という設定らしいが、年齢のことは考えてはいけない。ちなみに、上記のイベントのノルマ報酬を全て手に入れた際、捜査協力者への報酬が無くなってしまった為、「世の中 金だけじゃねーよな?金に目が眩むとろくな目に会わねーと思うぜぇ オレは!」などと言っていた。「今日からこの牛尾がキミのボディーガードを買ってでよう!」「あら~…… 金だ!カネカネ! 金だらけだ~~!」
- DS(ダークシグナー)鬼柳京介(声:小野友樹)★
召喚ムービー:《地縛神 Ccapac Apu》
かつて遊星、クロウ、ジャック達の兄貴分として、共に「チーム・サティスファクション(通称満足同盟)」というチームを結成し、サテライトでデュエルギャングとして活動していた青年。
しかし、それで満足出来なかった彼はセキュリティに手を出して逮捕された上に大事なデッキを奪われ、勘違いだが遊星達に裏切られたと思い込む。そんな絶望の淵の中で、赤き竜の痣を持つシグナ―と敵対する「地縛神」の痣を持つダークシグナーとして覚醒し、シグナ―であり裏切り者である遊星をつけ狙う復讐鬼と化した。
最初はやはり遊星への恨み節全開で登場し、上記の顛末をイベントで語りながら勝手に弾けて、イベントが終わると勝手に帰って行った。
NPCの彼の使用デッキは「自分の手札が0枚の時に効果を発揮する」というTCGの常識から考えると極めて特異なカテゴリ「インフェルニティ」を擁する【インフェルニティ】。EXデッキには《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》が入っており、破壊するとアニメ同様「地縛神」を手札に加える宣言をするが、そっちが入ってないので意味が無い…。
ダークシグナーの代名詞の一つであるダークシンクロモンスターは、OCG化した際に全てシンクロモンスターに変更されているのだが、彼が元ダークシンクロモンスターのモンスターをシンクロ召喚をするとダークシンクロ召喚風の演出になる。
後にキャラゲットイベントが開催した時に再来し、今度は《地縛神 Ccapac Apu》を引き連れて現れた。クロウからは何故またダークシグナーに戻ってしまったのか問われるも、復讐に燃える彼にはどんな言葉も届かない。シグナ―ではない龍亞は妹を守る為、牛尾はセキュリティとして戦うことになる(上述した様にセキュリティとは因縁があるので、とばっちりだが鬼柳の復讐対象である)。
このイベントは「覚醒したティラノ剣山」をよりレイドバトルらしく改めた形式になっており、正式に「レイドデュエル」として「地縛神 Ccapac Apu」の膨大なLPを他のプレイヤーと共に削るイベントとなっている。ルールはほぼ「覚醒したティラノ剣山」と同じで、相手ターンで数えて5ターン後にCcapac Apu自身が攻撃を行い引き分けに持ち込まれる。デュエル自体は鬼柳が行い、ダメージは全部Ccapac Apuが受ける。救援を行うことでランダムに別のプレイヤーのレイドに参加可能だが、出現してからリアル12時間以内に倒せないと去ってしまう。LPは最終的に覚醒した剣山すら遥かに凌ぐ30万近くに達することも有り、LVが高い程「インフェルニティ」の凶悪なカードが大量に積まれたデッキを使用し、LV500~1000には《始皇帝の陵墓》と共に《地縛神 Ccapac Apu》が入っており、膨大なLPからたった2000払って平気で出してくる。しかし、シンクロモンスターとシグナ―の竜は与える戦闘ダメージが倍(後者は3倍)になるという特効を持たされている。また、5戦に1回ライディングデュエル方式で専用スキル『Sp-アクセラレーション』とキャラクターのスキルが両方使えるため、デッキや引き次第で十分単独攻略可能 。イベント終了時はアニメ同様遊星に倒され、綺麗な顔で「こんなんじゃ……満足できねえぜ……」と言い残して消えて行ったが…。
プレイアブルキャラとして解放してもやはり満足していないのか、まだまだ暴れる気でいる。エースカードはナスカの地上絵に封印されていた邪神《地縛神 Ccapac Apu》。攻撃力3000で直接攻撃出来る効果を持っているが、フィールド魔法カードが無いと自壊する重いデメリットがある。初期デッキには《闇》と共に1枚ずつ入っている。
準エースである《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》はイベント報酬の他、固有スキルに初期手札0枚の代わりにこのカードが場に出た状態でデュエルを開始出来る『ハンドレスコンボ100』と、EXデッキに1枚追加し、メインデッキに《インフェルニティ・リベンジャー》2枚が追加される『ダークチューニング100』によって使用できる。
他の固有スキルは開始時の手札が1枚になる代わりにそのデュエル中の通常ドローが2枚になる『ワンハンド・スターター』や「地縛神」と「インフェルニティ」サポート等。
- DS(ダークシグナー)レクス・ゴドウィン(声:小手伸也)★
召喚ムービー:《地縛神 Wiraqocha Rasca》
ネオドミノシティの治安維持局レクス・ゴドウィンがダークシグナーとなった姿。実の兄ルドガーから受け継いだ赤き竜の力と邪神の二つの力を持つ存在となった。彼はこれによって究極の神となり、永きに渡る赤き竜と邪神の戦いを世界の破壊と再生を以て終わらせようと考えていたが、シグナ―達によって倒された。しかし、デュエルリンクスで彼は復活し再びかつての野望を成し遂げようとしていた。
倒すと正気に戻った彼から、デュエルリンクスに現れるダークシグナーの正体を明かされる。彼らは人々の記憶からデュエルリンクスが作り上げた幻であり、何度倒されてもダークシグナーとして復活するという。
彼は散り際にダークシグナーとして暴れる自分たちを止めてくれる様遊星達に頼み、遊星達もそれを約束した。
劇中ダークシグナーになってから突然尊大な口調に変わった所為か、固有スキルの効果テキストの「自分」が「我」になっている。
ZEXALワールド
DM、DSOD、GX、5D'sとは違う世界に存在するハートランドシティという町を模したワールド。この世界ではエクシーズ召喚が主流で、D・ゲイザーというゴーグルや眼鏡の様な道具によるARデュエルを行っている。遊馬やアストラルに言わせると皇の鍵の中に似た雰囲気があるという。
このワールドのキャラクターはエクシーズモンスターの攻撃力をエクシーズ素材の数だけ上げるスキルや、「No.(ナンバーズ)はNo.でしか戦闘破壊出来ない」というアニメでの特殊効果を再現するスキルを取得出来るようになっている。
- 九十九遊馬&アストラル(声:九十九遊馬・畠中祐/アストラル・入野自由)★
召喚ムービー:《No.39 希望皇ホープ》《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ZEXALシリーズの主人公。アニメの最初こそ素人だったが、アストラルと名乗る謎の存在と出会い、彼の記憶であるナンバーズ・カードを巡ってライバル達とデュエルを続けていくにつれて腕を上げていく。
デュエルリンクスに遊びに来たは良いものの、なんと今まで集めたナンバーズ・カードがデュエルリンクス中に飛散してしまい再び集める事に・・・。NPCとしては【オノマト】を使用する。
エースカードの《No.39 希望皇ホープ》はパック配信だが、スキルとして1枚だけ最初からデッキに入れる事ができるようになっている。他の固有スキルは主にオノマトやナンバーズに関するもの。
- 神代凌牙(声:増田俊樹)★
召喚ムービー:《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》
遊馬のライバルの一人で札付きの不良として悪名が知れ渡っていた。通称「シャーク」。
その通称通り、サメがモチーフの水属性モンスターを主に使用する。マジックコンボも健在である。
デュエルリンクスに来た時、かつて自身に取り憑いた《No.17 リバイス・ドラゴン》を見つけ、事態を把握。そんな状態でデュエルに興じている遊馬に激怒する。その際再びナンバーズに取り憑かれてしまっていた。しかしデュエル後、彼はあっさりリバイス・ドラゴンを遊馬に渡す。実は取り憑かれたフリをして遊馬の覚悟を試していただけであり、以降は彼もナンバーズ集めに手を貸すことに。
エースカードの《No.32 海咬龍シャーク・ドレイク》は遊馬同様スキルとして最初から1枚だけ使用可能。固有スキルはランク4以下エクシーズや水属性、海竜族を指定する効果。
- 武田鉄男(声:嶋田真)★
召喚ムービー:《ブリキの大公》
遊馬の友人の少年。遊馬とのデュエルは物語開始当初までで50連勝していたらしい。
デュエルリンクスで遊馬と再会した後は共に飛散したナンバーズ・カード集めを手伝うことに。
NPCとしては主に【ゼンマイ】を使用。
エースカードの《ブリキの大公》は小鳥同様スキルとして使用可能なほか、レベルアップやドロップ報酬として取得可能。他の固有スキルは機械族等に関するもの。
ARC-Vワールド
多くのデュエル塾やデュエルスクールがひしめき合うARC-Vのスタンダード次元を模したワールド。スタンダードデュエリストにも所属先の有名無名を問わず塾生やスクールの生徒がいる。榊遊矢が使うまで存在していなかったペンデュラム召喚だが、現在では広く認知されている様である。
このワールドのレジェンドデュエリストはペンデュラムモンスターによって魔法・罠ゾーンが圧迫されるのを軽減するため、条件付きでPゾーンを追加できるスキルをいくつか習得できる。
VRAINSワールド
原作の主舞台であるLINK VRAINS(リンク ヴレインズ)を模したワールド。
その他(非プレイアブルキャラ)
- スタンダードデュエリスト(声:書き切れないので省略)
モブデュエリスト。
各デュエルワールドに一定数のアイコンが現れ、タッチすることで彼らとデュエルする事が出来る。デュエル終了後、経験値やデュエル評価によるドロップ報酬(主に「ゲート・キー」)が入手できる。
経験値はレジェンドデュエリストに挑んでも入手できるが、ゲートからは「ゲート・キー」を要求され、それ以外では、期間限定イベントやランダムにデュエルワールドに現れるのを待つ必要がある。
DMワールドのステージレベルが一定レベルに達すると各ワールドの彼らのレベルも上昇し、より強力なデッキを使ってくるようになる。
他のスマホゲーにおけるスタミナシステムは彼らの配置人数という形で実装されており、最大人数はDMワールドのステージレベルを一定レベルまで上げることで増加する(時間経過で湧き、瞬時に湧かせる消費アイテムの存在や、現金でのみだが、その購入も出来る)。ちなみに非効率だが、ランク戦でも経験値が入るので対人戦が大好きなら好きなだけキャラのレベル上げは出来る。
- 名もなき決闘者(声:なし)
全デュエルワールドに現れる、帽子を目深に被った謎の決闘者。
見た目はまんまタッグフォースシリーズの主人公(所謂コナミ君)。
スタンダードデュエリストと違い、ランダムで特別ルールを課した上でのデュエルになる。特別ルールの内容はこちらにのみ有利なものから一方的に不利なものまで三段階存在する。
使用するデッキはランク戦の高ランカーの物からランダムで選ばれる為、普通に戦っても相当強く、特別ルールが「自分だけ初期手札1枚」の時は、相手が手札事故でも起こさない限り勝てる気がしない。
ただし、スキルを使用しないので、特定のスキルを発動するのが大前提のデッキを使用した時は戦術自体が崩壊する。ちなみに特別ルールの難易度で獲得経験値に補正が掛かるが、負けてもスタンダードデュエリストの倍くらいの経験値が貰えるので損は無い。
ほぼお題に勝敗が左右されるということで廃止され、選ばれるデッキはほぼ全てのランク戦参加者からとなり、そのデュエリストのランクによって獲得経験値が変動する様になった。初期よりNPCには扱いきれないカードも増えた為、結果としてある程度以上のカード資産があれば勝利しやすくなっている。
- 磯野(声:なし)
海馬コーポレーションの社員で瀬人やモクバの部下でありとても忠誠心が強いが、彼ら兄弟によく振り回されている苦労人。デュエルリンクスでは主にKCカップの進行や、デュエルリンクスの稼働状況をまとめたKCレポートの管理を行っている。
- 人形(声:なし)
ちゃんと生きている人間だが、千年ロッドの力でマリクの操り人形にされた男。
「バトルシティ編」を追体験できる期間限定イベントで登場。その時使っていたデッキは、原作やアニメで《オシリスの天空竜》召喚の生贄を揃えるために使った《スライム増殖炉》と《悪夢の鉄檻》、そしてオシリスの攻撃力を無限に上げるとされたコンボ「ゴッド・ファイブ」のキーカードに、スライム強化のために《湿地草原》と《スター・ボーイ》を追加した物を使っていた。「世界配信1周年記念キャンペーン」で登場した彼を倒すと《オシリスの天空竜》が貰える。
- エンシェント・フェアリー・ドラゴン(声:なし)
龍可のエースモンスターで、カードの精霊として龍可と会話できる。
龍可のキャラゲット時のイベントシーンに登場し、デュエルキングを目指してはいないからと参戦を遠慮していた龍可の本心を見抜き、デュエルリンクスへの参戦を促した。
イベント
キャンペーンなども含めて毎日何かしら二つくらいの期間限定イベントを並行して開催している。大きなイベントはだいたい終了間際にアンケートの解答を求められる(解答は任意)。アンケート結果が毎度ある程度反映されている様で、同様のイベントが開催した時は修正点を告知される。いずれもがっつりやれば結構な量の報酬が手に入る美味しいイベントだが、報酬カードは入手機会が非常に限られている物が多く、タイミングを逃すと取得が面倒になる場合がある。なお、特定のキャラクターのプレイアブル化が目玉報酬になっていたイベントは、そのキャラの多くが常設の条件で入手可能となったので、ごく一部を除いて再開催の見込みは薄いと思われる。
- 期間限定レジェンドデュエリスト登場
イベント仕様のレジェンドデュエリストがそれぞれのワールドにランダムで現れるようになるミニイベント。
プレイアブルキャラとしてゲットできるようになる前のお披露目的な意味と、なにかしらの理由で普段より強力なデッキを携えて現れる様になる二つのパターンがある。
ドロップカードの為、ハイスコア狙いデッキの餌食になる事が多いが、年々強くなっている気がする。
- デュエリストへの挑戦状
魔界発現世行きデスガイドからパズルデュエルの挑戦状が来るミニイベント。
5問くらい出題され、5問目ともなると常設の問題よりかなり難しい。
城之内は頭を抱えて遊戯に泣きつき、リシドとイシズはマリクそっちのけで楽しんでいたことがある。
- デュエル・ラン
単純にNPCでもランク戦でも良いのでデュエルしまくることでポイントを稼ぎ、一定ポイント毎に報酬が貰えるミニイベント。
実施期間全体で達成するノルマと、毎日リセットされるデイリーノルマの二つがある。
- ミッションサーキット
デュエル・ランに変わる様に始まったミニイベント。
デュエルをすると達成したミッションによってポイントが入り、5D'sのSDキャラがD・ホイールでサーキットを累計ポイント100に付き1周する。確率で「シグナ―の竜」が登場すると次回のポイントが5倍になる。
基本的にデュエル・ランと同じだが、周回し続ければ低確率で報酬を手に入れ続けることが可能。
SDキャラとD・ホイールは、アニメで詰めデュエルをしたときのものが元ネタ。
- デュエルクエスト
誰とでも良いのでデュエルすればポイントが入り、その分だけドット絵のダンジョンをRPG風の武藤遊戯が降りていき、各階のアイテム(階毎に用意された物の中からランダム)を取得していくミニイベント。フレンド登録したプレイヤー同士でポイントに微量のボーナスが掛かる。
ちなみにこのドット絵は、コナミがMSX時代に出したゲーム「王家の谷」が元ネタ。
- 決闘年代記
アニメ遊戯王シリーズのストーリーをすごろく形式で追体験出来る大型イベント。
止まったマスでイベント視聴やアイテムを得ながら要所毎にストーリーに準じたデュエルを行い、ラスボスを倒すことでクリアとなる。進めている内に得たガチャコインを支払い、専用ガチャ(ランダム)を回してイベント限定カードを手に入れることができる。
過去にDM「決闘者の王国編」・「バトル・シティ編」、GX「アカデミア入学編」・「光の結社編」を開催したことがある。
- 冒険盤RPGモンスターワールド
闇バクラ主催のTRPG風ダンジョンの攻略を目指す大型イベント。
スタミナを消費しながらダンジョンを移動し、ダンジョンを探索してレベルを上げながら頂上の「闇の支配者ゾーク」の討伐に挑む。各階層には宝箱とモンスターが配置されており、宝箱からは各種アイテムとイベント専用デッキが手に入る。モンスターと遭遇すると戦闘になり、ダイスによるターン制バトルか、手持ちのイベント専用デッキを使用したデュエルで戦うことになる。やはり、ここで手に入れたガチャコインで専用ガチャを回すと限定カードを手に入れられる。
ゲームマスターは闇バクラなので、途中に入るイベントは彼が進行を行うが、原作の様にえげつないことはしてこない。
- 異次元の塔
デュエルモンスターズのモンスターが対戦相手を務める塔を文字通り勝ち上がっていく大型イベント。
相手のデッキは全て塔の属性と一致するテーマで統一、残りLPは持ち越しという共通点がある。初勝利時のみライフゲインを得るスキルやカードでデュエル中に回復出来る他、時間経過や手に入る回復薬で回復出来る。回復薬は一応課金でも買える。やはり報酬で専用ガチャを回せる(変則ルールのBOXガチャ)。
このイベントは対戦相手のモンスターが喋るのだが、ビックバイパーが出て来た時は元ネタである「グラディウス」ネタ満載のセリフを無線通信風に喋り、やり込み報酬がグラディウスのスリーブとデュエルフィールドとアイコンであった。
- KCカップ
海馬コーポレーション主催のデュエル大会。
1stと2ndの2段階のStageに分かれており、1stStageではランク戦同様に勝ち続ける事でDlvを20まで上げると2ndStageに挑戦できる。初期Dlvは開催月の前月のランクで上下する。
2ndStageは持ち点のDP(0点でも失格では無い)を賭けて戦い、最終的に一番多いプレイヤーの優勝になる。優勝者には現実の世界大会への参加権が与えられるらしい。
2ndStageの上位陣はまさしくガチ勢や廃人が群雄割拠している状態だが、1stStageを突破するだけでもけっこう美味しい。
- タッグデュエルトーナメント
NPCのレジェンドデュエリストとタッグを組んでトーナメントに挑む大型イベント。
相手はNPCだが、味方もNPCなのでタッグフォースの経験があると不安かもしれないが、デッキ自体は強いので存外勝てる。また、1度トーナメントに優勝すると次周から味方ターンを操作可能に設定出来る。
立ちはだかるNPCタッグはガチコンビからネタ度の高い組み合わせまで様々。
迷宮兄弟と光と闇の仮面はこのイベントでのみ二人組のデュエリストになる(プレイヤーが使用すると自分のターンを兄弟や光と闇で交互に回す)。トーナメントを勝ち上がって行くと確率で乱入者タッグが登場する。対戦の組み合わせや乱入者はイベント毎に変わり、何故かユベルがゾンビ生徒と乱入していたことも。こちらも報酬で専用ガチャ(ランダム)が回せる。
関連動画
関連項目
- 遊☆戯☆王
- 遊戯王OCG
- デュエルリンクス
- スピードデュエル
- デュエルターミナル
- 遊戯王オンライン
- 遊戯王マスターデュエル
- 遊戯王DM
- 遊戯王GX
- 遊戯王5D's
- 遊戯王ZEXAL
- 遊戯王ARC-V
- 遊戯王VRAINS
- 遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS
- エクストラライフ(遊戯王)
- 遊戯王関連項目の一覧
外部リンク
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- 0pt