プロ野球2019とは、2019年の日本プロ野球における動向である。
1月 | 7日 | 【移籍】広島から巨人へFA移籍した丸佳浩の人的補償として、長野久義が巨人から広島に移籍。 |
15日 | 立浪和義、権藤博が野球殿堂入り。 | |
2月 | 1日 | キャンプイン。 |
23日 | オープン戦開幕。 | |
3月 | 26日 | 【移籍】DeNAの熊原健人と楽天の濱矢廣大が交換トレード。3月29日公示。 |
29日 | レギュラーシーズン開幕。 | |
4月 | 30日 | 平成最後の公式戦。 |
5月 | 1日 | 令和最初の公式戦。改元日に公式戦が行われるのはNPB史上初。 |
20日 | 巨人の上原浩治がシーズン中の現役引退を表明。 | |
6月 | 1日 | ヤクルトがセ・リーグワーストタイとなる16連敗。 |
4日 | 令和初のセ・パ交流戦開幕。 | |
23日 | セ・パ交流戦、福岡ソフトバンクホークスが通算8度目の優勝。 | |
25日 | セ・パ交流戦全日程終了。パ・リーグが10年連続14度目の勝ち越し。 | |
26日 | 【移籍】巨人の吉川光夫・宇佐見真吾と日本ハムの鍵谷陽平・藤岡貴裕が交換トレード。6月28日公示。 | |
27日 | オリックスのジョーイ・メネセスがドーピング違反で1年間の出場停止処分。同日契約解除。 | |
30日 | 【移籍】中日の松井雅人・松井佑介とオリックスの松葉貴大・武田健吾が交換トレード。また中日のスティーブン・モヤがオリックスへ金銭トレード。7月2日公示。 | |
7月 | 1日 | 中日が応援歌「サウスポー」の使用自粛を発表。歌詞の中の「お前」というフレーズが不適切という意見があった、という理由が議論を呼ぶ。 |
2日 | 【移籍】広島の下水流昂と楽天の三好匠が交換トレード。7月4日公示。 | |
4日 | 【移籍】阪神の石崎剛とロッテの高野圭佑が交換トレード。7月5日公示。 | |
7日 | 【移籍】巨人の和田恋と楽天の古川侑利が交換トレード。7月8日公示。 | |
11日 | フレッシュオールスターゲーム(楽天生命パーク)。ウエスタンが5-1で勝利。小園海斗がMVP。 | |
12日 | オールスターゲーム第1戦(東京ドーム)。6-3でパ・リーグが勝利。 森友哉がMVP。 |
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13日 | オールスターゲーム第2戦(阪神甲子園球場)。11-3でセ・リーグが2016年第1戦以来3年ぶりの勝利。 サイクルヒットを達成した近本光司がMVP。 |
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16日 | DeNAの綾部翔が2017年に未成年の女性と不適切な関係を持ったとして無期限謹慎処分。 | |
24日 | 広島の緒方孝市監督が6月30日DeNA戦後に、野間峻祥を複数回平手打ちしたとして厳重注意処分。 | |
8月 | 13日 | 西武対オリックス19回戦で退場者3人のプロ野球ワーストタイ記録(史上6度目)。 |
17日 | 広島のサビエル・バティスタがドーピング検査で陽性反応を示したとして登録抹消・自宅謹慎。9月3日に半年間の出場停止処分となる。 | |
28日 | 日本ハム対西武23回戦(釧路市民球場)で日没コールドゲーム(20年ぶり)。 | |
9月 | 6日 | ソフトバンクの千賀滉大が千葉ロッテマリーンズ戦で令和初・育成出身初のノーヒットノーラン。 |
14日 | 中日の大野雄大が阪神タイガース戦でノーヒットノーラン。同月に2人が達成するのは1985年6月の郭泰源・田中幸雄以来34年ぶり。 | |
21日 | 【セ・リーグ】巨人が5年ぶり37回目のリーグ優勝。 | |
24日 | 【パ・リーグ】西武が2年連続23回目のリーグ優勝。 | |
30日 | レギュラーシーズン全日程終了。9月中に全日程が終了したのは1964年以来55年ぶり。 | |
10月 | 1日 | 戦力外通告:第1次通告期間開始。10月4日まで。 |
13日 | 【クライマックスシリーズ・パ】ソフトバンクが4勝1敗(アドバンテージ含む)で西武を破り、3年連続19回目の日本シリーズ進出。2位チームによる4タテは2014年の阪神以来2度目。 | |
【クライマックスシリーズ・セ】巨人が4勝1敗(アドバンテージ含む)で阪神を破り、6年ぶり35回目の日本シリーズ進出。 | ||
14日 | 戦力外通告:第2次通告期間開始。日本シリーズ終了翌日(日本シリーズ出場チームは終了5日後)まで。 | |
17日 | ドラフト会議。本ドラフトで74名、育成ドラフトで33名が指名された。 詳細は2019年度新人選手選択会議を参照。 |
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19日 | 日本シリーズ開幕。巨人とソフトバンクの対戦は2000年以来19年ぶり。 | |
23日 | 【日本シリーズ】ソフトバンクが4勝0敗で3年連続10回目の日本一。日本シリーズ4タテは2005年のロッテ対阪神以来14年ぶり、3連覇は1990年~1992年の西武以来27年ぶり。 | |
24日 | FA宣言申請期間開始。11月1日まで。 | |
26日 | 【移籍】ソフトバンクの中田賢一が阪神へ無償トレード。 | |
11月 | 2日 | 第2回WBSCプレミア12開幕。17日まで。 |
3日 | FA交渉解禁。 | |
12日 | 12球団合同トライアウト。舞洲ベースボールスタジアム(大阪シティ信用金庫スタジアム)にて。 | |
17日 | 第2回WBSCプレミア12決勝戦。日本が韓国を5-3で破り初優勝。鈴木誠也が大会MVP。 | |
18日 | 【移籍】楽天がロッテからFA宣言した鈴木大地の獲得を発表。11月27日公示。 | |
25日 | 【移籍】ロッテが楽天からFA宣言した美馬学の獲得を発表。12月3日公示。 | |
26日 | NPB AWARDS 2019。セ・リーグMVPは坂本勇人、パ・リーグMVPは森友哉。 | |
【移籍】ロッテがソフトバンクからFA宣言した福田秀平の獲得を発表。12月16日公示。 | ||
12月 | 2日 | 2020年度契約保留者名簿および自由契約選手公示。 |
19日 | 【移籍】ロッテの涌井秀章が楽天へ金銭トレード。 | |
【移籍】美馬学の人的補償で酒居知史がロッテから楽天へ、鈴木大地の人的補償で小野郁が楽天からロッテへ移籍。 |
※2018年の順位順。球団をクリックすると球団の枠に飛びます。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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前年に菊池雄星がポスティングシステムを使用しメジャー移籍、浅村栄斗がFAで楽天に移籍があったが戦力補強せず、炭谷銀仁朗の人的保障として内海哲也を獲得。新外国人のザック・ニールを獲得した。
1番に金子侑司、3番に秋山翔吾を置く新打線を組んだがこれが機能せず、打線が機能しても投手が打たれ、投手が好投しても打線が機能しないというどっちつかずの状況となり、勝率5割前後を行き来する。7月9日には首位ソフトバンクとのゲーム差が最大8.5ゲーム差あったが、不振の山川穂高が4番を外れ、打撃スタイルが変わった中村剛也が4番に入ったことで山賊打線が復調に向かう。9月11日のソフトバンクとの首位攻防戦を制して首位に立ち、マジック2としていた9月24日にソフトバンクが敗れ、西武がロッテに勝利したことで2連覇を達成。年号をまたがっての連覇は史上初だった。なお投手成績は2年連続で最下位で、防御率4点台での連覇も史上初となる。
クライマックスシリーズではこの年もソフトバンクと対戦する。初戦は8回以降に救援陣が打たれ逆転負けを喫すると、その後も先発が試合をつくれず王手をかけられる。4戦目は台風19号の影響で1日順延となり、迎えた4戦目でも投手陣が9失点を喫し、終わってみれば4戦で32失点、また打線も4戦で13得点と抑えられて4連敗。パ・リーグ初となる、優勝チームが自力で1勝もできずのCS敗退となった。
首位打者を森友哉、最多安打を秋山翔吾、本塁打王を山川穂高、打点王を中村剛也、盗塁王を金子侑司と、打撃タイトルを総なめにした。
選手 | No | プレイヤー |
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汎用テーマA | 17680 | |
汎用テーマB | 17681 | |
新・投手のテーマ | 17682 |
一軍 | 二軍 | 三軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
---|---|---|---|
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投手:千賀滉大、甲斐野央、松田遼馬。
野手:内川聖一、松田宣浩、甲斐拓也、高谷裕亮。
以上7名。これが2019年の開幕から、「登板機会なし」以外の理由で抹消されることなくレギュラーシーズン閉幕まで一軍にいた選手の全てである。故障者の続出はほぼ毎年のこととはいえ、2019年のホークスを襲ったのはソフトバンクになってからでも過去最悪レベルの故障禍であった。
FAで浅村栄斗と西勇輝の獲得を目指したが争奪戦に敗れ、外国人選手も全員残留したため開幕時点でドラフト以外の補強ゼロで迎えた2019年は、開幕早々に柳田悠岐、中村晃、ジュリスベル・グラシアル、長谷川勇也、福田秀平が離脱、上林誠知も怪我をして外野が壊滅。江川智晃や塚田正義も離脱していたため二軍から昇格させられる外野手がいないという異常事態になり、スタメン外野手が全員内野手という珍事が10試合近くに亘るという笑えない状態に陥る。
投手陣も、前年に続いて岩嵜翔とデニス・サファテが不在な上、リック・バンデンハークや石川柊太も不在、東浜巨は絶不調の挙げ句に6月で離脱。前年活躍した加治屋蓮や嘉弥真新也、アリエル・ミランダらも不調。打線の中核である柳田は長期離脱となってしまい、普通なら最下位争いに突入してもおかしくないような状況だった。
しかし、先発では高橋礼や大竹耕太郎、リリーフではルーキーの甲斐野央を筆頭に松田遼馬、椎野新、高橋純平といった若手が次々と台頭。野手陣も周東佑京や釜元豪をはじめとした若手を積極的に登用するやりくりで主力の穴を埋めつつ、ジュリスベル・グラシアルや松田宣浩、開幕当初なぜか絶好調だった今宮健太らが打線を牽引。前年の西武のように開幕からスタートダッシュを決めたチームがなかったこともあり、ボロボロのチーム状況の中ながら通算8度目の交流戦優勝を果たすなど選手層の厚さで楽天・日本ハムと首位争いを繰り広げ、気付けば前半戦終了時点で2位の日本ハムに7ゲーム差(21世紀では最大)をつけ独走、かと思われた。
だが、打線の中核を担っていたグラシアルが7月に国際大会出場のためチームを離れたあたりから、徐々に雲行きが怪しくなり始める。7月末には日本ハムに0.5ゲーム差まで詰め寄られ冷や汗をかくが、8月に入ると日本ハムが大失速し再び首位独走……かと思いきや、そこから猛烈に追い上げてきたのは西武だった。ソフトバンクは8月下旬に柳田が待望の復帰を果たし逃げ切りを図るが、肝心の復帰した柳田が不調。一気に西武に詰め寄られ、8月末からは西武との熾烈なマッチレースに突入する。
9月1日で西武との直接対決が残り2戦になり、引き分け数が多かったため2ゲーム差をつければマジック点灯だったが西武に断固マジック点灯を阻止され続ける。大の苦手だったロッテ戦で千賀滉大がノーヒットノーランを達成したりしつつも、0.5ゲーム差まで詰め寄られて迎えた最後の直接対決2連戦を1勝1敗で終えてついにマジックを点灯させた。しかし最大の起爆剤であったはずの柳田復帰が不発に終わった打線は深刻な得点力不足に陥り、僅差の試合が続くためにリリーフの負担が増える悪循環。この状況で西武の勢いをかわしきるだけの余力は既になく、9月15日に首位陥落すると、あえなく24日に最大8.5ゲーム差を逆転される2年連続のV逸が決定した。
V逸の最も直接的な原因は4位のロッテに8勝17敗と大幅に負け越した(しかも優勝した西武はロッテに16勝8敗1分)ことだが、根本的な原因は終盤の得点力不足だっただろう。チーム防御率はリーグ1位ながら、柳田や中村晃といった四球を選べる打者が長期離脱したせいか本塁打数リーグ1位にも関わらず総得点はリーグ4位、チーム得点圏打率は最下位という得点効率の悪さはいかんともしがたく(総得点は前年より100点以上減少)、結局最後に勝負を分けたのは打線の破壊力が生む勢いだったと言える。
ところが、ポストシーズンに入るとにわかに風向きが変わる。楽天とのクライマックスシリーズ・ファーストステージ初戦を千賀で落とし崖っぷちに追いつめられたが、残り2戦をリリーフ陣の奮闘でなんとかものにし6年連続ファイナルステージ進出(最長タイ記録)を決めると、前年に続いて西武とのファイナルステージで突如として打線が大爆発。4試合で32得点を挙げ西武を投打ともに圧倒し、パ・リーグ初となる4連勝で2年連続の下剋上、3年連続の日本シリーズ進出を決めた。
2000年のON対決以来の顔合わせとなった巨人との日本シリーズでもその勢いは止まらず、打線が巨人のリリーフ陣を粉砕。投手陣も第1戦の千賀は7回3安打1失点、第2戦の高橋礼は7回1安打無失点など坂本勇人・丸佳浩・岡本和真ら巨人の主軸打者を完全に封じ込め、完勝と言っていい内容で2005年のロッテ対阪神以来となる4連勝でのスイープを達成(球団としては南海時代の1959年以来2度目。ちなみにそのときの相手も巨人)。球団初となる3年連続日本一に輝いた。またこの日本一で、2011年の中日、2014年の阪神、2015年のヤクルト、2017年のDeNA、2018年の広島に続き、2010年代だけでセ・リーグ6球団を全て1回ずつ日本シリーズで撃破するという謎の記録も達成した。
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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ドラフト会議では金足農フィーバーの一端を担った吉田輝星を1位で獲得。新外国人としてジャスティン・ハンコック、ジョニー・バーベイトを獲得。前年活躍した高梨裕稔やレアードが他球団へ流出するが、元オリックスの金子千尋、台湾リーグで活躍していた王柏融などが加入した。
シーズンでは勝率5割前後を行き来していたが、前半戦終了前に4連勝したことで首位争いに加わる。しかし8月には球団月間ワーストの20敗を喫し、優勝争いから一転、最下位に転落する。9月は10勝10敗と持ち直したが、最終的には5位だった。
この年を以て、シーズン開幕前から引退を表明していた田中賢介がユニフォームを脱いだ。
選手 | No | プレイヤー |
---|---|---|
渡邉諒 | 17697 | |
王柏融 | 17699 |
一軍 | 二軍 | 育成 |
---|---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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長い間活躍した金子千尋が日本ハム、西勇輝がFA宣言で阪神、中島宏之が巨人に移籍する。西の人的保障として竹安大和、元ロッテの成瀬善久を獲得した。
シーズンでは終始低迷を続けた。
前年度から問題視されてた打線は更に冷え込み、さらに新戦力として獲得したジョーイ・メネセスが絶不調の上に6月にはドーピングに引っ掛かりそのまま契約解除というケチをつけられる。
ロメロは居るときは打つものの離脱を繰り返し、マレーロ・T-岡田は絶不調で打線は相変わらず吉田正尚頼りとなるが、肝心の正尚も春先は絶不調という有様である。
更に追い打ちをかけるように前年度好調だったリリーフ陣が崩壊。
山本由伸は先発に転向し、増井の絶不調によるクローザーの離脱や黒木のトミー・ジョン手術によるシーズン終了、澤田の骨折、吉田一将と岩本輝の絶不調などこれでどうやって戦えばいいというのかというレベルになり、前年度活躍したリリーフが近藤大亮以外は全員消えるという異常事態に発展。
一方で先発陣は山岡泰輔、山本由伸のダブルエースを筆頭に、K-鈴木、榊原翼などが比較的好調だった時期があったとはいえ打線不調による極度なムエンゴに悩まされる。
リリーフもディクソンのクローザー転向、海田智行の復活により再び安定し、打線も中日からスティーブン・モヤを獲得してテコ入れを図る。
前年のドラフトで7位ながらも中川圭太の順調な活躍や大城の好調などもあり打線がつながる時期も短いながらもあり、一時期は絶不調の日本ハムを追い抜いて5位に立った時期もあった
しかし、そこを襲ったのが前年度も猛威を振るった故障渦である。
去年同様に大城滉二、西野真弘、ロメロ、安達了一といった好調になった選手や復調気味の選手が立て続けに離脱し、先発も山本由伸、榊原翼が離脱し、最終的には日本ハムに追い抜き返される形で最下位が決定した。
山本由伸が最優秀防御率、山岡泰輔が最高勝率のタイトルを獲得した。岸田護が現役を引退した。
選手 | No | プレイヤー |
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大城滉二 | 17698 |
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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北海道日本ハムファイターズからブランドン・レアードを獲得。日本の野球に慣れている彼は4月だけで8本塁打を記録し、お寿司ポーズでにぎわせたが、チームは乗り切れなかった。スイッチヒッターのケニス・バルガスも結果を残せず、オフに戦力外通告を受けた。7月にはレオニス・マーティンを獲得し、攻守において活躍し、52試合の出場ながら14本塁打を記録。来期に展望を残した。
選手 | No | プレイヤー |
---|---|---|
岡大海 | 17708 | |
藤岡裕大 | 17709 | |
ブランドン・レアード | 17710 |
一軍 | 二軍・育成 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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石井一久がGM(ゼネラルマネージャー)に就任し、首脳陣も刷新される。
ドラフト会議では辰己涼介を4球団との競合の末に交渉権を獲得し契約。西武からFA宣言した浅村栄斗と、新外国人としてアラン・ブセニッツ、ジャバリ・ブラッシュを獲得した。
シーズン開幕前に応援歌が日本音楽著作権協会から警告があったのを機に応援歌が全て刷新される事態となったが、著作権の問題をクリアした応援歌については引き続き使用できることになった。
シーズンでは浅村栄斗とブラッシュを加えた新打線が機能し、前年とは雲泥の差で首位争いに加わる。最終的に3位に入ったが、監督を務めていた平石洋介の退任がクライマックスシリーズを前に発表され、クライマックスシリーズでは第1戦で勝利したが、その後は2連敗を喫し、ファイナルシリーズ進出はならなかった。
選手 | No | プレイヤー |
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浅村栄斗 | 17655 | |
今江年晶 | 17659 | |
嶋基宏 | 17669 | |
島内宏明 | 17686 | |
田中和基 | 17656 | |
茂木栄五郎 | 17657 | |
チャンステーマ2 | 17672 |
一軍 | 二軍 | 三軍 | |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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丸佳浩がFAで巨人に移籍し、人的保障として長野久義を獲得。新外国人としてカイル・レグナルト、ケーシー・ローレンスを獲得した。
シーズンでは4月は12勝15敗と負け越していたが、5月に20勝を挙げ首位浮上。しかし交流戦では5勝12敗と大きく負け越して首位陥落とジェットコースターのような状況になる。8月にチームが復調していた中、主力の一人だったサビエル・バティスタがドーピング違反で離脱。9月に失速し、阪神の猛追を振り切れなかったことで4年ぶりの4位に終わり、これを受け緒方孝市は監督を退任した。
選手 | No | プレイヤー |
---|---|---|
長野久義 | 17637 | |
サビエル・バティスタ | 17634 |
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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4月は16勝11敗で2位だったが、5月中旬から6月1日まで球団ワーストタイの16連敗を喫し、6月2日に勝利を挙げるも、悪い流れを断ち切ることはできず15敗も喫した。その後も低迷し続け、9月には小川淳司監督の解任が発表された。
20歳の村上宗隆が20歳ながらチーム最多の36本塁打を記録。来季への展望が見えた。
選手 | No | プレイヤー |
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井野卓 | 17623 | |
廣岡大志 | 17621 | |
村上宗隆 | 17622 |
一軍 | ファーム | 巡回 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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オリックスを自由契約となった中島宏之、シアトル・マリナーズを退団した岩隈久志を獲得。FA宣言した丸佳浩(広島)、炭谷銀仁朗(西武)を獲得したが、人的保障で広島に長野久義、西武に内海哲也が移籍する。新外国人としてライアン・クック、クリスチャン・ビヤヌエバを獲得した。
5年ぶり37回目のリーグ優勝を果たし、クライマックスシリーズでも阪神を4勝1敗で下した。
しかしソフトバンクとの日本シリーズでは1勝もできずに敗退した。
選手 | No | プレイヤー |
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大城卓三 | 17687 | |
重信慎之介 | 17688 | |
炭谷銀仁朗 | 17689 | |
田中俊太 | 17690 | |
中島宏之 | 17691 | |
丸佳浩 | 17692 |
一軍 | 二軍・育成 |
---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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シーズンでは4月は10勝17敗と最下位に低迷していたが徐々に立て直し、5月にはヤクルトの連敗もあって5位に浮上。セ・パ交流戦では10勝7敗と勝ち越し、4位に浮上する。後半戦からは筒香嘉智を2番、ネフタリ・ソトを3番、ホセ・ロペスを4番に置く新打線を組んだ。夏場には巨人と優勝争いを繰り広げるが、9月に7勝12敗と負け越し巨人に及ばなかったが、2位で終えたことで、クライマックスシリーズを初めて横浜スタジアムで迎えることになった。
クライマックスシリーズでは3位の阪神と対戦したが、第3戦で2-1で敗戦した。
選手 | No | プレイヤー |
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伊藤光 | 17695 | |
中井大介 | 17696 |
一軍 | 二軍 |
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投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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かつて中日ドラゴンズで投手をつとめていた与田剛が監督に就任した。
チームは4月13日の阪神戦で勝利し、実に1046日ぶりとなる貯金生活を手にするなど、シーズン序盤こそは好調ムードが漂っていたものの、ゴールデンウィーク辺りから失速、再び借金生活に戻った。シーズン終盤の9月になると再び好調になり、一時は逆転CSも狙える立ち位置まで登り詰めるも、24日のベイスターズ戦で敗れるとCSは完全消滅。球団史上最悪の7年連続のBクラスが確定した。
だが、各選手とチームの各指標を見ていくと決して悪くはない、それどころか優勝していてもおかしくない成績だったことがわかる。
各選手に目を向けると打撃面では大島洋平、高橋周平、ダヤン・ビシエドらが打線を牽引した。二塁手に起用された阿部寿樹は常に打率3割前後をキープするなど、新たな主力に加わった。守備面では、大島洋平外野手、高橋周平三塁手がゴールデングラブ賞受賞。遊撃手の京田陽太も受賞こそ逃したが、数々の好守備で存在感をアピールした。投げては、先発投手の柳裕也が自身初の2桁勝利でチーム最多勝利数を獲得。更に大野雄大投手が9月14日にノーヒットノーランを達成、最優秀防御率賞受賞と、0勝に終わった前シーズンからの大復活を遂げる活躍を見せた。前シーズンの大きな課題であったリリーフ陣も、今シーズンでもまだ不安は残ったものの、最優秀中継ぎ投手に選ばれたジョエリー・ロドリゲス投手、血行障害によりシーズン途中から復帰した藤嶋健人投手らが踏ん張りを見せた。
その結果、ドラゴンズはチーム打率リーグ1位(.263)、チーム防御率リーグ3位(3.72)、失策数に至ってはセ・リーグ最少タイ記録となる45を記録した。
...と、これらの指標を見れば「優勝チームか?」と思われても仕方ないが、これはリーグ5位のチームの成績である。
それもそのはず、得点数リーグ5位、本塁打数12球団最下位という指標が示すとおり、とにかく打線が繋がりを欠いたのである。前述の投手陣の好投をよそに打線が好機を活かせず、ロースコアゲームで敗北するという展開が非常に多かった。とりわけゲーム後半の巻き返し不足は度々取り沙汰され、5回終了時に負けているときの勝率がシーズン中盤までなんと0であり、この惨状に「反発力なし」と親会社のスポーツ紙にすら断言されてしまった。事実、チームが12回のサヨナラ負けを記録する中、サヨナラ勝利はたったの2回、しかもその内訳は押し出し四球と相手の失策によるサヨナラ勝利であり、サヨナラヒット(ホームラン含む)は一本たりとも出なかった。
このように結局のところ、どれだけ好成績を残そうと、「得点が多いほうが勝ち」という野球の大原則の前ではどうしようもならず、チームを勝利から遠ざけてしまったのである...。7年連続Bクラスに落ち込む中では最も勝率が高かっただけに、非常に悔しい結果に終わったと言える。
今シーズンから監督に就任した与田監督だが、シーズン中に応援歌の是非を巡ってネット内外で大炎上を引き起こす騒ぎとなった。しかし、一時は某大型掲示板で「即戦力外ドラフト」とまで呼ばれてしまった2014年ドラフト組の加藤匠馬捕手、井領雅貴外野手、遠藤一星外野手を一軍の主力へ導いたり、前年の根尾昂に引き続き2019年ドラフト会議でも石川昂弥を一位指名で交渉権を獲得するなど、一定以上の評価は受けている模様である。
選手 | No | プレイヤー |
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ソイロ・アルモンテ | 17618 | |
根尾昂 | 17620 |
一軍 | 二軍 |
---|---|
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 |
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オリックス・バファローズからFA宣言した西勇輝、ロサンゼルス・エンゼルスのジェフリー・マルテ、元中日のオネルキ・ガルシアを獲得した。
この年から矢野燿大が監督を務める。開幕後は1番に木浪聖也、2番に近本光司の新人2名を配置。しかし糸井嘉男、福留孝介らベテランに故障者が相次いだため得点力不足に陥り、前半戦終了時点で4位に低迷した。9月下旬は6連勝で締めくくり、2年ぶりにAクラス入りした。
クライマックスシリーズではDeNAを2勝1敗で下したが、巨人に1勝4敗で敗退した。
選手 | No | プレイヤー |
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糸原健斗 | 17641 | |
エフレン・ナバーロ | 17640 | |
ジェフリー・マルテ | 17639 | |
陽川尚将 | 17642 |
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機構 / 月 |
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||||
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投手 | 球団 | 野手 | 球団 | 投手 | 球団 | 野手 | 球団 | |
4月 | 山口俊 | 巨人 | 坂本勇人 | 巨人 | 有原航平 | 日本ハム | 山川穂高 | 西武 |
5月 | 今永昇太 | DeNA | 高橋周平 | 中日 | 千賀滉大 | ソフトバンク | 秋山翔吾 | 西武 |
6月 | 山口俊 | 巨人 | 糸井嘉男 | 阪神 | 千賀滉大 | ソフトバンク | 鈴木大地 | ロッテ |
7月 | 山崎康晃 | DeNA | ロペス | DeNA | 山岡泰輔 | オリックス | 吉田正尚 | オリックス |
8月 | ブキャナン | ヤクルト | 西川龍馬 | 広島 | ブセニッツ | 楽天 | 森友哉 | 西武 |
9月 | 西勇輝 | 阪神 | 福田永将 | 中日 | ニール | 西武 | 吉田正尚 | オリックス |
太字は権利を行使した選手。
セントラル・リーグ | パシフィック・リーグ | ||||
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球団 | 国内FA権 | 海外FA権 | 球団 | 国内FA権 | 海外FA権 |
巨人 | 西武 | ||||
DeNA | ソフトバンク | ||||
阪神 | 楽天 | ||||
広島 | ロッテ | ||||
中日 | 日本ハム | ||||
ヤクルト | オリックス |
2010年代 | プロ野球2010 | プロ野球2011 | プロ野球2012 | プロ野球2013 | プロ野球2014 |
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最終更新:2024/11/01(金) 09:00
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