エースコンバットシリーズに登場する機体について、主に性能や、各作品またはシリーズ全体での扱われ方をこの記事で紹介する。
初代や2などで型が明記されていなかった機体は、その機体シリーズで一般的と思われるもの(例えば、F-4ならF-4E、F-14ならF-14A)として扱う。
※以下、一部ネタバレが含まれているので、未プレイ作品がある方は閲覧注意。
プレイヤーが使用できる機体
登場機体は主に、第2世代(F-104やMiG-21など)から第5世代(F-22やSu-57など)のジェット戦闘機で構成されている。実戦配備された機体は勿論、戦闘能力の分からない実験機も採用されており、実在機だけでも登場機は60機以上に及ぶ。2からは架空機が登場し、それらは各作品で強力な機体として扱われることが多い。一部の作品ではジェット戦闘機ではないものも使用できる。
本記事では、パッケージやムービーなどで大々的に取り上げられている機体を主役機と呼称する。これに抜擢されたことがあるのは、F-22,Su-35/37,F-14,F-15,XFA-24Aである。中でもF-22はその回数が最も多い。基本的に、主翼と水平尾翼で構成され、2枚の垂直尾翼と双発エンジンを持つ、高性能な大型戦闘機が主役機とされる傾向にある。また、Xiの架空機XFA-24Aを除くと、いずれも有名で、戦闘機ファンに人気がある。2と3では、戦闘機を扱った作品では珍しく、ロシア機を主役にしている。なお、どの作品でも主役機が常に優遇されているとは限らない。例えば、3では大抵のムービーで架空機が中心になっていたり、F-22が主役のX2ではEDムービーをSu-37に取られたりしている。
日本未発売作品のAdvance,NORTHERN WINGSや、非フライトSTG作品のTRIGER FINGER,AR AIRCRAFT HANGARを除いた全ての作品に登場している「皆勤機体」は、F-22,F-117(7では使用不可),EF-2000の3機のみ。系列機として皆勤であるのはF-16,Su-27の2機。
登場機体表
| 機体名 | 初代 | 2 | 3 | 04 | 5 | ZERO | X | 6 | Xi | X2 | AH | 3D | INF | 7 |
| A-4 | ○ | |||||||||||||
| A-6E | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | |||||||||
| EA-6B | ○ | ○ | □ | |||||||||||
| AV-8B | × | × | × | × | × | × | × | × | □ | × | ○ | × | ||
| A-10A | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
| YA-10B | ○ | |||||||||||||
| A-10C | ○ | |||||||||||||
| ATD-0 | □ | |||||||||||||
| EF-2000 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| F-1 | ○ | ○ | □ | ○ | ||||||||||
| F-4E | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ▽ | ○ | ○ | ▽ | ||
| F-4G | ○ | ○ | ||||||||||||
| F-4X | ○ | |||||||||||||
| F-5E | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ||||||||
| F-20A | ○ | ○ | □ | |||||||||||
| X-29A | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | |||||||
| RF-12A2 | ○ | |||||||||||||
| F-14A | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | □ | ||||||||
| F-14B | ○ | □ | ||||||||||||
| F-14D | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | |||||
| F-15C | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| F-15E | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
| F-15J | □ | ○ | ||||||||||||
| F-15S | ○ | |||||||||||||
| F-15SE | ○ | □ | ||||||||||||
| F-15S/MTD | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | □ | □ | |||||
| F-15ACTIVE | ○ | |||||||||||||
| F-16C | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| F-16E | ○ | |||||||||||||
| F-16F | ○ | □ | ||||||||||||
| F-16XL | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | □ | |||||||
| F-16XF | ○ | |||||||||||||
| F-16XFU | ○ | |||||||||||||
| F-2A | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| F-2A SK | □ | |||||||||||||
| F/A-18C | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
| F/A-18E | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | |||||||
| F/A-18F | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
| F/A-18F B3 | □ | |||||||||||||
| EA-18G | ○ | ○ | ○ | × | ||||||||||
| F-22 | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ○ | □ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| FB-22 | ○ | ○ | ○ | □ | □ | |||||||||
| YF-23A | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | □ | ○ | ||||
| F/A-32C | ○ | |||||||||||||
| F-35A | □ | |||||||||||||
| F-35B | ○ | ○ | ||||||||||||
| F-35C | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| F-104C | ○ | |||||||||||||
| F-117A | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
| J-35J | ○ | ○ | □ | |||||||||||
| JA-37 | × | ○ | ○ | |||||||||||
| JAS-39C | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ||||||
| JAS-39E | ○ | |||||||||||||
| JAS-39F | ○ | |||||||||||||
| MiG-21bis | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||
| MiG-21-93 | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | |||||||||
| MiG-29A | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| MiG-35D | □ | □ | ||||||||||||
| MiG-31B | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | × | ○ | □ | ○ | ||||
| MiG-31M | ○ | ○ | ||||||||||||
| MiG-1.44 | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | |||||||||
| Su-24M | ○ | |||||||||||||
| Su-24MP | ○ | ○ | ||||||||||||
| Su-25 | ○ | ○ | ||||||||||||
| Su-25TM | ○ | ○ | ||||||||||||
| Su-27 | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | × | □ | |||||||
| Su-30M2 | ○ | |||||||||||||
| Su-30SM | ○ | |||||||||||||
| Su-32 | ○ | ○ | ||||||||||||
| Su-33 | ○ | ○ | □ | ○ | ||||||||||
| Su-34 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
| Su-35 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ||||||||||
| Su-35S | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
| Su-37 | × | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | □ | ○ | □ | ○ | ||
| Su-47 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ||
| S-32 | ○ | ○ | □ | ○ | ||||||||||
| Su-57 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
| トーネードGR.1 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
| トーネードGR.4 | ○ | ○ | ○ | □ | □ | |||||||||
| トーネードF2 | ○ | |||||||||||||
| トーネードF3 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
| トーネードECR | ○ | |||||||||||||
| ミラージュ2000C | × | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
| ミラージュ2000D | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
| ミラージュ2000-5 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||
| クフィルC7 | ○ | |||||||||||||
| ラファールB | ○ | |||||||||||||
| ラファールC | ○ | |||||||||||||
| ラファールM | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
| ホーク | ○ | |||||||||||||
| A6M5 | ○ | ○ | □ | |||||||||||
| Bf109 G-10 | □ | |||||||||||||
| F6F-5 | ○ | ○ | ||||||||||||
| P-38L | □ | |||||||||||||
| スピットファイアMk.IXe | □ | |||||||||||||
| B-1B | × | × | × | × | △ | □ | ||||||||
| B-2A | × | × | × | × | × | × | × | × | △ | × | □ | × | ||
| AC-130U | △ | × | ||||||||||||
| AH-64D | × | × | × | × | × | × | × | × | ○ | × | × | × | ||
| Ka-50 | × | □ | × | |||||||||||
| MH-60 | △ | |||||||||||||
| Mi-24 | × | × | ○ | × | ||||||||||
| ボーイング747-200B | △ | |||||||||||||
| ADFX-01 | ○ | □ | □ | |||||||||||
| ADA-01B | □ | |||||||||||||
| ADF-01 | × | × | □ | |||||||||||
| FALKEN | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | □ | ||||||
| ADF-11F | □ | |||||||||||||
| ASF-X | □ | □ | □ | |||||||||||
| XFA-24A | ○ | ◎ | ○ | |||||||||||
| XFA-27 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | □ | |||||||
| XFA-33 | ○ | ○ | □ | |||||||||||
| XFA-36A | ○ | |||||||||||||
| CFA-44 | ○ | □ | □ | □ | ||||||||||
| GAF-1 | ○ | □ | ||||||||||||
| XR-45 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
| YR-99 | ○ | ○ | ||||||||||||
| R-101 | ○ | □ | ||||||||||||
| R-101U | ○ | |||||||||||||
| R-102 | ○ | |||||||||||||
| R-103 | ○ | |||||||||||||
| R-201 | ○ | |||||||||||||
| R-201U | ○ | |||||||||||||
| R-211 | ○ | |||||||||||||
| YR-302 | ○ | ○ | ○ | |||||||||||
| R-311 | ○ | |||||||||||||
| X-49 | ▽ | □ | ||||||||||||
| XR-900 | ○ | |||||||||||||
| UI-4054 | ○ | |||||||||||||
| X-02 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | □ | ||||||||
| X-02S | ○ | |||||||||||||
| スカイキッド | □ | |||||||||||||
| ダークスター | □ | |||||||||||||
| R-352 | △ |
実在機
ジェット戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
実在機を基にした架空機はこちらに記載する。3のコフィン化機体は、基にしたと思われる実在機の項目がある場合、そこからさらに項目を派生して解説する。
- A-4 スカイホーク
2で最初から使用できる小型攻撃機。低性能だが安定性だけが妙に高い。 -
A-6系
- A-6E イントルーダー
2初出。序盤の純粋な攻撃機として登場する。A-10を一回り抑えたような性能をしている。
シリーズを通して目立たない立ち位置にいる攻撃機だが、INFでは本来2連射のUGBを4連射できることやナゲッツ仕様の特別機が登場したことで、登場が遅かった機体にもかかわらず思わぬ注目を浴びることとなった。特にナゲッツ仕様機については、並列複座にナゲッツが2体並んで座っていることやコクピットにナゲッツの恋人と思われる写真が貼られていることから、先に登場したASF-Xの「Happy New Year」以上のネタ機体となっている。 -
EA-6B プラウラー
5初出。A-6の電子戦機型。ECMPを装備する。性能のバランスは取れているが、特殊兵装の搭載量が少なく、戦闘機としても攻撃機としても中途半端。
- 主な搭乗者
- シュネー隊
- 主な搭乗者
- A-6E イントルーダー
- AV-8B ハリアーⅡ+
ほぼ全ての作品に登場しているVTOL機。小規模の基地などを防衛する敵の迎撃機として扱われるのがほとんど。初代から実に16年間敵専用機だったが、AHでついにプレイヤー機に昇格した。ただしVTOL機能の再現はなく、超低速でも失速しにくい程度。 -
A-10系
ほぼ全ての作品に登場する。攻撃機の中でも最も対地攻撃に特化した性能を持つ機体。外見・性能共に生粋の攻撃機であるが故に、コアな人気を博している。
被弾を前提にした頑丈なボディ、低速での優れた旋回性能、兵器搭載量の高さ、30mm機関砲アヴェンジャーなどの実際の特徴はゲームにも反映されている。安定性と耐久力がとても高く、特に耐久力に関しては全機体中最高。安定性の高さ故ヨーは利きやすく、100マイル未満の超低速飛行が可能。特殊兵装の搭載量にも優れており、XAGMやFAEBによる圧倒的な火力で地上部隊を短時間で撃滅できる。作品によっては機銃の威力と連射性能が他の機体より強化されていることも。比較的早めに使用できる機体であるにも拘わらず、総合的な対地攻撃力は最高であることが多い。
その一方で欠点も多い機体であり、速度はシリーズを通して最も遅い。そのため迅速な行動と対空戦闘が苦手であり、せっかくの対地攻撃力が活かせないこともある。また、難易度ACEではミサイル1発で撃墜されるほどプレイヤー機の耐久力が激減してしまうので、A-10の利点が潰されてしまっている。
基本カラーは灰色か、イボイノシシのノーズアートを施した緑の迷彩色のどちらかである。 - ATD-0
INF初出。自衛隊が開発した先進技術実証機「ATD-X(後にX-2に改称)」を基に実戦用の改修を施した機体。ベースとなったATD-Xは計画初期の仮称から「心神」と呼ばれることもある。
デザインについては、2014年に一般メディアで公開されたATD-Xのものが基となっている。エンジンに取り付けられた3枚の推力偏向パドルが特徴。ウェポンベイはなく、武装は外付け式。全長14mと、JAS-39やMiG-21並に小型。
基本カラーはF-22のものと同様。特殊カラーとして、実在する実証機のカラーリングも登場している。
ベースとなったATD-Xは国産ステルス機として、ファンのみならずプロジェクトACESにとっても参戦が悲願だった機体。防衛省技術研究本部の協力で参戦が実現することとなった。前述の名称は技本の担当者が付けたもの。
性能はF-22と並ぶ最強機体。小型機ならではの高い機動性を持つ反面、速度は抑え気味。ステルス機でありながらウェポンベイを持たないため、ミサイル発射時のタイムラグがない。
この機体のデータは将来戦闘機の開発に活かされると言う設定がある。
ACESのTwitterでの発言により、2018年に一号機が製造された事が明白となった。
-
EF-2000 タイフーン
シリーズでも数少ない皆勤機体の1つ。後半に登場するデルタ翼戦闘機。
04まではEF-2000と表記されていたが、5以降はTyphoonとなっている。
基本的に高性能機体であり、特に対空攻撃力に優れる欧州最強機。特殊兵装はXLAAが主力で、F-14の上位互換と言うべき性能を持つ。初代と2ではどういう訳か「耐久力が低い」という特徴があった。実際のEF-2000は多目的戦闘機だが、本シリーズでは一貫して戦闘機扱い。
主役機あるいはそれに相当する機体の引き立て役となることが多い。例として、3のレナに対する他SARF機、04のメビウス1に対する一部のメビウス中隊機、ZEROのガルム隊に対するアヴァロンダム攻略部隊、INFのリーパーに対するオメガなどが挙げられる。
基本カラーは白。ロト隊カラーは人気が高い。XとX2では初代のフェニックスカラーが使用できる。
- F-1
ZERO、X、X2に登場する攻撃機。アフターバーナーが使えるので、ある程度は素早い行動ができる。 -
F-4系
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F-4E ファントムII
最も多くの作品で初期機体として登場している。シリーズを通してプレイしている人には何かとお世話になる機体。特に初期機体であることが強調されているのは04で、「張り子の基地」でこの機体を使うとメビウス1の発艦ムービーを見ることができる。またXの序盤ではグリフィス隊の全てのパイロットがこの機体を使用している。
大型機のため機動性が低く、ドッグファイトではやや苦戦することがある。その代わり速度と耐久力がやや高め。ベトナム戦争でナパーム爆弾を使用したのが有名で、NPBが主力武器である。
シリーズ常連だが、旧式機体で世界観にそぐわないためか3では未登場。AH,7では初回限定版の特典としてのみ使用可能。
ちなみに、実際のF-4Eは空軍仕様の戦闘機なので、本来は艦載機ではない(空母に降りられない)。
-
F-4G ファントムIIワイルド・ウィーゼル
F-4のSEAD(敵防空網制圧)機。5では唯一LAGMを装備する。本来機銃は取り外されている機体だが、ゲーム中ではハードポイントに機銃ポッドを外付けしている。
OPムービーと最初の2ミッションでバートレットがこの機体を使用する。「開戦」のミッション終了後には、敵艦船から発射されたミサイルからナガセ機を庇って撃墜されるが、バートレットは脱出。
- F-4X
5のみ。F-4の偵察機型で、速度に優れており、対空攻撃力は中盤の戦闘機に匹敵する。
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F-4E ファントムII
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F-5系
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F-5E タイガーII
序盤の戦闘機であり、5とZEROでは初期機体として登場する。04にて初出。
当然ながら性能は低いがバランスはよく、安定性が高いため扱いやすい。
5では最初の4ミッションでブレイズ達がこの機体を使用することになる。
INFのエリア88イベントにおける風間真仕様のF-5Eは中盤機に匹敵する性能を持つ。バートレット予備機仕様の特別機に至ってはF-5系列機最強クラスの性能で、F-35B並み。
- F-20A タイガーシャーク
日本ではエリア88で知名度が高い機体。5から使用できるようになった。
F-5Eから一回り性能が向上しており、総合的にはF-16Cと同等。
INFではエリア88のイベントが行われ、エースコンバットとのコラボレーションが実現した。登場したのはF-20A,F-5E,F-14A,A-10A,AV-8Bの5機。本機のみがランキング機体でそれ以外はドロップ機体。性能は中盤機どころか後半機にも匹敵し、EF-2000とほぼ同等。 - X-29A
前進翼が最大の特徴の機体。厳密にはF-5の派生機ではないが、実機はF-5Aの前半部分を流用しており、5ではF-5系統の機体として扱われている。
見た目の通り機動性が高く、安定性は低い。QAAMが主力武器。
基本カラーは目立たない灰色。スペシャルカラーは実際の実験機と同じ塗装の白基調のトリコロールカラーである。これはINFで特別機として登場。その性能は、サイドワインダーVのX-29Zを彷彿とさせるほど高い。反面、強化するたびに機動性と安定性の差が広がっていくため、扱いには慣れが必要。
-
F-5E タイガーII
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RF-12A2 ブラックバード
ゼネラルリソース製の高空戦闘機。3の「Stratosphere」で、R-531迎撃任務のためにプレイヤーがこの機体を使用し、ロケットブースターにより打ち上げられる。3のOPでもその姿が描かれているが一瞬しか映らない。ニューコムの新兵器に対抗する為に、既存の機体設計から急遽開発された機体である。名称に反して色は白い。
高高度制空用の迎撃機なので、速度は他の機体を凌駕する。その代わり機動性は低く、高高度での運用も相俟って扱いが難しい。原型となった機体はYF-12Aだと推測されているのだが、ミッション&ワールドビュウではSR-71が原型機であるとしており、愛称もそれに準じている。 -
F-14系
ご存知の通り、「トップガン」や「アフターバーナー」などで既に高い人気と知名度を確立している可変翼戦闘機。
3機の派生機が登場しているが、性能や扱われ方は大体同じ。中盤に使用可能になり、対空攻撃力が高い。実際に、特徴的な長距離対空ミサイルAIM-54を装備するのでXLAAが主力武器である。速度は後半の機体にも引けを取らないほど高く、XLAAの他にSAAMも使用できるので長距離攻撃が得意。反面、本来はドッグファイトを主目的とする機体ではないので、機動性はあまり高くない。シリーズでは対地攻撃が苦手であるのも特徴になっている。6ではとにかく特殊兵装に恵まれておらず、XLAAは誘導性能の低下で存在価値が薄れ、SAAMは誘導範囲が狭まり、GPBは敵の数が多い6では有効な武器ではないため、使い勝手の悪い機体になっている。
人気機体故にシリーズには欠かせない存在で、活躍する場面は多い。しかし、旧式戦闘機のためか3では登場できなかった。
基本カラーは、VF-84(103)ジョリーロジャース(2/5(A):VF-84ハイビジ、5(B):VF-103CAG機)かVF-154ブラックナイツ(04:90年代後半~2002年頃の一般塗装機、6:2003年のCAG機)で、敵機カラーはアグレッサー模様が多い。また、ジョリーロジャースが基本カラーとは別に設定されている作品も存在する。「ジパング」こと桜吹雪カラーは5で初めて登場し、Xから恒例になった。一部作品では性能に調整が加えられ、実質別機体として使用できる。-
F-14A トムキャット
このF-14のみ、作品によっては加速を続けると主翼付け根にあるグローブベーンが開く演出がある。
5における主役機。ウォードッグ(ラーズグリーズ)隊以外にも、後に僚機となるスノーや「ACES」でブレイズ達とは別行動を取るバートレットもこの機体を愛用している。
ラーズグリーズカラーは機体全体を黒に塗装したもので、5ではF-14A以外にも全ての機体がこのカラーリングを使用でき、6のDLCでも可能。
INFの特別機として、ウォードッグとラーズグリーズの特別機が計8機登場。いずれも性能は極めて高い。また、7の「トップガン」コラボでは通常機のA型に加えて、映画仕様の特別機が登場。こちらも高性能で、特別機に恵まれた機体と言える。
- F-14B トムキャット
攻撃機として扱われるF-14の派生機。特殊兵装は主にGPBを搭載する。元が戦闘機ということもあり、対空攻撃力は攻撃機にしては高い。
B型はよく「ボムキャット」と呼ばれ、5で実際にそのように表記されたが、本来ならこれは誤り。対地爆撃用にカスタマイズされたF-14が特に「ボムキャット」と呼ばれる。その為、INFにて再登場した際はトムキャットに修正されているがしっかりと言及されている。 -
F-14D スーパートムキャット
ZERO以降のほとんどの作品ではA型からこの機体へ置き換わっている。基本カラーが灰色ではなくアグレッサー塗装であることもしばしば。ZEROではこの機体のみラーズグリーズカラーが使用できる。
5公式サイトにて、設定上もオーシア海軍が採用している事が明言されている。エアパワー2004年4月号によれば退役間近とされる。
7では、XLAAとして扱われていたAIM-54がLAAMとなっている代わりに、AIM-120でマルチロック兵装の8AAMが使用できる。8AAM装備時は、主翼付け根のハードポイントにウェポンボックスが搭載され、そこからミサイルが発射される。
-
F-14A トムキャット
-
F-15系
フライトゲームでの登場頻度が高い機体群であるだけに、ほぼ全ての作品でいずれかの機体が使用できる。
F-15系統の機体は大きく分けて、通常の量産型のものとカナード翼付きの実験機型のものが存在する。一部作品では普通のF-15がプレイヤー機として使えず、これはフライトシューティングゲームとしては珍しい。カナード翼付きのF-15は2以降の作品で登場しており、シリーズでは常連となっている。-
F-15C イーグル
一般的な知名度が最も高い部類に入る、戦闘機の代名詞とも言える機体。
中盤の高い対空攻撃力を持つ機体として扱われている。速度に優れていて、その他の性能もバランスが取れている。対地攻撃力は高くないが、UGBを装備すればそれほど問題にはならない。
ZEROで主役機の座を獲得し、サイファーとピクシーの愛機として活躍する。ゲーム中ではムービー中にサイファーが乗るF-15Cの写真が写っていたり、ピクシー機はF-15Cから変更不可能であるなど、主役機として強調されている。サイファー機は主翼と水平尾翼の先を青色で塗装したカラーリングで、ピクシー機は右側の主翼を赤色で塗装している。ピクシー機のカラーリングは、(ファンにはもはや説明不要だが)片方の主翼を失いつつも任務を成功させ、無事に基地へ帰還したという話が由来である。
04での基本カラーもサイファーカラーのような塗装であったが、こちらの元ネタはかつて航空自衛隊の飛行教導隊にて使われていた「そとあお」と呼ばれる塗装である。
AHではZERO以来の登場を果たし、スキンデザインコンテストのモデルに使用された。発表されたのは上位10作品と特別賞の3作品。優勝作品は、被弾して内部がむき出しになった状態を表現した「Death Rider」。
INFではZEROの特別機体2機が登場。両機とも架空機レベルの対空攻撃力を持つ。
7では各種ムービーでよく登場している他、LRSSGのメンバーが一貫して本機を使用。また、一部ムービーでは、トリガーが本機に搭乗していると思わせるような描写があり、7の準主役機と言えるような扱いをされている。性能バランスの良さに加えて、架空兵装PLSLを使用できるため、汎用性が極めて高い。 -
F-15E ストライクイーグル
戦闘爆撃機型のF-15。2で敵機として初登場し、04以降はシリーズ常連となった。
後半に使用できるようになる機体で、全体的に性能はC型より上。対地攻撃力と搭載量に優れており、大規模ミッションに十分対応できる。対空特殊兵装を装備すれば戦闘機としても強力な機体になる。強いて欠点を挙げれば、同時期に購入できる機体と比べると機動性は高くないことぐらい。
6では主役機に抜擢された。大規模ミッションの多い6でこの機体はかなり優秀な機体であると言える。INFではガルーダ仕様機2機とガッツ仕様機の特別機が登場した。 -
F-15J イーグル
自衛隊向けにライセンス生産されたF-15C。
フライトシミュレーションでは定番機だが、フライトシューティングでは逆に珍しい存在。
INFで初登場。わずかではあるが性能はC型のほぼ上位互換。日の丸エンブレムを付けることでアイデンティティを示すことができる機体。猛虎カラー機や自衛隊60周年記念カラー機などの高性能特別機が登場している。
7では搭載する全ての兵装が対空ミサイルであり、これはINFを除くシリーズ全体では非常に珍しい。スペシャルカラーとして「そとあお」を使用できる。 -
F-15S
本来ならばサウジアラビア仕様のダウングレード版F-15Eであるが、2に同名のF-15のエースコンバットオリジナル派生機が登場。シリーズ初のカナード翼付きF-15だが、構造が似ているF-15S/MTDとは主翼及びノズルの形状が異なっている上、設定では艦載機となっている。 - F-15SE サイレントイーグル
F-15Eをベースに、ステルス性を付加した機体。ウェポンベイ化された胴体下部分と、F-22などのように斜めに傾いた垂直尾翼が特徴。
F-15S/MTDとほぼ同等の性能を持つ。3Dでは珍しくC型もE型も未登場のため、本機はそれらの代役的な機体と言える。 -
F-15S/MTD
推力偏向ノズルとカナード翼を持つ実験機のF-15。マニアックな機体のはずだが、シリーズでは人気機体であり、登場回数が多い。
追加された機構はそれぞれ機動性、安定性に関わっているようで、この2つの性能のどちらも高くて扱いやすい機体である。終盤に登場するだけにF-22に次ぐ対空攻撃力を持つが、前述の性能がF-22のものを上回ることもあり、作品によっては体感的にこちらの方が強かったりもする。
敵のエース部隊がこの機体を使用することが多く、Su-47と同じように悪役として扱われやすい。
基本カラーは藍色か白のどちらか。スペシャルカラーで実在するNASAの実験カラー機を使用できる。これはINFで特別機体として登場。通称「歯磨き粉」。
戦闘機として扱われていたが、AHからは多目的戦闘機として扱われている。 - F-15ACTIVE
04にのみ登場。
F-15S/MTDの2次元推力偏向ノズルを3次元にしたもの。それ以外はほとんど同じ。
ただしゲーム中に出て来るのは実機では存在しない単座型である。また、排気口は従来の二次元ノズルである。
-
F-15C イーグル
-
F-16系
全ての作品に必ず登場している。有名機体であるF-14,F-15,F/A-18ですら未登場のXiに派生機のF-2Aがいるため、系列機としては皆勤。-
F-16C ファイティングファルコン
実際にベストセラー戦闘機であるだけに、シリーズに欠かせない機体の1つ。ほぼ全ての作品に登場し、比較的序盤に使用できる。6以降の作品では、F-4Eに代わって初期機体となることが多くなった。
性能バランスがよく、対地攻撃も得意であり、序盤機としてはこれといった欠点はない。限りなく多目的戦闘機に近い戦闘機であり、機体分類が変更された作品もある。
シリーズを通して僚機ではない味方機がこの機体を使用することが多い。PJの愛機として有名であり、劇中では最後までこの機体を使い続けた。PJ機の胴体部分をよく見ると白のハートマーク(クロウ隊エンブレム)が描かれている。INFでは高性能特別機として登場した。 - F-16E デザートファルコン
F-16Cの発展型新造機。コンフォーマルタンクが追加されていて、胴体の上部分が角張っている。対空攻撃力が高い。シリーズでは5にのみ登場するが、発売当時はまだ形式番号が割り当てられていなかったため、ゲーム中では「F-16C Block60」という名前になっている。 -
F-16F デザートファルコン
E型の複座型。ドーサルスパインを追加し電子機器を収容、マルチロール能力を高めた。
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F-16XL
ダブルデルタ翼のF-16。戦闘爆撃機だが、シリーズでは攻撃機として扱われる。
対地攻撃力に優れており、特殊兵装はXAGMが主力。それ以外の特殊兵装は各作品でばらつきがある。
- F-16XF ジャーファルコン
3に登場するゼネラルリソース製のF-16の架空の発展機。エアーインテーク下に可変式カナード翼を持つ。モチーフとなった機体はYF-16 CCVだと思われる。 - F-16XFU ジャーファルコン
F-16XFのUPEO仕様。フェイス・パーク紛争以降のUPEOの軍事力増強を求めるNUNの要請に応える形で、F/A-18Uと共にゼネラルリソースから提供されている。 -
F-2A
F-16を基に開発された支援戦闘機。ゲーム内では攻撃機として扱われることがほとんどだが、たまに多目的戦闘機となる場合があり、機体分類が安定していない。非公式だが、「バイパーゼロ」という愛称がある。
04以降の作品では必ず登場するシリーズ常連。5ではF-16系統の機体として扱われている。
全体的に高性能であり、対空ミッションでも対地ミッションでも活躍できる。LASMが主力武器であり、実際に対艦攻撃が得意であることを再現している。通称「対艦番長」。 - F-2A スーパー改
計画のみに終わったF-2Aの能力向上型。F-16E/F同様、機体上部にコンフォーマルタンクを持つ。7では初となるIEWS搭載可能な実在機。
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F-16C ファイティングファルコン
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F/A-18系
Xiを除く全ての作品に登場している、多目的戦闘機の代表格。各作品ごとの機体の登場タイミングはまちまちで、大抵は序盤か中盤だが、終盤に登場することもある。
性能バランスはよく、かつ平均的。LASMを装備することが多い。EA-18Gが登場しない場合はその作品に登場している機体がECMPを装備する。
F-16Cと同様、味方機の使用頻度が高い。プレイヤー機ではC型かE/F型が主に登場する。D型は2で敵機としてのみ登場。
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F/A-18C ホーネット
C型は序盤に登場することが多い。性能はあまり高くはない。
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F/A-18E スーパーホーネット
略称「スパホ」。2では終盤に登場する高性能機体だった。7では「トップガン」コラボで、F-14Aと同様に通常機と高性能な特別機が追加された。
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F/A-18F スーパーホーネット
E型の複座型。EA-18Gが登場しない作品ではECMを搭載。
INFの協同戦役でプレイヤー枠に空きがあると、本機が代わりに入る。
7では全機体中最も出番に恵まれており、序盤から終盤まで、複数のムービーで本機の姿を確認できる。フルバンドなどのスペア隊メンバーが愛用している他、無人機としてもよく登場する。7のVRモードでは初期機体であり、ミッション1で使用すると空母からの出撃となる。また、エアショーモードではオメガ隊が各種航空機マニューバを披露する。 - F/A-18F スーパーホーネット ブロック3
「アドバンスド・スーパーホーネット」とも呼ばれる、E/Fの能力向上型。F-35のような次世代コクピットとコンフォーマルタンクが特徴。4AAMを選択すると、胴体下にウェポンボックスが搭載される。 -
EA-18G グラウラー
F/A-18の電子戦機型。終盤に登場する機体であり基本性能は高いが、特殊兵装の搭載量が少ないのが欠点。
7の「解放された者」では敵または味方の電子戦機として出現。目に見えて強力な効果を発揮する電子支援あるいは電子妨害を行う。
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F/A-18C ホーネット
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F-22系
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F-22 ラプター
エースコンバットシリーズを象徴する機体と言っても過言ではない、最強のステルス戦闘機。
全ての作品に登場しており、これまでに複数回主役機にされてきた。中でも04のメビウス1が最も有名であり、ファンの間において、F-22と言えばメビウス1という印象が大変強く残されている。この機体を主役とする他の作品でも、OPムービーなどで主人公の愛機であることが強調されている。実際に最強の戦闘機として有名であり、シリーズでの扱われ方も相俟って絶大な人気を誇る。
基本的に実在機最強機体であり、全ての性能が高い。同等の性能を持つSu-37やSu-47と比べると機動性は若干引けを取る代わりに安定性が高いので操作性はかなりよい。主力となる特殊兵装はXMAA。その搭載量は実在機中最多で、XMAA搭載機の代表格となっている。対エース戦よりも複数の敵機を相手にするミッションを得意としている。特に6では出現する敵の数が多く、XMAAが大幅に強化されているため、その強さを実感しやすい。7では8連装の8AAMとして使用可能。ウェポンボックスと機体内部ウェポンベイと合わせて、計14発のAIM-120が搭載される。対地用にはGPBかSODを装備する。終盤機はその万能性故に機体分類が戦闘機から多目的戦闘機へ変更されることがあるが、F-22は一貫して戦闘機から分類がぶれていない。
シリーズにおける立ち位置や性能などを考えれば当然であるが、オンラインで使用するプレイヤーが特に多い。弱点はほぼ皆無で、QAAMは対人戦で頼りになり、他プレイヤーの後方に回り込めばステルス性に助けられ、対地攻撃もそつなくこなせるため、機体選択に困った場合は基本的にこの機体で問題はない。
基本カラーは実際のものと同じ。作品によってはYF-22のものも使用できる。04では、F-22の1号機と同じ塗装にエンブレムを追加したメビウスカラーが基本になっており、5以降ではスペシャルカラーとしてほぼ必ず登場する。また、6のDLCでは速度、機動性、対空攻撃力を極限まで高めた凶悪な性能となる。その代わり耐久力は最低レベルであるので、上級者向けのカラーリングである。INFの特別機は、元々実在機で最強ということもあって架空機並みの性能を持つ。原作では通常カラーだった主役機の一部には独自のアレンジが施されている。グリフィス仕様機とアンタレス仕様機はパッケージをイメージしたもので、順に、暗い灰色に透明のキャノピー、夕暮れのような橙色に赤いキャノピーとなっている。INF主役であるリーパー仕様機は、キャノピーが青色。7ではVRモードでメビウスラプターが使用可能。メビウス1の所属がISAFからIUNに変わったため、尾翼の表記も変更されている。
ちなみに、初代と2に登場する機体は、正確にはYF-22がモデルである。また、5とZEROでは実際にそうなったように名称がF/A-22Aに一時的に変更された。F-22Aと表記されることが多いが、これはB型の開発が計画されていた頃の名残である。 - FB-22 CONCEPT
F-22の攻撃機型。最高レベルの対地攻撃力を持つ、最強の攻撃機。特殊兵装は全て対地用となりやすいが、基本性能が高いので並みの戦闘機より対空戦闘は強い。基本性能に何らかの欠陥を抱えていることが多い攻撃機の中では珍しく弱点がない。
INFでは実在機最高コストの攻撃機として追加配信された。どの特殊兵装も癖の強いものばかりのため、基本性能の割に上級者向け。特殊兵装にSODが含まれるのが恒例だったが、7では削除。
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F-22 ラプター
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YF-23A ブラックウィドウ
F-22クラスの機体に次ぐ対空攻撃力を持つステルス戦闘機。非常に奇抜な形状をしており、人によって好みが分かれやすいが、それに惹かれるファンは多い。速度に優れる機体として描かれやすい。一部作品ではF-22と互角の性能になることもある。
2では、派手で特徴的なカラーリングを持つ4機のコマンド機Fox Force Fourとしても登場している。
INFでは3DのZ.O.E仕様特別機が登場。その性能はF-22の旧主役特別機並み。
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F/A-32C アーン
3のゼネラルルート中盤で使用できる多目的戦闘機。水平尾翼のないデルタ翼という形状や独特のエンジンから、モデルになった機体はステルス試作実験機X-32。ミッションゼロに置いてゼネラルリソース製の改良機ではない新型機として宣伝されているが、その開発経緯はJSF計画を示唆しており、X-32を引き継いで開発が進められた。
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F-35系
ゲーム終盤に登場するステルス多目的戦闘機。ステルス以外に、一部の派生機が垂直離着陸機能を備えていることで知られている。LASM、SODを装備するので、対艦攻撃ミッションで特に有効な機体。終盤機だけあって総合性能が高い。
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F-104C スターファイター
センチュリーシリーズの一つで、開発当初「最後の有人戦闘機」と呼ばれた第2世代ジェット戦闘機。
7初出かつ、「有人機対無人機」をメインテーマとした7において、無人機と対比の関係にあるような存在。7のストーリーは、エイブリルがスクラップヤードから本機を復元するシーンから始まる。8年以上かけて復元が完了し、離陸も成功するが、不明機としてオーシア軍機に撃墜される。その結果、エイブリルは逮捕され、懲罰部隊行きとなる。
旧世代機ということもあって性能は最低クラスだが、速度だけは優れている。兵装に関して、誘導型ロケットランチャーGRKTを装備可能。通常のRKTのような拡散させる使い方ができないため、広範囲攻撃には不向き。一方で、艦船などの高耐久目標とは相性が良い。DLCで、前述のエイブリルが復元したF-104Cを使用可能。一切の兵装を持たないため、使用できるのはフリーフライトモードのみ。 -
F-117A ナイトホーク
ステルス機として有名な機体。全ての作品に登場する皆勤機体でもある。ただし、7では使用できず、「ストーンヘンジ防衛」で敵機としてのみの登場。
性能はA-10とほとんど同じで、対地攻撃に特化している。実際には精密誘導爆弾による精密爆撃を数多く行った機体であり、そのため主力となる特殊兵装はGPBである。作品によってはQAAMを装備することも。
この機体に限ったことではないが、シリーズではステルス性の恩恵を感じにくく、あまりステルス機としての活躍は見込めない。さらに、搭載量の低い機体であることを再現しているのか、通常ミサイルの数はかなり少なく、大規模ミッションでは弾切れを起こしやすい。また、A-10と同じく速度が遅い、難易度ACEでは耐久力の高さが無意味になるという欠点もある。最も扱いがひどいのは初代で、ほぼ全ての性能が最低という超低性能機体にされている。使い勝手が悪く、シリーズを通して上級者向けである。
3Dの「衛星兵器破壊」では、まるで空戦に向いていない本機が敵基地の防衛を行う場面が注目された(《同盟軍を見つけた。迎撃を行う!》《お前達、攻撃機じゃないか!?戦闘機隊はどうした!》《今こちらに向かっている。時間稼ぎぐらいしてやるさ!》)。同じミッションには攻撃機のF-2Aもいるが、こちらは多目的戦闘機でもあるので、F-117Aほどネタにはされない。ちなみに、同じ場所のミッションである2の「試作爆撃機破壊」でも、F-117AとF-2Aが登場していた。
基本カラーは黒。他には俗にデイホークと呼ばれる昼間専用の灰色塗装、灰・茶・緑の迷彩色、牛柄があり、これらはよく登場する。
ちなみに、実際は機銃を装備していない。また、ゲーム中に機体下部を見ると、ウェポンベイが増えている。
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J-35J ドラケン
2初出。 F-4Eぐらいの性能を持つダブルデルタ翼機。
ZEROのエスパーダ機として出現する時は、序盤の機体とは思えない機動性を発揮する。
INFではサイファー仕様機の特別機が登場。ZEROのエスパーダ機を髣髴とさせる非常に高い性能を持つ。ただし、カラーリングは初期カラーではなく、ソルジャーエースのもの。
- JA-37 ビゲン
2で敵機として初登場し、XとX2で使用可能に。小型機なので速度と機動性に優れる。X2では「AJS37」という名称で登場。 -
JAS-39系
初代から登場し続けている小型多目的戦闘機。シリーズに登場する実在機の中で最小クラスの機体サイズが特徴。整備されていない道路にも着陸できるSTOL機であり、ゲーム中では小さな滑走路から出現することが多い。特殊兵装はRCLが主力となりやすい。
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MiG-21系
序盤機としてよく登場する小型戦闘機。若干高めの速度を持つが、総合的にはF-5Eぐらいの性能である。低性能な戦闘機の代表格とも言える機体で、専ら敵側のやられ役として扱われている。AH以降では、MGPを毎回装備するようになった。-
MiG-21bis フィッシュベッド
ZEROやAHでは頻繁に敵機として登場する。
ZEROの「B7R制空戦」のマーセナリー時では、おやじさんがこの機体でベルカから逃亡を計り、B7Rに逃げ込む。プレイヤーが、もしくは難易度ACE時にグラーバク1が撃墜するとピクシーから専用の台詞が入る。
INFのヴァイパー仕様機は初期性能こそただのMiG-21だが、改造レベルが一定に達すると大幅に強化され、最終的に5のMiG-21-93のような高性能機に化けるという特殊な機体。 - MiG-21-93 フィッシュベッド
MiG-21の近代改修型。5ではMiG-21とは思えないほど高性能。
5のスペシャルカラーは、ZEROではおやじさんが乗る機体のカラーとなった。ちなみに、この「フッケバインカラー」は、チェコ空軍で実際に使用されている塗装である。
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MiG-21bis フィッシュベッド
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MiG-29系
ほぼ全作に登場する、F-16のライバル機とも言える中型の局地戦闘機。SAAMやQAAMを主力とし、1対1の格闘戦に特化した戦闘機として扱われやすい。MiG-21と同様、敵機としての登場が多く、AHでは特にそれが顕著。-
MiG-29A ファルクラム
シリーズ中では04以降「MiG-29A」が名義上登場しているが、MiG-29Aは元々新型レーダーの開発に失敗した際の保険として旧型レーダーを改良したものを搭載したモデル。最終的に新型レーダーの開発に成功したため製造されなかった。
AHでは、イリッチが基本的にこの機体を愛用している他、当たり前ではあるが多くのロシア人パイロットが使用している。またレッドムーン仕様のカラーが存在する。 - MiG-35D スーパーファルクラム
INFにて登場したMiG-29の発展型。スーパーファルクラムは非公式の名称であり、NATOコードネームはファルクラムF。
これまでは良くて中盤機程度の性能だったMiG-29系列機としては非常に高性能で、Su-27系列の最上位機にも匹敵するほど。
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MiG-29A ファルクラム
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MiG-31系
実用的な戦闘機の中では最高の速度を持つ大型迎撃戦闘機。大抵は中盤辺りに使用可能になる。通称「直線番長」。
隠し機体を含む全機体中断トツで高い速度を誇る。最高速と加速性能の高さは特別であり、他の機体では出せないような速度を出すことが可能。さらにはミサイルより速いことがある。耐久力も戦闘機の中ではトップクラス。反面、機動性が最低レベルで旋回が大変なため、ドッグファイトは苦手。また速度の高さが災いして減速しづらく、地上攻撃も苦手である。使いこなすにはある程度の慣れが必要。特殊兵装はSAAMかXLAAなので、高い速度と合わせた遠距離攻撃や一撃離脱戦法に向いている。 -
MiG-1.44 フラットパック
最強クラスの性能を持つ多目的戦闘機。対空ミッションでも対地ミッションでも大きな戦果を上げることができる。
5とXでは、Su-37やSu-47をも上回る機動性の高さを誇っていた。また、これらの機体にも全く引けを取らない対空攻撃力を持っている。大抵の作品でUGBを搭載する。
5でハミルトン機やネームド機として登場した時は、ヘッドオン時でなければ撃墜がとても困難なほど凄まじい機動性を見せつける。また、後述のGAF-1ほどではないが、X2でスレイマニが乗ったMiG-1.44も超機動を行ってミサイルを回避する。
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Su-24系
可変翼の戦闘爆撃機。並列の複座機であるのが大きな特徴。大型機でしかも可変翼を持ちながら、価格が安いことで有名。 -
Su-25系
A-10を意識して開発された攻撃機。そのため、ゲームでも性能はA-10とほぼ同じ。
今まで2にしか登場していなかったが、AHで14年振りの復帰を遂げた。 -
Su-27系
所謂フランカーシリーズ。これまでに複数の派生機が登場しており、特にカナード翼付きのフランカーはシリーズには欠かせない機体であり、どの作品でも必ず使用できる。
ルーキーからエースまで、敵側のパイロットが使用することがとても多い。-
Su-27 フランカーB
フランカーシリーズの代表格だが、実はこの機体が初めて使用できた作品は5と意外に遅い。初代でも名前は挙がっているが、カナード翼が付いているので本当はSu-27ではない。尾翼から考えてSu-27M(Su-35)のつもりだったと思われる。また、シリーズとは関係ないが同様の現象はサイドワインダーFにも起こっている。
性能は使い勝手も含めてF-15Cとほとんど同じ。機動性の高さはまだこの機体では感じにくい。 -
Su-30M2 フランカーG
複座長距離迎撃機型フランカーSu-30の派生機の一つ。7ではSu-30SMと共にシリーズ初のSu-30系列機として登場した。「Su-30M2」には、Su-30のマルチロール型であるSu-30Mをさらに改良したもの(カナード翼あり)と、中国向け生産型Su-30MKKの能力向上型をロシア仕様に変更したもの(カナード翼なし)の2機種が存在するが、後者が登場する。
7ではミハイ以外のソル隊メンバーが使用する。ミハイ及びSu-30SMの引き立て役のような立ち位置にいるのが特徴。総合性能は、F-15E,EF-2000,ラファールMなどとほぼ同等。7VRモードでは使用可能機の一つ。 -
Su-30SM フランカーH
7初出。インド及びマレーシア向けに生産されたSu-30MKI/MKMを元に、ロシア向けに最新のアビオニクスに更新された機体。
7における本機の存在を一言で言うと「Su-37の後釜」。複座という違いはあるが、「カナード翼と推力偏向ノズル持ちである、非ステルス機最強クラスの性能を持つ高性能フランカー」という立ち位置をほぼそのまま引き継いでいる。加えて、ライバルであるミハイが愛用していることや、ミハイが7時点でのエルジア軍最強のエースパイロットということもあり、04時代のSu-37を髣髴とさせる存在。劇中では様々なミッションで、名有りキャラクターが乗るオーシア軍の戦闘機を次々撃墜するという活躍を見せた。「ファーバンティ攻略戦」では、オーシア艦を撃沈する出現ムービーと、ソル隊の護衛機4機を引き連れた5機編成で、かつての黄色中隊の如く襲い掛かって来るのが印象的。なお、7ではミハイしか本機を使用していない他、撃墜されるシーンも存在しない。
Su-35Sと同格として扱われているが、機体分類で差別化されており、こちらは多目的戦闘機。性能や使い勝手は堅実そのもので、目立った弱点はない。特に兵装は汎用性の高いものが揃っており、あらゆるミッションに対応可能。QAAMを装備している分、対エース戦では戦闘機のSu-35Sよりも有利。 - Su-32 フルバック
Su-34の海軍型。5やZEROでは「ストライクフランカー」と表記された。 -
Su-33 フランカーD
艦上戦闘機型のフランカー。「シーフランカー」と呼ばれることもある。中盤の機体であり、性能はSu-27とほぼ同等。
6で初登場して以来、据置作品ではSu-37に優先して登場することが多い。6では全編通してシュトリゴン隊がこの機体を扱う。
INFでは戦闘機なのにマルチロック兵装どころか、古参ファンにとって慣れ親しんだQAAM,SAAMすら装備できない。完全上位互換機とも言うべきSu-37が同時期に追加配信されたこともあり、趣味的要素が非常に強い玄人向けの機体となっている。一方で、特別機体のシュトリゴンとパイレーツはSu-37にも負けない高性能機で、なおかつ4AAMを使用可能。 - Su-34 フルバック
戦闘爆撃機型のフランカー。内部にトイレとキッチンがあることで有名で、INFではそれを意識したと思われる通り名がある。
搭載量が高く、対地攻撃力に優れる。LAGMにXAGMと、使いやすい特殊兵装を揃えており、初心者向けの攻撃機。 -
Su-35 スーパーフランカー
パッケージやOP・EDムービーから分かる通り、2の主役として目立っていた機体。正式なコードネームは「フランカーE1」。初代に登場する「Su-27」はカナード翼があるので、本記事ではこの機体として扱う。
初代では最強機体であるF-22を含めて、どの機体も何らかの性能が標準未満なのだが、本機は唯一全ての性能が標準以上という特徴がある。2ではXFA-27を除く全機体中トップクラスの性能を持つ。04や5でもSu-37ほどではないがかなりの高性能。
見た目も性能もほとんど同じなので、ZEROからはSu-37に置き換わり、それ以降は登場していない。
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Su-35S フランカーE
Su-35の量産型。カナード翼が廃止されたのが最大の特徴。そのため、RCS値が減少していて、ステルス性が向上している。また、従来の機体よりもエンジン、アビオニクスの強化が計られている。現実的に考えれば、この機体が最強のフランカーと言えるだろう。
AHで初登場し、敵エースのアンドレイ・マルコフがこの機体を愛用している。
性能は準最強レベル。6AAMが主力のため、長距離攻撃力が高い。
INFでは2のスカーフェイスカラーの特別機が登場した。主役機ということもあり、性能は架空機クラス。ただし、2ではカナード翼付きのSu-35であったのに対し、本機はカナード翼のないSu-35である上、説明文からも判る様に2のスカーフェイスカラーをした3D仕様である。 -
Su-37 ターミネーター
エースコンバットシリーズで非常に高い人気と知名度を確立したフランカーの高性能実験機。
2では敵機のみの登場という地味なものだったが、3では後述する架空機型が主役機となり、脚光を浴びた。そして、04ではメビウス1のライバル黄色の13の機体として有名になり、本来の主役機であるF-22とほとんど同じように優遇された。シリーズでも屈指の人気機体であるためか、新作でこの機体の登場が確認できないと物議を醸しやすい。
X2までの作品においては、実在機ではF-22と並ぶ最強スペックを持つ。特に速度と機動性は非常に高く、迅速かつ機敏な動きが得意である。特殊兵装にも恵まれており、04では反則的な性能を持つQAAMが使用可能で、ZERO以降の作品ではXLAAによる遠距離からの複数同時攻撃もこなす。さらに、対地用にはFAEBを装備するので性能以上の対地攻撃力を引き出すことも可能。しかし、Su-57が登場したAH以降では最強機体の座から降ろされており、また、7ではSu-30SMの登場に伴って弱体化している。INFでは、特別機の黄色中隊仕様機(黄色の13を始めとする全4種類が存在)とレナ仕様機は、最高コスト実在機以上の性能を持つ。6以降の据置作品ではSu-33が代わりに登場することが多いが、携帯作品では必ず登場する。一部作品での分類は多目的戦闘機。
シリーズではこれまでに黄色中隊以外にも様々なキャラクターがこの機体を使用しており、人気機体であることの証明になっている。専用機である水色のSu-37を扱うレナ、レナを羨ましがり(《レナはフランカーに乗れていいよな。》)、乗れるようになってからは最後まで使い続けるエリック、ネタ(《ああ!ジャン・ルイがやられた!》)で有名なジャン・ルイが印象深い。ゲルプ1はベルカのパイロットの中で、この機体の空戦術の研究に人一倍熱心だったという。
基本カラーは、実在したものと同じ黄色と茶色の迷彩色か、白・茶・緑の迷彩色のどちらか。F-22のメビウスカラーと同様に、04以降で黄色中隊カラーが使用できるのはシリーズの恒例。
なお、「ターミネーター(もしくはテルミナートル)」という愛称がよく使用されるが、本来のコードネームは「フランカーE2」である。
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Su-27 フランカーB
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Su-47系
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Su-47 ベルクート
三面翼と前進翼が特徴の大型戦闘機。シリーズ常連であり、3以来必ず登場している。04での名称はS-37A。
実在機最強戦闘機としての登場が多く、特に3と04ではF-22よりも高性能(当時のSu-47は諸ゲーム作品においてF-22以上に強力な機体として扱われることが多かった)。Su-57が登場してからも弱体化はほとんどしていない。ただし、マルチロック兵装を装備できないことがよくあり、大量の敵機を素早く撃墜する能力では劣っている。対地兵装としてはUGBやBDSPを搭載する。
シリーズでは若干のステルス性を持つ機体とされているが、前進翼とカナード翼のため、実際はステルス性を持つどころか損なうような形状である。ゲーム中に機体下部を確認するとウェポンベイを確認できる。大型戦闘機の中でも特に大きい部類に入る上、三面翼に前進翼と、見た目からして強そうな印象を与えるため、高い人気を獲得している。
シリーズを通して味方機として登場することは滅多になく、鋭角的かつ攻撃的なデザインから悪役としての印象が強く残りやすい。
基本カラーは5以外では黒。S-32が登場しない作品では、5のベルカ機カラーがスペシャルカラーとなっている。
7ではミミック隊が本機を愛用。HUDジャマー、ECM、ステルスミサイルなど、トリッキーな戦法を駆使する。
ちなみに、愛称の表記は他にも「ベールクト」「ビェールクト」「ベルクト」などがある。「ベルクート」または「ベルクト」のどちらかで呼ばれやすい。なお、NATOコードネームは「ファーキン」だが、こちらは全く定着しておらず、言及されることも稀。 -
S-32
Su-47のプロトタイプに当たる機体。外見上のSu-47との大きな違いは、内側寄りになっている垂直尾翼と2発のエンジンを覆う大きな四角の排気口であり、この排気口は推力偏向装置となっている。
実在機中最高の機動性を持つが、それはコーナー速度を維持して発揮できるものであり、そうでなければSu-37やSu-47の方が優れている。また、旋回時に独特の慣性が働いて姿勢制御が難しいので、初心者がすぐに使いこなせるような機体ではない。5では失速すると2の失速時並みの速さで下降してしまう。
5とXでは敵エースが終盤に使用する。5のベルカ機カラーは後の作品でも登場している。
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Su-47 ベルクート
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Su-57
F-22やF-35に対抗するために開発された新型ステルス戦闘機。MiG-29やSu-27の後継機に当たる。本シリーズではAHで初となるが、その前に「H.A.W.X.2」でも既に登場を果たしている。名称について、2017年に正式名称が決まるまで「T-50」や「PAK-FA」と呼ばれていた。
全体の形状がF-22に酷似していて、かつてのMiG-29とSu-27がそうであったように、ライバル機を意識したものとなっている。機体後部、特にエンジン部はSu-27そのものとも言え、この機体がSu-27の後継であることが見て取れる。F-22と比べると一回り大きく、胴体部や主翼が広めで、上から押し潰したような形をしている。
性能は文句なしに最強クラス。F-22と同様に全ての性能が高い。これまでF-22のライバル機はSu-37やSu-47が務めていたが、形状やコンセプトが非常に似ていることもあり、本機が推されることが多くなった。
AHでは対地兵器としてトリニティ(EW1)を使用可能。広大な攻撃範囲と高い威力を持つのは言うまでもないが、爆風に巻き込まれると自分もダメージを受けるので、扱いには注意する必要あり。オンラインでも使用できるが、解禁条件はかなり厳しい。本編中では、終盤に2機のSu-57が登場する。そのうちのマルコフ機は架空の高威力弾頭トリニティを搭載している。最終ミッションでは、エース機ならではの超機動を行ったり、プレイヤーにDFMで追われていても高誘導ミサイルをいくつも放ってくるなど、中々の強敵。機数や登場時間こそ少ないが、架空機のラスボスの如き存在感を見せ付けた。
INFではマルコフ仕様機「アクーラ」(カラーは本編使用ではなくDLCの追加カラー)とアルビレオ仕様機が特別機として登場。両機は架空機専用特殊兵装を装備できる数少ない実在機で、前者はトリニティの代わりにADFX-01/02のMPBM、後者はXFA-27のMSTMを使用可能。このため、多目的戦闘機のような運用ができる。
7では、VRモードにおける最終ミッションで、自由エルジアのエース部隊であるゴースト隊4機がラスボスとして出現する。「トップガン」コラボでは、兵装の異なる特別機が「5th Gen Fighter」の名称で登場。 -
トーネード系
F-14のような可変翼が特徴の機体群。シリーズ常連。04まではTornadoがTNDに略されている。
全てのトーネード機は、A-10ほどではないが安定性と耐久力に優れている。
攻撃機型の機体は、主力となる特殊兵装にBDSPを装備しており、トーネードを象徴する兵器となっている。また、戦闘機には及ばないものの、ある程度の速度と機動性は持っているので対空戦闘は苦手ではない。
5でトーネードECRが登場してからは、他の機体も軒並みECMPを装備できるようになった。
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ミラージュ系
2で派生機の1つであるクフィルが登場。04以降はミラージュ2000シリーズが使用できるようになった。
性能はF-16Cと似ており、対空ミッションも対地ミッションもこなせる。速度は高めだが、安定性を欠く傾向にある。
基本カラーは水色の迷彩色が多い。
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ラファール系
3以外の全ての作品で使用可能。EF-2000とほぼ同時に使用することができるデルタ翼戦闘機。04まではR-C01、R-M01(共に初期量産機の名称)と表記されていた。
EF-2000ほど対空攻撃力は高くないが、多目的戦闘機なのでどんなミッションにも対応できる。LASM、SODが主力武器なので、F-35と同様に対艦攻撃が得意。
基本カラーは黒であることが多い。
初代の僚機、ZEROのエスパーダ2、6のネームド機、3Dのコクーン1など、女性パイロットが乗ることが多い。
- ラファールB
5にのみ登場。M型より性能は若干上だが、空軍仕様なので発着艦はできない。 -
ラファールC
初代にのみ登場。空軍型。 -
ラファールM
海軍型のラファール。この機体がメインで登場する。
自国製の戦闘機であることを意識しているのか、フランス版エースコンバットシリーズではこの機体が優遇されており、5以降の作品では主役機がこの機体に差し替えられている。作品によっては差し替え方がかなり強引なものもある。
INFではドロップ機体として「Vent d'Ange」、通称「天使」が登場。青の基本塗装と胴体に描かれた黒い天使が特徴。F-22クラスに次ぐ性能を持つ上に、搭載機が限られる6AAMをも装備できる。
7のDLCミッションでは、アリコーンが運用する艦載機の1つとして登場し、「SACS」と呼ばれる部隊が使用している。準エース級の強さである他、自身の帰還を考えないような戦い方をする。
- ラファールB
練習機
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ホーク
5にのみ登場する練習機。ゲーム上は戦闘機に分類されている。
「決路」でブレイズ達がサンド島から逃亡する時にこの機体に乗り込む。最終的にはオーシア国防海軍第3艦隊に助けられ、スノーによって機体は撃墜され、行方を暗ますことに成功する。
練習機なので性能は低い。しかし、アフターバーナーが使えない機体であるにも拘わらず、速度は高い。
おやじさんの機体にはジュネットの他に、チョッパーの愛犬カークも乗っていた。
レシプロ機
X2で初めて使用可能になった。時代的に考えてネタの意味合いが強い。
全体的にジェット機より性能は下で、特に速度と耐久力は極めて低く、ミサイルの搭載は不可能。その代わり機動性が非常に高く小回りが利くので、対エース戦ではジェット機より強いことも。対戦でレシプロ機限定にすると、ジェット機とはまた違った楽しみを味わえる。
INFでは大型機銃と小型機銃の撃ち分けが可能。威力・射程・連射力・装弾数が異なっている。
- A6M5 零式艦上戦闘機五二型
「ゼロ戦」の略称で呼ばれる、日本人なら誰もが知っている太平洋戦争時の名機。
基本カラーは一般的な認知度が高い海軍の緑色の塗装。それ以外のカラーのほとんども、実際に使用されたものと同じである(ただし、ゼロ戦の型は異なる)。老朽化してボロボロになったのをリアルに再現したカラーも存在する。
20mm機関砲と7.7mm機関砲を持つ。 - Bf109 G-10
ナチスドイツ空軍の主力戦闘機。世界で初めて一撃離脱戦法を前提に開発されたと言われている。G型の非公式愛称は「グスタフ」。
20mm機関砲と13mm機関銃を持つ。 - F6F-5 ヘルキャット
大戦中盤以降に、アメリカ海軍の主力として活躍した艦上戦闘機。
ゼロ戦と比べて機動性は劣っているが、速度はこちらの方が上。特殊兵装にFAEBを装備できるのが強みで、対地攻撃力を大きく向上させることができる。
6連装の12.7mm機関銃を持つ。 - P-38L ライトニング
大戦時にアメリカ陸軍で採用された双胴双発の高速戦闘機。通称「双胴の悪魔」。レシプロ機としては速度に優れていて、一撃離脱戦法で大きな戦果を挙げた。
20mm機関砲と12.7mm機関銃を持つ。 - スピットファイアMk.IXe
大戦時のイギリス空軍の主力戦闘機。イギリス軍以外の連合軍でも使用された。バトル・オブ・ブリテンで活躍し、救国戦闘機と呼ばれた。
20mm機関砲と12.7mm機関銃を持つ。
爆撃機
機体の特性上動きが鈍く、戦闘機には無力であるが、攻撃機以上に高い地上制圧力を持つ。爆撃機ならではの絨毯爆撃が可能。
INFでは協同戦役で使用可能。購入・改造費用共に凄まじく高い。
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B-1B ランサー
可変翼の超音速戦略爆撃機。爆撃機にしては速度と機動性が高い。3には同じB-1系列の架空機が登場しているが、そちらは下記プレイヤーが使用できない機体を参照。 - B-2A スピリット
水平尾翼や垂直尾翼を持たない全翼機のステルス爆撃機。ほぼ全ての作品に登場している。04の「ソラノカケラ」でのミッション更新後のターゲットとして、編隊を組んで出現するのが印象的。現実ではとても高価で21機しか製造されていない機体だが、シリーズでは何かとよく目にしやすい。
INFではドロップ枠として、アイドルマスターの765プロアイドル全員、音無小鳥、高木社長が描かれた、アイマス機の集大成とも言える特別機が登場した。その派手さは歴代特殊カラー機でもトップクラスで、ステルスという概念を微塵も感じさせないほど。完全なるネタ機体である上、性能が低く設定されているため、実用性は低い。その代わり、通常機体のB-2よりも格安で手に入るのが利点。
ガンシップ
低速で旋回しながら、地上物に制圧攻撃を持続的に行う局地制圧用攻撃機。AHで操作するのは機体ではなく、砲手である。
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AC-130U スプーキー
C-130を攻撃機に改造したもの。25mmガトリング砲、40mm機関砲、105mm榴弾砲を搭載しており、地上物に対して圧倒的な攻撃力を有する。
AHでは105mmを120mmに換装した仕様。実在する近代化改修案だがキャンセルされた。
ヘリコプター
低空飛行能力とホバリング性能を活かした、地上目標への奇襲攻撃を得意とする。主力武器は機銃で、特殊兵装はロケットや対地ミサイルなど。戦闘車両などは勿論、兵士に直接攻撃することが可能。ミサイルやロケットを回避するのは難しいが、機銃で撃ち落としてやり過ごすこともできる。なお、他の航空兵器とは違い、地上物に接触してもダメージを受けない。
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AH-64D アパッチロングボウ
有名な攻撃ヘリで、ほぼ全作に登場する。シリーズにおける「攻撃ヘリ」の代表格のような存在。
AV-8Bと同じく、地上物の攻撃よりも局地を防衛する敵ユニットとしての登場がほとんどである。
AHで、AV-8Bと共に初のプレイヤー機へと昇格した。 - Ka-50 ホーカム
Mi-24の後継機で、二重反転メインローターが特徴の大型攻撃ヘリ。
04の「解放」では、官庁街のISAF地上部隊を攻撃する敵ユニットとして登場。夜間に加え、ビルが密集している場所にいるので見つけるのが困難。 - Mi-24 ハインド
「メタルギアシリーズ」で知名度が高く、同シリーズの「メタルギアソリッド」でF-16Cを撃墜したことをよく話題にされる攻撃ヘリ。
エースコンバットではAHで、04以来の登場となる。AH-64Dのライバル的な立ち位置にいると言える。 -
MH-60 ブラックホーク
双発エンジン搭載の中型多目的ヘリ。映画「ブラックホーク・ダウン」で有名。
AHで操作するのはドアガンナーであり、7.62mm機銃(ミニガン)を使用して敵の掃討を担当する。
旅客機
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ボーイング747-200B ジャンボジェット
海外旅行を一般的なものにしたロングセラーの大型旅客機。
X2の「Grand Flight」でオリビエリから直々に指名され、プレイヤーがこの機体を操縦することになる(マルチプレイ時は、ホスト以外のプレイヤーは護衛を行う)。旅客機を護衛するミッションはこれまでの作品にもあったが、旅客機そのものを操縦するのはシリーズ初。
旅客機なので当然ながら戦闘能力は皆無。鈍重で操作に大きな癖があり、機体を傾けると重さでそのまま旋回していく。その気になればループやバレルロール、背面飛行をすることもできる。ただし、さすがに急旋回して真後ろや真正面からのミサイルを回避するのはほぼ不可能なので、撃たれない飛行位置を考える必要がある。
ちなみに、オリビエリはこの機体を個人で所有しているらしい。ミッション中はオリビエリから文句を言われながら任務を遂行することになる。
架空機
戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
各作品に1機ずつ隠し機体として新規の架空機が登場するのはシリーズ恒例。その場合、通常機体とは比べ物にならないほど高額な購入費が必要となる。顕著なのはINFで、購入費及び一度の改造費は文字通り桁違いに高い。最大強化は課金プレイヤーでなければまず不可能。
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ADF-01系
- ADFX-01 モルガン
ZEROの隠し機体。ADF-01をベースに、Su-27、F/A-18、ラファールなどの機体のデザインを取り入れた、実際にありそうな戦闘機のような外見をしている。設定上はADF-01の原型機であり、第4.5世代機に分類される。
敵として登場するADFX-02のプレイヤー仕様機であり、特殊兵装はTLS、MPBM、ECMPの3種類だが同時装備はできない。また、TLSにはADF-01のものと比べて制約があり、照射時間も照射回数も少ない。なお、レーザーの色は赤。
その一方でMPBMは非常に強力であり、リロード時間が長いという欠点はあるものの、目標がまとまっている編隊、基地、地上部隊を一瞬で全滅させてしまえるほど攻撃範囲が広い。また、近接信管機能を持つため、多少狙いがずれても起爆する。
ZERO専用の隠し機体という印象が強く、後継機のADF-01の存在が大きいこともあり、長らく未登場だったが、INFで復活。サービス開始時にプロトタイプ故に性能の低い「Block1」が登場。次に、ピクシーカラーの特別機がドロップ機として登場し、最後に通常機体のADFX-01が登場した。7ではECMPの代わりに、電子妨害と電子支援を行うIEWSを使用可能(これはXFA-27やCFA-44も同様)。一定時間敵ミサイル性能を低下させ、自機ミサイル性能を向上させる。 - ADA-01B ADLER
INFで初登場となったADA-01Aの派生機。5の没機体であるADLERと言われることが多いが、厳密には、5のADLERはADA-01Aの方である。ADA-01AのSDBM搭載能力を廃し、代わりにMPBMを搭載し運動性能を強化させる事で一般的な攻撃任務に合わせている。MPBMを投下する際はFALKEN同様機首を展開する。
シリーズでも数少ない隠し機体級の架空攻撃機。戦闘機や多目的戦闘機が多い高性能架空機の中でも貴重な存在。MPBM以外には、ADA-01Aと同様に4連装MGPを搭載する。非常に大きな後退翼を持つため、INFでは爆撃機のモーションが採用されている。 -
ADF-01 Z.O.E.
XFA-27と共に初の架空機として2に登場。真っ赤に染められたカラーリングが特徴で、これは「FALKEN」の方のADF-01にも受け継がれることとなる。戦術戦闘用AI「Z.O.E.」を搭載した無人機で、クーデター軍によって運用された。これまでに出現した全てのコマンド機を撃墜することで、真の最終ミッション「司令要塞攻撃」で出現する。機動性が高いだけでなく、後方への攻撃も可能なため、攻略難易度はやや高い。ターゲットではないので、撃墜が面倒なら無視しても問題ない。Best版では後方攻撃の頻度が大幅に下がっていて、撃墜しやすくなっている。
3Dでは最終ミッションの初めに一騎打ちを行うことになる。2でもあった後方攻撃に加えて、HUDジャマーやエスケープマニューバを駆使して戦う。オルセンは無線で「クーデター軍に新型機開発などできるはずがなく、何者かが彼らに何らかの支援をした可能性がある」という発言をしていた。 - ADF-01 FALKEN
2に登場したADF-01に新たな設定を組み込み、5でプレイヤー機として復活することとなった架空機。架空機の中で一番登場回数が多い。2、3Dの最終ミッションにのみ登場する「Z.O.E.」は、「FALKEN」とは設定上別の機体である。 全体的なシルエットはほぼ同じだが、前者はTLSを持たないために機首部の形状が若干異なる。また、操縦システムも別のものが使用されている。なお、ややこしい事に当機もAI、Z.O.E.を搭載しており、各種情報を最適化して360度スクリーンに投影している他、ある程度のミッションは自動で行えることが可能。2、3DのAI、Z.O.E.との関係は不明である。
メガワット級の化学レーザー砲TLSと、3の戦闘機のようなコフィンシステムを搭載しているのが大きな特徴。武装をTLSに切り替えると機体が変形したり、コクピット視点では全周囲カメラからの映像が見れ、TLS切り替え時にコクピットが変形したりと、細かい演出がある。
最大の武器であるTLSは、視界に入った敵まで射程があり(設定上は数百km)、瞬時に敵を撃破可能なレーザーを十数秒間照射するという強力無比なもの。手動で命中させる必要があるのが難点だが、レーザーなので命中までのタイムラグはない。プレイヤーの技量次第では一度に大量の敵を短時間で撃破でき、対空対地問わず絶大な効果を発揮する。あまりにも強過ぎる特殊兵装のためか、作品を追うごとに弱体化している(時間当たりの威力の低下、有効射程と照射時間の短縮、搭載量の減少など)。
ちなみにTLS以外では、XLAAやFAEBなどを装備する。5とINFではレーザーは赤色だが、それ以外の作品では青色。
XのSPミッションの最後に登場するネームド機「Z.O.E.」はTLSで攻撃してくる為、機体は「Z.O.E.」ではなく「FALKEN」の方のADF-01である。
バンダイからは1/100スケールのプラモデルが発売された。
- ADFX-01 モルガン
- ADF-11F レーベン
7初出の架空機。グランダーI.G.とEASA(エルジア航空宇宙局)によって開発された、ADFシリーズに含まれる機体。7のラスボスであり、最終ミッション「ダーク・ブルー」に出現する。ADF-11がウィングユニットRAW-Fを装備した姿で、格闘戦に主眼を置いた大型戦闘機。敵機としての機体カラーは黒。
本体の小口径レーザー砲や通常のミサイルの他、TLSと2機のウェポンUAVを搭載する。単機だけでも十分に強力だが、戦闘中に射出するウェポンUAVと連携することで、有視界内戦闘で支配的な戦闘力を発揮する。有人機型も存在し、こちらはコクピットブロック換装に伴い、分離機能は廃止されている。他のADFシリーズと同様、有人機型はコフィンシステムを採用。
劇中では、ミハイの戦闘機動が完璧にコピーされたAIを搭載した2機のADF-11F「フギン」「ムニン」が登場。通信機能を持つ軌道エレベーターに向かい、ユージア大陸各地の無人機工場に戦闘データを送り、自分自身の増産することを目的に行動する。ミッション中は高機動でこちらを翻弄しつつ、機銃、ミサイル、TLSで攻撃を行う。フギンとムニンどちらかの耐久力が一定以下になると、両機からウェポンUAVが射出され、計6機による連携攻撃を行う。
プレイヤー機としては有人機型をDLCで使用可能。機銃としてPLSLを搭載する。弱体化しているとは言え、元々優秀な性能を持つPLSLを常時使用可能ということで、特殊兵装に頼らずとも戦闘力が非常に高い。劇中でも使用されたウェポンUAVは、ロックオンした目標に接近してPLSLによる攻撃を一定時間行う万能型特殊兵装として運用可能。高速で回避機動を繰り返すエース機と相性が良い。本機は全幅がとても広いため、トンネル入り口などの地形に引っかかりやすい。また、レーザー兵器が多い関係で、雲の多いミッションでは思わぬ苦戦を強いられることがある。 -
ASF-X 震電Ⅱ
マクロスシリーズで有名なメカニックデザイナー河森正治がデザインした、AHにおけるオリジナル機体。自衛隊並びに大河重工業が開発した支援戦闘機の技術立証機という設定。STOVL型、CTOL型の二種類が存在し、AH系の世界では飛行しなかった荷重試験用含め5機が生産された。
X-29Aに似た前進翼を持つ他、X-02のような、速度に応じて形状が変化する飛行特性を備えている。
ハセガワからは1/72スケールのプラモデルが発売された。
耐久力は低いが、その他の性能は高く、特に機動性に優れる。特殊兵装はLASMにRCLと、F-2Aを彷彿とさせるもの。対空用には6AAMが使用可能。INFにおける特別機体は、最高コスト実在機と同等の性能を持つ。その中の、2015年の謹賀新年企画の一環として登場した「Happy New Year」はINF屈指のネタ機体。コクピットを見るとパイロットがひよこのマスコットキャラクター「ナゲッツ」に変わっている。それでいて性能は非常に高く、目立った弱点がないため、ネタ機体とは思えない実用性を持つ。7ではDLCで追加され、架空世界作品に初めて登場することとなった。 -
XFA-24A アパリス
Xに登場する架空機の1つ。「戦場を選ばない、高い汎用性」というコンセプトの元、性能よりも汎用性、信頼性、整備性、低コストを追求して開発された多目的戦闘機。
序盤に登場する機体なので、元々の性能は低い。専用パーツ「アースシェイカー」を装備させると対地攻撃力が大幅に向上する。Xi では、XでOPムービーに採用されていたF-22はこの機体に差し替えられているほか、アプリアイコンもXFA-24Aが描かれている。 -
XFA-27
シリーズ初の隠し機体として2に登場した、プレイヤー用としては初の架空機。スカーフェイスの切り札として開発されたステルス艦上戦闘機である。究極を目指して開発されたということしか明らかにされておらず、開発元の情報がない謎に包まれた機体という設定。そのためか、架空機としては珍しく愛称が存在しない。
全体的にステルス機とは思えない細身かつ鋭角的なデザインであり、丸みを帯びた部分は少ない。カナード翼、可変式主翼、4枚の斜め尾翼を持つ。複数回の登場を経て細かい設定が追加されており、Xではコクピット下部にコフィンシステムに似たものが使用されていることが判明。INFではカナード翼だけでなく尾翼も全遊動式に変更、主翼付け根にハードポイント増設などのリファインが施された。
2では安定性以外の全ての性能が最高という反則的な性能を持つ。それだけではなく、ミサイルを4連射まで可能であり、隙をほとんど作らずに攻撃できる。この「ミサイル4連射」は本機の代名詞となった。
Xでは元々の性能は2と比べて弱体化しているものの、専用パーツを装備すればミサイル4連射が可能。X2では完全に4連射をオミットされた挙句、中盤の機体ぐらいの性能しかない。3Dでも4連射はないが、基本性能、特に機動性は全機体中最高であり、かつての隠し機体としての威厳を取り戻した。ただし、機動性があまりにも高過ぎてピーキーなため、上級者向け。INFでは据置作品としては2以来の登場となった。ミサイル4連射は特殊兵装MSTMで再現されており、これは7でも同様。通常ミサイルを実質6連射可能かつ装弾数が多いため、様々な種類の敵が入り乱れる混沌とした状況であればあるほど真価を発揮する。
2で初登場した時に用いられた、白基調に赤の縁取りがされたスカーフェイスカラーは、後作ではスペシャルカラー扱いになっている。X以降では灰色の制空迷彩が基本カラー。
コトブキヤからはINF準拠で、スカーフェイスカラーと制空迷彩の1/144スケールプラモデルが発売された。
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XFA-33 フェンリア
Xの隠し機体。レサスがグレイプニルのデータを元に開発した新型攻撃機。
グレイプニルよりも高性能な光学迷彩の他、VTOL機構やマイクロ波兵器HPMを持つ。HPMはマイクロ波により、敵機の機内燃料を加熱させ爆発させる兵器で、回避するには高速飛行しなければならない。また、敵は使用しないが衝撃波弾道ミサイルLSWMも装備できる。
オーレリアが戦後に回収した機体、つまりプレイヤー仕様機は、推力偏向ノズルとLSWM以外のほとんどの特殊能力をオミットされているが、その代わり軽量化され機動性は向上している。
チューニングはできない(X2では可能)が全ての性能が非常に高く、特に速度は最高になっている。LSWMは攻撃範囲が非常に広い強力な武器で、1発で敵を一網打尽にすることが可能。通常ミサイルの搭載量が少ないのと、LSWMはたった2発しか装備できないのが欠点。
戦闘機としては超大型。全長・全幅共に圧倒的で、大型戦闘機が小型戦闘機に見えてしまうほど。そのため、INFの協同戦役開始時及び終了時のデモでは爆撃機のモーションが用いられている。また、INFで初めて「XFA-33」という番号が与えられた。
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XFA-36A ゲイム
ウロボロス含むゼネラルルートで、プレイヤーとキースが最後に乗り込む機体。ゼネラルリソースがニューコムの新型機に対抗するためにかつての高機動ステルス実験機のデータをもとに新開発した。3枚パドル式のベクタースラストノズルはゼネラルリソースの特殊技術である。
無尾翼、推力偏向ノズル、速度に応じて折り畳まれる主翼など、X-02と似ている部分が多い。特徴的な機体形状やカナード翼、上述の設定から、モデルにした機体は無尾翼戦闘機機動研究機X-36。ゲーム中では見た目や機構に大幅な変更が加えられている。
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CFA-44 ノスフェラト
6の隠し機体。「グレースメリア解放戦」の最後で、パステルナークがこの機体でプレイヤーに戦いを挑んでくる。
カナード翼付きのデルタ翼機で、垂直尾翼は2枚。XFA-27ほどではないが、デザインは鋭角的。
特殊兵装はADMM、EML、ECMPで、これらは機体上部のウェポンベイに搭載される(ADMMのみ機体下部のウェポンベイにも搭載)。ADMMは全方位多目的ミサイルシステムで、最大12の目標を攻撃できる。ゲームバランス及びゲーム処理の関係からか、6のオンラインでは使用不可能。EMLはレールガンで、無誘導だが速度が非常に速く、ドッグファイトに有効な武器。ただ、過去のTLSと比べると万能ではなく、大量の敵への攻撃には向かない。
パステルナーク機はADMMを装備する他に、電子支援を行いつつ大量の無人戦闘機マーレボルジェを引き連れて戦う。
AH及びマスターファイル、イカロス・イン・ザ・スカイでは1980年代より目撃されていた謎の機体とされており、2002年に日本において「同時多発的領空侵犯事件」を起こしている。この事件がきっかけとなり日本では「ASF-X計画」が始動、後の震電II開発に至っている。DoD識別記号は「ユニ-D(Uni-D)」、NATOコードネームは「ファンダンス(Fandance)」。後述の類似機ファンダンスBと区別する為ファンダンスAと呼ばれている。
6で初登場して以降、据置機作品では追加配信機として遅れて登場するのが半ば恒例化している。7ではADMMが12発のミサイルを一斉発射する方式から、ロックオンした分だけ発射する方式に変更された。EMLは他機のものより低威力だが、2連射可能かつ装弾数が多いために汎用性が増している。 -
GAF-1 ヴィルコラク
X2の隠し機体。ゴールデンアクス計画により極秘に開発された。
通称「イカ」。名前の由来は上から見た時の外見がイカっぽく見えるから。胴体部が細長いために気付きにくいが、全長・全幅はXFA-33に匹敵する。
最終ミッションでヴィルコラク遊撃隊が使用する。他の機体は至って普通(設定上はそれぞれ独自のチューンをしている)だが、スレイマニ専用機は特別に高性能。機銃によるアクティブ防護システムが搭載されており、ミサイルでの攻撃を無効化する。戦闘が進むとシステムは機能しなくなるがここからが本番。ミサイルを撃ち込むと誘導をやめさせる超機動をしたり、至近距離でいきなりターンしてヘッドオンでミサイル攻撃を行ってくる。ミサイルによる攻撃はほとんど効かない上に油断しているとこちらがダメージを受けるので、歴代対エース戦の中でも極めて不安定な戦いを強いられる。外見やパターン以外に戦闘時のスレイマニの言動(《その金こそが、金こそが俺を……!》《売った親を……、売られた俺を……!》《その金で俺は、俺を……!》など)も相俟って、ネタにされやすい。
プレイヤー機はチューニング次第で全機体中最高の機動性を得ることが可能。XFA-33のLSWMを装備できるが、大幅に弱体化している。
- XR-45 カリバーン
Xに登場する架空機の1つ。多国籍企業体の航空機部門により、次世代戦闘機構想の実験機として開発された。経緯は不明だがオーレリアに持ち込まれており、その主な目的は実戦データの収集だったと噂されている。
前進翼から分かる通り、機動性に特化し、安定性を欠いた機体。専用パーツ「シルフウィング」でさらに機動性を向上させることが可能。 - YR-99 フォルネウス
Xに登場する架空機の1つ。隠し機体ではない架空機の中では最後に登場する。様々な新技術が投入された、次世代戦闘機のプロトタイプ。外見がどことなくR-101に似ている。
全体的に高性能で、これと言った欠点はない。専用パーツ「新世代レーダー拡散コート」で、ステルス性を向上させることが可能。 -
R-101系
デルフィナスシリーズと呼ばれる、ニューコムの主力戦闘機群。革新的思想を持つニューコム、そして、シリーズの中で最も異色な作品である3を象徴する機体群である。作中ムービーでの登場回数が多いだけでなく、攻略本とサウンドトラックの表紙を飾っているため、ある意味3における真の主役。
- R-101 デルフィナス#1
序盤のミッションで頻繁に敵機として出現する。使用できるのはミッションシミュレーター解放後。序盤の機体なので性能はそれほど高くはなく、機動性が少し優れている程度。全てが純ニューコム社製のオリジナルマシン第一号。
3から16年の歳月を経て、INFで復活。3での性能とは全く異なり、他作品の隠し機体に匹敵する超高性能機。如何に3の時代の戦闘機が高性能であるかを見せ付けるものとなっている。この機体のHUDは3仕様となっており、全てではないが効果音も再現されるというファンサービスがあるが、コクピットは用意されていない。
基本的な造形は3のデザインに忠実。相違点として翼下パイロンの増設、左側機銃の復活、エルロンの分割、エンジン口上部の隙間、翼前端のモールドが挙げられる。機銃は元々設定画の段階で既に存在しており、3のゲーム内モデルでは両側に備えられていたが左側からしか発砲しなかった。エンジン口上部の隙間は、3の攻略本や公式の壁紙に記載された設定画及び高解像度モデルでは翼の中央より少し前まで伸びていた。INFでは単に隙間があるのみ。
ハセガワからは1/144スケールのレジンキットが発売された。 -
R-101U デルフィナス#1
R-101のUPEO仕様機。本編中に使用できるのはこの機体。
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R-102 デルフィナス#2
中盤のニューコムの主力機となっている。敵機としてはよく見かけるが、プレイヤーが使うには一定条件を満たさないと通れないルートを通る必要があり、さらに合計で2回しか使えない。
R-101の成功を受けて開発が進められた機体。空力特性の強化と旋回性を重視して開発されており、R-101の双発から単発に変更した事で翼面にかかる荷重を低減し旋回性が向上しているが、出力でもR-101を上回っている。特徴的な上下二段の胴体はブレンデッドダブルボディと呼ばれる構造で、これにより空力をより能動的にコントロールできると言う。
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R-103 デルフィナス#3
ウロボロス含むニューコムルートで、プレイヤーとシンシア、またはフィーが最後に乗り込む機体。デルフィナスの最新型で、速度は通常の戦闘機の中では最も高い。
OPムービーでは全編通して本機が度々映し出されており、実質主役として目立っている。
今までのデルフィナスシリーズのコンセプトはそのままに、新型機と同等の膨大な資金と時間を費やして開発された。ニューコム曰くバージョンアップと言うよりも全く新しい機体であり、その形状は#1からかけ離れている。最新の設計技術を採用しており、これまでは機体の一部のみにしか適用できなかった一体成型技術を機体全面に適用。これにより空力特性を更に向上させている。エンジンは高機動化の為に双発に戻され、対地攻撃を考慮して大型化。機体前部に追加されたカナードにより、乗り手の技術に依らずによりアクティブな機動ができる。
ハセガワからは1/144スケールのレジンキットが発売された。
- R-101 デルフィナス#1
-
R-201系
- R-201 アステロゾア
双胴式の機体構造を持つニューコムの攻撃機で、その外観はミッションゼロにて海星に似ていると評された。R-101と同じく、使用できるのはミッションシミュレーター解放後。3のA-10とも言える機体である。
地上攻撃を主な目的として開発されており、UPEOに超低空を亜高速で有視界飛行し、地上攻撃を行う事にその破壊力を発揮すると評されている。胴体を二つに分ける事で積載量を大幅に増やし、それに伴い機体の耐久性等の面を強化する事に成功しているが、それと引き換えに機体が重く、低空での安定性は高いが最高速度はマッハ1(1540km/h)程度となっている。ゲーム内では機動性が低いが、設定ではプガチョフ・コブラが可能。また、フライ・バイ・オプトシステムと火器管制を統合した新世代アビオニクスを採用しており、これによりコフィンシステムによる操縦特性を十二分に生かしつつ強力な攻撃能力を制御する事が可能となっている。機銃は大口径のキャノン砲を装備している。3のオープニングでは外付けの爆弾を投下している事から、兵装は内蔵していない模様。 - R-201U アステロゾア
R-201のUPEO仕様機。本編中に使用できるのはこの機体。
- R-201 アステロゾア
-
R-211 オルシナス
R-201の後継機。運用法はR-201とはまるで異なり、高速で地上物に接近して破壊する事を企図している超音速攻撃機である。機動性は低いものの、他の性能はそれを十分にカバーできるほど高い。そのため、対空戦闘も得意である。
ニューコム機ながらUPEOルートでもこの機体を使ったミッションが存在し、そのミッションの前に着陸脚を降ろしたR-211を見る事ができる。 - YR-302 フレガータ
Xに登場する架空機の1つ。4発のエンジンを搭載した大型攻撃機。開発時は宇宙用の機体とまで噂されていたが、高高度の戦闘は得意ではない。一部では電子機器を満載しているかの様に言われているが、実際は逆で4発のエンジンと大量の燃料により機内スペースに余裕が無く、電子機器とコフィンシステムは最低限の物しか搭載していない。その上メンテナンス性も悪く燃費も悪い為航続時間が短い。一方で高い速度と重装甲を誇る。
攻撃機にしては性能のバランスは取れている。専用パーツ「ハイドラエンジン」で、大幅に速度を向上させることが可能。 -
R-311 レモラ
R-531に搭載され、高高度から攻撃目標に奇襲を行う小型攻撃機(このような機体はパラサイト・ファイターと呼ばれる)。その運用法故に長距離巡航能力は持たない。短時間の作戦で最大の効果を上げる為に開発され、長距離巡航能力や兵装の搭載数など不必要と思われる機能を削った結果、翼面積も極端に削られコンパクト且つシャープな、ミサイルにも例えられる外観となっている。非常に軽いので旋回と上昇能力が高い。高高度からの射出をメインとする為、機体制御はバーニアによるリアクションコントロールを採用しているが、動翼も備えている。(3時点での)現存する戦闘機の中で、最高速を誇る機体と言われている。余談だがこの機体には吸気口が見当たらない。
極めて高い速度を持つが、操作性は非常に悪い。 -
X-49系
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X-49 ナイトレーベン
3でのレナ専用機として有名な機体。ゼネラルリソース製にしては珍しく参考としている機体が存在せず、大型エンジンの排気口が楕円であったり、6基の小型エンジンを備えていたりと保守性を感じさせない機体である。イーオン粒子(空気清浄作用を持つ粒子)を利用した推進システムによる超高機動性を持ち、メガフロートを一撃で沈められる高出力レーザーを搭載した超高性能機体。劇中で見せた戦闘力の高さと時代背景を考えると、設定上では恐らくエースコンバットシリーズ最強の戦闘機。ただし、イーオン粒子が大気中に一定濃度以上ないと機動性が失われる(サイモン曰く「羽を毟られたカラス」)、ハッキングされるとパイロットに深刻な悪影響(記憶障害や精神崩壊)を及ぼすなどの大きな欠点がある。いずれもそれらの欠点を利用され、撃墜されている。
UPEOルート以外では終盤に戦うことになる。元々強敵である上に、ニューコムルート、ニューコムからのウロボロスルートではプレイヤーにとって不利な状態(高度が制限されるジオフロント、追撃されながらのイーオンジェネレーターの破壊など)になるのでかなり厄介な相手。
ブーメランのような翼を2毎重ねて中心で結合させた、極めて斬新な外見をしている。さらには、翼と翼の間に空洞があるのも大きな特徴。それ故にゼネラルからのウロボロスルートでは、ある悲劇が起こってしまった。
本来ならCPU専用だが、サウンドトラックに同梱されている拡張ディスクのデータをメモリーカードにコピーすることで、プレイヤーも使用できる。
ユージンからカプセルトイが発売されたことがある。
INFでは架空機の中でも最高クラスの性能を誇る多目的戦闘機として登場。レーザーはTLSとして再現され(色は原作同様に緑)、通常の機銃も使用できる。横幅が30mもある巨体のため、狭所を飛行すると思わぬ事故に遭ってしまいやすい。また、XFA-33同様に爆撃機のモーションが用いられている。 -
XR-900 ジオペリア
X-49の開発に携わった技術者が、ニューコムに移籍後その設計を基に無人機として開発した機体。試験飛行用にコフィンシステムが備えられている。外見は、X-49はブーメラン型だかこちらは三日月型で、楕円排気口も健在。下側の小型エンジンは外見上長方形×4に変更されている。ゼネラルルート最終ミッションの「Geoperia」で多数出現する。プレイヤーは最初に攻撃した1機にハッキングを行い、それを操縦することになる。また、特定条件を満たすことで、ミッションシミュレーターで使用できるようになる。
X-49の派生機なだけあって、速度と機動性は全機体中トップクラス。機銃として高出力レーザーを装備する。機銃としては強力だが、さすがにTLSほど高性能ではない。空力的に無理がある為か、水平飛行時に若干上向きに飛行する。
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X-49 ナイトレーベン
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UI-4054 オーロラ
ディジョン専用機として、終盤で戦うことになる機体。特定条件を満たすことで、プレイヤーもミッションシミュレーターで使用できるようになる。
X-49に匹敵する速度と機動性を持っており、様々なルートでプレイヤーを苦しめてくる。
X-49が横に大きいのに対し、こちらは縦に大きい。全く異なる形をしているが、2機が並んで飛行すると全体的に同じ大きさであることを確認できる。全長は30mとRF-12A2(YF-12AあるいはSR-71)並みの巨体。ミッション&ワールドビュウによればステルス能力を持つ模様。完全なエースコンバットオリジナル機ではなく、SR-91 オーロラと呼ばれる都市伝説が原型だと思われる。 -
X-02系
- X-02A ワイバーン
04の隠し機体として登場した後、シリーズ定番となった架空の艦上戦闘機。
デザインはSu-37やYF-23Aのものを取り入れている。低速時は前進翼形態となり、高速時は主翼を折り畳む。これにより高い機動性とステルス性を合わせ持つが燃料搭載量が少ないと言う欠点も備える事となった。武装面ではダークファイアと呼ばれる射程200km級の長距離対空ミサイル(あくまで設定上での話であり、ゲーム内では普通のXLAA)やAIM-9X等を装備できる。
04では戦争中にエルジアによって開発が進められていたが、結局戦争終結前にロールアウトすることはなかった。他の作品でもこの機体がストーリーに関わっており、5のアーケードモードでは自由エルジアがこの機体を接収し、無人戦闘機としてメビウス1の迎撃に向かわせている。また、5のキャンペーンモードではエルジアからユークトバニアとノースオーシア・グランダーI.G社に図面や機材が渡っている。
専用の特殊兵装はないが、隠し機体だけに基本性能が非常に高く、XLAAやXAGMなどの特に使い勝手の良い特殊兵装を装備するため、どんな作品、ミッションでも安定した強さを発揮できる。 -
X-02S ストライクワイバーン
7の隠し機体。A型を元に空軍単独採用機として改修が施され、重武装化したX-02。A型には対地攻撃に使用できる兵装が少ない、航続距離が短い、可変翼機構への故障が多いなどの欠点があったため、それらの解消も含めて機体構造からの見直しが行われている。武装面についてはダークファイアを引き続き使用できる他、新型対艦ミサイルのスターファイア(こちらもゲーム内では普通のLASM)を搭載可能。最大の特徴はレールガン兵器アークライトであり、これによってA型から大幅に攻撃能力が向上することとなった。武装システム操作に伴うパイロットへの負担を軽減するため、本機は複座となっている。それ以外の見た目は、細かい差異はあるがA型とほぼ同じ。
終盤ミッション「王無き国」で、ボスとしてミハイが乗る本機が出現。ミハイ機が直線飛行を続けた時にレールガンのチャージが開始され、完了するとプレイヤーに素早く機首を向けて攻撃を行う。時間が経過するほどレールガンの精度が上がっていく。
X-02がゲーム本編中に登場したのも、架空特殊兵装を搭載したのも7が初である。前述のアークライトはEMLとして使用できる。
- X-02A ワイバーン
- スカイキッド
INFにてスカイキッドよりゲスト参戦を果たした機体。シリーズ初の外部作品からのゲスト参戦であり、自機としてはシリーズ初のプロペラ架空機でもある。特徴的な二つの機銃は20mmで、INFにてレシプロ機がミサイルの代わりに備える第二機銃の代わりにループが武装として実装されているが、これは原作再現である。また、機体ツリーのアイコンやHUDの表示が一部ドット絵となっていると言う演出もある。特別機体のみで、通常機体は存在しない。 - ダークスター
映画「トップガン マーヴェリック」に登場した極超音速実験機。スクラムジェットエンジンを搭載し、最大速度マッハ10で飛行可能。劇中では実験機であるが、7でのコラボDLCではプレイヤーが使用可能な極超音速ステルス戦闘機として登場。
3の高高度専用機を思わせる極端な性能を有する。最大の特徴は規格外の速度で、映画から半減しているとは言え他の機体の約2倍に当たるマッハ5を叩き出す。ADF-11Fと同様に機銃としてのPLSLを搭載し、さらには特殊兵装としてのPLSLも装備可能。超高速性能とPLSLによる高い攻撃性能を持ち、使いこなすと非常に強力。一方で高過ぎる速度故に目標を通り越してしまいやすい、特殊兵装がいずれも本機の高速性能と相性が悪い、機銃や通常ミサイル発射時のタイムラグによる悪影響が他のステルス機以上に出やすいなどの難点がある。また、機体特性から想像が付くように機動性と安定性は悪い。
宇宙機
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R-352 セピア
ニューコムの対衛星シャトル。見た目は通常のシャトルとそれほど変わる事は無いらしいが、決定的な違いは胴体中心部に見られる貨物室を排除し、そこに機動用プロペラントを配した点。これにより宇宙空間では破格の機動性を獲得した。大気圏内での飛行能力も有する。宇宙空間専用の中性粒子ビーム砲と陽電子ビーム砲を装備する。
エースコンバットシリーズで唯一の宇宙ステージである「Zero Gravity」で使用されるのがこの機体。ミッションシミュレーターでもこのミッション以外では使用できない。
Advanceの登場機体
- F-A ステルス・ファイター
3つの垂直尾翼を持ちF-117と普通の戦闘機の中間の様な外観をしている攻撃機。 - F-C タロン
F-15に近い形状の戦闘爆撃機。弛んでいるように見える翼が特徴。 - F-E タロンⅡ
F-Cの発展系。外観に大きな変化はない。 - F-G ホーク
F-16の水平尾翼を2枚にしたような小型多目的戦闘機。 - F-H ハンターⅡ
三面翼が特徴の大型戦闘機。 - FZ-23 スティンガー
F/A-18に近い形状の攻撃機。 - MIS-30A
高高度迎撃機。細長い後退翼を持つ。 - UG-16 ホーク
戦闘爆撃機。F-Gを大型化したような機体。 - Y-25C JSF
対地攻撃力以外の性能に優れる統合打撃戦闘機。 - Si-40
全ての性能が高い戦闘機。Su-37を前進翼にしたような形状。
NORTHERN WINGSの登場機体
プレイヤーが使用できない機体
実在機
戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
- A-7 コルセア
A-4の後継機。2の「海峡突破作戦護衛」などに登場。 - F-4系
- F-5A
INF、F-5Eの機体解説にて言及される機体。 - F/A-18D ホーネット
2の「爆撃作戦護衛」などに登場。 - MiG-25
INF、MiG-31Bの機体解説にて言及される機体。 - MiG-29系
- Type-37K
マスターファイルASF-X、「2018年首都防空戦」に登場する、実在機を基にしたと思われるロシアの大型制空戦闘機の輸出仕様。モデルはSu-37。 - Type-52
マスターファイルASF-Xの「熱き地の震電」に登場する機体。ロシアの最新鋭ステルス戦闘機と記載されているため、モデルは恐らくSu-57。 - Yak-141 フリースタイル
2の「ミサイルサイロ基地破壊」などに登場。超音速VTOL機。 - バッカニア S.2B
エースコンバットでは珍しい純英国製の攻撃機。2の「資源採掘場攻撃」などに登場。
練習機
偵察機
登場回数が少なく、ターゲットになることも稀。
- E-2 ホークアイ
5の「第三艦隊集結」に登場。 -
RF-4EJ
マスターファイルASF-Xにて言及。F-4EJを改修した偵察機。 - U-2 ドラゴンレディ
04の「偵察機の帰還」での護衛対象。エンジンを損傷して幽谷を低空飛行しなければならなくなった上、ノイズジャマーで追撃ちをかけられる。携帯作品ではパーツ所持ユニットとしてよく登場する。 - SR-71 ブラックバード
高高度を飛行する高得点機としてたまに登場。2で初登場、04の「ソラノカケラ」では上空を物凄い速さで飛行する。5では「極西の飛行隊」で領空侵犯機として出現。SAMの攻撃を受けながらも飛行を続け、その後墜落。
爆撃機
シリーズを通してミッションターゲットになりやすい傾向にある。一部の機体は接近すると機銃で反撃してくる。
- B-1C ランサー
ゼネラルリソースが運用するB-1の架空の発展機。3に登場する。 -
B-52H ストラトフォートレス
ほとんどの作品に登場する、爆撃機の代表格。最初のミッションのターゲットになりやすく、登場機数・ミッション数も多い。5のキャンペーンモードでは大型機の中でもトップクラスの耐久力の高さを持つ。一部作品では機銃を撃ってくる。 - XB-70 ヴァルキリー
高高度を高速飛行するターゲットとしてたびたび登場している。その特性上、じっくり眺められないことが多く、レア度の高い機体。 - Tu-95 ベア
04,AH,7などに登場。役割的にはB-52Hとほぼ同じ。基本的に、プレイヤーが接近すると機銃で反撃を行う。 - Tu-160 ブラックジャック
高速かつ高耐久の爆撃機として登場する。そのため、XB-70ほどではないが、他の爆撃機と比べると撃墜に手間がかかりやすい。04の「解放」でのミッション更新後のターゲットとして出現。AHでは6機編隊を組みながら都市攻撃を行う反政府軍の爆撃機として登場。 - バルカン
5の「砂漠の矢」のみに登場する英国製爆撃機。B-52Hと共に飛行している。耐久力はかなり高い。
輸送機
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C-1 トレーダー
5の「初陣」でおやじさんが使用した機体。「ハートブレイク・ワン」で護衛対象として再登場し、バートレット達が脱出する時に使った。
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C-1
上記のトレーダーとは別機種である、自衛隊が保有する中型戦術輸送機。
7ではEASAの連絡機及びコゼット専用機として登場。前者は「最後の希望」後半で護衛対象として出現。後者は「残された島」開始前ムービーで、エルジア反乱軍からの攻撃を受けてタイラー島に不時着しており、コゼット以外の乗組員全員が死亡している。 -
C-5A ギャラクシー
初代以降のほとんどの作品に登場。初代においてはC-5としか表記されていないが、「敵の補給線を断て!」のブリーフィングでC-5Aと発言している。輸送機の代表格。5の「希望という名の積荷」での護衛対象でもある。キャンペーンモードでは至って普通だが、5のアーケードモードでは通常ミサイルを10発以上当てても撃墜できないほどの驚異的な耐久力の高さを誇る。
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C-17 グローブマスターIII
ほとんどの作品に登場。登場回数はC-5と並んで多い。実在の輸送機の中では唯一3で登場している。 -
C-130H ハーキュリーズ
04、5、ZEROなどに登場。5ではこの機体が空挺戦車を投下するミッションが2つ存在する。 -
Il-76 キャンディッド
AHの「Siege」での護衛対象として登場。サヴァー1を着陸まで守りきると着陸ムービーが、撃墜されると被撃墜ムービーが流れる。サヴァー1の生死に関わらず、サヴァー2、3、4は撃墜されるとミッション失敗となる。INFではジャミングを行う敵の電子戦機として出現。7では「敵主力艦隊殲滅」で敵ユニットとして出現。
ガンシップ
哨戒機
- ニムロッド/AEW-200
5、6に登場。 -
P-1
マスターファイルASF-Xの「F-3震電Ⅱの機体システム」では、フライバイライトの例として言及される海上自衛隊の機体として取り上げられた。
7の「1000万救済計画」では護衛対象として出現。LRSSGと共にアリコーン捜索を行う。
給油機
ミッションによってはプレイヤーがこれらの機体から空中給油を行う。
- EK-17U グローブマスターⅢ
3に登場する空中給油機。ゼネラルリソースが運用する架空のC-17の発展型、C-17Bをベースとしている。 - KC-10 エクステンダー
04、5、ZERO、6などに登場。 - KC-767J
イカロス・イン・ザ・スカイ、第三章、「実戦」に登場。1か月も前から決定していたASF-Xの耐久飛行試験の為、ダブル台風の中空中給油を行う事となった。 - KC777 ASST
3に登場する架空の空中給油機。ボーイング777の架空の派生機。実際にKC-777と言う空中給油機使用が提案された事が有るが、それとは別の機体である。
AWACS・電子戦機
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E-767
ほぼ全ての作品に登場。現実では4機しか存在せず、さらに日本しか保有していないが、シリーズにおいては唯一のAWACSとなっている。04以降の作品でプレイヤーを支援するAWACSはほぼ全てこの機体。本来なら安全な空域にいるはずだが、ミッションによっては危険な戦闘空域内で電子戦機としてECMを行うこともある。現実ではこのような運用はされず、そもそもECMポッドを装備することはできない。Xの「Ice Bound」ではどういう訳か対潜哨戒機として出現していた。
- EC-1
マスターファイルASF-Xの「2018年首都防空戦」に登場する航空自衛隊の電子戦訓練支援機。 - Type-50
マスターファイルASF-Xの「2018年首都防空戦」に登場する機体。1980年代に旧ソ連に採用された早期警戒管制機と解説されている為、モデルはA-50。ソ連崩壊後に第三国に売却されており、その後電子戦能力を与えられたがその後の消息は不明。最終的に新ロシア連邦軍残党の手に渡る事となる。
ヘリコプター
- ベル222
X2、「TOKYO CRISIS」のムービーに登場。 -
RAH-66 コマンチ
初代、2に登場。 - CH-47系
- MCH-101
マスターファイルASF-Xの「熱き地の震電」に登場する海上自衛隊の掃海・輸送ヘリ。 -
UH-60系
- UH-60 ブラックホーク
マスターファイルASF-Xの「熱き地の震電」に登場。マスターファイルASF-Xにしては珍しく米軍機でありながら名前が伏せられていない。 -
UH-60J ブラックホーク
マスターファイルASF-Xの「熱き地の震電」に登場。海上自衛隊の救難ヘリだが、マスターファイルASF-X内では人員輸送用として使用されている。 -
HH-60G ペイブ・ホーク
ZERO公式サイトのワールドニュース、ある兵士の記録#05に登場。ベルカ軍機でありトーラー・フント隊の移動に用いられる。作中ではペイブホークとしか書かれておらず、MH-60G、HH-60Pの可能性もある。 - SH-60K
マスターファイルASF-Xの「熱き地の震電」に登場。海上自衛隊が運用する哨戒ヘリ。
- UH-60 ブラックホーク
- Ka-25 ホーモン
04にのみ登場。ヘリにしては高得点。 - Ka-27 ヘリックス
AHにのみ登場。「Hostile Fleet」において、敵艦隊と共に出現。 -
V-22系
登場する際は、大抵軍の幹部や将校が乗るユニットとして扱われる。-
V-22 オスプレイ
04では幹部用ヘリとしてエルジア将校が脱出を行う時にこの機体に乗り込んでいる。 -
MV-22 オスプレイ
輸送型のオスプレイ。
7ではハーリング元大統領救出作戦時に、ハーリング及びボディーガードのジョンソンが使用。オーシア軍機に偽装したエルジア軍機によって機体は撃墜され、乗っていたハーリングは死亡する。これが原因で、近くで護衛していたトリガーはハーリング殺しの罪を押し付けられ、懲罰部隊送りとなる。
7のDLCミッションの「アンカーヘッド急襲」では、エルジア海軍将校がアンカーヘッド港からの脱出に使用。計5機が出現し、撃墜すれば非常に高い得点となる。出現する際はオーシア軍斥候タッカー04から都度無線が入る。
-
V-22 オスプレイ
無人航空機
旅客機
- ボーイング767
04の「エスコート」ミッションにエアイクシオン航空の旅客機として2機が登場。
エルジアからストーンヘンジの技術者とその家族を乗せて脱出しようとしていた所にエルジア軍機の襲撃を受ける。
その内の701便は離陸時の損傷によって機長が負傷、副操縦士のナガセが操縦していた。 - ボーイング747-400
5の「報復の連鎖」ミッションにて登場。アピート国際空港に数機が駐機しており、
上空には着陸待ちの機体も旋回飛行していた。 - エアバス A340
AHの「Power Play」ミッションに登場。多くの戦闘機が入り乱れるドバイ上空を飛行しており、プレイヤー機ともニアミスを起こす場面も見られた。
また「Akula」ミッションにおいてはワシントン・ナショナル空港に数機が駐機していた。
宇宙機
ミサイル迎撃機
実験機
架空機
戦闘機・攻撃機・多目的戦闘機
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ADF-01系
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ADFX-02 モルガン
ZEROの最終ミッション「ZERO」のターゲット及びラスボスとして、サイファーと一騎打ちを行うことになる機体。プレイヤー機であるADFX-01の改良型で、TLS、MPBM、ECMPを全て装備できる上に性能も向上している。特にECMPは、作動させると前方以外からの攻撃を機銃どころかTLSすら跳ね返してしまうほど高性能。 - ADA-01A ADLER
5に登場する予定だった攻撃機。ゲームの完成に間に合わず、設定と僅かな画像だけの存在となった。
ハイパーシンの開発コードを持つ広域殲滅兵器SDBMを搭載するために計画され、FALKENはADLERをベースに護衛機として計画された。
SDBMはポリ窒素を用いた爆弾であり、その破壊力は小型核爆弾に匹敵する。しかしポリ窒素は非常に不安定なため、三重の電磁防御壁で極超低温で密閉して両翼の付け根の専用コンテナに搭載している。発射時には防御壁を解放し、電磁カタパルトから低衝撃発射され、滑空後目標上空で爆発する。SDBMを搭載しない際は収納式30mmガトリングを四門搭載し、機内に対地、対艦兵装を搭載する予定であったが、機体自体は完成したもののSDBMが間に合わず、実戦には不参加となった。
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ADFX-02 モルガン
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ADF-11系
- ADFX-10
ADF-11の試作機。外見はADF-11と同一だが、機体カラーが白であり、武装は通常の機銃のみを搭載する。
「異動命令」の終盤に正体不明機かつボスとして出現する。非常に高い機動性と、ヘッドオン時にこちらのミサイルを機銃で迎撃するほどの優れた射撃能力を有する。耐久力は通常ミサイル約4発分と高い。なお、ゲーム中では一貫して「UNKNOWN」表記であり、正式名称はミュージックプレイヤーのBGM名から確認できる。 - ADF-11
複数種類のウィングユニットから、任務に応じて適切なものを装備することで、対空戦闘や対地攻撃、偵察にも対応可能な多用途性を有する小型戦闘機。ADF-01と機首部分がよく似ている。ウィングユニットとのドッキング時は主翼が閉じた状態となり、単独飛行時は主翼が展開され、前進翼の形状となる。ウィングユニット着脱機能は多用途性の獲得のみならず、万が一撃墜された時に、本体に搭載されている戦闘AIの蓄積経験値が消失することの防止も兼ねている。このため、機体の損傷が著しい場合はウィングユニットを切り離して安全地帯まで退避することができる。本体の武装は小口径レーザー砲のみ。劇中に登場するウィングユニットはADF-11FのRAW-Fのみ。
ゲーム中ではADF-11Fを2機共撃墜すると本機との戦闘になり、1機目はムービーを挟んで戦闘が再開される。基本的にADFX-10とほぼ同じ能力だが、こちらの方が耐久力が低いため撃墜しやすい。2機目は1機目との戦闘前に既に離脱しており、軌道エレベーターへと向かう。このため、海底トンネル及び軌道エレベーター内部で追撃を行うことになる。
- ADFX-10
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F-3系
ASF-Xを基に開発された大河重工業製の前身翼の多用途戦闘機。ASF-Xの実用版と言える機体であり外観も似ているが、設計は完全に新規で起こされASF-Xに比べて小型化されており、これによりハードポイントが減少している。製造時期や改修によって外見や装備に様々な差異がある。戦闘機としては世界で初めてフライバイライトを採用しているが、緊急用として燃料電池を使用したフライバイワイヤも採用されている。CCVモードと呼ばれる機能を持ち、これにより機体の進行方向を変えずに機種の向きを変える事ができる。これを応用し機体の進行方向以外に機首を向ける事で、相手に進行方向を誤認させるフェイク・マニューバと呼ばれる機動が可能となっており、これを用いてModel-22(恐らくF-22)とのDACTで圧勝している。但し発熱により動作が不安定になる、コンピューターがオーバーロードし易くなる等の負担がかかる事から通常は連続で15分の制限が有る。また、状況が揃えばパイロットの僅か一動作で相手をオーバーシュートさせる「カウンターマニューバ」と呼ばれる機能が有ると言われている。キャノピーは強度が高過ぎる為、脱出時はフレーム毎投棄する。マスターファイルASF-Xは2022年3月頃を想定しており、以下の説明内の予定はその時点のものである。ゲーム作品には未登場。-
F-3A 震電Ⅱ
マスターファイルASF-Xに登場する航空自衛隊のCTOL型多用途戦闘機。ブルーインパルスへの採用が予定されているが、時期尚早として見送られる可能性もある。前脚は初期型を除きシングルタイヤ、空中給油方式はフライングブームが採用されている。計111機生産予定。 -
F-3B 震電Ⅱ
マスターファイルASF-Xに登場する海上自衛隊のSTOVL型多用途戦闘機。前脚は初期型を除きカタパルトランチバーが無いダブルタイヤ、空中給油方式はプローブアンドドローグが採用されている。計108機生産予定。 - F-3C-RAF
マスターファイルASF-Xにて言及されるイギリス空軍の多用途戦闘機。イギリス軍は空軍向けCTOL型にシー・マグニフィセント・ライトニングⅡFG.1と名付けた旨が語られており、「熱き地の震電」でもF-3Aの輸出仕様であると述べられている。しかし巻末のイラストではSTOVL型となっており、CTOL型なのかSTOVL型なのかは不明である。試験、研究用に2機発注されているが、実機はまだ存在しない。 -
F-3C-RN シー・マグニフィセント・ライトニングⅡFA.1
マスターファイルASF-Xに登場するイギリス海軍用の多用途戦闘機。STOVL型。空軍が保有し、海軍が委託を受ける形で運用する。外観はB型と大差ないが、カタパルトランチバーを装備している事が文面から窺え、前脚はダブルタイヤ、空中給油方式はプローブアンドドローグが採用されている。計58機生産予定。 - F-3FSD(C)
マスターファイルASF-Xに登場する防衛省の機体。FSDとは全規模開発試験機の意であり、装備や運用、整備に関する様々な項目をチェックする為に6機製造された後、防衛省技術研究本部等でテストを受け問題点を洗い出したのち、全機F-3Aとして改修され航空自衛隊に納入された。(C)はCTOL型である事を表している。ピトー管とブレードアンテナが通常のF-3Aとの外観上の差異である。 - F-3FSD(V)
マスターファイルASF-Xに登場する防衛省の機体。上記FSD(C)のSTOVL型。画像は無い物のピトー管とブレードアンテナはFSD全体の特徴として記載されている為、当機もそれに倣った外観だと思われる。CTOL型同様6機製造され、防衛省技術研究本部や飛行開発実験団でテストを受け問題点を洗い出したが、その後6機中4機が海上自衛隊にF-3Bとして改修の上納入され、2機は航空自衛隊に渡り2022年3月時点でA型へと改修中である。B型試用機と書かれている為、一旦F-3Bへと改修され納入されたと思われる。
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F-3A 震電Ⅱ
- CFA-44系
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Q-X
イカロス・イン・ザ・スカイ第二章より登場する航空自衛隊、飛行開発実験団が開発している遠隔操縦式の試作ステルス無人偵察機。Q-Xはクオックスと読む。
フェーズドアレイレーダーを搭載しており、開発当初から空対空ミサイルによる武装を想定している。作中では一次試作機から三次試作機が登場し、主人公達は三次試作機と模擬戦をすることとなる。
全機ターボファンエンジンを搭載した超音速機で、翼長が長く主翼の中ほどが折れ曲がるASF-Xと似た可変翼を備える。その外観は非常に過激ともグロテスクとも評されるが、その設計は手堅く既存の物を組み合わせたもので、短期間にローコストで生産可能。
- 一次試作機
低バイパス比のターボファンエンジンを搭載した超音速機。翼長が長くアスペクト比の大きい飛行効率の良い機体デザインが採用された。その結果獲得した極端な運動性能と未完成の制御システムにより非常に扱いづらく、事故により全機失われている。レーダーに関しての言及は無い。 - 二次試作機
一次試作機の教訓を基に開発された機体。安定した自立飛行技術を備え高い成績を示したが、F-2との模擬戦に惨敗。遠隔操縦システムの限界により、機体性能で勝っていても戦闘能力は低かったため。この機体からレーダーに付いて言及されている。少なくともこの機体以降は「ステイツ」の提供した新型GPS衛星と国際宇宙ステーションⅡを利用した遠隔操縦システムを搭載しており、これによりQ-X計画にステイツが関与する事となった。 -
三次試作機
システム工学を専門とする国立大学の客員教授、戸倉ネツオが開発に自ら参加して開発された機体。軽飛行機並みの大きさで、全長に比べ主翼長が倍もある。設計について、二次試作機のものを踏襲している。最大20時間の飛行が可能で、改良により更に機体性能と生産性が向上した。最大の改良点は思考と補助入力による半自動操縦としたこと。オペレーターはグラスファイバー製の箱に入り、特殊なゴーグルとイヤフォンを付けて外部から完全に遮断された状態で、各機から送られる情報を統合したものを基に管制する。これにより最大で同時に16機管制可能。日本から海外の機体を正確に操作できるようになっただけでなく、AIが自律的に回避行動を取るようになり、戦闘能力が大幅に強化された。
外部から隔離された、思考入力による遠隔操縦と言う点では3に登場するコフィンシステムと似ているが、コフィンシステムとは異なり群れをコントロールするものであるため、有人型の必要性が無い点でその性質は大きく異なる。
INFではこの機体を基にしたMQ-90が登場するが、世界観が繋がっているかは不明。
- 主な操縦者
- ケリイ
- 主な操縦者
- 一次試作機
-
MQ-90系
上記Q-Xを基にデザインされた、INFに登場する無人戦闘機。INFの世界観にQ-Xが存在するかは定かではない為、Q-Xとは別項目とする。
- MQ-90 クオックス
INFに登場する日本の航空自衛隊が開発した汎用無人機、無人戦闘爆撃機で、アメリカ軍にも採用されている。過激な空力設計と新方式の半自動操縦システムを採用しており、改良型GPS衛星を中継に用いた管制によって運用される。機種中央にショックコーンのある吸気口を備えており、翼端にかなり大きな動翼を備えている。この動翼により主翼が中程から折れ曲がるかのように見えるのが特徴。Twitterで公開された資料
によれば、全長6.92m、全幅14.60m、降着装置を除いた全高は1.68m。搭載するエンジンはF110で、コクピットが無い為機体中央のほぼ全長がエンジンで占められており、機首下部に失速機動に対応する後ろ向きの吸気口を備える。武装として機首左側に対空機銃としてGAU-19、右側にレーダーと照準用の光学装備を搭載している。他に99式空対空誘導弾を装備できる。長時間安定した飛行が行え、亜音速以下での飛行能力を重視しており、超音速飛行は可能だが超音速巡航はできない。
キャンペーンモードに登場する機体は模倣品な上改良版であり、厳密にはMQ-90そのものではない。このコピー機はヴェルナー・ノア製と断定されているが、同社は関与を否定している。此方は蝶使いによって運用された事が示唆されている。 -
MQ-90L
MQ-90を基に何者かが無断で改良した戦闘無人機。QFA-44の護衛機として運用され、背負ったレーザーで敵機又はミサイルを撃墜する。改良したのはヴェルナー・ノア社と思われる。
- MQ-90 クオックス
- MQ-99
7におけるエルジアが運用しているコンテナ射出型無人戦闘機。実在するEADSバラクーダとデザインがよく似ている。
コンテナの発射装置から射出されるため、滑走路を必要としないのが特徴。開戦直後、エルジアはこの点を活かし、オーシアの各港に停泊中だったエルジアの貨物船から本機を発進させ、各種軍事施設の精密爆撃を成功させている。
ゲーム中では前半ミッションによく出現する。無人機のため機動性は高いが耐久力は低く、通常ミサイル1発で撃墜可能。 - MQ-101
アーセナルバードの翼下に計80機搭載され、主に母機の露払いとして運用される無人パラサイト・ファイター。X-47Bとほぼ同じデザインをしている。
通常は主翼を折りたたんだ状態で母機に搭載され、運用時には投下後に主翼を展開して飛行を開始する。再度母機の翼下に戻ることも可能。
アーセナルバードが出現するミッションで共に出現し、凄まじい物量で押しにかかってくる。MQ-99と同様の高機動かつ低耐久。MQ-99以上の回避機動を見せるが、一方で長時間の直線飛行をすることがあり、この時が狙い目となる。 - SLUAV
アリコーンに搭載される無人機の1つ。アリコーンから発射された砲弾の終末誘導を担当する他、母艦の護衛にも運用される。自機ミサイルに反応して正確に避けるような機動を行うのが特徴。 - ウェポンUAV
ADF-11Fに2機搭載される無人機。TLSを搭載しており、敵の戦闘機だけでなく、ミサイルの迎撃も行う。母機が先に撃墜されるとこちらも無力化される。
プレイヤー仕様機のADF-11Fではこの機体を特殊兵装「UAV」として運用可能。武装はTLSの代わりにPLSLを搭載。 - バリアドローン
アリコーンに搭載される無人機の1つ。母艦周辺に多数展開し、アーセナルバードと同様のシールドを発生、敵の攻撃から母艦を防御する。シールド発生までタイムラグがあるため、この時だけ撃墜が可能。シールドを一定時間発生させたバリアドローンは墜落する。 - マーレボルジェ
6に登場する無人機。CFA-44による管制によって運用される。機動性が非常に高い上に出現する数が半端ではなく、常に攻撃にさらされるので、撃墜は困難を極める。 - リムファクシ艦載無人機
MPUAVベースの無人戦闘機。5の「ラーズグリーズの悪魔」で登場。 - 無人戦闘機
イカロス・イン・ザ・スカイ第三章、「実戦」に登場。共和国の戦略ミサイル潜水艦を特殊作戦用に改修したものから遠隔操作される。大型ミサイル発射管から2基の無人機を収めた格納容器を射出し、格納容器が分解した後ロケットブースターで水平飛行に移行。最終的に切り離して自力で飛行する。小型なので性能は高くないが空対空ミサイルを装備し、機体の周囲全天全周の映像をパイロットに送る事ができる。但し後方はあまり見えないらしい。
爆撃機
- XB-10 BIG BAD MAM
2と3Dに登場する大型爆撃機。「試作爆撃機破壊(2のみ)」、「最終防衛ライン突破」に出現。高い耐久力と他の爆撃機を圧倒する巨体を持つ。
3Dではミサイルによる自衛が可能なため、迂闊に近付くことはできない。また、合計で3機出現する。量産直前にクーデター軍に鹵獲されたという設定がある。 - Bm-335 リントヴルム
ZEROにのみ登場するベルカの戦略爆撃機。翼と一体化した四基のエンジン、四つの垂直尾翼、二つの筒を二段に並べた機首と外観が特徴。下部の機首にはナハティガル爆撃用レーダーが装備されている。ウスティオの傭兵曰く「古典的な機種」との事で、AaWによれば初飛行は1951年と本当に古く、ベルカ戦争の時点で誕生してから44年を数える機体である。幾多もバージョンアップを繰り返しており2011年時点でも現役ではあるが、爆撃を任務としたベルカ戦争時とは異なり主に偵察用に用いられる様になっている。
長大な航続距離を有しており、元々は核兵器の運用を目的として開発された。ベルカ戦争時の仕様では後部銃座の周辺は電子戦機材により肥大化し、銃座は無人化されコクピットで操作される様になっている。
ベルカ戦争時の出撃はAaWによれば二回と極めて少ないが、何れも対地攻撃を重視した作戦であった事から軍事評論家は対地攻撃力を高く見積もっている。 - R-531 モビュラ
R-311を搭載する高高度攻撃機(ゲーム中はそのように呼ばれている)。攻撃対象に接近しR-311を発進させる。通常の戦闘機では飛行できないほどの高い場所にいるので、迎撃は困難。オープニングでは何かを発射する姿を見る事ができる。 - YRB-89
Xiで登場。YR-99 フォルネウスをそのままスケールアップしたかのようなスタイルを持つ爆撃機。
輸送機
-
空中母艦
イカロス・イン・ザ・スカイ、第三章に登場。共和国が運用する秘密兵器の一つで、戦闘機を背負って飛ぶ輸送機と紹介されている。作中ではCFA-44が発進用ブースターロケットなる物を用いて発進している。それ以外機体の詳細は不明だが、効率の悪さにも拘らず空軍関係者のお気に入りらしい。 - R-501 ライコドン
ニューコムが運用する大型輸送機。滑らかな曲線を描いた近未来的な形状をしている。空中給油機仕様も存在する。 - XC-01
Xにのみ登場する、C-1によく似た架空機。メソン・カノンに用いられるMBSR(中間子ビーム安定化調整器)の輸送に用いられる。MBSRを稼働させて、開いたハッチからビームを照射することが可能。真後ろにいるとビームを食らう。
ヘリコプター
-
HH-9B
5の「零下の檻」で、CH-47を援護するガンシップとして登場。しかし、ミッション終了後に暴風雪で墜落。乗組員はその後ナガセに保護される。「決路」終了後のムービーにも登場。 -
UH-9
6にのみ登場。先に登場した5のHH-9Bと機体構造が似ている。 - R-701 トライキス
ニューコムの攻撃ヘリ。全てがコンピュータで管理されており、自動で敵機への攻撃を行うが無人機かは不明である。
その他の機体
- EA-200
6にのみ登場。ECMを行う電子戦機。デザインはボーイング767がベース。 - RF-3A
マスターファイルASF-Xにて言及されるF-3Aの偵察機仕様。自衛隊が運用する。ASF-Xが試験していたと思われるタクティカルセンサーポッドが搭載されると噂されており、このポッドは相手機の搭載兵装を解析する事が可能と言われている。2022年3月時点で6機生産予定だが、将来的にF-3Aを改修しその数を増やす事も考えられている。作中ではまだ実機は存在していない模様。 -
R-505U
UPEOが運用するニューコム製の要人専用機。UPEOルートでは「Seylla and Charybdis」で護衛対象、ゼネラルルートでは「Tainted Peace」でターゲットとして登場する。さらに、UPEOルートではミッション後にこの機体を撃墜するかしないかで、今後の運命が変わる大きな分岐点となっている。 - R-808 フォーカ
ゼネラルルートでは「Welcoming Committee」でターゲット、ニューコムルートでは「Guardian Angel」で護衛対象として登場する、R-352の改造母機。 -
SSTO
イカロス・イン・ザ・スカイの第三章より登場。ステイツが運用する。打ち上げ時には電磁気式カタパルトを補助推力として利用する。初号機のシェパードには単独離床能力は無いが、グレンとアームストロングには単独離陸能力が備わっている。STSの巨大な翼を持ち、無駄が多かった機体設計を全面的に見直した為制御翼は小さいが、CCV技術の応用により離陸に十分な空力性能を獲得している。耐久性の高い素材で作られた耐熱バンパー、打ち上げの各ステージで最も効率的に動くパワーレンジの広い新型エンジンを装備している。 - TFJ-01 ゴールドスター
マスターファイルASF-Xにて言及される、大河重工業製の大型ビジネスジェット。前身翼とカナードを備えた美しい双発ジェット機で、巡航速度はマッハ0.92である。これは当時クラス最速であったにも拘らず燃費が在来機とほぼ変わらなかった事から、2007年の初飛行までに100機を超える受注を受けている。 - TLSリフレクター
INFにて登場した飛行船。エクスカリバーから発射されるレーザーを反射させる兵器であり、単独での戦闘能力はない。Twitterに投稿された画像によれば、三基のプロペラを持ちテールフィンは四つ、ゴンドラには三角形と台形の模様が見える。 - TTJ-60
マスターファイルASF-Xにて言及される、大河重工業製の練習機。1960年代にT-34の後継として開発されたが不採用に終わる。 - UI-4052 クラリアス
「Fragile Cargo」で登場する、テロリストによって細菌兵器を満載された飛行船。撃墜したり、ビルの破壊に間に合わず激突させてしまうとミッション失敗になる。 - サプライシップ
7に登場。タイラー島のマスドライバー基地から打ち上げられる補給機。アーセナルバードの各兵装、MQ-101の燃料の補給を目的に運用される。
「残された島」終盤にマスドライバーから2機打ち上げられ、これを追撃することになる。高速で飛行している上に高耐久で、さらには周辺に雷雲と強風が発生しているため、撃墜が難しい相手。また、撃墜すると搭載された補給物資が暴発するため、接近し過ぎているとダメージを受ける。 - ダミー
INFに登場。白地に赤い的の様なペイントが機首に施された飛行船。標的として運用されている。2基のプロペラを持ちテールフィンは三つ。ゴンドラには窓の様なテクスチャが確認できる。 - 単段シャトル
5に登場。略称、SSTO。AaW掲載の設定画によれば正式名は再使用型宇宙往還機であり、リニアカタパルトによるマスドライバーで打ち上げられ、本体の推進装置はエアロスパイクエンジンを用いている。上部の二つの筒を繋ぎ合わせた物体が兵装モジュールで、アークバードとのドッキング後に切り離して帰還する。 - 無人偵察機ドローン
5に登場する無人航空機。
超兵器
エースコンバットシリーズでは恒例となっている超大型航空機。ボス級の敵として登場する。
- 空中要塞
初代の「衝撃の空中要塞」に出現する全翼機の空中要塞。正式名称は不明。空中空母として機能していて、護衛のF-22とSu-27を発進させる。機首付近に飛行甲板らしき物が存在するのと四つの大きなエンジンが特徴。 - UI-4053 スフィルナ
3の全てのルートで戦うことになる、ウロボロスの飛行船型空中空母。元々はUPEOのECM母艦だった。胴体下部にカタパルトを利用する滑走路、その後部にアームを利用した戦闘機回収機構を持っており、ルートによっては実際に着艦する事となる。
機銃で弾幕を張って防御しながら、接近したプレイヤーにミサイルで攻撃する。多数の護衛機を引き連れていることが多い。 -
アークバード
5に登場する大気機動宇宙機。軌道変更に大気圏との摩擦を利用した、「大気利用軌道変換」が可能。衛星とも航空機とも異なるカテゴリーの機体と言われるが、公式サイトによれば厳密には人工衛星である。本来はその軌道変更の迅速性を生かしたMD構想における弾道弾迎撃兵器であったものを、オーシアとユークトバニアの和解および隕石「ユリシーズ」落着により軌道上の残留隕石排除用のプラットフォームに改装したもの。それをさらにオーシア、ユークトバニア間の開戦にあわせ改めて大気圏内への攻撃を行う戦略兵器に改装されるという複雑な生い立ちを持つ。
オーシアの戦略兵器としてシンファクシ級潜水艦の弾道弾迎撃など活躍をしていたが、スパイによる破壊工作の後ベルカの手に渡り、無人機射出装置と戦術核を搭載される。
エンジンが3度に分かれて出現するので長期戦になるのが特徴。武装として機体下部と上部のそれぞれ違うレーザー砲を搭載する。レーザーは一定間隔で発射される。無人機は機動性が高い。また、射出装置を破壊しないと次々出現する。撃墜後、その事実は伏せられ表向きには墜落事故と報じられた。
2008年にはアークバード会議と呼ばれる首脳会議の舞台となっている。
- XB-0 フレスベルク
ZEROでベルカが開発中だった全幅503mの重巡航管制機。XB-0の「0」を「オー」と読む。このXB-0自体はAaWによると、型式番号では無くコードネームとの事。ベルカ領中部シルム山麓のイエリング鉱山にある基地に建設された巨大格納庫にて開発が行われており、第一試験段階を完了していたが連合軍の接近により完成を待たずして基地より脱出。その後クーデター組織「国境なき世界」と合流、接収される。未完成であるため良く観察すると外装が無い部分がある。
また空中管制機が本来の役割だが、計画段階では作戦機50機を搭載する空中空母としての役割をあわせ持ち、その桁外れな積載量を生かし爆撃機や輸送機として運用することも想定されていた。劇中では、「国境なき世界」によりベルカ戦争の停戦条約締結を行ったルーメンおよびウスティオのヴァレー空軍基地を空襲し多大な損害を与えている。
多数の対空兵装と1350.2kNのエンジンを6基持つ。実はこれらはFAEBを機体上部に投下すればまとめて全て破壊できてしまう。それよりも護衛のエスパーダ隊の方が強敵。
これだけ巨大な機体でありながら、その開発は軍事機関にも長らく気づかれていなかったとされる。その理由としてイエリング鉱山一帯が常時雲に覆われ、衛星による画像解析が不可能な立地であった事が挙げられている。 -
グレイプニル系
- ガンド
Xiに登場するグレイプニルの同型機。作中の表現からグレイプニルと同時に建造が勧められていた様である。未完成である為、一部機能が搭載されていない。 -
グレイプニル
Xにおけるレサスの技術の結晶ともいえる戦略飛行艇。ステルス性が極めて高いのが最大の特徴で、レーダーはもとより、光学迷彩により視認も難しい。ちなみに量産化し各国に売り込む予定であったらしい。
弾道ミサイルSWBMやショックカノンといった兵器が本機の特徴のひとつ。SWBMは燃料気化爆弾と同様の仕組みを持ち、炸裂時に水平方向に強力な衝撃波を発生させ航空機を一掃することが目的となっている。ショックカノンは機体下方に燃料を噴射し、中間子ビームで着火することで眼下の敵を征圧する。原理的にはSWBMと同様。中間子ビームに莫大な電力が必要であるため、発射時には光学迷彩を解除する必要がある。
運動性能は想定よりも高いようで、本来なら実行に移せば空中分解を引き起こすはずの背面飛行やコブラができる。特に、一部ルートで背面飛行した時の乗員の台詞《な、なんだ…。ウ…ウワーッ!》はよくネタにされる。
- ガンド
- P-1112 アイガイオン
6で、エストバキアがフレスベルクをはじめとするベルカの技術を投入し建造した全幅:963.77m 全長:433.3m 全高:102.39mの重巡航管制機。空中空母としての役割も持ち、事実上のフレスベルクの完成系、あるいは後継機。空中艦隊思想に基づいて設計された。エストバキアにはこれほどの規模の航空機を離発着させる基地が存在しなかったため、飛行艇となっている。とはいえ基本的に空中給油を繰り返し飛び続け、着水する機会はあまり無い。作中世界に置いて、艦載機を搭載してそれを運用する航空機は史上初ではないかと言われている。
空中管制機、空中空母としての役割のほかに、広範囲に炸裂する巡航ミサイル「ニンバス」による長距離攻撃を主な任務としており、「ニンバス」の誘導は着弾地点付近に送り込んだUAVにて行う。ただし、アイガイオンが直接捕捉可能な距離であればUAVが無くとも「ニンバス」の誘導は行える。また、自身の防空用に多数の対空機関砲や対空ミサイルを装備する。
6機の給油機による給油時に、前方のレーダーが無効になるのが弱点。
ゲーム中ではRCLやFAEBが有効で、一度に複数の対空兵器とエンジンを瞬時に破壊できる。
INFでは非常招集ミッション「Moby Dick Pursuit」のボスとして再登場。この非常招集には4種類あり、それぞれでカラーリングと呼び名が異なる。Ⅰでは白色(6と同じ)で白鯨、Ⅱでは赤色で赤エイ、Ⅲでは金色で金シャチ、Ⅳでは黒色で黒鯨。金シャチと黒鯨はニンバスを撃たない代わりにレーザーでミサイルを迎撃する。 - P-1113 コットス
6に登場するアイガイオン率いる空中艦隊の電子支援を行う電子支援プラットフォーム。非武装。 - P-1114 ギュゲス
6に登場するアイガイオンの近接防衛を行う航空火力プラットフォーム。対空機関砲やVLSを装備。大型機にしては機動性が高い。 -
スピリダス系
- スピリダス
X2でヴァラヒアによって造り上げられた空中要塞。X-49をそのまま巨大化したような外見が特徴。やろうと思えば「挟まる」ことなく中をくぐり抜けられる。劇中では強化型含め2機登場し、計3回戦うことになる。
レールガンのバラウール、誘雷兵器などの武装を持っており、両者共地上物にとって大きな脅威となる。後者は戦闘機に対しても強力。ミッションルートによっては赤外線欺瞞弾IRCMも搭載する。これが発射されている間はミサイルが一切使い物にならない。 - スピリダスII
スピリダスの強化型。誘雷兵器とIRCMに加え、新兵器の気化弾頭ミサイルHi-TASMと電磁バリアREADSを搭載する。地上部隊との連携で、READSを無効化しながらの戦闘となる。
- スピリダス
- オルゴイ
X2に登場するもう1つの空中要塞。計4機が製造され、その全てと戦う。
武装はSAM、対空砲、爆弾などの通常兵器のみだが、歴代超兵器の中でも屈指の運動性能を有しており、その高さは戦闘機並み。急上昇、急降下、バレルロール、真横移動などを難なくこなす。終盤では2機による連携飛行も行うのでかなりの強敵。迂闊に接近すると接触しやすい。 - アーセナルバード
7に登場する超大型無人空中空母。軌道エレベーター防衛を目的にオーシアによって開発された。開戦直後にエルジア軍が軌道エレベーターを占拠したのと同時に、本機も接収される。
外見はYB-35を巨大化し、横方向に広げたような全翼機。メイン2基、サブ6基の二重反転プロペラを持つ。動力は軌道エレベーターの太陽光発電衛星から送信されるマイクロ波であり、これによって半永久的に飛行が可能。前期型「リバティ」と後期型「ジャスティス」の計2機が製造され、その2機が常に軌道エレベーターの半径1200kmを周回して防衛を行っている。両者は共通して、機体上部の対空ミサイル砲、翼下に搭載されるMQ-101、長距離ミサイル「ヘリオス」、機体上部中央のレクテナドームから発せられる偏向シールドを有する。ヘリオスはアイガイオンのニンバスのような兵器で、空中で炸裂して範囲内の航空機を一掃する。偏向シールドは蓄積した電気エネルギーを瞬間的に放電するもので、通常の航空機や艦船からの一斉射撃を完全に無効化できるほどの防御性能を持つ。ジャスティスはさらに高出力レーザー砲とパルスレーザー砲を搭載しており、非常に高い攻撃能力を有する。
劇中では計5ミッションでアーセナルバード絡みの展開があり、リバティとは「ストーンヘンジ防衛」で、ジャスティスとは「灯台」でメインとなる戦闘が行われる。両者共に航空機部隊だけでは対処できず、それ以外の支援要素が無ければ撃破できないほどの強敵振りを見せ付けている。リバティに対しては、偏向シールドをも突き破れるほどの威力を持つ、修復されたストーンヘンジによる狙撃で、ジャスティスに対しては、軌道エレベーターの電力供給停止に伴う偏向シールド解除で勝利することになる。
関連項目
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