- 「思ったような戦果や成果を挙げられなかった」
- 「そもそも全く役に立たなかった」
- 「あるいは十分使えるけど何かが常識から外れている」
- 「時代を先取りしすぎた」
概要
有史以来、人類は敵との戦いに勝利する為に様々な武器、兵器を開発してきた。
勿論その中には“傑作兵器”と呼ばれ兵士達に愛された兵器もあった。
“傑作兵器”を作ろうと、執念が結実した結果「どうしてこうなった」と言わしめる兵器もあった。
この記事では、そんな各国の“珍兵器”達を紹介する。また、一部装備品も含まれる。
ロマン砲も参照のこと。
イギリス
ドイツ
ドイツの技術力は世界一ィィィィ!を斜め上の発想で異空間に吹き飛ばすことに定評があるドイツ。
溢れんばかりの技術力と極端な変人技術者がたくさんいるだけにとりあえず実際に作ってしまうのが恐ろしい。
- クーゲルパンツァー
直訳すると球戦車。見た目もそのまんま。満州でソ連に鹵獲されたドイツ製兵器。終戦間際の混乱の為、詳細不明。とりあえず画像検索と個別記事参照。 - マウス
重量188t。重すぎて地面に沈み込んでしまうというギャグ漫画を地でやらかした超重戦車。個別記事参照。 - E-100
重量140t。マウスと同時進行で開発されていた超重戦車。マウスと違い完成せず。一応、戦後アメリカが頑張って完成を目指すも、実用性を見いだせず、ていうか飽きて一旦放置。英国紳士が後を継ぐものの、その後の記録がないことから英国紳士も匙を投げたのではと考えられている。 - アルケット ミーネンロイマー
試作地雷処理車。鋼鉄製の可動パーツをつけた巨大な車輪×3で地雷を踏み潰し処理する車両。自衛用にⅠ号戦車の砲塔を装備。大きさは通常の戦車と同程度だがとにかく見た目がゴツい。ゲームで中ボスを張れるほどゴツい。なおプラモデルに「VsKfz 617」という型番が書かれているためそれがこの車両の特殊車両番号だと一部で誤解されているが、この番号は搭載しているⅠ号戦車の砲塔の型番である。本車は一両のみの試作車両で実際の特殊車両番号は不明、資料は製造メーカーにもあまり残っておらず、クビンカ戦車博物館で再発見されるまで謎の部分が多かった。 - ラーテ ※
予定重量1,000t! 当然計画倒れに終わった超超重戦車。個別記事参照。 - P1500モンスター ※
ラーテを超える超超超(ry 主砲は80cm列車砲を予定! - ミドガルドシュランゲ ※
大まじめに計画されていた地底戦車。計画のみ。固定武装は機関砲だけ。 - パリ砲
第一次世界大戦でその名の通りパリに向かってぶっ放した列車砲。機密保持処理のため詳細は不明だがその砲弾は人類史上初めて成層圏に到達した物体だったという。 - V3 ロンドン砲(V3 15センチ高圧ポンプ砲)
第二次世界大戦でその名の通りロンドンに砲火を降らせる事(ドーバー海峡越しに!)を目指して開発された多薬室砲。ムカデの足のように砲身側面に並んだ薬室を順次点火して弾体を加速させて高初速を実現する…予定だった。一応、試作と試射までは漕ぎ着けた。その後は...そりゃコンピューターも無い時代にそんな複雑なメカニズムじゃ… 現代ではマスドライバーとして注目を集めつつある砲システムである。 - 風力砲
空気の塊で敵機を撃ち落す、リアル「くうきほう」。試作どまりだが180m先の2.5cm厚の合板を破壊できた。 - 渦巻き砲
人工竜巻発生器。竜巻を作って敵機を落とすという発想はどこから出てきたのか。試作どまり。 - 音波砲
衝撃波で敵兵士を殺傷するための兵器。しかし射程が短く長時間照射しなければならなかった。試作どまり。 - 太陽砲
太陽光を反射鏡で集光し照射する兵器。「紫外線照射装置」に近い(?)本当にドイツは真面目に研究した様子。某世界一ィィィィの少佐が肩に担いでいたかは不明。流石に個人携行兵器ではないと思われる。
発想自体は古代ギリシア(今もオリンピックの聖火着火に使われる)からある。発展版として衛星軌道から太陽光で焼き払う案もあった。 - ラインメタル製戦車砲用サイレンサー
あまりにも18禁過激な形状をした戦車砲試験用サイレンサー。なんだよネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか、完成度たけーなオイ。ちなみに用途は演習時に近隣への騒音を減らすためといういたってまともなもの。 - バッヘム Ba349 ナッター
木造ロケット迎撃機。ベニヤなどで構成された機体にロケット弾を満載。飛翔後ロケットを斉射し、そのままパイロットは脱出するという単純さと2分という航続時間から「有人対空砲」とも評された。 - ブローム・ウント・フォス BV 40
ゲテモノヒコーキメーカーとして定評のあるB&Vのいつものビックリドッキリメカ。迎撃用戦闘グライダーというわけわからん代物。輸送用ならともかくガチの戦闘用って… - ブローム・ウント・フォスBV 141
「視界が広い”単発"偵察機」を作れと命じられたリヒャルト・フォークト博士の生みだした非対称単発機。フォッケウルフが半ば要求無視で作った「双発」偵察機に敗北し量産されず。詳細は個別記事参照。 - ブローム・ウント・フォス BV 155
ドイツ最凶の変態機メーカーとして名高い?安定のB&V謹製ビックリドッキリメカ高々度戦闘機。ラジエーターが主翼の下に付いている。縦横比がおかしい(全長約12mに対し、主翼を含めた全幅は約20m!)。ちなみに設計者はリヒャルト・フォークト博士。またお前か。 - ブローム・ウント・フォス Bv P163 ※
ある意味フォークト博士の最高傑作?の攻撃機。胴体には二重反転プロペラ、主翼の端にキャビンという常軌を逸したデザイン。 - ブローム・ウント・フォス Bv P166 ※
双胴版Bv P163。 - ブローム・ウント・フォス Bv P170 ※
3発戦闘機。エンジンの配置が機体中央に1発、そして左右の翼端に1発ずつという異形という表現すら通り越した形状をしている。なお乗員の位置は尾翼の近く。 - ブローム・ウント・フォス Bv P175 ※
パラサイトファイター。胴体の下にどー見てもとってつけたとしか思えない配置でジェットエンジンがくっついている。 - ブローム・ウント・フォス Bv P178 ※
ジェット爆撃機。外見を簡単に言うとキャビンとエンジンの付いているところが逆になったジェット版Bv141。 - ブローム・ウント・フォス Bv P188 ※
ジェット爆撃機。主翼がW字型。逆ガル翼ではなく上方からの投影図がW字型。 - ブローム・ウント・フォス Bv P192
急降下爆撃機。プロペラが変な位置(首輪のような部分)にある。 - ブローム・ウント・フォス Bv P195 ※
攻撃機。プロペラが上記Bv P192以上に変な位置(胴体中央部)にある。 - ブローム・ウント・フォス Bv P202 ※
一本の直線翼を、機体との接合部分を軸に可動する可変斜め翼戦闘機。35°までの範囲で可変可能であり、通常の可変翼機同様幅広い速度域で性能を発揮する予定だった。しかしこの構造は1944年の当時はおろか現在でも革新的過ぎた。斜め翼というのがよくわからない人はNASAが1979年に開発したAD-1という試験機を検索するとよい。 - ブローム・ウント・フォス Bv P212 ※
ジェット戦闘機。その形はコックピットの付いた筒に翼が一本生えている、というもの。 - フォッケウルフ Fw189
上記Bv 141の競合製品こそこいつ。双胴機の中央にBv 141のそれのようなガラス張りキャビンが付いている。Bv141程ではないが正直かなりキモイ外見。通称『空飛ぶ額縁』。ダメ押しで攻撃機的なこともできる仕様だったりする - ヘンシェル Hs129
で、上記Fw189の攻撃機バージョンの競合製品となったのがこいつ。A-10神の遠い祖先…と思ったら装甲が分厚すぎてコクピットが割りを食って死ぬほど狭い、狭すぎるコクピットのお陰で操縦桿が完全に動かせない、コクピットにスペースがないからエンジン関係のメーターはエンジンナセルに直付されている(つまりコクピットの外)、挙句の果てにエンジンが非力という"空飛ぶ突っ込みどころ"。こんなのでもFw189の攻撃機バージョン(装甲化で性能が低下した)よりはマシな性能だったらしい。 - フォッケウルフ トリープフリューゲル ※
チップジェット(ローターの先端にジェットエンジンを付けて推進力で回転させる)式ローターで推進するテイルシッター型VTOL戦闘機というマジキチ。ある意味上記レルヒェを超える存在。映画「ルパン三世 カリオストロの城」で伯爵が似たような機構のオートジャイロを保有している(見た目は普通)。宮崎駿的に受けたのだろうか・・・ - メッサーシュミットMe163 コメート
いまのところ唯一実戦運用されたロケット戦闘機。当時最速だったもののエンジンの性質上8分しか飛べず、行動半径の狭さから「基地の近く通らなきゃ怖くない」と相手にされなくなってしまった。またエンジン爆発の危険性に加え、漏れた過酸化水素混合燃料は人体を溶解させる危険性がある。 - メッサーシュミット Me323 ギガント
大型の輸送用グライダーにエンジンを6発搭載して自力飛行できるようにした輸送機。皆大好きギガント。飛行性能は散々だが機体が布張りなのが功を奏し、機銃を当てても文字通り穴が空くだけでそのまま飛んでいられたという逸話あり。独特の外見から宮崎アニメの大型機(バカガラス、ギガント)のモデルともなる。 - ハインケル He111Z
Me321(上記ギガントの元ネタとなった大型輸送用グライダー)の牽引用に開発された機体。爆撃機He111を横に2機合体させた。あまりにも奇怪な見た目で連合軍兵士を『妖怪双子飛行機だ!!』とちびらせたとかなんとか。まぁ、その連合軍であるアメリカも似たような戦闘機F-82を作っちゃったんだが。 - ハインケル He162 ザラマンダー
第二次世界大戦中最速(最高速度900km/h)の単発ジェット戦闘機。国民車(フォルクスワーゲン)ならぬ国民戦闘機「フォルクスイェーガー」を目指して生産された。速い!安い!強い!と三拍子揃った機体になる予定だった。未熟なパイロットでも扱えるように良好な操縦性を持たせるつもりであったが、完成した機体は熟練パイロットすら酷評するほど操縦性の悪い代物になってしまった。 - ハインケル He177 グライフ
ドイツ版アブロ・マンチェスター。やっていること(2連結合エンジン)も失敗もだいたいマンチェスターと同じ。用途的には戦略爆撃機なのに当時の流行り(というか急降下厨な国家元帥のワガママ)で急降下爆撃能力を持たされそうになって四苦八苦。 - ハインケル レルヒェ ※
プロペラVTOL戦闘機。ドーナツ状に機体周囲を主翼が覆い、尾翼を下にして垂直に立った状態から離陸/着陸するテイルシッター型のWW2末期計画機。超過禁止速度が時速1,282kmと超音速というバケモノ。戦後アメリカやフランスで真似された。 - リピッシュ P.13a ※
リピッシュ博士ご自慢のラムジェットエンジン搭載の空飛ぶ合体三角定規。その姿は要検索。風洞模型による風洞実験ではマッハ2.6でもイケるとのこと。 - ゾンボルト So344 ※
機首に機体直径とほぼ同サイズの巨大ロケット弾を搭載したロケット迎撃機。ヴァルターロケットで飛翔。風洞実験が行われたが、完成には至らず。1945年初期には計画は中止。 - ツェッペリンラマー ※
単座のロケット迎撃機。爆撃機に懸吊され、空中で切り離し発進する。問題なのはその攻撃方法で、ロケット砲ほ発射した後はその頑丈な機体と機首の棒で敵爆撃機に体当たりをするというもの。なお、体当たり機ではあるが生還前提なので特攻機ではない。 - ハウニブー ※
まさかのUFO型VTOL戦闘機。戦車砲などを搭載予定だったとか。実機は完成せず。ゲーム「鋼鉄の咆哮」に登場するが、あながち完全なフィクション戦闘機でないことが恐ろしい。 - ゼンガー/Silbervogel ※
大気圏外を飛ぶ宇宙空間爆撃機。大気圏上部を水切り石のように跳ねながらアメリカを目指す、となっていたが耐熱をどうするつもりだったのだろうか。戦後、米ソで研究した結果「大陸間弾道ミサイルでよくね?」との結論が出てしまった。 - ドルニエ Do 31
戦後開発の紅茶に思いっきり毒された試作輸送機。個別記事参照。 - ミステル
Ju-88爆撃機の機首をそのまま爆薬に置き換え、操縦用戦闘機を上にドッキング。敵地上空で切り離し突入させる一種のミサイル。どこぞの桜花やキ167と違い突入機体自身は無人で当たれば強力のはずだが、敵地上空前で捕捉されると逃げ切れない。 - フィーゼラー Fi103R
元祖巡航ミサイル・V1飛行爆弾ことFi103に簡素なコクピットを取り付けた対艦用バージョン。
パイロットは突入寸前に脱出するという計画だった。
しかしコクピットの場所はパルスジェットの吸気口の前。脱出できんのかこれ。
ドイツ流桜花。 - IDAS
潜水艦の魚雷発射管からぶっ放す対空ミサイル。
元々対戦ヘリコプターを排除するために開発されたミサイルだが、母艦から光ファイバーで手動誘導できたり開発元は「対空攻撃だけでなく敵艦の艦橋にぶち込んで目潰しにも使えるよ!」と言ってたりと、なんだか紅茶に毒されかけているような…。 - ゼロ距離発進
敵機来襲!! 早く迎撃機を出撃させろ! でも滑走路は爆撃でボッコボコ。さあどうする。 戦闘機にロケットくっつけて強引に離陸させればいいじゃん! …で、やってみた。 あれ? 離陸したのはいいけど着陸の時どうしよう…
なお、本来の想定は滑走路が使用できない状況においても増漕ガン積み&戦術核爆弾一発を抱えて飛び立ち、自国領内に侵入した敵を殲滅するという、冷戦期特有の世紀末的作戦である。 - H44超大型戦艦 ※
満載排水量14万トンの「ぼくのかんがえたさいきょうのせんかん」。ドイツ海軍は海軍増強計画であるZ計画のもと各種新鋭艦船を設計開発することとなった。そのひとつがH級戦艦。ビスマルク級戦艦に準じたH39以来、H40<H41<H42<H43<H44と着々と進化し、最終的に戦艦大和の2倍近い排水量をもつ超戦艦が構想された。主砲は50.8cm砲を連装4基8門。速力は30ノット超という化け物。計画倒れだが、作れそうなのが怖い。 - H45超超大型戦艦 ※
夢はでっかく、なのか上記のH44をさらに発展させた戦艦。主兵装は80cm砲8門など。排水量64万トン。非公式プランでP1500モンスターの海軍版的な存在。連合国軍どころか宇宙人と戦う気ですか?リアル「鋼鉄の咆哮」 - U-139型
駆逐艦と砲撃戦が出来る潜水艦。お前は何を言っているんだと言われそうだが、第1次大戦末期に3隻建造。全長110m、排水量2400tと両大戦を通じて最大規模のUボートであった。魚雷発射管6基と15㎝単装砲2基を装備。最大の特徴は60mmもの装甲を張った事で、当時の駆逐艦や巡洋艦よりも装甲が厚かった。ちなみに計画段階では排水量1万t、20㎝連装砲4基を装備することになっていたが、いくらなんでも作れないのでこの大きさに留まった。第1次大戦後はフランスが1隻を接収。後述のスルクフ開発の参考になったと思われる。 - Z52級駆逐艦※
慢性的な航続力不足というそれまでのドイツ駆逐艦の欠点を直すため、燃費の良いディーゼルエンジンを採用することで高い航続力を実現した駆逐艦。特性的に高速航行が苦手なディーゼル艦のくせに計画速力は37.5ノットと妙に速い。
ボロが出る起工前にチョビ髭らの反対で建造中止になったが、件のディーゼルエンジン(正確には試験艦のZ51に搭載される予定だったもの)はドイツ国内の博物館に現存している。 - Ⅷ型Uボート
ヴァルター機関を搭載した、高速潜水艦。水中速力は28ノットと通常動力型潜水艦では破格の高速化を実現。「サイレントハンター4」でその速度に魅了された艦長も多い事だろう。
しかし、ヴァルター機関の欠陥を克服できずに2隻で建造中止。船体はXXI型に流用された。 - H&K G11
薬莢を廃した未来志向のケースレス自動小銃。個別記事参照。 - H&K Mark 23
アメリカの特殊部隊向けに作られた自動拳銃。・・・だったのだが、要求仕様を全て満たした結果「デカい!重い!使いづらい!」を体現したようなシロモノになってしまった(かのデザートイーグルとほぼ同サイズ)。メタルギアシリーズでソリッド・スネークの愛用銃であるためか日本での知名度は比較的高い。詳細は個別記事参照。
フランス
- カエサル 155mm自走榴弾砲
一言でいえば『先進国が本気で作ったテクニカル』。個別記事参照。 - ベスパ 150 TAP
対戦車スクーター。個別記事参照。 - ミトラィユーズ
ガトリングに先駆けて登場したライフル弾を斉射できる野戦砲。
見た目は砲架に載せた巨大なペッパーボックス銃。
マトモに運用できれば高い制圧能力を発揮できたが、運用員がロクな訓練を受けていなかったり、小銃と大差ない射程なのに大砲と同じような運用をしようとしたりと用兵のマズさでコケるのはフランス軍の常である。 - ルイ・ボワリョーの戦車
第一次世界大戦の時代にルイ・ボワリョーが考案した装甲戦闘車両(?)。
「枠状のレールの中に『本体』が収まっている」という凄まじい外見をしている。
外枠の「レール」を使って障害物を踏み潰しながら進行するという目論見だったが、最高時速はたったの2km/hの上に旋回はほぼ不可能。
英国面を上回る…というかたぶん英国ですら発想すら出来ない突き抜けた逸品。 - シャール 2C (FCM 2C)
第一次世界大戦中に計画された多砲塔重戦車。尾橇装備時は全長12mと、後発のTOG2やマウス以上の世界一長い戦車。完成したのはWW1終結後だが、何を考えたのか10両も作ってしまった。WW2にも投入されたが、結局1回も戦うことなく全車処分された(内処分に失敗した1両と損傷の少なかった4両が鹵獲される)。
ちなみに駆動方式はマウスと同じガス・エレクトリック方式。 - FCM F1
2Cの後継機として開発された戦車。こちらも全長10.53m、重量139tとマウスに迫る勢いのデカさ。後継機ということで12両程発注されたそうだが、モックアップができた頃にドイツに占領されたため、完成には至らず。
- スパッドA2
フランスの誇る高性能戦闘機スパッドシリーズの嚆矢。プロペラ同調装置が実用化される前の戦闘機で操縦手と機銃手からなる複座機なのだが、「プロペラが邪魔ならプロペラの前に機関銃座を設ければいいじゃない」という発想からプロペラの鼻先に機関銃座という名のゴンドラを据え付けたという震電やディファイアントがマトモに思える代物(ちなみにこの頃は密閉式風防なんて物は無いです)。
機銃手は遮りのない良好な視界を得たが(ただしすぐ背後で回るプロペラの恐怖と戦いながら)、逆に操縦手は機関銃座の存在で視界が非常に悪く、特に着陸時には少しでも前のめりで着陸するとゴンドラが機体に押し潰される。
曰く「敵ではなく味方を恐怖に陥れた」。 - C450コレオプテール
レルヒェの精神を受け継ぎ、環型の翼がついたジェットエンジンの「先端」にコックピットをつけた、ただそれだけのテイルシッター型VTOL機。見た目はふとっちょのロケット、というかむしろ樽。流石にこれだけでは水平飛行の性能が悪過ぎて墜落し計画中止。 - レドゥク
他に例のないラムジェット有人機。ノーズコーンにコックピットが内蔵されている。脱出できるのかコレ。最終型 022はミラージュIIIと次期迎撃機を争ったが敗北した。 - 装甲艦オッシュ
1881年に就役した装甲艦。当時の装甲艦では標準的な乾舷の低い艦体に、煙突やマストを含めなくても乾舷の高さの三倍にもなる上部構造物を盛りまくった、扶桑もびっくりのハウルの浮かぶ城。
その設計は「労働者の小屋を背中一面につけ、半分沈んだ鯨」と非難され、風刺画のネタにまでされた。フランス海軍でも流石に設計がまずいと判明し、姉妹艦の設計をもっと現実的な形に改めた。オッシュも後に上部構造物の縮小化工事が行われている。
なおオッシュをはじめとした19世紀後半~1900年代のフランス軍艦の外観は他国とは美的感覚を異とするエスプリに溢れており、某極東のアニメ監督など一部の熱狂的なマニアを生んでいたりする。 - 潜水艦スルクフ
「シュルクーフ」とも。M級潜水艦を現実的にしたもの。そもそもが非現実的過ぎるのは内緒。20.3cm連装砲塔を装備した砲撃潜水艦。他にも水上機及び後部甲板上に旋回式魚雷発射管を積んでいるという珍兵器要素のテンコ盛り。最後は商船との衝突事故で沈んでしまった。「終戦のローレライ」のイ507潜はドイツの手に渡ったコイツを更に魔改造したという設定。 - SWAO 53
フランスの造船会社が提案したステルス艦のプラン。ぶっちゃけると船版Bv 141。フランスにステルス兵器を考えさせると妙な形になる例その1。個別記事参照。 - フォーミダブル級フリゲート
シンガポール海軍が運用するラファイエット級フリゲートの派生型。ブリッジの前方にピラミッド独特な形状のレドームが積んである。一部では海の向こうのデアリングよりもアレな外見との評も…フランスにステルス兵器を考えさせると妙な形になる例その2。 - 将来型潜水艦SMX-25
揚陸用潜水艦。細く尖った艦首といい、後部に偏った大きいセイルといい、ウルトラ警備隊のハイドランジャーをほうふつとさせるアニメチックなデザイン。フランスにステルス兵器を考えさせると妙な形になる例その3。水上速度は38ノットと水上艦顔負けなのに水中速度は10ノット。お前のような潜水艦がいるか。 - L-CAT
双胴揚陸艇。砂浜に乗り上げる際は船底が下がって平底船に変形。 - 吊り下げ式航空機発進装置
戦艦ロレーヌで試験された航空機発進装置。
「戦艦を空母にでっち上げたいけど滑走路作る余裕がねえよ?」
「なら戦闘機を吊り上げて紐なしバンジーで加速させればよくね?」
「ナイスアイデア」
大雑把にいえばこんなもんである。
もちろん、機体はドボンで大失敗。 - ショーシャ軽機関銃
おフランスのお上品で瀟洒な軽機関銃。繊細に扱う自信がなければ、送り返したほうがよい。おフランス版L85。個別記事参照。
アメリカ
金と資源は無限にある。でもそれ以上にソ連恐怖症と全面核戦争恐怖症を拗らせすぎた結果がこれだよ!
米国面の記事も参照。
- TV-1 ※
1950年代に計画された原子力エンジンで動く戦車。原子力エンジン故の圧倒的な航続性能が期待された。遮蔽と装甲と重量バランスを色々考えてみたが、「燃料切れより先に乗員が被曝でまいる」という計算になった。自重しろ。あと撃破された時後始末をどうするつもりだったんだろうか。 - M388 デイビー・クロケット
リアルヌカランチャーもとい核バズーカ。個別記事参照。「セオドア・ブリュースター・テイラー」も併せて参照するとよい。 - ゼネラルエレクトリック ビートル
米空軍が原子力航空機の事故処理のために試作させたモビル・マニピュレーター。履帯で自走する有人ロボットアームといったもので、その外見はどう見てもレイバーか何かである。試作機が放射線遮蔽装備の重さのせいで自走できず、計画中止。つか事故ると予測できるなら原子力航空機を作ろうと思うなよ。 - M50オントス
106㎜無反動砲を両サイドに3門づつ=合計6門搭載したリアルガンタンク。個別記事参照。 - LOSAT/CKEM
炸薬を搭載せず、徹甲弾並みのスピードで敵戦車の装甲を直接ブチ抜く次世代の対戦車ミサイル。先代のLOSATはデカくて重くて高額な上に、命中まで照準レーザーを目標に照射しなければならないので撤退できずと不便だらけだったためにお蔵入り。 後継のCKEMは小型軽量化を果たした上に、撃ちっぱなし誘導が可能になったので多少マシになった。 - グッドイヤー アクロン / メイコン(飛行船)
飛行船に専用の艦載機の発着艦機構を備えた、本物の空中空母。米軍の寄生戦闘機構想の始まりにして唯一の成功例だが、二隻とも事故で喪失した。詳細は個別記事参照。 - マーチン AM モーラー
A-1スカイレイダーをも上回る3000馬力の発動機に4.8トンものペイロードを誇るレシプロ艦上攻撃機だが作った結果不都合の見本市と化す。個別記事参照。 - ダグラス XTB2D スカイパイレート
モーラーと同じく3000馬力エンジンエンジンを積んだ2重反転プロペラにガルウィング翼のちょーカッコいい艦上攻撃機。しかし全幅は21m以上、B-25(陸上爆撃機)よりでかい上すぐ後に出てきたA-1と性能が変わらないためたった2機作っただけで没。 - ヴォート XF5U フライングパンケーキ
愛称がすべてを物語る試作艦上戦闘機。その形状ゆえ頑丈でスクラップするにも一苦労だったらしい。個別記事参照。 - ノースアメリカン F-82 ツインムスタング
あの傑作戦闘機P-51ムスタングを2機合体させ、航続距離の延伸やレーダー搭載を画策した双子機。おまけに性能はほぼそのまま。だが、見た目的に珍妙極まりない。夜間戦闘機としても大活躍したが、たまに増槽型のレーダーユニットが高Gに耐え切れず外れたりしたらしい。 - ノースアメリカン B-25G/H
ロマン砲搭載航空機は日独だけと思ったら甘い。B-25に75mm砲を積んでみた。但しリロードが手動なので再発射まで時間がかかり、何よりさっぱり当たらないのでロケット弾が実用化されるとお役御免に。 - BQ-8/PB4Y-1 アフロディテ
爆弾満載のB-17を離陸させた後搭乗員は脱出、母機からラジコン操縦して強固な敵施設に突入させるアメリカ流ミステル。だが、脱出前に機体が爆発・墜落・被撃墜と当時の技術では惨憺たる結果に終わった - ボーイング YB-40
ドイツの昼間爆撃で大損害を出していたB-17に、これでもかと機銃を増設したハリネズミのごとき護衛機。肝心の護衛対象より重くなり速度が出ず、P-51などで護衛のめどが立つと元の爆撃機に戻された - コンベア XFY-1 ポゴ
レシプロ試作VTOL戦闘機。機首を真上にして着陸するという悪夢のメカニズム。当然着陸時には「下が見えねェ」 ドイツが計画したレルヒェを実際に作ってみた結果がこれだよ! - ロッキード XFV-1サーモン
レシプロ・テイルシッターVTOL機第2弾。こちらは「仮の脚」をつけて水平飛行しただけで試験終了。垂直離着陸機でありながら垂直離陸ならず。 - ライアン X-13バーティジェット
垂直姿勢のVTOL機第3弾はジェット機。専用の垂直離陸プラットフォームにセミのように合体する。下が見やすいようコックピット角度の変更機能など意欲的な機能を持ちワシントンDCでもお披露目をしたものの空軍の要求は満たせなかった - コリンズ エアロダイン
Me163コメートの設計で悪名高いリピッシュ博士が亡命後アメリカで開発したVTOL機。スティパ・カプロニをも超えるキング・オブ・樽。主翼をとっ払い、胴体のみで揚力を得るという全翼機ならぬ全胴機。 - XFV-12
超カッコイイVTOL機の予定。発想がまさに英国面。個別記事参照。 - ヴァルティー XP-54
試作戦闘機。H型エンジンを機体に収めるため紅茶の香りあふれる非常に個性的な姿をしている。これ設計したの絶対イギリス人だろ。 - グラマン ナットクラッカー ※
ナットクラッカーとはくるみ割り人形の事。離着陸時に機首と主翼はそのままで機体の後ろ半分、エンジンと尾翼が90度下へ折れ曲がる艦載VTOL計画。見た目はどことなくガウォーク。だが、離着陸時エンジンが一発止まれば即墜落する危険をはらむほか、構造的にどう見ても危うく、計画は模型どまりに終わる。 - コンベア X-6 ※
B-36をベースとした原子力戦略爆撃機。搭載される原子力ターボジェットエンジンは、あろうことか大気中に放射性物質をバラ撒く構造のものが採用されていた。さすがの米軍もこれはアカンと思ったのか、原子炉のみを搭載した試験機NB-36Hが製作されたのみで計画は中止された。 - コンベア NB-36H
前項X-6開発の検証のため、とりあえず「飛行中に原子炉を稼動できるか」テストするために開発された試験機。つまり原子炉はある意味死荷重。乗員防護のためのコックピット部遮蔽カプセルだけで12t、支援車両も特注。さらに、飛行試験時は放射線測定機ならびに「墜落事故を起こした際に現場をすぐ封鎖できるように」空挺部隊満載の輸送機が随伴した。 - プロジェクト・プルート ※
遮蔽していない原子炉を動力とするラムジェット巡航ミサイル。超低高度をマッハ3で何日も飛び続けるので地球上のあらゆる地点を核弾頭で攻撃することができる。しかし排気口からは放射能が撒き散らされる上、ソニックブームによって地上への被害も凄まじかったはずである。エンジンは1961年にテストされ、結果は良好だった。最終的に計画は中止されたが、冶金学や航空学に様々な進歩をもたらし、得られた技術は他の分野で活用されている。[1] - ロッキード CL-1201 ※
全長約170m、全幅341mの超大型輸送機。離陸時は182基のリフトエンジンの手助けで滑走し、巡航時は原子力にて飛行する、まさしく化け物。この巨大な胴体を生かすべく、通常輸送機型の他に普通のボーイング707を引っ張るor空中で707に荷物を積みおろしするLSA、22機の戦闘機+2機の小型機を搭載する空中空母型などが考案された。だから、何でもかんでも原子力にするなって。 - AIR-2ジニー
狂気の空対空核ロケット弾。個別記事参照。空対空ミサイルの信頼性が低かった時代に考案されたもので、編隊を組んでやってくるソ連の爆撃機部隊のド真ん中にぶち込んで一気に吹っ飛ばす為に開発された。爆発半径は約300mとの事だが、複数の迎撃戦闘機での同時使用が想定されていた。撃った方の安全性?なにそれ、美味しいの。1957年7月19日、「プラムボム作戦」と呼ばれる一連の核実験で一度だけ実弾が使用、爆心地には数人のアメリカ軍人が立っていた。 - マーチン P6M シーマスター
50年代に開発された4発ジェットの大型水上機。航続距離2,400km、爆弾搭載量13.6t、最大速度1,100km/h(マッハ0,89)。機雷敷設や哨戒・偵察はおろか核攻撃にまで対応しているというてんこ盛り機。苦労の末に量産が開始された矢先、核攻撃に対応したA-3艦上攻撃機の登場やポラリスSLBM実用化の目処が立った為にさっさと廃棄されてしまった。 - ウィリアムズ X-ジェット
いわゆるフライングプラットフォームの一種。ジェットエンジン化したことで小型化(60cmx60cmx1.2m) 、高速化(最高速度96km/h)、高高度化(実用到達高度3000m)を実現したものの、音がうるさい、足が短い(飛行時間30〜40分)、危険(ジェットエンジンを足でまたいでいるので、故障すると足が吹っ飛ぶ)と突っ込みどころ満載だったため不採用に。メタルギアソリッド3に登場しているのはコイツ。デザインは有人改札口を想像してもらえばだいたいあってる。 - デラックナー HZ-1エアロサイクル
所謂フライングプラットフォームのひとつとして開発された。しかしコイツは乗り手の足元をプロペラが回る極悪設計。何故こんな設計がまかり通った。 - マクダネル XF-85 ゴブリン
リアルたまごヒコーキ。護衛用に爆撃機から空中発進/回収できる寄生戦闘機・パラサイトファイターだが、飛行性能も飛行可能時間も非実用的。着陸脚はないので、ただでさえ難しい空中回収に失敗すると不時着するしかない - FICON/Project Tom-tom
先のゴブリン失敗を鑑みて「既存の機体(F-84)を爆撃機(B-36)に合体させる」と言うコンセプトで進められた親子飛行機計画。 護衛はさっぱり諦めて、「子機で核攻撃・偵察」に目的が変更された。前者は爆弾倉から特製クレーン「ブランコ」を展開して分離収容、後者は翼端同士を特殊なヒンジで合体させる。とくに後者はちょっと油断すると子機側の翼がもげる。 - コンベア F2Y シーダート
某国の水上戦闘機に嫉妬した?超音速水上ジェット戦闘機。加速することで水上スキーにより機体が浮き上がる。空母の大型化でぶっちゃけいらなくなったため開発中止。 - ノースアメリカン・ロックウェル NR-349
A-5攻撃機のダッシュ力を強化するために尾部の核爆弾搭載スペースにJ79をもう一発ねじ込んで3発機にしてみた。一昔前のSTGの自機みたいでカッコイイと思うか、あるいはなにこれキメェと思うかはその人次第。 - ボーイング XF8B
戦闘雷撃機。ブラックバーン ファイアブランドと同じ。無論、いらない子扱いである。愛称すら無い。3機作ってキャンセルを食らったボーイング社の黒歴史 - フィッシャー XP-75イーグル
高性能機を安くすばやく開発しよう、とのコンセプトでP-40の外翼、SBDの尾翼、F4Uの脚を寄せ集めて結合エンジン&二重反転プロペラを載せた自動車メーカー・GMの子会社フィッシャー開発の爆撃機向け護衛戦闘機。予想をはるかに下回る低性能で量産契約は破棄された。それで高性能機がポンポン出来れば普通の航空設計者が苦労しない。 - ベル RP-63 ピンボール
まさかの有人標的機。爆撃機の自衛用砲塔の射撃訓練用。P-63をジュラルミン装甲と防弾ガラスでガッチガチに超☆強☆化。弾がHitすると先端の赤ランプが「大当たり~!!!」と点滅するのが馬鹿っぽいので当たったのがわかりやすい。 - ベル XP-77
試作レシプロ戦闘機。「第二次大戦が始まったら金属が足りなくなるかもしれない!」という危惧の下開発された木製戦闘機。
まぁアメリカの場合完全な取り越し苦労。 - ボーイング X-32
「これ設計したの絶対イギリス人だろ」と言いたくなる程奇妙な形状をした試作戦闘機。競合機であったX-35(後のF-35)とのコンペに敗れ不採用となる。こっちも愛称無し。一歩間違えばコイツが日本の空を守る事になっていたのか…… - ジェネラル・ダイナミクス F-111 アードバーク
世界初の実用可変翼機にして戦闘爆撃機。空軍と海軍で同じ機種使えば合理的、という皮算用だったが海軍型はマクナマラの黒歴史。用途的に「F(戦闘機)を間違って付けられた」などと揶揄されるが、戦闘爆撃機としてはF-15Eよりも優秀との声も。個別記事参照。 - ロッキード SR-71 ブラックバード
言わずと知れたマッハ3級高高度戦略偵察機。高高度での超高速飛行に耐えるため、機体の93%がチタン製というセレブっ子。更に専用燃料(なんとセシウム入り)が必要なグルメっ子。そして熱膨張を考慮して各部に隙間を設けているため待機中は燃料が染み出すお漏らしっ子。 - STAVATTI SM-36 STALMA ※
ベンチャー企業が作ろうとした第6世代ジェット戦闘機(!?)。主翼と巨大カナードがX字型に配置された異様な形状、冷却プラズマ空洞アクティブステルスなる謎技術の装備、公式サイトのイケイケな完成予想CGなどのせいで軍事板のごく一部で邪神として崇められている。なお、完成予想CGには洋上迷彩が施された航空自衛隊仕様のものも存在する。2018年現在では、個別のページは企業のサイトから消滅している。 - シコルスキー S-72 Xウィング
見た瞬間に溢れでるコレジャナイ感。固定翼と回転翼を兼用させた主翼を持つ試作VTOL機であり、普通思い描かれる“Xウィング”とはXの向きが90度異なる。ただし、複葉だったりする所やエンジンの形などは中途半端にそれっぽい。 - エアロスペース B-377SGスーパーグッピー
B-29を魔改造したC-97から発展したアポロ計画遂行の為に開発された大型輸送機。サターンロケットの大型部品を運ぶ為とは言え、英国紳士でも驚かんばかりのデザイン。動けるデブ。佐貫亦男曰く世界で最も醜い極限を示した機体。あのスリムなB-29も改造しまくればこうなるのか・・・ - ヒューズ H-4 ハーキュリーズ
翼端の大きさで言えば、世界で最も巨大な航空機。超大型飛行艇として1機がハワード・ヒューズの趣味で試験的に作られた。1947年初飛行。そこまでデカいのは要らないのでお蔵入りに。 - YMC-130H
1979年のイラン革命に伴うイランアメリカ大使館人質事件の武力解決のために、空軍がやっつけで開発した。特殊部隊を乗せたC-130にやたらめったらロケットブースターをくっつけまくって、大使館近くのサッカー場に着陸、作戦完了後そのまま離陸するというプランだったが、制作した機体は試験時に見るも無残に大破。結局事件は1981年の親中東派のレーガン政権の成立により自然解決。
- AL-1
レーザー砲搭載ジャンボジェット。弾道ミサイルの迎撃を目的に開発された。主に外見。 - LST-1級戦車揚陸艇
艦そのものは第二次大戦の連合軍反抗を支えた名兵器なのだが、問題はその後。
戦後に世界中の同盟国にばら撒かれたLSTだが、一部の国ではなかなか代替艦が建造されず、21世紀になっても現役で運用され続けていたりした。というか、今でも現役の艦がある。 - ユナイテッド・ステーツ 航空母艦
満載排水量83,350トンという戦艦大和より重いデカイ空母。ちなみに、アイランド型の艦橋が無い。超巨大「龍驤」。1948年起工。キティホーク級航空母艦とほぼ同クラスだが、40年代にいきなりこの巨艦なので様々な逸話が多い。当時は核爆弾の小型化が困難で核爆弾を搭載する艦載機は必然的に大型化する。なら空母もアメリカンサイズにすればおk。ということで計画スタート!だがしかし、こんなトンデモ艦に予算やらイニシアティブを握られるおそれを抱いたアメリカ空軍が激怒。たちまち内輪もめに発展し、国防長官が引責辞任し、のちに鬱病を患い自殺してしまう。陸軍と空軍のバッシングの嵐から次期国防長官は起工5日目に建造をキャンセル。煽りを食らって海軍長官がまた1名辞任。「米空軍が撃沈した唯一の航空母艦」とまで言われた。 - ボルチモア級重巡洋艦
第2次世界大戦後半に就役した大柄な事以外は普通の重巡洋艦。その船体を活かして以下の派生型に改造された。個別記事参照。
- オールバニ級ミサイル巡洋艦
後述のロングビーチに続くミサイル巡洋艦型。 - サイパン級軽航空母艦
戦力化されたのが大戦後だったので動く通信中継基地に転用。
- オールバニ級ミサイル巡洋艦
- ウースター級軽巡洋艦
基準排水量14,000トン。最大18,000トンの軽巡洋艦。帝国海軍の高雄型重巡洋艦よりデカイ。でも主砲サイズ的に軽巡洋艦。いいね? 太平洋戦争で圧倒的な砲撃能力を軽巡洋艦に持たせるべく満を持して設計開発するも、完成する頃には戦争が終わっていた。おまけに、艦砲ドクトリンがミサイルドクトリンに変わちゃったので、時代に取り残され2隻で打ち止め。その2隻も10年弱で引退。 - ロングビーチ原子力ミサイル巡洋艦
艦橋がキモい圧倒的存在感を放つミサイル巡洋艦。戦後初の新規設計の巡洋艦で世界初の原子力水上戦闘艦。1961年就役。対空対艦対潜すべてのミサイル発射基を保有(90年代にはトマホークミサイル発射機も装備)。当時にVLSとかいう便利なシロモノは無いので発射機盛りだくさんである。デカい艦橋には海軍初のフェーズドアレイレーダーを装備していたがうまく動作せず最終的に撤去された。個別記事も参照。 - ズムウォルト級ミサイル駆逐艦
ステルス性を極限まで追求した奇怪な姿が特徴のぼくがかんがえたりそうの次世代のイージス艦。しかし、各種システムの開発失敗とそれに伴うコスト高により、原子力空母と同じ価格で日本で言うところの一般的な護衛艦に毛が生えた程度の攻撃能力しか持たない(対潜兵装に限ってはそれ以下)。詳細は個別記事参照。 - 沿海域戦闘艦
「Littoral Combat Ship」(LCS)と銘打たれたアメリカの新型戦闘艦。昨今のフリゲートを代替する新時代の軍艦として現在も配備が進められているが・・・、
“小型戦闘艦なのにあまりにもコストが高過ぎ”、“仕様通りに完成しても能力が前任のオリバー・ハザード・ペリー級フリゲート以下”、“作戦に応じて装備を換装する「ミッション・パッケージ」システムがそもそも大失敗している”など、既に珍兵器の領域に片足を突っ込んでいる。もうO・H・ペリー級の改良型造った方がいいんじゃないかなぁ・・・。性能に満足できなかったのか、LCSの代艦の研究が検討されている。
2014年に調達計画の見直しが行われ、現在のLCSは32隻で調達を終了し、残りの分は改良型LCSを建造する計画が進められている。 - スターウォーズ計画 ※
名前からして嫌な予感しかしない[2]宇宙ステーションにレールガンやレーザー砲を搭載し、主にソ連の弾道ミサイルなどを迎撃する計画。レーガン大統領の趣味でStrategic Defense Initiative(戦略防衛構想)として計画され、ちょっと試作されたらしい。コストやら実現性やらで、殆ど計画のみで終了!ところが、対するソ連はこれに対応するかのような兵器をまじめに計画どころか、打ち上げまでしている。(後記) - 神の杖 ※
地下要塞攻略のために現在計画中。 電信柱サイズのタングステンの杭が衛星軌道から垂直落下、地下100mまでブチ抜く。炸薬は搭載しておらず、120t分のTNT火薬に相当する運動エネルギーがそのまま破壊力になる。 - パイ・ワケット・ミサイル ※
まさかの円盤型(性格にはレンズ状)空対空ミサイル。核攻撃を行うXB-70の防御用に、ロシアのSA-2対空ミサイルに対抗するため開発された。円盤型になった理由は超音速飛行中でも高い機動性とそのGに耐えうる構造を探した結果らしい。 - ローリングボム ※
対独戦に投入されるはずだった直径3mの球体型爆弾 。パラシュートで投下されると、内蔵エンジンが始動し、周囲をひたすら転がりまくる。球体には磁気信管つきのトゲトゲが無数に生えていて、兵士が触れれば轢き潰し、戦車が触れれば爆発する。…が、敵味方を識別する方法が見つからなかったためお蔵入りに。英国武器をも上回る英国面に堕ちた兵器。 - オカマ爆弾(ゲイ爆弾) ※
どういう爆弾なんですかねぇ...(震え声)。ライト・パターソン空軍基地・空軍研究所が研究した非殺傷兵器のひとつで、催淫剤(媚薬)を撒き散らし、敵部隊内に強烈な同性愛行動を無理やり惹起させるというマジキチ爆弾。普通の爆弾より非人道的だろ、コレ。幸いにも(?)計画は放棄。しかし、開発段階では750万ドルの予算を要求したらしい。 - キッチンシンク爆弾/便器爆弾/バスタブ爆弾 ※(バスタブ爆弾のみ)
「A-1スカイレイダーに搭載できないものなんて、台所くらいさ…」と言われたため、「何なら本当に台所積んでやらぁ!」となってキッチンシンクに爆薬をしこたま詰め込み信管も取り付け、A-1のパイロンに搭載して敵地に投下。
その後「じゃあ積めないのはトイレだけだな」となったため、洋式便器に爆薬と信管を積めて(ry。
さらに今度は「じゃあ積めないのは風呂だけだな」と言われたのでバスタブに(ry…となる前にバレて怒られたため中止。 - Project Pigeon(プロジェクト鳩)/Project Orcon ※
平和の象徴、ハトを誘導爆弾やミサイルに搭載し操縦させる計画。実施した場合、当然命中とともにハトはお亡くなりになる。行動心理学の大家スキナー博士により推進された。ハトにテレビモニタ上の光点をつつくように教育、ミサイルに搭載する。モニタにシーカーからの情報を投影、標的を示すモニタ上光点に対しつつかれる位置からミサイルの制御をおこなう。他の現実的計画の妨げになるとして中止命令が下った。 - FP-45 リベレーター
レジスタンス支援用に作られたプレス加工の「単発」拳銃。これを使って不意打ちで枢軸兵を倒して武器を奪え!というコンセプトで開発され各地に支援物資としてバラまかれた。万が一ジャムったり外した場合は付属の棒を押し込んで排きょうするしかない。というか戦闘中は無理。あまりに安っぽいため日本製・自決用に勘違いされたこともあるとか。 - XM29 OICW
ぼくのかんがえたさいきょうのじゅう的なコンセプトで設計した結果、非常に高価でしかも重い兵器になりお流れ。ちなみに20mmグレネード弾は威力不足が発覚。 - MRE
いろいろ有名なアメリカ軍最大の敵…もといレーション。初期型は「Mr.E(ミステリー)」「(当時は深刻な飢饉に苦しめられていた)エチオピア人すら嫌がる食べ物でMRE」「食べ物のような何かでMRE」「食えるから安心しろという意味のMRE」「敵も嫌がる食べ物だからMRE」「ゲ○で作った食い物という意味のMRE」「すぐウ○○にできます、つまりMRE」などとの評判、テスト時にはカロリー換算で約40%が廃棄される、公式で「2週間以上食べ続けるな」となっているなどの様々な伝説を持つ。初期型のこの"破壊力"の原因は「とりあえずは保存ができて、栄養をとれれば十分だよね」という考えで開発されたためと言われている。って、それどこのイギリス料理?
大分マシになったハズの後期型でもうまいという評判は聞かない。 - エセックス級航空母艦
米帝の象徴その1。個別記事参照。 - カサブランカ級護衛空母
米帝の象徴その2。個別記事参照。 - フレッチャー級駆逐艦
米帝の象徴その3。個別記事参照。 - リバティ船
米帝の象徴その4。1941年から1945年の間に2741隻も建造された大型輸送船で、連合軍の海上輸送に多大な貢献を果たした。一方で電気溶接の未熟さに起因する事故で200隻以上を喪失している。それでも問題が無いのが、米帝クォリティ。 - 練習空母『ウルヴァリン』&『セーブル』
外輪船空母。エセックス級やらカサブランカ級やら大量に作ったのはいいがそれらに乗せる航空機を運用する人間が不足し、訓練しようにも船がないってことで五大湖で使っていた外輪船の民間客船を徴発し空母にしてしまった。空母の甲板に離発着する訓練のためだけの存在なもんでカタパルトもなければ格納庫もない。当然固有の艦載機もない。運用がアメリカの内陸も内陸にある五大湖の中だったんで敵もいないからこれでよかったそうな。 - Mk-14魚雷
貫禄の不発魚雷。磁気信管は不安定すぎて早発するわ、深度調整器は設計段階でミスがあるわ、接触信管は命中しても爆発しないわで現場の艦長からは「ポンコツ」と呼ばれた。しかも現場で信管の設定を変えたら軍法会議という訳の解らない規定も存在していた。酷い事例では、12発もぶち込んでも爆発したのは2発だけだったり、撃った魚雷が途中でUターンしてきて自分に命中してしまった事も・・・ - マーシー級病院船
世界最大の病院船。米海軍が運用する病院船で排水量69000t(ひゅうが型護衛艦の4倍強)の巨体に1000床ものベッドと総合病院並みの設備をぶち込んだセレブ軍隊アメリカの象徴みたいな船。
ロシア
ロシア帝国以来の不思議兵器の数々。広大なシベリアでいったい何をするつもりなのだろうか。
- T-28中戦車/T-35重戦車
英国面に文字通り堕ちた多砲塔戦車。紅茶の薫りが素敵なA1E1インディペンデント重戦車をリスペクト。結果は・・・個別記事参照。見た目は、うん、カッコイイ。 - レベデンコ戦闘車(レベデンコ・タンク)
ツァーリ・タンクとも。いわば3輪戦車で、前方2輪は直径9m。重量40トン。そのサイズで言えば史上最大の戦車。前方2輪で、塹壕などの障害物を踏破しようという試み。1915年に開発、テストされたが、塹壕の溝に後輪がはまる、パワー不足でそこから抜け出せない、射撃性能が低く防御力も脆弱と計画は放棄された。一部でカルト的人気を誇る。パンジャンドラムと間違ってはならない。 - ツァーリ・プーシュカ
1586年に鍛冶職人アンドレイ・チョーホフによって製作された、世界最大の榴弾砲(ギネス認定)。重量18t、全長5.34m、口径890㎜、外径1200㎜。製作された名目はクレムリン防衛の為とされているが、重すぎるので実戦に使用された事は一度も無い。現在はクレムリン内の大聖堂広場に展示されているが、隣には世界最大の鐘であるツァーリ・コロコルが展示されている。 - ツァーリ・ボンバ
一連のツァーリシリーズで唯一笑う事が出来ない存在。1961年10月30日にノヴァヤゼムリャ実験場で行われた史上最大の核実験「PH202」の通称。爆発の規模は50メガトンにも達し、爆発の衝撃波は地球を3週したと言われる。なお、実験では50メガトンに抑えられていたが設計段階では100メガトン級の威力であった。しかし100メガトン級の破壊力だと衝撃波でモスクワまで被害を及ぼすと判明したため自重した。個別記事も参照。 - アントノフ A-40
グライダー式空挺戦車。米英は大型グライダー内に空挺戦車を積み込んだが、ソ連は戦車自体に翼を取り付けグライダー化させた。ところが、曳航できる実用的な輸送機が存在せず、没に。 - Progrev-T
ジェットエンジンの噴射で地雷を吹き飛ばす試作戦車。苗穂工場が大喜びしそうだ - コンクリート製戦車
『コンクリートで戦車作ったら安上がりなんじゃね?』とT-34の車体をコンクリートで作った。 - ZIL-29061
履帯の代わりにアルキメデススクリューで不整地を走行する車両。ぶっちゃけ見た目は2連ドリルの地底戦車。でも地底には潜れません。かのメタルギアソリッド3・シャゴホッドの元ネタのひとつ。 - オブイェークト279試作重戦車
来るべき核戦場での運用を考慮し、爆風でひっくり返らないことを重視して作られた車体形状と道なき道を走破する2本X2列の履帯をもつ。複雑さとコスト増から採用は見送り。 - NIAI RK-Ⅰ
1930年代に開発された試作機。音叉のように並行した二本の主翼…それだけでも特異な外見だが、何とその間を埋めるように設置された蛇腹状の部品がアコーディオンのごとく可動して翼面積を任意に変化させるという可変翼の先駆け。スターリンが気に入ってより強力なエンジンでテストさせようとしたが、そのエンジンが完成しなかった為に試験飛行もならず未完で終わった。 - ミコヤン MiG-9
ジェット戦闘機。空気取り入れ口の中に機銃を取り付けている。その御蔭で機銃を撃つとエンジンが煙を吸い込み最悪の場合エンストをしてしまう。さあ正直に答えるんだ。この機体はイギリス人の助言で作ったと。 - ミコヤン MiG-25
函館空港に乱入したことで有名な最高速度マッハ3.2の超高速戦闘機、とだけ書けば謎の超兵器と思えそうだが…機体はマッハ3領域での断熱圧縮に耐えるためにステンレス製で重い(チタン? そんな高価なモン使えるか!)。レーダーの電子回路にはEMP対策のため真空管を用いている(照射試験で1km先にいたウサギがローストラビットになったとか)。とどめにR-15ターボジェットエンジン、こいつがかなりのクセモノ。フルパワー運転をするとエンジン自体が燃料を吸い込む力が燃料ポンプの供給能力を超えてしまう、つまりフルパワー運転時にはエンジンそのものが燃料ポンプとなってしまい制御不能になる。またフルパワー運転を続けるとエンジン自体が自己崩壊をする危険性も孕んでいる。 - ツポレフ Tu-128
ジェット迎撃戦闘機。全長30m(B-29と同サイズ)という史上最大の戦闘機。あまりのデカさに西側からは当初爆撃機と誤認されていた。当時は高性能対空レーダーの小型化が進んでいなかったという事情でこれほどまでに肥大化したが、全天候の上スタンドアローンで迎撃戦闘を行える(防空設備の貧弱なシベリアでの運用のため)高性能な迎撃機であった。 - ツポレフ Tu-95&Tu-114
世界最速のプロペラ機。プロペラ機では不可能と言われた900km/hの壁を易々と突破し950km/hの最高速を誇る(その速度帯だとターボファンの方が効率いいけどね!)。 - ツポレフ TB-3 Zveno-SPB
TB-3爆撃機の左右上下にI15/I16戦闘機をドッキングさせ、敵地で分離・爆撃を行う親子飛行機。まるで曲芸だがアメリカの似た何かと違い実戦参加経験がある。ただ、流石に空中回収は実戦では行わなかった模様。 - ツポレフ Tu-4
不時着したB-29をリバースエンジニアリングして作ったB-29のコピー品。但しインテグラルタンクのコピーが不完全で航続距離が伸びなかった。機体には「元ネタ」の製造ミスで開けられたドリル穴まで律儀に再現されている。 - スホーイ Su-12
ロシア(ソ連)のカワサキことスホーイ謹製の、ソ連版Fw189。 - スホーイ Su-34
大型戦闘爆撃機。長時間任務に備え、弁当用の電子レンジ・仮眠スペース・簡易トイレを搭載している。さらに機内は旅客機並みの与圧がされているという快適装備っぷり。 - カリーニン K-7
試作大型爆撃機。旅客機としての利用も考えられ、なんと乗客を主翼内に設けた居住ブロックに乗せるという設計。無茶な設計が祟ったのか不具合や事故が多発し、開発中止。ちなみに設計者で設計局局長のカリーニン氏は後に大粛清で処刑された(この機体のせいではない…多分)。 - アントノフ An-225 ムリーヤ
240ものギネス記録を持つ世界最大の輸送機。ソ連版シャトル輸送という本来の任務はソ連崩壊で消滅したが、現在も重量物資輸送で活躍中。世界に1機しか存在しない。 - ミャスィーシチェフ VM-T アトラーント
ロシア版スペースシャトル「ブラン」の部品輸送のために開発された大型輸送機。
ロシア版スーパーグッピーとでも言うべき機体だが、M-4戦略爆撃機の構造をほぼ流用。もちろんそれでは大型部品輸送には容積が足らないのだが、なんとこれを本体よりデカい機外輸送用カプセルの外付けで解決。
当然空力的には最悪かつ重量バランスも最悪、かといって輸送カプセルを外すと今度は逆に高すぎる安定性から飛行性能は劣悪の極み。
ソ連当局からもあまりにムチャな見た目から「本当に飛行できるのか?」といった懸念の声が上がったり、西側からは「ソビエト的合理主義は時に“科学という名の魔法”で飛行機を飛ばす」とまで評された。
しかしそれでも後継機であるAn-225の完成まで与えられた仕事を全うし、現在でも小型カプセルへの換装で補助輸送任務において現役であり、さらに今に至るまで事故によって失われた例はない。 - ミル Mi-6
Mi-26ヘイローが登場するまでは実用機としては世界最大であった大型輸送ヘリ。大きさもさることながらヘリコプターなのにも関わらず立派な主翼(スタブウィングに非ず)を持つ。大戦期の爆撃機じみた格子型下方視界キャノピーもイカす。 - ミル Mi-32 ※
Mi-12ホーマーやMi-26ヘイローすら上回る巨大輸送ヘリ。構想のみで終わった。見た目は一言で言えば「ローターのついたトライアングル。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」にちょっち登場する。完全SF兵器でないことに驚きである。 - カモフ Ka-52K カトレン
元々はフランスから購入するはずだったミストラル級強襲揚陸艦に搭載予定だった艦上攻撃ヘリ。
MiG-35のジュークAEフェーズドアレイレーダーを小型化したものを搭載しており、探知距離は200km!(AH-1Zですら35km)
さらにKh-35空対艦ミサイルとkh-31超音速空対艦ミサイルの運用能力を獲得する予定だという。 - エクラノプラン
地面効果と呼ばれる現象を利用したジェットエンジンのついたカヌーとでも言うべき航空機。輸送型と対艦攻撃型が存在した。現在でも開発継続中らしい。上記Mi-32と同じく「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」に登場する。庵野秀明的に受けたのだろうか・・・ - ベリエフ VVA14
エクラノプラン兼航空機の特異形状を持つ対潜水陸両用航空機。さらに欲張って垂直離着陸「も」できる予定だった …そこまでする必要があったのかは不明。こちらの方はメタルギアソリッド3に登場する。小島秀夫的に受けたのだろうか・・・ - 円形砲艦ノヴゴロド
ロシアのフィッシャー第一海軍卿ことポポフ中将の主導で1874年に完成した、円形の砲艦。浮かぶパンケーキ。海に比べると浅めのヴォルガ河水系での使用を前提に開発されたが、河の中でこんなものを操縦しようとした結果はお察しください。 - ガングート級戦艦
1914年生まれのロシア版扶桑型戦艦。それに関しては後述の扶桑型を参照。2番艦はあのルーデルの部隊により大破させられた。なんと、1950年代までソ連は同艦を運用し続けた。 - プロイェークト21631「ブヤンM」
対地ロケット砲を主装備としたアストラハン級哨戒艇をベースに開発されたミサイル艇。
ミサイル艇としては大型(全長74m、排水量950トン)でコルベットクラスの艦なのだが、8基のVLSになんとカリブル巡航ミサイルを搭載し、2015年10月にカスピ海から1500km先のシリアの反政府勢力拠点を吹き飛ばした。 - 629型潜水艦
NATO呼称の『ゴルフ型潜水艦』のほうが有名か。通常動力の弾道ミサイル搭載潜水艦。
セイル(艦橋)内にミサイルを収める方式なのだがそのせいで搭載数が少なく(ゴルフⅠ型で3発、Ⅱ型で6発、Ⅲ型で4発)、Ⅲ型になるまでは水中発射不可。さらにⅠ型が搭載するR-11FM(世界初のSLBM)の射程はたったの130km(まぁ所謂スカッドミサイルなので)。
ちなみにほぼ同時就役の米海軍ジョージ・ワシントン級は原子力&ポラリスA-1SLBM(射程2,200km)を16基搭載です。
まぁ一番の問題は海外に渡ったこいつらの兄弟で詳しくは中国と北朝鮮の各項目を参照。 - プロイェークト717 ※
強襲揚陸原子力潜水艦。装甲車20輌&搭乗兵員、貨物換算1200tの搭載を計画。国を囲む海の大半が凍ってるソ連/ロシアならではの発想。建造寸前までいったが予算等の問題で中止。同様に資源採掘・輸送用の原潜も構想されたことがある。フィクション上なら「フルメタル・パニック!」に同コンセプトの潜水艦が登場するが、それくらいトンデモ兵器だったのだ。 - プロイェークト23560「リデル」
ロシアが現在開発中の新世代原子力駆逐艦。
排水量1,5000~1,7000トン(ズムウォルト級よりデカい)。60発もの巡航ミサイル搭載(キーロフ級ですら20発)と、ロシアの精神が形となったかのようなマンモス艦。
トーテムポールみたいな艦橋もイカす。
- ポセイドン
2018年に開発を発表した原子力推進戦略核魚雷。すいません、もうこの字面でお腹いっぱいなんですが。原子炉を積むためなのか推定2m(※参考までに西側の潜水艦用長魚雷の直径は533mm)もの直径と26mほど(※参考(中略)の全長は約6m)の全長というロシアの精神が形になったような逸品。さらに、魚雷の姿勢/方向制御用翼は折りたたみ可能=何かの艦艇に搭載が前提という仕様に軍ヲタ戦慄。一体どんな船に乗せる気だと話題になったが2019年現在、『ベルゴロド』『ハバロフスク』と呼ばれる専用の潜水艦を建造中。 - ブレヴェストニク
ポセイドンと同じく2018年に開発を発表した原子力ターボジェット推進巡航ミサイル。弾頭はもちろん核。当然のことながらアメリカの上述プロジェクト・プルートーと同じく核廃棄物まき散らしながら空を飛ぶと考えられている。速度は音速も出ないらしいが航続距離は無限らしい。 - ウラル
キーロフ級の船体を元に作られた原子力情報収集艦。だがキーロフ級の排水量を1万トンも凌ぐ巨艦。
艦橋上に搭載されたガスタンクのごとき巨大なレーダードームが目を引く。
退役済みで現在解体が進められているが、砕氷船として再就役させる計画も提案されている。 - アルクティカ級原子力砕氷船
世界最大クラスの砕氷船。
その巨体と馬力(しらせの3倍)を活かした高い砕氷能力を持ち、水上艦としては世界初の北極点到達を果たすが、原子炉の冷却に北極の海水を使うことを前提に設計されたので北極海から一歩も出られない。
- アルマーズ
宇宙ステーションもとい有人偵察衛星。これだけならアメリカにも同様の計画MOLがあったが、自衛用に機関砲を装備しており発射試験も行った。だがぶっちゃけ無人のほうが効率的なので3回やって中止。 - ポリウス
西側の軍事衛星を撃墜するレーザーキラー衛星。ソ連の対スターウォーズ計画対策がコレ。冷戦末期にエネルギアロケット初号機で打ち上げられたが、そのことを打ち上げ後に知らされた当時のゴルバチョフ書記長は激怒。軌道投入失敗ということにして海中に没せられた。一説では核弾頭を満載していたという話も… - 武装ソユーズ「ズヴェズダ」 ※
ズヴィズダーではない(やろうとすることは近い感じもするが...)上記アルマーズとセットで計画された。西側軍事衛星破壊用。アポロ宇宙船が妨害した時のために無反動砲を装備。長期戦を考慮してプルトニウム電池と居住ユニットを装備。計画中止なるも、乗り込む飛行士も決定していた。おい、スターウォーズかスタートレックかよ・・・ - GSh-6-30
MiG-27に搭載される30mmガトリング。ロシア版GAU-8。
だがこちらは電動ではなくガス圧作動式。最低レート時ですらGAU-8の最高連射速度を上回る。
しかしその代償として反動が凄まじく、燃料タンク・アビオニクス・ランディングライト・光学照準機・ランディングギアドア・キャノピー等に損傷を与えることがしばしば。
- AN-94 アバカン
AK-74の後継として開発された自動小銃。
画期的な反動遅延システムと超高速の2点バースト射撃によって高い射撃能力を誇っていた。
しかし信頼性の低さを指摘され、改良する矢先に設計者であるゲンナジー・ニコノフ氏が急逝。
遺された設計陣たちはそのあまりに複雑で独特のメカニズムを誰一人として理解できず、改修作業は失敗に終わった。 - VA-111 シクヴァル
常識外れの雷速を誇るスーパーキャビテーション魚雷。気泡の膜を纏い、摩擦抗力を減らしてロケットで推進という手法で時速200ノット(370km/h)を叩き出す。…これだけ聞くと超兵器のようであるがその独特の機構が災いして射程の短さ(最大射程10キロ前後らしい)や誘導手段の限定といった使い勝手の悪さからあまり普及は進んでいない模様。 - 地雷犬
「戦車の下に餌がある」ことを教え込んだイヌに爆弾を仕掛けた恐怖の動物兵器。教育に自国戦車を使ったせいで味方に突っ込んでくるわ、火炎放射にビビって味方陣地に逃げ帰ってくるわと味方にも大損害を加え使用中止。
日本
懐事情が厳しいと、妙なスーパー兵器に頼りたくなるものです。だからってやり過ぎでしょうが。
- 特三号戦車クロ
グライダー式空挺戦車。九八式軽戦車に翼を生やして空挺戦車化しようとした。滑空中の操縦が困難で、制空権がないと撃墜されそうだったので、開発は頓挫した。和製A-40。 - 特二式内火艇カミ
海軍が作った戦車。個別記事参照。 - 特四式内火艇カツ
海軍製の水陸両用装軌車。魚雷を装備し対艦攻撃が可能。ただし、キャタピラとエンジンがクセモノ過ぎて実用的とはいえなかった。潜水艦で輸送し環礁を走破して侵入、敵艦隊を奇襲するビックリドッキリ作戦”竜巻作戦”が真面目に検討されていた。個別記事参照。 - 怪力線
まさかのマイクロ波兵器。「く号兵器」として研究され、試作もされた。その際、有効射程:数mだったらしい。ちなみに実験の標的はウサギや芋。サンプルは後で開発者がおいしくいただきました(実話)。 - と号電気投擲砲 ※
まさかのレールガン。陸軍科学研究所の「登戸研究所」が研究していたらしい。詳細不明。「と号」とあるが、「とあるシリーズ」とは無関係...のはず。 - かは号 / かこ号
まさかの高圧電流放電兵器。かは号は敵の有線通信網、かこ号は敵兵に対して1万ボルトの放電攻撃をお見舞いできる。リアル東宝特撮映画。 - 潜行掘鑿器(SK器) ※
トーチカ攻撃用に計画された工兵車両。半地底戦車。車体前部に鋤(異説ではドリル)を搭載し、半分地下に潜った状態で敵トーチカまで掘り進み接近していく。 - 九六式艦上攻撃機
和製ソードフィッシュ。流石にそんなに延々使いはしなかった。延々使うのは紳士の国のやることである。 - 中島九試艦上攻撃機
上記の九六式艦攻と制式採用を争いボツになった試作機。日本にもいたXウイング。複葉の付け根がX字型になっており、何とも言えない胴体と合わせて見た目がキモい。 - 試作実験用飛行機第一号
様々な主翼の形式をテストするための実験機だったが、開発が遅れて旧式化した末に、完成した機体は揺れまくりで実験機として役に立たなかった。なお第二号も存在したが一切が詳細不明。 - 景雲
日本にもいたアブロ・マンチェスターの兄弟。 - KX-3 ※
川西が研究していた1個大隊を運べる500トン飛行艇。参考までに述べると、二式大艇は最大重量で30トン台である。全長は5500トン型軽巡すら越える162mに達し、ターボプロップエンジン12基とターボジェットエンジン6基を積むつもりだったという。 - 桜花
有人操縦ミサイル。マジキチ。ある意味世界一簡素な誘導ミサイルであろう。 - 秋水式火薬ロケット ※
ロケット戦闘機「秋水」を元にしたラジコン地対空ミサイル。弾頭を積む代わりに機首と主翼が衝角になっており、敵爆撃機に体当たりした後にそのまま帰還する。無人兵器を特攻で使い捨てるのはコスト故か惜しかったらしい。 - キ109
四式重爆撃機を魔改造したキ印飛行機その1。地上からでは射程が短く高高度を飛ぶB-29に当てられない対空砲を改造して搭載、「B-29の防御機銃の射程外から攻撃する」というコンセプトで作られた防空戦闘機。余談だが大砲を搭載した航空機はアメリカやドイツでも開発されていた。 - キ167
四式重爆撃機を魔改造したキ印飛行機その2。前方3kmを吹き飛ばすと豪語する桜弾を搭載した特攻機。要するに機体そのものが桜弾。 - イ号一型乙無線誘導弾
帝国陸軍謹製の空対艦誘導弾。桜花があまりにもアレだったので、誘導方式を無人である無線式に変更。なんだ、傑作兵器じゃないか!ところがこの誘導弾、何故か無線装置が故障し営業中の女風呂に猛進し、命中してしまった、ついたアダ名が「エロ爆弾」。さらに無線誘導のため最終的に目標から4kmまで接近する必要があるのでやはり被害が出るのではとの懸念もあった。とはいえ物自体は真っ当そのものといえる。 - 涼風20型 ※
米軍のみが認知していた謎の戦闘機。操縦席と一体化した三角形の垂直尾翼を持ち、串型に配された2基のエンジンで二重反転プロペラを回す異形の機体。
その実態は、戦前の航空雑誌に読者が投稿した「ぼくのかんがえたせんとうき」[3]だったが、航空雑誌を元に日本軍機の情報収集をしていた米軍側が実在すると誤認し、コードネームまで付与。一般人の空想が米軍デビューしてしまった。なお、海外では戦後も誤解が解けず、実在するものとした書籍が刊行され続けているらしい。 - 重雷装艦
軽巡の甲板上に酸素魚雷を大量に搭載するというマジキチ大胆な発想で生み出された軍艦。艦隊決戦専用として計画されたが、空母機動部隊の登場によって艦隊決戦そのものが廃れ存在意義を失ってしまった。余談だが現代のTVゲームのユニットとしてはバカ火力のユニットとして取り扱われることが多い。 - 扶桑型戦艦
竣工時期が古いので、後の基準でいくつかの不具合を持っていた。不具合を直したり、第一次大戦の戦訓に対応したり、軍縮条約の影響で性能向上を図ったりした結果、ドックの肥やしになっていた超弩級戦艦。と、思われがちだが、工事期間が他の戦艦に比べて長かった訳では無く、他の戦艦の改装のため、中途半端に改装と復帰を繰り返したのが真相。昭和10年から11年にかけて稼働戦艦が僅か3隻しかない時期があり、その内の2隻が扶桑型(改装済)で、日本海軍で最も戦艦戦力が低下した時期を支えていた。なのに、ほとんど知られていない。最初は普通に砲撃したら艦橋構造物が傷んだ。改装後の艦橋が違法建築(特に扶桑)。 - 伊勢型戦艦
まさかの航空戦艦。この艦種の誕生の経緯はミッドウェー海戦以来の空母喪失にある。どっかのリアルチート国家なら空母に改装出来た[4]が、日本には全面改装する時間も国力も無かったのである。水上機で航空攻撃、艦砲はその後の追撃や敵艦隊が迫ってきた時の自衛にも使える・・・とされたが、艦載機配備が間に合わず、航空甲板スペースをもって輸送戦艦として大活躍したという数奇な艦。なお、純粋な戦艦の頃は居住性が扶桑型よりも悪く、当時の日本戦艦の中で一番不評だった。航空戦艦になって艦内スペースが増えたため、居住性が一気に改善された。 - 重巡洋艦 最上
戦闘で後甲板が大破したので、修理・・・ではなく航空甲板を設置し、航空巡洋艦に魔改造。艦載機が超進化した時代なら輝けそうだったが・・・搭載できるのは水上機のみ。改装後の実戦では強化された航空機運用能力を活かして偵察などに活躍した。 - 給油艦 速吸
和製CAMシップ。ただし最初は対潜哨戒用の水上機を乗せる予定だったが流星艦攻7機を片道発進させる補助空母に変更。実際は両方載せないまま就役から1年足らずで米潜に撃沈された。 - 鷹野型給油艦 ※
速吸の航空機搭載力を2倍=流星艦攻14機に引き上げた改良型。8隻建造予定だったが戦局悪化で中止。 - あきつ丸
世界で唯一の陸軍が建造した空母。実際は強襲揚陸艦に近い。様々な理由から陸軍が建造した。個別記事参照。 - 三式潜航輸送艇
こちらも世界で唯一の陸軍が建造した潜水艦。あくまで任務は輸送。個別記事参照。 - 伊400型潜水艦
世界唯一の潜水空母。後年の戦略ミサイル原潜の原点である。個別記事参照。 - 宗谷(船)
おそらくは世界一過酷で数奇な運命をたどった船(しかも現在進行形)、もしくは船版異能生存体。個別記事参照。 - 浮沈特火点
潜水式砲台、というか「大砲つけた潜水カプセル」或いは「潜水トーチカ」。敵軍艦が接近すると浮上→中から砲手がジャンジャカジャカジャカジャーンと登場→敵艦に向けて大砲を撃ちまくる。 - 五十万トン戦艦 ※
名前の通り、排水量50万トンの戦艦。金田秀太郎中佐は「軍艦をいっぱい作るより、でっかい軍艦一隻あったほうがいい」とこの戦艦を計画。全長600~1000m 全幅91~100m。41cm砲200門搭載。マクロス(1400m)よりは小さいがマクロス・クォーター(400m)よりは大きい。ヴィクトリー級スター・デストロイヤーー(900m)くらいはある。それくらいのレベル。 - 酸素魚雷・自動空戦フラップ
イギリスもアメリカも諦めた物を実用化。酸素魚雷はドイツに技術貸与したものの、「ウチら通商破壊が主目的だからこんな整備性最悪なモンいらん」と遠慮された。まぁドイツはドイツで音響or有線誘導魚雷なんて代物を作っちゃうのだが。 - 八九式重擲弾筒
『ニー・モーター』の通り名を持つ小型迫撃砲だが実際はかなりの傑作火器。項目参照 - 九八式臼砲
「臼砲…いや大砲は砲身から弾を撃つものだと誰が決めつけたのかね?」
名目上は臼砲であるがその実態は弾頭と尾翼のついた砲身の方を敵に向けてぶっ放す迫撃砲。何を言ってるのかわからねーと思うが(ry
兵器のジャンルとしては先込め式迫撃砲、スピガット・モーターの一種とされてるが、砲身(という名の砲弾)重量300㎏、炸薬量40㎏は破格。つか十分に重砲のカテゴリ。 - タイヤ爆弾
関東軍が独自に開発した兵器。爆薬を搭載したタイヤから圧搾空気を吹き出して、満州の荒野をひたすら転がりまくる。ロマン。英国といいアメリカといい日本といい、考えることは皆一緒のようで… - 爆輪 ※
木製の四輪台車に爆薬とロケットを載せただけの自走式爆弾。 まっすぐ走れる分パンジャンドラムよりもマシ…なのか? - 風船爆弾
上空の気流に乗せて飛ばし、アメリカ本土への直接攻撃を行うことを目的とした兵器。山火事を起こしたり(雪山だったが)、ピクニックに来た一家を死傷させたのが唯一の戦果(?)。しかしそれが明らかになる頃には計画は中止されていた。 - 竹槍
説明不要の竹を切った簡易兵器。日本版ホームガード・パイク。だが…。
以下の様な珍バリエーションも生まれている。
- 60式自走無反動砲
戦後日本初の国産AFVにしてアメリカのオントスと双璧をなす連装式自走無反動砲。個別記事参照。
- 62式機関銃
戦後日本初の国産機関銃。言うこと聞かん銃。無い方がマシんガン。個別記事参照 - 野外炊具1号
珍兵器と呼ぶには微妙だが、ある意味食にこだわる日本ならではの逸品。高性能野外炊事マシーンっぷりは(嘘か本当かは知らないが)海外との共同演習時に友軍に拝借される程だとか。 - 球形飛行体
「あんなものを浮かべて喜ぶか、変態どもが!」 個別記事参照。防衛省技術研究本部も参照。 - 試験艦『あすか』
護衛艦の装備を開発・試験をするために新造された艦。普通の国では退役した、もしくはする寸前の艦を改造して試験艦としたり現役の艦に装備を積んで開発や試験を行うのであるが、日本では改造できる老朽艦も試験に回せる現役の艦もないほど艦の運用がカツカツのため新造する羽目になった。泣ける。ちなみに有事には護衛艦になるという前提で作られている。 - いずも型護衛艦
どこから見てもヘリ空母だが諸般の事情で駆逐艦と言い張っている。個別記事参照。排水量27000t、対艦戦闘を艦載ヘリに頼り切る『駆逐艦』ねぇ……。 - 野外手術システム
走る手術室。手術車、手術準備車、滅菌車、衛生補給車の四両で構成されており、有事には現地に運ばれ各車両からコンテナ化されたシステムを降ろした後合体、野戦病院に早変わり。 - 機動衛生ユニット
空飛ぶ集中治療室。C-130Hに詰めるコンテナの中に集中治療室の設備をぶち込んで空飛ぶ救急車の出来上がり。
インド
ガンジス河とともに悠久の時間が(兵器にも)流れる国、インド。
- アージュン
インド初の国産(?)戦車。 22年もかけて出来上がったのは第3世代なのかどうかも怪しい代物。個別記事参照。 - M-46ヴィジャンタ・カタパルト
英製2世代MBTヴィッカーズのライセンス生産版ヴィジャンタの自走砲型。
砲塔を取っ払ったヴィジャンタの車体に後ろ向きにソ連製M-46 130mmカノン砲をオープントップで搭載(一応屋根は付いている)。
そして砲塔がないので射界が前方12度しかない。(長砲身とはいえ小口径砲でこの取り回しの悪さは…) - M-46アージュン・カタパルト
アージュンの自走砲型。
155mm砲搭載型「ビーム」の開発が政治問題でストップしたので代替として開発された機体。
砲塔を取っ払ったアージュンの車体に後ろ向k、旧ソ連製M-46 130mmカノン砲をオープn、そして砲塔がn
インド陸軍「まるで成長していない…(戦慄)」 - HF-24 マルート
インド初の国産戦闘機。かのフォッケウルフの寵児クルト・タンクの設計。
設計は優秀だったのにイギリス製エンジンの非力さで性能不足。 - テジャス
インドの国産戦闘機。1985年に開発が始まり苦難の末に2016年ようやく完成。しかしその後も相次ぐ不具合に空軍から苦情殺到中。個別記事参照。 - コーラ級コルベット
インド海軍のミサイルコルベット。
3M24ウラン対艦ミサイルを16基搭載するミニスラヴァ級とでも言うべき水上打撃艦。
搭載箇所も艦橋の真ん前に4連装ランチャー4基をズラッと一列に並べる実にいいセンス。 - コルカタ級駆逐艦
防空ミサイル駆逐艦。
一番艦コルカタが2014年に就役したにもかかわらず肝心かなめの対空ミサイル『バラク8』の配備は2017年の暮れ(=三年ぐらいミサイル積んでないまま活動)。のんびりしとるのう。 - ヴィクラントⅡ
現在建造中のインド初の国産空母。
しかし建造中にも関わらずドックを空けるために何度も無理やり進水させられ、その度に進水式を行っている。
さらに設計に致命的なミスがあるらしく、視察した米海軍関係者から「どうして今まで放っておいたんだ!?」「2番艦を作る時は我々に相談しろ」と助言された。
スペイン
- スペインのガレオン船
18世紀以前の主力戦闘艦であるガレオン船だが、スペインは武装は無論、船楼などに意味不明なほどに絢爛豪華な装飾を施し、装飾品の盛り込み過ぎで転覆し沈没させたことがある。トップヘビーとかいう問題ではない。 - ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・サンティシマ・トリニダー
18世紀の戦列艦。140門もの大砲を備えたいわば帆船版「大和」。だが、デカ過ぎて、まともに動けずフルボッコにされた。木造帆船のくせに全長63m、排水量(重さ)が4,950トン、一説には6,500トンとヘタしたら鋼鉄製の装甲巡洋艦より重い。 - 軍艦イクティネオ号
19世紀中頃に計画された潜水艦。1,200トンという小型の装甲艦と同等の排水量を持ち、最大潜航深度は現代の原潜を凌駕する1,000メートル、さらには四連装の旋回砲塔を有するという化け物じみた艦。ただし水中動力は人力である。当然建造はされなかったが、後に製作された実験艇「イクティネオII」では、人力でなくなる代わりにヴァルター機関に70年ほど先駆けて非大気依存推進を実現し、珍兵器と言うよりオーパーツの類になってしまった。 - デダロ
スペイン海軍初の空母。元はWW2で活躍した米海軍インディペンデンス級軽空母「カボット」。
大戦中の空母なので木製甲板なのだがなんとそのままでハリアーの運用能力を備え、VTOL機の離着艦に世界で初めて成功した。
しかし流石に甲板へのダメージが大きかったため、後日金属で補修された。 - メロカ
スペイン製CIWS。エリコン20㎜機関砲を12丁ずらりと並べて発射する弾数を稼ぐ。現代に蘇ったポンポン砲。
イタリア
- オトマティック自走対空砲
オートメララ社の誇る76mm艦載砲「コンパクト」を自走対空砲に搭載。最強の対空兵器の誕生!かとおもいきや・・・。個別記事参照。 - スティパ・カプロニ
レシプロ実験機。米艦上戦闘機やコレオプテールなんか目じゃないレベルで樽。中空の胴体の中にプロペラとエンジンを納めた特異な形状でエンジンナセルに羽根の生えたような見た目だが、その設計と飛行特性はジェットエンジン開発に多大な影響を及ぼした。 - OTO M35型手榴弾
肝心な時には不発率が高いくせに、不発のままほったらかしにしてると不意に暴発することもあり、赤く塗られていたことから敵味方双方に「赤い悪魔」と恐れられた。 - ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦
第二次大戦期の主力戦艦。イタリア海軍のもつ技術を詰め込まれたが・・・個別記事参照。 - ジュゼッペ・ガリバルディ
ルイジ・ディ・サヴォイア・デュカ・デグリ・アブルッチ級軽巡洋艦(長ぇ)2番艦。1936年に就役したが第二次世界大戦には参加せず。冷戦期にNATOの多角的核戦力計画に基づき、1957年からの大改装によってテリア艦隊防空ミサイルと4基のポラリスSLBMを搭載する戦略ミサイル巡洋艦へと生まれ変わった。
試射にも成功していたが、1962年のキューバ危機によって無闇な核戦力の増強に疑問が呈され多角的核戦力計画は破棄。イタリア軍は独自にアルファ弾道ミサイルを開発・完成させていたが、1976年にイタリアが核兵器不拡散条約を批准したことによりキャンセル。
すったもんだの末に出来上がったのは無駄に嵩張るミサイルランチャー(空っぽ)を備えた凡庸な防空ミサイル巡洋艦であった。 - マイアーレ
イタリア式人間魚雷。但し日本のように操縦員諸共ではなく時限式弾頭を艦底に仕掛けてから離脱する方式。戦艦2隻を同時に行動不能にさせられたイギリスがそのままコピーしたのがチャリオットである。 - バルキーノ
イタリア式震洋。こちらも操縦員諸共ではなく突撃寸前に艦尾から筏付きの脱出装置で乗員が離脱する方式。 - トリエステ
イタリア初の本格的な強襲揚陸艦。80年代に建造した軽空母と揚陸艦を纏めてリストラ更新する為に建造。
F-35Bに対応し、海兵隊も従来型の2倍搭乗できるがツインアイランド式艦橋、VLS式SAM、76㎜両用砲×3と中々の外観+重武装。
オランダ
- ゴールキーパーCIWS
GAU-8 アヴェンジャーを応用したことで(一部で)コアな人気を得ているオランダ製CIWS。「どこが珍兵器なの?」いやいや、こいつは主砲が主砲なのでクソ高いだけでなくクソ重く(そりゃ1セット2tもある"機関砲"じゃね…)、採用したいと思ったら艦艇を最初からゴールキーパー搭載前提で設計する必要があるという難点を抱えている。 - ヤコブ・ファン・ヘームスケルク級フリゲート
コルテノール級フリゲートの派生型の一つであるミサイルフリゲート。旧型だが多重防空能力(スタンダードミサイル+シースパロー)を有する反面、艦砲が前述のゴールキーパーを含めて機銃程度しか有していない。現在はチリ海軍に売却済。
北朝鮮
- An-2
ロシアはアントノフ社製の複葉レシプロ軽輸送機。複葉機とはいえ現在も絶賛製造中の傑作小型輸送機であるのだが、北朝鮮には『総木製ステルスバージョンAn-2』とか『HY-2シルクワーム対艦ミサイルを発射可能なAn-2』などの魔改造モデルを所有しているらしい。つか後者は重量3トンのシルクワームを滞貨重量2トンのAn-2が積んで飛べるのか激しく疑問だが、韓国軍曰く「あったかいんだからぁホントに撃ったんだからぁっ!」。なお前者もアメリカ軍によるフカシ記事の疑いがある。 - ソホ級フリゲート
世にも奇妙な双胴(!?)船体を持つフリゲート。双胴船構造の艦船はそこそこあるのだがフリゲートのような戦闘艦での採用例は殆どなく、北朝鮮人民海軍最大の戦闘艦でなおかつ唯一ヘリコプター運用が可能。普通のヘリコプター搭載艦は作らないのが北の国クオリティ(?)。資料が少なく謎が多い。2018年現在は退役したとみられている。 - ナジン級フリゲート
謎の多い北朝鮮人民海軍の中核を成す国産フリゲート。
就役当初から既に時代遅れな装備・性能はさておき(主砲は照準・装填が人力、副砲はさらにオープントップ)、対艦ミサイルランチャーの配置が致命的にマズく(艦橋の真後ろに並行に設置)、発射時に強い横風が吹くと艦橋に直撃する危険性を指摘されている。
そしてこの対艦ミサイルランチャーの間には何の冗談か畑らしきものが設置されている(北朝鮮の食糧事情はそこまで…?)。
- トラル級コルベット
北朝鮮人民海軍のコルベット。
資料が少なく謎が多いのは毎度のことだが、主砲塔はなんとT-34-85からの流用。
さらに艦橋は露天式(日本海では大変そうだな…)。 - ゴルフ型潜水艦
上記ロシアの032型潜水艦だが1990年ごろに北朝鮮に解体のため売却(要は屑鉄としてうっぱらった)。ところが2015年に北朝鮮は潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表、どうもこれを今も現役で使っている可能性が出ている。なお発射実験に成功したという証拠写真は合成写真の疑いが強く、11月に行った発射試験でも失敗したと思われるという韓国の発表があった。その後潜水艦からではなく実験専用はしけで発射試験を行ってることが判明しており運用能力も疑問視されてたりする。
韓国
- K1A1
韓国の国産戦車。ベースとなったK1戦車はバランスの良い性能の戦車なのだが、改良にあたって本来の設計思想を逸脱し、武装やら装備を盛りすぎて滅茶苦茶である。重量バランスの悪さからまともに障害物を乗り越えられないので、この戦車を運用するにはまず、戦場のバリアフリー化が急務となる。個別記事参照。 - XK-2
K1A1戦車の無理ありすぎな設計を改め、新規開発!ところが、作るのと同じくらい直すのが必要だった。東のアージュン。個別記事参照。 - EVO-105⇒K105A1
2011年発表の韓国版カエサルで、朝鮮戦争の際アメリカから供与された牽引式りゅう弾砲『M2A1』を自国製トラックに乗せて魔改造を施したもの。カエサルよろしくコンピュータ制御で全自動で砲の角度と向きを調節できるようになっているが、砲に備え付けたジョイスティックでも角度と向きの調節が可能。また運用人員も牽引式時代の11人から5人に減らすことに成功した。こう書くとすごい性能だが実はM2A1という砲は1940年配備というトンデモなく古い砲で射程11㎞(※なお北朝鮮の主力野砲の射程は20㎞以上)。そして輸出するというならわかるがこれを2017年より自国配備するつもりらしいってんでそんな装備で大丈夫か?! ……と思ったらなんと歩兵部隊の直接火力支援用として迫撃砲の代わりに使うんだそうな。確かにそういう用途なら射程短くてもええわな。余談だがM2A1の榴弾は2020年現在850万発も余ってるんだとか。 - 世宗大王級駆逐艦
世界最大のイージス艦。詰め込みすぎの余り肥大化し、実用能力が疑問視されている。個別記事参照。 - 独島級揚陸艦
揚陸指揮艦とヘリ空母の能力を併せ持つハイブリッドキャリアー。しかしレーダーのゴースト現象や搭載CIWSの射界に自艦の甲板が入るといった初歩的な設計ミスが目立つ。個別記事参照。 - 救助艦統営
韓国海軍の救助艦。
最新鋭艦なのに40年前のソナーを搭載しているらしいと言われて話題になったが、実は40年前のソナーどころかただの魚群探知機を「ソナー」と言い張って搭載していることが発覚。 - K11複合型小銃
早いが話韓国版XM29 OICW。本家と同く20mmグレネードと5.56mm小銃の組み合わせであり、これまた本家同様高価でクソ重い。しかしこいつはそれに加えて不良や暴発事故が頻発。さらにXM29は試作のみで終わったがなんとこいつは欠点そのままで配備しやがった。当然現場にキレられて2018年ついに配備をあきらめたとのこと。出てくるには早すぎたんや。
中国
キサマ等の居る場所は既に我々が二千年前に通過した場所だッッッ(珍兵器も)
- 1130型
練習空母「遼寧」に搭載される国産CIWS。
広州級から搭載された730型CIWSを大型・高性能化したものでなんと11連装の30mmガトリングというゴールキーパーが裸足で逃げ出す代物。
そして発射速度は約10,000発/分(ゴールキーパーは4,200発/分、ファランクスで最大4,500発/分)。 - 09式122mm車載自走榴弾砲
フランスで出てきたカエサルのアイディアをパクったトラック積載型の榴弾砲。普通榴弾砲とは曲射といって地図や風速を計算したうえで斜め上に打ち上げて目標地点に砲弾を届かすのだが、こいつは砲から直接砲弾を目標に命中させる(直射)ため砲を通常は進行方向に向けているが発射時は180度反転させ後ろ向きになる。余談だが輸出版のSH-2はこの機能をオミットされた。 - JL1400B『山猫』
中国の特殊部隊や空挺部隊、国境警備隊に配備された車両。山岳地などの峻険な地形に対応する足代わりとして開発された。オープントップの車体に6人乗車可能、ウィンチ標準装備で崖でも登れる上8輪全輪駆動、戦車のように超信地旋回が可能という優れもの。ただ問題は運用時の外見で幅約1.8m、全長約3.9mのとんでもなく小型の車体に大の大人6人が体を屈めてすし詰めで乗り込むその姿はギャグアニメの箱乗りシーン。振り落とされないんだろうか。 - WS-400
中国の地対潜、つまり地上から潜水艦を狙うミサイル。海岸線から巡航ミサイルをぶっ放そうとする敵潜水艦を返り討ちにする発想のもと開発された。しかし潜水艦を攻撃するには味方艦船からの情報のほかに自国領海や経済水域に設置した水中聴音機網の支援が不可欠で事実上中国でしか運用できない代物なのに海外セールス専用で自国に配備する予定が今のところないらしい。おまけに欲しそうな国はことごとく中国と絶賛敵対中(ベトナムフィリピンインドネシアetc) - ⑨九江
旧型フリゲートを改装したもので火力支援艦と称する。対艦ミサイルやヘリコプター運用スペースを全部取っ払い50連装122㎜対地ロケットランチャーを5基設置した船版MLRSもしくはスターリンのオルガン。ちなみに1隻しか改造されなかった。 - 機雷敷設艇『長白』
1982年に退役した機雷敷設艇。元々は旧大日本帝国海軍の海防艦『隠岐』で、戦後は賠償艦として中華民国に引き取られ固安と名づけられた。しかし国共内戦で台湾脱出に失敗、人民解放軍に拿捕される。その後は機雷施設艇に改造されて30年以上こき使われた。おそらくは最後に退役した大日本帝国の艦艇ではないかとみられている。 - 試験潜水艦『長城200号』
旧ソ連の前述ゴルフ級を中国でノックダウン生産したもの。就役当初は積むミサイルがなく練習艦として使われていた。その後はSLBMの開発試験に従事すること実に50年(!)後継の次で述べる032型がすでにできているにもかかわらずいまだ現役らしい。 - 032型潜水艦
そうりゅう型よりでかい世界最大の通常動力潜水艦。主に潜水艦用各種装備の試験を行う艦でSLBM用VLSを二基搭載。しかしその作られた理由が自国配備の国産原子力潜水艦が技術的に信用できなくて実験に利用できないからというのが涙を誘う(潜水艦の絶対数が足りなくて試験に回せる船がないってのも大きいのですが)。同型艦はない。 - 091型原子力潜水艦(漢級潜水艦)
中国初の原子力潜水艦。就役当初は専門病院を作るはめになるほど艦内が放射線だだ漏れ。あと技術者が上司に資料ねと言って手渡されたのがアメリカ製プラモデル。そりゃ032型作るのもわかるわ。個別記事参照。 - 074A型揚陸艦
世にも珍しい双胴揚陸艦。フランスのL-CATに似ているがサイズはこちらのほうがはるかにでかい。ちなみにこちらは双胴のままで豪快にビーチングするとか。 - 集装箱型医療模塊系統
運べる総合病院。規格品の20フィートコンテナや40フィートコンテナを改造して病室やら手術室やらにした。標準で18個コンテナを使用するんだとか。通常は保管され、有事には数万トンクラスの民間コンテナ船を徴発、百個以上のコンテナモジュールを搭載して巨大病院船にできる。
台湾(中華民国)
大陸反攻を掲げていたが現在は大陸にいろんな意味で押されている。台湾加油!
- 富陽級駆逐艦
フレッチャー級の発展型を魔改造し(武進計画)米軍時代から50年以上の艦齢を全うさせた。 - 潜水艦『海獅』『海豹』
元はどちらも米海軍のテンチ級潜水艦『カットラス』と『タスク』で1970年代に購入した。うん。2015年現在でも現役が確認されているんだ。御年72歳。もう休ませてやれよ(涙)。ちなみにこれの代艦として日本のそうりゅう型を購入したいとかなんとか。 - 康定級フリゲート
フォーミダブル級フリゲートの先輩。諸事情により原型のラファイエット級フリゲートの売りであるステルス性が低下した。ただ、周辺情勢から魔改造がなされる模様。 - シーチャパラル
世界で唯一台湾のみが制式採用している米製SAM[5]サイドワインダーAAMの派生型故に赤外線誘導式で熱源を探知できないと反応しない、射程は5㎞弱でCIWSレベルという具合に旧式化が甚だしい。 - 沱江級コルベット
質量ともに増大を続ける大陸側に対抗して開発した双胴式ミサイル艇で巡視船仕様も建造中。個別記事参照 - F-CK-1 経国
米企業の技術支援付で台湾が独自開発した戦闘機。
スペックはまずまずだがネーミングが・・・個別記事参照。 - CM11(M48H)
台湾独自開発のMBT、と銘打っているが実際は米製M48戦車の砲塔を後輩戦車の
M60戦車の車体に乗せた程度。ただし、射撃統制装置はM1 エイブラムスと同レベルとされている。
もっとも(台湾が保有する主力戦車の共通項だが)火力、防御力は戦後第2世代である。個別記事参照。
フィリピン
ノリ・メ・タンヘレ。我に触れるな!……触れないであげてくださいよろしくお願いします。
- ラジャ・フマボン
2011年まで長年に渡りフィリピン海軍の旗艦を務めたフリゲート。
フィリピン海軍への導入はその33年前の1978年だが、その3年前までは海上自衛隊の護衛艦<はつひ>として活動。さらに遡れば1955年に日本に貸与されたアメリカ海軍のキャノン級護衛駆逐艦にして、その建造はなんと1943年。戦中組の軍艦である。
2018年、アメリカの中古船と交代でついに退役。艦齢、実に75年であった。お疲れさま。
イラン
- ゾルファガール
イラン国産の謎の戦車。とにかく謎が多く詳細は不明だが見た目は妙にM1 エイブラムスにクリソツ。あんたら反米じゃなかったの…? オソリオの技術流入があったとも。 - サエゲ
イランの国産戦闘機…らしい。どう見ても垂直尾翼をひとつ増やしたF-5にしか見えないがイラン側はF/A-18を上回る性能だと言う。濃紺に黄色のラインというイカしたデモンストレーションカラーだが、どう見ても米海軍アクロバットチーム「ブルーエンジェルス」のパクリ。わざわざロゴの位置や筆記体まで真似る気合の入れ様。反米って… - グラマン F-14A トムキャット
パーレビ王朝時代に購入した機体。アメリカ海軍以外の唯一の採用例。なんとF-15との選定の際には王自らが模擬飛行を行ったとか。革命・反米路線後には部品の供給がストップしたため、エンジンはSu-27系列にも搭載されるAL-31、AIM-54フェニックス空対空ミサイルの代わりにホーク地対空ミサイルを改造し搭載という見事な魔改造で凌いでいる。(ボムキャットの比ではない)なお、イランとアメリカ合衆国における武力衝突ではF-14vsF-14という夢のマッチング事態がちょっと想定されたらしい。 - ガーヘル313
純国産ステルス?戦闘機。既に飛行試験も行っている模様。タミヤかイタレリ辺りの新商品じゃないのこれー? - シャヒード285
国産多用途ヘリ。偵察・対地攻撃・対艦攻撃に対応しているらしいがパイロットは1名の単座機。一人でやりきれるの? AH-1コブラを安っぽくしたようなデザイン。 - フート
360km/hの速度を誇る(と主張する)超高速ロケット魚雷。ロシアのVA-111シクヴァルにクリソツと言われるが、本人らはオリジナルと主張。 - メスバー1
イランの誇る防空システム。一般的に防空システムとは飛翔速度や精度、射程を考慮して対空ミサイルを用いるのが普通であり最も効率的なのだがコイツは何と対空砲からなる防空システム(ツングースカやパーンツィリみたいにハイブリッドならともかく対空砲単体って…)。ロシア製ZSU-23-2 23mm二連装対空機関砲を4門でシルカ!お前をうわまわる8連装だーっ!牽引式の対空砲とレーダーユニットの一組で運用される。自走式ですらないのか…
巡航ミサイル迎撃にも対応しているらしいが果たして。スティンガーより射程の短い防空システムって…
イスラエル
-Living dog is better than dead lion- 生ける狗は、死せる獅子に優れり(兵器もまた然り)
- M51 スーパーシャーマン
M4シャーマンの究極進化体。なんとM4A1後期型をベースに105mmライフル砲を搭載!火力だけは2世代MBT相当というシャーマン・ファイアフライを彷彿させる魔改造戦車。 - メルカバ
イスラエルの誇る主力戦車。乗員の生存性を至上とし、フロントエンジン配置・兵員室の存在など一風変わった設計思想。その弊害が度々指摘されるものの、頻繁なアップデートによりその戦闘力は世界有数。個別記事参照。 - チランAPC
鹵獲改造したT-55戦車チランの兵員輸送車型。砲塔と弾薬庫をとっぱらって椅子を取っ付けただけの簡素な物でなんとぽっかり空いたターレットリングには蓋さえされておらず雨ざらしの状態。榴弾降ってきたらどうすんじゃい。流石にヤバいと思ったのか後に発展型といえるアチザリット兵員輸送車が作られた。チランの記事も参照 - ナグマホン
イスラエルの精神が形となったような兵員輸送車。改良型センチュリオン「ショット」をベースに全周をガチガチに装甲した塔型の巨大な戦闘室から乗員は安全に機銃掃射を行える。理に適った設計思想だが問題はその拷問具じみた異様な外見。 - サール5級コルベット
イスラエル海軍のミサイルコルベット。コルベットというよりはミサイル艇の延長線上にある艦で、85m程の小型船体に対艦ミサイル、対空ミサイル、CIWS、魚雷発射管、あまつさえヘリコプターまで搭載する韓国海軍もビックリな重武装。 - スカンク
悪臭を用いた非致死性兵器。放水という形で発射され、酷い腐敗臭が5年間もこびり付くという。天然由来の成分で人体にも環境にも優しい。 - ガリル
イスラエルの国産小銃。配備当初マガジンの出っ張りで瓶の王冠をこじ開けて壊してしまう兵士が続出し、わざわざ銃自体に栓抜き機構を取り付けた設計者の心遣いよ。 - D9 ドゥービ
元は米キャタピラ社製の民生ブルドーザー。それに装甲とスラットアーマーを取り付け、さらにスモークディスチャージャー(発煙弾発射装置)にあまつさえ機関銃にグレネードランチャーまで備えたイスラエル面全開のユンボ。
その仕事は入植地開発の名の元にガザ地区のゲリラの隠れ家を住民の住居ごと一掃すること。そのため難民からは「悪魔」「破壊者」と忌み嫌われている。個別記事参照。 - ハーピー
無人攻撃機…というかドローン兼ミサイル。プロペラで長時間滞空(最大500km)し、目標(レーダー)を見つけたら体当たり攻撃するという物騒な代物。改良型のハロップはレーダー以外の目標に対応するべく目標検知装置を電波を拾うシーカーからテレビカメラによる兵士の監視(操縦ではない!)に変更。兵士はプログラムに従って飛んでいるハロップの風景をじっと監視、目標を見つけたらカミカゼ攻撃の指示を出すだけ。 - キルヒョン
上記スーパーシャーマンを魔改造(またかよ…)した対レーダー戦車。本来航空機から発射される対レーダーミサイル、AGM-119シュライクを無理やり一発だけ車載した。やっつけ感満載。
スウェーデン
-För Sverige i tiden- スウェーデンのために、時代と共に (兵器も共に)
- ヴァーサ
1628年竣工のスウェーデン海軍の戦列艦。
一層の砲甲板を建造途中から二層に積み増したせいで重心が高いのに、処女航海中に不用意に帆を張り風の一吹きでみごと横転沈没。しかし何が凄いって、海が冷たすぎたために沈んだまま腐食せず、333年後の1961年に完璧な状態で引き上げられたこと。現在ストックホルムの博物館に完全展示されている。
博物館の日本語サイトも存在する。 - ゴトランド
利根(1938年就役)、最上(1943年改装)に先立つ1934年就役した世界初の航空巡洋艦。後甲板に最大11機もの水上機を搭載した。また『ハイン・マット』と呼ばれる独特の機能を搭載。これは海の上に敷物を敷いてその上に帰還した水上機が乗ると敷物を引っ張って乗った水上機ごとマットを回収することにより荒天時でも安全に水上機が回収できるという代物。ちなみにハイン・マットはもともとドイツの発明で、日本でも購入してテストされたがあんまり意味がないとされ本格導入は見送られた。 - エルマ対潜迫撃砲
不殺の迫撃砲。冷戦期、すぐ近くにソ連の潜水艦隊基地があった関係で領海付近の海中をうようよするソ連原潜をどうするという話になった時、『殺さずに浮上させたらいいんじゃね?』というアイデアを実行した結果がこいつ。確かに原潜なんか自国領海で沈めたら国際問題以前に放射線漏れが大変。
ヘッジホッグよろしく輪のようにばぁっと対潜爆雷をばらまくものだが、爆雷の火力が非常に弱く潜水艦の外殻のみ(※当時の潜水艦は円筒状の実際の船体(これを内殻という)の周りにもう一回り鉄で覆い船体とする二重構造になっていてその隙間は水を出し入れするバラストタンクになっていた)打ち抜き潜水艦を行動不能にして浮上を即すという環境にも国際問題にも優しい兵器。
なお最新の潜水艦は一部が外殻の裏側がすぐ船の内部という部分単殻構造というのでこれ食らったら撃沈しちゃうんじゃないかなぁ……。 - Strv.103(Stridsvagn 103)
「Sタンク」の愛称が有名なスウェーデン陸軍のかつてのMBT(97年まで)。だがどう見ても戦車に見えない。見た目的に駆逐戦車、自走砲、突撃砲みたいだが戦車である。フロントエンジンで乗員を守るというイスラエルのメルカバとよく似たコンセプト。しかしメンテナンスハッチのせいで重装甲化できない。おまけに無砲塔なので走行中に射撃出来ないので引退が早まった。一番の問題は主砲発射後の排莢である。技術的な問題ではないが...食事中にこの戦車の排莢シーンはNGである。ハイブリッドエンジンや油圧姿勢制御など何気に他国より先駆けた技術も見所。個別記事参照。
フィンランド
- イルマリネン級海防戦艦
海防戦艦とは沿岸部防衛用の艦種だが、イルマリネン級は文字通り沿岸部防衛以外念頭に置いていない感すらある。航続距離が1,300kmと航空機のそれより短い。設計理念上それでよいのだが、なんとこの2番艦「ヴァイナモイネン」はジョージ6世戴冠記念観艦式に招待されてしまう(フィンランド海軍唯一の戦闘艦だったため)。そこまで自分で航行できないので、スウェーデン海軍の海防戦艦に引っ張ってもらった(スウェーデン海軍の海防戦艦は外洋航行能力がある)[6]。可愛い。
アルゼンチン
- TAM
アルゼンチンのMBT。といってもちょっとユニークな兵器なのだ。なんと母体がドイツの歩兵戦闘車「マルダー」 。いわゆる純戦車の運用は厳しかった様子。Sタンクとはやや異なるが戦車に限りなく近い歩兵戦闘車。でも、戦車。装甲は紙。近代化改修しようにも経済破綻してしまってそれどころではない。個別記事参照。
ブラジル
- EE-T1オソリオ
ブラジルの国産MBT。独自開発の複合装甲「スペシャル・アーマー(安っぽい響きだな…)」やフランス製120mm砲等、3世代相当の装備だがなんと全備重量がたったの43,7トン。10式「いやまぁ重量=防御力じゃないとは俺も言ったけどさいくらなんでもこれは…」。結局不採用に終わり、そのせいで開発元のエンゲサ社は倒産した。
カナダ
- アブロ VZ-9 アブロカー
カナダにも存在したまさかのUFO型VTOL機。米陸軍向けに開発された。用途としては戦闘機よりもヘリコプターに近い模様。円形の機体の中央にダクテッドファンが収まっているという、ある意味でXF5Uを上回る完成度の円盤機。あるいは空飛ぶルンバ。高度1メートル以上ではまともに飛べずお蔵入りに。 - カナディア CL-227 センチネル
UAV。外観は空飛ぶTENGAでだいたい合ってる。
オーストラリア
-See you later strange weapons. After a while good weapons.- さよなら珍兵器。また来て良兵器
- センチネル
オーストラリア初にして唯一の国産巡航戦車。
車体はカナダのラム巡航戦車と同じくM3リーをベースにしているが、こちらは車体と砲塔を一体鋳造にした最初期の戦車。
そして星型エンジンを作る技術力がなかったのでV型エンジンを三つ繋げて使用。
初の国産戦車としてはまずまずな出来だが、M4シャーマンやマチルダのレンドリースが決定したために試験用に回され、実戦に出ることはなかった。
…と、ここまでは平凡そうな兵器だがコイツが“珍”兵器たる所以は車体機銃カバーの形状。あえて擬音を付けるならば「ボロンッ」。走るR-18。 - コリンズ級潜水艦
オーストラリア待望の国産潜水艦…なのだが、騒音は最悪、信頼性は最悪、稼働率も最悪と欠陥の見本市と化している。
あまりの劣悪な性能っぷりに国防相が「ウチの造船企業はカヌー作りも任せられん」と激怒するほど。
そのため更新計画が進められており、性能や政治的に日本のそうりゅう型が候補に挙げられている。
共同開発
- SEPECAT ジャギュア
イギリスとフランスが手を取り合って開発した軽攻撃・練習機。まっとうな設計かと思いきや、さりげなく主翼上部にもミサイルパイロンが。
仏「共同開発の時くらい自重しろ!」 - AMOS
スウェーデンとフィンランドが開発した自走迫撃砲。装輪式かつ連装(=大砲の砲身が二つある)砲塔とどこから突っ込んでいいのかわからない。
民兵
足りぬ足りぬは工夫が足りぬ
- テクニカル
中東の民兵の心の友。民間車両に武装を施した簡易戦闘車両。
入手の容易さや価格に性能、整備性の良さなどから特にトヨタのハイラックスが愛用されている。
近年のリビアではMi-24等の航空機に搭載されるUB-32ロケットポッドやBMP-1の砲塔(76mm低圧砲付き)を無理やり乗っけるという荒業をやっている。 - IS-3
所謂スターリン重戦車。
「何処が珍兵器?」とお思いかもしれないが2014年現在、ウクライナの親露勢力が政府軍のT-64に対抗するために博物館から引っ張り出してきたとのこと。
よく動いたな…… - シャームⅡ
シリアの反体制派が作り上げたハンドメイド装甲車。中古のディーゼル車に鋼鉄板をガチガチに溶接した見た目は正に動く鉄塊。
装甲厚は25mm、23mm弾にも耐えるという(事実なら初期型M2ブラッドレーやBMP-3より頑丈)。
更にリモコン機銃座やビデオカメラを利用した全周囲モニターを備えているという手作り品としては破格のハイテク装備。しかし機銃のリモコンはなんとプレイステーションのコントローラー、モニターはどう見ても普通の液晶テレビである。
過去の珍兵器
有史以来、人類は敵との戦いに勝利する為に様々な武器、兵器を開発してきた。その概要の通り、まだ簡易コンピュータどころか飛行機もエンジンも無いような時代にも「珍兵器」は産声を上げている。
- レオナルド・ダ・ヴィンチの戦車、ヘリコプター(イタリア・15世紀後半)
説明不要の天才。芸術家なのだが科学や工学にも明るく、近代兵器の礎のような戦車、ヘリコプターの原案を考えた。もっとも、その原案どおりに作れば即実用的な兵器が完成するわけではない。そのまま真似てギャグ漫画化した飛行機も多い。円形戦車は有名。数世紀もの時代を先取りした偉人とその珍兵器たち。 - 神火飛鴉 (中国・14世紀~17世紀)
「しんかひあ」「シェンフォフェイヤー」。明王朝が作った攻城兵器。鳥の形の飛行焼夷兵器。火薬で推進し城壁を超え、敵陣地に突入し火事をおこす。鳥の形なのは発見されても怪しまれないため。だが、火薬で火を噴きながら突っ込む飛行物体を鳥と思いこむほうが難しい気も。まぁ、これには文化的背景など諸説ある。 - 火車・火矢連射機(中国/モンゴルなど・13世紀以降)
中国は火薬の発明以来これを火薬兵器「火槍」として実用化。ただし、これは精度や着発性が低く、その欠点を克服するためカチューシャロケットのように多連装ロケット化した。それを火車や火矢連射機と呼称したらしい。ゲームで登場するとチート級につよい。 - オルガン砲(イタリアなど・中世後期以降)
リボドゥカン、リボーとも。銃火器をオルガンのように束ねて一斉発射できる兵器。圧倒的制圧力。だがしかし、再装填が致命的に遅い。こっちも載せるだけ載せた大オルガン砲とかいうのも存在したらしい。 - ウルバン砲(オスマン帝国・15世紀)
ウルバンの巨砲とも。ロマン砲で有名。口径75cm以上(史料により異なる)、自重19トンという大砲。1453年にコンスタンティノープル攻略に使用された。1日7発撃てるが撃ち過ぎると砲身が割れるので注意。牛30頭で牽引する。 - モンス・メグ(スコットランド王国・15世紀)
最古の英国面に堕ちた兵器かもしれないが、時代的にまだ英国が出来ていないので本記事で説明。口径51cm、自重7トンの巨砲。史料不足だが、艦載砲化したらしくその場合、史上最大の口径を有する艦砲となる。使えたかは不明。ちなみに、スコットランド・エディンバラ城にて発砲した際、城下の商店街に着弾し魚市場が破壊された。飛び散った魚が教会の尖塔に乗っかったらしい。
関連項目
脚注
- *「図説世界の「最悪」兵器大全」マーティン・J・ドアティ 松崎豊一:訳 原書房 2008 pp.146-147
- *ちなみに映画「スター・ウォーズ」の監督ジョージ・ルーカスはこれに反応しレーガン(Reagan)をもじった、ガンレイ(Gunray)という悪役キャラクターをエピソード1以降登場させたらしい。ユーモア(?)にも金をかけまくるアメリカであった。
- *とはいえ、件の雑誌の「ぼくのかんがえたひこうき」コーナーは辛口批評付きの本格的なものだった模様。
- *アメリカは戦後、アイオワ級戦艦を逆に航空戦艦というか強襲揚陸戦艦にする近代化改修計画が存在したがお蔵入り。危うく(?)珍兵器入りである。
- *ベトナム戦争中に米海軍がテストしたが不採用に終わった
- *実は、招待された外来艦艇のなかで唯一、一人で来れない艦だった。他は帝国海軍の妙高型重巡洋艦「足柄」や各国の潜水艦や駆逐艦なども招待されているが、いずれも自力で航行して参加している
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